JPH06100795A - マグネシウム化合物被覆粒子及びその製法 - Google Patents

マグネシウム化合物被覆粒子及びその製法

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JPH06100795A JP12940292A JP12940292A JPH06100795A JP H06100795 A JPH06100795 A JP H06100795A JP 12940292 A JP12940292 A JP 12940292A JP 12940292 A JP12940292 A JP 12940292A JP H06100795 A JPH06100795 A JP H06100795A
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Hiroshi Ogawa
寛 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形品、フィルム或いは塗料、インク、
紙等の配合剤又は充填剤として好適に使用され、更に重
合用触媒のキャッチャーとしても好適なマグネシウム化
合物被覆粒子及びその製法及び該粒子を配合した樹脂成
形品、塗料、インクを提供する。 【構成】 個々の粒子が独立して明確な立方体乃至球状
の一次粒子形状を有し且つ電子顕微鏡法で測定して0.
3乃至20μmの一次粒子径を有する非晶質シリカ、非
晶質シリカ−アルミナ或いは非晶質アルミノケイ酸塩の
少なくとも一つから成る定形核粒子と該定形核粒子を被
覆するマグネシウム化合物とから成るマグネシウム化合
物被覆粒子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネシウム化合物被
覆粒子、その製法及び該粒子を配合した樹脂成形品、塗
料乃至インクに関するもので、より細細には、樹脂成形
品、フィルム或いは塗料、インク、紙等の配合剤又は充
填剤として好適に使用され、更に重合用触媒のキャッチ
ャーとしても好適なマグネシウム化合物被覆粒子及びそ
の製法及び該粒子を配合した樹脂成形品、塗料、インク
に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品、フィルム、塗料、インク、
紙等に配合される配合剤又は充填剤としては無機質微粉
末が一般に使用され、シリカ,シリカ−アルミナ等の微
粉末粒子も多く使用されている。
【0003】これらの無機質微粉末充填剤や配合剤はそ
の使用目的、用途に応じて種々の特性を有するよう各種
の加工や処理が施されたものが多く、それらに関しても
多数の提案がなされかつ実施されている。
【0004】たとえばシリカ系充填剤として、特開昭6
3−60103号公報には粒子の流動性や樹脂中での分
散性を改善するため特定粒径、粒子形状及び比表面積を
規定したシリカ微粒子が提案されており、又特開昭63
−256512号公報には樹脂や他の配合剤に不活性な
特定アルミノシシリケート球状無機充填剤が、更に特開
昭58−213031号公報には、樹脂の着色、劣化を
防止すると共に、アンチブロッキング性能を改善した特
定アルミノ−シリカ系樹脂配合剤がそれぞれ開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの配合剤、特に
シリカ系配合剤、又はシリカ・アルミナ系配合剤は樹脂
に対する分散性が良い、透明性が良好である等の長所を
有している反面、いずれもモース硬度が高く、研摩性が
あり、このためこれら粉末粒子をフィルム、その他の成
形品用の樹脂に配合すると、成形品、特にフィルム等の
表面にこれら粒子が突出した状態で存在し、この粒子の
研摩性のため、接触する他のフィルム面、成形品表面等
を傷つけ、摩耗させる等の欠点を有していた。
【0006】このような不都合は、塗料、インク、紙等
に上記充填剤を適用した場合においても同様に発生す
る。
【0007】本発明の目的は、それを樹脂フィルム、塗
料、インク、紙、樹脂成形品等に配合した場合に、上記
した不都合が回避されると共に、インク、塗料等の油性
物質に対して親和性が良好で、これらとのなじみの良好
なフィルム面、又は紙面等を与える充填剤又は配合剤と
して好適な被覆微粒子を提供することにある。
【0008】又特に樹脂フィルムに適用した場合に、透
明性に優れていると共に、フィルムのスリップ特性、ア
ンチブロッキング性を顕著に改善することのできる被覆
微粒子を提供するにある。
【0009】本発明の他の目的は、それをフィルムに配
合した場合において、透明性に優れ、しかも遠赤外線放
射効果が大きく、従って、保温特性に優れているため、
特に農業用フィルム配合剤として好適な被覆微粒子を提
供することにある。
【0010】又更に他の目的は、粒子集合体の流動性が
良好で、粉立ちが少なく、取扱作業性の良好な被覆微粒
子を提供することにあり、これらの特性を利用した、重
合用触媒のキャッチャー用定形粒子を提供することにあ
る。
【0011】更に又本発明の他の目的は、上記した被覆
微粒子の製造方法を提供することにある。又本発明の別
の目的は上記したマグネシウム被覆粒子を含有する樹脂
成形品を提供するにある。又更に本発明の別の目的は上
記被覆粒子を含有する樹脂成形品、塗料、インクを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、個々の
粒子が独立して明確な立法体乃至球状の一次粒子形状を
有し且つ電子顕微鏡法で測定して0.3乃至20μmの
一次粒子径を有する非晶質シリカ、非晶質シリカ−アル
ミナ或いは非晶質アルミノケイ酸塩の少なくとも一つか
ら成る定形核粒子と該定形核粒子を被覆するマグネシウ
ム化合物とから成ることを特徴とするマグネシウム化合
物被覆粒子が提供される。
【0013】本発明によれば又、個々の粒子が独立して
明確な立方体乃至球状の一次粒子形状を有し且つ電子顕
微鏡法で測定して0.3乃至20μmの一次粒子径を有
する非晶質シリカ、非晶質シリカ−アルミナ或いは非晶
質アルミノケイ酸塩の少なくとも一つから成る定形粒子
を有するpH10以下の水性スラリーに、水酸化マグネ
シウム,醋酸マグネシウム,硝酸マグネシウムの少なく
とも一種以上のマグネシウム化合物乃至混合物を添加
し、常圧又は加圧下に加熱処理して、前記定形核粒子を
分散相及び前記マグネシウム化合物乃至混合物の少なく
とも一部を分散媒相として含む水性分散液を調製し、こ
の水性分散液を100℃以上の温度で乾燥させ、得られ
た固形分を粉砕または必要に応じて300℃乃至800
