JP2656498B2 - 光コネクタプラグ - Google Patents
光コネクタプラグInfo
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- JP2656498B2 JP2656498B2 JP16973387A JP16973387A JP2656498B2 JP 2656498 B2 JP2656498 B2 JP 2656498B2 JP 16973387 A JP16973387 A JP 16973387A JP 16973387 A JP16973387 A JP 16973387A JP 2656498 B2 JP2656498 B2 JP 2656498B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrule
- optical connector
- connector plug
- optical fiber
- cylindrical member
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ファイバ用コネクタに係わり、特に、部
品点数を少なくした光コネクタプラグに関する。
品点数を少なくした光コネクタプラグに関する。
光コネクタとは、ほとんどすべての光通信装置、光応
用機器に使用されているデバイスであり、光ファイバ同
士、あるいは光ファイバと発光、受光素子等の接続に不
可欠なデバイスである。
用機器に使用されているデバイスであり、光ファイバ同
士、あるいは光ファイバと発光、受光素子等の接続に不
可欠なデバイスである。
従来の光コネクタの代表的な例を第５図に示す。この
光コネクタにおいては、フェルール１の中心部に光ファ
イバを保持固定し、２本のフェルール１を互いに対向さ
せて接続する構造となっている。しかしながら、厳密に
光ファイバをフェルール１の中心に位置せしめることは
困難であり、現実的には光ファイバの中心とフェルール
１の中心には、１μｍ程度のずれ、すなわち偏心が生じ
てしまう。そこで、実際の光コネクタでは、フェルール
１内の光ファイバの偏心方向がある基準に対して一定の
方向に位置するように、言い換えれば光ファイバの偏心
方向に合わせて、回転止め等の位置基準となる部品を位
置固定している。第５図で言えば、キーリング２の突起
部がフェルール１の偏心方向に合わせて位置決めされる
ようになっている。
光コネクタにおいては、フェルール１の中心部に光ファ
イバを保持固定し、２本のフェルール１を互いに対向さ
せて接続する構造となっている。しかしながら、厳密に
光ファイバをフェルール１の中心に位置せしめることは
困難であり、現実的には光ファイバの中心とフェルール
１の中心には、１μｍ程度のずれ、すなわち偏心が生じ
てしまう。そこで、実際の光コネクタでは、フェルール
１内の光ファイバの偏心方向がある基準に対して一定の
方向に位置するように、言い換えれば光ファイバの偏心
方向に合わせて、回転止め等の位置基準となる部品を位
置固定している。第５図で言えば、キーリング２の突起
部がフェルール１の偏心方向に合わせて位置決めされる
ようになっている。
このような構造により、任意の光コネクタプラグ同士
の組み合わせでも、互いの光ファイバ間の位置ずれ量を
小さくすることができるため、低ロス接続を得ることが
できる。この偏心方向合わせ方法は、光コネクタプラグ
にとってひとつの重要なポイントとなる。
の組み合わせでも、互いの光ファイバ間の位置ずれ量を
小さくすることができるため、低ロス接続を得ることが
できる。この偏心方向合わせ方法は、光コネクタプラグ
にとってひとつの重要なポイントとなる。
また、もうひとつの光コネクタプラグの構造上の重要
な点は、光ファイバケーブルの固定方法である。一般的
な光ファイバケーブルの構造は、光ファイバ心線の外周
上にケブラと呼ばれる耐張力部材３が添えられ、さらに
その外側が外被４でおおわれている。
な点は、光ファイバケーブルの固定方法である。一般的
な光ファイバケーブルの構造は、光ファイバ心線の外周
上にケブラと呼ばれる耐張力部材３が添えられ、さらに
その外側が外被４でおおわれている。
第５図に示された、従来の光コネクタにおいて耐張力
部材３は、ねじの推力を利用してブッシュ５とストッパ
６との間に挟みつけられて固定されている。なお、第５
図において符号７はホルダーである。
部材３は、ねじの推力を利用してブッシュ５とストッパ
６との間に挟みつけられて固定されている。なお、第５
図において符号７はホルダーである。
ケブラの固定方法としては、上記例の他に例えば、実
用新案登録願60−070499号、あるいは実用新案登録願61
−004125号等に示されているように、圧着による固定方
法等が考えられている。
用新案登録願60−070499号、あるいは実用新案登録願61
−004125号等に示されているように、圧着による固定方
