JPS59232916A - 針柱状炭酸カルシウム結束体、その製造法及び該結束体を含有する感熱紙用塗被組成物 - Google Patents
針柱状炭酸カルシウム結束体、その製造法及び該結束体を含有する感熱紙用塗被組成物Info
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- JPS59232916A JPS59232916A JP58108796A JP10879683A JPS59232916A JP S59232916 A JPS59232916 A JP S59232916A JP 58108796 A JP58108796 A JP 58108796A JP 10879683 A JP10879683 A JP 10879683A JP S59232916 A JPS59232916 A JP S59232916A
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- C01P2006/00—Physical properties of inorganic compounds
- C01P2006/10—Solid density
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な針柱状炭酸カルシウム結束体、その製
造法及び該結束体を含有する感熱紙用塗被組成物に関す
る。
造法及び該結束体を含有する感熱紙用塗被組成物に関す
る。
現在、感熱記録紙の塗被層材料には、無色染料、該無色
染料を熱時発色させるフェノール系化合物等の呈色剤、
高級脂肪酸アマイド等の発色感度調節剤、水溶性高分子
化合物等のバインター等が使用され、これらに加えて無
機顔料として炭酸カルシウムが次の如き目的で広く配合
されている。
染料を熱時発色させるフェノール系化合物等の呈色剤、
高級脂肪酸アマイド等の発色感度調節剤、水溶性高分子
化合物等のバインター等が使用され、これらに加えて無
機顔料として炭酸カルシウムが次の如き目的で広く配合
されている。
即ち、一般に、感熱紙塗被材料に無機顔料を配合する目
的は、感熱ファクシミリ、感熱プリンタ3− 一などにおいて感熱紙をサーマルヘッドで加熱し発色印
字させた場合、発色感度調節剤等がカスとしてサーマル
ヘッドに付着し、印字の鮮明性を低下させるので、かか
るサーマルヘッドへのカス付着を抑制、防止する、所謂
カス取り効果を発揮させるためである。更に、感熱紙の
取扱い又は貯蔵時の発色を防止する効果C以下「白紙保
存性」という)及び発色後の記録紙の耐候性を改良する
効果C以下「記録保存性」という)を発揮させる目的も
ある。その他、一般紙の場合と同様に、感熱紙自体の白
色度、不透明度、筆記性、平滑度、等を向上させる目的
もある。かかる目的を達成する無機顔料としては、現在
のととる1炭酸カルシウムが最も優れた感熱紙用顔料と
言われている。
的は、感熱ファクシミリ、感熱プリンタ3− 一などにおいて感熱紙をサーマルヘッドで加熱し発色印
字させた場合、発色感度調節剤等がカスとしてサーマル
ヘッドに付着し、印字の鮮明性を低下させるので、かか
るサーマルヘッドへのカス付着を抑制、防止する、所謂
カス取り効果を発揮させるためである。更に、感熱紙の
取扱い又は貯蔵時の発色を防止する効果C以下「白紙保
存性」という)及び発色後の記録紙の耐候性を改良する
効果C以下「記録保存性」という)を発揮させる目的も
ある。その他、一般紙の場合と同様に、感熱紙自体の白
色度、不透明度、筆記性、平滑度、等を向上させる目的
もある。かかる目的を達成する無機顔料としては、現在
のととる1炭酸カルシウムが最も優れた感熱紙用顔料と
言われている。
感熱紙に使用される炭酸カルシウムは、その配合量を増
大させるにつれ、上記した如き緒特性は向上する0しか
し、感熱紙本来の性能である加熱時発色濃度は逆に漸次
低下するので、発色濃度の4− 観点からは炭酸カルシウムの配合量が小さい程好ましい
。そこで、少ない配合量において上記したカス取シ効果
をはじめとする顔料効果の大きい炭酸カルシウムとして
、吸油量の高い炭酸カルシウムの出現が特に期待されて
来た。
大させるにつれ、上記した如き緒特性は向上する0しか
し、感熱紙本来の性能である加熱時発色濃度は逆に漸次
低下するので、発色濃度の4− 観点からは炭酸カルシウムの配合量が小さい程好ましい
。そこで、少ない配合量において上記したカス取シ効果
をはじめとする顔料効果の大きい炭酸カルシウムとして
、吸油量の高い炭酸カルシウムの出現が特に期待されて
来た。
かかる吸油量の比較的大なる炭酸カルシウムとしては、
特公昭57−30815号記載の突起を有する炭酸カル
シウム粒子及び特公昭57−31530号記載の炭酸カ
ルシウム針状絡合体等が知られている。しかし、本発明
者の研究によれば、これら炭酸カルシウムを感熱紙用顔
料として使用しても、必ずしも良好な結果は得られない
ことが判明した。即ち、上記の比較的吸油量の大きい炭
酸カルシウムを使用した場合、カス取シ効果はある程度
得られるが、発色濃度の低下が大きくその他白紙及び記
録保存性、紙の白色度、不透明度、平滑度等において必
ずしも充分なものではなかった。
特公昭57−30815号記載の突起を有する炭酸カル
シウム粒子及び特公昭57−31530号記載の炭酸カ
ルシウム針状絡合体等が知られている。しかし、本発明
者の研究によれば、これら炭酸カルシウムを感熱紙用顔
料として使用しても、必ずしも良好な結果は得られない
ことが判明した。即ち、上記の比較的吸油量の大きい炭
酸カルシウムを使用した場合、カス取シ効果はある程度
得られるが、発色濃度の低下が大きくその他白紙及び記
録保存性、紙の白色度、不透明度、平滑度等において必
ずしも充分なものではなかった。
そこで、本発明者は、上記炭酸カルシウムの欠点を解消
すべく研究を重ねた。その結果、水酸化カルシウムと、
特定のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウムを含有する
結晶核炭酸カルシウムとを含有する水懸濁液に、特定条
件下で炭酸ガス含有気体を導入し、炭酸化反応を行なう
ことにより、上記アラゴナイト質針柱状炭酸カルシウム
の効果的な結晶成長及び結晶粒子相互の結束がもたらさ
れ、−次粒子たるこれらの結晶が三次元的に不規則に絡
み合った特定のカサを有する比重の大きなアラゴナイト
質針柱状炭酸カルシウム結束体が得られること、更に、
得られた結束体は感熱紙塗被剤に配合した場合には、発
色濃度の低下が小さく、且つカス取シ効果をはじめとす
る顔料効果にも優れていることを見出し、本発明を完成
するに到った0 即ち、本発明は電子顕微鏡観察による寸法が、長径(L
)0.3〜6.0μm、短径(F) 0.04〜0.5
μm1アスペクト比(L/W)2〜50アラjナイト質
針柱状炭酸カルシウム−次粒子が三次元的に不規則に絡
み合ってなり、X線回折によるアラづナイト結晶含量が
50重量%以上であり、JISK 5101のカサ5
〜lO勿tiy及び比重2.75〜2.93を有する針
柱状炭酸カルシウム結束体を提供するものである。
すべく研究を重ねた。その結果、水酸化カルシウムと、
特定のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウムを含有する
結晶核炭酸カルシウムとを含有する水懸濁液に、特定条
件下で炭酸ガス含有気体を導入し、炭酸化反応を行なう
ことにより、上記アラゴナイト質針柱状炭酸カルシウム
の効果的な結晶成長及び結晶粒子相互の結束がもたらさ
れ、−次粒子たるこれらの結晶が三次元的に不規則に絡
み合った特定のカサを有する比重の大きなアラゴナイト
質針柱状炭酸カルシウム結束体が得られること、更に、
得られた結束体は感熱紙塗被剤に配合した場合には、発
色濃度の低下が小さく、且つカス取シ効果をはじめとす
る顔料効果にも優れていることを見出し、本発明を完成
するに到った0 即ち、本発明は電子顕微鏡観察による寸法が、長径(L
)0.3〜6.0μm、短径(F) 0.04〜0.5
μm1アスペクト比(L/W)2〜50アラjナイト質
針柱状炭酸カルシウム−次粒子が三次元的に不規則に絡
み合ってなり、X線回折によるアラづナイト結晶含量が
50重量%以上であり、JISK 5101のカサ5
〜lO勿tiy及び比重2.75〜2.93を有する針
柱状炭酸カルシウム結束体を提供するものである。
更に本発明は、電子顕微鏡観察による寸法が、長径0.