℃の温度で焼成することを特徴とするマグネシウム化合
物被覆粒子の製造方法が提供される。
【0014】本発明によれば又、上記マグネシウム化合
物被覆粒子を含有する樹脂成形品、塗料、インクが提供
される。
【0015】
【作用】本発明のマグネシウム化合物被覆粒子は、個々
の粒子が独立して明確な立方体乃至球状の一次粒子形状
を有していること、該粒子の一次粒子が0.3乃至20
μmの範囲の粒子径を有していること、更に、非晶質シ
リカ等の定形核粒子がマグネシウム化合物により被覆さ
れたものであることが構成上の特徴である。
【0016】本発明の粒子が上述した形状のしかも大き
さの揃ったものであることにより、本発明の特定被覆粒
子は一次粒子が凝集して二次粒子を形成することがな
く、本発明の特定被覆粒子は一次粒子が凝集して二次粒
子を形成することが少なく、本発明の粒子を樹脂、塗
料、インク中に配合した場合等においても、樹脂等の中
において一次粒子の状態のまま分散される。従って、樹
脂中における分散は均一良好な状態に保たれ、その充填
効果が最大限に発揮される。
【0017】又本発明のマグネシウム被覆粒子は、核粒
子が非晶質シリカ、非晶質シリカ・アルミナ或いは非晶
質アルミノケイ酸塩等で構成されており、これらは対応
する結晶質シリカ等に比較して密度が小さく、しかもモ
ース硬度も小さく比較的軟かいため、軽量であり、且
つ、後述するマグネシウム化合物の被覆層の作用と相俟
って、フィルム樹脂等に配合した場合にも研摩作用によ
りフィルム表面を傷つけることがない。
【0018】本発明の最大の特徴は、この定形核粒子が
水酸化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、アルミノケ
イ酸マグネシウム等のマグネシウム化合物で被覆された
被覆層を有することで、このようにマグネシウム化合物
が被覆された本発明の微粒子は、それを樹脂成形品、フ
ィルム等の樹脂素材又は塗料、インク、紙等に配合した
場合に、その樹脂成形品又はフィルム、塗料、インク、
紙等の表面に粒径の揃った立方体状又は球状の粒子とし
て均質に存在し、該微粒子のマグネシウム被覆層は内核
を形成する非晶シリカ質等に比べても更に軟かく、しか
もなめらかな表面を形成するため、フィルム表面等が互
に接触した場合においてもそれらの表面を傷つけること
がない。しかもこのような表面のなめらかな定形の微粒
子がフィルム等の表面に均質に存在するためフィルム等
のアンチブロッキング性、スリップ性を著しく向上させ
る作用効果を奏する。
【0019】又本発明の被覆粒子は、表面のなめらかな
粒の揃った一次粒子の集合体であるところから、流動性
がよく、しかも粉立ちが少ないため取扱が容易で、取扱
い作業性に優れている。
【0020】更に核粒子が非晶質シリカ、シリカアルミ
ナ等の材質で形成されたものであるためその屈折率が配
合される樹脂等のそれに近似しており、従って、本発明
の被覆粒子を配合した樹脂成形品、フィルム等は透明性
に優れたものとなる。又粒子核が非晶質であるため結晶
質粒子の配合剤に比べて軽量である点も樹脂配合剤とし
ての利点である。
【0021】本発明の粒子の被覆層を構成するマグネシ
ウム化合物は、上記した作用効果を奏するものであれば
任意のマグネシウム化合物を使用することが出来、特に
限定されるものではないが、本発明の粒子被覆層のマグ
ネシウム化合物としては、以下に述べる作用効果を加重
的に奏するという理由から、水酸化マグネシウム、ケイ
酸マグネシウム、アルミナケイ酸マグネシウム、又はこ
れらの混合物及び実質的にこれらの化合物よりなる物質
で形成されていることが好ましい。
【0022】すなわち、上記化合物よりなる被覆層を有
する本発明の被覆粒子は前記した諸特性を有することは
勿論、更に適度な撥水性を示し、又吸湿性が少なく、従
ってこのような被覆粒子を配合したフィルム等の成形品
は、その表面が親油性となり、油性物質、たとえば油性
のインク、塗料等との親和性が著しく向上し、該成形品
表面の印刷特性等が優れたものとなる。
【0023】又上記のマグネシウム化合物被覆粒子は、
遠赤外放射効果が大きく、しかも多くのプラスチックフ
ィルム樹脂の屈折率に近似した屈折率を有しているた
め、特に農業用フィルムの樹脂配合剤として優れた保温
効果を示す。
【0024】このようなケイ酸マグネシウム等の被覆粒
子の内でも、特に定形核粒子を後述する本発明の被覆粒
子製造方法により被覆層を形成したものは、前記した諸
特性に優れ、特に被覆粒子表面の比表面積が小さく、従
って吸湿性が少なく、又撥水性が優れているため油性物
質に対する親和性に著しく優れている。
【0025】すなわち、たとえば、本発明の定形核粒子
のpH10以下のスラリーに水酸化マグネシウム等の化
合物を添加し、攪拌解砕し、該マグネシウム化合物の少
くとも一部を分散媒中に溶解させ、常圧又は加圧下に攪
拌しながら処理し、反応を行わせマグネシウム化合物の
被覆層を形成させたものは、図5のX−線回折パターン
から明らかなように添加したMg(OH)2 の回折パタ
ーンは殆んど消失し、代りに非晶質のフイロケイ酸マグ
ネシウムのピークが出現している。
【0026】すなわち、この被覆層は実質的にフイロケ
イ酸マグネシウムよりなっていることがわかる。
【0027】このような被覆層は、核粒子の材質がシリ
カアルミナ、アルミノケイ酸塩よりなる場合においても
同様に形成できるが、この場合は、上記フイロケイ酸マ
グネシウムの他に一部アルミノケイ酸マグネシウムが混
在した形の被覆層が形成される。
【0028】本発明の方法で形成された粒子の被覆層
は、核粒子のシラノール基等が直接マグネシウムと結合
しているため密着が強固で、しかも、被覆層が密に形成
されるため、被覆層の脱離等が少なく、上述した諸特性
に特に優れた好適な樹脂成形品配合用粒子となる。本発
明の方法による被覆粒子の内でも、特に加圧下において
被覆層を形成させたものは被覆粒子の疎水性が顕著に優
れたものとなる。
【0029】
【発明の好適態様】定形核粒子 本発明の定形核粒子は、立方体乃至は球状の一次粒子形
状を有し、粒子径が0.3乃至20μmのものである。
又核粒子が立方体状の場合は、樹脂成形品、紙、塗料、
インク等に配合した場合の研摩性、アンチブロック性の
見地より、角が丸められた形状のものが好ましい。
【0030】該核粒子の材質としては、非晶質シリカ、
非晶質シリカ・アルミナ或いは非晶質アルミノケイ酸塩
の内の1種乃至はそれらの複数の混合物から選ばれる。
又樹脂等に配合した場合の透明性の点から屈折率が1.
