JPH06102579B2 - セラミツク用はんだ - Google Patents

セラミツク用はんだ

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JPH06102579B2
JPH06102579B2 JP9321086A JP9321086A JPH06102579B2 JP H06102579 B2 JPH06102579 B2 JP H06102579B2 JP 9321086 A JP9321086 A JP 9321086A JP 9321086 A JP9321086 A JP 9321086A JP H06102579 B2 JPH06102579 B2 JP H06102579B2
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solder
ceramic
ferrule
temperature
holder
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敏宏 新宅
恭一 岩佐
忠晴 橘
耕二 野牧
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はセラミック用はんだに関する。
(従来の技術) セラミック、ガラス等の部材は、通常のPb−Sn共晶はん
だで接続することは困難である。このような部材を接続
できる従来のセラミック用はんだとしては、例えばPb−
Sn−Zn系、Pb−Sn−Zn−Bi系、またこれらにさらに微量
成分を添加したものが知られている。
ところでセラミック、ガラス等の部材は、たとえば光、
電気の分野の装置部品等として多用されるものである
が、このような装置部品では、通常正確な寸法精度で接
続できるとともに、その後温度変動下で使用しても初期
の寸法精度が確実に維持されることが望まれる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらPb−Sn−Zn系、Pb−Sn−Zn−Bi系のセラミ
ック用はんだによる接続部は、その後の温度変動で寸法
変化が生じ易く初期の寸法精度が維持されないという難
点があった。
この発明は上記事情に基づいてなされたもので、比較的
低温で接続できて正確な初期の寸法精度が得られるとと
もに、接続後に温度変動を受けても初期の寸法精度を確
実に維持することのできるセラミック用はんだを提供す
ることを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段と作用) 本発明は、上記問題点を解決するために、重量%表示
で、Bi25〜85、Sn18〜68、Zn0.1〜10、およびSb0.1〜10
の組成からなることを特徴とする。
はんだ組成を上記のように限定した理由は次の通りであ
る。
Biは低融はんだとするために加えられる。Biは85%を越
えると、はんだ材料として靭性が低下し強度劣化を生じ
るので好ましくなく、また25%未満では凝固時に収縮が
大きくはんだ内部または接着界面に気泡を生じるために
好ましくない。Biは上記の範囲中46〜66%の範囲が上記
の特性を抑える効果がより顕著に生じて望ましい。
Snは68%より多いとはんだ内部または接着界面に気泡が
生じるので好ましくなく、また18%未満では、融点およ
び粘性が高くなり接着不良を生じ易く好ましくない。Sn
は上記範囲中28〜48%の範囲が上記の特性を抑える効果
がより顕著に生じて望ましい。
Znはセラミックに対する接着力を付与するために含有さ
れる。Znは10%を越えると緻密な組織の合金が得られ難
くなり接着不良を生じるので好ましくなく、また0.1%
未満では接着力が低下するので好ましくない。Znは上記
範囲中2〜4%の範囲がセラミックに対する接着力がよ
り大になるので望ましい。
Sbははんだの耐水性、耐候性を向上させるために添加さ
れる。Sbは10%を越えると均質な組織の合金が得られ難
くなるので好ましくなく、0.1%未満では上記特性を十
分に向上させることができないので好ましくない。Sbは
上記範囲中1〜3%の範囲が上記の特性が顕著に向上す
るのでより好ましい。
かかるセラミック用はんだを調整するに当っては各成分
が所定割合になるように混合し、真空中、不活性雰囲気
中または還元性雰囲気中で溶融し合金にする。
本発明のセラミック用はんだは、セラミック物品同士、
ガラスとセラミック、ガラスとガラス、セラミックと酸
化被膜を有する金属等のはんだ付けであって、正確な寸
法精度で接続でき、且つその後に温度変動が生じても初
期の寸法精度を維持する必要のある装置物品に適してい
る。
(実施例) セラミック用はんだは、重量%でBi56、Sn38、Zn3、Sb3
で、融点は135℃のものを準備した。
第1図に示す装置を用いて、石英製の光ファイバー1
と、このコネクターであるZrO2製のフェルール2とのは
んだ付けを行ない、はんだ付け後温度変化を与えて寸法
