JPH06104317B2 - ロール状長尺物の切断装置 - Google Patents

ロール状長尺物の切断装置

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JPH06104317B2
JPH06104317B2 JP29737791A JP29737791A JPH06104317B2 JP H06104317 B2 JPH06104317 B2 JP H06104317B2 JP 29737791 A JP29737791 A JP 29737791A JP 29737791 A JP29737791 A JP 29737791A JP H06104317 B2 JPH06104317 B2 JP H06104317B2
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cutting
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support rod
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敏夫 山本
敏晃 森北
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株式会社コルテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール状長尺物の切断装
置、詳しくは、織布、樹脂シートなどのシート状物をロ
ール状に巻装して成る長尺物を所定幅毎に切断する切断
装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、長尺物を所定幅毎に切断する切断装
置は、実開昭63ー179089号公報に示されている
ように、機台に、チャックと該チャックを駆動する駆動
装置と、水平状の支持棒とを装着し、前記支持棒の外周
に前記長尺物を挿嵌して回転可能に支持し、この長尺物
の一端部を前記チャックに保持して、前記駆動装置によ
り前記長尺物を回転駆動するように成す一方、前記機台
に、前記支持棒の軸方向に移動可能な移動台を支持し、
この移動台と前記機台との間にモータを備えた軸方向送
り機構を設けると共に、前記移動台に、前記支持棒の軸
方向と直交する横方向に進退移動可能な刃物台を支持
し、この刃物台と前記移動台との間にモータを備えた径
方向送り機構を設け、かつ、前記刃物台に、前記長尺物
を所定幅毎に切断する回転刃及び該回転刃を駆動するモ
ータを支持し、前記駆動装置により前記長尺物を回転駆
動させながら、前記モータにより前記回転刃を回転駆動
し、更に前記径方向送り機構のモータを駆動して前記刃
物台を前記支持棒の径方向に移動させることにより、前
記回転刃で前記長尺物を切断し、この切断後、前記回転
刃を前記長尺物の外径位置に対応した後退位置に後退移
動させた後、前記回転刃を前記支持棒の軸方向に一定長
さだけ横移動させて、再び前記後退位置の回転刃を径方
向に移動させることにより、前記長尺物を所定幅に切断
するように構成されている。そして、以上の構成におい
て、前記回転刃の後退位置設定は、前記移動台に前記長
尺物の外径に対応して位置変更可能としたスライド体を
摺動可能に設けると共に、前記刃物台に、前記回転刃の
前進移動により前記スライド体と接触して動作するリミ
ットスイッチを設けて行っており、前記スライド体を前
記長尺物の外径位置に対応した位置に調節し、前記回転
刃の前記長尺物に対する後退時、前記リミットスイッチ
の前記スライド体との接触が外れることにより、前記回
転刃の後退移動を停止するようにしているのである。即
ち、前記スライド体の前記外径位置に対応する位置調節
により、前記回転刃の切断時における往動終端位置から
前記後退位置までのストローク量を設定し、前記長尺物
を切断後、前記回転刃を前記後退位置で移動停止し、こ
の後退位置で前記移動台を前記支持棒の軸方向に一定幅
横移動させるようにしているのである。
【0003】所で、以上のごとく前記回転刃の長尺物に
対する進退方向のストローク量を、前記長尺物の外径に
対応して調整するのは、長尺物の外径に対し最小のスト
ローク量とし、回転刃の遊びを少なくするためであっ
て、前記ストローク量を一定として調整不能にすると、
長尺物の外周面から前記後退位置までの距離が、長尺物
の外径によって変化し、該長尺物の外径が小さい場合に
は、大径の場合に比較して、前記長尺物の外径に対し大
きく後退した位置で停止することになり、この結果、前
記回転刃の遊び量が多くなることになるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のごとく構
