JPH06105274A - 電子スチルカメラおよびその再生装置 - Google Patents

電子スチルカメラおよびその再生装置

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JPH06105274A
JPH06105274A JP4254987A JP25498792A JPH06105274A JP H06105274 A JPH06105274 A JP H06105274A JP 4254987 A JP4254987 A JP 4254987A JP 25498792 A JP25498792 A JP 25498792A JP H06105274 A JPH06105274 A JP H06105274A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子スチルカメラの画像情報の検索を容易に
する。 【構成】 撮像された1枚の画像情報の中の特定領域
(ノード)を指定して、音声データなどの補助情報を記
憶可能とする。そして、この補助情報を記憶するファイ
ルのヘッダにリンク元のファイルを特定するための情報
(リンク元ファイルID)を有している。このリンク元
ファイルIDは、その補助情報が関連付けられている撮
像対象物が存在する画像情報ファイルを特定するもので
ある。従って、補助情報の記憶内容を特定することによ
って、これに関連する画像を読みだし再生することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子的に撮像された静止
画像の特定領域に関連付けて、補助情報を一緒に記録で
きる電子スチルカメラおよびその再生装置に関する。
【0002】
【従来技術】被写体を電子的に撮像できる電子スチルカ
メラが実用化されており、各種の分野で活用されつつあ
る。この従来の電子スチルカメラでは、撮像された静止
画像情報の記憶手段として、ICメモリ等を有してお
り、このICメモリがカメラ本体に脱着自在に装着され
るようになっている。そこで、ICメモリをカメラから
取り外し、他の再生装置でそのICメモリから画像情報
を取り出すことにより、カメラ本体以外でも画像の再生
を行なうことができる。
【0003】特開平3−38168号公報では、撮像さ
れた画像情報と共に、音声による補助情報を一緒に前記
ICメモリ等に記録できる電子スチルカメラが提案され
ている。この従来の電子スチルカメラでは、カメラ本体
に録音用マイクが設けられており、このマイクによって
撮像後に音声情報が取り込まれる。そして、取り込まれ
た音声情報は、画像と共にそれに関連付けて記録される
ため、再生画像を見ながら、音声情報を音として再生で
き、例えば撮影場所での周囲音や撮像者による説明等を
聞いて楽しむことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−38168号で提案された従来の電子スチルカ
メラにおいては、補助情報としての音声情報は、一枚の
画像それ全体に対して関連付けられて記録再生される。
このため、画像の画面内に存在する複数の対象物毎に補
助情報を関連付けることはできなかった。
【0005】すなわち、補助情報は、画面内の特定の対
象物毎(例えば、複数の人物が存在すれば各人毎)に付
けることが望ましいが、上記従来の電子スチルカメラで
はそのような要望に答えることができなかった。このた
め、電子スチルカメラの応用性向上のため、画像情報に
付加される補助情報をより有意義に活用できるものが要
望されている。
【0006】そこで、本出願人は、特願平3−2491
89号公報において、画面内の特定領域に関連付けて補
助情報に記憶できる電子スチルカメラを提案している。
この電子スチルカメラによれば、1枚の画像内における
複数の対象物ごとに補助情報を記録することができる。
そこで、再生時において、対象物ごとに説明などを楽し
むことができる。
【0007】ところが、この先に提案の電子スチルカメ
ラでは、画像情報を指定して画像を再生しているとき
に、補助情報を再生するだけである。従って、補助情報
から画像情報を検索することはできなかった。
【0008】一方、補助情報として記憶された情報を検
索し、画像情報を再生できれば操作者の便宜を図ること
ができる。例えば、任意の補助情報を元に記憶された画
像を検索し、これに関連する画像を表示することができ
れば、利用者にとって便利であると考えられる。
【0009】本発明は、上記従来の課題に鑑み成された
ものであって、その目的は、画像情報に関連付けられて
