JPH06103721A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH06103721A
JPH06103721A JP25323292A JP25323292A JPH06103721A JP H06103721 A JPH06103721 A JP H06103721A JP 25323292 A JP25323292 A JP 25323292A JP 25323292 A JP25323292 A JP 25323292A JP H06103721 A JPH06103721 A JP H06103721A
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plate
disc
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Hiromitsu Matsuda
裕充 松田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立部品の数を減らし、しかも組み立て作業
を容易かつ迅速に行うことを可能とするディスクカート
リッジを提供する。 【構成】 図5は、本実施例のディスクカートリッジ1
に光磁気ディスク9を収納する様子を示す説明図であ
る。ケース3に光磁気ディスク9を収納する前でも、予
めスライダシャッタ一体物7をケース3に装着しておく
ことができる。この装着は、スライダシャッタ一体物7
のスライダ部50をケース下面板15の規制壁33に上
部から嵌め込むことで簡単に行うことができ、装着した
後は規制壁33がスライダ本体51を外側から規制する
ので容易に外れることがない。ケース上面板13はケー
ス下面板15とヒンジ部20により開閉可能に支持され
てなり、シャッタの短側面板70も、スライダ部50お
よび長側面板60とはヒンジ部80により開閉可能に支
持されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体である光磁気
ディスクまたは磁気ディスク等を収納するためのディス
クカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体たるディスクを収納するための
ディスクカートリッジは、ディスクの保護のため、ケー
スに設けられたディスクドライバーのヘッド挿入開口部
を覆うためのシャッタが摺動自在に設けられている。例
えば実開昭60−180375号に示されるディスクカ
ートリッジでのケースを形成する上面板と下面板とは別
体に成形されてなる。
【0003】さらにこの実開昭60−180375号に
示されるディスクカートリッジでは、シャッタにヒンジ
部を備えていることで、シャッタを構成する2枚の側面
板が断面から見て90度以上の開き角を有する状態に開
くことが可能となっている。また実願平2−11565
号に示されるディスクカートリッジではスライダとシャ
ッタとが一体に成形されてなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
のディスクカートリッジでは、組立部品の数が多く、し
かも組み立て作業が面倒であるという問題があった。例
えば実開昭60−180375号に示されるディスクカ
ートリッジの内部にディスクを収納するためには、必ず
上面板を下面板から完全に取り外さなくてはならない。
そしてディスクを収納した後に上面板を下面板に取り付
けることになる。この取付作業は上面板の全ての辺を正
確に下面板の各辺に合わせて装着しなければならず、特
に数が多くなるような場合、非常に煩雑で時間がかかる
ものであった。
【0005】さらに実開昭60−180375号に示さ
れるディスクカートリッジでは、シャッタの2枚の側面
板をヒンジ部で開いてケースに装着することができる
が、シャッタを取り付けたままで、ケースの上面板を取
り外すことはできない。つまりこのシャッタはスライダ
としての役割も兼ねており、これら2枚の側面板を閉じ
てケースを挟持するように備えることで初めてスライダ
としての役割を果たすことになる。そのためシャッタの
側面板を開いた状態でケースの一辺に支持することはで
きない。つまりこのような構造を採用しているため、デ
ィスクを収納する際はシャッタ部分を全て取り外す必要