成する従来においては前記スライド体を長尺物の外径位
置に合わせて進退移動させて前記リミットスイッチのオ
フ動作位置を変えることにより前記ストローク量を調整
しているため、前記長尺物の外径が異なる毎にこの外径
位置に合わせてスライド体を移動調整する煩わしさがあ
るし、また、スライド体を前記外径位置に移動させて調
整する構造であるため正確なストローク量に調整し難い
問題があった。
【0005】本発明は以上の点に鑑み発明したもので、
目的は、長尺物の外径に対応して回転刃の後退位置を容
易に、かつ正確に設定できるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明は、巻
装管Bにシート状物をロール状に巻装して成る長尺物A
を回転可能に支持する支持棒4と、この支持棒4に支持
した前記長尺物Aを回転駆動する駆動装置3と、前記支
持棒4に支持する前記長尺物Aの長さ方向と直交する方
向に進退移動可能で、前記長尺物Aを所定幅毎に切断す
る回転刃11とを備えたロール状長尺物の切断装置であ
って、前記回転刃11を覆うカバー13の上部位置で、
前記回転刃11の前記長尺物Aへの前進移動方向前部
に、この回転刃11の前端より前方位置から前記長尺物
Aの接線方向に照射して前記長尺物Aの外径位置を検出
する光電センサ16を設け、この光電センサ16の検出
結果に基づいて前記回転刃11の切断作業時における前
記長尺物Aに対する後退位置Xを設定するようにしたの
である。
【0007】
【作用】回転刃11のカバー13に長尺物Aの外径位置
を検出する光電センサ16を設けて、この光電センサ1
6の検出結果に基づいて前記回転刃11の切断作業時に
おける前記長尺物Aに対する後退位置Xを設定するよう
にしているから、前記長尺物Aの外径が異なる場合で
も、その外径位置は、前記回転刃11の前進移動により
検出でき、この検出結果に基づいて外径位置に対応した
前記後退位置Xを正確に設定できるのである。従って、
従来例のように長尺物Aの外径に対応して回転刃11の
ストローク量を調整するための煩わしい調整作業を解消
でき、しかも、光電センサ16を用いて前記長尺物Aの
外径位置を検出して後退位置Xを設定するから、この後
退位置Xの設定を正確に行えるのであって、正確なスト
ローク量に容易に調整できるのである。
【0008】
【実施例】図3、4において、1は横長状の機台であっ
て、この機台1の長さ方向一端側に、巻装管Bにシート
状物をロール状に巻装された長尺物Aを保持するチャッ
ク2と該チャック2を回転駆動する駆動装置3とを設け
ると共に、前記機台1に前記チャック2の背面側から該
チャック2の中心を通って前記機台1の他端側に延びる
水平状の支持棒4を取付け、この支持棒4の外周に前記
長尺物Aを挿嵌して回転可能に支持し、この長尺物Aの
一端部を前記チャック2に保持して、前記駆動装置3に
より前記長尺物Aを回転駆動するようにしている。
【0009】また、前記支持棒4は、図1に示したよう
に後記する回転刃と対向する径方向一側面を、支持棒4
の外径に対し中心側に凹入させて断面略D字形に形成
し、後記する回転刃が支持棒の外径位置に移動したと
き、この回転刃が支持棒と接触するのを防ぐようにして
いる。
【0010】又、前記機台1には、前記支持棒4の軸方
向に移動可能な移動台5を1対のレール6に沿って移動
可能に支持し、この移動台5と前記機台1との間に、前
記移動台5を前記支持棒4の軸方向に移動させる軸方向
送り機構7を設けている。
【0011】この軸方向送り機構7は、前記機台1に設
けるボールねじ71と該ボールねじ71に螺合し、前記
移動台1に設けるナット体72と、伝動輪及び伝動帯を
介して前記ボールねじ71を回転駆動する第1モータ7
3とにより形成し、前記ボールねじ71の回転駆動によ
り前記ナット体72を設けた移動台5を前記機台1に対
し移動させるように成す一方、前記ボールねじ71の端
部に、前記第1モータ73の回転に対応してパルス信号
を出力する第1エンコーダ8を設けている。
【0012】又、前記移動台5には、前記支持棒4の軸
方向と直交する横方向に進退移動可能な刃物台9を1対
のレール10に沿って移動可能に支持し、この刃物台9
に、前記長尺物Aを所定幅毎に切断する回転刃11及び
該回転刃11を駆動する第2モータ12を支持すると共
に、前記回転刃11の前記支持棒4との対向側部分を除
く他の外周部を覆うカバ−13を設ける一方、前記刃物
台9と前記移動台5との間に、前記刃物台9を前記支持
棒4の径方向に移動させる径方向送り機構14を設け
て、前記回転刃11を、前記支持棒4の凹入部4aと対