記憶された補助情報を検索し、目的とする画像情報を容
易に取り出すことができる電子スチルカメラおよびその
再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子スチル
カメラは、被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部から
の画像情報を格納するメモリと、前記撮像部にて取り込
まれた画像の画面内の特定の領域を指定する領域入力手
段と、この領域入力手段により入力された画面内の領域
に関連する補助情報を入力する補助入力手段と、この領
域入力手段によって定められる画面内の領域に関連付け
て、前記入力された補助情報を前記メモリに書き込む補
助情報書き込み手段と、前記入力された補助情報を参照
している画像を特定するための参照情報を前記メモリに
書き込む参照情報書き込み手段と、を含み、前記参照情
報書き込み手段は、前記参照情報を前記補助情報にあわ
せて書き込むことを特徴とする。
【0011】また、前記メモリに格納された前記画像情
報を再生する再生装置であって、所定の補助情報を入力
するための検索情報を入力する検索情報入力手段と、検
索情報入力手段において入力された検索情報に応じて該
当する補助情報を検索する検索手段と、検索された補助
情報に関連する画像情報を補助情報と共に記憶されてい
る参照情報から特定し、特定された画像情報を読み出す
読みだし手段と、を有し、入力された補助情報について
の検索情報によって、これに関連する画像情報を選択し
再生することを特徴とする。
【0012】
【作用】このように、本発明によれば、参照情報書き込
み手段によって補助情報を関連付けている画像情報を特
定できる参照情報がメモリに記録できる。そして、再生
時に、補助情報を指定する検索を行い、参照情報を利用
して該当する補助情報を有する画像情報をメモリを読み
出すことができる。
【0013】すなわち、領域入力手段により、画面内に
おいて特定点あるいは特定領域(以下、ノードという)
を任意に1又は複数指定し、補助情報を各ノードに関連
付けてメモリに記録する。なお、補助情報としては、音
声情報や文字情報などを採用でき例えば、画面内の各人
物や各建物毎に、音声や文字によってコメントなどを付
けることができる。
【0014】そして、参照情報書き込み手段は、前記補
助情報を参照している画像情報を特定するための情報を
前記補助情報にあわせて書き込む。ここで、画像情報内
の対象物毎に関連付けて記録された補助情報には、対象
物毎の性質、特徴その他の関連した情報が含まれてい
る。従って、これらの対象物に関連した情報を基に、該
当する補助情報を検索し、検索して得た補助情報から対
応する参照情報を用いて対象物が存在する画像情報を選
び出すことができる。このため、再生時に前記メモリに
書き込まれた複数組の補助情報を検索し、一致した補助
情報を参照している画像情報を選択し再生することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。図1には、本発明に係る電子スチルカメラ
の好適な実例の構成がブロック図で示されており、これ
を用いて本実施例の電子スチルカメラの構成について説
明する。図1において、CCDからなるカラーイメージ
センサ20によって被写体が撮像され、1画面分の撮像
信号が得られる。得られた撮像信号は、画像処理回路2
2及び画像圧縮回路24において、デジタルの圧縮画像
データに変換され、ICメモリカード26に書き込まれ
る。このようにデータ圧縮を行うことにより有限なメモ
リの記憶容量を有効に利用することができる。
【0016】また、ICメモリカード26に記憶される
データは同時に読み出され、画像伸長回路32および画
像再生回路30を介し、表示部28に表示される。従っ
て、撮像された画像を表示部28によってモニタするこ
とができる。
【0017】一方、補助情報としての音声は、マイクロ
ホン34によって取り込まれ、音声信号は音声処理回路
36及び音声圧縮回路38を介して圧縮されたデジタル
音声データに処理され、前記ICメモリカード26に書
き込まれる。また、音声データは、スピーカ40によっ
てモニタすることができ、このため、音声伸長回路42
及び音声再生回路44が設けられている。
【0018】制御用CPU46は、画像/音声の切り替
え用スイッチ48a、48bのコントロールや画像再生
回路30へのノード表示や文字表示信号の供給などの制
御を行う。更に、この制御用CPU46は、再生時の動
作を一覧表にした再生動作メニューを表示部28へ表示
