JPH054929B2 - - Google Patents

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JPH054929B2
JPH054929B2 JP62274671A JP27467187A JPH054929B2 JP H054929 B2 JPH054929 B2 JP H054929B2 JP 62274671 A JP62274671 A JP 62274671A JP 27467187 A JP27467187 A JP 27467187A JP H054929 B2 JPH054929 B2 JP H054929B2
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slaked lime
calcium carbonate
dioxide gas
lime milk
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Hideo Yamada
Naomichi Hara
Hiroyoshi Suzuki
Toshio Kadokura
Fumikazu Saito
Masahiro Machida
Kenji Doi
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Agency of Industrial Science and Technology
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/38Coatings with pigments characterised by the pigments
    • D21H19/385Oxides, hydroxides or carbonates
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/63Inorganic compounds
    • D21H17/67Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments
    • D21H17/675Oxides, hydroxides or carbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、分散性の極めて良好な、多角形の板
状塩基性炭酸カルシウムの製造方法に関する。さ
らに詳しくは、本発明は、紙、ゴム、プラスチツ
ク、塗料などの製造における顔料や充填剤として
有用な、優れた白色度や光沢性、平滑性およびイ
ンキ吸収性などの品質特性と良好な作業性とを与
えることができる、分散性の極めて良好な、多角
形の板状塩基性炭酸カルシウムの工業的製造方法
に関するものである。 〔従来の技術〕 わが国においては、一般的な沈降性炭酸カルシ
ウムとして、立方形、紡錘状、柱状、針状、連鎖
状などの各種の形状を有するものが市販されてい
る。それらの用途としては、製紙やゴム、プラス
チツク、塗料工業などの分野があるが、当該分野
で広く一般的に使用されている板状のカオリンや
タルク等に代わつて、炭酸カルシウムがさらに多
用されるためには、板状の形状を有するものの出
現が所望されている。しかし、工業的には未だ、
品質面からも、コスト面からも、確立されるに至
つていないのが現状である。 上記要求に応えるべく、特公昭62−32130、特
開昭61−219715および特開昭62−113718におい
て、XCaCO3・YCa(OH)2、ZH2Oの組成式で示
される板状の塩基性炭酸カルシウムもしくはその
複合体の製造が提案され、その工業化が試みられ
ている。しかし、これら提案の方法による塩基性
炭酸カルシウムおよびその複合体は、いずれも分
散性が不良な凝集品としてしか得られず、光沢
性、インキ吸収性などの特性が十分でなく、また