向する方向に移動させるようにしている。
【0013】前記径方向送り機構14は、前記移動台5
に設けるボールねじ14aと該ボールねじ14aに螺合
し、前記刃物台9に設けるナット体14bと、伝動輪及
び伝動帯を介して前記ボールねじ14aを回転駆動する
第3モータ14cとにより形成し、前記ボールねじ14
aの回転駆動により前記ナット体14bを設けた刃物台
9を前記移動台5に対し前後方向、つまり原位置から前
記支持棒4の外径位置との間を移動させるように成す一
方、前記ボールねじ14aの端部近くに、前記第3モー
タ14cの回転に対応してパルス信号を出力する第2エ
ンコーダ15を設けている。また、前記第3モータ14
cは、該モータ14cの電源周波数を調節するインバー
タ制御器を備え、前記周波数を調節することにより高速
から低速に調整できるようになっており、前記インバー
タ制御器を、後記する光電センサ16の出力に連動して
制御し、原位置から前記光電センサ16による長尺物A
の外径位置までの間、つまり前記光電センサ16が動作
するまでは高速駆動し、前記光電センサ16の動作後、
前記支持棒4の外径位置に至るまでの切断作業時には、
低速駆動するようにするのである。
【0014】しかして、前記回転刃11を覆うカバー1
3の上部位置で、前記回転刃11の前記長尺物Aへの前
進移動方向前部に、この回転刃11の前端より前方位置
から前記長尺物Aの接線方向に照射して前記長尺物Aの
外径位置を検出する光電センサ16を設け、この光電セ
ンサ16の検出結果に基づいて前記回転刃11の切断作
業時における前記長尺物Aに対する後退位置Xを設定す
るのである。
【0015】この光電センサ16は、前記長尺物Aの接
線方向に光を照射する投光器16aと、この投光器16
aから照射された光を入力する受光器16bとから成
り、これら投光器16aと受光器16bとを前記カバー
13に取付けると共に、前記移動台5に、前記投光器1
6aから照射された光を反射させて前記受光器16bに
入力させる反射板16cを設けて、前記光の受光器16
bへの入力により光電センサ16から検出信号が出力さ
れるようにしており、この光電センサ16からの検出結
果に基づいて前記後退位置Xを設定するのであって、こ
の後退位置Xの設定は、後記する前記回転刃11の前進
終端位置から後退して前記光電センサ16が出力するま
での距離に応じ前記第2エンコーダ15から出力するパ
ルス信号をカウントした実測パルス数をもとに行うので
ある。
【0016】又、前記機台1における前記チャック2の
近傍位置に、前記支持棒4のチャック側から他端方向に
照射して前記回転刃11の前記支持棒4に対する前進終
端位置を設定するための位置検出センサ17を設けると
共に、前記機台1に、後記するコントローラ18を取付
けている。
【0017】前記位置検出センサ17は、前記刃物台9
の進退移動範囲内における所定位置に設けて、第2エン
コーダ15から出力するパルス数カウント開始位置を設
定し、予め決めたパルス数により前記回転刃11の前進
終端位置、つまり、前記支持棒4の外径位置で切断完了
位置を設定するもので、光を照射する投光器17aと、
この投光器17aから照射された光を入力する受光器1
7bとを備えた主として透過形光電センサを用いるので
あり、実施例では、前記投光器17aを前記機台1にお
けるチャックの近傍位置に取付けると共に、前記受光器
17bを、前記機台1のチャックと反対側端部に取付
け、前記投光器17aからの光が前記受光器17bに向
かって図3に示したように傾斜状に照射されるようにな
っており、前記チャック2の近くで刃物台9の前進に伴
なって移動する前記回転刃11の刃先位置を検出するよ
うにしている。
【0018】即ち、前記位置検出センサ17は、前記刃
物台9の進退移動範囲内で、前記後退位置Xより前記長
尺物Aに対し遠ざかる所定位置に設けるのであって、こ
の位置検出センサ17の設定位置と前記支持棒4の外径
位置との距離は、前記位置検出センサ17の設定位置、
つまり前記チャック近くに設ける検出位置で決まるので
あるから、この固定距離に対応する第2エンコーダ15
のパルス数も前記距離に対するパルス数に換算して決め
られるのであり、従って、前記位置検出センサ17から
検出信号が出力されたとき、前記第2エンコーダ15か
ら出力するパルス信号のカウントを開始することによ
り、前記距離に対応する換算パルス数をもとに前記刃物
台9の前進終端位置、つまり、前記回転刃11が前記支
持棒4の外径位置に至る切断終了位置を設定できるので
ある。
【0019】また、前記光電センサ16により設定する
後退位置Xは、前記位置検出センサ17の検出位置より
前記支持棒4に近づいた位置、つまり前記長尺物Aの外