2〜4μm1短径0.035〜0.35μm1アスペク
ト比1.5〜40のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウ
ムをX線回折によるアラづナイト結晶含量として55重
量%以上含有する結晶核炭酸カルシウム及び該結晶核炭
酸カルシウム100重量部に対して水酸化カル5061
0〜500重量部を含有し、全固形分濃度3〜30重量
%、液温lO〜50℃の水懸濁液に、炭酸カス濃度10
容量%以上の炭酸カス含有気体を、水酸化カルシウム1
kg当シ毎分2〜1511となる割合で導入し炭+7− 注)A:特公昭57−30815号記載の突起酸化反応
を行なうことを特徴とする針柱状炭酸カルシウム結束体
の製造法を提供するものである。
2〜4μm1短径0.035〜0.35μm1アスペク
ト比1.5〜40のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウ
ムをX線回折によるアラづナイト結晶含量として55重
量%以上含有する結晶核炭酸カルシウム及び該結晶核炭
酸カルシウム100重量部に対して水酸化カル5061
0〜500重量部を含有し、全固形分濃度3〜30重量
%、液温lO〜50℃の水懸濁液に、炭酸カス濃度10
容量%以上の炭酸カス含有気体を、水酸化カルシウム1
kg当シ毎分2〜1511となる割合で導入し炭+7− 注)A:特公昭57−30815号記載の突起酸化反応
を行なうことを特徴とする針柱状炭酸カルシウム結束体
の製造法を提供するものである。
更にまた、本発明は、上記針柱状炭酸カルシウム結束体
を10〜60重量%含有する感熱紙用塗被組成物を提供
するものである。
を10〜60重量%含有する感熱紙用塗被組成物を提供
するものである。
本発明の新規針柱状炭酸カルシウム結束体は、添附図面
第1図に示す電子顕微鏡写真から明らかなように、上記
アラゴナイト質炭酸カルシウム−次粒子がVXXSY等
の形に成長し、これが強固に結束して三次元的に絡み合
い、ウニ状或はマリモ状を呈している。本発明の針柱状
炭酸カルシウム結束体の主な物理的性質を既知炭酸カル
シウム粒子と比較して示せば第1表に掲げる通シである
。
第1図に示す電子顕微鏡写真から明らかなように、上記
アラゴナイト質炭酸カルシウム−次粒子がVXXSY等
の形に成長し、これが強固に結束して三次元的に絡み合
い、ウニ状或はマリモ状を呈している。本発明の針柱状
炭酸カルシウム結束体の主な物理的性質を既知炭酸カル
シウム粒子と比較して示せば第1表に掲げる通シである
。
第 l 表
8一
部に対し水酸化カル50610〜500重量部をB:特
公昭57−31530号記載の炭酸カルシウム針状結合
体。
公昭57−31530号記載の炭酸カルシウム針状結合
体。
上記第1表に示した物理的性質の測定方法は以下の通り
である。
である。
アラゴナイト結晶含量 :X線回折により、アラゴナイ
トCd=3.396A、111面)とカルサイト(d=
3.035AS104面)のじ−クの高さの比から検 量線図を使用して測定。
トCd=3.396A、111面)とカルサイト(d=
3.035AS104面)のじ−クの高さの比から検 量線図を使用して測定。
比重 : JIS K 5101
本発明の針柱状炭酸力’−)Iし;’、rウム結束体は
、次の如くして製造される。まず、前記結晶核となる長
径0.2〜4 tt= %短径0.035〜0−35
pm%ア・スペクト比1.5〜40のアラづナイト質針
柱状炭酸カルシウムを55重量%以上含む結晶核炭酸カ
ルシウム及び該結晶核炭酸カルシウム100重量lO〜
50℃の水懸濁液を調製する。
、次の如くして製造される。まず、前記結晶核となる長
径0.2〜4 tt= %短径0.035〜0−35
pm%ア・スペクト比1.5〜40のアラづナイト質針
柱状炭酸カルシウムを55重量%以上含む結晶核炭酸カ
ルシウム及び該結晶核炭酸カルシウム100重量lO〜
50℃の水懸濁液を調製する。
上記結晶核炭酸カルシウムは、上記特定寸法のアラゴナ
イト質針柱状炭酸カルシウムを55重量%以上含有する
ことが重要である。アラjナイトウムの含量が45重量
%を越えると、炭酸化反応後に得られる生成物にはカル
サイト質の立方形−次粒子、その二次凝集体等が多量混
入する傾向が顕著となシ、得られる生成物の比重も2.
75未満とな9更にカサも低くなる。アラゴナイト結晶
含量が55重量%以上であれば、生成物はウニ状又はマ
リモ状の結束体から実質的になシ、立方形−次粒子、そ
の二次凝集体等の混入はほとんど認められず、また走査
型電子顕微鏡では立方形−次粒子がアラjナイト質針柱
状炭酸カルシウム結束体の中心部領域内に存在するのが
観察されることもあるので、詳細は未だ不明ではあるが
、炭酸化反応特にアラjすイト質針柱状結晶の成長及び
結束に伴い、カルサイト系炭酸カルシウム、無定形炭酸
カルシウム等は結束体内にとシ込まれてしまうものと考
えられる。
イト質針柱状炭酸カルシウムを55重量%以上含有する
ことが重要である。アラjナイトウムの含量が45重量
%を越えると、炭酸化反応後に得られる生成物にはカル
サイト質の立方形−次粒子、その二次凝集体等が多量混
入する傾向が顕著となシ、得られる生成物の比重も2.