があり、ディスク収納後に再びシャッタを取り付けなく
てはならず非常に面倒であった。また実開平2−115
65号に示されるディスクカートリッジでは、シャッタ
とスライダとは一体に成形されているが、2枚の側面板
を開くヒンジ部が設けられておらず、ディスク収納後に
シャッタの取り付けを行う必要がある。
【0006】本発明は、このような課題を解決するもの
とし、組立部品の数を減らし、しかも組み立て作業を容
易かつ迅速に行うことを可能とするディスクカートリッ
ジを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明(以下第1発明とする)は次の
ような構成を採用している。即ち、ディスクと、該ディ
スクを収納し、ヘッド挿入開口部が設けられているケー
スと、該ケースのヘッド挿入開口部を開閉自在に閉塞す
るシャッタとを備えたディスクカートリッジにおいて、
上記ケースは、上記ディスクを内部に収納するケース下
面板と該ケース下面板の蓋としてのケース上面板とを備
え、該ケース下面板とケース上面板とはヒンジ部により
開閉可能に支持されてなることを特徴とするディスクカ
ートリッジを要旨としている。
【0008】請求項2記載の発明(以下第2発明とす
る)は次のような構成を採用している。即ち、ディスク
と、該ディスクを収納し、ヘッド挿入開口部が設けられ
ているケースと、該ケースの一辺に備えられ摺動可能に
支持されるスライダと、該スライダに固定されるととも
に第1側面板および第2側面板を備え、該第1側面板お
よび第2側面板により上記ケースを挟持することでヘッ
ド挿入開口部を開閉自在に閉塞するシャッタとを備えた
ディスクカートリッジにおいて、上記シャッタの第1側
面板および上記スライダは一体に成形され、該一体物と
上記第2側面板とはヒンジ部により開閉可能に支持され
てなることを特徴とするディスクカートリッジを要旨と
している。
【0009】
【作用】第1発明のディスクカートリッジの場合、ケー
スは、ディスクを内部に収納するケース下面板と、その
蓋としてのケース上面板とを備えており、それらケース
下面板とケース上面板とはヒンジ部により開閉可能に支
持されてなる。そのため仮止めの状態でディスクを収納
する際でも、ヒンジ部によりケース上面板を開き、ディ
スクを収納した後にケース上面板を閉じればよい。その
ためケース下面板からケース上面板が離れてしまうこと
がなく、ケース上面板およびケース下面板の各辺を正確
に合わせるといった煩雑な作業を行う必要もない。
【0010】第2発明のディスクカートリッジの場合、
シャッタおよびスライダは一体に成形され、シャッタの
第1側面板およびスライダからなる一体物とシャッタの
第2側面板とはヒンジ部により開閉可能に支持されてな
る。そのためディスクを収納する際は、予めケースにシ
ャッタおよびスライダの一体物を装着しておくことがで
き、シャッタの第2側面板を開いてディスクを収納した
後にシャッタの第2側面板を閉じればよい。そのためデ
ィスクを収納する際でも、シャッタを取り外したり、取
り付けたりする煩雑な作業を行う必要がない。
【0011】
【実施例】以下本発明の詳細について図面に基づいて詳
細に記述する。図1は、本発明の一実施例としてのディ
スクカートリッジ1の全体図である。ディスクカートリ
ッジ1は、ケース3、スライダとシャッタとの一体物7
(以下スライダシャッタ一体物7と呼ぶ)、光磁気ディ
スク9、付勢用ばね部材11等から構成されている。
【0012】図2(a)はケース3を開いた状態の正面
図、図2(b)はそのA−A端面図を示している。ケー
ス3はポリカーボネート樹脂により一体に成形されてお
り、蓋としてのケース上面板13と、光磁気ディスク9
を内部に収納するケース下面板15とを備えいる。これ
らケース上面板13およびケース下面板15はヒンジ部
20により開閉可能に支持されてなる。
【0013】ほぼ正方形板状のケース上面板13には、
開口部21、ガイド突条23、第1ガイド壁25a、第
2ガイド壁25b、シャッタ摺動面26、円形台部2
7、ラベル貼着面28、ねじ止めボス部29、円形開口
部30等が設けられている。開口部21は、ディスクカ
ートリッジ1をディスクドライバーに装着し、光磁気デ
ィスク9の情報を読み出したり書き込んだりする際に、
光磁気ディスク9を外部に露出するための窓となる。ガ
