JPH06105775A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体ケ−スにホ−スを着脱自在に接続するブ
ロア−接続口を設けた電気掃除機で、使用性の良く安全
性の高い電気掃除機を提供する。 【構成】 上ケ−ス３４とモ−タ−ケ−ス３３間に内蔵
した本体ケ−ス２を上側が開口したタンク４に取着し、
タンク４の側面にはホ−ス３１を接続する吸気口３２
を、下端には走行用車輪３９を取着した台車２３を配設
し、上ケ−ス３４の側面水平方向にホ−ス３１を着脱自
在に接続するブロア−接続口３７を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、主として家庭で使用さ
れる電気掃除機で、タンクの下端面に走行用車輪を取着
した台車を取着し、ホ−スを着脱自在に接続するブロア
−接続口をもつ電気掃除機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は特開平３−
１５４２５に示すような構造となっていた。図４から図
５において、電気掃除機は電動送風機１を内蔵する本体
ケ−ス２と、台車３に圧入嵌着されたタンク４からなる
ダストケ−ス５、およびタンク４の上端開口部に内嵌さ
れ、タイトするフィルタ−支持リング６、フィルタ−支
持リング６に上端が支持された布フィルタ−７を主要部
品とするものである。タンク４は、約０．５ｍｍ程度の
鉄板等の金属で缶体筒状に形成され、筒状に巻かれた側
板８の下端に底板９がシ−ム加工等により嵌着し側板８
の下端を閉塞し、外気との機密性を保持しダストケ−ス
５を形成していた。タンク４の上部はフィルタ−支持リ
ング７、本体ケ−ス２を着脱するよう開口してある。タ
ンク４の側板８には、ホ−ス（図示せず）が着脱自在に
挿入される吸気口１０が取り付けられている。本体ケ−
ス２は、電動送風機１を収納するモ−タ−ケ−ス１１と
上ケ−ス１２とからなり、上ケ−ス１２の上面には、図
のごとく、運搬用のハンドル１３、集塵量を示すインジ
ケ−タ１４、また狭い場所にたまっているごみを吹き飛
ばして表に出すブロア−として使用するためのブロア−
接続口１５が設けられ、ホ−スを接続するようになって
いた。

【０００３】１６は、ダストケ−す５と本体ケ−ス２と
を着脱自在に結合する尾錠である。台車３の下部には走
行用車輪１７が取り付けられている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
掃除機の構成では、上ケ−スの上面に形成したブロア−
接続口にホ−スを垂直方向に接続するため、電気掃除機
をブロア−として使用中にホ−スを水平方向に引っ張ら
れ、電気掃除機本体が転倒する問題や、ホ−スを水平方
向に引っ張り電気掃除機本体を回転させた時、ホ−スが
垂直方向に向いているため回転しないという問題があっ
た。また、電気掃除機使用中にホ−ス内面に溜まった塵
埃がホ−スをブロア−接続口に接続する際に落下し、塵
埃がモ−タ−ケ−スと上ケ−ス間に入り、異常音が発生
したりするという問題があった。本発明はこのような問
題を解決し使用勝手の良い電気掃除機を提供することを
目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
の手段は、上ケ−スとモ−タ−ケ−ス間に電動送風機を
内蔵した本体ケ−スを、上側が開口したタンクに取着
し、タンクの側面にはホ−スを接続する吸気口を、下端
には走行用車輪を取着した台車を配設し、前記本体ケ−
スの側面水平方向にホ−スを着脱自在に接続するブロア
−接続口を設けることにより達成されるものである。ま
た、ホ−スは圧入嵌合によりブロア−接続口に着脱自在
に取着することにより達成されるものである。また、ブ
ロア−接続口及び走行用車輪は台車の対角方向に取着す
ることにより達成されるものである。

