JPH06100697B2 - 光コネクタの位置決め機構 - Google Patents
光コネクタの位置決め機構Info
- Publication number
- JPH06100697B2 JPH06100697B2 JP15967189A JP15967189A JPH06100697B2 JP H06100697 B2 JPH06100697 B2 JP H06100697B2 JP 15967189 A JP15967189 A JP 15967189A JP 15967189 A JP15967189 A JP 15967189A JP H06100697 B2 JPH06100697 B2 JP H06100697B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrule
- optical connector
- positioning mechanism
- tubular member
- optical fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光通信に使用する光コネクタに係わり、特に光
コネクタのフェルールの回転防止および偏心位置決め機
構に関する。
コネクタのフェルールの回転防止および偏心位置決め機
構に関する。
〔従来の技術〕 従来の光コネクタの位置決め機構は、例えば第3図に示
すように、フェルール1に切欠き部2を有するつば3を
設けている。そして、ホルダ4に設けた突起5にこのフ
ェルール1の切欠き部2を合わせることにより、フェル
ール1の回り止めを行い、かつコア偏心方向は光コネク
タの組立後、偏心合わせ爪6を取り付けることにより偏
心方向合わせを行っていた。
すように、フェルール1に切欠き部2を有するつば3を
設けている。そして、ホルダ4に設けた突起5にこのフ
ェルール1の切欠き部2を合わせることにより、フェル
ール1の回り止めを行い、かつコア偏心方向は光コネク
タの組立後、偏心合わせ爪6を取り付けることにより偏
心方向合わせを行っていた。
また、第4図および第5図に示した従来の光コネクタの
位置決め機構では、フェルール7はつば8に等分に分割
された方向に突起9を持ち、フェルール7に固定された
光ファイバ10のコア偏心方向に最も近い方向にある突起
9が取り除かれた構造になっている。一方、ホルダ11は
フェルール7の突起9と同様に等分に分割された各方向
に溝12を持ち、このホルダ11の外周に設けられた突出部
13と同じ方向にあたる溝のみが形成されていない。フェ
ルール7は突起9の取り除かれた方向、すなわちコアの
偏心方向と、溝12の形成されていない方向、すなわちホ
ルダ11の突出部13の方向と一致するようにホルダ11に挿
入されている。
位置決め機構では、フェルール7はつば8に等分に分割
された方向に突起9を持ち、フェルール7に固定された
光ファイバ10のコア偏心方向に最も近い方向にある突起
9が取り除かれた構造になっている。一方、ホルダ11は
フェルール7の突起9と同様に等分に分割された各方向
に溝12を持ち、このホルダ11の外周に設けられた突出部
13と同じ方向にあたる溝のみが形成されていない。フェ
ルール7は突起9の取り除かれた方向、すなわちコアの
偏心方向と、溝12の形成されていない方向、すなわちホ
ルダ11の突出部13の方向と一致するようにホルダ11に挿
入されている。
しかしながら、従来の光コネクタの位置決め機構には以
下のような欠点があった。
下のような欠点があった。
まず、第3図で示した従来の位置決め機構では、偏心合
わせ爪6が独立した一部品となっているため部品点数が
多く、構造が複雑である。また、組み立てる際にフェル
ール1の偏心方向をマーキングした後、コネクタのアセ
ンブリを行い、マーキングした方向に合わせて偏心合わ
せ爪6を取り付けなくてはならない。一般にアセンブリ
後はフェルール1の偏心方向のマーキングの方向がわか
りにくく、偏心合わせ爪6の方向を間違って取り付け易
い。以上のように複雑な構造のため、組立に時間がかか
り、また偏心方向を間違えてしまうおそれがあるという
欠点があった。
わせ爪6が独立した一部品となっているため部品点数が
多く、構造が複雑である。また、組み立てる際にフェル
ール1の偏心方向をマーキングした後、コネクタのアセ
ンブリを行い、マーキングした方向に合わせて偏心合わ
せ爪6を取り付けなくてはならない。一般にアセンブリ
後はフェルール1の偏心方向のマーキングの方向がわか
りにくく、偏心合わせ爪6の方向を間違って取り付け易
い。以上のように複雑な構造のため、組立に時間がかか
り、また偏心方向を間違えてしまうおそれがあるという
欠点があった。
また、第4図および第5図に示した従来例では、フェル
ール7のつば8とホルダ11の内部の形状が複雑であり、
製造コストが高い。また、偏心方向合わせも6箇所に限
定されるので、偏心方向を正確には合わせきれない。さ