イド突条23には、図3に示すスライダシャッタ一体物
7の、第1支持部55が下から当接することでスライダ
シャッタ一体物7の摺動を確実にしている。
【0014】第1ガイド壁25a、第2ガイド壁25b
は、図3に示すスライダシャッタ一体物7の、シャッタ
支持部53、第2支持部57が、それぞれ上から当接す
る。このことで、後述するスライダ本体51はケース下
面板15の規制壁33により、より確実に支持される。
シャッタ摺動面26は、そこに短側面板70が当接して
摺動するために浅い凹面が形成されている。円形台部2
7は、そこに光磁気ディスク9を乗せ、ケース上面板1
3とケース下面板15とを組み合わせたることで光磁気
ディスク9が、ディスクカートリッジ1を持ち運ぶ際に
大きくぶれないように設けられている。ラベル貼着面2
8は、そこにディスクカートリッジ1のラベルを貼着で
きるように浅い凹面が形成されている。この凹面は粘着
ラベルが貼着しやすいように鏡面となっている。ねじ止
めボス部29は、ケース上面板13の四隅にそれぞれ設
けられており、基部よりも先端部が大きい円形の突起を
なしており、その中央にはねじ孔29aが設けられてい
る。
【0015】ケース下面板15には、長開口部31、規
制壁33、ガイド突条35、ガイド溝37、ガイド壁3
9、ディスク収納壁41、ボス受け部43、付勢部材固
定部45、ケース側縁壁47、ケース凹部49等が設け
られている。長開口部31は、ディスクカートリッジ1
をディスクドライバーに装着し、光磁気ディスク9の情
報を読み出したり書き込んだりする際に、光磁気ディス
ク9を外部に露出するための窓となる。規制壁33は、
断面台形状に形成された棒状支持材で、長開口部31の
上部両端を架橋するように設けられている。この規制壁
33は、図3に示すスライダシャッタ一体物7のスライ
ダ部分として主要部を形成しているスライダ本体51を
外側から支えてその摺動を可能にしている。ガイド突条
35には、図3に示すスライダシャッタ一体物の第3支
持部59の上面59aが下から当接し、ガイド溝37に
は、スライダシャッタ一体物7の第1支持部55が係合
することで、スライダシャッタ一体物7の摺動を確実に
している。ガイド壁39には、スライダシャッタ一体物
7の第2支持部57が上から当接している。ディスク収
納壁41は、光磁気ディスク9よりもやや大きな円を描
くようにケース下面板15内部に立設され、このディス
ク収納壁41の高さは光磁気ディスク9の厚みよりもや
や高くなるように形成されている。このディスク収納壁
41は、ケース上面板13とケース下面板15とを組み
合わせたときに、ディスク収納壁41の上縁部がケース
上面板13の内面に当接する。このことにより円形の収
納室を形成し、他の構成から隔離することでチリやホコ
リ等の進入を防止する。
【0016】ボス受け部43は、ねじ止めボス部29と
対面する位置に四ヶ所設けられており、ケース上面板1
3とケース下面板15とが固定されるねじ止め部分であ
る。ボス受け部43は、短円筒状をなし中央部に入口よ
りも内部空間が大きい孔を形成しているボス受け孔43
bからなり、その底面には貫通孔43aが設けられてい
る。このボス受け部43は、そのボス受け孔43bに先
端部が根元より大きめに形成されているねじ止めボス部
29が嵌合されることで仮止めを行い、この状態で、ね
じを、貫通孔43aに貫通させた状態でねじ孔29aに
螺合することにより、ケース上面板13とケース下面板
15とを完全に固定することを可能にしている。付勢部
材固定部45は、付勢用ばね部材11の一端を支えるた
めの短い突条壁である。ケース側縁壁47は、長開口部
31が設けられている辺を除く三辺にそれぞれ設けられ
ており、側面壁を形成している。このケース側縁壁47
は、ケース下面板15とケース上面板13とを組み合わ
せた際、ケース3の、スライダシャッタ一体物7の取付
面を除く三つの側面板となる。ケース凹部49はケース
側縁壁47の長開口部31が設けられている辺の両側に
あたる2辺の上部に設けられている。このケース凹部4
9はディスクカートリッジ1をディスクドライバーに装
着した際、ディスクカートリッジ1を所定の位置で固定
するために用いられる。
【0017】図3はスライダシャッタ一体物7を示して
いる。図3(a)は正面図、図3(b)は平面図、図3