し、この時、操作者からのメニュー選択があれば、後述
するように、その選択された再生動作の情報を指定され
たノードに関連付けてICメモリカード26に書き込
む。ここで、再生動作情報は、当該画像についてのもの
に限られず、以後に再生される画像や補助情報に関する
再生動作指示であっても良い。
【0019】また、制御用CPU46には、本実施例に
おいて、座標入力部50及び操作ボタン部52が接続さ
れている。ノードの設定等の補助情報に関する操作の際
には、カーソルボタン54及び補助情報入力ボタン56
を備えた座標入力部50が用いられ、通常のカメラ操作
の際には、撮像スイッチ58を備えた操作ボタン部52
が用いられる。本実施例では、前記カーソルボタン54
を利用して表示部28に表示されるアルファベット等の
記号を指定して文字データの入力を行うことができる。
このように入力した補助情報も上述の音声情報と同様に
ICメモリカード26に記憶されることになる。
【0020】ICメモリカード26は、およそ名刺サイ
ズの大きさを有し、カメラ本体のカードホルダの着脱自
在に装着されるものであり、例えば圧縮された画像デー
タに換算して約40枚程度の画像を記憶できる。なお、
本実施例の電子スチルカメラの大きさは、従来の小型フ
ィルムカメラ程度である。
【0021】また、上記表示部28としていわゆる感圧
式透明タッチパネルを液晶パネル表面に備えたものを用
いることも好適である。このような構成によれば、ノー
ド領域の設定や、補助情報としての手書き文字の入力を
所定の表示がなされている液晶パネル表面をタッチする
ことによって容易に行うことができる。
【0022】図2には、撮像された画像例が示されてお
り、図3には図2に示す画像例についてのノードの例が
示されている。一般に、撮像された静止画は、人物や景
色など、撮像に係る複数の対象物が集まって構成されて
いる。この図2に示される例では、2人の人物とその他
の背景とを含んでいる。そして、本実施例においては、
画面を構成する任意の対象物毎に、それらに関連付け
て、補助情報を記録すると共に、対象物が所属する画像
情報を特定するための参照情報(以下、リンク元ファイ
ル情報という)を併せて記録できる。
【0023】ここで、補助情報としては、本実施例にお
いて、音声情報、文字情報および再生動作指示情報等が
あり、この中の少なくとも1つが補助情報として記録さ
れる。そして、これらの補助情報と共にリンク元ファイ
ル情報が記録される。
【0024】ノードは、図3に示すように、画像上にお
いて、任意の個所にかつ任意の大きさ、形状で、1また
は複数個設定される。ここで、ノードは、補助情報の記
録時及び再生時において利用される特定領域であって、
補助情報を画面内の特定個所に結び付けるための画面上
の点や面をいう。
【0025】図3に示す例において、人物Aの顔付近に
設定されたノード1(node−1)には、音声データ
が関連付けられ、一方の人物Bの顔付近に設定されたノ
ード2(node−2)には、文字データが関連付けら
れている。音声データ及び文字データとしては人物A人
物Bについての氏名、電話番号、住所、その他のコメン
ト等が考えられる。また、本実施例では画面全体にノー
ド3(node−3)が設定されている。このノード3
には撮影日、撮影場所、撮影者、撮影機材など、画面全
体に係る情報が関連付けられている。
【0026】そして、後述するように、画像データ、音
声データ、及び文字データは、それぞれファイルA、B
及びCに納められ、各ファイルはICカードメモリ26
に格納される。また、画像データの再生時においては、
再生画像の画面上で、上記設定された複数のノードのい
ずれかを指定することにより、その指定されたノードに
関連付けられて記録されている補助情報の再生が行われ
る。なお、ノードと補助情報あるいは再生動作情報との
リンクは1対1に限られず、多数対1であっても良い。
また、ノードが相互に重ねられ、その重なり部分が指定
された場合には面積の小さいほうが優先して選択される
ように定めれば良い。
【0027】次に、図4を用いて、再生装置の構成につ
いて説明する。図において、再生装置は、上記電子スチ
ルカメラによって記録された画像データ及び補助情報と
しての音声データ、文字データを再生するものであり、
再生動作情報が記憶されていれば、それに従って再生動
作が行われる。本実施例において、再生装置はカメラと
別体になっているが、カメラにこの再生装置を組み込ん
でも良い。
【0028】図4に示す再生装置において、上記電子ス
チルカメラから取り外されたICメモリカード26は、
本再生装置のカードホルダに装着され、制御用CPU6