75未満とな9更にカサも低くなる。アラゴナイト結晶
含量が55重量%以上であれば、生成物はウニ状又はマ
リモ状の結束体から実質的になシ、立方形−次粒子、そ
の二次凝集体等の混入はほとんど認められず、また走査
型電子顕微鏡では立方形−次粒子がアラjナイト質針柱
状炭酸カルシウム結束体の中心部領域内に存在するのが
観察されることもあるので、詳細は未だ不明ではあるが
、炭酸化反応特にアラjすイト質針柱状結晶の成長及び
結束に伴い、カルサイト系炭酸カルシウム、無定形炭酸
カルシウム等は結束体内にとシ込まれてしまうものと考
えられる。
上記の如き、特定の寸法のアラゴナイト質針柱状炭酸カ
ルシウムを55重量%以上含有する結晶核炭酸カルシウ
ムは、例えば1次の如くして製造される。即ち、濃度1
0〜35重量%、温度15〜60°Cの水酸化カルシウ
ム水懸濁液に、結晶核形成剤としてバリウム化合物又は
ストロンチウム化合物を水酸化カルシウム1′fニルに
対し、0.003〜0.4七ル程度添加した後、約15
容量%以上の炭酸カス含有気体を、水酸化カルシウム1
kg当シ毎分5〜801程度となるような速度で導入
することによシ得られる。上記バリウム化合物及びスト
ロンチウム化合物としては、バリウム及びスト・Oンチ
ウムのハロゲン化物、酸素化合物、酸素酸塩、有機酸塩
などの化合物で、例えばバリウムおよびストロンチウム
の塩化物、フッ化物、水酸化物、酸化物、硫酸塩、硝酸
塩、りん酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などの化合物が挙げ
られる。
ルシウムを55重量%以上含有する結晶核炭酸カルシウ
ムは、例えば1次の如くして製造される。即ち、濃度1
0〜35重量%、温度15〜60°Cの水酸化カルシウ
ム水懸濁液に、結晶核形成剤としてバリウム化合物又は
ストロンチウム化合物を水酸化カルシウム1′fニルに
対し、0.003〜0.4七ル程度添加した後、約15
容量%以上の炭酸カス含有気体を、水酸化カルシウム1
kg当シ毎分5〜801程度となるような速度で導入
することによシ得られる。上記バリウム化合物及びスト
ロンチウム化合物としては、バリウム及びスト・Oンチ
ウムのハロゲン化物、酸素化合物、酸素酸塩、有機酸塩
などの化合物で、例えばバリウムおよびストロンチウム
の塩化物、フッ化物、水酸化物、酸化物、硫酸塩、硝酸
塩、りん酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などの化合物が挙げ
られる。
上記結晶核炭酸カルシウム100重量部に対する水酸化
カルシウムの使用割合は、上記結晶核炭酸カルシウム中
に含まれるアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウムの大き
さ及びアラゴナイト結晶含有量−最終的に得られる結束
体の所望寸法、その結束体を形成する一次粒子の所望寸
法等により変シ得る。しかし、一般に水酸化カルシウム
の量が10重量部を下回ると、アラづナイト質針柱状炭
酸カルシウムの結束が充分に行なわれず、得られる生成
物のカサが大きなものとなシ、一方500重量部を上回
ると所望の結束体は得られず、−次粒子が大きくなシ、
これが凝集した団塊状粒子となり、そのカサも小さくな
る。JIS K5101のカサ5〜10w1/fの結
束体を得る観点からは、水酸化カルシウムを結晶核炭酸
カル5ウ6100重景部に対して20〜300重量部使
用するのが好ましい。
カルシウムの使用割合は、上記結晶核炭酸カルシウム中
に含まれるアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウムの大き
さ及びアラゴナイト結晶含有量−最終的に得られる結束
体の所望寸法、その結束体を形成する一次粒子の所望寸
法等により変シ得る。しかし、一般に水酸化カルシウム
の量が10重量部を下回ると、アラづナイト質針柱状炭
酸カルシウムの結束が充分に行なわれず、得られる生成
物のカサが大きなものとなシ、一方500重量部を上回
ると所望の結束体は得られず、−次粒子が大きくなシ、
これが凝集した団塊状粒子となり、そのカサも小さくな
る。JIS K5101のカサ5〜10w1/fの結
束体を得る観点からは、水酸化カルシウムを結晶核炭酸
カル5ウ6100重景部に対して20〜300重量部使
用するのが好ましい。
本発明者の研究によれば、上記結晶核炭酸カルシウムと
水酸化カルシウムとを含む水懸濁液に、アミノポリカル
ポジ酸、その水溶性塩、オ千ジカルボン酸及びその水溶
性塩から選ばれた少くとも1種のカルボン酸添加剤を添
加すれば、炭酸化反応に伴い、上記結晶核炭酸カルシウ
ム中のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウムを結晶核と
して新しく生成、成長してくるアラゴナイト質炭酸カル
シウムー次粒子の結束が一層強固となシー得られる結束
体は、乾燥後の解砕時や使用時に、−次粒子にまで容易
には崩壊しないものとなる。上記アミノポリカルポジ酸
としては1イミノジ酢酸、ニトリロトリ1訃エチしンジ
アミシテトラ酢酸等が挙げられ、その水溶性塩としては
、アルカリ金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。オ
牛ジカルボン酸としては、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸
等が挙げられ、その水溶性塩としてはアルカリ金属塩1
アン℃ニウム塩等が挙げられる。これら添加物の使用量
は、水酸化カルシウム100重量部に対し約20重量部
までの範囲、好ましくは0、O1〜20重量部程度、よ
り好ましくは0.05〜lO重量部程度である。
水酸化カルシウムとを含む水懸濁液に、アミノポリカル
ポジ酸、その水溶性塩、オ千ジカルボン酸及びその水溶
性塩から選ばれた少くとも1種のカルボン酸添加剤を添
加すれば、炭酸化反応に伴い、上記結晶核炭酸カルシウ
ム中のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウムを結晶核と
して新しく生成、成長してくるアラゴナイト質炭酸カル
シウムー次粒子の結束が一層強固となシー得られる結束
体は、乾燥後の解砕時や使用時に、−次粒子にまで容易
には崩壊しないものとなる。上記アミノポリカルポジ酸
としては1イミノジ酢酸、ニトリロトリ1訃エチしンジ
アミシテトラ酢酸等が挙げられ、その水溶性塩としては
、アルカリ金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。オ
牛ジカルボン酸としては、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸
等が挙げられ、その水溶性塩としてはアルカリ金属塩1
アン℃ニウム塩等が挙げられる。これら添加物の使用量
は、水酸化カルシウム100重量部に対し約20重量部
までの範囲、好ましくは0、O1〜20重量部程度、よ
り好ましくは0.05〜lO重量部程度である。
本発明において、上記水懸濁液の固形分濃度及び温度は
、炭酸化速度、経済性等を考慮して適宜決定されるが、
通常、濃度3〜3゛0重量%、温度10〜50°C1好
ましくは濃度5〜15重量%、温度15〜40°Cであ
る。該濃度が3重量%未満であった)、温度が10°C
未満の場合、細かい炭酸カルシウム粒子が生成し、これ
と−次粒子とが混じったカサ5 we / 9未満の団
塊状凝集体が生成する傾向が大きくなる。一方濃度が3