(c)は左側面図、図3(d)はA−A端面図、図3
(e)はB−B端面図を示している。スライダシャッタ
一体物7は、ポリカーボネート等の合成樹脂で成形した
ものであり、スライダ部50と第1側面板としての長側
面板60が一体に成形されてなり、これらと第2側面板
としての短側面板70とはヒンジ部80により開閉可能
に支持されてなる。
【0018】スライダ部50は、スライダ本体51、シ
ャッタ支持部53、およびスライダ部50を長尺方向に
摺動可能とするための各支持部55〜59等を備えてい
る。図3に示す通りスライダ部50には、図面に向かっ
て、右端下部に第1支持部55、右端上部に第2支持部
57を有し、長尺状のスライダ本体51がそれらを支え
ている。そして、そのスライダ本体51には、図面に向
かって左半分に、シャッタ支持部53が設けられてお
り、その左端下部に第3支持部59が設けられている。
【0019】シャッタ支持部53は、短側面板70とス
ライダ部50とを固定し、ケース3に装着したときにス
ライダシャッタ一体物7が摺動可能に設けられている。
シャッタ支持部53には、短側面板70の嵌合鈎部71
と嵌合可能に嵌合孔53aが3箇所に設けられており、
短側面板70の嵌合突部73を嵌め込み可能に嵌め込み
孔53bが2箇所に設けられている。また付勢用ばね部
材11(図示せず)の一端を係合するための係合溝53
cが設けられている。
【0020】第1支持部55は、ケース上面板13のガ
イド突条23、およびケース下面板15のガイド溝37
にそれぞれ当接する。第2支持部57は、ケース上面板
13の第2ガイド壁25b、およびケース下面板15の
ガイド壁39に上から当接する。第3支持部59は、ケ
ース下面板15のガイド突条35に下から当接する。こ
のようにして、各支持部55〜59により、ケース3内
でスライダ部50の安定した摺動が可能となっている。
【0021】長側面板60はケース下面板15の長開口
部31を閉塞するためのシャッタの長側面板であり、ス
ライダ部50および短側面板70とともに一体に形成さ
れてなる。長側面板補強壁63は、図3(e)の端面図
に示すように長側面板60の両端長手方向に形成されて
おり、長側面板60が容易に変形しないように剛性を高
める役割を果たしている。
【0022】短側面板70は、ケース上面板13の開口
部21を閉塞するものであり、ディスクカートリッジ1
のシャッタの短側面板である。この短側面板70はヒン
ジ部80でスライダ部50および長側面板60と一体に
成形されてなる。またこのヒンジ部80はスライダシャ
ッタ一体物7のスライダ部50および長側面板60と短
側面板70とを開閉可能に支持している。短側面板70
には嵌合鈎部71、嵌合突部73等が設けられている。
嵌合鈎部71はスライダ部50のシャッタ支持部53の
嵌合孔53aに嵌合可能な位置にそれぞれ3箇所に設け
られている。嵌合鈎部71は左右の2つが下方に向けた
鈎部となっており、中央の1つが上方に向けた鈎部とな
っていることから、一旦短側面板70をシャッタ支持部
53の嵌合孔53aに嵌合すると、容易に外れることは
ない。嵌合突部73は円柱状の突起であり、シャッタ支
持部53の嵌め込み孔53bに嵌合可能に2箇所に設け
られている。
【0023】図4は、スライダシャッタ一体物7のスラ
イダ部50および長側面板60と短側面板70とを閉じ
た状態のA−A断面図(拡大図)である。このように短
側面板70の嵌合鈎部71が、スライダ部50の嵌合孔
53aをそれぞれ嵌合する。またその際スライダ本体5
1はケース下面板15の規制壁33の内側にあり、スラ
イダシャッタ一体物7がケース3から外れることはな
い。
【0024】図5は、本実施例のディスクカートリッジ
1に光磁気ディスク9を収納する様子を示す説明図であ
る。ケース3に光磁気ディスク9を収納する前でも、予
めスライダシャッタ一体物7をケース3に装着しておく
ことができる。この装着は、スライダシャッタ一体物7
のスライダ部50をケース下面板15の規制壁33に上
部から嵌め込むことで簡単に行うことができ、装着した
後は規制壁33がスライダ本体51を外側から規制する
ので容易に外れることがない。ケース上面板13はケー
ス下面板15とヒンジ部20により開閉可能に支持され
てなり、シャッタの短側面板70も、スライダ部50お
