JPH06100776A - 硬化型組成物 - Google Patents

硬化型組成物

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JPH06100776A
JPH06100776A JP27665492A JP27665492A JPH06100776A JP H06100776 A JPH06100776 A JP H06100776A JP 27665492 A JP27665492 A JP 27665492A JP 27665492 A JP27665492 A JP 27665492A JP H06100776 A JPH06100776 A JP H06100776A
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一久 榮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夏期に施工直後から太陽光に暴露されても変
色しない硬化物を与える硬化型組成物を提供する。 【構成】 ポリサルファイドポリエーテルポリマーある
いはポリサルファイドポリマー100重量部に対して、
酸化剤1〜50重量部とともに、(i) 多環式芳香族化合
物、(ii)複素環式化合物及び(iii) フェノール類の少な
くとも1種0.01〜5重量部を配合してなる硬化型組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化型組成物に関し、特
に屋外暴露時に色調の変化が少ない硬化物を与え、シー
リング材、接着剤等として用いるのに適した硬化型組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】1分子中に2個以上のチオール基を含む
ポリマーは、酸化剤と混合すれば容易に反応して高分子
量化し、硬化物になることから、シーリング材、塗料、
接着剤等に広く用いられている。
【0003】このようなチオール基含有ポリマーは、例
えば米国特許第 2,466,963号に記載されている。このポ
リサルファイドポリマーは、優れた耐油性、耐薬品性、
可撓性等を持つことから、シーリング材の原料として使
用されている。
【0004】また特開平4-7331号及び本出願人が先に出
願した特願平3 −165078号に記載されているポリサルフ
ァイドポリエーテルポリマーは、ポリサルファイドポリ
マーとポリエーテルとから得られるもので、汎用の安価
な可塑剤との相溶性が良好であり、かつその使用量を少
なくすることにより硬化物に塗料を塗布しても塗膜が軟
化しないため、シーリング材に好適である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなポリサルフ
ァイドポリマーあるいはポリサルファイドポリエーテル
ポリマーは、酸化剤で硬化させると、耐久性の良好な硬
化物が得られるが、酸化剤としてPbO2 等を用いると、
屋外暴露時に硬化物の表面の色が灰色から灰茶色に変色
する場合があり、物性には影響がないものの使用する用
途によっては、美観上好ましくないという問題がある。
【0006】上記問題を解決することを目的として本発
明者らは、先にポリサルファイドポリエーテルポリマー
又はポリサルファイドポリマーに対して、酸化剤ととも
に界面活性剤、不飽和脂肪酸及び/又はその塩、及び芳
香族アミンの少なくとも1種を配合してなる変色の防止
された硬化型組成物を提案した(特願平3-349263号)。
【0007】しかしながら、上記硬化型組成物において
も、夏期に施工直後から太陽光に暴露された時には、茶
色に変色し、経時とともに灰色にもどるものの、必ずし
も十分な変色防止性を有するものではなかった。
【0008】したがって本発明の目的は、特に夏期に施
工直後から太陽光に暴露されても、硬化物の表面が変色
しない硬化型組成物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、ポリサルファイドポリマーある
いはポリサルファイドポリエーテルポリマーに、酸化剤