作業性も不満足のものとなり、従つて有効な用途
開発も進まず、工業化も今一歩の段階にあるのが
現状である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このように、従来技術における如き、電気伝導
度、pH,あるいは炭酸化率等をもつて、炭酸ガ
スの吹込速度を制御するだけで、炭酸化反応を行
う方法では、得られる製品にはいずれも分散性の
不良な凝集物が多量に混在し、十分な性能品質の
製品を得ることはできなかつたのである。 しかして、本発明の目的は、上記の如き従来技
術の欠点を解消して、分散性の極めて良好な、多
角形の板状塩基性炭酸カルシウムを製造方法を提
供することにある。即ち、本発明は、例えば、製
紙工業において塗工用顔料として用いる場合に、
カオリンクレーはおろかサチンホワイトなみの白
色度、光沢性、インキ受理性、平滑度などの品質
特性において優れ、かつ、作業性においても問題
がなく、ストリーク、塗りむらなどの欠点を生じ
ない板状塩基性炭酸カルシウムの製造方法を提供
しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、上記の目的を達成するべく、特
に特公昭62−32130に記載の方法の工業化を試み
るに当たつて、上記問題点の解決について鋭意研
究を重ねた結果、種々の凝集粒子の発生のメカニ
ズムは、反応の進行において、その結晶化過程で
むらが発生し、結晶の核生成反応と結晶の成長反
応とが同時に入りまじつて行われることにあり、
これらを区分してやれば、分散性の良好なものを
製造し得ることを見出した。即ち、従来法では管
理されていない生石灰の活性度およびその生石灰
を消和して得られる消石灰乳中の消石灰粒子の粒
子径に着目し、これらの活性度と粒子径の両者の
種々の組み合わせに対応して相対炭酸ガス吹込速
度の最大値を一定範囲以下に制御しながら、消石
灰乳を炭酸化することによつて、上記本発明の目
的を達成し得ることが見出されたのである。 即ち、本発明によれば分散性良好な板状塩基性
炭酸カルシウムが製造されるのであつて、この板
状塩基性炭酸カルシウムは、分散度が1.5以下で
あり、かつ板状部分の平均径が0.2〜2.0μm、平均
厚みが0.05〜0.25μm、平均径/平均厚みの比(ア
スペクト比)が4〜20であることを特徴とする。 本発明の方法により得られる板状塩基性炭酸カ
ルシウムは、組成式XCaCO3・YCa(OH)2・ZH2
O(但し、X=2とした場合、Y=0.5〜1.0であ
り、Z=0.7〜1.5であるものとする)で示される
ものであるのが好ましく、また板状結晶粒子の平
均径(Dav)に対して0.5Dav〜2.0Davの径を有
する粒子が全体の80%以上、特に90%以上を占め
るものであるのが好ましい。 上記の板状塩基性炭酸カルシウムは、本発明に
従い、生石灰の活性度が200〜400であり、その消
和物である消石灰乳の篩分最大粒度が44μm〜
250μmである時、これらの活性度および篩分最大
粒度のそれぞれの組み合わせに対応して、炭酸化
の間における反応液の電気伝導度の一次降下点ま
での相対炭酸ガス吹込速度の最大値を23ml/
min・g−Ca(OH)2〜3ml/min・g−Ca(OH)
2の範囲で炭酸ガスを導入することにより、消石
灰乳を炭酸化し、反応液の電気伝導度の二次降下
進行中の任意の点で炭酸ガスの導入を停止するこ
とにより製造することができる。 〔作用〕 本発明の方法および従来方法により得られた塩
基性炭酸カルシウムの代表例につき、走査型電子
顕微鏡(SEM)写真および遠心沈降式粒度分布
測定装置(島津製SA−CP3)により行つた測定
の結果を下記表1に示す。
【表】 本発明方法により得られる板状塩基性炭酸カル
シウムは、そのSEM写真(第1図)に見られる
如く、四角形乃至八角形程度の多角形を示し、か
つ、板状部分の粒子径がよく揃つており、個々の