47乃至1.550の範囲にあるものが好ましい。
【0031】本発明の定形核粒子を製造する方法につい
ては、特に制限されるものではないが、上記した形状及
び粒子径を有するそれ自体公知のシリカ・アルミナ、ゼ
オライト等を酸処理その他の方法で、その粒子形状を残
したまま非晶質化したもの、たとえば、特開平1−31
7163に記載されているような方法で調製されたもの
が好ましい。
【0032】本発明の非晶質シリカ定形核粒子の好適例
としては、たとえば、ケイ酸アルカリ水溶液にアクリル
アミド系重合体を添加し、該ケイ酸アルカリを酸を用い
て部分中和させ、されを室温附近で熟成放置して粒子に
凝集成長させて調製した球状非晶質シリカ粒子や、p−
型ゼオライトを酸処理して調製したAMT−シリカ粒子
等を挙げることができる。
【0033】又非晶質シリカ−アルミナ定形核粒子とし
ては、好適例として、Al2 3 :SiO2 のモル比が
1:1.8乃至1:5.0の範囲にあり、且つ粒径が揃
った合成ゼオライトの水性スラリーをpH5以上の条件
下に酸処理して非晶化したもの又はこれを焼成処理した
もの等を挙げることができる。
【0034】非晶質アルミノケイ酸塩粒子としては、イ
オン交換ゼオライト、例えばゼオライトA、ゼオライト
X、ゼオライトY、ゼオライトP、アナルサイム、モノ
デナイト、ホージャサイト等を酸処理して非晶化したも
の、又はこれを焼成したもの等を例示することができ
る。
【0035】特に、後記実施例1に記載された処方及び
方法により調製された非晶質アルミノケイ酸塩粒子が好
適である。
【0036】本発明の定形核粒子は、非晶質であること
が必須の要件であり、結晶質のものは、密度が高く、硬
度が高いためにたとえマグネシウム化合物で被覆しても
フィルム表面等を傷つける不都合を十分に回避すること
が出来ず、又該被覆形成の反応がおそい、樹脂中の分散
が均質化されにくい等の欠点を有するため適当でない。
【0037】又、該粒子径が本発明で規定した粒径より
大きい場合は、樹脂中に配合した場合等において分散が
均質に行われにくいだけでなく、透明性及び外観上も好
ましくない、又粒径が大きく、形状が不均一で多くの角
を有する粒子は、フィルム等の表面を傷つけやすく、ア
ンチブロッキング性にも悪影響がある。一方、粒径が本
発明の規定より小さいものは、取扱上が不便であると共
に、粉立ち等のトラブルを避けることができない。
【0038】マグネシウム化合物 本発明の定形核粒子を被覆するマグネシウム化合物とし
ては、MgF2 、MgCl2 、KMgCl3 、MgBY
2 等のマグネシウムハロゲン化物、MgO、Mg(O
H)2 等のマグネシムウ酸化物又は水酸化物、MgSO
4 、MgSO4 ・6H2 O、Mg(NO3 2 、Mg
(NO3 2 ・6H2 O、Mg(PO4 2、MgHP
4 等のマグネシウム酸素酸塩、Mg(CH3 COO)
2 、Mg(CH3 CH2 COO)2 、その他のマグネシ
ウム有機酸塩等の他、ケイ酸マグネシウム或いはアルミ
ノケイ酸マグネシウム等を例示することができるが、本
発明の被覆用マグネシウム化合物としては、これらの内
水酸化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、アルミノケ
イ酸マグネシウム又はこれらの混合物、及び実質的に上
記各化合物よりなり、ごく少量の他物質たとえば水酸化
マグネシウム、酸化マグネシウム等を含有する混成物等
が特に好適である。
【0039】特に水酸化マグネシウム、酸化マグネシウ
ム、醋酸マグネシウム、硝酸マグネシウム等のマグネシ
ウム酸化物、水酸化物、塩を出発原料とし、定形核粒子
表面で反応させて形成したケイ酸マグネシウム、アルミ
ノケイ酸マグネシウム等を主成分とする混成物が被覆層
として最も好適である。
【0040】マグネシウム化合物被覆粒子 本発明のマグネシウム化合物被覆粒子は、前記定形核粒
子にマグネシウム化合物を被覆して調製する。該定形核
粒子に対するマグネシウム化合物の被覆量は定形核粒子
当たりMgO換算で1乃至50重量%が好ましく、特に
好適には2乃至35重量%である。
【0041】被覆量が上記下限より少ない場合は、粒子
表面の全面に均質な被覆が形成されなかったり、たとえ
被覆されても本発明の作用効果を十分に達成することが
できない。一方、上記上限より多い場合は、被覆の密着
性が悪くなり、被覆層の剥離や、粒子の凝集や脱離が起
りやすく又未だその原因は十分に解明されないが、粒子
の吸湿性が逆に増加し撥水性が阻害される等の弊害も生
ずる。
【0042】マグネシウム化合物の被覆方法に関して
は、それ自体公知の被覆方法が採用でき、特に限定され
るものではないが、下記に記載する方法で被覆した被覆
粒子が最も好適である。
【0043】マグネシウム化合物被覆粒子の製法 本発明においては、前記非晶質定形粒子を、そのpHが
10以下の条件下に水性スラリーとする。
【0044】この水性スラリーに、水酸化マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、醋酸マグネシウム、硝酸マグネ
シウム等のマグネシウム酸化物、水酸化物、マグネシウ
ム塩の少くとも一種以上を添加し、ミキサー等により攪
拌、解砕し、定形核粒子が分散相、添加マグネシウム塩
又は水酸化物等の少なくとも一部が溶液相中に溶解して
存在する分散液を調製する。
【0045】この分散液を常圧もしくは加圧下に加熱処
理して、核粒子と上記マグネシウム塩、又は水酸化物等
とを反応させ粒子表面に被覆層を形成させる。
【0046】反応終了後、粒子固形分を濾過水洗し、乾
燥した後300℃乃至800℃で焼成してマグネシウム
化合物被覆粒子を製造する。
【0047】本発明のマグネシウム化合物被覆粒子の製
造法においては、スラリー分散相として存在する核粒子
の表面と添加したマグネシウム化合物、たとえばMg
(OH)2 とが反応により結合した形態の被覆層を形成
していることが顕著な特徴である。
【0048】核粒子の表面とMg(OH)2 又は醋酸マ
グネシウム、硝酸マグネシウムとの反応の機構について
