JPH06102045B2 - 人造大理石製天板のコ−ナ−部加工方法 - Google Patents

人造大理石製天板のコ−ナ−部加工方法

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JPH06102045B2
JPH06102045B2 JP18001287A JP18001287A JPH06102045B2 JP H06102045 B2 JPH06102045 B2 JP H06102045B2 JP 18001287 A JP18001287 A JP 18001287A JP 18001287 A JP18001287 A JP 18001287A JP H06102045 B2 JPH06102045 B2 JP H06102045B2
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JP
Japan
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top plate
artificial marble
corner
table top
back guard
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JP18001287A
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JPS6425807A (en
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信 高嶋
昌徳 今野
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Cleanup Corp
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Cleanup Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、アクリル樹脂或はポリエルテル樹脂を主成
分とする人造大理石からなるシステムキッチンや洗面化
粧台など家具の天板を平面L型に配置する場合のコーナ
ー部の加工方法に関するものである。
[従来の技術]及び[発明が解決しようとする問題点] 人造大理石は、メラミン化粧板等の木質系天板に比べ重
量があり、切削や接着等の加工も容易でないものでない
ため、供給者の立場からは好ましい素材とはいえない。
特に、システムキッチンの天板として用い、しかもL型
に配置することになると、時としては3メートルを越え
るような天板同士を接着剤と締め金具ないし相欠接など
際接(きわつぎ)と称される板の幅を広げるために用い
られる接合法によって連結することになる。
具体的には、第5図に示すように端部を45度に切断し組
み合わせて接合するか、第6図に示すよう略方形の部材
を接合することになる。
締め金具は接合すべき天板の端縁部同士に跨がるような
金具からなるもので、このような金具の例としては実開
昭57−42655号、実開昭58−1345号、実開昭60−154036
号などに開示されている。
際接としては前述の相欠接の外に摺合接、貼核接、本核
接、相欠核接など木材の接合に用いられる接合法を適宜
採用することになる。
システムキッチンにおいては第7図に示すように端部を
45度に切断し接合する場合、天板の前縁、テーブルトッ
プ、バックガードをそれぞれ段差なく美麗に仕上げるた
めにはかなり熟練した取り付け技術と作業時間が必要と
されるものであった。
例えば、従来の施行例(第7図参照)では、天板裏面の
締め金具(図示せず)にて、まず優先的に前縁Aから、
次いでテーブルトップB、さらにバックガードCを順次
接合して全体として段差が生じないように微調整を行な
いつつ完成させることになる。しかし、人造大理石は剛
体であり、製造過程にて若干のひずみの生じるのは避け
られないので接合すべき二の部材の接合面が完全に一致
するとは限らないことからテーブルトップBの奥やバッ
クガードCに至って段差が生じることが避けられないの
が実状であり、これを解決することが望まれていた。
また、第6図に示すように矩形状の部材を接合するため
コーナー部が一体の部材であったり、第5図の場合で接
合部が全体として段差がなく美麗に仕上っても二方向か
らのバックガードが交わり合うコーナー部はほこりがた
まって汚れ易く、掃除し難いという欠点があった。
[問題点を解決するための手段] そこで、この発明はシステムキッチンなどをL方に接合
する場合に、段差が生じる場合は勿論、段差が生じない
場合であっても人造大理石天板と同質ないし均質の材料
にてコーナー部を被覆し、研磨して美観に仕上げること
により、段差が生じないような接合と微調整に要する作
業負担の軽減を図るようにすると共に、接合部のコーナ
ー部を汚れ難くそして一体感を備え美感に優れた人造大
理石製の天板を提供することを目的とするものある。
このような目的を達成するためこの発明は、アクリル樹
脂或はポリエルテル樹脂を主成分とする人造大理石から
なるシステムキッチンや家具のバックガード備えた天板
を平面L型に配置する場合のコーナー部にテーブルトッ
プとバックガードにより形成されるコーナー部に肉厚部
を形成する方法であって、テーブルトップに乗せる基板
から一体にバックガードに添わせる起立板を立設してな
る金型をテーブルトップに仮止めし、この金型により囲