粒子にまで極めてよく分散していることが観察さ
れる。一方、従来法による場合には、個々の粒子
が数十個程度集合して、大きな凝集塊を構成して
いることが観察される(第2図)。 ここで、分散性の良否を、分散度即ち遠心沈降
式粒度分布測定装置(SA−CP3)による50%平
均径(D50)μm/走査型電子顕微鏡(SEM)に
よる平均径μmの比をもつて定義すると、上記表
1に見られるように、本発明方法の場合は分散度
=0.32/0.3=1.07と、ほとんど理論値即ち1に近
い値を示すが、一方従来法の場合には分散度=
3.74/0.4=9.35と甚だ高い値を示していることが
判る。一般に、遠心沈降式粒度分布測定装置によ
る測定においては、超音波分散を行うので、単な
る物理的結合による集合体であれば、比較的容易
に個々の粒子までに分散する筈であるが、従来法
の場合にはD50=3.74μmを示し、SEM観察の板
状部分の平均径0.4μmに比して極めて大きい値を
示し、強固な凝集物となつていることがわかる。
しかるに、本発明方法の場合には、SEM測定に
よる平均径0.3μmに対し、D50=0.32μmとほとん
ど一致しており、極めて良好な分散状態を示して
いることがわかる。 一方、かかる凝集品は、良好な分散品と比較す
ると、例えば、製紙塗工試験を行つた場合、光沢
性、平滑性、インキ受理性等において明らかに劣
つたものになるという欠点を有している。また、
かかる凝集品は超音波分散処理では容易に分散し
難い。そこで、仮に、凝集品を振動ミルで約30分
間湿式破砕を行い、SEM観察およびSA−CP3で
粒度をみると、凝集物は細分化されてしまい、板
状形状が失われ、粒状物に変化する(第13およ
び14図)。このものを用いて製紙塗工テストを
行つたところ、白紙光沢、印刷光沢、平滑性等が
低下することが確認された(表4)。 一方、本発明に係る、平均粒径0.3μmと0.7μm
の板状塩基性炭酸カルシウムを使用してサチンホ
ワイト、市販の軽質炭酸カルシウム等との比較塗
工試験を行つた(実施例8)ところ、本発明品は
市販軽質炭酸カルシウムに比して、光沢性、イン
キ受理性および平滑性において数段優つており、
高品質な結果を示すサチンホワイトに比しても優
るとも劣らぬ値を示している。更に、サチンホワ
イトに比して、強度のみならず、塗料粘度、スト
リーク、塗りむら等作業性上の性能においても格
段に優れた結果を与えることが判明した(表4お
よび5)。 更に、本発明に係る板状塩基性炭酸カルシウム
は、驚くべきことに、単味顔料の二者配合即ち本
発明品とカオリンクレーとの配合および市販の軽
質炭酸カルシウムとカオリンクレーとの配合にお
ける比較において、各単味顔料の特性を維持しつ
つ、しかも相乗的効果を発揮して、光沢性の面で
従来の定説を覆すが如き優れた結果を与えること
がわかつた(表6)。 本発明に係る板状塩基性炭酸カルシウムの水性
スラリーを加熱熟成(50℃×3日間)すると、製
紙塗工テストの白紙光沢および印刷光沢において
優れた結果を示し、測定値において2%程度の上
昇となつた(表7)。 本発明の板状塩基性炭酸カルシウムの水性スラ
リーから、例えば、噴霧乾燥を行つて得た乾燥製
品は、デイゾルバーなどによつて容易に水に再分
散する。このようにして、その60重量%濃度のス
ラリーを作り、これの分散度を測定すると、ほと
んどもとの分散状態を示していることが認められ
た。これを用いて製紙塗工テストを行つたとこ
ろ、処理前の製品を用いた場合に比較して、品質
の差はほとんど認められなかつた(表8)。 本発明に係る板状塩基性炭酸カルシウムの組成
式は、第5および11図に示す熱重量分析(TG
曲線)およびガス分析の結果から、XCaCO3
YCa(OH)2・ZH2Oで示され。第6および12図
でX線回折図には、塩基性炭酸カルシウムのピー
クのみで、カルサイトおよび消石灰のピークはほ
とんど見当たらない。熱重量分析の結果から、本
発明の塩基性炭酸カルシウムの組成式は、X=2
