JPH0610266Y2 - 温度表示印刷物 - Google Patents
温度表示印刷物Info
- Publication number
- JPH0610266Y2 JPH0610266Y2 JP17932287U JP17932287U JPH0610266Y2 JP H0610266 Y2 JPH0610266 Y2 JP H0610266Y2 JP 17932287 U JP17932287 U JP 17932287U JP 17932287 U JP17932287 U JP 17932287U JP H0610266 Y2 JPH0610266 Y2 JP H0610266Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- numerical value
- layer
- thermochromic
- printed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は温度表示印刷物に関する。さらに詳細には、温
度変化により択一的に温度に対応する数値を視覚させる
よう構成した温度表示印刷物に関する。
度変化により択一的に温度に対応する数値を視覚させる
よう構成した温度表示印刷物に関する。
従来の技術 近時、可逆熱変色性インキを用いて印刷した熱変色性印
刷物に関して幾つかの提案がみられるが、温度を数値表
示として択一的に視覚させる軽便な実用性を満足させる
温度表示印刷物は開示されていない。
刷物に関して幾つかの提案がみられるが、温度を数値表
示として択一的に視覚させる軽便な実用性を満足させる
温度表示印刷物は開示されていない。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、前記要件を満足させる新規な温度表示印刷物
を提供しようとするものである。
を提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本考案温度表示印刷物１は、支持体２表面に温度表示の
多数の数字３が羅列されており、前記各数字３の着色状
態の視覚を妨げる可逆熱変色性隠蔽層４が重ね刷りされ
ており、前記各数字３は表示している数値より最近接の
数値との差以内だけ高い変色点を有する熱変色性インキ
で印刷されており、前記各数字３の隠蔽層４は各数字の
示す数値と同一の変色点をもつ熱変色層であり、温度変
化により択一的に温度に対応する数値を視覚させる構成
を要件とする。
多数の数字３が羅列されており、前記各数字３の着色状
態の視覚を妨げる可逆熱変色性隠蔽層４が重ね刷りされ
ており、前記各数字３は表示している数値より最近接の
数値との差以内だけ高い変色点を有する熱変色性インキ
で印刷されており、前記各数字３の隠蔽層４は各数字の
示す数値と同一の変色点をもつ熱変色層であり、温度変
化により択一的に温度に対応する数値を視覚させる構成
を要件とする。
前記において、支持体２は印刷適性を備えた基材であれ
ば、全て有効であり、好適には白〜淡色のものが多様な
着色層の判読が容易であり望ましい。
ば、全て有効であり、好適には白〜淡色のものが多様な
着色層の判読が容易であり望ましい。
可逆熱変色性隠蔽層４及び数字３は、可逆熱変色顔料を
媒体に溶解又は分散させて混和した熱変色性インキによ
り従来汎用の印刷技法により印刷形成される。
媒体に溶解又は分散させて混和した熱変色性インキによ
り従来汎用の印刷技法により印刷形成される。
前記における可逆熱変色顔料は、従来より公知の材料が
有効であり、例えば、電子供与性呈色性有機化合物、前
記化合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応の生起温度を
決める変色温度調節剤の３成分からなる熱変色顔料又は
前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の可逆熱変色性を
示す顔料等を含むものであり、好適な一例として先に本
出願人が提案した、特公昭５１−４４７０６号公報、特
公昭５１−４４７０８号公報、特公昭５２−７７６４号
公報等に開示の熱変色材料を利用することができる。前
記は多様な温度において、鋭敏な熱変色性を示し、色の
変化も一般の染料、顔料、蛍光顔料等を添加、併用する
ことにより有色（１）から有色（II）へと変化を多様化
させることができる。
有効であり、例えば、電子供与性呈色性有機化合物、前
記化合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応の生起温度を
決める変色温度調節剤の３成分からなる熱変色顔料又は
前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の可逆熱変色性を
示す顔料等を含むものであり、好適な一例として先に本
出願人が提案した、特公昭５１−４４７０６号公報、特
公昭５１−４４７０８号公報、特公昭５２−７７６４号
公報等に開示の熱変色材料を利用することができる。前
記は多様な温度において、鋭敏な熱変色性を示し、色の
変化も一般の染料、顔料、蛍光顔料等を添加、併用する
ことにより有色（１）から有色（II）へと変化を多様化
させることができる。
作用 温度表示の各数字３を隠蔽している隠蔽層４は、温度変
化により変色（消色）して、各数字３を視覚させるが、
この際、各隠蔽層４は、各数字の示す数値と同一の変色
点をもち、変色点で変色（消色）し、一方、前記各数字
３は表示している数値より最近接の数値との差以内だけ
高い変色点で変色（消色）するので、温度変化により択
一的に温度に対応する数値を視覚させる。
化により変色（消色）して、各数字３を視覚させるが、
この際、各隠蔽層４は、各数字の示す数値と同一の変色
点をもち、変色点で変色（消色）し、一方、前記各数字
３は表示している数値より最近接の数値との差以内だけ
高い変色点で変色（消色）するので、温度変化により択
一的に温度に対応する数値を視覚させる。