とともに、所定量の(i) 多環式芳香族化合物、(ii)複素
環式化合物及び(iii) フェノール類の少なくとも1種を
添加することにより得られる組成物は、特に夏期に施工
直後から太陽光に暴露されても硬化物表面の変色が著し
く減少していることを見出し、本発明に想到した。
【0010】すなわち、本発明の第一の硬化型組成物
は、 (A) 主鎖中に、(イ) − (R1 O) n −(但し、R1
炭素数2〜4のアルキレン基、nは6〜200の整数を示
す。)で表されるポリエーテル部分と、(ロ)− (C2
4OCH2 OC2 4 −Sx ) −、及び− (CH2
H (OH) CH2 −Sx ) −(但し、xは1〜5の整数
である。) で表される構造単位とを含有し、かつ末端
に、(ハ) −C2 4 OCH2 OC2 4 −SH 及び
/又は−CH2 CH (OH) CH2 −SHで表されるチ
オール基を有するポリサルファイドポリエーテルポリマ
ー100 重量部に対して、 (B) 酸化剤1〜50重量部と、 (C) (i) 多環式芳香族化合物、(ii)複素環式化合物、及
び(iii) フェノール類の少なくとも1種0.01〜5重量部
とを含有することを特徴とする。
【0011】また本発明の第二の硬化型組成物は、 (A) ポリサルファイドポリマー100 重量部に対して、 (B) 酸化剤1〜50重量部と、 (C) (i) 多環式芳香族化合物、(ii)複素環式化合物、及
び(iii) フェノール類の少なくとも1種0.01〜5重量部
とを含有することを特徴とする。
【0012】以下本発明を詳細に説明する。 〔1〕ポリサルファイドポリエーテルポリマー 本発明の第一の硬化型組成物におけるポリサルファイド
ポリエーテルポリマーは、主鎖中に(イ) − (R1 O)
n −(但し、R1 は炭素数2〜4のアルキレン基、nは
6〜200の整数を示す。)で表されるポリエーテル部分
と、(ロ)− (C2 4 OCH2 OC2 4 −Sx )
−、及び− (CH2 CH (OH) CH2 −Sx ) −(但
し、xは1〜5の整数である。) で表される構造単位と
を含有し、かつ末端に、(ハ) −C2 4 OCH2 OC
2 4 −SH及び/又は−CH2 CH (OH) CH2
SHで表されるチオール基を有するものである。
【0013】このポリサルファイドポリエーテルポリマ
ー中において(イ) のポリエーテル部分と、(ロ)の構
造単位とは任意の配列で結合していてよい。またその割
合は、(イ) の− (R1 O) n −成分が2〜95重量%、
(ロ)の (C2 4 OCH2OC2 4 ) 成分が3〜70
重量%、 (CH2 CH (OH) CH2 ) 成分が1〜50重
量%、及びポリサルファイド結合Sx が1〜60重量%と
なるのが好ましい。このポリサルファイドポリエーテル
ポリマーの数平均分子量(Mn)は、通常600〜200,000
であり、好ましくは 800〜50,000である。
【0014】このようなポリサルファイドポリエーテル
ポリマーの好ましい例は、特開平4-7331号に記載されて
いる。
【0015】〔2〕ポリサルファイドポリマー 本発明の第二の硬化型組成物における(A) ポリサルファ
イドポリマーは下記一般式(1) で示される。 HS (R2 x ) m 2 SH・・・・・(1) (式中、R2 は−CH2 CH2 −、−C2 4 OC2
4 −、−C2 4 OCH2 OC2 4 −、−C4 8
4 8 −等のアルキレン基又はアルキレンエーテル基
等の有機残基であり、xは1〜5の整数であり、mは1
〜50の整数である。)
【0016】上記ポリサルファイドポリマーは、室温で
流動性を有し、分子量(Mn)が 100〜 200,000、好ま
しくは 400〜50,000である。
【0017】このようなポリサルファイドポリマーの好
ましい例は米国特許第 2,466,963号に記載されている。
【0018】〔3〕酸化剤 酸化剤としては、従来からチオール基含有ポリマーの硬
化剤として用いられてきた物質を使用することができ
る。これらの酸化剤の具体例としては、ZnO2 、Fe
2 、PbO2 、MgO2 、CaO2 、BaO2 、MnO2 、TeO
