JPH07169361A - 押釦スイッチのキートップ板 - Google Patents

押釦スイッチのキートップ板

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JPH07169361A
JPH07169361A JP28266194A JP28266194A JPH07169361A JP H07169361 A JPH07169361 A JP H07169361A JP 28266194 A JP28266194 A JP 28266194A JP 28266194 A JP28266194 A JP 28266194A JP H07169361 A JPH07169361 A JP H07169361A
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JP
Japan
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key top
film
push button
button switch
top plate
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Pending
Application number
JP28266194A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hari
篤志 播
Jiro Inagaki
二郎 稲垣
Nobuyuki Yagi
信行 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07169361A publication Critical patent/JPH07169361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルムに直接キートップを成形したキート
ップ板であって、たとえ該フイルム全体に張力がかかっ
たとしても、その押し下げが容易に行える押釦スイッチ
のキートップ板を提供すること。 【構成】 可撓性を有する合成樹脂製のフイルム5の所
定位置にモールド樹脂を直接成形することによってキー
トップ1を形成する。該フイルム5のキートップ1を成
形した部分の周囲を、該周囲の内外をつなぐヒンジ部5
4,55を残して切り欠く。従ってたとえフイルム5の
周囲を他の部材に固定したとしても、キートップ1は容
易に上下動自在となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ接点を押圧す
るためにスイッチ接点の上部に配置される押釦スイッチ
のキートップ板に関するものである。
【0002】
【従来技術】通常、各種スイッチ接点上には、合成樹脂
製のキートップが配置される。そしてこのキートップを
指で押圧することにより、該キートップ下面に設けた押
杆部が前記スイッチ接点を押圧し、これによって該スイ
ッチ接点をオンするのである。
【0003】ところで従来、例えば実開昭61−119
218号公報に開示されているように、プラスチック製
のシートに直接キートップを成形した構造のものが提案
されている。キートップをこのように構成すればその製
造及び組立てが容易になるばかりか、装置の薄型化が図
れる。
【0004】そしてこの従来例にはさらに該キートップ
の周囲のシートに略閉ループをなす凹溝を形成した構造
が開示されている。凹溝を設けたのは、キートップの上
下動を容易にするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
キートップ板は、その周囲に凹溝を設けているとは言
え、キートップは1枚のシートに取り付けられているた
め、もしこのシートの周囲を固定した場合、シート全体
に張力が発生し、該張力が大きいとキートップを押し下
げることはやはり困難になってしまう。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、フイルムに直接キートップを成形した
キートップ板であって、たとえ該フイルム全体に張力が
発生したとしても、その押し下げが容易に行える押釦ス
イッチのキートップ板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、スイッチ接点上に配置され、該スイッチ接
点を押圧する押釦スイッチのキートップ板において、可
撓性を有する合成樹脂製のフイルムの所定位置にモール
ド樹脂を直接成形することによってキートップを形成す
ると共に、該フイルムのキートップを成形した部分の周
囲を、該周囲の内外をつなぐヒンジ部を残して切り欠い
て構成した。
【0008】
【作用】キートップの周囲をヒンジ部を残して切り欠い