法等が考えられている。
さて、上述した従来の光コネクタにおいては、光ファ
イバの偏心方向合わせのための機構部分と、耐張力部材
３の固定部分がそれぞれ分離された構造となっているた
め、全体の光コネクタプラグとしての構成部品点数が多
くなってしまうという欠点がある。
イバの偏心方向合わせのための機構部分と、耐張力部材
３の固定部分がそれぞれ分離された構造となっているた
め、全体の光コネクタプラグとしての構成部品点数が多
くなってしまうという欠点がある。
本発明の光コネクタプラグは、軸方向に複数個の溝を
有するフェルールと、このフェルールの溝に嵌合する突
起部を内周部に有しかつ先端部に突出部を設けた筒状部
材から構成される。そして、耐張力部材は、前記フェル
ールと筒状部材との間に挟持され、筒状部材を圧縮して
カシメられる。
有するフェルールと、このフェルールの溝に嵌合する突
起部を内周部に有しかつ先端部に突出部を設けた筒状部
材から構成される。そして、耐張力部材は、前記フェル
ールと筒状部材との間に挟持され、筒状部材を圧縮して
カシメられる。
本発明に係る光コネクタプラグにあっては、光ファイ
バ偏心方向合わせと、耐張力部材の固定をフェルールと
筒状部材の２部品で実現できるので、部品点数の削減を
図れる。
バ偏心方向合わせと、耐張力部材の固定をフェルールと
筒状部材の２部品で実現できるので、部品点数の削減を
図れる。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第１図は本発明の光コネクタプラグの一実施例を示す
縦断面図、第２図は第１図のII−II線断面図、第３図は
フェルールの斜視図、第４図は筒状部材の斜視図であ
る。
縦断面図、第２図は第１図のII−II線断面図、第３図は
フェルールの斜視図、第４図は筒状部材の斜視図であ
る。
フェルール８には、その中心部に光ファイバ９が固定
されており、その外周部には円周方向に等間隔おきに複
数の溝部10が設けられている。また、筒状部材11には、
前記したフェルール８の外径より大きい内周部12と、フ
ェルール８の溝部10と嵌合するごとく内方に突出した突
起部13が設けられている。また、筒状部材11の先端部に
は、光コネクタプラグの回り止めの役割りもする突出部
14が設けられている。この突出部14は、フェルール８内
の光ファイバ９が偏心している方向に最も近くなる位置
に位置決めされるように、フェルール８の溝部10と、筒
状部材11の突起部13の組み合わせを選ぶことができるよ
うになっている。
されており、その外周部には円周方向に等間隔おきに複
数の溝部10が設けられている。また、筒状部材11には、
前記したフェルール８の外径より大きい内周部12と、フ
ェルール８の溝部10と嵌合するごとく内方に突出した突
起部13が設けられている。また、筒状部材11の先端部に
は、光コネクタプラグの回り止めの役割りもする突出部
14が設けられている。この突出部14は、フェルール８内
の光ファイバ９が偏心している方向に最も近くなる位置
に位置決めされるように、フェルール８の溝部10と、筒
状部材11の突起部13の組み合わせを選ぶことができるよ
うになっている。
また、光ファイバケーブルの耐張力部材であるケブラ
15は、フェルール８と筒状部材11との間に挟持され、こ
の筒状部材11を圧縮変形することにより、両者間に圧着
固定されている。なお、符号16は筒状部材11の圧着部を
示している。
15は、フェルール８と筒状部材11との間に挟持され、こ
の筒状部材11を圧縮変形することにより、両者間に圧着
固定されている。なお、符号16は筒状部材11の圧着部を
示している。
本実施例では、フェルール８の後部のケブラ圧着部分
に、ローレット加工部17が設けられている。これは、ケ
ブラ15が圧着固定された場合に耐引張り力を向上させる
ためである。また、光ファイバケーブルの外被18は、筒
状部材11の後端部19内に圧着か、もしくは接着等の方法
で固定されている。なお、第１図において符号20はツマ
ミであり、このツマミ20の長手方向中間部内周面にはス
ナップリング21が固定されている。
に、ローレット加工部17が設けられている。これは、ケ
ブラ15が圧着固定された場合に耐引張り力を向上させる
ためである。また、光ファイバケーブルの外被18は、筒
状部材11の後端部19内に圧着か、もしくは接着等の方法
で固定されている。なお、第１図において符号20はツマ
ミであり、このツマミ20の長手方向中間部内周面にはス
ナップリング21が固定されている。
以上説明したように本発明に係る光コネクタプラグ
は、フェルールに軸方向に複数の溝を設け、一方フェル
ールの外周部に位置する筒状部材の内周部にはフェルー
ルの溝に嵌合する突起部を有した構造としている。ま
た、筒状部材の先端部には、位置決め機能を兼ねる回転
止め用の突出部を有している。そして、光ファイバの耐
張力部材は、フェルールの外周部の溝を設けていない部
