JP2788455B2 - 竪型帯鋸盤 - Google Patents

竪型帯鋸盤

Info

Publication number
JP2788455B2
JP2788455B2 JP63224812A JP22481288A JP2788455B2 JP 2788455 B2 JP2788455 B2 JP 2788455B2 JP 63224812 A JP63224812 A JP 63224812A JP 22481288 A JP22481288 A JP 22481288A JP 2788455 B2 JP2788455 B2 JP 2788455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
work
work table
setting value
saw blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63224812A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0276618A (ja
Inventor
徹 常盤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP63224812A priority Critical patent/JP2788455B2/ja
Publication of JPH0276618A publication Critical patent/JPH0276618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2788455B2 publication Critical patent/JP2788455B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば大型なワークを切断する竪型帯鋸
盤に関する。
(従来の技術) 従来、竪型帯鋸盤において、ワークに切断加工を行う
場合、例えば回転自在な帯鋸刃を固定的に設け、ワーク
を載置したワークテーブルを切断送り方向へ往復動せし
めて帯鋸刃でワークに切断加工が行われている。
すなわち、ワークに切断送りを行う場合、ワークテー
ブル前進押しボタンを押し、ワークテーブルを前進させ
て切断開始位置よりわずか手前の位置で一端停止させ
る。次いで切断送り押しボタンを押し、ワークテーブル
を切断速度で前進させ、帯鋸刃がワークに切り込み始め
る切断開始位置にきたときに、切り込み設定スタート押
しボタンを押して切断加工が開始される。その際、ワー
クテーブル移動量の表示は“0"となり、以後のワークテ
ーブル移動量をカウントして切断加工が続行される。
ワークテーブル移動量の表示が予め設定した切り込み
深さの設定値と等しくなると、自動的にワークテーブル
の切断送りが一端停止する。次に、ワークテーブルをマ
ニュアル操作で後退押しボタンを押すことによって早送
りによる後退動作が行われていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前進した従来の竪型帯鋸盤における切断方
法では、切断開始を行う切断開始位置より手前の位置で
一旦ワークテーブルを停止させたり、また、切断開始位
置でワークテーブル移動量のカウントを“0"にリセット
したり、あるいは切断送りを終了した後、一旦ワークテ
ーブルを停止させてからワークテーブルの後退動作をマ
ニュアル操作によって行っているため、操作性が非常に
悪かった。而して、連続切断には適していないという問
題があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、切断
送りと後退動作を自動的に行うと共に、切断開始位置を
ワーク原点に自動的に検出して操作性を良好にすると共
に連続切断を可能にした竪型帯鋸盤を提供することにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、上下方
向に走行する帯鋸刃に対して切断送り方向へ相対的に移
動自在のワークテーブルを設けると共に、上記ワークテ
ーブル上のワークを、前記切断送り方向に対して直交す
る方向へ横送りする幅寄せ装置を前記ワークテーブルに
設けてなる竪型帯鋸盤において、入力装置によって入力
された切込み深さ設定値を記憶した切込み深さ設定値メ
モリと、後退移動設定値を記憶した後退移動設定値メモ
リと、横送り設定値を記憶した横送り設定値メモリと、
前記ワークテーブルの切断送り方向の相対的な移動位置
を検出する位置検出装置と、前記幅寄せ装置によるワー
クの横送り移動量を検出する検出装置と、前記位置検出
装置及び検出装置の検出値と前記各メモリに記憶された
各設定値に基いて前記ワークテーブル及び幅寄せ装置を