2 、SeO2 、Pb3 4、SrO2 、LiO2 等の無機過酸化
物、ZnO、FeO、PbO、Fe2 3 、Sb2 3 、MgO、Co
O、CaO、CuO、BaO等の無機酸化物、Na2 CrO4 、K
2 CrO4 、Na2Cr2 7 、K2 Cr2 7 、NaClO4 、Na
BO2 ・H2 2 、K2 2 6 、KMnO4 、過炭酸ソ
ーダ(2Na2 CO 3+3 H2 2 ) 等の無機酸化剤、ベン
ゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイド、t −ブチルハイドロパーオ
キサイド、t −ブチルパーベンゾエート、過酢酸ソー
ダ、過酸化尿素等の有機過酸化物、ニトロベンゼン、ジ
ニトロベンゼン、パラキノンジオキシム等の有機酸化剤
等が挙げられるが、PbO2 が最も広く利用されている。
【0019】これらの酸化剤の配合量は、酸化剤の種類
によって異なるが、一般的には、ポリサルファイドポリ
マーあるいはポリサルファイドポリエーテルポリマー 1
00重量部に対して、1〜50重量部である。
【0020】〔4〕変色防止剤 (i) 多環式芳香族化合物、(ii)複素環式化合物及び(ii
i) フェノール類の少なくとも1種からなる成分(C) は
“変色防止剤”と呼ぶことができる物質で、屋外暴露時
の硬化物の色調の変化を抑える働きを有する。
【0021】(i) 多環式芳香族化合物 多環式芳香族化合物としては、ベンゼン核を含有する縮
合環式化合物が好ましい。具体的には、ナフタレン、こ
の置換体である1−ナフトール及び2−ナフトール、ア
ントラセン、この置換体である2−メチルアントラセ
ン、9−メチルアントラセン、2−アントラカルボン
酸、9−アントラカルボン酸、1,8,9−トリヒドロ
キシアントラセン及びロイコキニザリン、アントラセン
から誘導されるジヒドロアントラセン、アントロン及び
アントラキノン、さらにアントラキノンの置換体である
アリザリン、キニザリン、1,8−ジヒドロキシアント
ラキノン及びアントラフラビン酸、ナフタセン、クリセ
ン、フルオランテン等のオルト縮合多環式芳香族化合
物、及びピレン、ペリレン、アンタントロン、コロネ
ン、アセナフチレン等のペリ縮環芳香族化合物などが挙
げられる。
【0022】(ii)複素環式化合物 本発明で使用し得る複素環式化合物とは、5員環及び6
員環で芳香族性を有し、環の構成元素として窒素あるい
は酸素を含むものである。またこれらの複素環がベンゼ
ン環と縮合したり、あるいは複素環どうしで縮合したり
した構成であってもよい。このような複素環式化合物の
うちでは、特に窒素原子を環内に2個以上含むもの、及
び酸素原子を分子内に2個以上含むものが好ましい。具
体的には、キノキサリン、フェナジン、1,10−フェ
ナントロリン、プリン、ピリミジン、ピラジン、1,8
−ナフチリジン、プテリジン,キサントン等が挙げられ
る。
【0023】(iii) フェノール類 フェノール類とは、ベンゼン環の水素が水酸基に置換さ
れた化合物をさす。具体的には、フェノール、o−クレ
ゾール、m−クレゾール等の1価フェノール類及びカテ
コール、レゾルシノール、ハイドロキノン、ピロガロー
ル、フロログルシノール、2,2−ビス(4′−ヒドロ
キシフェニル)プロパン等の多価フェノール類が挙げら
れる。
【0024】なお、これらの多環式芳香族化合物、複素
環式化合物及びフェノール類は、単独で使用しても2種
以上を併用してもよい。
【0025】これらの化合物(C) が変色防止に有効であ
る理由は、これらの化合物が変色原因となる光化学反応
を、励起状態のエネルギー移動により、失活させるため
であると考えられる。
【0026】本発明の硬化型組成物において、上記変色
防止剤の配合量は、ポリサルファイドポリエーテルポリ
マーあるいはポリサルファイドポリマー100重量部に
対して、0.01〜5重量部、好ましくは0.02〜2
重量部である。変色防止剤の配合量が、0.01重量部
未満では、屋外暴露時の変色を防止する効果が不十分で
あり、一方5重量部を越えると、硬化物の接着性が低下
する。
【0027】本発明の硬化型組成物には、さらに経済
性、施工作業性及び硬化後の物性を改良する目的で、炭
