JPH06102611B2 - 毛髪処理剤 - Google Patents
毛髪処理剤Info
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- JPH06102611B2 JPH06102611B2 JP2152191A JP15219190A JPH06102611B2 JP H06102611 B2 JPH06102611 B2 JP H06102611B2 JP 2152191 A JP2152191 A JP 2152191A JP 15219190 A JP15219190 A JP 15219190A JP H06102611 B2 JPH06102611 B2 JP H06102611B2
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Description
体油を安定に含有し、頭髪製品等に含まれる高粘度シリ
コーン等のポリマー、スカム、離溶性の老化した油脂汚
れに優れた洗浄効果を示し、かつきわめて良好な感触を
有する毛髪処理剤に関する。
理的な働きを正常にして頭皮を健やかに保ち、毛髪を美
しくするためにシャンプー剤が使用されている。
活性剤、非イオン性界面活性剤を主活性成分とするもの
であるが、近年、シャンプー回数の増加に伴う過度の脱
脂、シャンプー時の摩擦や頭皮への刺激を低減させる目
的で、低刺激性洗浄界面活性剤の使用、ポリマー等の種
々のコンディショニング剤が配合されるようになり、従
来の如くシャンプーによって過度の脱脂が行われなくな
っている。
向上させるために高粘度シリコーン、耐湿性セットポリ
マー等を配合することが行われているが、これらは従来
のシャンプーでは洗浄され難く、上述のシャンプー脱脂
力の制限と相俟って頭皮、頭髪のポリマー、離溶性皮脂
等の除去、洗浄を困難にしていた。
あると、毛髪の艶がなくなる、枝毛・切れ毛が多くな
る、パサパサして乾いた感じになる、滑りが悪くなる、
弾力性がなくなる、ヘアスタイルをまとめにくい、ヘア
スタイルのもちが悪い、パーマのかかりが悪い、からま
る、ひっかかりやすくなる等の種々のトラブルが発生す
る。
プー剤では洗浄されにくい高粘度シリコーン等や皮脂汚
れを容易に除去することができる毛髪処理剤が望まれて
いた。
果、界面活性剤、アルコール類及び水よりなる水性成分
と、これより粘度の低い液体油を組合わせて得られる毛
髪処理剤が、頭皮や毛髪に対して温和で、従来のシャン
プー剤では洗浄されにくかった高粘度シリコーン等の汚
れを容易に除去することができ、しかも使用感が良好
で、安定性に優れていることを見出し、本発明を完成し
た。
の粘度比が1以上であることを特徴とする毛髪処理剤を
提供するものである。
例えばモノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、アルカノールアミド、アミンオキサイド、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、プルロニック、ポリオキシエチレングリセリ
ンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレン
グリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン、アルキルサッカライド等
の非イオン性界面活性剤;アルキル硫酸エステル塩、ア
ルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸石ケン、エーテルカルボ
ン酸及びその塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、
ジアルキルスルホコハク酸塩、モノアルキルスルホコハ
ク酸塩、ポリオキシエチレンモノアルキルスルホコハク
酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、グリセリン脂
肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロー
ルアミドの硫酸エステル塩、アシル化アミノ酸塩等の陰
イオン性界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウム
塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメ
チルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム
塩、アルキルイソキノリニウム塩等の陽イオン性界面活
性剤;イミダゾリン型、アミドアミノ酸塩、アルキルベ
タイン型、アルキルスルホベタイン型等の両性界面活性
剤などが挙げられる。
いることができ、全組成中に0.05〜15重量%(以下、単
に「%」で示す)、特に0.1〜5%配合するのが好まし
い。
等のモノアルコールのほか、グリセリン、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ヘキサンジオール、ブチレングリコール、ヘプタン