制御するための制御装置とを備えてなるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第5図,第6図および第7図を参照するに、竪型帯鋸
盤1におけるベース3は箱型状のメインベース3Mとこの
メインベース3Mの右側および左側に隣接して設けられた
サブベース3R,3Lから構成されていて、これらは例えば
床面上に配置されている。このベース3上には切断送り
方向(第5図,第6図において左右方向)へ適宜な間隔
で延伸した複数のガイドレール5が配設されている。
このガイドレール5に案内されて切断送り方向へ移動
自在なワークテーブル7がガイドレール5上に設けられ
ている。このワークテーブル7はコモンテーブル9とア
クセサリーテーブル11とから構成され、コモンテーブル
9がガイドレール5上で案内され、アクセサリーテーブ
ル11はコモンテーブル9上に一体化されている。
前記アクセサリーテーブル11は第6図に示されている
ように、切断送り方向へ適宜な間隔で複数に分割されて
いると共に切断送り方向と直交した横送り方向へ延伸し
ている。しかも、アクセサリーテーブル11は切断送り方
向に沿って詳細を後述する帯鋸刃が通過可能な溝13が形
成されており、この溝13を境にしてアクセサリーテーブ
ル11はメインアクセサリーテーブル11Aとサブアクセサ
リーテーブル11Bに分割されている。
このアクセサリーテーブル11との間にはワークWを横
送り方向へ横送りする複数の幅寄せ装置15が設けられて
いる。この幅寄せ装置15も前記溝13を境にしてメイン,
サブの幅寄せ装置15A,15Bで構成されている。しかも、
幅寄せ装置15Aは例えば複数15A(I),15(II),15(II
I)からなっている。
前記ワークテーブル7におけるコモンテーブル9の内
部側壁には第5図に示されているように、切断送り方向
へ延伸したラック17が設けられている。このラック17に
はピニオン19が噛合されていて、このピニオン19には駆
動モータ21が連動連結されている。
また、ラック17には、ワークテーブル7のコモンテー
ブル9が切断送り方向へ移動した際の移動量を検出する
ためのピニオン23が噛合されていて、このピニオン23の
同軸にはエンコーダ25が取付けられている。
上記構成により、駆動モータ21を駆動させると、ピニ
オン19が回転することによってラック17が切断送り方向
へ移動されるから、ワークテーブル7は切断送り方向へ
往復動される。したがってワークテーブル7上に載置固
定されたワークWは切断送り方向の例えば第5図におい
て左方向へ切断送りされると共に、第5図において右方
向へ後退移動されることになる。なお、この際、ワーク
テーブル7の移動量をエンコーダ25で検出し、切断開始
位置やワークテーブル7の後退させる位置などが正確に
検出される。
前記サブベース3R,3Lの右端,左端にリミットスイッ
チ27,29を設けておくことによって、ワークテーブル7
の右端,左端がリミットスイッチ27,29に接触してワー
クテーブル7がストロークエンドに達したことを検出す
ることができる。
前記メインベース3M上におけるほぼ中央部の前側(第
6図において下側、第7図において左側)にはハウジン
グ31が立設されており、このハウジング31の上部には回
転自在な従動ホイール33が内蔵されている。回転自在な
駆動ホイール35は前記メインベース3Mに内蔵されてい
る。この駆動ホイール35を駆動せしめる駆動モータ37も
前記メインベース3M内に内蔵され、駆動ホイール35に連
動連結されている。前記駆動ホイール35と従動ホイール
33とは帯鋸刃Bで巻回されている。
上記構成により、駆動モータ37を駆動させると、駆動
ホイール35が回転されることによって駆動ホイール35と
従動ホイール33とに巻回された帯鋸刃Bが所望の回転数
で回転されることになる。
前記ハウジング31の第7図において従動ホイール33を
カバーした従動ホイールカバー39の右側下部には帯鋸刃
Bをガイドする上部鋸刃ガイド41が設けられており、ま
た前記メインベース3Mの上方における前記上部鋸刃ガイ
ド41と相対向した位置には下部鋸刃ガイド43が設けられ
ている。したがって、走行している帯鋸刃Bを上部鋸刃
ガイド41と下部鋸刃ガイド43とで保持案内すると共に、
上部鋸刃ガイド41と下部鋸刃ガイド43との間における帯
鋸刃BでワークWに切断加工が行われることになる。
第5図に示されているように、サブベース3Rの右端に
はL字形状のブラケット45を介して例えばレーザビーム
などを照射する検出装置47が設けられていて、しかも、
ワークWの端面には予め切断すべき位置としてのケガキ
線が付されている。ワークWを前記幅寄せ装置15で横送
り方向へ横送りされるから、このケガキ線が前記検出装
置47から照射されるレーザビームによってワークWの次
の切断位置を検出し位置決めすることができる。
前記幅寄せ装置15は、第8図に示されているように、