酸カルシウム、タルク、クレー、酸化チタン、シリカ等
の充填材を添加することができる。また、本発明の硬化
型組成物に、ブチルベンジルフタレート(BBP)など
のフタル酸エステルや、塩素化パラフィン、水添ターフ
ェニル等の可塑剤も添加することができる。
【0028】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明する。合成例1 プロピレングリコールにプロピレンオキサイドを付加し
て得られる二官能性ポリプロピレングリコール(OH価
162)1000gと、エピクロロヒドリン 278.3gと、塩化第
二錫五水塩2.0 gとを2リットルの反応容器に仕込み、
100℃で3時間攪拌した。さらに水硫化ソーダ(純度70
%) 240.7gを加え、 100℃に昇温し、1.5 時間攪拌し
た。その後、塩を除去して淡黄色透明な液状ポリマーを
得た。
【0029】得られたポリマー300gと、ポリサルファイ
ドポリマー(東レチオコール(株)製“チオコールLP
55”)300gとを1リットルの反応容器に仕込み、90℃で
4時間加熱撹拌したところ、メルカプタン含量 3.2重量
%、粘度60ポイズ(25℃)の褐色透明なポリマーが得ら
れた。
【0030】実施例1〜37及び比較例1 合成例1で得られたポリマーに、可塑剤、充填材、色
剤、加硫助剤、及び第3表に示す種類及び量の化合物
(C) を第1表に示す割合で配合して主剤Aを得た。ま
た、PbO2 (酸化剤)、可塑剤及び充填材を第2表に示
す割合で配合して硬化剤Aを得た。
【0031】この主剤A及び硬化剤Aを混合して、アル
ミ板に50mm×25mm×2mmの大きさに塗り付けた。得られ
た塗膜について、屋外に2か月間暴露した場合と、WS
型の促進暴露試験装置により、60時間及び500時間
の促進暴露試験を行った場合について、それぞれ変色の
有無を調べた。また比較例1として、化合物(C) を添加
しない場合についても同様の試験を行った。これらの結
果を第4表に示す。
【0032】第1表 主剤Aの配合 合成例1のポリマー 100重量部 可塑剤(ジオクチルフタレート) 30重量部 充填材(炭酸カルシウム) 170重量部 充填材(酸化チタン) 15重量部 色剤(カーボン) 0.5重量部 加硫助剤 0.7重量部 化合物(C) 0.05〜1重量部
【0033】第2表 硬化剤Aの配合 酸化剤(PbO2 ) 13.0重量部 可塑剤(塩素化パラフィン) 7.4重量部 充填材(炭酸カルシウム) 6.6重量部
【0034】 第3表 化合物(C) の種類及び添加量 例 No. 化合物(C) の種類 添加重量部 実施例1 アントラセン 0.05 実施例2 アントラセン 0.2 実施例3 ナフタセン 0.1 実施例4 ピレン 0.2 実施例5 キノキサリン 1.0 実施例6 フェナジン 1.0 実施例7 1,10−フェナントロリン 0.2 実施例8 キサントン 1.0 実施例9 アントラセン 0.05 ピレン 0.05 実施例10 アセナフチレン 0.5 実施例11 フルオランテン 0.5 実施例12 ペリレン 0.5 実施例13 コロネン 0.5 実施例14 2−メチルアントラセン 0.5 実施例15 9−メチルアントラセン 0.5 実施例16 2−アントラカルボン酸 0.5 実施例17 9−アントラカルボン酸 0.5 実施例18 9−ニトロアントラセン 0.5 実施例19 フェノール 0.5 実施例20 カテコール 0.5 実施例21 レゾルシール 0.5 実施例22 ハイドロキノン 0.5 実施例23 ピロガロール 0.5 実施例24 フロログルシン 0.5 実施例25 1−ナフトール 0.5
【0035】 第3表 化合物(C) の種類及び添加量 (続き) 例 No. 化合物(C) の種類 添加重量部 実施例26 2−ナフトール 0.5 実施例27 1,8,9-トリヒドロキシアントラセン 0.5 実施例28 ロイコキニザリン 0.5 (1,4,9,10-テトラヒドロキシアントラセン) 実施例29 キノン 0.5 実施例30 ナフトキノン 0.5 実施例31 アントロン 0.5 実施例32 アントラキノン 0.5 実施例33 アリザリン 0.5 (1,2−ジヒドロキシアントラキノン) 実施例34 キニザリン 0.5 (1,4−ジヒドロキシアントラキノン) 実施例35 1,8 −ジヒドロキシアントラキノン 0.5 実施例36 アントラフラビン酸 0.5 (2,6−ジヒドロキシアントラキノン) 実施例37 ジヒドロアントラセン 0.5 比較例1 無添加 −