たので、たとえフイルムの周囲を他の部材に固定してい
たとしても、キートップはヒンジ部がたわむだけで容易
に上下動自在となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明にかかるキートップ板30を
用いた押釦スイッチ10を示す分解斜視図である。
【0010】同図に示すようにこの押釦スイッチ10
は、スイッチ板20と、本発明を用いたキートップ板3
0と、ケース40とを重ね合わせて構成されている。
【0011】ここでこの押釦スイッチ10を構成する各
構成部品について説明する。スイッチ板20は、合成樹
脂製の硬質基板21の上面に所定の回路パターン(図示
せず)を印刷し、その上面に可動接片22,23,24
と、発光素子25,26,27を取り付けて構成されて
いる。
【0012】ここで可動接片22,23,24は、薄板
状の弾性金属板を上方向に湾曲せしめた構造であり、各
可動接片22,23,24の真下の硬質基板21上に設
けられた接点パターン(図示せず)と対になってスイッ
チ接点を構成している。
【0013】また図1に示すスイッチ板20上の発光素
子25,26,27は、該スイッチ板20上の図示しな
い所定の回路パターンに接続されている。
【0014】次に本発明を用いたキートップ板30は、
合成樹脂製のフイルム5に、直接3個のキートップ1を
成形することによって構成されている。
【0015】ここで図2,図3はキートップ板30を示
す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は裏面
図、図3(a)は図2(a)のA−A線上断面拡大図、
図3(b)は図2(a)のB−B線上断面拡大図であ
る。
【0016】両図に示すようにキートップ板30は、合
成樹脂(例えばポリエチレンテレフタレート)製の可撓
性を有する透明なフイルム5の4箇所に穴部51を設
け、該穴部51の間に残された3つの円形のキートップ
取り付け面52に合成樹脂製のキートップ1を直接成形
して構成されている。
【0017】ここで各キートップ1は透明な合成樹脂で
成形され、フイルム5のキートップ取り付け面52の上
面側に設けられる操作部1aと、該フイルム5のキート
ップ取り付け面52に設けられた貫通穴5aを介して該
フイルム5の下面側に設けられる3つのフイルム固定ボ
ス1bと、フイルム5に設けられた貫通穴5bを介して
該フイルム5の下面側に設けられる押杆部1cとを具備
して構成されている。
【0018】また図2(b)に示すように、キートップ
1を取り付けたフイルム5の下面(即ちフイルム5のキ
ートップ取り付け面52の下面)には、透光性を有する
記号6bが印刷されている。なお該記号6bの周囲は不
透光部分6a(斜線で示す)が印刷されている。
【0019】従って該記号6bは透明なフイルム5と操
作部1aを介してキートップ1の上面から目視でき、ま
たフイルム5の下側から光を照らすことで、該記号6b
は浮き上がるように照らし出される。
【0020】ところでフイルム5のキートップ1を成形
した部分の周囲は、2つのヒンジ部54,55を残して
切り欠かれているので、たとえフイルム5の周囲を他の
部材に固定しても、キートップ1はヒンジ部54,55
がたわむだけで容易に上下動自在となる。
【0021】次にこのキートップ板30の製造方法につ
いて説明する。図4,図5,図6はキートップ板30の
製造方法を示す図である。まず図4(a)に示すように
ポリエチレンテレフタレートからなる薄い可撓性を有す
るフイルム5を用意する。
【0022】次に図4(b)に示すように、該フイルム
5上の所定位置(以下の工程でキートップ取り付け面5
2となる部分)に不透光部分6aと記号6bを印刷す
る。即ち例えば、円形の黒色の不透光部分6aと、透光
性を有する例えば白色の記号6bを印刷する。
【0023】次に図4(c)に示すように、フイルム5
の前記不透光部分6aと記号6bを施した部分(この部
分はキートップ1を取り付けるキートップ取り付け面5
2となる)のそれぞれの両側に穴部51を設けると共
に、該キートップ取り付け面52中にもそれぞれ3箇所
ずつの貫通穴5aを設ける。なおキートップ取り付け面
52の上下にはヒンジ部54,55が残されている。
【0024】次にこのキートップ取り付け面52に直接
キートップ1を成形するのであるが、その方法を図5を
用いて説明する。なお図5においては1つのキートップ
1の成形部分(図3(a)の部分)のみを示している。
【0025】先ず図5(a)に示すように、フイルム5
の上下面を上部金型aと下部金型bによって挟み込む。
なおこのときフイルム5の不透光部分6aと記号6bを
印刷した面は、下部金型b側に対向している。
【0026】このとき上部金型aには、キートップ1の