コモンテーブル9上に設けられた幅寄せ装置15Aと15Bと
からなり、幅寄せ装置15Aの構成は、ワークWを載置し
たテーブル49とこのテーブル49を上下動させる上下動用
駆動装置51とテーブル49を横送り方向(第8図において
左右方向)へ横送りさせる移動用駆動用装置53とで構成
されている。
すなわち、前記コモンテーブル9上の左右両側には上
下動用駆動装置51のシリンダ55が設けられており、この
シリンダ55には上下動自在なピストンロッド57が装着さ
れている。このピストンロッド57の上部先端部には回転
自在なローラ59が支承されている。また、前記コモンテ
ーブル9には取付けプレート61を介してプッシャーシリ
ンダ63が設けられており、このプッシャーシリンダ63に
はピストンロッド65が装着されている。ピストンロッド
65の先端はブラケット67を介して前記テーブル49の下面
に取付けられている。前記幅寄せ装置15B上には第8図
において左右方向へ延伸したスケール69が設けられてお
り、かつ幅寄せ装置15B上にはワークWを横送りした際
のストッパ71が調整自在に設けられている。
上記構成により、シリンダ55を作動させるとピストン
ロッド57を介してローラ59が上昇する。その状態におい
てプッシャーシリンダ63を作動させると、ピストンロッ
ド65が第8図において左方向へ移動する。その結果、テ
ーブル49がローラ59の回転により左方向へ移動し、テー
ブル49上に載置されているワークWが第8図において左
方向へ横送りされることになる。横送りされたワークW
はストッパ71に突き当たり切断幅が位置決めされる。
第7図に示されているように、前記ハウジング31内の
左側には竪型帯鋸盤1を制御する制御装置73が設けられ
ており、この制御装置73の前面には操作盤75が設けられ
ている。
前記制御装置73の制御ブロック図が第1図に示されて
いる。第1図において、CPU(中央処理装置)77には種
々のデータを入力する入力装置79が接続されており、ま
たI/Fを介して軸制御部81が接続され、さらにアンプ83
を介して前記駆動モータ21が接続されている。駆動モー
タ21により移動したワークテーブル7の移動量をエンコ
ーダ25で検出してCPU77に戻されるようになっている。
また、I/Fを介して軸制御部85が接続されアンプ87を
介して駆動モータ37が接続されていて、駆動モータ37に
より帯鋸刃37が走行速度を制御されながら走行駆動され
る。
CPU77にはI/Fを介して検出装置47が接続されていて、
検出装置47の例えばレーザビームをワークWの側面に付
されたケガキ線に照射してワークWの横送りが検出され
る。また、I/Fを介して幅寄せ装置15が接続されてい
る。
CPU77には種々の値を表示する表示装置89が接続され
ている。また、CPU77には切込み深さ設定値メモリ91が
接続されていて、入力装置79からの入力により切込み深
さ設定値(L0)が記憶されている。CPU77には実際の切
込み深さ量メモリ93が接続されていて、前記駆動モータ
21によって切断送り方向へ移動した実際の切込み深さ量
(LF)をエンコーダ25で検出してその実際の切込み深さ
量(LF)が一旦実際の切込み深さ量メモリ93に記憶され
る。
切込み深さ設定値メモリ91,実際の切込み深さ量メモ
リ93に記憶されている切込み深さ設定値(L0)と実際の
切込み深さ量(LF)は表示装置89に表示されると共に、
第1演算処理装置95に取込まれて、実際の切込み深さ量
(LF)と切込み深さ設定値(L0)とが比較される。実際
の切込み深さ量(LF)が切込み深さ設定値(L0)に達す
る(切断が終了する)と、ワークテーブル7が後退移動
するように指令信号がCPU77に送られる。
CPU77には後退移動設定値メモリ97が接続されてい
て、入力装置79からの入力により後退移動設定値(L0
X)が記憶されている。但し、X値は切断開始位置から
わずか手前へ離れた位置までの長さである。CPU77には
実際の後退移動量メモリ99が接続されていて、前記ワー
クテーブル7は後退移動させる指令信号により駆動モー
タ21で後退移動されて、そのときの実際の後退移動量
(LB)が一旦後退移動量メモリ99に記憶される。
後退移動設定値メモリ97,実際の後退移動量メモリ99
に記憶されている後退移動設定値(L0+X)と実際の後
退移動量(LB)は前記表示装置89に表示されると共に、
第2演算処理装置101に取込まれて、実際の後退移動量
(LB)と後退移動設定値(L0+X)とが比較されて、実
際の後退移動量(LB)が後退移動設定値(L0+X)に達
すると、CPU77に停止指令信号が出されて、駆動モータ2
1がとまり、ワークテーブル9が停止する。
CPU77に横送り設定値メモリ103が接続されていて、入
力装置79からの入力により横送り設定値(C0)が記憶さ
れている。CPU77には実際の横送り移動量メモリ105が接
