JPH06103614B2 - 押釦スイッチのキートップ及びその製造方法 - Google Patents

押釦スイッチのキートップ及びその製造方法

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JPH06103614B2
JPH06103614B2 JP3103173A JP10317391A JPH06103614B2 JP H06103614 B2 JPH06103614 B2 JP H06103614B2 JP 3103173 A JP3103173 A JP 3103173A JP 10317391 A JP10317391 A JP 10317391A JP H06103614 B2 JPH06103614 B2 JP H06103614B2
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resin film
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篤志 播
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押釦スイッチのキートッ
プに関し、部品点数が少なく、薄型化、小型化に適し、
更に表示付キートップとして利用でき、且つ外部からの
湿気や水分が接点部へ浸入することを防止する所謂防滴
構造の押釦スイッチに好適なキートップに関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】近年、電子機器の小型化に伴い、その操作
部に用いる押釦スイッチに対してもその小型化及び薄型
化が要望されている。そしてこれらの電子機器の中には
種々の環境下で使用されるため数多くの性能が要望され
ている。その中の一つとして外部からの湿気や水分が接
点部に浸入するのを遮断する構造、所謂防滴構造を有す
る押釦スイッチが要望されている。
【0003】これらの要望に応えるものとして、図11
に示す構造のものがあった。図11において、61,6
2は接点パターンが形成されたシートであり、該シート
61,62をスペーサ63を介在させて上下に配置し、
シート61の上部に配置したパネル65と一体形成され
たヒンジ金型のキートップ64を押圧することにより、
クリックバネ68を介してシート61に形成された接点
パターン(可動接点)をシート62に形成された接点パ
ターン(固定接点)に当接するようにして押釦スイッチ
を構成している。
【0004】上記構造の押釦スイッチにおいて、外部、
主にキートップ側からキャビネット65内に浸入する湿
気や水分がスイッチ接点部に浸透するのを防止するた
め、シート61とキートップ64の間に防滴用のシート
66を配設し、該防滴用のシート66とキャビネット6
5の間にゴムパッキン67を介在させ、防滴構造として
いる。図11はゴムパッキン67と防滴用のシート66
の形状を示す平面図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の押釦スイッ
チは外部からの湿気や水分が接点部に浸入するのを防
ぐ、所謂防滴構造となるが、部品点数が多く、所定のキ
ートップの動作ストロークを必要とするために薄型化に
適せず、更にキートップには所定の長さを有するヒンジ
機構が付いているので小型化に適していないばかりか、
外部から浸入する湿気や水分の接点部への浸透を遮断す
るという所謂防滴性の点でも完全なものではなかった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、キートップの構造そのものを外部から湿気や水分が
浸入しにくい構造とし、且つ部品点数が少なく薄型化、
小型化に適した優れた防滴構造のキートップ及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、対向して配置された固定接点と、可動接点
と、該可動接点の上に配置され該可動接点を押圧するキ
ートップを具備する押釦スイッチのキートップであっ
て、キートップは樹脂モールドにより一体に形成された
キートップ部と該キートップ部の外周に一体に設けられ
たフィルム押え部を有し、樹脂フィルムをキートップ部
の上面を覆うように配設すると共に、フィルム押え部と
該フィルム押え部の上部に樹脂フィルムに設けた孔を通
して一体に設けられたフィルム固定部とで樹脂フィルム
を挟持して固定することを特徴とする。
【0008】樹脂フィルムの前記キートップ部上部に位
置する面に番号又は記号或いはシンボルマーク等を印刷
することを特徴とする。