0重量%をμHつ奇り一遮宕禍;べA %”+ルL闇7
1− −’vA+麟フの結束が不完全で一次粒子のまま
のものが多くなシ、いずれの場合も粒度不均一を生ずる
ので好ましくない。
、炭酸化速度、経済性等を考慮して適宜決定されるが、
通常、濃度3〜3゛0重量%、温度10〜50°C1好
ましくは濃度5〜15重量%、温度15〜40°Cであ
る。該濃度が3重量%未満であった)、温度が10°C
未満の場合、細かい炭酸カルシウム粒子が生成し、これ
と−次粒子とが混じったカサ5 we / 9未満の団
塊状凝集体が生成する傾向が大きくなる。一方濃度が3
0重量%をμHつ奇り一遮宕禍;べA %”+ルL闇7
1− −’vA+麟フの結束が不完全で一次粒子のまま
のものが多くなシ、いずれの場合も粒度不均一を生ずる
ので好ましくない。
上記水懸濁液の調製は、公知方法にょシ、例えば予め調
製した結晶核炭酸カルシウムの懸濁液に、カルボン酸添
加物を含有し又は含有しない水酸化カルシウム水懸濁液
を加え、機械的攪拌にょシ混合する等の方法で行なえる
。
製した結晶核炭酸カルシウムの懸濁液に、カルボン酸添
加物を含有し又は含有しない水酸化カルシウム水懸濁液
を加え、機械的攪拌にょシ混合する等の方法で行なえる
。
次いで、上記で得られた水懸濁液に公知の方法、例えば
、吹き込み法等によシ、炭酸ガス含有気体を導入し、炭
酸化反応を行なう。炭酸ガス含有気体中の炭酸ガス濃度
は、水懸濁液中の固形分濃度、経済性等を考慮して定め
られるが、通常10容量%以上が好ましく、工業的には
石灰石焼成廃ガスを精製した濃度15〜40容量%程度
の炭酸ガスを利用するのが有利である。炭酸ガス導入速
度は、炭酸ガス含有気体が水酸化カルシウムl kQ当
シ毎分2〜151程度となるような速度がよい。炭酸ガ
ス導入量が水酸化カルシウム1kg当D21/分を下回
ると、局部反応に起因する凝集発生及び生成粒子の粒度
不均一という難点が生じる傾向が大とな!+、151/
分を上回ると結束体粒子の生成が不完全となシ、やはり
粒度不均一を生じるので好ましくない。尚、本発明では
、上記炭酸ガス含有気体の導入に基く反応系の若干の揺
動があっても一次粒子の成長及び結束は阻害されず、マ
リモ状乃至ウニ状の結束体を得ることができるが、例え
ば強力に攪拌したシかきまぜたりすると、−次粒子は成
長するが結束が生じず為マリモ状乃至ウニ状の所望の結
束体を得ることはできない。
、吹き込み法等によシ、炭酸ガス含有気体を導入し、炭
酸化反応を行なう。炭酸ガス含有気体中の炭酸ガス濃度
は、水懸濁液中の固形分濃度、経済性等を考慮して定め
られるが、通常10容量%以上が好ましく、工業的には
石灰石焼成廃ガスを精製した濃度15〜40容量%程度
の炭酸ガスを利用するのが有利である。炭酸ガス導入速
度は、炭酸ガス含有気体が水酸化カルシウムl kQ当
シ毎分2〜151程度となるような速度がよい。炭酸ガ
ス導入量が水酸化カルシウム1kg当D21/分を下回
ると、局部反応に起因する凝集発生及び生成粒子の粒度
不均一という難点が生じる傾向が大とな!+、151/
分を上回ると結束体粒子の生成が不完全となシ、やはり
粒度不均一を生じるので好ましくない。尚、本発明では
、上記炭酸ガス含有気体の導入に基く反応系の若干の揺
動があっても一次粒子の成長及び結束は阻害されず、マ
リモ状乃至ウニ状の結束体を得ることができるが、例え
ば強力に攪拌したシかきまぜたりすると、−次粒子は成
長するが結束が生じず為マリモ状乃至ウニ状の所望の結
束体を得ることはできない。
炭酸化反応は、反応系の温度をlO〜80°C程度に保
つようにして行なわれる。炭酸化反応に要する時間は、
水酸化カルシウムの濃度、炭酸ガスの濃度及び導入速度
等によシ大幅に変わシ得るが、通常0.5−20時間程
度である。
つようにして行なわれる。炭酸化反応に要する時間は、
水酸化カルシウムの濃度、炭酸ガスの濃度及び導入速度
等によシ大幅に変わシ得るが、通常0.5−20時間程
度である。
炭酸化反応終了後の水懸濁液は、常法に従い、濾過、脱
水し、固形分濃度約30重量%以上のペーストとしてそ
のまま使用してもよく、或は必要に応じ、更にこれを乾
燥及び解砕して粉末状製品としてもよい。
水し、固形分濃度約30重量%以上のペーストとしてそ
のまま使用してもよく、或は必要に応じ、更にこれを乾
燥及び解砕して粉末状製品としてもよい。
本発明は、上記の如くして得、られるアラゴナイト質針
柱状炭酸カルシウム結束体を含有する感熱紙用塗被組成
物にも関するものである。本発明の感熱紙用塗被組成物
は、上記本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体を一無色
染料、該無色染料を熱時発色させるフェノール系化合物
、発色感度調節剤、パイ:Jfl−等に配合してなシ、
従来の炭酸カルシウム粒子を使用した場合に比し、感熱
紙の発色濃度、カス取シ効果等において優れており、そ
の他保存性能の点においても優れた特性を有する。
柱状炭酸カルシウム結束体を含有する感熱紙用塗被組成
物にも関するものである。本発明の感熱紙用塗被組成物
は、上記本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体を一無色
染料、該無色染料を熱時発色させるフェノール系化合物
、発色感度調節剤、パイ:Jfl−等に配合してなシ、
従来の炭酸カルシウム粒子を使用した場合に比し、感熱
紙の発色濃度、カス取シ効果等において優れており、そ
の他保存性能の点においても優れた特性を有する。
これら優れた諸効果が発現される理由は未だ詳かではな
いが、次の如く解される。まず、本発明の炭酸カルシウ
ム結束体は1−次粒子が特定範囲の寸法を有し、アラづ
ナイト結晶含量が50重量%以上であシ、力t5〜lO
厘t/f、比重2.75〜異なる混入状態になっている
ものと思われる。
いが、次の如く解される。まず、本発明の炭酸カルシウ
ム結束体は1−次粒子が特定範囲の寸法を有し、アラづ
ナイト結晶含量が50重量%以上であシ、力t5〜lO
厘t/f、比重2.75〜異なる混入状態になっている
ものと思われる。
即ち、本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体は、コント
0−ルされたカサ高いものであるため、均−且つ緻密な
塗層表面を生じ、このため均質な染料の発色がもたらさ
れ、結果として発色濃度が高くなるものと考えられる。
0−ルされたカサ高いものであるため、均−且つ緻密な
塗層表面を生じ、このため均質な染料の発色がもたらさ
れ、結果として発色濃度が高くなるものと考えられる。
このことは1本発明塗被組成物を用いて得られた感熱紙
の平滑度が従来の炭酸カルシウム配合感熱紙に比し、可
成シ高いものであることからも窺える。また、本発明の
針柱状炭酸カルシウム結束体配合感熱紙が優れた発色濃
度を呈す他の理由としては、従来のカルサイト型炭酸カ
ルシウムの比重2.60〜2.65に比し、本発明のア
ラゴナイト質炭酸カルシウム結束体の比重が2.75〜
2.93という高いものであるため、同一配合量では発
色層中に占める顔料容積が小さくなっていることも挙げ
られる。更に、本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体を
配合した発色層においては、その均一に分布した特殊形
状を有する該結束体が、加熱発色時に脂肪酸アミド等の
カスとして発生してくる物質をその粒子内に効果的に吸
収、包含する結果、カス取シ効来が向上するものと考え
られる。また〜本発明の]シト0−ルされたカサ高い結