0の制御の下、記録された画像データ等が読み出され
る。この画像データは、画像伸長回路62及び画像再生
回路64を介して元の画像信号となって外部TVモニタ
66に送られ、再生画像のカラー表示が行われる。
【0029】一方、ICメモリカード26に記録された
音声データは、音声伸長回路68及び音声再生回路70
を介して音声信号となってスピーカ72に送られ、録音
された音声が再生される。また、ICメモリカード26
に記録された文字データは、画像再生回路64を介して
TVモニタ66に送られ画像表示される。なお、補助情
報としての再生された文字画像は、再生画像と一緒に同
一の画面上の一部に重ね合わせて表示しても良く、ある
いは一時的に画面全体を使って文字画像の表示を行って
も良い。
【0030】ここで、後述するように、画像再生時にお
いて選択されるノードに、再生動作関連情報が関連付け
られていれば、制御用CPU60は、その再生動作情報
を読み出し、それに指示される再生動作を行う。例え
ば、再生動作情報として、フェードイン/フェードアウ
ト命令が与えられていれば画像が表示された後、再生終
了時に段々と暗くされ、次の画像の再生初期に真っ暗の
状態から段々と画像が明るくされ、落ち着きのある再生
が実行できる。
【0031】また、この再生装置には、例えば光磁気デ
ィスクなどからなる外部記憶装置74が接続され、大量
の画像データ等をまとめて記憶できるようになってい
る。また、この再生装置には、ケーブルによって座標入
力装置76が接続されており、その座標入力装置76に
はカーソルボタン78及び補助情報入出力ボタン80が
設けられ、その出力信号は制御用CPU60に送出さ
れ、補助情報の入出力操作命令が与えられている。
【0032】この再生装置においてもICメモリカード
26に記録された画像データに対して後処理的に再生動
作情報や補助情報を付けることができ、このため、制御
用CPU60には上記再生動作情報選択メニューをTV
モニタに表示する機能が備えられ、また、前記座標入力
装置76にはマイク82が設けられ、音声データの取り
込みが可能となっている。ここで、マイク82からの音
声信号は、音声処理回路84及び音声圧縮回路86を介
して、ICメモリカード26または外部記憶装置74の
所定の領域に、画像データの補助情報として書き込まれ
る。
【0033】なお、スイッチ88aは制御用CPU60
からの信号によって、画像伸張回路62と音声伸張回路
68を切り換えるものであり、スイッチ88bは制御用
CPU60からの信号によってICメモリカード26と
外部記憶装置74を切り換えるものである。また、文字
データは、上述同様に、カーソルボタン78による画面
上の記号の指定によって入力されるが、この他に外部キ
ーボードを接続して、これによって文字データの入力を
行うことも好適である。
【0034】このように本実施例の再生装置によれば、
補助情報の再生と共に、必要があれば再生動作情報の新
たな記録や補助情報の新たな記録・編集を行うことがで
きる。尚、制御用CPU60は、上記以外の構成の制御
も行っており、例えば、スイッチ88a、88bのコン
トロールを行っている。
【0035】図5には、ICメモリカード等に格納され
るファイルの構造概念が示されている。ファイル90
は、大別して3つの記憶領域90a、90b、90cで
構成され、記憶領域90bには、画像データ、音声デー
タ、文字データが記憶される。記憶領域90aは、ファ
イルヘッダー部分として、データの種別、ファイルサイ
ズ、及びその他の情報に加えそのファイルがリンクされ
ているノードを持つファイルを特定するための情報が記
録される。また、記憶領域90cには、関連付け情報が
記録される。
【0036】図6には、ファイルヘッダーの具体的な構
成が例示されている。図示されるように、ヘッダー内に
はリンク元ファイルを特定する情報記憶領域、すなわち
リンク元ファイルIDの記憶領域が存在している。ここ
で、リンク元ファイルIDとは、ある画像情報について
ノードが設定され、このノードについての補助情報が記
録された場合に、補助情報を記憶しているファイルにお
いて、対応する画像情報を記憶しているファイルを特定
するための識別記号である。すなわち、元となる画像情
報を収めたファイル内に補助情報に関連付ける(リンク
する)ためのノードが設定された場合、前記元となる情
報を収めたファイルをリンク元ファイルとなり、補助情
報を収めたファイルがリンク先ファイルとなる。そし
て、リンク先のファイル(補助情報のファイル)のファ
イルヘッダーに、リンク元ファイルを一意に特定できる