【0009】また、キートップ部上部及びフィルム固定
部と同形状のキャビティ間隙を有する上金型と、前記キ
ートップ下部及び前記フィルム押え部と同形状のキャビ
ティを有する下金型と、樹脂フィルムを具備し、該樹脂
フィルムを上金型と下金型との間に挟持し、上金型又は
下金型のいずれかに設けられたピンゲートから溶融樹脂
を注入することにより、キートップ下部とフィルム押え
部と同形状のキャビティに、該溶融樹脂により樹脂フィ
ルムを変形させて上金型の内壁面に密着させ、更にフィ
ルムに設けた孔を通して上金型のフィルム固定部と同形
状のキャビティに流入させ、各キャビティを溶融樹脂で
満たし、該溶融樹脂が固化した後、上金型及び下金型を
外すことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように、樹脂フィルムでキートップ部の
上面を覆いフィルム押え部に該覆いフィルム押え部と一
体に設けられたフィルム固定部で該フィルムを挟持して
固定するので、キートップ部とフィルム押え部で、該樹
脂フィルムを挟持しているから、外部からの湿気や水分
はフィルム固定部と樹脂フィルムの間、更にフィルム押
え部と樹脂フィルムの間を通って接点部に浸透すること
はなく、該部分からの湿気や水分の接点部への浸透を確
実に遮断することができる。
【0011】また、樹脂フィルムにキートップを樹脂モ
ールドして形成するので、部品点数が少なくなり薄型
化、小型化に適したキートップ構造になる。更にキート
ップ部上部に位置するフィルム面に番号又は記号或いは
シンボルマーク等を印刷するので表示付キートップとし
ては、その表示は明瞭のものとなる。
【0012】また、上記のように樹脂フィルムを前記上
金型と下金型との間に挟持し、上金型又は下金型のいず
れかに設けられたピンゲートから溶融樹脂を注入するこ
とにより、上記のように優れた構造のキートップが極め
て迅速且つ容易に製造できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例の押釦スイッチのキ
ートップの構造を示す図であり、図1(a)は平面図、
図1(b)は断面(A−A断面)図、図1(c)は底面
図である。
【0014】キートップ12は樹脂材で一体に形成され
たキートップ部12bと、該キートップ部12bの外周
に一体に設けられたフィルム押え部12cを有してい
る。キートップ部12bの上面には、これを覆うように
樹脂フィルム10が配設され、該樹脂フィルム10をフ
ィルム押え部12cと該フィルム押え部12cの上部に
一体に設けられたフィルム固定部12dで挟持して固定
している。キートップ12の樹脂材料としては例えば熱
可塑性のポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂を使用
する。
【0015】キートップ12の可動接点を押圧する押圧
突起部12aは、キートップ部12の底面の中心部から
離れたフィルム押え部12cの下部に一体的に設けられ
ている。このように可動接点を押圧する押圧突起部12
aがキートップ部12の底面の中心部から離れた位置に
設けることにより、キートップ部12の底面中心下部に
接点部を配置する必要がない。従って、樹脂フィルム及
びキートップに光を通す樹脂材料を用いることにより、
この部分に発光素子を配設すれば、キートップ表面を発
光素子からの光で浮き出してみせることができる。特
に、樹脂フィルム10のキートップ部12bの位置する
部分に番号又は記号或いは各種シンボル等を印刷するこ
とにより、該番号又は記号或いは各種シンボル等がキー
トップ部12bから鮮明に見ることができ、美観が優れ
たものとなる。
【0016】図2は上記構造のキートップ12を用いた
押釦スイッチの構造例を示す図である。同図において、
公知のメンブレンスイッチを形成する。16,17はそ
れぞれ可動接点パターン16a,固定接点パターン17
aが形成されたシートであり、該シート16,17はそ
の接点パターン16a,17aを対向させ、且つ間にス
ペーサ18を介在させて重ね合わせ防滴枠11の下部に
固定されている。また、シート16の接点パターン16
aが位置する上面にはクリックバネ19が配設されてお
り、その上部にキートップ12の押圧突起部12aが位
置している。そしてキートップ部12bの中心下部には
発光ダイオード等の発光素子23が配置されている。
【0017】番号11は後に詳述するように、樹脂フィ
ルム10上の複数のキートップ12を囲んで水密状態で
設けられた防滴枠である。上記キートップ12、防滴枠
11及びシート16,17等の組立体は筐体15内に収
容されている。該筐体15の上部にはパネル14が配設