らに、偏心方向に合わせてフェルール7の突起9を取り
除かなくてはならないため、取り除くための工具(例え
ばニッパ)が必要となる。
ール7のつば8とホルダ11の内部の形状が複雑であり、
製造コストが高い。また、偏心方向合わせも6箇所に限
定されるので、偏心方向を正確には合わせきれない。さ
らに、偏心方向に合わせてフェルール7の突起9を取り
除かなくてはならないため、取り除くための工具(例え
ばニッパ)が必要となる。
本発明の目的は上述した欠点に鑑みてなされたもので、
構造が簡単で、組立時間も短く、しかも光ファイバのコ
ア偏心方向を間違えることの少ない光コネクタの位置決
め機構を提供することにある。
構造が簡単で、組立時間も短く、しかも光ファイバのコ
ア偏心方向を間違えることの少ない光コネクタの位置決
め機構を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明に係わる光コネ
クタの位置決め機構は、中心軸部に光ファイバを保持固
定するフェルールと、このフェルールの外周部に位置し
かつ前端部に位置決め突起を有すると共に、後端部に切
欠き部を設けた筒状部材と、この筒状部材の後部に位置
しかつ前端部に回転防止突起を設けた圧着部材とから構
成され、筒状部材の切欠き部と圧着部材の回転防止突起
を嵌合させた状態でフェルールに圧着部材を圧着固定し
た構成としたものである。
クタの位置決め機構は、中心軸部に光ファイバを保持固
定するフェルールと、このフェルールの外周部に位置し
かつ前端部に位置決め突起を有すると共に、後端部に切
欠き部を設けた筒状部材と、この筒状部材の後部に位置
しかつ前端部に回転防止突起を設けた圧着部材とから構
成され、筒状部材の切欠き部と圧着部材の回転防止突起
を嵌合させた状態でフェルールに圧着部材を圧着固定し
た構成としたものである。
このように本発明にあっては、筒状部材の切欠き部に圧
着部材の回転防止突起を合わせてフェルールに圧着固定
することにより、筒状部材の位置決め突起に対してフェ
ルールが回転することを防ぎ、光ファイバのコア偏心方
向を常に位置決め突起の方向に合わせておくことができ
る。また、圧着部材を圧着固定するときに、同時に耐張
力部材と光ファイバコードを固定できるため、組立が簡
単になる。さらに、偏心方向合わせをすべての方向につ
いて行えるため、正確にファイバコア偏心方向と位置決
め突起の方向を合わせることができる。
着部材の回転防止突起を合わせてフェルールに圧着固定
することにより、筒状部材の位置決め突起に対してフェ
ルールが回転することを防ぎ、光ファイバのコア偏心方
向を常に位置決め突起の方向に合わせておくことができ
る。また、圧着部材を圧着固定するときに、同時に耐張
力部材と光ファイバコードを固定できるため、組立が簡
単になる。さらに、偏心方向合わせをすべての方向につ
いて行えるため、正確にファイバコア偏心方向と位置決
め突起の方向を合わせることができる。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係わる光コネクタの位置決め機構の一
実施例を示す分解斜視図、第2図は同光コネクタの位置
決め機構の縦断面図である。フェルール15はその中心軸
部に光ファイバ16を保持固定するように構成されてお
り、かつこのフェルール15の長手方向ほぼ中央部にはつ
ば17が設けられていると共に、このつば17より右側の外
周部にはばね18が嵌装されている。また、フェルール15
の外周部に位置する筒状部材19には、その前端部に位置
決め突起20が設けられており、かつ後端部には切欠き部
21が設けられている。さらに、筒状部材19の後部に位置
する圧着部材22の前端部には回転防止突起23が設けられ
ている。
実施例を示す分解斜視図、第2図は同光コネクタの位置
決め機構の縦断面図である。フェルール15はその中心軸
部に光ファイバ16を保持固定するように構成されてお
り、かつこのフェルール15の長手方向ほぼ中央部にはつ
ば17が設けられていると共に、このつば17より右側の外
周部にはばね18が嵌装されている。また、フェルール15
の外周部に位置する筒状部材19には、その前端部に位置
決め突起20が設けられており、かつ後端部には切欠き部
21が設けられている。さらに、筒状部材19の後部に位置
する圧着部材22の前端部には回転防止突起23が設けられ
ている。
以上のように構成されたフェルール15、筒状部材19およ
び圧着部材22を組み立てる際には、まずフェルール15を
筒状部材19の前方から挿入し、この筒状部材19の後部か
らその前端部側を突出させる。そして、フェルール15の
突出した部分に圧着部材22を、筒状部材19に1箇所以上
設けられた切欠き部21に、この切欠き部21よりわずかに
小さく形成された回転防止突起23を嵌合させた状態で圧
着固定する。
び圧着部材22を組み立てる際には、まずフェルール15を
筒状部材19の前方から挿入し、この筒状部材19の後部か