束体を配合した感熱発色層は、均質、低密度で且つ表面
が平滑なので紙の白色度、不透明度等の性質に優れると
共に、効果的な保存性能が発揮されるものと考えられる
。
の平滑度が従来の炭酸カルシウム配合感熱紙に比し、可
成シ高いものであることからも窺える。また、本発明の
針柱状炭酸カルシウム結束体配合感熱紙が優れた発色濃
度を呈す他の理由としては、従来のカルサイト型炭酸カ
ルシウムの比重2.60〜2.65に比し、本発明のア
ラゴナイト質炭酸カルシウム結束体の比重が2.75〜
2.93という高いものであるため、同一配合量では発
色層中に占める顔料容積が小さくなっていることも挙げ
られる。更に、本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体を
配合した発色層においては、その均一に分布した特殊形
状を有する該結束体が、加熱発色時に脂肪酸アミド等の
カスとして発生してくる物質をその粒子内に効果的に吸
収、包含する結果、カス取シ効来が向上するものと考え
られる。また〜本発明の]シト0−ルされたカサ高い結
束体を配合した感熱発色層は、均質、低密度で且つ表面
が平滑なので紙の白色度、不透明度等の性質に優れると
共に、効果的な保存性能が発揮されるものと考えられる
。
本発明の感熱紙用塗被組成物に用いられる針柱状炭酸カ
ルシウム結束体以外の成分、即ち無色染料、フェノール
系化合物、発色感度調節剤、バインダー等はいずれも感
熱紙に従来から用いられている公知のものが使用できる
が、これらの代表例を挙げると次の通シである。
ルシウム結束体以外の成分、即ち無色染料、フェノール
系化合物、発色感度調節剤、バインダー等はいずれも感
熱紙に従来から用いられている公知のものが使用できる
が、これらの代表例を挙げると次の通シである。
<a> 無色染料
例えば、3.3−じス(戸−ジメチルアミノフェニル)
−6−シメチルアミノフタリドの如き1トリアリルメタ
シ系染料、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオランの如き1フルオラン系染料S3−メチル
ースじ0−シナイトじランの如き1スじ0じラン系染料
1N−へ〇フェニルー0イコオーラミンの如き1ジフエ
ニルメタン系染料1べ、7′)イル0イコメチレンプル
ーの如き、チアジン系染料等。
−6−シメチルアミノフタリドの如き1トリアリルメタ
シ系染料、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオランの如き1フルオラン系染料S3−メチル
ースじ0−シナイトじランの如き1スじ0じラン系染料
1N−へ〇フェニルー0イコオーラミンの如き1ジフエ
ニルメタン系染料1べ、7′)イル0イコメチレンプル
ーの如き、チアジン系染料等。
<b> フェノール系化合物
Φ−ターシャリブチルフェノール)4−しドロ十シジフ
エノ牛シト−%4.4′−イソプ0じリデシジフェノー
ル(ビスフェノール’ ) s 2t 2’−メチレッ
ビス(4−り0ルフエノール)Sノボラック型フェノー
ル樹脂等。
エノ牛シト−%4.4′−イソプ0じリデシジフェノー
ル(ビスフェノール’ ) s 2t 2’−メチレッ
ビス(4−り0ルフエノール)Sノボラック型フェノー
ル樹脂等。
(C)発色感度調節剤
バルミチン酸アマイド1ステアリン酸アマイド、オレイ
ン酸アマイド1オ士ジステアリン酸アマイド、メチロー
ル化脂肪酸アマイド1エチレンじス脂肪酸アマイド1メ
チレンじス脂肪酸アマイド等の高級脂肪酸アマイド類。
ン酸アマイド1オ士ジステアリン酸アマイド、メチロー
ル化脂肪酸アマイド1エチレンじス脂肪酸アマイド1メ
チレンじス脂肪酸アマイド等の高級脂肪酸アマイド類。
これらは、単独又は2種以上併用して使用される。
(d′) バインダー
ポリじニルアルクール1メチルtル0−ス〜カルボ十シ
ルメチルtル0−ス−しド0牛シセルロース、でん粉、
カセイン、ゼラチン1アラじアjム等の水溶性高分子化
合物。
ルメチルtル0−ス−しド0牛シセルロース、でん粉、
カセイン、ゼラチン1アラじアjム等の水溶性高分子化
合物。
更に本発明組成物には、必要に応じて、公知の感熱紙用
塗被組成物に添加される各種助剤1例えば離型剤、消泡
剤、紫外線吸収剤、螢光染料、着色染料、防腐剤等を適
宜添加することもでき、更に、他の顔料等の添加も組成
物全量の20重j1%程度まで可能である。
塗被組成物に添加される各種助剤1例えば離型剤、消泡
剤、紫外線吸収剤、螢光染料、着色染料、防腐剤等を適
宜添加することもでき、更に、他の顔料等の添加も組成
物全量の20重j1%程度まで可能である。
本発明塗被組成物中の各成分及びその配合鳳は、それぞ
れの目的に応じて変わシ得るが、通常は次の通シである
。
れの目的に応じて変わシ得るが、通常は次の通シである
。
無色染料 3〜6重量%フェノール系
化合物 15〜30 〃発色感度調節剤
6〜12 Nバインダー 16〜
22 〃本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体 10〜
60重量%本発明の塗被組成物は、公知方法に従い、例
えば次の如くして調製される。まず、無色染料、フェノ
ール系化合物及び発色感度調節剤は、夫々側々に接着剤
の水溶液中で磨砕微細化する。磨砕機として、例えばボ
ールミルを使用する場合、通常固形分濃度20%程度で
2日間運転し3μm程度の微細粒子を得る。本発明の針
柱状炭酸カルシウム結束体及び必要に応じ使用する他の
顔料は、分散剤を用い常法によシ固形分濃度40%程度
のスラリーとする。次いで、該スラリーと上記微細化さ
れた成分を常法に従い、混合すれば、本発明の感熱紙用
塗被組成物が得られる。
化合物 15〜30 〃発色感度調節剤
6〜12 Nバインダー 16〜
22 〃本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体 10〜
60重量%本発明の塗被組成物は、公知方法に従い、例
えば次の如くして調製される。まず、無色染料、フェノ
ール系化合物及び発色感度調節剤は、夫々側々に接着剤
の水溶液中で磨砕微細化する。磨砕機として、例えばボ
ールミルを使用する場合、通常固形分濃度20%程度で
2日間運転し3μm程度の微細粒子を得る。本発明の針
柱状炭酸カルシウム結束体及び必要に応じ使用する他の
顔料は、分散剤を用い常法によシ固形分濃度40%程度
のスラリーとする。次いで、該スラリーと上記微細化さ
れた成分を常法に従い、混合すれば、本発明の感熱紙用
塗被組成物が得られる。
得られる組成物を常法により基紙に塗被し、乾燥、カレ
ンダー掛は処理することによシ感熱紙が得られる。本発
明の塗被組成物の塗被量は、所望する感熱紙の性能等に
よっても変り得るが、乾燥後の塗工量として、通常3〜
1597m 程度、好ましくは5〜101//m程度
である。
ンダー掛は処理することによシ感熱紙が得られる。本発
明の塗被組成物の塗被量は、所望する感熱紙の性能等に
よっても変り得るが、乾燥後の塗工量として、通常3〜
1597m 程度、好ましくは5〜101//m程度
である。
参考例1
濃度20重量%、温度20°Cに調整した水酸化カルシ
ウム水懸濁液1ooohを反応容器に入れ、これに塩化
スト0ニアチウムを水酸化カルシウム1モル当り0.0
3℃ルの割合で添加し、炭酸ガス濃度30容量%の炭酸
ガス含有気体を、水酸化カルシウム1にり当り毎分30
1となるような流速で導入して炭酸化反応を行ない、ア
ラづナイト質針柱状炭酸カルシウム結晶含量95重量%
の結晶核炭酸カルシウム270にりを得た。