されている。該パネル14には長尺の突起14aが設け
られており、該長尺突起14aは前記防滴枠11の長溝
11aに水密状態に嵌合している。防滴枠11の材料は
熱可塑性及び熱固化性の合成樹脂のいずれでもかまわな
い。更にその水密状態の嵌合を高めるには、防滴枠の材
料を弾性のあるスチレン系エラストマー、ポリエステル
系エラストマーで形成すればよい。
【0018】押釦スイッチを上記構造とすることによ
り、キートップ12とパネル14の間隙から浸透する湿
気や水分は、キートップ12及び防滴枠11が樹脂フィ
ルム10に水密状態で固定されているから、それ以上の
浸透することはない。また、防滴枠11とパネル14
は、上記のように長溝11aと長尺突起14aは水密状
態に嵌合しているから、この防滴枠11とパネル14の
間を通って水分は浸透しない。従って、この押釦スイッ
チは防滴性に優れた構造のものとなる。
【0019】図3乃至図5は前記防滴枠11とキートッ
プ12を樹脂フィルムに樹脂モールドした押釦スイッチ
の操作部1の構造を示す図であり、図3は平面図、図4
は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図であ
る。防滴枠11は図示するように複数個のキートップ1
2(図では6個)を囲んで、樹脂フィルム10に水密状
態で設けられたものである。詳述すると、図3に示すよ
うに、樹脂フィルム10を挟んで上部11bと下部11
cが形成されており、上部11bの上面には断面矩形状
の長溝11aが形成され、防滴枠11の下面には基板等
に固定するための固定部材13が一体に形成されてい
る。ここで、防滴枠11はループ状の上部11bとルー
プ状の下部11cで樹脂フィルム10を挟み、且つ上部
11bと下部11cは図6に示す孔20を通して連結さ
れているのみであるから、湿気や水分はこの防滴枠11
と樹脂フィルム10の間を通り、更に連結部を通って浸
透することはない。即ち、樹脂フィルム10と防滴枠1
1の間は湿気や水分が浸透しない水密構造になってい
る。
【0020】次に、樹脂フィルム10に防滴枠11とキ
ートップを樹脂モールドで一体的に形成したスイッチ操
作体1の製造方法について説明する。図6は樹脂フィル
ム10の外形を示す平面図である。図示するように、樹
脂フィルム10は長方形状であり、防滴枠11を形成す
る部分にはモールド際に溶融樹脂が通る孔20が所定の
間隔で多数個設けられている。さらにキートップ12を
形成する部分は溶融樹脂が通る小さい孔21a(図では
3箇所)と大きい孔21bが設けられている。また、樹
脂フィルム10のキートップ部12bが位置する部分に
番号又は記号又は各種シンボル等24を印刷している。
その印刷面は、樹脂フィルム10の上面又は裏面のいず
れであっても良い。
【0021】図8はキートップの製造方法を説明するた
めの樹脂フィルムを上金型及び下金型で挟持した構造を
示す図で、同図(a)は図1のB−B断面に相当する
図、同図(b)は図1のA−A断面に相当する図であ
る。図示されているように、上金型105と下金型10
6との間に樹脂フィルムを挟持している。上金型105
はキートップ部12b(図1参照)の上部と同形状のキ
ャビティ110とフィルム固定部12dと同形状のキャ
ビティ112を有し、下金型106はキートップ部12
bの下部と同形状のキャビティ111とフィルム押え部
と同形状のキャビティ113と押圧突起部12aと同形
状のキャビティ114を有する。
【0022】上記のように、下金型105と下金型10
6とで樹脂フィルム10を挟み、大きな孔21bの上に
位置しているピンゲート107から溶融樹脂を注入する
ことにより、樹脂フィルム10に形成された前記孔21
bを通って下金型106のキャビティ114,111,
113にそれぞれ流入する。
【0023】その際、図8(b)で示されているよう
に、下金型106にて形成されたキャビティ111,1
13,114以外の箇所は上下金型にて強く挟持されて
いるため流入した溶融樹脂はフィルム10を変形させな
がら上金型105のキャビティ110に流入し、更に樹
脂フィルム10に形成された前記孔21aを通して上金
型105のキャビティ112に流入する。これにより、
樹脂フィルム10は変形し上金型105のキャビティ1
10の内壁面に密着する。溶融樹脂が固化した状態で上
金型105及び下金型106を外すと図1に示すキート
ップ部12bの表面を樹脂フィルムで覆ったキートップ
12が作られる。
【0024】上記実施例では、上金型105にピンゲー
ト107を設けて樹脂フィルム10に形成された大きな