識別記号(リンク元ファイルID)を記録する。このリ
ンク元ファイルIDは、前記補助情報を収めたファイル
が作成されるときに制御用CPU46または60によっ
て行われる。
【0037】このリンク元ファイルIDが、ファイルヘ
ッダー部に記録されていることにより、関連付け、つま
りノードとリンクの関係が双方向、つまり関連付け情報
が記録された親情報ファイル側からリンクを辿って補助
情報を特定できると共に、補助情報が記録された子情報
ファイル側からリンクを遡って親情報ファイルを特定す
ることができる。
【0038】このリンク元ファイルID情報を用いれ
ば、ある探索条件、例えば、「人物Aが写った写真」と
いう条件の下に補助情報を選び出し、前記選び出された
補助情報に関連付けられている親情報、つまりリンクし
ている親情報、この例では図2に示した画像情報を容易
に特定することができる。従って、補助情報の特定によ
り、利用者の知りたい画像情報を容易に再生できるとい
う特徴を付加することができる。
【0039】また、探索条件から選び出された親情報が
複数個ある場合は、同一画面上に複数個の画像情報を縮
小表示し、前記縮小表示された画像情報から利用者の得
たい情報を選び出す様にすれば良い。
【0040】図7には、関連付け情報の具体的な構造が
例示されており、図示されるように、この関連付け情報
は、複数の要素で構成されている。2バイトのタプルヘ
ッダーは、1バイトずつのタプルID及び次のタプルへ
のポインタで構成される。ここで、タプルとは、この分
野で一般に、複数個の情報を組合わせてある意味をなす
情報の組であり、ここでは関連付け情報情報自体を意味
するものとする。前記タプルIDは、その関連付け情報
が有しているデータ内容の種類を示すコードである。タ
プルポインタは次の関連付け情報までのバイト数が記述
されている。
【0041】図7において、ノード形式IDは、ノード
に関連付けられた情報の種別を示す。動作IDは、ノー
ドに関連付けられて情報が再生動作情報の場合には、そ
の再生動作を表すコードを示し、ノードに関連付けられ
た情報が補助情報の場合には、その補助情報ファイルの
ポインタ表現形式のコードを示している。従って、再生
動作情報については、それ自体で特別のファイルが作成
されず、画像データのファイルにおける動作IDとして
格納される。なお、関連付け情報の作成を含めて各ファ
イルの作成は制御用CPU46または60によって行わ
れる。
【0042】また、この関連付け情報には、ノードの位
置を示す座標データ(左上のX座標およびY座標)が含
まれ、さらに属性情報として、リンクアドレスが含まれ
る。このリンクアドレスは、リンクされる情報のファイ
ルを一意に特定するためのもので、例えばそのファイル
のアドレスを示すものである。
【0043】次に、補助情報及び再生動作情報の記録及
び再生に係る操作の手順について図8及び図9を用いて
説明する。
【0044】図8には、本実施例の電子スチルカメラを
用いて撮像を行い、さらに補助情報及び再生動作情報を
記録する場合の操作手順が示されている。ステップ10
1では、本ルーチンを終了するか否かが判断されてい
る。
【0045】ステップ102では、イメージセンサ20
によって取り込まれる画像が表示部28に表示される。
これと共に、操作者によって撮影状態の設定、例えば光
量等の設定が行われる。ステップ103では、操作者が
撮像スイッチ58を押すことによって、被写体の撮影が
実行される。そして、ステップ104では、撮影された
画像データが圧縮された状態でICメモリカード26に
記録される。これと共に、撮影された静止画像が表示部
28に表示される。
【0046】ステップ105では、補助情報あるいは再
生動作情報を入力するか否かが判断されている。具体的
には、制御用CPU46の作用により、表示部28にそ
の旨の表示が行われ、操作者が座標入力部50に設けら
れた情報入力ボタン56(具体的には、補助情報入力ボ
タン又は再生動作情報入力ボタン)を押すことによっ
て、表示されている画像上にノードを表わす枠が表示さ
れ、次のステップ106が実行される。
【0047】ステップ106では、ノードの設定が行わ
れる。すなわち、操作者は、座標入力部50に設けられ
たカーソルボタン54を操作して、ステップ105で表
示されたノードを示す枠を所望の位置へ移動しさらにそ
の大きさを決定する。すると、そのノードの座標データ
が画像データファイルに設けられた関連付け情報記憶領
域90cに格納される。
【0048】ここで、ノードに関連付けて再生動作情報
を記憶する場合には、ステップ107からステップ10