分と筒状の内周部との間に圧着によって固定される。
は、フェルールに軸方向に複数の溝を設け、一方フェル
ールの外周部に位置する筒状部材の内周部にはフェルー
ルの溝に嵌合する突起部を有した構造としている。ま
た、筒状部材の先端部には、位置決め機能を兼ねる回転
止め用の突出部を有している。そして、光ファイバの耐
張力部材は、フェルールの外周部の溝を設けていない部
分と筒状の内周部との間に圧着によって固定される。
このような構造により、本発明は光コネクタプラグに
おける重要な機能である、光ファイバ偏心方向合わせ
と、耐張力部材の固定をフェルールと筒状部材の２部品
で実現できるという効果を有する。また、部分品数の削
減により、組み立て作業の簡略化、部品コトスの低下に
より、低価格な光コネクタプラグを提供できる。
おける重要な機能である、光ファイバ偏心方向合わせ
と、耐張力部材の固定をフェルールと筒状部材の２部品
で実現できるという効果を有する。また、部分品数の削
減により、組み立て作業の簡略化、部品コトスの低下に
より、低価格な光コネクタプラグを提供できる。
第１図は本発明の光コネクタプラグの一実施例を示す縦
断面図、第２図は第１図のII−II線断面図、第３図は本
発明のフェルールの斜視図、第４図は本発明の筒状部材
の斜視図、第５図は従来の光コネクタプラグの断面斜視
図である。 ８……フェルール、 ９……光ファイバ、 10……溝部、 11……筒状部材、 13……突起部、 14……突出部、 15……ケブラ、 16……圧着部、 17……ローレット加工部。
断面図、第２図は第１図のII−II線断面図、第３図は本
発明のフェルールの斜視図、第４図は本発明の筒状部材
の斜視図、第５図は従来の光コネクタプラグの断面斜視
図である。 ８……フェルール、 ９……光ファイバ、 10……溝部、 11……筒状部材、 13……突起部、 14……突出部、 15……ケブラ、 16……圧着部、 17……ローレット加工部。
フロントページの続き (72)発明者 田辺 秀弥 東京都港区西新橋３丁目20番４号 日本 電気エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡辺 富男 神奈川県川崎市多摩区東生田１丁目３番 ５号 株式会社川島製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−79405（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−28909（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】外周部の軸方向に複数の溝を有するフェル
ールと、このフェルールの溝と嵌合する突起部を内周部
に有しかつ先端部に突出部を有する筒状部材とから構成
され、光ファイバケーブルの耐張力部材を前記フェルー
ルと筒状部材との間に挟持し、前記筒状部材を圧縮変形
することによりフェルールと筒状部材との間に圧着固定
して成ることを特徴とする光コネクタプラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16973387A JP2656498B2 (ja) | 1987-07-09 | 1987-07-09 | 光コネクタプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16973387A JP2656498B2 (ja) | 1987-07-09 | 1987-07-09 | 光コネクタプラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6415709A JPS6415709A (en) | 1989-01-19 |
| JP2656498B2 true JP2656498B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=15891841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16973387A Expired - Fee Related JP2656498B2 (ja) | 1987-07-09 | 1987-07-09 | 光コネクタプラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2656498B2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-09 JP JP16973387A patent/JP2656498B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6415709A (en) | 1989-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |