JP3909614B2 - 情報記録再生装置および記録媒体 - Google Patents

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    • H04N9/7921Processing of colour television signals in connection with recording for more than one processing mode

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記録再生装置および記録媒体に関し、例えば、複数の種類のデータを互いに関連づけて記録することができる場合において、所定の種類のデータに関連づけて他の種類の新規のデータを記録するとき、既存のデータに新規のデータを追加することができるようにした情報記録再生装置および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フィルムを使用したカメラに代わって、CCD等を用いて被写体の画像(静止画像)を撮影し、それをディジタルのデータに変換して内蔵するメモリや、着脱可能なメモリカード等に記録する電子カメラが用いられるようになってきている。この電子カメラを用いて撮影した画像は、従来のカメラのように現像、焼き付けを経ることなく、即座に再生し、LCD等の画面に表示することができる。
【0003】
また、静止画像だけでなく、線画や音声等の異なる種類の情報を記録することができるようにすることが考えられる。そして、静止画像、線画、音声等の複数の種類の情報をそれぞれ別のファイルに記録し、それらの複数の種類の情報を重畳して再生可能にすることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、静止画像のみを再生し、その上に線画を描き、それを静止画像に関連づけて記録しようとした場合において、すでにその静止画像に関連づけられて記録されている既存の線画が存在するとき、既存の線画をどのように取り扱うのか、具体的に決められていない課題があった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数の種類の情報を互いに関連づけて記録することができる場合において、新規に情報を記録した場合の既存の情報の取り扱いを予め決めておき、既存の情報が誤って上書きされたり、消去されることがないようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報記録再生装置は、複数の種類の情報を入力する入力手段(例えば、図4のCCD20、図2のタッチタブレット6A、図1のマイクロホン8)と、入力手段によって入力された情報を記憶する記憶手段(例えば、図4のメモリカード24)と、記憶手段に記憶された情報を再生する再生手段(例えば、図6のCPU35)と、情報を更新し、記憶手段に記憶させる更新手段(例えば、図6のCPU39)と、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、再生手段が第3の情報を再生し、更新手段が第3の情報を第2の情報を用いて更新するように制御する制御手段(例えば、図6のCPU39)とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、更新手段は、第3の情報に第2の情報を追加するようにすることができる。
【0008】
また、更新手段は、第2の情報によって第3の情報を置き換えるようにすることができる。
【0009】
請求項4に記載の情報記録再生装置は、複数の種類の情報を入力する入力手段(例えば、図4のCCD20、図2のタッチタブレット6A、図1のマイクロホン8)と、入力手段によって入力された情報に、情報を識別するための識別情報を付加する付加手段(例えば、図6のCPU39)と、識別情報が付加された情報を記憶する記憶手段(例えば、図6のメモリカード24)と、記憶手段に記憶された情報を再生する再生手段(例えば、図6のCPU39)と、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、付加手段が、第1の情報、第2の情報、および第3の情報に同一の識別情報または互いに関連する情報であることを表す付加情報を付加するように制御する制御手段(例えば、図6のCPU39)とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の情報記録再生装置は、 複数の種類の情報を入力する入力手段(例えば、図4のCCD20、図2のタッチタブレット6A、図1のマイクロホン8)と、入力手段によって入力された情報に、情報を識別するための識別情報を付加する付加手段(例えば、図6のCPU39)と、識別情報が付加された情報を記憶する記憶手段(例えば、図6のメモリカード24)と、記憶手段に記憶された情報を再生する再生手段(例えば、図6のCPU39)と、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、付加手段が、第1の情報と第2の情報に互いに関連する情報であることを表す付加情報を、第1の情報と第3の情報の関連性を表す付加情報とは独立して付加するように制御する制御手段(例えば、図6のCPU39)とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報に関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、制御手段は、再生手段が第3の情報を再生するように制御するようにすることができる。
【0012】
また、更新手段による更新処理を禁止する禁止手段(例えば、図6のCPU39)をさらに設けるようにすることができる。
【0013】
また、第1の情報は、画像データであり、第2の情報および第3の情報は、線画データであるようにすることができる。
【0014】
また、第1の情報は、音声データであり、第2の情報および第3の情報は、線画データであるようにすることができる。
【0015】
また、再生手段によって再生された情報を表示する表示手段(例えば、図2のLCD6)をさらに設けるようにし、再生手段は、第2の情報と第3の情報を、表示手段に異なる色または異なる濃度で表示させるようにすることができる。
【0016】
また、第1の情報は、画像データであり、第2の情報および第3の情報は、音声データであるようにすることができる。
【0017】
また、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、制御手段は、再生手段が第3の情報を再生せず、更新手段が第3の情報を第2の情報を用いて更新するように制御するようにすることができる。
【0018】
また、識別情報は、入力手段によって情報が入力された時刻からなるようにすることができる。
【0019】
請求項14に記載の記録媒体は、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、再生手段が第3の情報を再生し、更新手段が第3の情報を第2の情報を用いて更新するように制御手段を制御する制御プログラムを記録したことを特徴とする。
【0020】
請求項1に記載の情報記録再生装置においては、入力手段が、複数の種類の情報を入力し、記憶手段が、入力手段によって入力された情報を記憶し、再生手段が、記憶手段に記憶された情報を再生し、更新手段が、情報を更新し、記憶手段に記憶させ、制御手段が、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、再生手段が第3の情報を再生し、更新手段が第3の情報を第2の情報を用いて更新するように制御する。
【0021】
請求項4に記載の情報記録再生装置においては、入力手段が、複数の種類の情報を入力し、付加手段が、入力手段によって入力された情報に、情報を識別するための識別情報を付加し、記憶手段が、識別情報が付加された情報を記憶し、再生手段が、記憶手段に記憶された情報を再生し、制御手段が、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、付加手段が、第1の情報、第2の情報、および第3の情報に同一の識別情報または互いに関連する情報であることを表す付加情報を付加するように制御する。
【0022】
請求項5に記載の情報記録再生装置は、入力手段が、複数の種類の情報を入力し、付加手段が、入力手段によって入力された情報に、情報を識別するための識別情報を付加し、記憶手段が、識別情報が付加された情報を記憶し、再生手段が、記憶手段に記憶された情報を再生し、制御手段が、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、付加手段が、第1の情報と第2の情報に互いに関連する情報であることを表す付加情報を、第1の情報と第3の情報の関連性を表す付加情報とは独立して付加するように制御する。
【0023】
請求項14に記載の記録媒体においては、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、再生手段が第3の情報を再生し、更新手段が第3の情報を第2の情報を用いて更新するように制御手段を制御する制御プログラムを記録した。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】
図1および図2は、本発明を適用した電子カメラの一実施の形態の構成例を示す斜視図である。本実施の形態の電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合において、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部には、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、および被写体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4が設けられている。
【0026】
さらに、面X1には、ストロボ4を発光させて撮影を行うときに、ストロボ4を発光させる前に発光させて赤目を軽減する赤目軽減LED15、CCD20(図4)の動作を停止させているときに測光を行う測光素子16、および、CCD20の動作を停止させているときに測色を行う測色素子17が設けられている。
【0027】
一方、面X1に対向する面X2の上端部(面X1のファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が形成されている上端部に対応する位置)には、上記ファインダ2、およびこの電子カメラ1に記録されている音声を出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に形成されているLCD6および操作キー7は、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4およびスピーカ5よりも、鉛直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後述するペン型指示装置の接触操作により、指示された位置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブレット6Aが配置されている。
【0028】
このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観察することができる。
【0029】
操作キー7は、LCD6に記録データを再生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザによる操作(入力)を検知し、CPU(central processing unit)39(図6)に供給するようになされている。
【0030】
操作キー7のうちのメニューキー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作されるキーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択された記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0031】
キャンセルキー7Cは、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキーである。デリートキー7Dは、記録した情報を削除する場合に操作されるキーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0032】
面X2には、LCD6を使用していないときに保護する、摺動自在なLCDカバー14が設けられている。LCDカバー14は、鉛直上方向に移動させた場合、図3に示すように、LCD6およびタッチタブレット6Aを覆うようになされている。また、LCDカバー14を鉛直下方向に移動した場合、LCD6およびタッチタブレット6Aが現れるとともに、LCDカバー14の腕部14Aによって、面Y2に配置された電源スイッチ11(後述)がオン状態に切り換えられるようになされている。
【0033】
この電子カメラ1の上面である面Z1には、音声を集音するマイクロホン8、および図示せぬイヤホンが接続されるイヤホンジャック9が設けられている。また、面Z1に対向する面を面Z2とする。
【0034】
左側面(面Y1)には、被写体を撮像するときに操作されるレリーズスイッチ10と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。このレリーズスイッチ10および連写モード切り換えスイッチ13は、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ3および発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0035】