よび長側面板60とはヒンジ部80により開閉可能に支
持されてなる。そのためケース上面板13を閉じ、短側
面板70を閉じた状態でディスクカートリッジ1を出荷
できる。
【0025】ディスクカートリッジ1に光磁気ディスク
9を収納する作業は、単に短側面板70を開いた状態
で、ケース上面板13を開き、光磁気ディスク9をディ
スク収納壁41の内部に収めればよい。光磁気ディスク
9を収めた後は、ケース上面板13を閉じ、続いて短側
面板70を閉じるだけでよい。それぞれヒンジ部20,
80が設けられているので、いちいちケース上面板13
の四辺をケース下面板15の四辺に合わせるといった面
倒な作業を必要とせず、きわめて迅速にかつ容易に光磁
気ディスク9の収納作業を実行することができる。
【0026】特に数多くのディスクカートリッジ1に光
磁気ディスク9を収納しなければならないような場合
は、仮止めされたディスクカートリッジ1を並べたり、
積んだりすることができて非常に効率がよい。また本発
明のディスクカートリッジ1によれば、ケース下面板1
5にケース上面板13を嵌め込む際、中央部に入口より
も内部空間が大きい孔を形成しているボス受け孔43b
に先端部が根元より大きめに形成されているねじ止めボ
ス部29が嵌合される。このため仮止めの状態でテスト
を行うことが可能である。
【0027】さらに短側面板70とスライダ部50との
嵌合も、嵌合鈎部71が上下方向に設けられているた
め、嵌合孔53aに確実に嵌合される。そのため細かい
ねじ等を必要とすることもなく、組み立てがきわめて容
易となっている。またスライダシャッタ一体物7はポリ
カーボネート樹脂等の合成樹脂で形成されているため、
金属を用いていた場合に比べ、ケース3との擦れ合いに
より生ずる粉末等が出にくくなる。そのためディスクド
ライバーに粉末が入り込むといったこともなくなる。
【0028】また本実施例の長側面板60の両端長手方
向には長側面板補強壁63が形成されており、長側面板
60が容易に変形しないように剛性を高めている。その
ため従来はこの長側面板60の先端が外側に変形してし
まうのを防ぐための防護板を外側から装着していたが、
そのような防護板を設ける必要もなくなった。
【0029】本実施例ではスライダ部50および短側面
板70の嵌合部分を嵌め込みで形成したので嵌合が容易
で外れにくいという利点があるが、この実施例の他にも
さまざまな嵌合形態が考えられる。ヒンジ部20,80
としても開閉可能に支持できるものであれば別体に設け
られていても構わない。ケース3のヒンジ部20も必ず
しも開口部と対面する辺に設けられている必要はなく横
の辺に設けられていても構わない。ケース3、スライダ
シャッタ一体物7を形成する材質は本実施例のような合
成樹脂として、ポリエチレンテレフタレート樹脂材、ポ
リアセタール樹脂材、アクリロニトリルブタジエンスチ
レン樹脂材、ポリプロピレン樹脂材、ポリブチレンテレ
フタレート樹脂材、ポリフェニレンエーテル樹脂材等を
用いてもよいし、またはステンレス鋼のような金属であ
っても構わない。
【0030】尚本実施例の、ケース3およびスライダシ
ャッタ一体物7は、従来のディスクカートリッジを前提
に設計され形成されたディスクカートリッジであっても
何等の変更を加えることなくそのままの部品を必要に応
じて用いることができるという利点もある。実施例では
ケース3およびスライダシャッタ一体物7の両方を採用
したディスクカートリッジ1を示したが、ケース3およ
びスライダシャッタ一体物7のいずれか一方のみを採用
することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した通り、第1発明のディスク
カートリッジでは、ディスクを内部に収納するケース下
面板と、その蓋としてのケース上面板とがヒンジ部によ
り開閉可能に支持されてなる。そのため仮止めの状態で
ディスクを収納する際でも、ヒンジ部によりケース上面
板を開き、ディスクを収納した後にケース上面板を閉じ
ればよい。このことで組立部品の数を減らし、しかも組
み立て作業を容易かつ迅速に行うことが可能となった。
【0032】第2発明のディスクカートリッジは、シャ
ッタの第1側面板およびスライダからなる一体物とシャ
ッタの第2側面板とはヒンジ部により開閉可能に支持さ
れてなる。そのためディスクを収納する際は、予めケー