は未だ明らかに解明されていないが、恐らく、核粒子の
主として表面部分に存在するシラノール基、−Al(O
H)基等の比較的反応性に富んだ基又は部分に、Mg
(OH)2 等が反応し結合を形成するものと推定され
る。このことは添付した図5のX−線回折図からも明ら
かなように、反応終了後の粒子の回折図は添加したMg
(OH)2 の回折パターンが殆んど消失し、代りにフイ
ロケイ酸マグネシウムのピークが現れていることからも
裏づけられるものである。
【0049】本発明の方法において、水性スラリーの固
形分濃度は特に臨界的ではないが、通常固形分濃度が2
乃至50重量%のものが使用され、好ましくは5乃至3
0重量%である。
【0050】本発明において、該スラリーのpHは10
以下に保たれる。pHが10を越えると、分散媒中に溶
解したMg(OH)2 等の粒子表面への沈着付着が十分
に行われず良好な被覆層を形成することができない。ス
ラリーのpHが10を越える場合は、従って酸等を加え
てpHを10以下に調節する。
【0051】添加する水酸化マグネシウム、酸化マグネ
シウム、醋酸マグネシウム、硝酸マグネシウム等の形状
は特に限定されるものではないが、通常溶解に都合のよ
い粉末状又は少量の溶剤又は水を添加した溶液状又は懸
濁状のものが使用し易く好都合である。
【0052】水酸化マグネシウム等の添加量は、用いる
水性スラリーの濃度により変化するが通常定形核粒子固
形分に対してMgOとしての換算値で1乃至50重量%
を添加する。
【0053】本発明の特に好ましい被覆粒子を得るには
定形核粒子固形分に対してMgOとしての換算値として
2乃至30重量%が用いられる。
【0054】本発明の方法において、被覆形成反応は、
常圧下においても又加圧下においても実施することがで
きるが、常圧で実施する場合は、該スラリーに水酸化マ
グネシウムを添加後ミキサー等により分散液を攪拌、解
砕し、これを通常30分程度放置熟成する。
【0055】その後分散液を攪拌下に50℃乃至200
℃の温度に昇温し反応を遂行させる。反応時間は、温度
その他の条件にもよるが、通常1乃至10時間で終了す
る。
【0056】反応終了の判定法としてはたとえば一定時
間間隔毎に分散液のpHと該スラリー粒子のサンプルを
採取し、乾燥後、該サンプルのX線回折図を取り、該図
中においてMg(OH)2 の37.8°に出現するピー
クが実質的に消失する時点と該分散液のpHの低下の割
合とから終点を判定するが、一度実験を行って反応終了
を判定すれば後は温度条件等の諸条件を考慮して適当な
反応終了時間を定めることは当業者にとって容易であ
る。反応終了後このようにして得た被覆粒子スラリーを
取り出し濾過水洗し、乾燥した後前記した温度範囲で焼
成して最終被覆粒子とする。
【0057】又加圧下に反応を行わせる場合は、オート
クレーブ内等で150℃程度に昇温して反応を終了させ
る。通常加圧下の反応時間は0.5乃至5時間程度で終
了する。以後は常圧法と同様に処理する。
【0058】加圧下における反応の場合は、必ずしも熟
成を必要としない。
【0059】用途 本発明のマグネシウム化合物被覆粒子は、各種樹脂成形
品、フィルム或いは塗料、インク、紙等の配合剤又は充
填剤等として好適に使用できる。
【0060】本発明の粒子は、形状が立方体又は球状
で、均一な一次粒子径を有し、しかも表面が平滑な比較
的軟かいマグネシウム化合物で被覆されているため、樹
脂成形品、フィルム、塗膜、印刷面紙等の表面を傷つけ
ることがなく、しかも樹脂フィルムのアンチブロック性
に優れている。
【0061】又粒子の被覆層は親油性であり、吸湿性が
少ないため塗料、インク等の乗りが良好で、従って表面
に塗装、コート、印刷等が施されるフィルム、その他の
樹脂成形品の配合剤としてきわめて好適である。
【0062】更に、透明性に優れ、遠赤外線の放射効果
が大きいための農業用フィルムの配合剤としても好適に
使用できる。
【0063】本発明の被覆粒子の配合に適した樹脂とし
ては、ポリプロピレン、ポリエチレ、結晶性プロピレン
−エチレン共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体等
のオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル;
6−ナイロン、6,6−ナイロン、6,8−ナイロン等
のポリアミド;塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等
の塩素含有樹脂類;ポリカーボネート;ポリスルホン
類;ポリアセタール;アクリル系樹脂のような熱可塑性
樹脂や、熱硬化ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、シリコーン樹脂等の
熱硬化性樹脂を挙げることができる。
【0064】これらの樹脂には本発明の被覆粒子と共
に、熱安定剤を添加配合することが熱安定性の上から好
ましく、熱安定剤としては、例えばステアリン酸、パル
ミチン酸、ラウリン酸等の脂肪酸、脂肪酸のカルシウム
塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、バリウム塩等の金属石
鹸、シラン系カップリング剤、アルミニウム系カップリ
ング剤、チタン系カップリング剤、シルコニウム系カッ
プリング剤、各種ワックス類等が使用でき、たとえば好
適なワックスとしては、ワックス類1グラム当たり、カ
ルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸塩、カルボン
酸エステル、カルボン酸アミド、ケトン、エーテル、水
酸基等の極性基を0.1乃至20ミリモル、特に0.5
乃至10ミリモルの濃度で含有し炭素数10以上、特に
炭素数12以上の少なくとも一個の長鎖アルキレン鎖を
分子内に含むワックス等を例示できる。これらの他に、
未変性乃至変性の各種樹脂(例えばロジン、石油樹脂
等)等をコーティング剤で表面処理したものも安定剤と
して使用することができる。
【0065】該微粒子の配合量はその目的、用途により
異なるが、樹脂100重量部当り0.01乃至30重量