変化を調べた。
装置を説明すると、台3上に次のような各部材が配設さ
れている。
即ち、4は超音波装置で、超音波チップ5の後端にホー
ン6を介して超音波振動子7が接続されている。超音波
チップ5にはヒータ8が取付けられている。超音波装置
4は保持具9に保持され、保持具9はスライドロッド11
にスライド可能に装着されている。
12はフェルール保持具で、フェルール保持具12はスライ
ドロッド11にスライド可能に装着されている。13はフェ
ルール2を加熱するリングヒータ、14はファイバー保持
具である。
はんだ付けに当っては、ファイバー保持具14、およびフ
ェルール保持具12にそれぞれ光ファイバー1、およびフ
ェルール2をそれぞれ保持させる。フェルール保持具12
を図の左方へスライドさせ、リングヒーター13にフェル
ール2を挿入して加熱する。一方、超音波チップ5の先
端にセラミックはんだ15を接触させ、溶融はんだとして
保持する。
次いで超音波振動子7を作動させつつ保持具9を右方に
スライドさせ超音波チップ5の先端をフェルール2の端
面に当接させる。これによってフェルール2の中心部に
設けた貫通孔にセラミックはんだ15が充填される。はん
だ充填後、保持具9を左側にスライドさせフェルール2
から超音波チップ5を離す。
そして光ファイバー1を右側からフェルール2の貫通孔
に挿入し、光ファイバー1の先端が若干突出するように
する。次いでフェルール保持具12を右方にスライドさせ
てフェルール2を保持具から取出す。
最後にフェルール2の先端面を研磨し付着したはんだお
よび突出した光ファイバー1を除去しはんだ付けを終了
する。
このはんだ付けを終了したフェルール2に次のような温
度サイクルを与えた。
即ち、70℃に1時間保持した後、95℃/時の昇温速度で
マイナス25℃まで冷却し、その温度で1時間保持した。
次の95℃/時の昇温速度で70℃まで昇温した。
この温度サイクルを6サイクル行なった後、フェルール
2先端面よりの光ファイバー1の突出量を測定した。
その結果を、テスト初期と温度変動を加えた後について
示したのが第2図である。
比較例として、重量%でPb91、Sn5、Zn3、Sb1で、融点
が297℃のセラミック用はんだを用いて上記と同様のは
んだ付けを行ない、同様のテストを行なったものの結果
を第3図に示した。
はんだ付け部の引張強度は本発明のセラミック用はん
だ、比較例のセラミック用はんだとも約2Kgで有意差は
なく、十分な強度を有していた。
しかし、第2図と第3図の比較から明らかなように、温
度変動を加えた後の光ファイバーの突出量については、
本発明のセラミック用はんだによるものは、比較例のも
のよりも極めて少なく、初期の寸法精度を確実に維持で
きる点で顕著に優れている。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の構成によれば、比較的低温
度ではんだ付けを行なうことができて正確な初期の寸法
精度を得ることができ、またその後温度変動を受けても
合金の特性により初期の寸法精度を確実に維持すること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるセラミック用はんだの実施例を
用いて接続を行なうための装置例を示す一部断面側面
図、第2図は本発明の実施例を用いて同上装置により接
続した物品に温度変動を加えたときの寸法変化特性を示
す図、第3図は従来例を用いて前記の装置により接続し
た物品に温度変動を加えたときの寸法変化特性を示す図
である。 1:石英製の光ファイバー、 2:ZrO2製のフェルール、 15:セラミック用はんだ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘 忠晴 東京都千代田区丸の内2丁目1番2号 旭 硝子株式会社内 (72)発明者 野牧 耕二 東京都千代田区丸の内2丁目1番2号 旭 硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−85459(JP,A) 特開 昭51−4046(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%表示で Bi 25〜85 Sn 18〜68 Zn 0.1〜10 Sb 0.1〜10 からなることを特徴とするセラミック用はんだ。
  2. 【請求項2】重量%表示で Bi 46〜66 Sn 28〜48 Zn 2〜4 Sb 1〜3 からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    セラミック用はんだ。
JP9321086A 1986-04-24 1986-04-24 セラミツク用はんだ Expired - Lifetime JPH06102579B2 (ja)

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