ウム水懸濁液1ooohを反応容器に入れ、これに塩化
スト0ニアチウムを水酸化カルシウム1モル当り0.0
3℃ルの割合で添加し、炭酸ガス濃度30容量%の炭酸
ガス含有気体を、水酸化カルシウム1にり当り毎分30
1となるような流速で導入して炭酸化反応を行ない、ア
ラづナイト質針柱状炭酸カルシウム結晶含量95重量%
の結晶核炭酸カルシウム270にりを得た。
電子顕微鏡観察によれば、上記結晶核炭酸カルシウム中
に含まれているアラjすイト質針柱状炭酸カルシウム結
晶の寸法は、長径0.5〜1.0μm1短径0.05〜
0.1μm1 アスペクト比5〜20であった。
に含まれているアラjすイト質針柱状炭酸カルシウム結
晶の寸法は、長径0.5〜1.0μm1短径0.05〜
0.1μm1 アスペクト比5〜20であった。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をよシ詳しく説
明する。各例中、「部」及び「%」は、特に指示しない
限シ「重量部」及び「重量%」を夫々示す。
明する。各例中、「部」及び「%」は、特に指示しない
限シ「重量部」及び「重量%」を夫々示す。
実施例1
参考例1で得た結晶核炭酸カルシウムを濃度5%で含有
し、温度20°Cに調整した水懸濁液1400にりを攪
拌機付容器に入れ、これに濃度7.5%、温度20°C
に調整したメ酸化カルシウム水懸濁液293 kg (
上記結晶核炭酸カルシウム100部当p Ca ((1
)H) 2とL−C51部) を加t、攪拌、混合し水
懸濁液を得る。
し、温度20°Cに調整した水懸濁液1400にりを攪
拌機付容器に入れ、これに濃度7.5%、温度20°C
に調整したメ酸化カルシウム水懸濁液293 kg (
上記結晶核炭酸カルシウム100部当p Ca ((1
)H) 2とL−C51部) を加t、攪拌、混合し水
懸濁液を得る。
次いで、該水懸濁液を炭酸ガス反応器に入れ、液温20
〜25°Cで、濃度30容量%炭酸カス含有気体を毎分
2501となる流速で吹込み、反応混合物のpHが中性
となるまで炭酸化反応を行なつた。
〜25°Cで、濃度30容量%炭酸カス含有気体を毎分
2501となる流速で吹込み、反応混合物のpHが中性
となるまで炭酸化反応を行なつた。
得られた炭酸カルシウム懸濁液をプレス脱水し、乾燥、
解砕することにより、本発明のアラjナイト質針柱状炭
酸カルシウム結束体100 k’iを得た。
解砕することにより、本発明のアラjナイト質針柱状炭
酸カルシウム結束体100 k’iを得た。
この結束体は、添附図面第1図の電子顕微鏡写真(10
,000倍)に示す如く、長径L = 1〜2 ttm
s短径F=0.05〜0.2ttmz 7スペクト比
(L/W)=5〜400針柱状−次粒子が三次元的に不
規則に絡み合ったウニ状結束体であった。また、該結束
体のJISK510Hによるカサ及び比重並びにX線回
折によるアラゴナイト結晶含量を第2表に示す。
,000倍)に示す如く、長径L = 1〜2 ttm
s短径F=0.05〜0.2ttmz 7スペクト比
(L/W)=5〜400針柱状−次粒子が三次元的に不
規則に絡み合ったウニ状結束体であった。また、該結束
体のJISK510Hによるカサ及び比重並びにX線回
折によるアラゴナイト結晶含量を第2表に示す。
次に、上記針柱状炭酸カルシウム結束体を用いて感熱紙
用塗被組成物を得る。まず、次の配合処方A、B及びC
に従い、無色染料、フェノール系化合物及び脂肪酸アマ
イドを別々に磨砕微細化する。磨砕はボール三ルを使用
し、2日間行なった。
用塗被組成物を得る。まず、次の配合処方A、B及びC
に従い、無色染料、フェノール系化合物及び脂肪酸アマ
イドを別々に磨砕微細化する。磨砕はボール三ルを使用
し、2日間行なった。
処方A
5%ポリビニルアルコール水溶液 400部
処方B とスフエノール、4 100g5%ポリ
ビニルアルコール水溶液 400部処方C 5%ポリビニルアルコール水溶液 400部
上記本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体は、次の配合
処方りに従い、イシペラ型攪拌機を用い、固形分40%
のスラリーとした。
処方B とスフエノール、4 100g5%ポリ
ビニルアルコール水溶液 400部処方C 5%ポリビニルアルコール水溶液 400部
上記本発明の針柱状炭酸カルシウム結束体は、次の配合
処方りに従い、イシペラ型攪拌機を用い、固形分40%
のスラリーとした。
処方り
針柱状炭酸カルシウム結束体 100部
5%ポリカルボン酸系分散剤水溶液 20部水
230部
バインターは、常法によシ加温溶解した20%ポリじニ
ルアルコール水溶液C以下「E液」と呼ぶ)を用いた。
5%ポリカルボン酸系分散剤水溶液 20部水
230部
バインターは、常法によシ加温溶解した20%ポリじニ
ルアルコール水溶液C以下「E液」と呼ぶ)を用いた。
上記A、Dの処方で調製したA 、 D液及びE液を、
A:B:C:D:E−、l:5:’)−:5:’lの重
量割合で混合し、本発明の感熱紙用塗被組成物を得た。
A:B:C:D:E−、l:5:’)−:5:’lの重
量割合で混合し、本発明の感熱紙用塗被組成物を得た。
次いで、得られた塗被組成物を、常法に従い、5017
mの上質紙の片面に、乾燥後の塗工量が7f/mとなる
ようにコーティング0ツドを用いて塗被し、室温乾燥後
、一定条件下でカレンダー掛は処理して感熱紙を得た。
mの上質紙の片面に、乾燥後の塗工量が7f/mとなる
ようにコーティング0ツドを用いて塗被し、室温乾燥後
、一定条件下でカレンダー掛は処理して感熱紙を得た。
このようにして得た感熱紙の特性は、第3表に示す如く
、感熱発色層表面(地肌)の平滑性に優れ、加熱発色時
の黒色濃度は高く、また転写面色濃度が低く(即ちカス
取シ効来が高く)、保存性能の高いものであった。
、感熱発色層表面(地肌)の平滑性に優れ、加熱発色時
の黒色濃度は高く、また転写面色濃度が低く(即ちカス
取シ効来が高く)、保存性能の高いものであった。
実施例2
水酸化カルシウム水懸濁液に、ニトリロトリ酢酸ナトリ
ウム0.55kljを加える以外は実施例1と同様にし
て、本発明のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウム結束
体を得た。
ウム0.55kljを加える以外は実施例1と同様にし
て、本発明のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウム結束
体を得た。
この結束体は、電子顕微鏡観察によれば、長径1〜2
itm %短径0−05〜0.1 pm %アスペクト
比lO〜400針柱状−次粒子が三次元的に不規則に絡
み合ったウニ状の結束体であった。この結束体の物理的
性質は第2表に示す通シである。
itm %短径0−05〜0.1 pm %アスペクト
比lO〜400針柱状−次粒子が三次元的に不規則に絡
み合ったウニ状の結束体であった。この結束体の物理的
性質は第2表に示す通シである。
また、上記結束体を用いる以外は実施例1と同様にして
本発明の感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を得た。得られ
た感熱紙の性質を第3表に示す。
本発明の感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を得た。得られ
た感熱紙の性質を第3表に示す。
実施例3〜5
結晶核炭酸カルシウム中のアラゴナイト質針柱状炭酸カ
ルシウムの粒径及びアラゴナイト結晶含量、水酸化カル
シウム及びカルボニア!1!添加物の添加量を夫々第2