孔21bを通して下金型106のキャビティ111,1
13,114に溶融樹脂を注入したが、直接下金型10
6のキャビティ114にピンゲートを設けて溶融樹脂を
注入するようにしてもよい。
【0025】本発明の製造方法の主旨は樹脂フィルム1
0を上金型のキャビティ110の形状に変形させながら
キートップ12を樹脂フィルムに樹脂モールドすること
であり、従ってキートップ12の形状及び溶融樹脂の注
入条件にも影響される。本実施例では樹脂フィルムの厚
みを0.2mm、キートップ12の高さは外径の1/2以
下にして製造したところ、樹脂フィルム10は上金型1
05のキャビティ100の内壁面に変形密着した。
【0026】溶融樹脂の注入に際し、溶融樹脂温度、射
出(注入)圧力、射出速度、射出時間、金型温度を適度
に設定する必要がある。本実施例では、溶融樹脂温度を
240℃、及び金型温度80℃前後とし、射出時間を3
秒前後及び冷却時間を10秒前後とし、更に射出成形機
の射出圧力を1400Kg、射出速度を15mm/秒と設定
した場合、歩留まりのよい成形ができた。
【0027】防滴枠11の形成は、図9に示すように枠
上部11b(図5参照)と同形状のキャビティ112を
有する上金型101と枠下部11c(図5参照)と同形
状のキャビティ113を有する下金型102とで樹脂フ
ィルム10を挟み、ピンゲート103から溶融樹脂を注
入することにより、該溶融樹脂は樹脂溜22を通って上
金型101のキャビティ112へ流入し、更に樹脂フィ
ルム10の孔20を通り下金型102のキャビティ11
3に流入する。樹脂が固化した状態で上金型111と下
金型102を外すことにより樹脂フィルムの所定範囲を
囲むような防滴枠11が形成される。
【0028】図10は本発明の第2の実施例の押釦スイ
ッチのキートップの他の構造を示す図であり、図10
(a)は平面図、図10(b)は断面(A−A断面)
図、図10(c)は底面図である。
【0029】キートップ12は樹脂材で一体に形成され
たキートップ部12bと、該キートップ部12bの外周
に一体に設けられたフィルム押え部12cを有してい
る。キートップ部12bの上面には、これを覆うように
樹脂フィルム10が配設され、該樹脂フィルム10をフ
ィルム押え部12cと該フィルム押え部12cの上部に
一体に設けられたフィルム固定部12dで挟持して固定
していることは図1に示すキートップと同一である。本
キートップ12が図1のキートップと相違する点は、可
動接点を押圧する押圧突起部12fがキートップ部12
bの下部中央部に、フィルム押え部12cの下面より突
出させて設けている点である。
【0030】また、キートップ12の樹脂材料には熱可
塑性のポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂で形成す
る点も図1のキートップと同一である。更に、製造方法
も下金型のキャビティ形状がキートップ12の形状に応
じて変わるだけで、他の点は図1のキートップの製造方
法と同一であるのでその説明は省略する。
【0031】本実施例において、樹脂フィルム10及び
キートップ12に光を通す樹脂材料を用いるとともに、
樹脂脂フィルム10のキートップ部12bの位置する部
分に番号又は記号或いは各種シンボル等を印刷すること
により、該番号又は記号或いは各種シンボル等がキート
ップ部12bから鮮明に見ることができ、美観が優れた
ものとなる。
【0032】なお、キートップ12のキートップ部12
bの形状は上記例に限定されるものではなく、例えば平
面が円形である必要は無く、例えば矩形状又は多角形で
もよいことは当然である。又、上記実施例ではフィルム
押え部12cをキートップ部12bの底部外周部に放射
状に4本一体に設けたが、フィルム押え部12cはこれ
に限定されるものではなく、キートップ12と樹脂フィ
ルム10との密着強度を高めるために放射状のフィルム
押え部12cをさらに増したり、フィルム固定部12d
をリング状につないでも構わない。要はキートップ12
の該箇所に上下金型105,106にて樹脂フィルム1
0を強挟持できれば、前記フイルム押え部12c、前記
フィルム固定部12dの本数又は形状は問わない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、樹
脂フィルムでキートップ部の上面を覆いフィルム押え部
と一体に設けられたフィルム固定部で該フィルムを挟持
して水密状態で固定するので、下記のような優れた効果
が得られる。
【0034】(1)部品点数が少なく、薄型化及び小型
化に適し、更に表示付のキートップとなる。 (2)外部からの湿気や水分はフィルム固定部と樹脂フ