【0036】
【0037】
【0038】注) ◎:変色なし ○:ほとんど変色なし △:わずかに変色あり ×:変色あり
【0039】実施例38〜43及び比較例2 ポリサルファイドポリマー(東レチオコール(株)製
“チオコールLP55”)に、可塑剤、充填材、色剤、接
着付与剤、及び第7表に示す種類及び量の化合物(C) を
第5表に示す割合で配合して主剤Bを得た。また、PbO
2 (酸化剤)、可塑剤及び硬化遅延剤を第6表に示す割
合で配合して硬化剤Bを得た。
【0040】この主剤B及び硬化剤Bを混合して、実施
例1と同様の試験を行った。また比較例2として、化合
物(C) を添加しない場合についても同様の試験を行っ
た。これらの結果を第8表に示す。
【0041】第5表 主剤Bの配合 ポリサルファイドポリマー 100重量部 可塑剤(ブチルベンジルフタレート) 40重量部 充填材(炭酸カルシウム) 60重量部 充填材(酸化チタン) 20重量部 色剤(カーボン) 0.3重量部 接着付与剤 0.2重量部 化合物(C) 0.5〜1重量部
【0042】第6表 硬化剤Bの配合 酸化剤(PbO2 ) 7.5重量部 可塑剤(塩素化パラフィン) 4.0重量部 酸化遅延剤(ステアリン酸) 0.5重量部
【0043】 第7表 化合物(C) の種類及び添加量 例 No. 化合物(C) の種類 添加重量部 実施例38 アントラセン 0.5 実施例39 アントラセン 1.0 実施例40 ナフタセン 0.5 実施例41 アントラセン 0.5 ピレン 0.2 実施例42 アントラキノン 0.5 実施例43 1−ナフトール 0.5 比較例2 無添加 −
【0044】
【0045】注) ◎:変色なし ○:ほとんど変色なし △:わずかに変色あり ×:変色あり
【0046】
【発明の効果】本発明の硬化型組成物は、ポリサルファ
イドポリエーテルポリマーあるいはポリサルファイドポ
リマーに、酸化剤とともに、所定量の多環式芳香族化合
物、複素環式化合物及びフェノール類の少なくとも1種
を添加してなるので、それから得られる硬化物は、屋外
に暴露、特に夏期、施工直後から太陽光に暴露しても変
色が著しく少ない。このような本発明の硬化型組成物
は、シーリング材、接着剤等として極めて好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 主鎖中に、 (イ) − (R1 O) n −(但し、R1 は炭素数2〜4の
    アルキレン基、nは6〜200の整数を示す。)で表され
    るポリエーテル部分と、(ロ)− (C2 4OCH2
    2 4 −Sx ) −、及び− (CH2 CH (OH) CH
    2 −Sx ) −(但し、xは1〜5の整数である。) で表
    される構造単位とを含有し、かつ末端に、(ハ) −C2
    4 OCH2 OC2 4 −SH 及び/又は−CH2
    H (OH) CH2 −SHで表されるチオール基を有する
    ポリサルファイドポリエーテルポリマー100 重量部に対
    して、 (B) 酸化剤1〜50重量部と、 (C) (i) 多環式芳香族化合物、(ii)複素環式化合物、及
    び(iii) フェノール類の少なくとも1種0.01〜5重量部
    とを含有することを特徴とする硬化型組成物。
  2. 【請求項2】 (A) ポリサルファイドポリマー100 重量
    部に対して、 (B) 酸化剤1〜50重量部と、 (C) (i) 多環式芳香族化合物、(ii)複素環式化合物、及
    び(iii) フェノール類の少なくとも1種0.01〜5重量部
    とを含有することを特徴とする硬化型組成物。
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