表記載の通りに変える以外は実施例1又は2と同様にし
て、電子顕微鏡観察による寸法が長径0.3〜5.0μ
m1短径0.04〜0.4μm1アスペクト比2〜50
の針柱状−次粒子が三次元的に不規則に絡み合ったウニ
状又はマリ七状の針柱状炭酸カルシウム結束体を得る。
ルシウムの粒径及びアラゴナイト結晶含量、水酸化カル
シウム及びカルボニア!1!添加物の添加量を夫々第2
表記載の通りに変える以外は実施例1又は2と同様にし
て、電子顕微鏡観察による寸法が長径0.3〜5.0μ
m1短径0.04〜0.4μm1アスペクト比2〜50
の針柱状−次粒子が三次元的に不規則に絡み合ったウニ
状又はマリ七状の針柱状炭酸カルシウム結束体を得る。
これら結束体の特性を第2表に示す。
また、これら結束体を用いる以外は実施例1と同様にし
て本発明の感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を得た。得ら
れた感熱紙の性質を第3表に示す。
て本発明の感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を得た。得ら
れた感熱紙の性質を第3表に示す。
比較例1
実施例1において用いた結晶核炭酸カルシウム水懸濁液
をそのまま脱水、乾燥、解砕してアラゴナイト質炭酸カ
ルシウムを得る。電顕観察によればこのものは、結束体
を認めず、結晶核炭酸カルシウム−次粒子のままであっ
た。この炭酸カルシウム粒子の性質を第2表に示す。
をそのまま脱水、乾燥、解砕してアラゴナイト質炭酸カ
ルシウムを得る。電顕観察によればこのものは、結束体
を認めず、結晶核炭酸カルシウム−次粒子のままであっ
た。この炭酸カルシウム粒子の性質を第2表に示す。
キ記炭酸カルシウム粒子を用いる以外は実施例−1゛
lと同様にして感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を得た。
得られた感熱紙の性質を第3表に示す。
比較例2
水酸化カルシウム水、懸濁液を880 kq C結晶核
炭酸カルシウム100部当9、Ca(OH) 2として
600部)使用する以外は実施例1と同様にして比較炭
酸カルシウムを得た。この炭酸カルシウムは1を子顕微
鏡観察によれば、−次粒子の凝集した団塊状粒子でカサ
及び比重の低いものであシ、その性質は第2表の通りで
ある。
炭酸カルシウム100部当9、Ca(OH) 2として
600部)使用する以外は実施例1と同様にして比較炭
酸カルシウムを得た。この炭酸カルシウムは1を子顕微
鏡観察によれば、−次粒子の凝集した団塊状粒子でカサ
及び比重の低いものであシ、その性質は第2表の通りで
ある。
上記比較の炭酸カルシウムを用いる以外は実施例1と同
様にして感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を得た。得られ
た感熱紙の性質を第3表に示す。
様にして感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を得た。得られ
た感熱紙の性質を第3表に示す。
比較例3
結晶核炭酸カルシウムの水懸濁液を用いず、且つ水酸化
カルシウム水懸濁液にニトリロトリ酢酸ナトリウム0.
55kgを加える以外は実施例1と同を得た。この炭酸
カルシウムも、電子顕微鏡観察によれば、−次粒子の凝
集した団塊状粒子でカサ及び比重の低いものであシ、そ
の江質は第2表の通りである。
カルシウム水懸濁液にニトリロトリ酢酸ナトリウム0.
55kgを加える以外は実施例1と同を得た。この炭酸
カルシウムも、電子顕微鏡観察によれば、−次粒子の凝
集した団塊状粒子でカサ及び比重の低いものであシ、そ
の江質は第2表の通りである。
上記比較炭酸カルシウムを用いる以外は実施例1と同様
にして感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を一得た。得られ
た感熱紙の性質を第3表に示す。
にして感熱紙用塗被組成物及び感熱紙を一得た。得られ
た感熱紙の性質を第3表に示す。
第 2 表
一’If+−
1)粒径
電子顕微鏡観察にょるアラづナイト質針柱状炭酸カルシ
ウム結晶の寸法。Lは長径、Wは短径、L/Wはアスペ
クト比を示す。
ウム結晶の寸法。Lは長径、Wは短径、L/Wはアスペ
クト比を示す。
2)アラづナイト結晶量
X線回折法によりアラゴナイト(d = 3.3961
04面)とのじ−クの高さの比から検量線、図を用いて
測定。
04面)とのじ−クの高さの比から検量線、図を用いて
測定。
3)水酸化カルシウム添加量
結晶核炭酸カルシウム100部に対する量=4)カルボ
ン酸添加剤量 水酸化カルシウム100部に対する量。
ン酸添加剤量 水酸化カルシウム100部に対する量。
5)カサ
JJ5 K 5101 による。
6)比重
JIS K 510Hによる。
7)アラゴナイト結晶量
−3z+
第 3 表
1)白紙平滑度
JIS P 8119による。
2)発色及びカス取シ試験 ゛
感熱紙発色層とアート紙を合せたものを、加熱カレンダ
0−ル(130℃、圧力50kQ/C1i送シ速度20
m/分)に2回通した後、発色濃度及びカス取ν性を評
価した。
0−ル(130℃、圧力50kQ/C1i送シ速度20
m/分)に2回通した後、発色濃度及びカス取ν性を評
価した。
発色濃度とは、発色層面の色濃度であり、数値が大であ
るほど良い。カス(付着)色濃度とは、転写紙面(アー
ト紙)の色濃度であり\数値が小さいほどカス取シ効来
が良い。尚、いずれの場合も、色濃度の測定は、大日本
スクリーン■製の反射型白黒カラー兼用濃度計DM−4
00により行なった。
るほど良い。カス(付着)色濃度とは、転写紙面(アー
ト紙)の色濃度であり\数値が小さいほどカス取シ効来
が良い。尚、いずれの場合も、色濃度の測定は、大日本
スクリーン■製の反射型白黒カラー兼用濃度計DM−4
00により行なった。
3)保存性
上記2)の発色試験と同一の条件で発色させた感熱紙紙
片及び白紙片を、50℃、90%R)Hの環境試験機内
に24時間放置し、変色度合を評価した。評価は次の通
り。
片及び白紙片を、50℃、90%R)Hの環境試験機内
に24時間放置し、変色度合を評価した。評価は次の通
り。
◎:変色度合は極めて少ない
O:変色度合は少ない
△:変色度合は普通
上記第3表の結果から明らかな如く1本発明のアラjナ
イト質針柱状炭酸カルシウム結束体を含有する塗被組成
物を用いて得られる感熱紙は、比較の炭酸カルシウム配
合の塗被組成物による感熱紙に比し、発色濃度及びカス
取シ効果に優れ、その他保存性能においてもすぐれてい
る。
イト質針柱状炭酸カルシウム結束体を含有する塗被組成
物を用いて得られる感熱紙は、比較の炭酸カルシウム配
合の塗被組成物による感熱紙に比し、発色濃度及びカス
取シ効果に優れ、その他保存性能においてもすぐれてい
る。
第1図は、実施例1で得られた本発明の針柱状炭酸カル
シウム結束体を示す電子顕微鏡写真であるO (以 上)
シウム結束体を示す電子顕微鏡写真であるO (以 上)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■ 電子顕wt、鏡観察による寸法が、長径CL’)0
.3〜6.0μm1短径(F) 0.04〜0.5 a
m 、 7 スペクト比(L/W)2〜50のアラゴナ
イト質針柱状炭酸カルシウム−次粒子が三次元的に不規
則に絡み合ってなシ、X線回折によるアラづナイド結晶
含量が50重量%以上であシ、JISK 5101の
力+j5〜10 ml/(I 及び比重2.75〜2.