部、特に0.05乃至5重量部の範囲で通常配合され
る。又各種塗料、インク、紙等に混入する場合はパルプ
当り0.5乃至30重量%、特に2乃至10重量%含有
させるのがよい。
【0066】
【発明の効果】本発明のマグネシウム化合物被覆粒子
は、配合した樹脂フィルム等の表面を研磨により傷つけ
ることがなく、アンチブロック性に優れ、又親油性揆水
性を有し、しかも透明性がよく、遠赤外線放射効果が大
きい等数々の特性を有しているため樹脂用及び(塗料、
インク)紙用配合剤、添加剤として種々の用途に好適に
使用できる。
【0067】
【実施例】本発明を次の例で更に詳細に説明する。な
お、以下の実施例において、化学組成、物性値等の測定
は下記の方法により実施した。
【0068】(測定法) 1.化学組成 JIS M−8852 ケイ石分析法に準拠して測定し
た。 2.見掛比重 JIS K−6220.6.8 に準じて測定した。 3.吸油量 JIS K−5101.19 に準じて測定した。 4.比表面積 カルロエルバ社製Sorptomatic Serie
s 1800を使用し、BET法により測定した。 5.白色度 東京電色(株)製AUTOMATIC REFLECT
O METER Model TR−600で測定し
た。 6.粒度 コールターカウンター(コールターエレクトロニクス社
製TA−II型)法によりアパチャーチューブ20μm、
50μmを用いて測定した。 7.SEMによる粒径 走査型電子顕微鏡(日立製S−570)で得られた写真
像から、代表的な粒子を選んで、スケールを用いて粒子
像の直径を測定し一次粒子径として示した。 8.屈折率 液浸法により求めた。
【0069】9.摩耗量 フィルコン式(日本フィルコン(株)製)摩耗試験機を用
いて以下の条件で測定した。 使用ロール セラミックス ロールの回転数 1500rpm 接触角度 111° テストピースの寸法 40×140mm テストピースの重量 約2g テストピースの材料 プラスチックワイヤー 重錘 850g 固形分濃度 2% 測定時間 180分 結果表現値 重量減少量(mg)
【0070】実施例1 ケイ酸ソーダ(SiO2 27%、Na2 O9%)、アル
ミン酸ソーダ(Al23 22.5%、Na2 O18.
6%)、市販49%NaOHを用いて下記モル比で全体
が16kgになる様に希ケイ酸ソーダ液と希アルミン酸
ソーダ液を調製した。 Na2 O/SiO2 =1.8 SiO2 /Al2 3 =1.8 H2 O/Na2 O=60 次に内容積約20Lのステンレス製容器中で希ケイ酸ソ
ーダ液8kgと希アルミン酸ソーダ液8kgを攪拌下ゆ
っくりと混合し、全体が均一なアルミノケイ酸アルカリ
ゲルとした。ついでこのアルミノケイ酸アルカリゲルを
攪拌しながら90℃迄昇温し、その温度で4時間かけて
結晶化した。結晶化終了後濾過、水洗し固形分濃度50
%のNa−A型ゼオライトケーキ約2.5kgを得た。
【0071】次に10Lのステンレス製容器に上記ケー
キ1kgを水4L中に十分分散後、ゼオライト中のNa
2 O分に対し当モル量の10%硫酸を攪拌下に10時間
かけて加え、加え終ったら2時間攪拌し以後濾過、水洗
し、更にそのケーキをリバルブして、固形分濃度40の
非晶質アルミノシリケート粒子のスラリーを得た。この
時のスラリーのpHは4.8であった。(試料1−1) 次にこのスラリーの固形分に対してMgOに換算して5
%に相当する水酸化マグネシウム(神島化学製#20
0)粉末を加え、十分分散後水浴中で95℃まで昇温し
その温度で8時間処理し、処理終了後スラリーをそのま
ま110℃の恒温乾燥器に入れ一夜乾燥した。乾燥した
ブロック状物をサンプルミルで粉砕し、500℃で1時
間焼成し非晶質アルミノケイ酸マグネシウム(化学物被
覆)粒子粉末を得た。(試料1−2)この粉末のX線回
折図を図1に、SEM写真を図2に、粉末性状について
表1に示した。
【0072】実施例2 実施例1で得られた試料1−1スラリー600gを1L
のステンレス製ビーカーに秤り採り固形分に対しMgO
換算で10%になる様に水酸化マグネシウム(神島化学
製#200)粉末を加え、十分分散後内容積1Lのオー
トクレーブに入れ、攪拌下180℃に昇温し(圧力8k
g/cm2 )5時間処理した。以後実施例1と同様に乾
燥、粉砕、焼成し非晶質アルミノケイ酸マグネシウム被
覆粒子粉末を得た。この粉末の性状について表1に示し
た。
【0073】実施例3 実施例1で合成モル比を Na2 O/Si2 O=1.8 SiO2 /Al2 3 =1.5 H2 O/Na2 O=30 としてNa−A型ゼオライトを合成した以外は実施例1
と同様に処理し非晶質アルミノケイ酸マグネシウム被覆
粒子粉末を得た。この粉末の性状について表1に示し
た。
【0074】実施例4 実施例1で合成モル比を Na2 O/Si2 O=1.8 SiO2 /Al2 3 =1.8 H2 O/Na2 O=70 としてNa−A型ゼオライトを合成した以外は実施例1
と同様に処理し非晶質アルミノケイ酸マグネシウム被覆
粒子粉末を得た。この粉末の性状について表1に示し
た。
【0075】
【表1】
【0076】実施例5 ケイ酸ソーダ(SiO2 27%、Na2 O9%)アルミ
ン酸ソーダ(Al2 O22.5%、Na2 O18.6
%)、市販49%NaOHを用いて下記モル比で全体1
6kgになる様に希ケイ酸ソーダ液と希アルミン酸ソー
ダ液を調製した。 Na2 O/SiO2 =0.8 SiO2 /Al2 3 =8.0 H2 O/Na2 O=70 次に内容積約20Lのステンレス製容器中や希ケイ酸ソ
ーダ液8kgと希アルミン酸ソーダ液8kgを攪拌下ゆ
っくりと混合し、全体が均一なアルミノケイ酸アルカリ
ゲルとした。次いでこのアルミノケイ酸アルカリゲルを
激しく攪拌しながら90℃迄昇温し、同温度で48時間
かけて結晶化した。結晶化終了後吸引濾過により母液と
固形分を分離し、十分水洗して固形分濃度52%のNa
−P型ゼオライトケーキ約1.5kg得た。(試料5−
1)
【0077】次に10Lのステンレス製容器に上記ケー
ス1kgを水4L中に十分分散後、ゼオライト中のNa