一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ12と、電源スイッチ11が設けられている。この録音スイッチ12および電源スイッチ11は、上記レリーズスイッチ10および連写モード切り換えスイッチ13と同様に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ3および発光部4よりも鉛直下側に配置されている。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちらの手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0036】
なお、録音スイッチ12とレリーズスイッチ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方のスイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤ってこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてしまわないようにしてもよい。
【0037】
上記連写モード切り換えスイッチ13は、ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影するとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられる。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Sモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行われるようになされている。
【0038】
また、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮影が行われるようになされている(すなわち、低速連写モードになる)。
【0039】
さらに、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連写モードになる)。
【0040】
次に、電子カメラ1の内部の構成について説明する。図4は、図1および図2に示す電子カメラの内部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レンズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電変換するようになされている。
【0041】
ファインダ内表示素子26は、ファインダ2の視野内に配置され、ファインダ2を介して被写体を視ているユーザに対して、各種機能の設定状態などを表示するようになされている。
【0042】
LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本のバッテリ(単3の乾電池)21が縦に並べられており、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供給されるようになされている。さらに、LCD6の鉛直下側には、バッテリ21とともに、発光部4に光を発光させるための電荷を蓄積するコンデンサ22が配置されている。
【0043】
回路基板23には、この電子カメラ1の各部を制御する、種々の制御回路が形成されている。また、回路基板23と、LCD6およびバッテリ21の間には、挿抜可能なメモリカード24が設けられており、この電子カメラ1に入力される各種の情報が、それぞれ、メモリカード24の予め設定されている領域に記録されるようになされている。
【0044】
さらに、電源スイッチ11に隣接して配置されているLCDスイッチ25は、その突起部が押圧されている間のみオン状態となるスイッチであり、LCDカバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5(a)に示すように、LCDカバー14の腕部14Aによって、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換えられるようになされている。
【0045】
なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ25とは独立に、ユーザによって操作される。例えば、LCDカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されていない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ11およびLCDスイッチ25がオフ状態になっている。この状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5(c)に示すように、オン状態に切り換えると、電源スイッチ11はオン状態となるが、LCDスイッチ25は、オフ状態のままである。一方、図5(b)に示すように、電源スイッチ11およびLCDスイッチ25がオフ状態になっているとき、LCDカバー14が開かれると、図5(a)に示すように、電源スイッチ11およびLCDスイッチ25がオン状態となる。そして、この後、LCDカバー14を閉じると、LCDスイッチ25だけが、図5(c)に示すように、オフ状態となる。
【0046】
なお、本実施の形態においては、メモリカード24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモリを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするようにしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外部のパーソナルコンピュータ等に出力することができるようにしてもよい。
【0047】
次に、本実施の形態の電子カメラ1の内部の電気的構成例を、図6のブロック図を参照して説明する。複数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようになされている。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPという)33は、CCD20にCCD水平駆動パルスを供給するとともに、CCD駆動回路34を制御し、CCD20にCCD垂直駆動パルスを供給させるようになされている。
【0048】
画像処理部31は、CPU39に制御され、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミングでサンプリングし、そのサンプリングした信号を、所定のレベルに増幅するようになされている。CPU39は、ROM(read only memory)43に記憶されている制御プログラムに従って、各部を制御するようになされている。アナログ/デジタル変換回路(以下、A/D変換回路という)32は、画像処理部31でサンプリングした画像信号をデジタル化してDSP33に供給するようになされている。
【0049】
DSP33は、バッファメモリ36およびメモリカード24に接続されるデータバスを制御し、A/D変換回路32より供給された画像データをバッファメモリ36に一旦記憶させた後、バッファメモリ36に記憶した画像データを読み出し、その画像データを、メモリカード24に記録するようになされている。
【0050】
また、DSP33は、A/D変換回路32より供給された画像データをフレームメモリ35に記憶させ、LCD6に表示させるとともに、メモリカード24から撮影画像データを読み出し、その撮影画像データを伸張した後、伸張後の画像データをフレームメモリ35に記憶させ、LCD6に表示させるようになされている。
【0051】
さらに、DSP33は、電子カメラ1の起動時において、CCD20の露光レベルが適正な値になるまで、露光時間(露出値)を調節しながら、CCD20を繰り返し動作させるようになされている。このとき、DSP33が、最初に、測光回路51を動作させ、測光素子16により検出された受光レベルに対応して、CCD20の露光時間の初期値を算出するようにしてもよい。このようにすることにより、CCD20の露光時間の調節を短時間で行うことができる。
【0052】
この他、DSP33は、メモリカード24への記録、伸張後の画像データのバッファメモリ36への記憶などにおけるデータ入出力のタイミング管理を行うようになされている。
【0053】
バッファメモリ36は、メモリカード24に対するデータの入出力の速度と、CPU39やDSP33などにおける処理速度の違いを緩和するために利用される。
【0054】
マイクロホン8は、音声情報を入力し(音声を集音し)、その音声情報をA/DおよびD/A変換回路42に供給するようになされている。
【0055】
A/DおよびD/A変換回路42は、マイクロホン8により検出された音声に対応するアナログ信号をデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をCPU39に供給するとともに、CPU39より供給された音声データをアナログ化し、アナログ化した音声信号をスピーカ5に出力するようになされている。
【0056】
測光素子16は、被写体およびその周囲の光量を測定し、その測定結果を測光回路51に出力するようになされている。測光回路51は、測光素子16より供給された測光結果であるアナログ信号に対して所定の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0057】
測色素子17は、被写体およびその周囲の色温度を測定し、その測定結果を測色回路52に出力するようになされている。測色回路52は、測色素子17より供給された測色結果であるアナログ信号に対して所定の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0058】
タイマ45は、時計回路を内蔵し、現在の時刻に対応するデータをCPU39に出力するようになされている。
【0059】
絞り駆動回路53は、絞り54の開口径を所定の値に設定するようになされている。絞り54は、撮影レンズ3とCCD20の間に配置され、撮影レンズ3からCCD20に入射する光の開口を変更するようになされている。
【0060】
CPU39は、LCDスイッチ25からの信号に応じて、LCDカバー14が開いているときにおいては、測光回路51および測色回路52の動作を停止させ、LCDカバー14が閉じているときにおいては、測光回路51および測色回路52を動作させるとともに、レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで、CCD20の動作(例えば電子シャッタ動作)を停止させるようになされている。
【0061】
CPU39は、CCD20の動作を停止させているとき、測光回路51および測色回路52を制御し、測光素子16の測光結果を受け取るとともに、測色素子17の測色結果を受け取るようになされている。
【0062】
そして、CPU39は、所定のテーブルを参照して、測色回路52より供給された色温度に対応するホワイトバランス調整値を算出し、そのホワイトバランス調整値を画像処理部31に供給するようになされている。
【0063】
即ち、LCDカバー14が閉じているときにおいては、LCD6が電子ビューファインダとして使用されないので、CCD20の動作を停止させるようにする。CCD20は多くの電力を消費するので、このようにCCD20の動作を停止させることにより、バッテリ21の電力を節約することができる。
【0064】
また、CPU39は、LCDカバー14が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるまで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、画像処理部31が各種処理を行わないように、画像処理部31を制御するようになされている。
【0065】
さらに、CPU39は、LCDカバー14が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるまで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、絞り駆動回路53が絞り54の開口径を変更などの動作を行わないように、絞り駆動回路53を制御するようになされている。
【0066】
また、CPU39は、ストロボ駆動回路37を制御して、ストロボ4を適宜発光させるようになされている他、赤目軽減LED駆動回路38を制御して、ストロボ4を発光させる前に、赤目軽減LED15を適宜発光させるようになされている。また、LED駆動回路55を制御して、LED56を適宜、点灯および点滅させるようになされている。
【0067】
なお、CPU39は、LCDカバー14が開いているとき(即ち、電子ビューファインダが利用されているとき)においては、ストロボ4を発光させないようにすることができる。このようにすることにより、電子ビューファインダに表示されている画像の状態で、被写体を撮影することができる。
【0068】
CPU39は、タイマ45より供給される日時データに従って、撮影した日時の情報を画像データのヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録するようになされている。(すなわち、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0069】