とした場合、Y=0.5〜1.0、Z=0.7〜1.5の範囲
で示される多角形の板状塩基性炭酸カルシウムで
あると認められる。 本発明の分散性良好な板状塩基性炭酸カルシウ
ムは、例えば、次のようにして製造することがで
きる。 本発明の方法においては、生石灰の活性度とそ
の消和物である消石灰乳の篩分最大粒度との種々
に組み合わせに対応して、反応液の電気伝導度の
一次降下点までの相対炭酸ガス吹込速度の最大値
の所定範囲で消石灰乳を炭酸化するものである。
まず、生石灰の反応性の評価目安となる活性度と
して、本発明者らは、これを粗粒滴定法(4N−
HCI,1〜4.76mm粒度、50g法)の5分値でもつ
て区分した。次いで、上記生石灰を消和して得ら
れた消石灰乳を区分に従い、篩分けする。篩分け
して得た消石灰乳に水を添加して、消石灰濃度を
区分に従い、調整する。炭酸化反応を開始する時
の消石灰乳の温度を区分に従い、調節する。 次いで、炭酸ガスを消石灰乳中に導入して、炭
酸化反応を行うが、相対炭酸ガス吹込速度を次式
で表し、区分に従い、炭酸化を実施する。 相対炭酸ガス吹込速度=炭酸ガス導入量(ガス
導入量×CO2容量%、標準状態):ml/min/消
石灰乳中のCa(OH)2量:g この区分に従つた相対炭酸ガス吹込速度で炭酸
化を行えば、一次降下点の電気伝導度の値は常に
7mS/cm以上に保持される。反応の終点は、反応
液の電気伝導度の二次降下進行中の任意の点であ
つてよく、この点で炭酸ガスの導入を停止する。
好ましくは反応の終点は反応液の電気伝導度の二
次降下時の値が4〜5mS/cmの範囲であり、さら
に好ましくは4.5mS/cmである 以上を総合して、製造条件を一覧表として示す
と、例えば、下記表2の通りとなる。
〔発明の効果〕
本発明に係る板状塩基性炭酸カルシウムは、極
めて良好な分散性を有し、粒径を任意に調節する
ことが可能であり、かつ、粒度分布巾も極めて小
さい。また、純度的にも極めて高品質のものであ
る。 製紙用の塗工剤として用いた場合、本発明の板
状塩基性炭酸カルシウムは、白色度、光沢性、イ
ンク受理性、平滑性などについては、従来のカオ
リンクレーや市販の軽質炭酸カルシウムに比して
数段優れた効果を示し、サチンホワイトに比して
同等の効果となり、作業性や経済面ではこれらよ
りもはるかに優れた効果が期待できる。尚、製紙
塗工用の他にも、ゴムおよびプラスチツクの充填
剤や塗料用顔料として有効に利用し得る。 〔実施例〕 次に、本発明の板状塩基性炭酸カルシウムおよ
びその製造方法について、実施例によりさらに説
明する。 実施例1:本発明(活性度350) 活性度350の工業用生石灰2.4Kgを40℃の水17.6
Kgの中に投入し、攪拌しながら、15分間消和を行
う。その後分級機で篩分けし、74μm通過の消石
灰乳を取り出し、これを水に加えて消石灰濃度10
重量%の消石灰乳20Kgを得た。これを反応容器
(内径345×高さ360mm、内容量40)に入れ、攪
拌しながら(かい型羽根、径100mm、500rpm)10
℃に冷却後、100%濃度の炭酸ガスを25/min
の速度で導入する。この時の相対炭酸ガス吹込速
度は12.5ml/min・g−Ca(OH)2である。 反応開始から少なくとも15分間は冷却を続け、
15℃以下に液温を保持した後電気伝導度を
4.5mS/cmで炭酸ガスの吹込を停止した。 反応条件および結果を後記の表3に示す。 反応生成物を走査型電子顕微鏡(SEM)で観
察したところ、平均粒径0.3μm、厚み0.08μmの板
状の形状を有していた(第1図)。凝集部分は皆
無で、個々の粒子にまでよく分散されている。 一方、遠心沈降式粒度分布測定装置(島津製、
SA−CP3)で求めた平均粒径(50%値:D50
は、0.32μmであつて(第3図)、これはSEMから
求めた値0.3とよく一致している。このときの分
散度は0.32/0.3=1.07である。このことからも、