2 O分に対し2モル量の10%硫酸を攪拌下に10時間
かけて加え加え終ったら1時間攪拌し以後濾過、水洗
し、更にそのケーキをリバルブして、形分濃度40%の
非晶質アルミノケイ酸塩系粒子スラリーを得た。この時
のスラリーのpHは4.1であった。(試料5−2) 次にこのスラリーの固形分に対してMgO換算で10%
に相当する水酸化マグネシウム(神島化学製#200)
粉末を加え、十分分散後温浴中で95℃まで昇温しその
温度で8時間処理し、処理終了後スラリーをそのまま1
10℃の恒温乾燥器で一夜乾燥した。乾燥したブロック
状物をサンプルミルで粉砕し、500℃で1時間焼成し
球状の晶質アルミノケイ酸マグネシウム被覆粒子粉末を
得た。(試料5−3) この粉末の性状について表2に示した。
【0078】実施例6 実施例5で得られた試料5−2の固形分に対してMgO
換算で25%になる様に酸化マグネシウム(神島化学製
#200)粉末を加え、十分分散後内容積1Lオートク
レーブに入れ、攪拌下180℃に昇温し(圧力8kg/
cm2 )5時間処理した。以後実施例5と同様に乾燥、
粉砕、焼成し球状の非晶質アルミノケイ酸マグネシウム
被覆粒子粉末を得た。この物の粉末性状について表2に
示した。
【0079】実施例7 実施例5で得られた試料5−2スラリー1kgを110
℃の恒温乾燥器で一夜攪拌し、更に450℃で3時間焼
成して非晶質アルミノケイ酸塩球状粉末を得た。次に3
Lのビーカーに純水1Lを秤り採り攪拌下上記焼成した
非晶質アルミノケイ酸塩球状粒子粉末を300g加え十
分分散後、非晶質アルミノケイ酸塩球状粒子粉末中のA
2 3 、Na2 Oの理論反応量の1.2倍量の硫酸
(予め50%に希釈した物)をゆっくり加えた。硫酸注
加終了時スラリーの温度は約90℃近くまで上昇する
が、更に加熱し98℃で2時間処理した。次いで吸引濾
過により母液と固形分を分離し、十分水洗後、そのケー
キをリバルブして、固形分濃度30%の球状シリカ粒子
のスラリーを得た。このスラリーのpHは3.0であっ
た。(試料7−1)
【0080】次にこのスラリーの固形分に対してMgO
換算で10%に相当する水酸化マグネシウム(神島化学
製#200)粉末を加え、十分分散後温浴中で95℃ま
で昇温しその温度で8時間処理し、処理終了後吸引濾過
により母液と固形分を分離後十分水洗し、110℃の恒
温乾燥器で一夜乾燥した。乾燥したブロック状物をサン
プルミルで粉砕し、500℃で1時間焼成し球状のケイ
酸マグネシウム被覆粒子粉末を得た。(試料7−2) この粉末のX線回折図を図3に、SEM写真を図4に、
粉末性状について表2に示した。
【0081】実施例8 実施例7で得られる試料7−1スラリー500gを1L
のステンレス製ビーカーに秤り採り固形分に対しMgO
換算で25%になる様に水酸化マグネシウム(神島化学
製#200)粉末を加え、十分分散後内容積1Lのオー
トクレーブに入れ、攪拌下180℃に昇温し(圧力8k
g/cm2 )5時間処理した。以後実施例7と同様に水
洗、乾燥、粉砕、焼成し球状のケイ酸マグネシウム被覆
粒子粉末を得た。この粉末のX線回折図を図5に示した
が、フイロケイ酸塩のピークが認められた。又、粉末性
状について表2に示した。
【0082】実施例9〜10 実施例5で合成モル比を Na2 O/SiO2 =0.9 SiO2 /Al2 3 =5.0 H2 O/Na2 O=55 とした以外は実施例5と同様にNa−P型ゼオライトを
調製しゼオライト中のNa2 Oに対し2モルの硫酸処理
後、実施例7、及び実施例8に示した方法と同様にMg
O10%、25%を含む球状のケイ酸マグネシウム被覆
粒子粉末を得た。この粉末の性状について表2に示し
た。
【0083】
【表2】
【0084】実施例11 2Lのステンレス製ビーカーに市販3号珪酸ソーダ(S
iO2 22.3%、Na2 O7.0%、SiO2 /Na
2 O=3.29)を471g(全液量中のSiO2 濃度
として7%)秤取り純水327ml加えた後、20℃に
調節した恒温槽に入れ、ハイ ターラーで攪拌しながら
アクリルアミドポリマー水溶液(和光純薬製約10%水
溶液、平均分子量50万)を300g加えて(SiO2
分に対してポリアクリルアミド無水物として28%)十
分分散した。次いで20℃に調節した7%硫酸402g
を約1分間で加え(注加終了後のpH10.70であっ
た)注加終了後攪拌を止めそのまま12時間静置した。
【0085】12時間静置後沈澱物と母液を濾別分離
し、得られたケーキを純水中で再分散し十分分散後、p
Hが3.0になるまで7%硫酸を加えpHが3.0でほ
ぼ安定したらそのまま1時間攪拌し、以後濾過、水洗
し、さらにケーキをリバルブし濃度15%球状シリカ粒
子スラリーを精製した。(試料11−1) 次にこのスラリーの固形分に対してMgO換算で10%
に相当する水酸化マグネシウム(神島化学製#200)
粉末を加え、十分分散後温浴中で95℃まで昇温しその
温度でさらに8時間処理し、処理終了後吸引濾過により
母液と固形分を分離後、十分水洗し、110℃の恒温乾
燥器で一夜乾燥した。乾燥したブロック状物をサンプル
ミルで粉砕し、500℃で1時間焼成し球状のケイ酸マ
グネシウム系複合粒子粉末を得た。この粉末のX線回折
図を図6に、SEM写真を図7に、粉末性状について表
3に示した。
【0086】実施例12 実施例11で添加するMgOを30%にした以外は、実
施例11と同様に処理し、球状のシリカ・マグネシウム
系複合粒子粉末を得た。この粉末の性状について表3に
示した。
【0087】実施例13〜14 実施例11で恒温槽及び注加する7%硫酸の温度を2
℃、45℃とした以外は実施例11と同様に球状のケイ
酸マグネシウム系複合粒子粉末を調製した。この粉末の
性状について表3に示した。
【0088】実施例15 実施例11中の試料11−1を110℃の恒温乾燥機で
一夜乾燥後、粉砕し球状シリカの粉末を調製した。次に
500mlのビーカーに硝酸マグネシウム(和光純薬製
試薬1級Mg(NO3 2 ・6H2 O)28.4gを秤
量し、純水328g加えて攪拌下に溶解し、溶解後上
球状シリカ乾燥品43.2g(水分6%、シリカ固形分