また、CPU39は、デジタル化された音声情報を圧縮した後、デジタル化および圧縮化された音声データを一旦、バッファメモリ36に記憶させた後、メモリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録するようになされている。また、このとき、メモリカード24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声データのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0070】
CPU39は、レンズ駆動回路30を制御し、撮影レンズ3を移動させることにより、オートフォーカス動作を行う他、絞り駆動回路53を制御して、撮影レンズ3とCCD20の間に配置されている絞り54の開口径を変更させるようになされている。
【0071】
さらに、CPU39は、ファインダ内表示回路40を制御して、各種動作における設定などをファインダ内表示素子26に表示させるようになされている。
【0072】
CPU39は、インタフェース(I/F)48を介して、所定の外部装置(図示せず)と所定のデータの授受を行うようになされている。
【0073】
また、CPU39は、操作キー7からの信号を受け取り、適宜処理するようになされている。
【0074】
ユーザの操作するペン(ペン型指示部材)41によってタッチタブレット6Aの所定の位置が押圧されると、CPU39は、タッチタブレット6Aの押圧された位置のX−Y座標を読み取り、その座標データ(後述するメモ情報)を、バッファメモリ36に蓄積させるようになされている。また、CPU39は、バッファメモリ36に蓄積したメモ情報を、メモ情報入力日時のヘッダ情報とともに、メモリカード24のメモ情報記録領域に記録するようになされている。
【0075】
次に、本実施の形態の電子カメラ1の各種動作について説明する。最初に、本装置のLCD6における電子ビューファインダ動作について説明する。
【0076】
ユーザがレリーズスイッチ10を半押し状態にすると、DSP33は、CPU39より供給される、LCDスイッチ25の状態に対応する信号の値から、LCDカバー14が開いているか否かを判断し、LCDカバー14が閉じていると判断した場合、電子ビューファインダ動作を行わない。この場合、DSP33は、レリーズスイッチ10が操作されるまで、処理を停止する。
【0077】
なお、LCDカバー14が閉じている場合、電子ビューファインダ動作を行わないので、CPU39は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を停止させる。そして、CPU39は、CCD20を停止させる代わりに、測光回路51および測色回路52を動作させ、それらの測定結果を、画像処理部31に供給する。画像処理部31は、それらの測定結果の値を、ホワイトバランス制御や輝度値の制御を行うときに利用する。
【0078】
また、レリーズスイッチ10が操作された場合、CPU39は、CCD20および絞り駆動回路53の動作を行わせる。
【0079】
一方、LCDカバー14が開いている場合、CCD20は、所定の時間毎に、所定の露光時間で、電子シャッタ動作を行い、撮影レンズ3によって集光された被写体の光画像を光電変換し、その動作で得られた画像信号を画像処理部31に出力する。
【0080】
画像処理部31は、ホワイトバランス制御および輝度値の制御を行い、その画像信号に対して所定の処理を施した後、画像信号をA/D変換回路32に出力する。なお、CCD20が動作しているときは、画像処理部31は、CPU39により、CCD20の出力を利用して算出された、ホワイトバランス制御および輝度値の制御に利用される調整値を利用する。
【0081】
そして、A/D変換回路32は、その画像信号(アナログ信号)を、デジタル信号である画像データに変換し、その画像データをDSP33に出力する。
【0082】
DSP33は、その画像データをフレームメモリ35に出力し、LCD6にその画像データに対応する画像を表示させる。
【0083】
このように、電子カメラ1においては、LCDカバー14が開いている場合、所定の時間間隔で、CCD20が電子シャッタ動作し、その度に、CCD20から出力された信号を画像データに変換し、その画像データをフレームメモリ35に出力して、LCD6に被写体の画像を絶えず表示させることで、電子ビューファインダ動作を行う。
【0084】
また、上述のように、LCDカバー14が閉じている場合においては、電子ビューファインダ動作を行わず、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を停止させ、消費電力を節約している。
【0085】
次に、本装置による被写体の撮影について説明する。
【0086】
第1に、面Y1に設けられている連写モード切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0087】
なお、LCDカバー14が閉じられている場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状態になったとき、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズスイッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0088】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によってサンプリングされる。画像処理部31によってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に出力される。
【0089】
DSP33は、その画像データをバッファメモリ36に一旦出力した後、バッファメモリ36より、その画像データを読み出し、離散的コサイン変換、量子化およびハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に従って圧縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させる。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0090】
なお、連写モード切り換えスイッチ13がSモードに切り換えられている場合においては、1コマの撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して押されても、それ以降の撮影は行われない。また、レリーズスイッチ10が継続して押されると、LCDカバー14が開いている場合、LCD6に、撮影した画像が表示される。
【0091】
第2に、連写モード切り換えスイッチ13がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0092】
なお、LCDカバー14が閉じられている場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状態になったとき、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズスイッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0093】
ファインダ2で観察される被写体の光画像は、撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素の画像電気信号のうち4分の3の画素を間引く。
【0094】
すなわち、画像処理部31は、マトリクス状に配列されているCCD20の画素を、図7に示すように、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を間引く。
【0095】
例えば、第1回目のサンプリング時(1コマ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリングされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサンプリング時においては、左下の画素c、右下の画素dが、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされる。
【0096】
画像処理部31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に出力される。
【0097】
DSP33は、デジタル化された画像信号をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタル化および圧縮処理された撮影画像データを、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0098】
第3に、連写モード切り換えスイッチ13がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0099】
なお、LCDカバー14が閉じられている場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状態になったとき、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズスイッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0100】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像する。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングされる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引く。
【0101】
すなわち、画像処理部31は、マトリクス状に配列されているCCD20の画素を、図8に示すように、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、残りの8画素を間引く。
【0102】
例えば、第1回目のサンプリング時(1コマ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリングされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされる。
【0103】
画像処理部31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に出力される。
【0104】
DSP33は、デジタル化された画像信号をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタル化および圧縮処理された撮影画像データを、撮影日時のヘッダ情報を付随して、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。
【0105】
なお、必要に応じて、ストロボ4を動作させ、被写体に光を照射させることもできる。ただし、LCDカバー14が開いているとき、即ち、LCD6が電子ビューファインダ動作を行っているとき、CPU39は、ストロボ4を、発光させないように制御することができる。
【0106】
次に、タッチタブレット6Aから2次元の情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説明する。
【0107】
タッチタブレット6Aがペン41のペン先で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ36に記憶される。また、フレームメモリ35における上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータを書き込み、LCD6における上記X−Y座標に、ペン41の接触に対応したメモを表示させることができる。
【0108】
上述したように、タッチタブレット6Aは、透明部材によって構成されているので、ユーザは、LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧された位置の点)を観察することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができる。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動させると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文字、図形等のメモ情報を入力する。
【0109】
また、LCD6上に撮影画像が表示されている場合において、ペン41によってメモ情報が入力されると、このメモ情報が、撮影画像情報とともに、フレームメモリ35で合成され、LCD6上に同時に表示される。
【0110】
なお、ユーザは、所定の色選択スイッチを操作することにより、LCD6上に表示されるメモの色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができる。
【0111】
ペン41によるタッチタブレット6Aへのメモ情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押されると、バッファメモリ36に蓄積されているメモ情報が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカード24に供給され、メモリカード24のメモ情報記録領域に記録される。
【0112】