8が実行される。一方、補助情報を入力する場合には、
ステップ109が実行される。
【0049】ステップ108では、上述したように、ま
ず表示部に再生動作のメニューが表示され、それらのい
ずれかを選択すると、画像データファイルの関連付け情
報内の動作IDとしてその再生動作を示すコードが記憶
される。
【0050】ステップ109では、補助情報の種別が判
断されている。具体的には、座標入力部50に設けられ
た補助情報選択ボタンの入力によって補助情報が選択さ
れ、その選択された補助情報が音声データの場合にはス
テップ110が実行され、一方、文字データの場合には
ステップ111が実行される。なお、補助情報として、
撮像された他の画像データを関連付けることもできる。
【0051】ステップ110では、マイクロホン34に
よって音声データを入力する。その音声データは圧縮さ
れてICメモリカード26に記録される。一方、ステッ
プ111では、文字データが入力され、それがICメモ
リカード26に記録される。具体的には、本実施例で
は、表示部28に一連のアルファベット及び記号が表示
されるため、操作者がカーソルボタン54を用いて入力
したい文字を順次指定することによって、文字データの
入力が行われる。
【0052】図9には、再生装置を用いて画像データや
補助情報を再生する場合の操作手順が示されている。
【0053】ステップ201では、操作者によって指定
された画像データがICメモリカード26から読み出さ
れ、外部TVモニタ66に再生画像が表示される。ステ
ップ202では、本ルーチンを終了させるか否かが判断
されている。ステップ203では、再生時におけるノー
ドの指定が行われる。具体的には、操作者は、座標入力
装置76に設けられたカーソルボタンを操作し、再生画
像と共に表示されたノードを表わすいずれかの枠内をカ
ーソル指定することによって、ノードの指定が行われ
る。但し、ノードが存在しない場合にはステップ204
から再びステップ202が実行される。
【0054】ステップ205では、画像データファイル
の関連付け情報が参照され、ノードに関連付けられてい
る補助情報が特定されるか、あるいはノードに関連付け
られている再生動作が特定される。
【0055】この場合、それが再生動作情報であれば、
ステップ207で再生動作情報が読み出され、それにし
たがった再生動作が実行される。すなわち、画像情報の
表示あるいは補助情報の再生に関し、指示された再生が
実行される。
【0056】ステップ208では、その特定されたファ
イルのファイルヘッダ90aが参照され、データ種別な
どが判断される。ステップ209では、その判断された
データ種別に応じてステップ210やステップ211等
が実行される。
【0057】ステップ209で、関連付けられたデータ
が音声データであると判断されると、ステップ210に
おいて、ICメモリカード26から音声データが読み出
され、スピーカ72にて再生される。一方、ステップ2
09で関連付けられたデータが文字データであると判断
されると、ステップ211において、ICメモリカード
26から文字データが読み出され、その文字データがT
Vモニタ66に表示される。本実施例では、再生された
画像データと共に重ね合わせて文字データが表示され
る。なお、ノードに関連付けられた補助情報が、撮像さ
れた画像データ自体である場合には、ステップ201が
再度実行され、その画像データに表示されている画像が
切り替わることになる。
【0058】次に、補助情報を用いた画像情報検索に係
る手順について図10を用いて説明する。
【0059】ステップ301では、操作者によって補助
情報についての検索条件の入力が行われる。例えば、文
字情報として記憶されている人名等を入力する。ステッ
プ302では、補助情報データがICメモリカードまた
は外部接続された外部記憶装置から読み出される。
【0060】ステップ303では、前記読み出された補
助情報データが前記操作者によって入力された検索条件
に一致するか否かが評価され、一致した場合はステップ
306に、一致しない場合はステップ304に進み、ス
テップ304で検索すべき補助情報が他に存在するか否
か判定し、他に存在しない場合はステップ309に進
み、存在する場合は、ステップ305に進み、ステップ
305で次の補助情報の読みだし準備を行った後ステッ
プ302に戻る。このようにして、入力された検索条件
に一致する補助情報を順次読み出される。
【0061】ステップ306では検索の結果得られた画
像情報が1つか複数かが判定され、画像情報が1つの場
合はステップ308に進み、複数の場合はステップ30