まれたコーナー部に人造大理石と同質ないし均質の充填
剤を流し込み、硬化してから研摩加工をしてコーナー部
を肉厚に仕上げるようにすることを特徴とするものであ
る。
[実施例] 以下、第1図ないし第4図に示す厨房家具の天板に適用
した実施例に即して説明する。
天板1,1はその端部を45度に切断して、切断面を接合一
体化するもので、直角に切断して接合面にシール剤を介
して裏面の締め金具に一体とするか、あるいは際接によ
り咬み合うようにすると共にシール剤を充填して一体と
するか任意である。この場合隣接する接合面のレベル調
整を前縁2からテーブルトップ3、バックガード4とい
うように順次コーナー部に向ってなすようにして天板
1、1同士をL型に接合固定する。
天板1、1同士の完全な接合固定が済んでからあるいは
固定する前に、テーブルトップ3の奥とバックガード4
に囲まれた平面略三角形状の上部を開放するような空間
を形成するための、テーブルトップ3に乗せる基板51の
端縁から一体にバックガード4、4に添わせる湾曲した
起立板52を立設してなる金型5を押し当てて適宜手段に
より固定するようにする(第1図)。
次いで、前記平面三角形状の空間部に上方から人造大理
石天板と同質ないし均質の材質からなる充填剤6を注ぎ
込み硬化を持つのである(第2図)。
この充填剤6は人造大理石と同質ないし均質の材料から
なるもので、実施例では主剤としてMMA(メチルメタク
リレート)樹脂を、硬化剤として過酸化ベンゾイル、水
酸化アルミニウムを用いた。この充填剤6は室温20℃で
45分から50分放置すると硬化するものである。
充填剤の硬化後金型5を取り除き(第3図)、天板1、
1との接合面を滑らかな曲線となるよう仕上げるのであ
る。
具体的には、まず荒目のサンドペーパーから順次細かい
目のサンドペーパーで研摩して接合面のバリを除去する
と共に接合面を曲線形状となるように平滑に仕上げるよ
うにし、最後にナイロンタワシでサンドペーパーで生じ
た細かい表面の傷を除去するようにしてコーナー部のバ
ックガードを肉厚に構成して完成するのである(第4
図)。
図示の例はL型としたものであるがコ字型に配置しても
L型が接続されたものと見れば同様に適用できるもので
ある。
[発明の効果] この発明は以上のような構成からなるもので、従来は天
板は単に突合わせて接合していたのに対して天板のバッ
クガードとテーブルトップに囲まれたコーナー部を肉厚
に構成することにより、接合すべき天板同士に段差が生
じた場合や、また段差が生じない場合であっても人造大
理石天板と同質ないし均質の充填剤にてコーナー部を被
覆することにより、段差が生じないような接合と微調整
に要する作業負担の軽減を図ることができるのである。
また、従来の接合では汚れが溜り、掃除のし難かった角
型のコーナー部がなくなることになる。
加えて、L型の天板としてコーナー部が肉厚であるので
全体として一体感を備えることになり、美観が向上する
と共に、天板全体として強度が向上するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明に係る接合方法の過程を
順次示すもので、第1図は金型を配置した平面図、第2
図は充填剤を流し込んでいる状態の断面図、第3図は金
型を外した状態の平面図、第4図は仕上り状態の断面図
を示すものである。第5図、第6図は従来の接合を示す
平面図であり、第7図は従来の接合の際の手順を示すた
めの斜視図である。 1……天板、2……前縁 3……テーブルトップ、4……バックガード 5……金型、51……基板 52……起立板、6……充填剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル樹脂或はポリエルテル樹脂を主成
    分とする人造大理石からなるシステムキッチンや家具の
    バックガード備えた天板を平面L型に配置する場合のコ
    ーナー部にテーブルトップとバックガードにより形成さ
    れるコーナー部に肉厚部を形成する方法であって、テー
    ブルトップに乗せる基板から一体にバックガードに添わ
    せる起立板を立設してなる金型をテーブルトップに仮止
    めし、この金型により囲まれたコーナー部に人造大理石
    と同質ないし均質の充填剤を流し込み、硬化してから研
    摩加工をしてコーナー部を肉厚に仕上げるようにするこ
    とを特徴とする人造大理石製天板のコーナー部加工方法
JP18001287A 1987-07-21 1987-07-21 人造大理石製天板のコ−ナ−部加工方法 Expired - Lifetime JPH06102045B2 (ja)

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JPS6425807A JPS6425807A (en) 1989-01-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643529Y2 (ja) * 1989-09-22 1994-11-14 サンウエーブ工業株式会社 天板の接合構造

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JPS6425807A (en) 1989-01-27

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