前記隠蔽層４及び数字３の熱変色層は、可逆的に変化
（消、発色）して繰り返しの温度表示機能を満たす。
（消、発色）して繰り返しの温度表示機能を満たす。
実施例（第１図〜第２図参照） 支持体２表面に温度表示の数字３（２から３６までの２
刻みの等差の数字）を最近接の数値との差（２）だけ高
い可逆熱変色性インキによりそれぞれ印刷すると共に前
記各数字の印刷層上に、各数字の示す数値と同一の変色
点をもつ可逆熱変色性インキにより、それぞれ印刷して
可逆熱変色性隠蔽層４を配設し、温度表示印刷物１を得
た。
刻みの等差の数字）を最近接の数値との差（２）だけ高
い可逆熱変色性インキによりそれぞれ印刷すると共に前
記各数字の印刷層上に、各数字の示す数値と同一の変色
点をもつ可逆熱変色性インキにより、それぞれ印刷して
可逆熱変色性隠蔽層４を配設し、温度表示印刷物１を得
た。
尚、前記各隠蔽層４は、各隠蔽する数字３の発色状態で
の視覚を妨げる関係（例えば、視覚濃度が大或いは同一
の色調の組合せ等）であれば、色調、濃度等、制約され
ない。
の視覚を妨げる関係（例えば、視覚濃度が大或いは同一
の色調の組合せ等）であれば、色調、濃度等、制約され
ない。
前記印刷物１は、温度が約２２℃では、数字２２を視覚
させ、２４〜３６の各数字は各隠蔽層４により隠蔽され
て視覚されず、各隠蔽層４のみが視覚され、一方、２０
以下の各数字及びそれを隠蔽する各隠蔽層４はいずれも
消色状態であり、視覚されない（第１図参照）。
させ、２４〜３６の各数字は各隠蔽層４により隠蔽され
て視覚されず、各隠蔽層４のみが視覚され、一方、２０
以下の各数字及びそれを隠蔽する各隠蔽層４はいずれも
消色状態であり、視覚されない（第１図参照）。
温度が約３０℃では、数字３０を視覚させ、２８以下の
各数字及びその隠蔽層４は消色状態であり、視覚され
ず、３２、３４、３６は各隠蔽層４により隠蔽され、そ
れらの隠蔽層４が視覚される。
各数字及びその隠蔽層４は消色状態であり、視覚され
ず、３２、３４、３６は各隠蔽層４により隠蔽され、そ
れらの隠蔽層４が視覚される。
考案の効果 本考案温度表示印刷物１は、前記実施例に例示する如
く、温度変化により変色して、択一的に数値を視覚さ
せ、温度が一瞥して視認でき、而も前記各変化が可逆的
であり、繰り返しの実用性を満たすことができ、軽便な
温度表示材料として有効である。シート状の温度表示材
料として或いは立体状の温度表示材料として、其の他多
様な温度表示材料として多方面に応用展開される。
く、温度変化により変色して、択一的に数値を視覚さ
せ、温度が一瞥して視認でき、而も前記各変化が可逆的
であり、繰り返しの実用性を満たすことができ、軽便な
温度表示材料として有効である。シート状の温度表示材
料として或いは立体状の温度表示材料として、其の他多
様な温度表示材料として多方面に応用展開される。
第１図は本考案温度表示印刷物の一実施例の一部の平面
図（約２２℃での視覚状態を示す）、第２図は第１図の
印刷物の温度変化による別の状態（約３０℃での視覚状
態を示す）の平面図、第３図は断面図である。 １……温度表示印刷物 ２……支持体 ３……温度表示の数字 ４……可逆熱変色性隠蔽層
図（約２２℃での視覚状態を示す）、第２図は第１図の
印刷物の温度変化による別の状態（約３０℃での視覚状
態を示す）の平面図、第３図は断面図である。 １……温度表示印刷物 ２……支持体 ３……温度表示の数字 ４……可逆熱変色性隠蔽層
Claims (1)
- 【請求項１】支持体２表面に温度表示の多数の数字３が
羅列されており、前記各数字３の着色状態の視覚を妨げ
る可逆熱変色性隠蔽層４が重ね刷りされており、前記各
数字３は表示している数値より最近接の数値との差以内
だけ高い変色点を有する熱変色性インキで印刷されてお
り、前記各数字３の隠蔽層４は各数字の示す数値と同一
の変色点をもつ熱変色層であり、温度変化により択一的
に温度に対応する数値を視覚させる温度表示印刷物１。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17932287U JPH0610266Y2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 温度表示印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17932287U JPH0610266Y2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 温度表示印刷物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0184040U JPH0184040U (ja) | 1989-06-05 |
| JPH0610266Y2 true JPH0610266Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31470881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17932287U Expired - Lifetime JPH0610266Y2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 温度表示印刷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610266Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-25 JP JP17932287U patent/JPH0610266Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0184040U (ja) | 1989-06-05 |
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