JPH068768Y2 - 木製枠材の接合構造 - Google Patents

木製枠材の接合構造

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JPH068768Y2
JPH068768Y2 JP1988068396U JP6839688U JPH068768Y2 JP H068768 Y2 JPH068768 Y2 JP H068768Y2 JP 1988068396 U JP1988068396 U JP 1988068396U JP 6839688 U JP6839688 U JP 6839688U JP H068768 Y2 JPH068768 Y2 JP H068768Y2
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JP1988068396U
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Inventor
博 青山
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協和木工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、木製額縁や木製ドア枠等を枠組み形成する
木製枠材の接合構造に関し、特に接合コーナー部の補強
に関する。
[従来の技術及びその問題点] 従来、木製枠材を用いた例えば木製額縁の枠組みは接合
する双方の接合端部に45°の傾斜角度で対面衝合させる
接合面を截断加工し、その接合面同志を互いに付き合わ
せて止着又は係着接合せしめた後に両枠材(1)(2)
の外面接合コーナーより両接合端部内に、両枠材(1)
(2)間に亘る三角形状の溝(30)を設け、この溝(3
0)内に三角形状に形成した接合駒片(40)を接着剤(6)
を介して嵌め込み埋設させて前記両枠材(1)(2)を
直角に接合せしめその接合部を補強していた。
しかしながら、額縁は枠組みされたその周縁枠材の表面
に球形面(7)等の凹凸形状を施して意匠的立体感を持
たせ、それによって全体の外観的美観を図って商品価値
を向上させているのが一般的であるが、上記した従来の
様な接合部の補強構造、即ち外面接合コーナーより双方
の接合端部内に溝(30)を設けて補強材となる接合駒片(4
0)を嵌め込み埋設してなる補強構造にあっては溝(30)の
開口縁が立体感を持たせるために施した球形面(7)の
表面接合コーナーに存在露出してしまったり、球形面
(7)が施された枠材(1)(2)の木目模様と異なっ
た方向性や形状パターンの接合駒片(40)の木目模様が球
形面(7)の表面接合コーナーに存在する結果となり、
(第7図参照)、額縁の外観的美感を低下させ好ましい
補強構造ではなかった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする技術的課題は、直角に接合さ
れる木製枠材双方の表面接合コーナーの外観的美感を低
下させることなく接合し且つ補強できる様にした木製枠
材の接合構造を提供することにある。
[技術的課題を達成するための手段] 上記課題を達成するために本考案が講じる技術的手段
は、直角に接合される枠材の接合端部を双方に付き合せ
て接合せしめ、その両枠材の内面接合コーナーより両接
合端部内に両枠材間に亘って所望の幅で開口する円形状
の凹部を形成し、この凹部内に嵌め込み埋設される程度
の円形状に形成されその円周の一部分に前記内面接合コ
ーナーに沿う直角な切欠きを形成した接合駒片を、前記
凹部内に接着剤を介して埋設したことである。
[作用] 而して、上記した本考案の技術的手段によれば、直角に
接合された木製枠材の内面接合コーナーより双方の接合
端部に接合駒片を嵌め込み埋設するための凹部を設けた
ことによって、該凹部の開口縁が枠材双方の表面接合コ
ーナーに露出することはなく、同時に木目模様を異にす
る接合駒片が前記表面接合コーナーに露出しない。
また、上記凹部を枠材双方の接合端部内に所望の幅で開
口する円形状に設け、その凹部内に嵌め込み埋設する接
合駒片を円周の一部分に直角な切欠きを形成した円形状
にしたことによって、前記凹部と接合駒片との接着剤に
よる接着固定面積が広くなる。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づいて説明すると第1図乃至
第3図は、木製額縁(A)を示し、この額縁(A)は左
右の縦枠材(1)と上下の横枠材(2)によって正面矩
形状に枠組み形成された周知の形状をなす。
上記縦枠材(1)と横枠材(2)との双方の結合端部に
は45°の傾斜角度で体面衝合させる接合面(1a)(2a)を夫
々截断加工して直角に止着又は係着接合する。
そして、直角に接合された縦枠材(1)と横枠材(2)
との内面接合コーナーより双方の接合端部内に円形状の
凹部(3)を加工形成する。
上記円形状凹部(3)は、上記内面接合コーナーの縦枠
材(1)と横枠材(2)とに亘って所望の幅で直角に開
口する様に丸鋸や丸カッター等の丸形切削工具(M)に
て円形状に形成され、円形状に形成された接合駒片
(4)が嵌め込み埋設される様になっている。
上記接合駒片(4)は、凹部(3)内に嵌め込み埋設さ
れる程度の厚さを有する円形状に形成され、その円周の
一部分には凹部(3)の開口縁が開口存在する縦,横両
枠材(1)(2)の内面接合コーナーに沿う直角な切欠
き(5)を形成してなる。
而して、正面矩形状に枠組みされた額縁(A)の縦枠材
(1)と横枠材(2)との4隅接合部における各内面接
合コーナーに開口する凹部(3)内に、円周の一部分に
直角な切欠き(5)を有する円形状の接合駒片(4)を