径位置であるが、前記刃物台9が前記換算パルス数をも
とに設定した前進終端位置に到達した後、この前進終端
位置から後退位置Xに後退するとき、前記第2エンコー
ダ15から出力するパルス信号数をカウントした実測パ
ルス数をもとに後記するコントローラ18からの出力で
制御することにより前記後退位置Xから前進する刃物台
9の前進終端位置を設定できるのである。
【0020】又、前記移動台5における前記回転刃11
の前進方向前方側端部には当り19を設けると共に、前
記刃物台9に、前記回転刃11が前記前進終端位置に到
達したときで、後記するコントローラ18による前記第
3モータ14cの制御が行われなかったとき、この第3
モータ14cに停止及び後退信号の少なくとも一方を出
力するための近接スイッチなどの安全スイッチ20を設
けている。
【0021】また、前記機台1のチャック側には、前記
移動台5の前記チャツク方向への横移動量、つまり、前
記長尺物Aの所定幅毎の切断が完了する作業完了位置を
設定する当り21を設けると共に、前記移動台5には、
前記当り21に当接して0N動作し、前記作業完了位置
を検出する第1リミットスイッチ22を設ける一方、前
記機台1のチャックと反対側にも前記移動台5の切断作
業開始位置を設定する当り23を設けると共に、前記移
動台5に前記当り23に当接して0N動作する近接スイ
ッチ24とを設けている。
【0022】また、前記移動台5における前記回転刃1
1の前進開始位置、つまり刃物台9の原位置には当り2
5を設けると共に、前記刃物台9に、該刃物台9が原位
置に移動したとき前記当り25と当接して前記第3モー
タ14cの回転を停止させる第2リミットスイッチ26
を設けている。
【0023】しかして、以上のごとく構成する前記移動
台5及び刃物台9の駆動制御は、前記光電センサ16か
らの長尺物Aの外径位置情報と、位置検出センサ17の
検出結果に基づいてカウント開始する前記刃物台9の前
進時における第2エンコーダ15からのパルス数情報及
び前記刃物台9の後退時における第2エンコーダ15か
らのパルス数情報をもとにコントローラ18から出力す
る指令に基づいて行うのである。
【0024】即ち、前記コントローラ18の入力部18
aには、前記光電センサ16と位置検出センサ17と第
1及び第2エンコーダ8、15と前記安全スイッチ20
と第1及び第2リミットスイッチ22、26と近接スイ
ッチ24と前記回転刃9の横移動量を設定する入力器3
0とを設けると共に、出力部18cには、前記第3モー
タ14cと第1モータ73及び図示していないが、前記
第3モータ14cのインバータ制御器を接続するのであ
る。また、前記コントローラ18は、演算処理部(CP
U)とメモリ(RAM)とを備え、前記演算処理部(C
PU)において、前記した固定距離を前記第2エンコー
ダ15から出力する距離に対するパルス数に換算して前
記刃物台9の前進終端位置0を設定する基準パルス数設
定手段18bを設けるのであり、前記メモリ(RAM)
には、前記基準パルス数設定手段18bで設定する前記
距離に対応した換算パルス数を記憶すると共に、前記前
進終端位置0から前記光電センサ16により設定する長
尺物Aの外径位置に対応して設定する後退位置Xに後退
するとき、第2エンコーダ15から出力するパルス信号
をカウントした実測パルス数を、前記換算パルス数から
減算した減算パルス数を記憶するのである。
【0025】即ち、前記後退位置Xは、前記したように
前記位置検出センサ17の設定位置、つまり前記検出位
置より前記支持棒4に近い位置にあり、この後退位置X
から切断を開始するのであるから、前記検出位置と後退
位置Xとの距離の差を補正するために前記前進終端位置
0から後退位置Xに戻るときのパルス数をカウントし、
前記換算パルス数から減算した減算パルス数をメモリ
(RAM)に記憶しておいて、後退位置Xからの切断作
業開始時、この減算パルス数をメモリ(RAM)から読
み出して減算パルス数を実測パルス数に加算し、この加
算値を前記換算パルス数と比較することにより前記後退
位置Xからの前進終端位置0を設定することができるの
である。
【0026】また、前記加算値と換算パルス数との比較
は前記演算処理部(CPU)により行うのであって、そ
の比較は加算方式とし、前記加算値が前記換算パルス数
になったとき、前記第3モータ14cに後退指令を出力
するようにするのである。また、前記後退位置Xの設定
は、前記光電センサ16の出力をもとに行ってもよい
が、前記換算パルス数及び減算パルス数がメモリ(RA
M)に記憶されているのであるから、前記前進終端位置
0での換算パルス数から減算方式で比較することにより
行うことができる。この場合、前記換算パルス数から前