なお、メモリカード24に記録されるメモ情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレット6Aに入力されたメモ情報は空間周波数成分の高い情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用いられるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効率が悪く情報量が小さくならず、圧縮および伸張に必要とされる時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ないメモ情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6上に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際だってしまうため)。
【0113】
そこで、本実施の形態においては、ファックス等において用いられるランレングス法によって、メモ情報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、メモ画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の情報(点)の継続する長さ、および無情報(ペン入力のない部分)の継続する長さを符号化することにより、メモ情報を圧縮する方法である。
【0114】
このランレングス法を用いることにより、メモ情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮されたメモ情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑制することが可能になる。なお、メモ情報は、その情報量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすることもできる。
【0115】
また、上述したように、LCD6上に撮影画像が表示されている場合において、ペン入力を行うと、撮影画像データとペン入力のメモ情報がフレームメモリ35で合成され、撮影画像とメモの合成画像がLCD6上に表示される。その一方で、メモリカード24においては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録され、メモ情報は、メモ情報記録領域に記録される。このように、2つの情報が、各々異なる領域に記録されるので、ユーザは、撮影画像とメモの合成画像から、いずれか一方の画像(例えばメモ)を削除することができ、さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮することもできる。
【0116】
メモリカード24の音声記録領域、撮影画像記録領域、またはメモ情報記録領域にデータを記録した場合、図9に示すように、LCD6にその一覧表を表示させることができる。
【0117】
図9に示すLCD6の表示画面上においては、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この場合、1996年11月1日)が画面の上端部に表示され、その記録年月日に記録された情報の番号と記録時刻が画面の左側に表示されている。
【0118】
記録時刻の右側には、サムネイル画像が表示されている。このサムネイル画像は、メモリカード24に記録された撮影画像データの各画像データのビットマップデータを間引いて(縮小して)作成されたものである。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報である。つまり、「10時16分」、および「10時21分」に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれており、それ以外の時間に記録された情報には画像情報が含まれていない。
【0119】
また、メモアイコン「□」は、線画情報として所定のメモが記録されていることを表している。
【0120】
サムネイル画像の表示領域の右側には、音声アイコン(音符)が表示され、その右隣りには録音時間(単位は秒)が表示されている(音声情報が入力されていない場合には、これらは表示されない)。
【0121】
ユーザは、図9に示すように、LCD6に表示された一覧表の中の所望の音声アイコンを、ペン41のペン先で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行キー7Bをペン41のペン先で押圧することにより、選択した情報を再生する。
【0122】
例えば、図9に示す「10時16分」の表示されている音声アイコンがペン41によって押圧されると、CPU39は、選択された録音日時(10時16分)に対応する音声データをメモリカード24から読み出し、その音声データを伸張した後、A/DおよびD/A変換回路42に供給する。A/DおよびD/A変換回路42は、供給された音声データをアナログ化した後、スピーカ5を介して再生する。
【0123】
メモリカード24に記録した撮影画像データを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像を、ペン41のペン先で押圧することによりその情報を選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再生させる。
【0124】
即ち、CPU39は、選択されたサムネイル画像の撮影日時に対応する撮影画像データをメモリカード24から読み出すように、DSP33に指示する。DSP33は、メモリカード24より読み出した上記撮影画像データ(圧縮されている撮影画像データ)を伸張し、この撮影画像データをビットマップデータとしてフレームメモリ35に蓄積させ、LCD6に表示させる。
【0125】
Sモードで撮影された画像は、LCD6上に、静止画像として表示される。この静止画像は、CCD20の全ての画素の画像信号を再生したものであることはいうまでもない。
【0126】
Lモードで撮影された画像は、LCD6上において、1秒間に8コマの割合で連続して表示される。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD20の全画素数の4分の1である。
【0127】
通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしまう。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモードにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間に8コマの速さで再生された場合においては、各コマの画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍になる。
【0128】
すなわち、Sモードで撮影された画像の1コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影された画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コマ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像がLCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にしても、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなく再生画像を観察することができる。
【0129】
さらに、本実施の形態においては、各コマ毎に異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなくLCD6に表示されるLモードで撮影された画像を観察することができる。
【0130】
また、Hモードで撮影された画像は、LCD6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表示される。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなくLCD6に表示されるHモードで撮影された画像を観察することができる。
【0131】
本実施の形態においては、LモードおよびHモードで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の画素を間引くようにしているので、DSP33の負荷を低減することができ、DSP33を、低速度、低電力で作動させることができる。また、このことにより、装置の低コスト化および低消費電力化が可能になる。
【0132】
なお、必要に応じて、発光部4を動作させ、被写体に光を照射させることもできる。
【0133】
ところで、本実施例においては、上述したように、メモリカード24に記録される各種の情報(データ)には、それぞれの情報が入力された日時のデータがヘッダ情報として付随されている。ユーザは、LCD6上に表示される一覧表画面(図9)から、所望の情報を選択して再生することができる。
【0134】
また、複数の情報(撮影画像、音声、線画)が同時に入力された場合、各々の情報は、記録カード24の所定の領域に別個に記録されるが、その各々の情報には、互いに同一の日時のヘッダ情報が付随している。
【0135】
例えば、情報A(撮影画像)、情報B(音声)、情報C(線画)が同時に入力された場合、メモリカード24の所定の領域に記録される各情報A,B,Cは、同一の入力日時のデータをヘッダ情報として各々備えるようにする。また、情報Aのヘッダ情報を入力日時のデータとし、情報B及びCのヘッダ情報を、情報Aに関連する旨のデータとするようにしてもよい。
【0136】
以上のようにすることにより、同時に入力された複数の種類の情報が、再生時において、同時に再生されるようにすることができる。
【0137】
また、本実施例においては、第1の情報(例えば、撮影画像)を記録した後に、第1の情報と異なる第2の情報(例えば、線画(メモ))を、第1の情報に追加した形で記録させることもできる。このように、第1の情報に追加して、第2の情報を加える場合、第1の情報を再生した状態で、第2の情報を入力するようにする。以下に、この場合の詳細な説明をする。
【0138】
例えば、予め記録されている音声情報が再生されている場合において、レリーズスイッチ10が押され、被写体の撮影処理が行われると、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データには、その音声情報の記録が開始された日時のヘッダ情報が付随される。
【0139】
また、例えば、1995年8月25日10時5分に記録が開始された音声情報の再生中において、再生開始から1分経過したとき(すなわち、再生データが1995年8月25日10時6分のデータになったとき)、撮影処理が行われると、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データには、1995年8月25日10時6分のヘッダ情報が付随されるようにすることもできる(なお、開始時刻(10時5分)をヘッダ情報とするようにしてもよいし、いずれか一方をデフォルトとして登録するようにしてもよい(その選択は、ユーザによってなされる))。
【0140】
同様に、予め記録されている音声情報が再生されている場合において、線画情報が入力されると、メモリカード24の線画情報記録領域には、その線画情報とともに、音声情報の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0141】
予め、同時に入力された音声情報及び撮影画像情報が再生されている場合において、線画情報が入力されると、メモリカード24の線画情報記録領域には、その線画情報とともに、音声情報(または撮影画像情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0142】
予め、同時に入力された音声情報及び線画情報が再生されている場合において、撮影画像情報が入力されると、メモリカード24の撮影画像記録領域には、その撮影画像データとともに、音声情報(または線画情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0143】
予め入力されている撮影画像が再生されている場合において、音声情報が入力されると、メモリカード24の音声情報記録領域には、その音声データとともに、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0144】
予め入力されている撮影画像が再生されている場合において、線画情報が入力されると、メモリカード24の線画情報記録領域には、その線画情報とともに、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0145】
予め、同時に入力された撮影画像情報及び線画情報が再生されている場合において、音声情報が入力されると、メモリカード24の音声記録領域には、その音声データとともに、撮影画像情報(または線画情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0146】
予め入力されている線画情報が再生されている場合において、撮影画像情報が入力されると、メモリカード24の撮影画像記録領域には、その撮影画像データとともに、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0147】
予め入力されている線画情報が再生されている場合において、音声情報が入力されると、メモリカード24の音声記録領域には、その音声データとともに、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録される。
【0148】