に対しMgOとして10%注加)を少しずつ加え、加え
終わってから更に1時間攪拌しそのまま110℃の恒温
乾燥で一夜乾燥した。次に乾燥したブロック状物をサン
プルミルで粉砕後、500℃で3時間焼成し、球状のケ
イ酸マグネシウム系複合粒子粉末を得た。この粉末の性
状について表3に示した。
【0089】実施例16 実施例15でMgOが25%になる様に硝酸マグネシウ
ムを加えた以外は実施例15と同様に球状のケイ酸マグ
ネシウム系複合粒子粉末を得た。この粉末の性状につい
て表3に示した。
【0090】実施例17 実施例15で硝酸マグネシウムの変わりに酢酸マグネシ
ウム(和光純薬製試薬1級Mg(CH3 COO)2 ・4
2 O)を使用した以外は実施例15と同様にMgOを
10%含む球状のケイ酸マグネシウム系複合粒子粉末を
得た。この粉末の性状について表3に示した。
【0091】
【表3】
【0092】応用例1 二軸延伸ポリプロピレンフィルムへの応用 ポリプロピレン樹脂粉末(三井石油化学工業製ハイボー
ルF657P)100重量部に対し2,6ジターシャリ
ーブチルパラクレゾール0.15部、ステアリン酸カル
シウム0.1部及び第4表に示した添加剤を各々加え、
スーパーミキサーで1分混合後、1軸押出機を用いて混
練温度230℃で溶融混合してペレタイズした。このプ
レットをTダイ成形により原反フィルムを作成し、次い
で二軸延伸成型機を用いて縦方向に5倍、更に横方向に
10倍に延伸し厚さ25μの2軸延伸フィルムを得た。
得られたフィルムについて以下の試験を行い、その結果
について表4に示した。
【0093】
【表4】
【0094】ヘーズ:JIS K−6714に基ずい
て、日本電色(株)製オートマチックデジタルヘイズメ
ーターNDH−20Dにより測定した。 ブロッキング性:2枚のフィルムを重ね、200g/c
2 の荷重をかけ40℃で24時間放置後、フィルムの
はがれ易さにより以下のように評価した。 ◎ 抵抗無くはがれるもの ○ ややはがれにくいもの △ はがれにくいもの × 極めてはがれにくいもの フィッシュアイ:光学顕微鏡により、フィルム400c
2 中の0.1m/m以上の個数で示した。 スクラッチ性:製膜5時間後フィルム2枚重ね指でこす
った時の傷付きの程度により以下のように示した。 ◎ ほとんど傷がつかない ○ わずかに傷がつく △ 少し傷がつく × 傷がつく
【0095】応用例2 無延伸ポリプロピレンフィルムへの応用 ポリプロピレン樹脂粉末100重量部に対し2,6ジタ
ーシャリーブチルパラクレゾール0.15部、ステアリ
ン酸カルシウム0.1部及び第5表に示した添加剤を各
々加え、スーパーミキサーで1分混合後、1軸押出機を
用いて混練温度230℃で溶融混合してペレタイズし
た。このペレットを用いて同温度でTダイ成形により厚
さ25μの無延伸フィルムを得た。得られたフィルムに
ついて応用例1と同様にフィルム評価を行い結果につい
て表5に示した。
【0096】
【表5】
【0097】応用例3 ポリエチレンフィルムへの応用 MI1.3/10分、密度が0.92の直鎖状低密度ポ
リエチレン及びMI1.1/ 0分、密度が0.93の
低密度ポリエチレンの混合物に第6表に示す試料を添加
し、押出機で180℃の温度で溶融混合後ペレタイズし
た。次にこのペレットを押出機に供給し、Tダイ法で厚
さ30μのフィルムに製膜し、得られたフィルムについ
て応用例1と同様にフィルム評価を行い結果について表
6に示した。
【0098】
【表6】
【0099】応用例4 塗料用艶消し剤への応用 アクリルウレタン塗料(関ぺ(株)ディープブラック#4
00)に表7に示した試料を加え、高速ホモミキサー
(2500rpm)で5分間分散後ガラス板に5Mil
のフィルム・アプリケーターを用いて150μmの膜厚
で塗布し、60度鏡面反射率、平滑性(ブツ)及びスク
ラッチ性について表7に示した。スクラッチ性について
はコインで擦ったときの傷の状態を観察し、次のように
示した。 ○ 殆ど傷がつかない △ 少し傷がつく × かなり傷がつく
【0100】
【表7】
【0101】比較例1 実施例1でMgOを添加しない以外は実施例1と同様に
非晶質アルミノケイ酸塩系粒子粉末を得た。この物の摩
耗量を測定したところ38mgと大きい数値であった。
【0102】比較例2 実施例7で添加するMgO量を55%にした以外は実施
例7と同様に処理し、ケイ酸マグネシウム系粒子粉末を
得た。この物のX線回折図を図8に、SEM写真を図9
に示したが、定形粒子とは認められなかった。
【0103】比較例3 実施例7で試料7−1にMgO量が30%になる様に水
酸化マグネシウム(神島化学製#200)を加え、十分
分散後加熱反応せずに濾過、乾燥しケイ酸マグネシウム
系粒子粉末を得た。この物のX線回折図を図10に示し
たが、明確な水酸化マグネシウムのピークが認められ、
球状シリカと水酸化マグネシウムの混合物であった。
【0104】比較例4 実施例11で添加するMgO量を55%にした以外は実
施例11と同様に処理し、ケイ酸マグネシウム系粒子粉
末を得た。この物のSEM写真を図11に示したが、定
形粒子とは認められなかった。
【0105】比較例5 他社品シリカ(平均粒径2.7μm、比表面積700m
2 /g)について摩耗量を測定したところ42mgと大
きい数値であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆粒子粉末の粉末X線回折図であ
る。
【図2】本発明の被覆粒子の形状を示す電子顕ビ鏡(S
EM)写真である。
【図3】本発明の別の被覆粒子粉末の粉末X線回折図で
ある。
【図4】本発明の別の被覆粒子の形状を示すSEM写真
である。
【図5】本発明の他の被覆粒子粉末の粉末X線回折図で
ある。
【図6】本発明の更に他の被覆粒子粉末の粉末X線回折
図である。
【図7】本発明の更に他の被覆粒子の形状を示すSEM
写真である。
【図8】比較例2で示した本発明以外のケイ酸マグネシ
ウム粒子粉末の粉末X線回折図である。
【図9】比較例2の粉末の形状を示すSEM写真であ
る。
【図10】比較例3で示した粒子のX線回折図である。