記減算パルス数を減算してスタートし、減算の結果零に
なったとき、後退位置Xに到達することになるのである
から、この比較結果をもとに前記第3モータ14cに停
止指令を出力し、次に説明する横移動の指令を出力する
ようにするのである。
【0027】また、前記移動台5による刃物台9の横移
動は、横移動量を切断幅に応じて前記入力器30により
予め決めて行うのであって、この横移動量に対応する第
1エンコーダ8のパルス数を前記演算処理部(CPU)
において設ける横移動基準パルス数設定手段18dで設
定すると共に、この横移動基準パルス数もメモリ(RA
M)に記憶するのであって、前記刃物台5が後退位置X
に到達して横移動の指令が出力し、前記第1モータ73
を駆動するとき、前記第1エンコーダ8から出力するパ
ルス信号をカウントし、前記メモリ(RAM)から前記
横移動基準パルス数を読み出し実測パルス数と前記横移
動基準パルス数とを前記演算処理部(CPU)で比較
し、前記横移動基準パルス数になったとき、前記出力部
18cから前記第1モータ73に停止する指令を出力す
るのである。
【0028】尚、前記支持棒4の外径位置とは、前記凹
入部4aを除いた部分の外径位置である他、凹入部4a
含む部分の外径位置であってもよい。
【0029】次に以上のごとく構成した切断装置の作用
について説明する。
【0030】前記長尺物Aを支持棒4の外周に挿嵌支持
してその一端部を前記チャック2に保持し、刃物台9を
原位置から高速で前進移動させるのであって、この刃物
台9に支持した回転刃11が原位置から前進して光電セ
ンサ16が0FF動作すると、前記第3モータ14cは
切断速度に減速される。
【0031】そして、前記光電センサ16が0FF動作
した後、前記第2エンコーダ15から出力される実測パ
ルス数と前記減算パルス数との加算値が予め設定した前
記換算パルス数になると、前記回転刃11が前進終端位
置0に到達することになり、この位置で前記長尺物Aの
切断が完了するのであるから、この位置に到達したと
き、前記出力部18cから前記第3モータ14cに逆回
転の指令が出され、前記回転刃11は前進終端位置0か
ら後退移動させられるのである。従って、前記回転刃1
1は支持棒4に対し行き過ぎることなく、その外径位置
の設定位置から確実に後退させ得るのである。
【0032】また、前記回転刃11の後退移動は、前記
第2エンコーダ15から出力される実測パルス数の、前
記した減算パルス数からの減算結果が零になると前記光
電センサ16で検出する長尺物Aの外径位置に至ること
になるのであるから、この外径位置に相当する後退位置
Xに到達したとき、前記出力部18cから前記第3モー
タ14cに逆回転駆動停止指令が出力され、前記回転刃
11は前記後退位置Xで停止させられるのである。従っ
て、前記長尺物Aの外径が異なっても前記光電センサ1
6による外径位置の検出結果に基づいて後退位置が設定
され、この後退位置で停止させられるのであるから、従
来例のように前記長尺物Aの外径に対応してその都度回
転刃11のストローク量を調節する必要がなく、調節作
業の煩わしさを解消できると共に、正確なストローク量
に調節が可能となるのである。
【0033】また、以上のように後退位置Xで停止した
後には、軸方向送り機構7の第1モータ73に駆動指令
が出され、前記メモリ(RAM)に記憶された横移動基
準パルス数と同じパルス数だけ回転駆動されて前記移動
台5が所定長さ前記支持棒4の軸方向に移動するのであ
る。そして、回転刃11が所定距離前記支持棒4の長さ
方向に横送りされた後、この横送りされた位置で再び前
記第3モータ14cが回転し、次回の切断作業が実行さ
れる。この次回の切断作業も前記した初回の切断作業と
同様、前記減算パルス数がメモリ(RAM)から読み出
され、この減算パルス数が、前記第2エンコーダ15か
ら出力されるパルス信号をカウントした実測パルス数に
加算され、この加算値と前記換算パルス数との演算処理
部(CPU)での比較で、その加算値が前記換算パルス
数になったとき、前記出力部18cから前記第3モータ
14cに後退指令が出力される。従って、前記回転刃1
1の前進は、前記換算パルス数で設定する前進終端位置
0で中止され、前記長尺物Aの切断が完了するのであっ
て、切断完了後に出力される前記後退信号により、第3
モータ14cが逆回転に切換わり、前記回転刃11を支
持した刃物台9は後退移動するのであり、また、この後
退移動時も前記同様制御され、回転刃11は後退位置X
に停止するのであって、以後前記した行程で切断作業が
繰り返される。
【0034】また一方、長尺物Aを所定幅毎に切断した
結果、前記回転刃11が前記チャック2に近づき、切断