続されていて、前記幅寄せ装置15を作動させてワークW
を横送りしその横送り量を検出装置47で検出し、検出さ
れた実際の横送り量(C)が一旦記憶される。
横送り設定値メモリ103,実際の横送り移動量メモリ10
5に記憶されている横送り設定値(C0)と実際の横送り
移動量(C)は第3演算処理装置107に取込まれて、実
際の横送り移動量(C)と横送り設定値(C0)とが比較
される。実際の横送り移動量(C)が横送り設定値
(C0)に達すると、停止命令信号がCPU77に送られて幅
寄せ装置15が停止される。
また、CPU77にはNC加工プログラムメモリ109が接続さ
れていて、NC加工プログラムメモリ109に格納されてい
るNC加工プログラムを取り出すことによって竪型帯鋸盤
1がNC制御されてワークWに切断加工が行われることに
なる。
前記操作盤75の一例が第2図に示されている。第2図
において、入力装置79としては、テンキー部79A,リセッ
トボタン79B、LED(A)79CおよびLED(B)79Dとで構
成されている。
操作盤75の上部には表示装置89としての切込み深さ設
定値表示部89Aと実際の切込み深さ現在値表示部89Bとで
構成されている。
前記幅寄せ装置15を操作する操作ボタンが操作盤75の
左側中央部分に設けられている。すなわち、幅寄せ装置
15A(I),(II),(III)を同時に作動させるマルチ
と個々に作動させるシングルのスイッチを切換える切換
えスイッチ111A,幅寄せ装置15A(I),(II),(II
I)をアップしたり、ダウンさせたりする切換える切換
えスイッチ111B,幅寄せ装置15A(I),(II),(II
I)を前進させたり、後退させる押しボタン111C,111D,1
11E,111F,111Gおよび111Hで構成されている。
操作盤75の下部には、主電源がON,OFFされる電源開閉
用押しボタン113,油圧機器をON,OFFさせる油圧機器開閉
用押しボタン115,非常停止をかける非常停止用押しボタ
ン117,帯鋸刃Bを起動させる帯鋸刃起動用押しボタン11
9,切断送りをさせる切断送り用押しボタン121,ワークテ
ーブル7を前進させたり、あるいは後退させるワークテ
ーブル前進用押しボタン123,ワークテーブル後退用押し
ボタン125が設けられている。
ここで、操作盤75の操作一例について説明する。まず
最初に切込み深さ設定入力および設定値表示の操作を説
明すると、切込み深さ設定値を入力する場合には、テン
キー部79Aの▲[↑]▼,▲[↓]▼のキーを押すこと
により、切込み設定深さLED(A)79Cが点灯される。切
込み設定深さLED(A)79Cが点灯されると、切込み深さ
設定値表示部89Aには前回入力された切込み設定深さが
表示される。その前回の切込み設定深さで変更する必要
がなければ、この状態で設定値入力が終了する。
設定値を変更したい場合には、上書きによるか、ある
いは▲[C]▼キーにより行われる。
なお、切断中における設定値変更は可能であるが、ワ
ークテーブル7が変更しようとする値を通過した後では
変更できないようになっている。
次に、切込み深さ表示および操作について説明する
と、切断送り用押しボタン121を押した場合には、帯鋸
刃Bの回転中は切断送り自己保持となり、帯鋸刃Bの停
止中はインチング送りができる。
ワークテーブル7の移動量表示は、現在実際の切込み
深さ現在値の表示部89Bに表示されている値に積算又は
減算により表示される。リセット押しボタン79Bを押し
た場合にはワークテーブル移動量の表示はゼロにクリア
され、その後、ワークテーブル移動量が表示されるよう
になっている。リセット押しボタン79Bを押した時の設
定値表示は、LED(A)79Cが点灯し、設定値表示は切込
み深さを表示する。
切断送り自己保持中の切断送り停止については、ワー
クテーブル移動量が切込み深さに達したときに全停止の
信号を受けた後、例えば30秒後に全停止する。非常停止
用押しボタン117を押した場合にはワークテーブル7は
その場で停止し、表示は現在位置を表示する。後退用押
しボタン125を押した場合には、ワークテーブル7は後
退用押しボタン125を押している間後退を続け、表示は
時々刻々変化する現在位置を表示する。
切断中の早送りを行う場合には、切断送り用押しボタ
ン121と早送り押しボタン(図示省略)の両方を押しい
る間だけ切断早送りが可能となる。
リセット押しボタン79Bは切断中には1回しか受け付
けないようになっている。2回目は複合操作でリセット
可能である。複合操作はリセット押しボタン79Bを押し
ながら、▲[C]▼キーを押すか、又は▲[C]▼キー
を押しながらリセット押しボタン79Bを押す。
切断中にワークテーブル後退用押しボタン125を押す
と、切断送りが自己保持されている場合帯鋸刃Bが停止
する。押しボタン125を押している間後退する。
帯鋸刃Bを空運転している間にワークテーブル後退用