93を有する針柱状炭酸カルシウム゛結束体。 ■ 電子顕微鏡観察によ・る寸法が、長径0.2〜4μ
m1短径0.035〜0.35μm5アスペクト比1.
5〜40のアラゴナイト質針柱状炭酸カルシウムをX線
回折によるアラゴナイト結晶含量として55重量%以上
含有する結晶核炭酸カルシウム及び該結晶核炭酸カルシ
ウム100重量部に対して水酸化カル50610〜50
0重量部を含有し、全固形分濃度3〜30重量%、液温
lO〜50°Cの水懸濁液に、炭酸ガス濃度10容量%
以上の炭酸ガス含有気体を、水酸化カル5061kg当
シ毎分2〜15gとなる割合で導入し炭酸化反応を行な
うことを特徴とする針柱状炭酸カルシウム結束体の製造
法。 ■ 水懸濁液が、水酸化カルシウム100重量部に対し
・アミノポリカルボン酸、その水溶性塩、オ牛ジカルボ
ン酸及びその水溶塩から選ばれた少くとも1種を20重
量部まで含有する特許請求の範囲第2項記載の製造法。 ■ 電子顕微鏡観察による寸法が、長径CL) 0.3
〜6.0μm1短径(W)0.04〜0.5μm1アス
ペクト比CL/W>2〜50のアラゴナイト質針柱状炭
酸カルシウム−次粒子が三次元的に不規則に絡み合って
なシ、X線回折にょるアラづナイト結晶含量が50重量
%以上であシ、JISK 5101のカサ5〜log
//F及び比重2.75〜2.93を有する針柱状炭酸
カルシウム結束体を10〜60重量%含有することを特
徴とする感熱紙用塗被組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58108796A JPS59232916A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | 針柱状炭酸カルシウム結束体、その製造法及び該結束体を含有する感熱紙用塗被組成物 |
GB8414936A GB2145074B (en) | 1983-06-16 | 1984-06-12 | Calcium carbonate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58108796A JPS59232916A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | 針柱状炭酸カルシウム結束体、その製造法及び該結束体を含有する感熱紙用塗被組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59232916A true JPS59232916A (ja) | 1984-12-27 |
JPS638048B2 JPS638048B2 (ja) | 1988-02-19 |
Family
ID=14493699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58108796A Granted JPS59232916A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | 針柱状炭酸カルシウム結束体、その製造法及び該結束体を含有する感熱紙用塗被組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59232916A (ja) |
GB (1) | GB2145074B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63260815A (ja) * | 1987-04-16 | 1988-10-27 | Maruo Calcium Kk | アラゴナイト結晶形炭酸カルシウムの製造法 |
JPH0197681A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-17 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 感熱記録体 |
JP2008273853A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | New Raimu Kenkyusha:Kk | 化粧品組成物 |
JP2013527105A (ja) * | 2010-04-01 | 2013-06-27 | オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー | 沈降炭酸カルシウムを得る方法 |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0649389B2 (ja) * | 1986-09-08 | 1994-06-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 感熱記録材料 |
JPH01230424A (ja) * | 1988-03-09 | 1989-09-13 | Shiraishi Chuo Kenkyusho:Kk | 炭酸カルシウム、炭酸カルシウム顔料、その製造法、情報記録紙用塗被組成物及び情報記録紙 |
JP2684112B2 (ja) * | 1989-06-29 | 1997-12-03 | 丸尾カルシウム株式会社 | 針状形状をしたアラゴナイト結晶形炭酸カルシウムの製造方法 |
EP0429707B1 (de) * | 1989-11-29 | 1996-03-27 | SCHAEFER KALK Kommanditgesellschaft | Verfahren zum Herstellen von basischem Calciumcarbonat, danach hergestelltes basisches Calciumcarbonat und seine Verwendung |
JPH07509684A (ja) * | 1992-04-03 | 1995-10-26 | ミネラルズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | クラスター状沈降炭酸カルシウム粒子 |
US6156286A (en) * | 1997-05-21 | 2000-12-05 | Imerys Pigments, Inc. | Seeding of aragonite calcium carbonate and the product thereof |
KR20010080481A (ko) * | 1999-10-26 | 2001-08-22 | 추후제출 | 탄산칼슘 및 그 제조방법 |
JP3808263B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2006-08-09 | 日本製紙株式会社 | 炭酸カルシウムの製造方法 |
AU2001235934A1 (en) * | 2000-03-06 | 2001-09-17 | 3P Technologies Ltd. | Precipitated aragonite and a process for producing it |
GB2360033A (en) * | 2000-03-06 | 2001-09-12 | 3P Technologies Ltd | Precipitating aragonite calcium carbonate |
US6685908B1 (en) | 2000-03-06 | 2004-02-03 | 3P Technologies Ltd. | Precipitated aragonite and a process for producing it |
US20040108081A1 (en) * | 2002-12-09 | 2004-06-10 | Specialty Minerals (Michigan) Inc. | Filler-fiber composite |
AU2007202693B2 (en) * | 2003-01-20 | 2009-12-10 | Novartis Ag | Process for modifying drug crystal formation |
GB0301259D0 (en) * | 2003-01-20 | 2003-02-19 | Novartis Ag | Organic compounds |
EP1712597A1 (en) * | 2005-04-11 | 2006-10-18 | Omya Development AG | Process for preparing precipitated calcium carbonate pigment, especially for use in inkjet printing pater coatings and precipitated calcium carbonate |
BRPI0820560B1 (pt) | 2007-11-15 | 2023-01-17 | Rutgers, The State University Of New Jersey | Método para produzir um corpo monolítico a partir de uma matriz porosa |
EP2636791B1 (en) * | 2011-03-31 | 2019-01-02 | Japan Tobacco, Inc. | Cigarette paper and cigarette reducing visible sidestream smoke amount and carbon monoxide amount in mainstream smoke |
PL2524898T3 (pl) | 2011-05-16 | 2016-02-29 | Omya Int Ag | Sposób wytwarzania strącanego węglanu wapnia z odpadów ze ścieralni |
HUE032925T2 (hu) | 2013-08-20 | 2017-11-28 | Omya Int Ag | Eljárás kicsapott kalcium-karbonát elõállítására |
-
1983
- 1983-06-16 JP JP58108796A patent/JPS59232916A/ja active Granted
-
1984
- 1984-06-12 GB GB8414936A patent/GB2145074B/en not_active Expired
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008273853A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | New Raimu Kenkyusha:Kk | 化粧品組成物 |
JP2013527105A (ja) * | 2010-04-01 | 2013-06-27 | オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー | 沈降炭酸カルシウムを得る方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB8414936D0 (en) | 1984-07-18 |
GB2145074A (en) | 1985-03-20 |
GB2145074B (en) | 1986-08-13 |
JPS638048B2 (ja) | 1988-02-19 |
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