スにシャッタおよびスライダの一体物を装着しておくこ
とができ、シャッタの第2側面板を開いてディスクを収
納した後にシャッタの第2側面板を閉じればよい。その
ため組立部品の数を減らし、しかも組み立て作業を容易
かつ迅速に行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施例としてのディスクカセット
の全体図である。
【図2】 そのケースを示す説明図であり、(a)は
ケースを開いた状態の正面図、(b)はA−A端面図で
ある。
【図3】 そのシャッタスライダ一体物を示す説明図
であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左
側面図、(d)はA−A端面図、(e)はB−B端面図
を示している
【図4】 そのシャッタスライダ一体物を閉じた状態
を示すA−A端面図(拡大図)である。
【図5】 ケースに光磁気ディスクを収納する様子を
示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・ディスクカートリッジ、3・・・ケース、7・
・・スライダシャッタ一体物、9・・・光磁気ディス
ク、13・・・ケース上面板、15・・・ケース下面
板、20・・・ヒンジ部、21・・・開口部、31・・
・長開口部、33・・・規制壁、41・・・ディスク収
納壁、47・・・ケース側縁壁、50・・・スライダ
部、51・・・スライダ本体、53・・・シャッタ支持
部、60・・・長側面板、63・・・長側面板補強壁、
70・・・短側面板、80・・・ヒンジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクと、 該ディスクを収納し、ヘッド挿入開口部が設けられてい
    るケースと、 該ケースのヘッド挿入開口部を開閉自在に閉塞するシャ
    ッタとを備えたディスクカートリッジにおいて、 上記ケースは、上記ディスクを内部に収納するケース下
    面板と該ケース下面板の蓋としてのケース上面板とを備
    え、該ケース下面板とケース上面板とはヒンジ部により
    開閉可能に支持されてなることを特徴とするディスクカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 ディスクと、 該ディスクを収納し、ヘッド挿入開口部が設けられてい
    るケースと、 該ケースの一辺に備えられ摺動可能に支持されるスライ
    ダと、 該スライダに固定されるとともに第1側面板および第2
    側面板を備え、該第1側面板および第2側面板により上
    記ケースを挟持することでヘッド挿入開口部を開閉自在
    に閉塞するシャッタとを備えたディスクカートリッジに
    おいて、 上記シャッタの第1側面板および上記スライダは一体に
    成形され、該一体物と上記第2側面板とはヒンジ部によ
    り開閉可能に支持されてなることを特徴とするディスク
    カートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19543943A1 (de) * 1995-03-17 1996-09-19 Fujitsu Ltd Träger für eine optische Platte

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JPS5966813A (ja) * 1982-10-05 1984-04-16 橋本 勝義 生茶葉の保管装置
JPS6253745A (ja) * 1985-08-29 1987-03-09 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 芳香族ニトロ化合物の気相還元用触媒の再生法
JPH03252976A (ja) * 1990-02-28 1991-11-12 Nec Home Electron Ltd ディスクカートリッジ

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JP2669998B2 (ja) 1997-10-29

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