作業完了位置に到達すると、前記移動台5に設けた第1
リミットスイッチ22が当り21に当接して0N動作
し、この第1リミットスイッチ22の0N動作により前
記第3モ−タ14cは、前記刃物台9が原位置に後退移
動するまで逆回転する。この原位置への後退移動は、第
2リミットスイッチ26が当り25に当接するまで継続
し、前記第2リミットスイッチ26の0N動作により前
記第3モータ14cの回転が停止し、刃物台9は原位置
に復帰する。
【0035】以上の切断作業完了後、この切断作業完了
位置で第3モータ14cを駆動することにより前記回転
刃11の摩耗量をチェックし、摩耗している場合には、
この摩耗量の修正を行うことができるのである。
【0036】即ち、前記刃物台9が原位置に復帰してい
る状態で第3モ−タ14cを駆動し、原位置に復帰して
いる刃物台9を前進終端位置方向に前進移動させ、位置
検出センサ17により回転刃11の刃先位置が検出され
るのであり、この検出により前記コントローラ18のメ
モリ(RAM)に記憶された前回の減算パルス数をリセ
ットすることにより行えるのである。つまり前記回転刃
11の刃先が摩耗している場合でも、前記位置検出セン
サ17により回転刃11の刃先位置を検出して、この検
出位置から前記支持棒4の外径位置までの固定距離に対
応するパルス数をもとに、前記前進終端位置0を予め設
定して前記回転刃11を前進させることができるから、
前記刃先の摩耗量を自動的に修正できるのである。
【0037】そして、斯くのごとく摩耗量を自動的に修
正した後、新たに切断作業を開始する場合、前記第3モ
ータ14cを駆動して前記刃物台9を一度原位置に復帰
させた後、第1モータ73を駆動して前記移動台5を前
記チャック2に対し反対側の作業開始位置に復帰させ、
前記した場合と同様第3モータ14cを駆動し、刃物台
9を原位置から前進終端位置0方向に前進移動させるこ
とにより、前述したように切断作業を行うことができる
のである。
【0038】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、回転刃11のカ
バー13に長尺物Aの外径位置を検出する光電センサ1
6を設けて、この光電センサ16の検出結果に基づいて
前記回転刃11の切断作業時における前記長尺物Aに対
する後退位置Xを設定するようにしたから、前記長尺物
Aの外径が異なる場合でも、その外径位置は、前記回転
刃11の前進移動により検出でき、この検出結果に基づ
いて外径位置に対応した前記後退位置Xを正確に設定で
きるのである。従って、従来例のように長尺物Aの外径
に対応して回転刃11のストローク量を調整するための
煩わしい調整作業を解消でき、しかも、光電センサ16
を用いて前記長尺物Aの外径位置を検出して後退位置X
を設定するから、この後退位置Xの設定を正確に行える
のであって、正確なストローク量に容易に調整できる効
果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明切断装置の要部のみの拡大側面図であ
る。
【図2】同装置の要部のみの拡大正面図である。
【図3】同装置の一部省略正面図である。
【図4】同装置の一部省略平面図である。
【図5】同装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
3 駆動装置 4 支持棒 11 回転刃 13 カバー 16 光電センサ A 長尺物 B 巻装管 X 後退位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻装管Bにシート状物をロール状に巻装し
    て成る長尺物Aを回転可能に支持する支持棒4と、この
    支持棒4に支持した前記長尺物Aを回転駆動する駆動装
    置3と、前記支持棒4に支持する前記長尺物Aの長さ方
    向と直交する方向に進退移動可能で、前記長尺物Aを所
    定幅毎に切断する回転刃11とを備えたロール状長尺物
    の切断装置であって、前記回転刃11を覆うカバー13
    の上部位置で、前記回転刃11の前記長尺物Aへの前進
    移動方向前部に、この回転刃11の前端より前方位置か
    ら前記長尺物Aの接線方向に照射して前記長尺物Aの外
    径位置を検出する光電センサ16を設け、この光電セン
    サ16の検出結果に基づいて前記回転刃11の切断作業
    時における前記長尺物Aに対する後退位置Xを設定する
    ようにしたことを特徴とするロール状長尺物の切断装
    置。
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