以上のように、予め記録されている第1の情報が再生されている場合において、第2の情報が入力されると、第1の情報の記録日時が第2の情報のヘッダ情報となる(以下、通常モードという)。このようにすることによって、後から情報を追加しても、元の情報と追加された情報の関係を保つことができる。
【0149】
さらに、本実施例においては、予め記録されている第1の情報に第2の情報を追加した場合、第2の情報の入力時刻を第2の情報のヘッダ情報として記録するだけでなく、第1の情報のヘッダ情報を、第2の情報のヘッダ情報で書き換えるようにしてもよい(以下、記録日時変更モードという)。このようにする場合、変更情報入力装置1に、記録日時のモード切り換えスイッチ(図示せず)をさらに設け、ユーザの選択により記録日時の変更(通常モードと記録日時変更モードの切り換え)が行われるようにする。
【0150】
例えば、ユーザが、後日の特定の時刻に、特定の被写体を撮影することを予定しており、その撮影画像についてのコメントを予め線画情報として記録した場合(すなわち、線画情報が第1の情報)、上記の記録日時のモード切り換えスイッチを、記録日時変更モードに切り換え、記録した線画情報を再生しながら上記被写体を撮影する(すなわち、撮影画像が第2の情報)。すると、線画情報(第1の情報)及び撮影画像(第2の情報)の両方に、撮影画像(第2の情報)の入力日時がヘッダ情報として付随される。
【0151】
また、入力される情報に優先順位を付け、その優先順位に対応させて、各情報に入力時刻のヘッダ情報を付随させるようにしてもよい。
【0152】
例えば、撮影画像の優先順位を第1位とし、音声情報の優先順位を第2位とし、線画情報の優先順位を第3位とした場合、予め記録されている線画情報を再生させながら、音声情報を入力すると、メモリカード24に記録される線画情報及び音声情報の両者には、音声情報の入力時刻を含むヘッダ情報が付随される(音声情報の優先順位が線画情報の優先順位よりも上位とされているため)。さらに、その音声情報及び線画情報を再生させながら、撮影画像を入力すると、メモリカード24に記録される線画情報、音声情報、及び撮影画像には、撮影画像の入力時刻を含むヘッダ情報が付随される(撮影画像の優先順位が、他の情報の優先順位よりも上位とされているため)。この優先順位は、ユーザによって設定されるものとしてもよい。
【0153】
次に、被写体を撮影しているときに、音声を記録する場合について説明する。
【0154】
まず、連写モード切り換えスイッチ13がSモード(単写モード)に切り換えられている場合について説明する。最初に、録音スイッチ12が押されると、音声情報の入力が行われ、メモリカード24の音声情報記録領域には、音声データとともに、記録開始日時のヘッダ情報が記録される。そして、音声情報の入力中、レリーズスイッチ10が押されると(Sモード)、被写体が1コマ撮影され、その撮影画像データがメモリカード24に記録される。この撮影画像データには、レリーズスイッチ10が押されたとき(撮影開始時)の日時のヘッダ情報が付随している。
【0155】
一方、最初に、レリーズボタン10が押されると、被写体が1コマ撮影される。このとき、メモリカード24に記録される撮影画像データには、撮影時の日時がヘッダ情報として記録される。さらに、レリーズボタン10が継続して押されていると、撮影した画像が、LCD6上に表示され、このとき、録音スイッチ12が押されると、音声情報が入力される。このとき、メモリカード24の音声情報記録領域に記録される音声データには、撮影したときの日時がヘッダ情報として付随される。
【0156】
次に、連写モード切り換えスイッチ13が、LモードまたはHモード(連写モード)に切り換えられている場合について説明する。最初に、レリーズスイッチ10が押され、次に録音スイッチ12が押された場合、及びレリーズスイッチ10と録音スイッチ12が同時に押された場合、撮影画像及び音声情報は、次に示すように記録される。
【0157】
連写モード切り換えスイッチ13がLモードに切り換えられている場合においては、1秒間に8コマの撮影が行われ、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される各コマの撮影画像データには、各々が撮影された日時のヘッダ情報が付随される。従って、各コマのヘッダには、0.125秒間隔の日時が記録されることになる。また、このとき、音声情報は0.125秒毎に記録され(但し、継続して入力される)、メモリカード24の音声情報記録領域に記録される音声データにも、0.125秒間隔の日時のヘッダ情報が記録される。
【0158】
同様に、連写モード切り換えスイッチ13がHモードに切り換えられている場合においては、1秒間に30コマの撮影が行われ、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される各コマの撮影画像データには、各々が撮影された日時のヘッダ情報が付随される。従って、各コマのヘッダには、1/30秒間隔の日時が記録されることになる。また、このとき、音声情報は1/30秒毎に記録され(但し、継続して入力される)、メモリカード24の音声情報記録領域に記録される音声データにも、1/30秒間隔の日時のヘッダ情報が記録される。
【0159】
以上のようにすることにより、記録後に撮影画像または音声を編集する場合、任意の撮影画像を除去すると、その撮影画像のヘッダ情報と同一のヘッダ情報を有する音声情報も除去することができる。
【0160】
一方、連写モード切り換えスイッチ13が、LモードまたはHモードに切り換えられている場合(連写モードに切り換えられている場合)において、最初に録音スイッチ12が押され、後からレリーズスイッチ10が押されると、メモリカード24に記録される情報には、以下に示すヘッダ情報が記録される。
【0161】
すなわち、この場合においては、レリーズスイッチ10が押されるまでの音声データが、メモリカード24の音声情報記録領域に、1つのファイルとして記録される。その後、レリーズスイッチ10が押された場合には、撮影画像の各コマに対応する日時のヘッダ情報が音声データとともに記録される。
【0162】
ところで、本実施の形態においては、既述のように、被写体の光画像を撮影するだけでなく、メモ(線画)情報を記録することも可能である。本実施の形態においては、これらの情報を入力するモード(撮影モードおよびメモ入力モード)を具備しており、ユーザの操作に応じてこれらのモードが適宜選択され、情報の入力がスムーズに実行されるようになされている。
【0163】
次に、図10のフローチャートを参照して、所定の画像データにメモ情報(メモデータ(線画データ))が関連づけられて記憶されている状態で、画像データのみを再生し、メモデータを新たに記録する場合の動作について説明する。図11は、上記画像データと線画データを再生した様子を示している。
【0164】
最初に、ステップS1において、ユーザは、所定の操作を行うことにより、図9に示したような一覧表画面をLCD6に表示させる。そして、所定のサムネイル画像をペン41等を用いて選択する。選択されたサムネイル画像に対応する情報はCPU39に供給され、CPU39により、メモリカード24に記憶されている選択されたサムネイル画像に対応する画像データが読み出され、フレームメモリ35に転送される。これにより、図12に示すように、LCD6の画面には選択されたサムネイル画像に対応する画像が表示される。
【0165】
次に、ステップS2において、CPU39により、タッチタブレット6Aがペン41等によってタッチされたか否かが判定される。タッチタブレット6Aがペン41等によってタッチされていないと判定された場合、ステップS2の処理が繰り返し実行される。一方、図13に示すように、タッチタブレット6Aがペン41等によりタッチされたと判定された場合、ステップS3に進み、CPU39により、いま、LCD6の画面に表示されている画像に関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の線画データが存在するか否かが判定される。
【0166】
いま、LCD6の画面に表示されている画像に関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の線画データが存在すると判定された場合、ステップS4に進み、CPU39により、既存の線画データがメモリカード24から読み出され、フレームメモリ35に転送される。これにより、図14に示すように、LCD6の画面には、先に選択されたサムネイル画像に対応する画像と、その画像に関連づけられて記憶されている線画(この例の場合、「山田」)が重畳されて表示される。
【0167】
ステップS4の処理が終了するか、または、ステップS3において、いま、LCD6の画面に表示されている画像に関連づけられて記憶されている既存の線画データが存在しないと判定された場合、ステップS5に進む。
【0168】
ステップS5においては、ユーザにより新規に線画データがタッチタブレット6Aを介して入力される。入力された線画データは、CPU39の制御により、一旦バッファメモリ36に供給され、記憶される。そして、CPU39は、バッファメモリ36に記憶された線画データを逐次、フレームメモリ35に供給する。これにより、既存の線画データが存在する場合、図15に示すように、フレームメモリ35に記憶されている既存の線画データ(この例の場合、「山田」)といま新たに入力された新規の線画データ(この例の場合、「田中」)とが重畳されてLCD6の画面に表示される。
【0169】
ここで、既存の線画データと新規の線画データを異なる色で表示させるようにすることができる。これにより、既存の線画データと新規の線画データを識別するようにすることができる。
【0170】
既存の線画データが存在しない場合、図16に示すように、いま、新たに入力された新規の線画データが画像データに重畳されてLCD6の画面に表示される。
【0171】
次に、ステップS6において、CPU39により、キャンセルキー7Cが押されたか否かが判定される。キャンセルキー7Cが押されたと判定された場合、ステップS7に進み、CPU39により、バッファメモリ36に記憶されている線画データが消去される。また、フレームメモリ35に記憶されている新規の線画データも同様に消去される。
【0172】
ステップS7における処理が終了するか、または、ステップS6において、キャンセルキー7Cが押されていないと判定された場合、ステップS8に進み、CPU39により、デリートキー7Dが押されたか否かが判定される。デリートキー7Dが押されたと判定された場合、ステップS9に進み、CPU39により、バッファメモリ36に記憶されている線画データが消去される。また、フレームメモリ35に記憶されている線画データが全て消去される。即ち、既存の線画データと新規の線画データがともに消去される。
【0173】
ステップS9における処理が終了するか、または、ステップS8において、デリートキー7Dが押されていないと判定された場合、ステップ10に進む。
【0174】
ステップS10においては、CPU39により、メニューキー7Aが押されたか否かが判定される。メニューキー7Aが押されていないと判定された場合、ステップS11に進み、実行キー(エンターキー)7Bが押されたか否かが判定される。実行キー7Bが押されていないと判定された場合、ステップS5に戻り、ステップS5以降の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS11において、実行キー7Bが押されたと判定された場合、ステップS12に進み、フレームメモリ35に記憶されている線画データがすべて、メモリカード24に供給され、記憶される。
【0175】
一方、ステップS10において、メニューキー7Aが押されたと判定された場合、処理を終了する。従って、メモリカード24に記憶されているデータの更新が行われないので、結果的に、線画データの更新は行われない。即ち、メニューキー7Aを押すことにより、更新処理を中断し、既存の線画データを復活させることができる。
【0176】
例えば、ステップS5において新規の線画データを入力し、実行キー7Bを押すことにより、図15に示したように、既存の線画データに新規の線画データを追加したものをメモリカード24に記憶させることができる。また、デリートキー7Dを押し、フレームメモリ35内の線画データを消去した後、ステップS5において、新規の線画データを入力し、次に、実行キー7Bを押すことにより、図16に示すように、既存の線画データを消去し、新規の線画データだけを、いまLCD6の画面に表示されている画像に関連づけてメモリカード24に記憶させることができる。
【0177】
上記例の場合、線画データは、メモリカード24に1つのファイルとして記録されるが、新規の線画データが入力されたとき、既存の線画データと新規の線画データをそれぞれ別のファイルとしてメモリカード24に記憶させるようにすることもできる。
【0178】
上述したように、画像データには、その画像データが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報が付加されている。また、その画像データに関連する線画データにも同様のヘッダ情報が付加されている。この状態で、新規の線画データが入力された場合、新規の線画データに関連づけられる画像データ(新規の線画データの入力時にLCD6の画面に表示されている画像のデータ)に付加されているヘッダ情報の入力日時と同一の入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加する方法と、新規の線画データが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加する方法が考えられる。
【0179】