ジオール、プロピレングリコール、ソルビトール、マル
チトール、ポリエチレングリコール等のポリオールが挙
げられる。これらのうち、特にエタノール、グリセリ
ン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ソル
ビトール、ポリエチレングリコール等が好ましい。
いることができ、全組成中に0.5〜40%、特に2〜30%
配合するのが好ましい。
%配合するのが好ましい。
れば特に制限されず、例えば四員環及び五員環等の揮発
性環状シリコーン、100cs以下のジメチルポリシロキサ
ン、100cs以下のメチルフェニルポリシロキサン、スク
ワラン、流動パラフィン、イソパラフィン等の炭化水
素、分岐脂肪酸、高級脂肪酸エステル類、安息香酸エス
テル類、トリグリセライド類、ジグリセライド類、ロジ
ン誘導体等が挙げられる。これらのうち、特に環状シリ
コーン、20cs以下のジメチルポリシロキサン及びメチル
フェニルポリシロキサン、20cs以下のイソパラフィン、
脂肪酸アルコールエステル、ジグリセライド類、トリグ
リセライド類等が好ましい。
ことができ、全組成中に20〜98%、特に50〜90%配合す
るのが好ましい。
本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧料に用い
られる成分、例えば保湿剤、血行促進剤、冷感剤、紫外
線吸収あるいは反射剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、
老化防止剤、香料、着色料等を配合することができる。
るが、特に(a)〜(c)の水性成分を混合撹拌して均
一とした後、油成分をゆっくりと加え、撹拌することに
より製造するのが好ましい。この方法は、通常室温下で
行われるが、例えば配合原料が室温で溶けない場合等
は、加温して行ってもよい。
保持される。なお、(a)〜(c)成分よりなる水性成
分と油成分との粘度比は1以上であることが必要であ
る。1未満では、油成分を多量に安定に配合することが
できず、油浮きや分離等が発生し、外観上問題があるば
かりでなく、性能も充分に発揮されないため好ましくな
い。
明又は半透明であり、25℃において10,000cs以上の粘度
を示すゲル状物として得られ、シャンプー剤、プレシャ
ンプー剤、ヘアメイクリムーバー、フケ落とし剤などと
して適用することができる。
O/W型乳化の透明〜半透明ジェリー状であり、これを頭
皮又は毛髪上に塗布し、マッサージを行うと、油剤が頭
皮及び毛髪上にすばやく広がり、この油剤が頭皮及び毛
髪上に蓄積した油性汚れを直接溶かし込み、又は毛髪よ
り剥離させる。更に、大量の水ですすぐと、これら汚れ
を含んだ油剤が界面活性剤の働きで、自己乳化を起こ
し、きれいに洗い流されるため、従来のシャンプーでは
洗浄されにくかった高粘度シリコーンやセットポリマー
などの油性汚れを容易に除去することができる。また、
頭皮や毛髪に対して温和であり、しかも使用感触もきわ
めて良好なものである。
ため、それ自体コンディショニング剤として応用できる
ほか、従来は使用がむずかしいとされていた油溶性の有
効成分を、容易に頭皮及び毛髪等に供給するためにも有
用である。
はこれら実施例に限定されるものではない。
による官能評価を行った。結果を第2表に示す。
拌しながら油成分をゆっくりと加える。
%又は高粘度ジメチルポリシロキサン0.01〜10%の1種
以上を含有する各種スタイリング剤を常用している女性
パネラー20名により、製造した毛髪処理剤を使用し、汚
れ落ちの効果、洗髪時の感触、すすぎ時の感触、ドライ
時の感触、翌朝の感触及び全体評価について官能評価し
た。結果を下記の基準により第2表に示した。
れ落ちの効果に優れ、使用感も良好であった。これに対
し、比較品A及びBは、それ自体の外観、安定性も悪
く、汚れ落ちの効果、使用感においても劣っていた。
能について調べた。なお、比較品として、アルキルエー
テル硫酸ナトリウム塩を20%含有した水性シャンプー
(比較品1)、並びに流動パラフィン90%、オリーブ油
5%及び硬化ヒマシ油5%を含む、シリコーン落としロ
ーション(比較品2)を用いた。
酸二ナトリウム塩 3.0 2) グリセリン 7.0 3) 水 5.0 4) 油剤* 85.0 *)本発明品1:四員環ジメチルポリシロキサン(東レシ
リコーン:SH244) 本発明品2:ジメチルポリシロキサン(2cs) (製法) 1)〜3)を均一になるまで室温下撹拌し、4)をゆっ
くりと加え、その後30分撹拌を続ける。
本発明品2 15であった。
量10万の高分子ジメチルポリシロキサンを汚れとして付
着させ試験用毛髪とした。試験用毛髪10g当り、各サン
プルを0.5g用い洗髪した。その後乾燥し、クロロホルム
にて残留高分子を抽出し、原子発光分析法を用いてSi量
を定量した。定量値を高分子ジメチルポリシロキサン量
に換算し、第3表に示した。
air 実施例3 ポイントセット落とし: 第4表に示す組成のポイントセット落としを製造し、そ
の性能について評価した。
び8)をゆっくりと加え、その後30分撹拌を続ける。
スタイリング維持剤を多量に使用している女性パネラー