押しボタン125を押すと、帯鋸刃Bが回転しながら後退
する。
早送り後退操作について説明すると、テンキー部79A
の▲[S]▼キーを押すとLED(B)79Dが点灯される。
LED(B)79Dが点灯した後、ワークテーブル後退用押し
ボタン125を押す。ワークテーブル7は切断開始位置
(ワーク原点)よりXmmだけ余分に後退して停止する。L
ED(B)79Dが点灯した後、ワークテーブル後退用押し
ボタン125以外の押しボタンを押した場合にはS機能は
キャンセルされるようになっている。
早送り後退中の停止については、非常停止用押しボタ
ン117を押した場合に、ワークテーブル7はその場で停
止し、表示は現在位置を表示する。
早送り後退完了状態については、駆動モータ37は停止
し、油圧ポンプモータは停止しない。LED(B)79Dは点
灯する。
以上述べた制御装置73の構成および操作盤75の操作説
明を基にして、この実施における切断方法の基本的な動
作を、第3図を基にして説明する。第3図(A)におい
て切断加工を開始する前に、ワークWの長さ(l)が予
め測定されている。(本実施例の場合、ワークWは特に
大型で重量が重い場合である。)入力装置79により、予
め切込み深さL0,後退移動量(L0+X)および横送り量
(C0)が設定されている。
第3図(A)において、ワークテーブル7を切断送り
方向へ前進させると、ワークWは帯鋸刃Bで切断加工が
開始される。すなわち、ワークWの端面が帯鋸刃Bで切
込まれこの位置を切断開始位置(ワーク原点)として、
エンコーダ25で検出される。この切断開始位置(ワーク
原点)を基準にして実際の切込み深さ(LF)がエンコー
ダ25により現在位置を検出する。
この場合、予め設定された切込み深さ(L0)は切込み
深さ設定値表示部89Aに表示されると共に、実際の切込
み深さ現在地(LF)は切込み深さ現在値表示不89Bに時
々刻々と表示される。
そして、実際の切込み深さ現在値(LF)が予め設定さ
れた切込み深さ設定値(L0)に達すると、第3図(B)
に示したごとき状態となる。なお、予め設定された切込
み深さ設定値(L0)はワークWの長さ(l)よりΔlだ
け長く設定される。すなわち、帯鋸刃Bで設定された切
込み深さ設定値(L0)だけ切込むと、ワークWの他端は
帯鋸刃Wから第3図(B)に示したごとく抜かれた状態
となり、ワークWの長さ(l)は完全に切断されること
になる。
第3図(B)に示したごとく、ワークWが切断加工さ
れると同時的にワークテーブル7が後退動作を開始す
る。ワークテーブル7の後退動作が開始されると、切込
み深さ設定値表示部89Aには予め設定された後退移動量
設定値(L0+X)が表示されると共に、切込み深さ現在
値表示部89Bには実際の後退移動量(LB)が時々刻々と
表示される。而して、実際の後退移動量(LB)が予め設
定された後退移動量設定値(L0+X)に到達すると第3
図(C)に示したごとき状態となってワークテーブル7
が停止する。
ワークテーブル7が停止した時点で幅寄せ装置15を作
動さ実際の横送り移動量(C)が予め設定された横送り
移動量設定値(C0)になったことを検出装置47で検出さ
れると、第3図(D)に示したごとき状態でワークWは
停止されて、次の切断加工がすぐに動作できる状態とな
る。
上述した一連の動作を繰返すことによって、1つのワ
ークWから予め設定された幅(C0)でもって自動的に連
続して切断加工を行うことができる。しかも、切断送
り,早送り後退動作が自動的に行われるから、操作性が
よくかつ連続して切断加工ができる。延いては生産性を
向上することができる。
また、第4図に示したごとく、ワークWが載置される
ワークテーブル7の長さと切断すべきワークWの長さが
ほぼ同じである場合、切込み深さL0はワークWの長さl
とほぼ等しくΔlの余裕を持たせることができない場
合、ワークWの最終切断加工すなわちワークWの端面の
切断加工を終了した時には帯鋸刃Bの回転を停止させる
ことなく、例えば30秒程度回転させてから停止させるこ
とによって、帯鋸刃Bの折曲げを防止し帯鋸刃Bを損傷
させることなく寿命を伸ばすことに寄与することができ
る。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実施
し得るものである。例えば、本実施例においては走行自
在な帯鋸刃Bを固定して設けワークWを移動させる竪型
帯鋸盤1について説明したが、ワークWを固定し走行自
在な帯鋸刃Bを移動させる竪型帯鋸盤1でも対応するこ
とが可能である。また、幅寄せ装置47でワークWを横送
りさせる動作と検出を完全自動的に行うようにしても対
応可能である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、上下方向に走行する帯鋸刃(B)に対
して切断送り方向へ相対的に移動自在のワークテーブル
(7)を設けると共に、上記ワークテーブル(7)上の