新規の線画データに関連づけられる画像データに付加されているヘッダ情報の入力日時と同一の入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加した場合、図17に示したような一覧表画面が表示される。即ち、サムネイル画像Aに対応する画像データとそれに関連づけられた2つの線画データが同一の時刻に入力されたものとされ、各線画データに対応する2つのメモアイコンが同一の記録時刻(この例の場合、時刻10時21分)の後ろ(この例の場合、右側)に並べて表示される。
【0180】
従って、この場合、サムネイル画像Aとサムネイル画像Aに対応づけられた2つの線画データを同時に再生し、3つのデータを重畳してLCD6に表示することができる。
【0181】
一方、新規の線画データが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加した場合、例えば、図18に示すような画面が表示される。即ち、10時21分に入力された画像データに対応するサムネイル画像Aと、サムネイル画像Aに関連する線画データに対応するメモアイコンが表示され、10時35分に入力された新規の線画データに対応するメモアイコンが表示され、その線画データを入力したときにLCD6の画面に表示されていた画像に対応するサムネイル画像Aが、メモアイコンの後に表示される。
【0182】
即ち、この例の場合、例えば、10時21分に画像データと関連する線画データが入力され、メモリカード24に記憶される。そして、その画像データが再生され、LCD6の画面に表示されている状態で、10時35分に新規の線画データが入力されている。
【0183】
このように、既存の線画データと新規の線画データとが、それぞれ独立にサムネイル画像Aに対応する所定の画像データに対応づけられているので、既存の線画データと新規の線画データとをそれぞれ独立にサムネイル画像Aに対応する画像データに重畳してLCD6の画面に表示させることができる。
【0184】
また、図19に示すように、新規の線画データにサムネイル画像Aに対応する画像データが入力された入力日時からなるヘッダ情報を付加し、かつ、サムネイル画像Aに対応する画像データと新規の線画データとの関連づけを、サムネイル画像Aに対応する画像データと既存の線画データとの関連づけとは独立に行うようにすることができる。
【0185】
この例の場合、10時21分に入力された画像データに対応するサムネイル画像Aと、サムネイル画像Aに対応する画像データに関連する既存の線画データに対応するメモアイコンが表示され、次に、10時21分に入力された画像データに対応するサムネイル画像Aと、サムネイル画像Aに対応する画像データに関連する新規の線画データに対応するメモアイコンが表示される。
【0186】
従って、この例の場合も、サムネイル画像Aに対応する画像データと、その画像データに関連づけられた既存の線画データを重畳して表示させたり、サムネイル画像Aに対応する画像データとその画像データに関連づけられた新規の線画データを重畳して表示させることができる。
【0187】
また、このように、既存の線画データと新規の線画データを別のファイルにすることにより、一覧表画面において、データ更新順に並べ替えたときに、不具合が生じないようにすることができる。また、別のファイルにする場合、ステップS4において、既存の線画データをLCD6の画面に表示しないようにすることができる。
【0188】
次に、図20のフローチャートを参照して、所定の音声データにメモ情報(メモデータ(線画データ))が関連づけられて記憶されている状態で、音声データのみを再生し、メモデータを新たに記録する場合の動作について説明する。図21は、上記音声データと線画データを再生したときに、LCD6に表示される画面の例を示している。
【0189】
最初に、ステップS21において、ユーザは、所定の操作を行うことにより、図9に示したような一覧表画面をLCD6に表示させる。そして、所定の音声アイコンをペン41等を用いて選択する。選択された音声アイコンに対応する情報はCPU39に供給され、CPU39により、メモリカード24に記憶されている選択された音声アイコンに対応する音声データが読み出され、バッファメモリ36に転送される。バッファメモリ36に転送された音声データは、A/DおよびD/A変換回路42に供給され、アナログの音声信号に変換された後、スピーカ5より出力される。
【0190】
また、CPU39は、音声アイコンを表示するためのデータをフレームメモリ35に供給する。これにより、図22に示すように、音声アイコンが選択されたことを表す所定の音符マークがLCD6の画面の左上部に表示される。以下では、音符マークが左上端部に表示された画面のことを適宜、音声画面ということにする。
【0191】
次に、ステップS22において、CPU39により、タッチタブレット6Aがペン41等によってタッチされたか否かが判定される。タッチタブレット6Aがペン41等によってタッチされていないと判定された場合、ステップS22の処理が繰り返し実行される。一方、図23に示すように、タッチタブレット6Aがペン41等によりタッチされたと判定された場合、ステップS23に進み、CPU39により、いま、再生された音声データに関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の線画データが存在するか否かが判定される。
【0192】
いま、再生された音声データに関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の線画データが存在すると判定された場合、ステップS24に進み、CPU39により、既存の線画データがメモリカード24から読み出され、バッファメモリ36に転送される。バッファメモリ36に転送された線画データは、フレームメモリ35に供給される。これにより、図24に示すように、LCD6の画面には、先に選択された音声アイコンに対応する音声データに関連づけられて記憶されている既存の線画データに対応する線画(この例の場合、「My Voice」)が音声画面に重畳されて表示される。
【0193】
ステップS24の処理が終了するか、または、ステップS23において、いま、再生された音声データに関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の線画データが存在しないと判定された場合、ステップS25に進む。
【0194】
ステップS25においては、ユーザにより新規に線画データがタッチタブレット6Aを介して入力される。入力された線画データは、CPU39の制御により、一旦バッファメモリ36に供給され、記憶される。そして、CPU39は、バッファメモリ36に記憶された線画データを逐次、フレームメモリ35に供給する。これにより、既存の線画データが存在する場合、図25に示すように、フレームメモリ35に記憶されている既存の線画データ(この例の場合、「My Voice」)と、いま新たに入力された新規の線画データ(この例の場合、「その1」)とが重畳されてLCD6の画面に表示される。既存の線画データが存在しない場合、図26に示すように、いま新たに入力された新規の線画データが画像データに重畳されてLCD6の画面に表示される。
【0195】
次に、ステップS26において、CPU39により、キャンセルキー7Cが押されたか否かが判定される。キャンセルキー7Cが押されたと判定された場合、ステップS27に進み、CPU39により、バッファメモリ36に記憶されている線画データが消去される。また、フレームメモリ35に記憶されている新規の線画データも同様に消去される。
【0196】
ステップS27における処理が終了するか、または、ステップS26において、キャンセルキー7Cが押されていないと判定された場合、ステップS28に進み、CPU39により、デリートキー7Dが押されたか否かが判定される。デリートキー7Dが押されたと判定された場合、ステップS29に進み、CPU39により、バッファメモリ36に記憶されている線画データが消去される。また、フレームメモリ35に記憶されている線画データが全て消去される。即ち、既存の線画データと新規の線画データがともに消去される。
【0197】
ステップS29における処理が終了するか、または、ステップS28において、デリートキー7Dが押されていないと判定された場合、ステップS30に進む。
【0198】
ステップS30においては、CPU39により、メニューキー7Aが押されたか否かが判定される。メニューキー7Aが押されていないと判定された場合、ステップS31に進み、実行キー(エンターキー)7Bが押されたか否かが判定される。実行キー7Bが押されていないと判定された場合、ステップS25に戻り、ステップS25以降の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS31において、実行キー7Bが押されたと判定された場合、ステップS32に進み、フレームメモリ35に記憶されている線画データがすべて、メモリカード24に供給され、記憶される。
【0199】
一方、ステップS30において、メニューキー7Aが押されたと判定された場合、処理を終了する。従って、メモリカード24に記憶されているデータの更新が行われないので、結果的に、線画データの更新は行われない。即ち、メニューキー7Aを押すことにより、更新処理を中断し、既存の線画データを復活させることができる。
【0200】
例えば、ステップS25において新規の線画データを入力し、実行キー7Bを押すことにより、図25に示したように、既存の線画データに新規の線画データを追加した線画データをメモリカード24に記憶させることができる。また、デリートキー7Dを押し、フレームメモリ35内の線画データを消去した後、ステップS25において、新規の線画データを入力し、次に、実行キー7Bを押すことにより、図26に示すように、既存の線画データを消去し、新規の線画データだけを、いまLCD6の画面に表示されている画像に関連づけてメモリカード24に記憶させることができる。
【0201】
上記例の場合、線画データは、メモリカード24に1つのファイルとして記録されるが、後述するように、新規の線画データが入力されたとき、既存の線画データと新規の線画データをそれぞれ別のファイルとしてメモリカード24に記憶させるようにすることもできる。
【0202】
上述したように、画像データの場合と同様に、音声データにも、それが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報が付加されている。また、その音声データに関連する線画データにも同様のヘッダ情報が付加されている。この状態で、新規の線画データが入力された場合、新規の線画データに関連づけられる音声データ(新規の線画データの入力時、または入力される直前に再生された音声データ)に付加されているヘッダ情報の入力日時と同一の入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加する方法と、新規の線画データが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加する方法が考えられる。
【0203】
新規の線画データが関連づけられる音声データに付加されているヘッダ情報の入力日時と同一の入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加した場合、図17に示したような一覧表画面が表示される。即ち、所定の音声に対応する音声アイコンとその音声アイコンに対応する音声データに関連づけられた2つの線画データが同一の時刻に入力されたものとされ、各線画データに対応する2つのメモアイコンが同一の記録時刻(いまの場合、時刻10時22分)の後ろ(この例の場合、右側)に並べて表示される。
【0204】
従って、この場合、音声データと音声データに対応づけられた2つの線画データを同時に再生し、音声データに対応する音声をスピーカ5より出力させるとともに、その音声に関連する2つの線画データを重畳してLCD6に表示することができる。
【0205】
一方、新規の線画データが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報を新規の線画データに付加した場合、例えば、図18に示すような画面が表示される。即ち、10時22分に入力された音声データに対応する音声アイコンと、音声アイコンに関連する線画データに対応するメモアイコンが表示され、10時36分に入力された新規の線画データに対応するメモアイコンと、その線画データを入力したとき、またはその直前に再生された音声データに対応する音声アイコンが、メモアイコンの後に表示される。
【0206】
即ち、この例の場合、例えば、10時22分に音声データと関連する線画データが入力され、メモリカード24に記憶される。そして、その音声データが再生され、スピーカ5より出力されているとき、またはその後の10時36分に新規の線画データが入力されている。
【0207】
このように、既存の線画データと新規の線画データとが、それぞれ独立に所定の音声データに対応づけられているので、既存の線画データと新規の線画データとをそれぞれ独立に音声データと関連づけてLCD6の画面に表示させることができる。
【0208】
また、図19に示すように、新規の線画データにその新規の線画データが入力されたとき、または直前に、スピーカ5より出力されていた音声データが入力された入力日時からなるヘッダ情報を付加し、かつ、音声データと新規の線画データとの関連づけを、音声データと既存の線画データとの関連づけとは独立に行うようにすることができる。
【0209】
この例の場合、10時22分に入力された音声データに対応する音声アイコンと、音声データに関連する既存の線画データに対応するメモアイコンが表示され、次に、10時22分に入力された音声データに対応する音声アイコンと、音声アイコンに関連する新規の線画データに対応するメモアイコンが表示される。
【0210】