本発明による凝集部品がほとんど無く、極めて良
好な分散状態の板状塩基性炭酸カルシウムが得ら
れることがわかる。 結晶粒径も0.2〜0.8μmの範囲にあり、その巾も
小さいことがわかる。一方、厚みは0.08であり、
従つてアスペクト比は4である。また、この生成
物の熱重量分析(TG曲線)(第5図)およびX
線回折(第6図)を行つた結果からは、カルサイ
ト、消石灰のピークはほとんど認められず、
2CaCO3・0.63Ca(OH)2・0.86H2Oの組成式を有
する塩基性炭酸カルシウムであることが確認され
た。 比較例1−1:凝集品 実施例1と同じく消和して、篩分けを行うこと
なく、消石灰濃度11重量%の消石灰乳を20Kg調整
した。この消石灰乳を10℃に冷却した後、100%
濃度の炭酸ガスを20/min(相対炭酸ガス吹込
速度=9.1ml/min・g−Ca(OH)2)で吹き込み、
炭酸化し、電気伝導度が4.5mS/cmになつたとき
に反応を停止した。反応条件および結果を表3に
示す。反応生成物をSEMで観察すると(第2
図)、0.3〜0.7μmの一次粒子(平均0.4μm)が凝
集して、約3.0〜4.0μm大の二次粗大凝集粒子を形
成していた。 第4図にSA−CP3による測定の結果を示す。
分散度を求めると、3.74/0.4=9.35と甚だ大きい
値を示している。相対炭酸ガス吹込速度は10ml/
min・g−Ca(OH)2以下であり、本発明に規定
の条件内であるが、消石灰乳の篩分けを実施して
いないために凝集品となつた。 比較例1−2:粒状炭酸カルシウム 実施例1と同じく消和して、74μmで消石灰乳
の篩分けを行つて、消石灰濃度10重量%の消石灰
乳を20Kg調整した。この消石灰乳を10℃に冷却後
100%濃度の炭酸ガスを37/min(相対炭酸ガス
吹込速度=18.5ml/min・g−Ca(OH)2)で吹き
込んだ。反応を開始して約10分後に電気伝導度が
2mS/cmまで低下し、同時に反応後の粘度も増加
して、ゲル化した。引き続き炭酸ガスの吹き込み
を続けると電気伝導度は再び上昇して粘度は元の
状態に戻つた。更に炭酸ガスの吹き込みを続ける
と電気伝導度が再び低下し始めたので、電気伝導
度が4.5mS/cmになつたときに反応を停止した。
反応条件および結果を表3に示す。 反応生成物をSEMで観察すると、0.1μm以下の
微細な粒状のカルサイト型炭酸カルシウムであつ
た。 消石灰乳の篩分けを実施しても、相対炭酸ガス
吹込速度を本発明の限度以上で炭酸化を行うと、
板状塩基性炭酸カルシウムは得られなかつた。 実施例2:本発明(活性度250) 活性度250の工業用生石灰260gを、40℃の水
1760gの中に投入し、攪拌しながら、15分間消和
を行う。その後分級機で篩分けし、44μm通過の
消石灰乳を取り出し、これに水を加えて消石灰濃
度10重量%の消石灰乳2Kgを得た。これを反応容
器(内径150×高さ220mm、内容積4)に入れ、
攪拌しながら(かい型羽根、径60mm、700rpm)
10℃に冷却後、100%濃度の炭酸ガスを0.34/
minの速度で導入する。この時の相対炭酸ガス吹
込速度は1.7ml/min・g−Ca(OH)2に当たる。
電気伝導度4.5mS/cmで炭酸ガスの吹き込みを停
止した。 反応条件および結果を表3に示す。 反応生成物をSEMで観察したところ、平均径
0.8μm、厚み0.15μmの板状の形状を有していた
(第7図)。凝集部分はほとんど無く、良好な分散
状態を示している。 一方。SA−CP3で求めた平均粒径(D50)は
0.88μmであつて(第9図)、これはSEMの値
0.8μmとよく一致している。分散度は0.88/0.8=
1.1である。このことからも、本発明による板状
塩基性炭酸カルシウムは、凝集部分がほとんど無
く、極めて良好な分散状態にあることがわかる。
結晶粒径も0.5〜1.5μmの範囲にあり、その巾も小
さいことがわかる。一方、厚みは0.15μmであり、