7に進む。ステップ307では、画像表示装置に複数の
画像が縮小の後同時に表示される。そこで、操作者はカ
ーソルボタンを用いて、縮小表示の中から表示させたい
画像を選択する。
【0062】このようにして、ステップ308またはス
テップ307で1つの画像情報が選択されるため、選択
された画像情報画像情報が表示装置(TVモニター6
6)に表示される。
【0063】そして、ステップ309において、操作の
終了か否かを判定し、操作者が検索動作を終了を選択し
ていた場合には、動作を終了し、検索を継続する場合は
ステップ301に戻り、検索条件の設定からの動作を繰
り返す。
【0064】このように、本実施例においては、補助情
報の内容についての入力を行い、この入力内容に該当す
る画像情報を得、この表示を行うことができる。そこ
で、人物を特定し、その人物画登場する画像を順に表示
するなどの動作を行うことができ操作者のとって非常に
便利である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
スチルカメラによれば、撮像された画像の情報に関連付
けた補助情報の他に、前記補助情報を参照し、利用して
いる元の画像情報を特定するための情報をメモリに格納
している。このため、メモリに格納された複数の画像情
報からそれに関する補助情報を検索条件として特定の画
像情報を選び出せるため、多量の画像情報であっても探
したい画像情報を効率良く検索し、再生でき、操作者の
便宜を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子スチルカメラを構成を示すブロック図であ
る。
【図2】撮像された画像の一例を示す模式図である。
【図3】ノードの設定を示す説明図である。
【図4】再生装置の構成を示すブロック図である。
【図5】ファイルの構造を示す概念図である。
【図6】ファイルヘッダーの構造を示す説明図である。
【図7】関連付け情報の構造を示す説明図である。
【図8】記録時の操作手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】再生時の操作手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】補助情報から画像情報を検索する時の操作手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 イメージセンサ 26 ICメモリカード 28 表示部 46,60 制御用CPU 50 座標入力部 76 座標入力装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部
    からの画像情報を格納するメモリと、 前記撮像部にて取り込まれた画像の画面内の特定の領域
    を指定する領域入力手段と、 この領域入力手段により入力された画面内の領域に関連
    する補助情報を入力する補助入力手段と、 この領域入力手段によって定められる画面内の領域に関
    連付けて、前記入力された補助情報を前記メモリに書き
    込む補助情報書き込み手段と、 前記入力された補助情報を参照している画像を特定する
    ための参照情報を前記メモリに書き込む参照情報書き込
    み手段と、 を含み、 前記参照情報書き込み手段は、前記参照情報を前記補助
    情報にあわせて書き込むことを特徴とする電子スチルカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子スチルカメラによ
    って前記メモリに格納された前記画像情報を再生する再
    生装置であって、 所定の補助情報を入力するための検索情報を入力する検
    索情報入力手段と、 検索情報入力手段において入力された検索情報に応じて
    該当する補助情報を検索する検索手段と、 検索された補助情報に関連する画像情報を補助情報と共
    に記憶されている参照情報から特定し、特定された画像
    情報を読み出す読みだし手段と、 を有し、 入力された補助情報についての検索情報によって、これ
    に関連する画像情報を選択し再生することを特徴とする
    電子スチルカメラ用再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100263166B1 (ko) * 1997-09-30 2000-08-01 윤종용 촬영신호 전송방법 및 전송장치

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