接着剤(6)を介して嵌め込み前記切欠き(5)を内面
接合コーナーに略面一に沿わせて埋設することによっ
て、接合された縦枠材(1)と横枠材(2)との4隅接
合部を補強する。
従って、枠組みされる縦,横両枠材(1)(2)に予め
加工されて額縁(A)の周縁表面に意匠的立体感をもっ
て表れる凹凸形状の球形面(7)等に凹部(3)の開口
縁や接合駒片(4)が存在露出することなく、それらは
額縁(A)の4隅接合部における各内面接合コーナーに
存在することによって例えば表面ガラス(8)の後方に
嵌め入れ装着される不図示のパネルマットやベニア等の
背板によって隠され、目視不能となる(第2図参照)。
尚、上記接合駒片(4)の材質としては縦横両枠材
(1)(2)と同じ木材でも若しくは合成樹脂等の所望
な部材を用いて形成するも自由である。
第4図乃至第6図は木製ドア(B)の縦枠材(9)と横
枠材(10)との4隅接合部を前述した実施例と全く同じ構
造にて補強した他の実施例であり、斯る実施例はガラス
(11)を挾む前後の内面接合コーナーに夫々凹部(3)を
設け、円周の一部分に切欠き(5)を形成した円形状の
接合駒片(4)を接着剤(6)を介して夫々嵌め込み埋
設したものである。
尚、斯る木製ドア(B)の実施例にあっては左右縦枠材
(9)の略中途部間に亘って組込み横架された中間横枠
材(12)と前記縦枠材(9)との接合部における上下の内
面接合コーナーに夫々凹部(3)を設けて接合駒片
(4)を嵌め込み埋設するも自由である。
[考案の効果] 本考案木製枠材の接合構造は叙上の如く構成してなるか
ら、下記の作用効果を奏する。
直角に接合された枠材の内面接合コーナーより両枠材
の接合端部内に所望の幅で開口する凹部を形成し、この
凹部内に前記内面接合コーナーに沿う直角な切欠きを形
成した接合駒片を接着剤を介して嵌め込み埋設せしめて
前記両枠材の接合部を補強してなるから、両枠材の表面
接合コーナーにその外観的美感を低下させる様な異質物
が露出することはない。
従って額縁の様に周縁表面に球形面等の凹凸形状を施し
て意匠的立体感を持たせ、全体の外観的美感の向上を図
る商品にあっては最良の接合構造となり、より一層商品
価値を向上させることが出来る。
両枠材の内面接合コーナーに開口する凹部を両接合端
部内に円形状に形成し、この凹部内に嵌め込み埋設する
接合駒片を該凹部内に嵌め込まれる円形状に形成したこ
とによって、従来の三角形状の接合駒片に比べて接着剤
による接着面積が大きく取ることが出来る。
従って接着剤による凹部と接合駒片との接着が強固にな
って両枠材の接合部の補強をより一層確実にすることが
出来る。
円形状の凹部及び接合駒片の厚さが、ともに薄く形成
されていることにより、木製枠材の利用可能な厚さの範
囲が広くなり、薄い厚さから厚い厚さまで各種厚さの木
製枠材に適用し得る接合構造になると共に、ほぞ及びほ
ぞ穴で組立てられている木製枠材の接合に適用でき、適
用範囲が広くなる。
依って、所期の目的を達成し得た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案木製枠材の接合構造を示す実施例であり、
第1図は木製額縁を示す正面図で一部分を断面して示
す、第2図は第1図の(II)−(II)線拡大断面図、第
3図は斜視図、第4図乃至第6図は木製ドアを示す他の
実施例で、第4図は一部分を断面して示す正面図、第5
図は第4図の(V)−(V)線拡大断面図、第6図は第
5図の(VI)−(VI)線断面図、第7図は従来例を示す
部分拡大断面図である。 尚、図中 (1)(2)(9)(10)(12):木製枠材 (3):凹部、(4):接合駒片 (5):切欠き、(6):接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直角に接合される枠材の接合端部を双方に
    付き合せて接合せしめ、その両枠材の内面接合コーナー
    より両接合端部内に、両枠材間に亘って所望の幅で開口
    する円形状の厚さの薄い凹部を形成し、この凹部内に嵌
    め込み埋設される程度の厚さの薄い円形状に形成され、
    その円周の一部分に前記内面接合コーナーに沿う直角な
    切欠きを形成した接合駒片を、前記凹部内に接着剤を介
    して埋設したことを特徴とする木製枠材の接合構造。
JP1988068396U 1988-05-24 1988-05-24 木製枠材の接合構造 Expired - Lifetime JPH068768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988068396U JPH068768Y2 (ja) 1988-05-24 1988-05-24 木製枠材の接合構造

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Publication Number Publication Date
JPH01171262U JPH01171262U (ja) 1989-12-04
JPH068768Y2 true JPH068768Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31293717

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JPS4945894U (ja) * 1972-07-27 1974-04-22

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JPH01171262U (ja) 1989-12-04

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