ワーク(W)を、前記切断送り方向に対して直交する方
向へ横送りする幅寄せ装置(15)を前記ワークテーブル
(7)に設けてなる竪型帯鋸盤において、入力装置(7
9)によって入力された切込み深さ設定値(Lo)を記憶
した切込み深さ設定値メモリ(91)と、後退移動設定値
(Lo+X)を記憶した後退移動設定値メモリ(97)と、
横送り設定値(Co)を記憶した横送り設定値メモリ(10
3)と、前記ワークテーブル(7)の切断送り方向の相
対的な移動位置を検出する位置検出装置と、前記幅寄せ
装置(15)によるワークの横送り移動量を検出する検出
装置(47)と、前記位置検出装置及び検出装置(47)の
検出値と前記各メモリ(91,97,103)に記憶された各設
定値に基いて前記ワークテーブル(7)及び幅寄せ装置
を制御するための制御装置とを備えてなるものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、切
込み深さ設定値メモリ91,後退移動設定値メモリ97およ
び横送り設定値メモリ103を備えているから、切込み深
さ設定値(Lo)、後退移動設定値(Lo+X)および横送
り設定値(Co)を予め設定しておくことができ、かつワ
ークを支持したワークテーブル7の切断送り方向の相対
的な移動位置を検出する位置検出装置及び幅寄せ装置15
による横送り移動量を検出する検出装置47を備えている
から、切込み深さ設定値Loだけワークの切削を行った後
に後退移動設定値(Lo+X)だけワークテーブル7を後
退し、その後に横送り設定値Coだけワークの横送りを行
い、その後にワークの切削を再開することを自動的に繰
り返すことができ、大きなワークを横送り設定値の幅に
自動的に切断することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した竪型帯鋸盤における制御装
置の構成ブロック図、第2図は制御装置を操作する操作
盤の一実施例図、第3図はこの発明に係る切断方法を説
明した説明図、第4図はワークの端部を特殊に切断する
際の説明図、第5図はこの発明を実施した一実施例の帯
鋸盤の正面図、第6図は第5図における平面図、第7図
は第5図における側面図、第8図は第6図におけるVIII
−VIII線に沿った断面図である。 7……ワークテーブル、15……幅寄せ装置 25……エンコーダ、47……検出装置 73……制御装置、75……操作盤 B……帯鋸刃、W……ワーク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に走行する帯鋸刃(B)に対して
    切断送り方向へ相対的に移動自在のワークテーブル
    (7)を設けると共に、上記ワークテーブル(7)上の
    ワーク(W)を、前記切断送り方向に対して直交する方
    向へ横送りする幅寄せ装置(15)を前記ワークテーブル
    (7)に設けてなる竪型帯鋸盤において、入力装置(7
    9)によって入力された切込み深さ設定値(Lo)を記憶
    した切込み深さ設定値メモリ(91)と、後退移動設定値
    (Lo+X)を記憶した後退移動設定値メモリ(97)と、
    横送り設定値(Co)を記憶した横送り設定値メモリ(10
    3)と、前記ワークテーブル(7)の切断送り方向の相
    対的な移動位置を検出する位置検出装置と、前記幅寄せ
    装置(15)によるワークの横送り移動量を検出する検出
    装置(47)と、前記位置検出装置及び検出装置(47)の
    検出値と前記各メモリ(91,97,103)に記憶された各設
    定値に基いて前記ワークテーブル(7)及び幅寄せ装置
    を制御するための制御装置とを備えてなることを特徴と
    する竪型帯鋸盤。
JP63224812A 1988-09-09 1988-09-09 竪型帯鋸盤 Expired - Fee Related JP2788455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63224812A JP2788455B2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 竪型帯鋸盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63224812A JP2788455B2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 竪型帯鋸盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0276618A JPH0276618A (ja) 1990-03-16