【図11】比較例3で示した粒子の形状を示すSEM写
真である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】たとえばシリカ系充填剤として、特開昭6
3−60103号公報には粒子の流動性や樹脂中での分
散性を改善するため特定粒径、粒子形状及び比表面積を
規定したシリカ微粒子が提案されており、又特開昭63
−256512号公報には樹脂や他の配合剤に不活性な
特定アルミノシリケート球状無機充填剤が、更に特開昭
58−213031号公報には、樹脂の着色、劣化を防
止すると共に、アンチブロッキング性能を改善した特定
アルミノ−シリカ系樹脂配合剤がそれぞれ開示されてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】本発明の被覆粒子の配合に適した樹脂とし
ては、ポリプロピレン、ポリエチレ、結晶性プロピレン
−エチレン共重合体、低−、中−、高密度の或いは線状
低密度のポリエチレン(LLDPE)は、エチレンと炭
素数4〜18のα−オレフィン(プロピレン、ブテン−
1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1、オクテン−1、デセン−1等)の1種又は2種以
上の共重合体;イオン架橋オレフィン共重合体等のオレ
フィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル;6−ナ
イロン、6,6−ナイロン、6,8−ナイロン等のポリ
アミド;塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の塩素
含有樹脂類;ポリカーボネート;ポリスルホン類;ポリ
アセタール;アクリル系樹脂のような熱可塑性樹脂や、
熱硬化ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ビスマレイミド樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性
樹脂を挙げることができる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆粒子粉末の粉末X線回折図であ
る。
【図2】本発明の被覆粒子の構造を示す電子顕ビ鏡(S
EM)写真である。
【図3】本発明の別の被覆粒子粉末の粉末X線回折図で
ある。
【図4】本発明の別の被覆粒子の構造を示すSEM写真
である。
【図5】本発明の他の被覆粒子粉末の粉末X線回折図で
ある。
【図6】本発明の更に他の被覆粒子粉末の粉末X線回折
図である。
【図7】本発明の更に他の被覆粒子の構造を示すSEM
写真である。
【図8】比較例2で示した本発明以外のケイ酸マグネシ
ウム粒子粉末の粉末X線回折図である。
【図9】比較例2の粉末粒子の構造を示すSEM写真で
ある。
【図10】比較例3で示した粒子のX線回折図である。
【図11】比較例3で示した粒子の構造を示すSEM写
真である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の粒子が独立して明確な立方体乃至
    球状の一次粒子形状を有し且つ電子顕微鏡法で測定して
    0.3乃至20μmの一次粒子径を有する非晶質シリ
    カ、非晶質シリカ−アルミナ或いは非晶質アルミノケイ
    酸塩の少なくとも一つから成る定形核粒子と該定形核粒
    子を被覆するマグネシウム化合物とから成ることを特徴
    とするマグネシウム化合物被覆粒子。
  2. 【請求項2】 マグネシウム化合物が水酸化マグネシウ
    ム,ケイ酸マグネシウム,アルミノケイ酸マグネシウム
    であることを特徴とする請求項1記載のマグネシウム化
    合物被覆粒子。
  3. 【請求項3】 マグネシウム化合物が定形核粒子当りM
    gO換算で1乃至50重量%であることを特徴とする請
    求項1記載のマグネシウム化合物被覆粒子。
  4. 【請求項4】 マグネシウム化合物被覆粒子の屈折率が
    1.47乃至1.55の範囲にあることを特徴とする請
    求項1記載のマグネシウム化合物被覆粒子。
  5. 【請求項5】 個々の粒子が独立して明確な立方体乃至
    球状の一次粒子形状を有し且つ電子顕微鏡法で測定して
    0.3乃至20μmの一次粒子径を有する非晶質シリ
    カ、非晶質シリカ−アルミナ或いは非晶質アルミノケイ
    酸塩の少なくとも一つから成る定形粒子を有するpH1
    0以下の水性スラリーに、水酸化マグネシウム,醋酸マ
    グネシウム,硝酸マグネシウムの少なくとも一種以上の
    マグネシウム化合物を添加し、常圧又は加圧下に加熱処
    理して、前記定形核粒子を分散相及び前記マグネシウム
    化合物の少なくとも一部を分散媒相として含む水性分散
    液を調製し、水性分散液を濾過乃至乾燥させ、得られた
    固形分を粉砕または必要に応じて300℃乃至800℃
    の温度で焼成することを特徴とするマグネシウム化合物
    被覆粒子の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のマグネシウム化合物被覆
    粒子を含有する樹脂成形品。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のマグネシウム化合物被覆
    粒子を含有する塗料乃至インク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001054999A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Dainippon Printing Co Ltd 部分艶消し表面保護層転写シート
JP2006057086A (ja) * 2004-07-22 2006-03-02 Mizusawa Ind Chem Ltd 表面被覆粒子
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