ィルムの間、更にフィルム押え部と樹脂フィルムの間を
通って接点部に浸透することはなく、外部からの湿気や
水分の接点部への浸透を確実に遮断することができ、防
滴用押釦スイッチに好適なキートップとなる。 (3)また、本発明の製造方法によれば、上記キートッ
プを極めて迅速且つ容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押釦スイッチのキートップの構造を示
す図で、図1(a)は平面図、図1(b)は(a)のA
−A断面図、図1(c)は底面図である。
【図2】本発明のキートップを用いた押釦スイッチの構
造を示す一部断面図である。
【図3】樹脂フィルムとキートップと防滴枠からなる押
釦スイッチの操作部の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】防滴用樹脂フィルムの平面図である。
【図7】キートップ形成部の樹脂フィルムの孔形状を示
す図である。
【図8】図8(a),(b)はキートップの樹脂モール
ドを説明するための図である。
【図9】防滴枠の樹脂モールドを説明するための図であ
る。
【図10】本発明の押釦スイッチの他のキートップの構
造を示す図で、図10(a)は平面図、図10(b)は
(a)のA−A断面図、図10(c)は底面図である。
【図11】従来の防滴構造の押釦スイッチの構造例を示
す断面図である。
【図12】従来のゴムパッキンと防滴用のシートの形状
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ操作体 10 樹脂フィルム 11 防滴枠 12 キートップ 13 固定部材 14 パネル 15 筐体 16 シート 17 シート 18 スペーサ 19 クリックバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された固定接点と、可動接
    点と、該可動接点の上に配置され該可動接点を押圧する
    キートップを具備する押釦スイッチのキートップであっ
    て、キートップは樹脂モールドにより一体に形成された
    キートップ部と該キートップ部の外周に一体に設けられ
    たフィルム押え部を有し、樹脂フィルムを前記キートッ
    プ部の上面を覆うように配設すると共に、前記フィルム
    押え部と該フィルム押え部の上部に前記樹脂フィルムに
    設けた孔を通して一体に設けられたフィルム固定部とで
    前記樹脂フィルムを挟持して固定することを特徴とする
    押釦スイッチのキートップ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の押釦スイッチのキー
    トップであって、前記樹脂フィルムの前記キートップ部
    上部に位置する面に番号又は記号或いはシンボルマーク
    等を印刷するとことを特徴とする押釦スイッチのキート
    ップ。
  3. 【請求項3】 前記キートップ部上部及びフィルム固定
    部と同形状のキャビティを有する上金型と、前記キート
    ップ下部及び前記フィルム押え部と同形状のキャビティ
    を有する下金型と、樹脂フィルムを具備し、前記樹脂フ
    ィルムを前記上金型と下金型との間に挟持し、前記上金
    型又は下金型のいずれかに設けられたピンゲートから前
    記キートップ下部とフィルム押え部と同形状のキャビテ
    ィ間隙に前記溶融樹脂を注入することにより、該溶融樹
    脂の圧力と熱により前記樹脂フィルムを変形させて前記
    上金型のキャビティ内面に密着させ、更に前記フィルム
    に設けた孔を通して前記上金型のフィルム固定部と同形
    状のキャビティに流入させ、各キャビティを溶融樹脂で
    満たし、該溶融樹脂が固化した後、前記上金型及び下金
    型を外すことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ
    のキートップの製造方法。
JP3103173A 1990-10-30 1991-04-08 押釦スイッチのキートップ及びその製造方法 Expired - Fee Related JPH06103614B2 (ja)

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DE69118314T DE69118314T2 (de) 1990-10-30 1991-10-14 Tastschalter und Taste
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