アスペクト比は0.88/0.15≒6である。 また、この生成物のTG曲線(第11図)、ガス
分析およびX線回折図(第12図)から、カルサ
イト、消石灰のピークは見当たらず、2CaCO3
0.72Ca(OH)2・0.96H2Oの組成式を有する塩基
性炭酸カルシウムであることが確認された。 比較例2−1:凝集品 実施例2と同じく消和して、篩分けを行うこと
なく、消石灰濃度13重量%の消石灰乳を2Kg調整
した。この消石灰乳を10℃まで冷却後、100%濃
度の炭酸ガスを0.34/min(相対炭酸ガス吹込
速度=1.3ml/min・g−Ca(OH)2)で吹き込み、
炭酸化して、電気伝導度が4.5mS/cmで吹き込み
を停止した。反応条件および結果を表3に示す。 反応生成物をSEMで観察すると、約1.3μmの一
次粒子が強力に凝集して、約4〜5μm大の二次粗
大粒子を構成していた(第8図)。次にSA−CP3
による測定の結果を示す(第10図)。分散度を
もとめると、4.4/1.3=3.4と非常に高い値を示し
ていることがわかる。本例においても、比較例1
−1と同じく、相対炭酸ガス吹込速度が本発明に
規定する条件内にあつても、消石灰乳の篩分けを
実施していないために凝集品となることを示して
いる。 比較例2−2:粒状炭酸カルシウム 実施例2と同じく消和し、44μmで消石灰乳の
篩分けを行つて、消石灰濃度10重量%の消石灰乳
を2Kg調整した。この消石灰乳を10℃まで冷却
後、100%の濃度の炭酸ガスを2.5/min(相対
炭酸ガス吹込速度=12.5ml/min・g−Ca(OH)
)で吹き込み、冷却しながら炭酸化すると、反
応開始後約10分で電気伝導度が5mS/cmまで低下
して、またすぐ上昇した。引き続き炭酸ガスの吹
き込みを続けると、約20分後に再び低下しはじ
め、電気伝導度が4.5mS/cmで炭酸ガスの吹込み
を停止した。反応条件および結果を表3に示す。
反応生成物をSEMで観察すると、0.1μm以下の微
細な粒状のカルサイト型炭酸カルシウムであつ
た。比較例1−2と同じく消石灰乳の篩分けを実
施しても、相対炭酸ガスの吹込速度を本発明の限
度以上で炭酸化を行うと、板状塩基性炭酸カルシ
ウムは得られなかつた。 実施例3:(高活性度−篩分粒径−相対炭酸ガス
吹込速度)関係 実施例1に用いたと同じ活性度350の工業用生
石灰240gを40℃の水1740gの中に投入し、攪拌し
ながら15分間消和を行う。消石灰乳の篩分け粒径
および炭酸ガスの吹込速度の条件を各種変更して
炭酸化反応を行つた。反応を電気伝導度4.5mS/
cmで停止した。反応条件および結果を表3に示
す。 高活性度の生石灰の場合、消石灰乳の篩分け粒
度別に対応して、相対炭酸ガス吹込速度の最大値
があり、それ以下で炭酸化を行う必要があること
がわかる。 実施例4:(低活性度−篩分粒径−相対炭酸ガス
吹込速度)関係 実施例2に用いたと同じ活性度250の工業用生
石灰260gを40℃の水1740gの中に投入し、攪拌し
ながら15分間消和を行う。消石灰乳の篩分け粒度
および炭酸ガスの吹込速度の条件を各種変更して
炭酸化反応を行つた。反応は電気伝導度4.5mS/
cmで停止した。反応条件および結果を表3に示
す。 低活性度の生石灰の場合、消石灰乳の篩分け粒
度制に対応して、相対炭酸ガス吹込速度の最大値
があり、それ以下で炭酸化を行う必要があること
がわかる。 実施例5:(炭酸ガス濃度の影響) 実施例4で調製した消石灰乳を44μmで篩分け
して得た消石灰乳2Kgを10℃で冷却し、炭酸ガス
(100%濃度)の吹込量を2/minとし、これに
窒素ガスを混合して、炭酸ガス濃度を変えて、炭
酸化反応を行つた。電気伝導度4.5mS/cmで停止
した。反応条件および結果を表3に示す。 生成した板状塩基性炭酸カルシウムの粒径は炭
酸ガスの濃度の低下とともに大きくなる傾向にあ
ることがわかる。 実施例6:(反応開始時の温度の影響) 実施例5で調製した消石灰乳を冷却し、反応開