従って、この例の場合も、音声データと音声データに関連づけられた既存の線画データを同時に再生したり、音声データと音声データに関連づけられた新規の線画データを同時に再生することができる。
【0211】
また、このように、既存の線画データと新規の線画データを別のファイルにすることにより、一覧表画面において、データを更新順に並べ替えたときに、不具合が生じないようにすることができる。また、別のファイルにする場合、ステップS24において、既存の線画データをLCD6の画面に表示しないようにすることができる。
【0212】
次に、図27のフローチャートを参照して、所定の画像データに音声データが関連づけられて記憶されている状態で、画像データのみを再生し、音声データを新たに記録する場合の動作について説明する。
【0213】
最初に、ステップS41において、ユーザは、所定の操作を行うことにより、図9に示したような一覧表画面をLCD6に表示させる。そして、所定のサムネイル画像をペン41等を用いて選択する。選択されたサムネイル画像に対応する情報はCPU39に供給され、CPU39により、メモリカード24に記憶されている選択されたサムネイル画像に対応する画像データが読み出され、フレームメモリ35に転送される。これにより、図12に示すように、LCD6の画面には選択されたサムネイル画像に対応する画像が表示される。
【0214】
次に、ステップS42において、CPU39により、録音スイッチ12が操作されたか否かが判定される。録音スイッチ12が操作されていないと判定された場合、ステップS42の処理が繰り返し実行される。一方、録音スイッチ12が操作されたと判定された場合、ステップS43に進み、CPU39により、いま、LCD6の画面に表示されている画像に関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の音声データが存在するか否かが判定される。
【0215】
いま、LCD6の画面に表示されている画像に関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の音声データが存在すると判定された場合、ステップS44に進み、CPU39により、既存の音声データがメモリカード24から読み出され、バッファメモリ36に転送される。バッファメモリ36に転送された音声データは、A/DおよびD/A変換回路42に供給され、アナログの音声信号に変換された後、スピーカ5より出力される。
【0216】
ステップS44の処理が終了するか、または、ステップS43において、いま、LCD6の画面に表示されている画像に関連づけられてメモリカード24に記憶されている既存の音声データが存在しないと判定された場合、ステップS45に進む。
【0217】
ステップS45においては、ユーザにより新規に音声データがマイクロホン8を介して入力される。入力された音声データは、CPU39の制御により、一旦バッファメモリ36に供給され、記憶される。このとき、例えば、図22に示したような音声画面を画像に重畳して表示させ、音声画面の左上端部に表示された音声アイコンを選択することにより、バッファメモリ36に記憶された音声データが再生され、スピーカ5より出力されるようにすることができる。
【0218】
次に、ステップS46において、CPU39により、キャンセルキー7Cが押されたか否かが判定される。キャンセルキー7Cが押されたと判定された場合、ステップS47に進み、CPU39により、バッファメモリ36に記憶されている新規の音声データが消去される。
【0219】
ステップS47における処理が終了するか、または、ステップS46において、キャンセルキー7Cが押されていないと判定された場合、ステップS48に進み、CPU39により、デリートキー7Dが押されたか否かが判定される。デリートキー7Dが押されたと判定された場合、ステップS49に進み、CPU39により、バッファメモリ36に記憶されている音声データがすべて消去される。即ち、既存の音声データと新規の音声データがともに消去される。
【0220】
ステップS49における処理が終了するか、または、ステップS48において、デリートキー7Dが押されていないと判定された場合、ステップS50に進む。
【0221】
ステップS50においては、CPU39により、メニューキー7Aが押されたか否かが判定される。メニューキー7Aが押されていないと判定された場合、ステップS51に進み、実行キー(エンターキー)7Bが押されたか否かが判定される。実行キー7Bが押されていないと判定された場合、ステップS45に戻り、ステップS45以降の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS51において、実行キー7Bが押されたと判定された場合、ステップS52に進み、バッファメモリ36に記憶されている音声データがすべて、メモリカード24に供給され、記憶される。
【0222】
一方、ステップS50において、メニューキー7Aが押されたと判定された場合、処理を終了する。従って、メモリカード24に記憶されているデータの更新が行われないので、結果的に、音声データの更新は行われない。即ち、メニューキー7Aを押すことにより、更新処理を中断し、既存の音声データを復活させることができる。
【0223】
例えば、ステップS45において新規の音声データを入力し、実行キー7Bを押すことにより、既存の音声データに新規の音声データを追加したものをメモリカード24に記憶させることができる。また、デリートキー7Dを押し、バッファメモリ36内の音声データを消去した後、ステップS45において、新規の音声データを入力し、次に、実行キー7Bを押すことにより、既存の音声データを消去し、新規の音声データだけを、いまLCD6の画面に表示されている画像に関連づけてメモリカード24に記憶させることができる。
【0224】
上記例の場合、音声データは、メモリカード24に1つのファイルとして記録されるが、新規の音声データが入力されたとき、既存の音声データと新規の音声データをそれぞれ別のファイルとしてメモリカード24に記憶させるようにすることもできる。
【0225】
上述したように、画像データには、その画像が入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報が付加されている。また、その画像に関連する音声データにも同様のヘッダ情報が付加されている。この状態で、新規の音声データが入力された場合、新規の音声データに関連づけられる画像データ(新規の音声データの入力時にLCD6の画面に表示されている画像のデータ)に付加されているヘッダ情報の入力日時と同一の入力日時からなるヘッダ情報を新規の音声データに付加する方法と、新規の音声データが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報を新規の音声データに付加する方法が考えられる。
【0226】
新規の音声データに関連づけられる画像データに付加されているヘッダ情報の入力日時と同一の入力日時からなるヘッダ情報を新規の音声データに付加した場合、図17に示したような一覧表画面が表示される。即ち、所定の画像データに対応するサムネイル画像Bとそれに関連づけられた2つの音声データが同一の時刻に入力されたものとされ、例えば、各音声データに対応する2つの音声アイコンがサムネイル画像の後ろ(この例の場合、右側)に並べて表示される。
【0227】
従って、この場合、サムネイル画像とサムネイル画像に対応づけられた2つの音声データを同時に再生し、サムネイル画像に対応する画像をLCD6に表示し、その画像に関連づけられた2つの音声データをそれぞれスピーカ5より出力させることができる。
【0228】
一方、新規の音声データが入力されたときの入力日時からなるヘッダ情報を新規の音声データに付加した場合、例えば、図28に示すような画面が表示される。即ち、10時25分に入力された画像データに対応するサムネイル画像Bと、サムネイル画像に関連する音声データに対応する音声アイコンが表示され、さらに、10時45分に入力された新規の音声データに対応する音声アイコンが表示され、その音声データを入力したときにLCD6の画面に表示されていた画像に対応するサムネイル画像Bが、音声アイコンの前(この例の場合、左側)に表示される。
【0229】
即ち、この例の場合、例えば、10時25分に画像データと関連する音声データが入力され、メモリカード24に記憶される。そして、その画像データが再生され、LCD6の画面に表示されている状態で、10時45分に新規の音声データが入力されている。
【0230】
このように、既存の音声データと新規の音声データとが、それぞれ独立にサムネイル画像Bに対応する所定の画像データに対応づけられているので、既存の音声データと新規の音声データとをそれぞれ独立にサムネイル画像に対応する画像に対応づけ、それぞれの音声データを別々に再生し、スピーカ5より出力させるようにすることができる。
【0231】
また、図29に示すように、新規の音声データにサムネイル画像に対応する画像データが入力された入力日時からなるヘッダ情報を付加し、かつ、画像と新規の音声データとの関連づけを、画像と既存の音声データとの関連づけとは独立に行うようにすることができる。
【0232】
この例の場合、10時25分に入力された画像データに対応するサムネイル画像Bと、サムネイル画像Bに対応する画像データに関連する既存の音声データに対応する音声アイコンが表示され、次に、10時25分に入力された画像データに対応するサムネイル画像Bと、サムネイル画像Bに対応する画像データに関連する新規の音声データに対応する音声アイコンが表示される。
【0233】
従って、この例の場合も、サムネイル画像Bに対応する画像データとその画像データに関連づけられた既存の音声データを同時に再生したり、サムネイル画像Bに対応する画像データとその画像データに関連づけられた新規の音声データを同時に再生することができる。
【0234】
また、上記実施の形態において、データの更新を禁止するスイッチを新たに設け、所定のデータに関連づけられた既存のデータが存在する場合、そのデータの更新を禁止するようにすることができる。
【0235】
また、上記実施の形態において、図10、図20、図27に示した各処理をCPU39に行わせるプログラムは、電子カメラ1のROM43やメモリカード24等に記憶させるようにすることができる。また、このプログラムは、予め上記ROM43やメモリカード24に記憶された状態で使用者に供給されるようにしてもよいし、ROM43やメモリカード24にコピー可能なように、CD−ROM(compact disc-read only memory)等に記憶された状態で使用者に供給されるようにしてもよい。その場合、ROM43は、例えば、電気的に書き換え可能なEEPROM(electrically erasable and programmable read only memory)等で構成するようにする。
【0236】
なお、上記実施の形態においては、ファインダ2を光学的なものとしたが、液晶を用いた液晶ファインダを用いるようにすることも可能である。
【0237】
また、上記実施の形態においては、撮影レンズ、ファインダ、発光部をこの順で、電子カメラの正面から見て、左から順に並べるようにしたが、右から順に並べるようにすることも可能である。
【0238】
また、上記実施の形態においては、マイクロホンを1つだけ設けるようにしたが、マイクロホンを左右に2つ設けるようにし、音声をステレオで記録するようにすることも可能である。
【0239】
また、上記実施の形態においては、ペン型指示装置を用いて各種情報を入力するようにしたが、指を用いて入力するようにすることも可能である。
【0240】
また、LCD6に表示された表示画面は一例であって、これに限定されるものではなく、様々なレイアウトの画面を用いるようにすることが可能である。同様に、操作キーの種類やレイアウトも一例であって、これに限定されるものではない。
【0241】
また、上記実施の形態において、新規の音声データを既存の音声データに追加して記録する場合、図27のステップS44における既存の音声データの再生を省略するようにすることもできる。これは、音声データを再生すると、再生が終了するまでの間(例えば、数秒間)、新規の音声データの入力ができなくなる場合があるためである。
【0242】
また、上記実施の形態においては、本発明を電子カメラに応用する場合について説明したが、その他の機器に本発明を応用することもできる。
【0243】
さらに、上記実施の形態においては、静止画、線画、および音声を扱う場合について説明したが、動画やその他の情報を扱うようにすることも可能である。
【0244】
【発明の効果】
請求項1に記載の情報記録再生装置によれば、入力手段が、複数の種類の情報を入力し、記憶手段が、入力手段によって入力された情報を記憶し、再生手段が、記憶手段に記憶された情報を再生し、更新手段が、情報を更新し、記憶手段に記憶させ、制御手段が、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、再生手段が第3の情報を再生し、更新手段が第3の情報を第2の情報を用いて更新するように制御するようにしたので、所定のデータに関連する新規のデータを記録するとき、所定のデータに関連する既存のデータを新規のデータを用いて更新することができる。また、その際、第3の情報が再生されるので、誤って上書きされたり、消去されることがないようにすることができる。
【0245】
請求項4に記載の情報記録再生装置においては、入力手段が、複数の種類の情報を入力し、付加手段が、入力手段によって入力された情報に、情報を識別するための識別情報を付加し、記憶手段が、識別情報が付加された情報を記憶し、再生手段が、記憶手段に記憶された情報を再生し、制御手段が、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、付加手段が、第1の情報、第2の情報、および第3の情報に同一の識別情報または互いに関連する情報であることを表す付加情報を付加するように制御するようにしたので、所定のデータに関連する新規のデータを記録するとき、所定のデータに関連する既存のデータを新規のデータを用いて更新することができる。