操作部1aを成形するための凹部a1が設けられてお
り、また該凹部1aの外周近傍にはピンゲートa2が設
けられている。
【0027】一方下部金型bには、キートップ1のフイ
ルム固定ボス1bと押杆部1cをそれぞれ成形するため
の凹部b1と凹部b2が設けられている。
【0028】次に同図(b)に示すように、ピンゲート
a2から合成樹脂を射出して、該合成樹脂を凹部a1内
と、貫通穴5aを介して凹部b1内に充填する。またこ
のとき合成樹脂の充填圧力によって凹部b2部分のフイ
ルム5が破られて該凹部b2にも合成樹脂が充填され
る。なおフイルム5が突き破られることによって貫通穴
5bが形成される。
【0029】そして該充填した合成樹脂が冷却固化した
後に、上部金型aと下部金型bを取り除けば、フイルム
5に設けた貫通穴5aと貫通穴5bを介して操作部1a
とフイルム固定ボス1bと押杆部1cが一体に成形され
たキートップ1が完成するのである。
【0030】次に図1に示すケース40は合成樹脂で成
形されており、前記キートップ1の操作部1aに対応す
る位置には、円形の穴41が設けられている。
【0031】そしてこの押釦スイッチ10を組み立てる
には、図1に示すように、スイッチ板20上にキートッ
プ板30を載せ、その上にケース40を被せることによ
って行われる。
【0032】このとき前記各キートップ1に設けた押杆
部1cは、前記スイッチ板20の各可動接片22,2
3,24上(即ちスイッチ接点上)に位置し、またキー
トップ1の操作部1aはケース40の穴41から上に突
出する。
【0033】そして穴41から突出した操作部1aを押
圧すれば、キートップ板30のヒンジ部54,55がた
わんで、キートップ1は容易に押し下げられ、キートッ
プ1の押杆部1cが可動接片22,23,24を押圧
し、そのスイッチ接点をオンとするのである。
【0034】一方記号6bの部分は、図2(a)に示す
ように透明なキートップ1の上から目視できる。そして
図1に示すスイッチ板20上の発光素子25,26,2
7を点灯すれば、記号6bの部分はキートップ1上に明
るく照らし出される。
【0035】以上本発明にかかる押釦スイッチのキート
ップ板の1実施例を詳細に説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、他の実施例として以下のよう
な変形が可能である。
【0036】即ち、前記図4(c)に示すC−C線で一
方のヒンジ部55を切断することによって、ヒンジ部を
54のみとしても良い。
【0037】キートップ板をこのように構成すれば、キ
ートップを周囲のフイルムにつなぐヒンジ部が一箇所の
ヒンジ部54となるので、このキートップを押圧するに
際して、フイルム全体にかかっている張力がほとんど影
響を与えず、該ヒンジ部54が湾曲することによって、
極めて容易に押圧できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる押釦スイッチのキートップ板によれば、フイルムの
キートップを成形した部分の周囲を、ヒンジ部を残して
切り欠いたので、該フイルムの周囲を固定したとして
も、キートップの押し下げが容易に行えるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるキートップ板30を用いた押釦
スイッチ10を示す分解斜視図である。
【図2】キートップ板30を示す図であり、図2(a)
は平面図、図2(b)は裏面図である。
【図3】キートップ板30を示す図であり、図3(a)
は図2(a)のA−A線上断面拡大図、図3(b)は図
2(a)のB−B線上断面拡大図である。
【図4】図4(a),(b),(c)はキートップ板3
0の製造方法を示す図である。
【図5】図5(a),(b)はキートップ板30の製造
方法を示す図である。
【符号の説明】
1 キートップ 5 フイルム 10 押釦スイッチ 30 キートップ板 54,55 ヒンジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ接点上に配置され、該スイッチ
    接点を押圧する押釦スイッチのキートップ板において、 可撓性を有する合成樹脂製のフイルムの所定位置にモー
    ルド樹脂を直接成形することによってキートップを形成
    すると共に、該フイルムのキートップを成形した部分の
    周囲は、該周囲の内外をつなぐヒンジ部を残して切り欠
    かれていることを特徴とする押釦スイッチのキートップ
    板。
JP28266194A 1994-10-21 1994-10-21 押釦スイッチのキートップ板 Pending JPH07169361A (ja)

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