らその前端部側を突出させる。そして、フェルール15の
突出した部分に圧着部材22を、筒状部材19に1箇所以上
設けられた切欠き部21に、この切欠き部21よりわずかに
小さく形成された回転防止突起23を嵌合させた状態で圧
着固定する。
このようにフェルール15に圧着部材22を圧着固定した場
合、このフェルール15に保持固定されている光ファイバ
16のコア偏心方向を、筒状部材19の位置決め突起20の方
向に合わせておけば、回転防止突起23が切欠き部21に引
っ掛かり、フェルール15の回転を押さえているので、常
に光ファイバ16のコア偏心方向は位置決め突起20の方向
に固定される。また、光ファイバ16のコア偏心方向を位
置決め突起20の方向に合わせる作業も、圧着部材22をフ
ェルール15に圧着固定する前ならば、あらゆる方向に合
わせることが可能なため、正確に合わせることができ
る。
合、このフェルール15に保持固定されている光ファイバ
16のコア偏心方向を、筒状部材19の位置決め突起20の方
向に合わせておけば、回転防止突起23が切欠き部21に引
っ掛かり、フェルール15の回転を押さえているので、常
に光ファイバ16のコア偏心方向は位置決め突起20の方向
に固定される。また、光ファイバ16のコア偏心方向を位
置決め突起20の方向に合わせる作業も、圧着部材22をフ
ェルール15に圧着固定する前ならば、あらゆる方向に合
わせることが可能なため、正確に合わせることができ
る。
また、圧着部材22を圧着固定する際に、同時に耐張力部
材24と光ファイバコード25を固定することができるた
め、光コネクタの組立が圧着のみで完了する。このた
め、光ファイバ16のコア偏心方向を間違えることも少な
くなる。
材24と光ファイバコード25を固定することができるた
め、光コネクタの組立が圧着のみで完了する。このた
め、光ファイバ16のコア偏心方向を間違えることも少な
くなる。
以上説明したように本発明に係わる光コネクタの位置決
め機構によれば、筒状部材の切欠き部に圧着部材の回転
防止突起を合わせてフェルールに圧着固定した構成とす
ることにより、筒状部材の位置決め突起に対してフェル
ールが回転することを防止でき、これによって光ファイ
バのコア偏心方向を常に位置決め突起の方向に合わせて
おくことができる。また、圧着部材を圧着固定すると同
時に耐張力部材と光ファイバコードを固定できる構造の
ため、組立も簡単に行える。このため、部品点数が少な
く、構造が簡単で、しかも組立時間を短縮できるという
効果を奏する。
め機構によれば、筒状部材の切欠き部に圧着部材の回転
防止突起を合わせてフェルールに圧着固定した構成とす
ることにより、筒状部材の位置決め突起に対してフェル
ールが回転することを防止でき、これによって光ファイ
バのコア偏心方向を常に位置決め突起の方向に合わせて
おくことができる。また、圧着部材を圧着固定すると同
時に耐張力部材と光ファイバコードを固定できる構造の
ため、組立も簡単に行える。このため、部品点数が少な
く、構造が簡単で、しかも組立時間を短縮できるという
効果を奏する。
さらに、本発明機構によれば、偏心方向合わせをすべて
の方向について行えるため、正確にファイバコア偏心方
向と位置決め突起の方向を合わせることができるという
効果も有する。
の方向について行えるため、正確にファイバコア偏心方
向と位置決め突起の方向を合わせることができるという
効果も有する。
第1図は本発明に係わる光コネクタの位置決め機構の一
実施例を示す分解斜視図、第2図は同光コネクタの位置
決め機構の縦断面図、第3図は従来の機構の一例を示す
断面斜視図、第4図は従来の機構の他の例を示す縦断面
図、第5図は第4図の正面図である。 15……フェルール、16……光ファイバ、 19……筒状部材、20……位置決め突起、 21……切欠き部、22……圧着部材、 23……回転防止突起。
実施例を示す分解斜視図、第2図は同光コネクタの位置
決め機構の縦断面図、第3図は従来の機構の一例を示す
断面斜視図、第4図は従来の機構の他の例を示す縦断面
図、第5図は第4図の正面図である。 15……フェルール、16……光ファイバ、 19……筒状部材、20……位置決め突起、 21……切欠き部、22……圧着部材、 23……回転防止突起。
Claims (1)
- 【請求項1】中心軸部に光ファイバを保持固定するフェ
ルールと、このフェルールの外周部に位置しかつ前端部
に位置決め突起を有すると共に、後端部に切欠き部を設
けた筒状部材と、この筒状部材の後部に位置しかつ前端
部に回転防止突起を設けた圧着部材とから構成され、前
記筒状部材の切欠き部と前記圧着部材の回転防止突起を
嵌合させた状態で前記フェルールに圧着部材を圧着固定