始時の消石灰乳の温度を変化させて、炭酸化反応
を行つた。反応条件および結果を表3に示す。 生成した板状塩基性炭酸カルシウムの粒径は反
応開始時の消石灰乳の温度の上昇とともに大きく
なる傾向にあることがわかる。 実施例7:一次降下点での温度限界 実施例6で調製した消石灰乳を冷却し、16℃に
調製後、炭酸化反応を開始し、電気伝導度の一次
降下点での消石灰乳の温度を変化させて炭酸化反
応を行つた。 反応条件および結果を表3に示す。 一次降下点での反応温度が18℃を超えると、も
はや分散性の良好な板状塩基性炭酸カルシウムは
得られないことがわかる。 実施例8:塗工試験 反応容器40の規模で、生石灰の活性度、炭酸
ガスの濃度を変えて、任意の粒径の板状塩基性炭
酸カルシウムを調製した。反応条件および結果を
表3に示す。平均粒径0.3μmと0.7μmの2種類の
分散性の良好な板状塩基性炭酸カルシウムの水性
スラリーを得た。得られたスラリーを脱水してウ
エツトケーキとした後、これを水に再分散せしめ
て60重量%の濃度のスラリーとした。 次いで、このものを使つて塗工試験を行つた。
以下においては、これらを03品および07品と呼称
する。 対照試料として下記のものを使用した。 (1) 比較例1−1、2−1の凝集物のある板状塩
基性炭酸カルシウムの機械的破砕品 (2) サチンホワイト:市販品 (3) 軽質炭酸カルシウム:市販品 (4) 本発明品(03品)の加熱品(上記60%スラリ
ーを50℃で3日間加熱熟成したもの) (5) カオリンクレー:市販品 (6) 本発明品(03品)の噴霧乾燥品反応により得
られた塩基性炭酸カルシウムスラリーを噴霧乾
燥し、この乾燥品を水に再分散せしめて60%ス
ラリーとしたもの) (7) 重質炭酸カルシウム:市販品 塗工試験は下記条件で行つた。 (1) コート原紙:約80g/m2 上質紙 (2) 塗工方法:ワイヤバー手塗り 使用ワイヤバー:No.12 塗被量≒20g/m2 (3) カラー配合 1 カラーピグメントの種類および配合比(固
形分として) 下記の配合品(配合割合:表4〜8) 100部 カオリンクレー サチンホワイト 重質炭酸カルシウム 軽質炭酸カルシウム 本発明品および破砕品 2 バインダー ラテツクス(SBR系) 10部 澱粉(酸化澱粉系) 5部 3 潤滑剤(ステアリン酸系) 1.0部 4 分散剤(ポリカルボン酸系) 0.6部 5 塗被液 固形物濃度≒60% (4) スーパーカレンダー処理条件 線圧 100Kg/cm 温度 55℃ 通過回数 3回 カレンダー速度 8m/min (5) 測定方法 白色度 ハンター白色度計“MR−2” 白紙光沢 グロスメーター“GM−260” 印刷光沢 グロスメーター“GM−260” K&N白度低下
ハンター白色度計“MR−2”2分値。 使用インク:フタロシアニンブルー 印刷 RI印刷試験機 使用インク:TV12、Red 回転数:30rpm RI Dry Pick TV18 Red 60rpm,5段階評価。 B粘度 BL型、60rpm 塗工試験の結果は下記の通りである。 〔〕 市販品との比較(表4): 配合割合:供試品15部/カオリンクレー85部 (1) 本発明の03品と07品の比較において、白色
度、印刷光沢ともに03品が優る。一方、R
Dry Pick強度は07品が優つている。 (2) 板状塩基性炭酸カルシウムで凝集物のあるも
のを機械的破砕しても、良好な分散性は得られ
ず、白紙光沢、印刷光沢ともに本発明品より劣
る。 (3) サチンホワイトと本発明品とを比較すれば、
大同小異であり、優るとも劣らぬ結果である。
作業性でははるかに本発明品が優れている。 (4) 市販軽質炭酸カルシウムと本発明品とを比較
すれば、明らかに本発明品が白色光沢、印刷光
沢ともに優つている。 〔〕 市販品との比較(表5) 配合割合:供試品30部/重炭酸カルシウム30部/
カオリンクレー40部 (1) 市販軽質炭酸カルシウムと本発明品とを比較