JP2788455B2 true JP2788455B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=16819592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63224812A Expired - Fee Related JP2788455B2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 竪型帯鋸盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2788455B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253568A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Off Corporation:Kk バンドソーにおける切断補助装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4560942B2 (ja) * 2000-10-26 2010-10-13 トヨタ自動車株式会社 切裂加工装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220715A (en) * 1975-08-09 1977-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Receiving band switching equipment
JPS61270019A (ja) * 1985-05-24 1986-11-29 Amada Co Ltd コンターマシン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253568A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Off Corporation:Kk バンドソーにおける切断補助装置
JP4579182B2 (ja) * 2006-03-24 2010-11-10 株式会社オフ・コーポレイション バンドソーにおける切断補助装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0276618A (ja) 1990-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5418729A (en) Communication linkage system for programmable band saw
EP1747825B1 (en) Bending device
CA1241899A (en) Program-controlled frame bending method and apparatus
US5060547A (en) Cutting machine and method for positioning end of workpiece to be cut in cutting machine
US3104687A (en) Radial arm saw
JPS60213421A (ja) ワイヤカツト放電加工機のイニシヤルホ−ル加工装置
JP2788455B2 (ja) 竪型帯鋸盤
US5172618A (en) Cutting machine and method for positioning end of workpiece to be cut in cutting machine
JPH0857654A (ja) プラズマ切断装置
JP3730278B2 (ja) 帯鋸盤における加工方法およびその帯鋸盤
JP2980168B2 (ja) 帯鋸装置
JP2002192420A (ja) 帯鋸盤
KR200173656Y1 (ko) 목재 가공용 전동톱의 안전 제어 시스템
JPH0825132A (ja) 切断方法およびその装置
JPH071231A (ja) 面取り兼シェービング装置
JP3233422B2 (ja) 刃物の刃先角の選択方法及び刃物の研削装置
US3157333A (en) Machine for operating on elongated workpieces
JPH07266310A (ja) 木造建築材のほぞ加工装置
JP2822354B2 (ja) 鋸刃による切断方法
JP3485582B2 (ja) 切断機の自動スタート方法および切断機
JPS6222300Y2 (ja)
JP2941167B2 (ja) 帯鋸装置
JPH05169315A (ja) 帯鋸盤の鋸刃ガイド幅自動調整方法及び装置
JPH06106350A (ja) 自動溶接機における位置決め装置
JP2559219Y2 (ja) 立形ブローチ盤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees