JPH06103097B2 - 火花放電式点火装置 - Google Patents

火花放電式点火装置

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JPH06103097B2
JPH06103097B2 JP16753190A JP16753190A JPH06103097B2 JP H06103097 B2 JPH06103097 B2 JP H06103097B2 JP 16753190 A JP16753190 A JP 16753190A JP 16753190 A JP16753190 A JP 16753190A JP H06103097 B2 JPH06103097 B2 JP H06103097B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、燃焼機器の点火装置として用いられる火花放
電式点火装置に関する。
[従来の技術] 湯沸器等のバーナの点火装置としては、高圧発生回路に
よって発生した高電圧を点火電極と接地極とによって形
成されたエアギャップ間に印加する火花放電式点火装置
がある。ここで、火花放電を行うために用いられる点火
電極には、絶縁用碍子の中心部に金属棒を配したものが
用いられ、点火電極は、接地極部材との間に適度なエア
ギャップを形成するようにして、バーナ自体あるいはバ
ーナに近接した保炎壁等に固定される。
この点火電極の固定の方法としては、例えば第5図に示
すとおり、点火電極101を接地極102に対してあらかじめ
一体に組み付けて所定のエアギャップを形成した放電部
材100として保炎壁等に固定する方法がある。
すなわち、第5図においては、絶縁用碍子を備えた点火
電極101を、点火電極101に対してエアギャップを形成す
る接地極102に対して所定の関係で固定するために、接
地極部材102Aには嵌合溝102aが形成され、他方、点火電
極101を固定するための固定金具103には嵌合溝102aに嵌
まり合う凸部103aが形成され、固定金具103と接地極部
材102Aには貫通穴103b、102bがそれぞれ形成され、図示
しない捩子を貫通穴103b、102bに貫通させて、放電部主
体104にバーリング成形された捩子穴104aに締め付ける
ことによって放電部材100として一体化される。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記のように一体化された放電部材100では、
接地極部材102Aおよび固定金具103に形成される貫通穴1
03b、102bには、固定用の捩子を円滑に貫通させるため
に、ある程度の遊びが必要となるため、放電部材100と
しての一体化作業において注意深く作業を行わないと、
点火電極101の尖端101aと接地極102との間隔が一定にな
らず、組み立てにおけるばらつきが発生しやすく、その
結果、組み付け誤差による動作不良が生じたり、また、
ばらつきを極力減少させようとすると、放電部材の生産
性が低下するという問題がある。
本発明は、バーナに備えられる火花放電式点火装置にお
いて、点火電極を含む放電部材の組み付けにおけるばら
つきをなくし、一定のエアギャップが得られやすい点火
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、絶縁部材に周囲が支持された棒状の電極と該
電極との間に放電用エアギャップを形成するエアギャッ
プ形成部材とを具備し、前記電極と前記エアギャップ形
成部材とがバーナを取り囲む保炎壁に形成された貫通穴
を貫通して該保炎壁に固定される火花放電式点火装置に
おいて、前記エアギャップ形成部材は、前記保炎壁の外
側に係止される係止面を有し、該係止面には前記絶縁部
材が嵌合する嵌合口が形成されるとともに、前記絶縁部
材には前記係止面に係止される鍔部が備えられ、前記エ
アギャップ形成部材と前記電極は、一定の放電用エアギ
ャップを形成して前記保炎壁に固定されることを技術的
手段とする。
[作用] 本発明では、棒状の電極は鍔部を備えた絶縁部材で周囲
が支持されており、絶縁部材がエアギャップ形成部材の
係止面に形成された嵌合口に嵌合されると、鍔部が係止
面に係止される。
絶縁部材の一部としての碍子等のセラミックスにより形
成される鍔部は、エアギャップ形成部材の係止面との係
合面の位置は、焼成時の変形等による成形誤差を考慮し
ても、電極の尖端に対して一定の距離が得られやすい。
従って、エアギャップ形成部材の嵌合穴に嵌合された場
合に、電極の尖端とエアギャップ形成部材との相対位置
が一定になり、放電用エアギャップは組み付けによるば
らつきを生せず、一定となる。
[発明の効果] 本発明では、電極とエアギャップ形成部材との距離が、
組み付けの影響を受けないため、一定のエアギャップを
形成することができる。
その結果、放電性能はばらきがなくなり、一定となるた
め、放電不良は発生しない。
[実施例] 次に本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は、給湯器用加熱器1を示すもので、加熱器ケー
ス2内には、加熱用のバーナ10が収容される。
バーナ10は、複数の板状バーナ11と、これらの板状バー
ナ11を収容するバーナケース20とからなる。
バーナケース20は、第2図に示すとおり、底板21、前板
22、後板23からなり、底板21の上方に多数の板状バーナ
11が配され、これらの板状バーナ11に対して板状バーナ
11の給気口11a側からは前板22が、給気口11aの反対側か
らは後板23が各板状バーナ11を両側から挟み込むように
して設けられて、それぞれ底板21と一体化されている。
ここでは、前板22は図示しないリベットによってあらか
じめ底板21に固定され、各板状バーナ11が配列された後
に後板23が組み付けられ、後板23は、底板21に固定され
るとともに、前板22を介して後述するマニホールド30と
固定される。
そのために、マニホールド30には、固定用の捩子を貫通
させるための貫通穴31、32が形成され、上方の貫通穴31
は前述のとおり前板22を介して後板23との結合に利用さ
れ、下方の貫通穴は、前板22を介して底板21との結合に
利用される。
なお、マニホールド30には、各板状バーナ11の給気口11
aに燃料ガスを噴出するための図示しないノズルが形成
されている。
以上の構成からなるバーナ10は、第1図における加熱器
ケース2内に収容される。
加熱器ケース2は、U字形状の断面を呈する側板と送風
機を固定するための底板とが気密に加締め加工された主
ケース3と、主ケース3に対して捩子締めされる前蓋ケ
ース4とからなり、加熱器ケース2の上部は内側に収容
されるバーナ10の炎口面に対してやや高い壁部が形成さ
れ、バーナ10に対する保炎壁3a、4aとなる。
前蓋ケース4の保炎壁4aには、バーナ10の炎口面の上方
に突出するようにして点火装置40が備えられ、また前蓋
ケース4には、バーナ10の炎を検知するためのフレーム
ロッド50が、この点火装置40に近接して備えられてい
る。
なお、点火装置40とフレームロッド50との間の60は、バ
ーナの炎を視認するためにガラスが嵌め込まれた覗き窓
である。
点火装置40は、図示しない高電圧発生回路と接続されて
火花放電を行う火花放電式のもので、第3図に示すとお
り、火花放電を発生するための放電電極41と、この放電
電極41に対する接地極として設けられてエアギャップを
形成するためのターゲット部材42とを主構成とし、その
他に、これらを前蓋ケース4に一体に固定するために、
パッキング43と押え板44とが備えられている。
放電電極41は、絶縁部材としてのアルミナ磁器からなる
碍子41aの中心部に金属製の電極部材41bを固定した棒状
を呈する周知のものであり、ここでは、碍子41aの外側
には鍔部41cが形成されている。
この鍔部41cは、前蓋ケース4に固定される際に、後述
する押え板44によって押えられるとともに、放電電極41
の尖端41dとターゲット部材42のターゲット42aとの距離
を一定にするための位置決めのために用いられるもので
ある。
すなわち、ターゲット部材42には、碍子41aの円筒部41e
を貫通させるための嵌合口42bが形成されており、放電
電極41は、碍子41aの円筒部41eが嵌合口42b内に貫通さ
れたとき、嵌合口42bが形成された主板部42cによって鍔
部41cが係止される。
ここで、電極部材41bを取り囲む碍子41aは、焼成時にお
いて、主板部42cに係止される鍔部41cの接合面と電極部
材41bの尖端41dとの距離を一定に製造することが容易で
ある。
一方、ターゲット部材42には、電極部材41bの尖端41dに
対応するターゲット42aが一体に形成されており、放電
電極41の碍子41aの円筒部41eが嵌合口42bに嵌合され、
鍔部41cが主板部42cに係止されることによってターゲッ
ト42aと尖端41dと相対位置が決定されるため、組み付け
においては、ターゲット42aと尖端41dとの距離、すなわ
ちエアギャップ40aにばらつきが発生せず一定に形成さ
れる。
以上の構成からなる点火装置40は、以下のとおり前蓋ケ
ース4に組み付けられる。
板状のグラスウールをシリコンでコーティングしたパッ
キング43の各穴43a、43b内にターゲット部材42のターゲ
ット42aおよび位置決め突起42dがそれぞれ貫通され、さ
らに、パッキング43の開口43cおよびターゲット部材42
の嵌合口42b内に放電電極41の碍子41aの円筒部41eが貫
通されて、鍔部41cが主板部42cに係止される。
ここで、放電電極41の外側から押え板44を当てて、放電
電極41とターゲット部材42をパッキング43を介して前蓋
ケース4の穴4bに通し、押え板44とともに、捩子45によ
って前蓋ケース4に固定する。
この結果、点火装置40は、第4図に示すとおり、放電電
極41の尖端41dと、ターゲット部材42のターゲット42aと
の距離が、組み付けによる影響を受けることなく一定に
保たれ、所定のエアギャップ40aが形成される。
従って、エアギャップ40aのばらつきによって放電不良
を発生させることがない。
また、保炎壁への固定方法は、押え板44で鍔部41cを覆
うことによって行われるため、形成されるエアギャップ
40aに関して、特別な注意を払うことなく、組み付け作
業を行うことができるため、生産性が向上する。
なお、保炎壁4aへの固定方法は、押え板で碍子41aの円
筒部41eを覆って押えてもよく、また鍔部41cに貫通穴を
設けて直接捩子で保炎壁4aに締め付けてもよい。
以上の実施例では、複数の板状バーナを保炎壁内に並べ
たものを示したが、バーナプレートが配されたバーナで
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す給湯器用加熱器を示す分
解図、第2図は本実施例の加熱用バーナを示す分解図、
第3図は本発明の実施例を示す点火装置の分解図、第4
図は本実施例の点火装置を示す断面図、第5図は従来例
を示す分解図である。 図中、4a…保炎壁、4b…穴(貫通穴)、10…バーナ、40
…点火装置(火花放電式点火装置)、40a…エアギャッ
プ(放電用エアギャップ)、41…放電電極(棒状の電
極)、41a…碍子(絶縁部材)、41c…鍔部、42…ターゲ
ット部材(エアギャップ形成部材)、42b…嵌合口、42c
…主板部(係止面)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁部材に周囲が支持された棒状の電極と
    該電極との間に放電用エアギャップを形成するエアギャ
    ップ形成部材とを具備し、前記電極と前記エアギャップ
    形成部材とがバーナを取り囲む保炎壁に形成された貫通
    穴を貫通して該保炎壁に固定される火花放電式点火装置
    において、 前記エアギャップ形成部材は、前記保炎壁の外側に係止
    される係止面を有し、該係止面には前記絶縁部材が嵌合
    する嵌合口が形成されるとともに、前記絶縁部材には前
    記係止面に係止される鍔部が備えられ、前記エアギャッ
    プ形成部材と前記電極は、一定の放電用エアギャップを
    形成して前記保炎壁に固定されることを特徴とする火花
    放電式点火装置。
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