【0246】
請求項5に記載の情報記録再生装置は、入力手段が、複数の種類の情報を入力し、付加手段が、入力手段によって入力された情報に、情報を識別するための識別情報を付加し、記憶手段が、識別情報が付加された情報を記憶し、再生手段が、記憶手段に記憶された情報を再生し、制御手段が、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、付加手段が、第1の情報と第2の情報に互いに関連する情報であることを表す付加情報を、第1の情報と第3の情報の関連性を表す付加情報とは独立して付加するように制御するようにしたので、所定のデータに関連する新規のデータを記録するとき、所定のデータに関連する既存のデータを新規のデータを用いて更新することができる。
【0247】
請求項14に記載の記録媒体においては、記憶手段に記憶されている第1の情報が再生手段によって再生されている状態で、第1の情報と異なる種類の第2の情報が入力手段によって入力された場合において、第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに第1の情報と関連づけられて記憶手段に記憶されているとき、再生手段が第3の情報を再生し、更新手段が第3の情報を第2の情報を用いて更新するように制御手段を制御する制御プログラムを記録したので、所定のデータに関連する新規のデータを記録するとき、所定のデータに関連する既存のデータを新規のデータを用いて更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施の形態を正面の側から見た斜視図である。
【図2】電子カメラ1をLCDカバー14を開けた状態で背面の側から見た斜視図である。
【図3】電子カメラ1をLCDカバー14を閉じた状態で背面の側から見た斜視図である。
【図4】電子カメラ1の内部の構成例を示す図である。
【図5】電子カメラ1のLCDスイッチ25とLCDカバー14の動作を説明する図である。
【図6】電子カメラ1の内部の電気的構成例を示すブロック図である。
【図7】間引き処理を説明するための図である。
【図8】間引き処理の他の例を示す図である。
【図9】電子カメラ1のLCD6に表示される表示画面例を示す図である。
【図10】画像データを再生し、その画像データに関連する線画データを入力した場合の処理手順を説明するフローチャートである。
【図11】画像データとその画像データに関連する既存の線画データを示す図である。
【図12】画像データを再生した様子を示す図である。
【図13】ペン41を用いてタッチタブレット6Aにタッチする様子を示す図である。
【図14】表示中の画像に対応する既存の線画データが再生され、表示された様子を示す図である。
【図15】新規の線画データを入力する様子を示す図である。
【図16】新規の線画データを別ファイルとして入力する様子を示す図である。
【図17】一覧表画面の例を示す図である。
【図18】一覧表画面の他の例を示す図である。
【図19】一覧表画面のさらに他の例を示す図である。
【図20】音声データを再生し、その音声データに関連する線画データを入力した場合の処理手順を説明するフローチャートである。
【図21】音声データを再生するときに表示される音声画面に関連する既存の線画データが重畳されて表示されている様子を示す図である。
【図22】音声データを再生するときに表示される音声画面の例を示す図である。
【図23】ペン41を用いてタッチタブレット6Aにタッチする様子を示す図である。
【図24】音声の再生中または再生直後に、対応する既存の線画データが再生され、表示された様子を示す図である。
【図25】新規の線画データを入力する様子を示す図である。
【図26】新規の線画データを別ファイルとして入力する様子を示す図である。
【図27】再生中の画像データに関連する音声を入力するときの処理手順を示すフローチャートである。
【図28】新規に入力した音声が既存の音声とは独立して、所定の画像に関連づけられているときの一覧表画面の例を示す図である。
【図29】新規に入力した音声が既存の音声とは独立して、所定の画像に関連づけられているときの一覧表画面の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ
2 ファインダ
3 撮影レンズ
4 発光部(ストロボ)
5 スピーカ
6 LCD
6A タッチタブレット(入力手段)
7 操作キー
7A メニューキー
7B 実行キー
7C キャンセルキー
7D デリートキー
7E スクロールキー
8 マイクロホン(入力手段)
9 イヤホンジャック
10 レリーズスイッチ
11 電源スイッチ
12 録音スイッチ
13 連写モード切り換えスイッチ
15 赤目軽減LED
16 測光素子
17 測色素子
20 CCD(入力手段)
21 バッテリ
22 コンデンサ
23 回路基板
24 メモリカード(記憶手段)
26 ファインダ内表示素子
30 レンズ駆動回路
31 画像処理部
32 アナログ/デジタル変換回路(A/D)
33 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
34 CCD駆動回路
35 フレームメモリ
36 バッファメモリ
37 ストロボ駆動回路
38 赤目軽減LED駆動回路
39 CPU(再生手段、更新手段、制御手段、付加手段、禁止手段)
40 ファインダ内表示回路
41 ペン
42 A/DおよびD/A変換回路
43 ROM
45 タイマ
48 インタフェース
51 測光回路
52 測色回路
53 絞り駆動回路
54 絞り
55 LED駆動回路
56 LED

Claims (14)

  1. 複数の種類の情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された前記情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報を再生する再生手段と、
    前記情報を更新し、前記記憶手段に記憶させる更新手段と、
    前記記憶手段に記憶されている第1の情報が前記再生手段によって再生されている状態で、前記第1の情報と異なる種類の第2の情報が前記入力手段によって入力された場合において、前記第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに前記第1の情報と関連づけられて前記記憶手段に記憶されているとき、前記再生手段が前記第3の情報を再生し、前記更新手段が前記第3の情報を前記第2の情報を用いて更新するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記更新手段は、前記第3の情報に前記第2の情報を追加する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記更新手段は、前記第2の情報によって前記第3の情報を置き換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 複数の種類の情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された前記情報に、前記情報を識別するための識別情報を付加する付加手段と、
    前記識別情報が付加された情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報を再生する再生手段と、
    前記記憶手段に記憶されている第1の情報が前記再生手段によって再生されている状態で、前記第1の情報と異なる種類の第2の情報が前記入力手段によって入力された場合において、前記第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに前記第1の情報と関連づけられて前記記憶手段に記憶されているとき、前記付加手段が、前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に同一の識別情報または互いに関連する情報であることを表す付加情報を付加するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 複数の種類の情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された前記情報に、前記情報を識別するための識別情報を付加する付加手段と、
    前記識別情報が付加された情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報を再生する再生手段と、
    前記記憶手段に記憶されている第1の情報が前記再生手段によって再生されている状態で、前記第1の情報と異なる種類の第2の情報が前記入力手段によって入力された場合において、前記第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに前記第1の情報と関連づけられて前記記憶手段に記憶されているとき、前記付加手段が、前記第1の情報と前記第2の情報に互いに関連する情報であることを表す付加情報を、前記第1の情報と前記第3の情報の関連性を表す付加情報とは独立して付加するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 前記記憶手段に記憶されている前記第1の情報が前記再生手段によって再生されている状態で、前記第2の情報が前記入力手段によって入力された場合において、前記第2の情報と同一の種類の前記第3の情報がすでに前記第1の情報に関連づけられて前記記憶手段に記憶されているとき、前記制御手段は、前記再生手段が前記第3の情報を再生するように制御する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の情報記録再生装置。
  7. 前記更新手段による更新処理を禁止する禁止手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  8. 前記第1の情報は、画像データであり、前記第2の情報および前記第3の情報は、線画データである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  9. 前記第1の情報は、音声データであり、前記第2の情報および前記第3の情報は、線画データである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  10. 前記再生手段によって再生された前記情報を表示する表示手段
    をさらに備え、
    前記再生手段は、前記第2の情報と前記第3の情報を、前記表示手段に異なる色または異なる濃度で表示させる
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の情報記録再生装置。
  11. 前記第1の情報は、画像データであり、前記第2の情報および前記第3の情報は、音声データである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  12. 前記記憶手段に記憶されている第1の情報が前記再生手段によって再生されている状態で、前記第1の情報と異なる種類の第2の情報が前記入力手段によって入力された場合において、前記第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに前記第1の情報と関連づけられて前記記憶手段に記憶されているとき、前記制御手段は、前記再生手段が前記第3の情報を再生せず、前記更新手段が前記第3の情報を前記第2の情報を用いて更新するように制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報記録再生装置。
  13. 前記識別情報は、前記入力手段によって前記情報が入力された時刻からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  14. 複数の種類の情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報を再生する再生手段と、前記情報を更新し、前記記憶手段に記憶させる更新手段と、前記記憶手段に記憶されている第1の情報が前記再生手段によって再生されている状態で、前記第1の情報と異なる種類の第2の情報が前記入力手段によって入力された場合において、前記第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに前記第1の情報と関連づけられて前記記憶手段に記憶されているとき、前記再生手段が前記第3の情報を再生し、前記更新手段が前記第3の情報を前記第2の情報を用いて更新するように制御する制御手段を備える情報記録再生装置で使用される制御プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記記憶手段に記憶されている第1の情報が前記再生手段によって再生されている状態で、前記第1の情報と異なる種類の第2の情報が前記入力手段によって入力された場合において、前記第2の情報と同一の種類の第3の情報がすでに前記第1の情報と関連づけられて前記記憶手段に記憶されているとき、前記再生手段が前記第3の情報を再生し、前記更新手段が前記第3の情報を前記第2の情報を用いて更新するように前記制御手段を制御する制御プログラムを記録した
    ことを特徴とする記録媒体。
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