【０００６】

【作用】この技術的手段による作用は、上ケ−スの側面
にホ−スを着脱自在に接続するブロア−接続口を設け、
ホ−スを電気掃除機本体に対し水平方向に取着すること
によりホ−スを電気掃除機本体を回転する方向に動かす
と、掃除機本体を回転力が働き、電気掃除機本体が追随
して回転する。また、ブロア−接続口は台車に取着した
走行用車輪の対角方向に取着することにより、電気掃除
機本体中心からのスパンが長くなり電気掃除機本体の転
倒を防止される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図１から図３において、電気掃除機は電
動送風機２１を内蔵する本体ケ−ス２２と、プラスチッ
ク等で形成した台車２３とタンク２４からなるダストケ
−ス２５、およびタンク２４の上端開口部２６に内嵌さ
れ、タイトするフィルタ−支持リング２７、フィルタ−
支持リング２７に上端が支持された布フィルタ−２８を
主要部品とするものである。タンク２４は、約０．５ｍ
ｍ程度の鉄板等の金属で缶体筒状に形成され、上側開口
部２６はフィルタ−支持リング２７、本体ケ−ス２２が
着脱される。また、タンク２４の底部２９は台車２３の
嵌合爪３０に圧入され嵌着してある。タンク２４の側面
には、ホ−ス３１が着脱自在に挿入される吸気口３２が
取り付けられている。本体ケ−ス２２は、電動送風機２
１を収納するモ−タ−ケ−ス３３と上ケ−ス３４とから
なり、上ケ−ス３４の上面には、図のごとく、運搬用の
ハンドル３５、集塵量を示すインジケ−タ３６、また上
ケ−ス３４の側面には、台車２３の対角線上にブロア−
接続口３７が設けられ、ホ−ス３１が圧入嵌合によりブ
ロア−接続口３７に着脱自在に取着され、狭い場所にた
まっているごみを吹き飛ばして表に出すブロア−として
使用する。３８は、ダストケ−ス２５と本体ケ−ス２２
とを着脱自在に結合する尾錠である。台車２３の下部に
は台車２３の対角線上、すなわちブロア−接続口３７の
取付角度とほぼ同一に、走行用車輪３９が取り付けられ
ている。

【０００８】上記構成において、掃除機使用中に狭い場
所にたまっているごみを吹き飛ばしたいときは、ホ−ス
３１を吸気口３２から抜き、ブロア−接続口３７にホ−
ス３１を接続するとホ−ス３１から排気風が出て、ごみ
を吹き飛ばすこできるが、この時、ホ−ス３１は水平方
向にブロア−接続口３７を取着されることにより、電気
掃除機使用中にホ−ス３１を持って電気掃除機本体を回
転させようとした時、ホ−ス３１には回転力が働き、電
気掃除機本体は転倒することなく回転する。また、ホ−
ス３１は水平方向にブロア−接続口３７を取着したこと
により、電気掃除機使用中にホ−ス３１内面に溜まった
塵埃がブロア−接続口３７に接続する際落下することも
なく、異常音が発生したりするという問題もなく、使用
勝手の良い電気掃除機を提供することができる。

【０００９】

【発明の効果】以上のように本発明の電気掃除機では、
本体ケ−スとモ−タ−ケ−ス間に電動送風機を内蔵した
掃除機本体を、上側が開口したタンクに取着し、タンク
の側面にはホ−スを接続する吸気口を、下端には走行用
車輪を取着した台車を配設し、前記本体ケ−スの側面水
平方向にホ−スを着脱自在に接続するブロア−接続口を
設けることにより、電気掃除機使用中にホ−スを持って
電気掃除機本体を回転させた時、ホ−スが水平方向に荷
重が掃除機本体にかかり、回転性が良い。また、ホ−ス
は水平方向にブロア−接続口を取着されることにより、
電気掃除機使用中にホ−ス内面に溜まった塵埃がホ−ス
をブロア−接続口に接続する際落下することもなく、異
常音が発生したりという問題もなく、使用勝手の良い電
気掃除機を提供することができる。また、ブロア−接続
口は、台車に取着した走行用車輪に対し対角線方向に取
着することにより、電気掃除機本体中心からのスパンが
長くなり電気掃除機本体の転倒を防止するため、その実
用的価値は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示した電気掃除機の全体断
面図

【図２】同電気掃除機の全体斜視図

【図３】同電気掃除機のブロア−使用時の全体斜視図

【図４】従来例を示す電気掃除機の全体断面図

【図５】同電気掃除機の全体斜視図

【符号の説明】

２１ 電動送風機 ２２ 本体ケ−ス ２３ 台車 ２４ タンク ３１ ホ−ス ３２ 吸気口 ３３ モ−タ−ケ−ス ３４ 上ケ−ス ３８ 尾錠 ３９ 走行用車輪

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】上ケ−スとモ−タ−ケ−ス間に電動送風機
   を内蔵した本体ケ−スを上側が開口したタンクに取着
   し、タンクの側面にはホ−スを接続する吸気口を、下端
   には走行用車輪を取着した台車を配設し、前記上ケ−ス
   の側面水平方向にホ−スを着脱自在に接続するブロア−
   接続口を設けたことを特徴とする電気掃除機。
2. 【請求項２】ブロア−接続口は、台車に取着した走行用
   車輪に対し対角方向に取着したを特徴とする請求の範囲
   第一項記載の電気掃除機。