したことを特徴とする光コネクタの位置決め機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15967189A JPH06100697B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 光コネクタの位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15967189A JPH06100697B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 光コネクタの位置決め機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0325405A JPH0325405A (ja) | 1991-02-04 |
JPH06100697B2 true JPH06100697B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=15698791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15967189A Expired - Lifetime JPH06100697B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 光コネクタの位置決め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100697B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5212752A (en) * | 1992-05-27 | 1993-05-18 | At&T Bell Laboratories | Optical fiber ferrule connector having enhanced provisions for tuning |
US5588079A (en) * | 1995-02-17 | 1996-12-24 | Nec Corporation | Optical connector |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP15967189A patent/JPH06100697B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0325405A (ja) | 1991-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5953476A (en) | Optical connector | |
US5668906A (en) | Connector assembly for elongated elements | |
JP2000081541A (ja) | 光ファイバコネクタ | |
JPH11231171A (ja) | 光コネクタ、それに使用される支持部材、及び光ファイバコードと光コネクタとの組立方法 | |
US9746618B2 (en) | L-angle type optical connector | |
JPS61129605A (ja) | 光コネクタ | |
JPH06100697B2 (ja) | 光コネクタの位置決め機構 | |
JPH10142451A (ja) | 光コネクタ | |
US7204643B2 (en) | Method of producing a receptacle-type optical connector | |
JPS58211724A (ja) | 光フアイバ−線用コネクタ | |
JPH0756053A (ja) | 光コネクタフェルールの回転止め構造 | |
JP3451756B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JPH01116604A (ja) | 光コネクタ | |
US7416348B2 (en) | Optical connector excellent in assemblability and dimensional accuracy | |
JPH08643Y2 (ja) | 光コネクタエレメント | |
JP2656498B2 (ja) | 光コネクタプラグ | |
JPH01186906A (ja) | 光コネクタ | |
JP2935849B2 (ja) | 光コネクタ | |
JP2508705B2 (ja) | フエル−ル回り止め機能付き光コネクタ | |
JP2989334B2 (ja) | 光コネクタ | |
JPS6328831Y2 (ja) | ||
JPH0746890Y2 (ja) | 光コネクタのエレメント調心治具 | |
JPH04247414A (ja) | 光コネクタ | |
JP2002040296A (ja) | 光コネクタ及び光コネクタ用アダプタ | |
JP3044230U (ja) | 光ケーブル用コネクタープラグ |