10名により、製造した試料を使用し、スタイリング剤の
落とし易すさ、洗髪時の指どおりの良さ、乾燥後の軽
さ、しっとりさ、すべりの良さについて評価した。結果
を下記の基準により第5表に示した。
れ、使用感も良好であった。
/油成分の粘度比は1.5であった。
ぐと、頭皮にこびりついていたフケが刺激なく取れた。
成分の粘度比は10であった。
であっても、からまることなく、また指を通しながらシ
ャンプーすることが出来るようになった。
酸二ナトリウム塩 1.0 3) グリセリン 5.0 4) 水 8.0 5) 四員環ジメチルポリシロキサン 50.0 6) 五員環ジメチルポリシロキサン 35.0 実施例6 油性汚れ用シャンプー剤: (組成) (%) 1) ポリオキシエチレン(3)ラウリルスルホコハク
酸二ナトリウム塩 10.0 2) グリセリン 10.0 3) 水 25.0 4) ジメチルポリシロキサン(2cs) 55.0 (製法) 1)〜3)からなる水相に、室温下4)をゆっくりと添
加し油性汚れ用シャンプー剤を製造した。水性成分/油
成分の粘度比は10であった。
れ、さっぱりとした感じと、しっとり感が得られた。
Claims (2)
- 【請求項1】次の成分(a)〜(d) (a)界面活性剤 (b)アルコール類 (c)水 (d)液体油 を含有し、(a)〜(c)よりなる水性成分と油成分と
の粘度比が1以上であることを特徴とする毛髪処理剤。 - 【請求項2】次の成分(a)〜(d) (a)界面活性剤 0.05〜15重量% (b)アルコール類 0.5〜40重量% (c)水 0.1〜25重量% (d)液体油 20〜98重量% を含有し、(a)〜(c)よりなる水性成分と油成分と
の粘度比が1以上であることを特徴とする毛髪処理剤。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2152191A JPH06102611B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | 毛髪処理剤 |
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AT91109507T ATE142478T1 (de) | 1990-06-11 | 1991-06-10 | Haarreinigungsmittel |
EP91109507A EP0461593B1 (en) | 1990-06-11 | 1991-06-10 | Hair cleansing composition |
US07/994,368 US5342611A (en) | 1990-06-11 | 1992-12-21 | Hair cleansing composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2152191A JPH06102611B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | 毛髪処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06102611B2 true JPH06102611B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=15535055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2152191A Expired - Fee Related JPH06102611B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | 毛髪処理剤 |
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JP5856378B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2016-02-09 | 株式会社コーセー | 泡沫状毛髪クレンジング料 |
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JPS50107006A (ja) * | 1974-01-30 | 1975-08-23 | ||
JPS58183608A (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-26 | Shiseido Co Ltd | 透明化粧料 |
JPS58206509A (ja) * | 1982-05-25 | 1983-12-01 | Shiseido Co Ltd | 透明化粧料 |
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-
1990
- 1990-06-11 JP JP2152191A patent/JPH06102611B2/ja not_active Expired - Fee Related
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