すれば、白紙光沢、印刷光沢ともに本発明品の
方が優れた結果を示している。 〔〕 カラー配合の混合相乗効果(表6) カオリン、本発明品(03品)、市販軽質炭酸カ
ルシウムを、それぞれ、単味(100部)および配
合(配合割合:供試品20部/カオリン80部)で用
いた。 (1) 本発明品とカオリンの組み合わせの場合は、
それぞれの単味の白紙光沢、印刷光沢より、い
ずれも優れた値をとり、相乗効果が期待される
好結果を得た。 (2) 一方、市販軽質炭酸カルシウムとカオリンの
組み合わせの場合には、上記に引き換え、それ
ぞれの単味の値の中間的な値となつた。 〔〕 加熱効果(50℃×3日間、表7) (1) 加熱により白紙光沢、印刷光沢ともに明らか
に向上した。 〔〕 乾燥品試験(噴霧乾燥品、表8) (1) スラリーとこれを噴霧乾燥した粉末との比較
塗工試験では、両者間にはほとんど差はないと
いえる。 (2) 乾燥粉末状態で、市販軽質炭酸カルシウムと
の比較試験においても、白紙光沢、印刷光沢と
もに数段本発明品が優れていることわかる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ実施例1および比較
例1−1で得られた塩基性炭酸カルシウムの結晶
粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真である。第
3図、第4図はそれぞれ実施例1および比較例1
−1で得られた塩基性炭酸カルシウムの結晶粒径
の遠心沈降式粒度分布測定装置による測定結果を
示すグラフである。第5図は実施例1の熱重量分
析における温度と減量変化との関係を示すグラフ
である。第6図は実施例1で得られた生成物のX
線回折図である。第7図、第8図はそれぞれ実施
例2および比較例2−1で得られた塩基性炭酸カ
ルシウムの結晶粒子構造を示す走査型電子顕微鏡
写真である。第9図、第10図はそれぞれ実施例
2および比較例2−1で得られた塩基性炭酸カル
シウムの結晶粒径の遠心沈降式粒度分布測定装置
による測定結果を示すグラフである。第11図お
よび第12図はそれぞれ実施例2についての熱重
量分析およびX線回折の結果を示す図である。第
13図および第14図は凝集物の破砕品の走査型
電子顕微鏡写真および遠心沈降式粒度分布測定装
置による測定結果である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生石灰の消和物である消石灰乳に炭酸ガスを
    吹込むことにより、前記消石灰乳を炭酸化して板
    状塩基性炭酸カルシウムを製造する方法であつ
    て、前記生石灰の活性度が200〜400であり、前記
    消石灰乳の篩分最大粒度が44μm〜250μmである
    時、これらの活性度および篩分最大粒度のそれぞ
    れの組み合わせに対応して前記炭酸化の間におけ
    る反応液の電気伝導度の一次降下点までの相対炭
    酸ガス吹込速度の最大値を23ml/min・g−Ca
    (OH)2〜3ml/min・g−Ca(OH)2の範囲で炭
    酸ガスを導入することにより、消石灰乳を炭酸化
    し、反応液の電気伝導度の二次降下進行中の任意
    の点で炭酸ガスの導入を停止することを特徴とす
    る、板状塩基性炭酸カルシウムの製造方法。 2 生石灰の活性度が250〜380であり、その消和
    物である消石灰乳の篩分最大粒度が44μm〜
    250μmである時、それぞれの組み合わせに対応し
    て前記一次降下点までの相対炭酸ガス吹込速度の
    最大値が21ml/min・g−Ca(OH)2〜5ml/
    min・g−Ca(OH)2の範囲にある、特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
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