JPH061003B2 - コ−ナ−パネルの製造方法 - Google Patents

コ−ナ−パネルの製造方法

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JPH061003B2
JPH061003B2 JP21185585A JP21185585A JPH061003B2 JP H061003 B2 JPH061003 B2 JP H061003B2 JP 21185585 A JP21185585 A JP 21185585A JP 21185585 A JP21185585 A JP 21185585A JP H061003 B2 JPH061003 B2 JP H061003B2
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千賀治 藤井
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Tostem Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、バスルームユニットにおけるコーナーパネ
ル等の種々の曲折部分に使用される合成樹脂発泡体を封
入したサンドイッチパネルの製造方法に関する。
(従来技術及びその問題点) 断熱用パネル材として二枚の面板間にウレタンフオーム
等の合成樹脂発泡体を挟んだサンドイッチパネルが汎用
されており、例えばバスルームユニットにおいては周壁
部の壁パネルや天井パネルとして使用されている。
このようなバスルームユニットにあっては、その設置部
位の隅に例えば第10図の如き建物躯体1の天井側にわ
たされた梁2あるいは第11図の如き壁側の配管3等の障
害物が存在する場合、設置部の空間を最大限に利用する
にはバスルームユニット4のコーナー部に障害物に対応
した凹部を構成する断面L字形のコーナーパネル5を用
いる必要がある。
しかしてコーナーパネル5としては、従来から両側片部
5a,5aを夫々別体のサンドイッチパネルにて形成し、
これを取付け現場でコーナー部に合わせて連結するよう
にしているが、これでは部品点数が多く、かつ連結作業
に多くの手間と時間を必要とし、製作コストが高く付
き、更には連結金物が外部に露呈するため外観上の体裁
が悪いという難点がある。
上記の難点を解消するため、最近では、予めL字型に曲
げ加工した二枚の面板を周囲の縁板を介して対向配置
し、構成される空間内に発泡性合成樹脂液を注入発泡
し、この発泡体の接着力により両面板と縁板とを一体化
する方法によって製造されている。
ところが、この従来の製造方法では、注入発泡時に両面
板を両側から押える押え型として、面板の曲折形状(コ
ーナー部)に対応した特殊形状のものが必要であること
から、設備コストが非常に高く付き、また応力が集中し
易いコーナー部の内部に合成樹脂発泡体が存在するだけ
であるため強度的に弱く、しかもL字形であることから
嵩ばって運搬および保管に大きなスペースが必要になる
という問題点があった。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、強度および外観に優れてしかも嵩ばらぬ平板
状で運搬および保管できるコーナーパネルを容易に低コ
ストで製造する方法を提供することを目的としている。
すなわち、この発明のコーナーパネルの製造方法は、一
枚の板材からなる一方の面板と、これより幅の狭い複数
枚の板材からなる他方の面板とを対向配置すると共に、
上記一方の面板と他方の面板全周囲との間に縁板を配し
て複数の中空パネル部を形成し、かつ隣接する中空パネ
ル部の境界位置において対向する両側の縁板を、上記一
方の面板側から他方の面板側へかけて両縁板間で所要の
開き角度(挟角)をなすテーパ型縁板にて構成し、各中
空パネル部に発泡性合成樹脂液を注入発泡させて一体の
サンドイッチパネルとした後、上記境界位置で上記一方
の面板を折り曲げて両側のテーパ型縁板を互に重合する
ことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第1図において、11は一枚の平板からなる一方の面板、
12は二枚の平板からなる他方の面板であり、共に所要の
着色塗装や着色被膜を施しプレコーテングされたアルミ
板にて製作されている。13は曲折部に使用する一対のテ
ーパ型縁板、14,15は端部の結合用縁板であり、これら
はいずれもアルミニウムまたはその合金等の押出型材製
である。
しかして、テーパ型縁板13は、傾斜角45°の2段状の傾
斜壁部13aとその両端より一面側に張出する側壁部13
b,13cとから断面略コ字枠状に構成されており、傾斜
壁部13aの段部に高段側から低段側へ内向き鉤片13dが
長手方向に条設されている。また一方の結合用縁板14
は、低壁部14aと両側壁部14b,14cとから嵌合用溝16
を構成する断面略コ字枠条で、両側壁部14b,14cの先
端が対向側に突出して嵌合用溝16の開口部16aを幅狭と
なすと共に内方側へ末広がり状に形成され、かつ一方の
側壁部14b側に嵌合用溝16と同側に開放するパッキン受
け溝17と外側方に開放する面板係合溝18が設けてある。
更に他方の結合用縁板15は、基壁部15aと両側壁部15
b,15cとからなる断面略コ字枠状で、一方の側壁部15
bに上記同様の面板係合溝18とこれより基壁部15a側に
位置して外側方に開放する連結部材取付溝19とが設けて
ある。
コーナーサンドイッチパネルを形成するには、まず第1
図で示すように、一方の一枚板からなる面板11の一面側
全周に結合用縁板14,15をそれらの一方の側壁部14b,
15bで重合するように配置し、該面板11のL字形に折曲
した周縁部11a,11aを面板係合溝18に係合する一方、
面板11の一面側の略中央部に一対のテーパ型縁板13,13
を一方の側壁部13b,13bで重合するように配置し、か
つ両テーパ型縁板13,13の傾斜壁部13a,13aの一端側
同志を面板11側で当接させ、他方の二枚の面板12,12を
それぞれテーパ型縁板13の他方の側壁部13cと結合用縁
板14,15の他方の側壁部14c,15c上に重合することに
より、2つの中空パネル部10a,10aを形成する。次に
両中空パネル部20,20内に発泡性合成樹脂液を注入発泡
して硬質ウレタンフォーム等の合成樹脂発泡体層21,21
を形成する。この注入発泡により、面板11および12,12
と縁板13,14,15が発泡樹脂の接着力を介して一体に固
着され、第2図一点鎖線の如く2つのパネル部22,22を
有する平板状のサンドイッチパネルが得られる。しかし
てこのパネルは、パネル部22,22の境界P位置では厚み
方向に一方の面板11が存在するのみとなり、また該境界
P位置にある両テーパ型縁板13,13の傾斜壁部13a,13
a間で他方の面板12側へ90°の開き角度θをなすように
配置している。次に境界P位置においてパネルを面板12
側へ折り曲げて両テーパ型縁板13,13の傾斜壁部13a,
13aを重合させることにより、第2図実線の如く両パネ
ル部22,22が直角に配置したコーナーサンドイッチパネ
ル10aが得られる。
上記構成のサンドイッチパネル10aでは、その製造にお
ける注入発泡工程において全体が平板状であることから
両側より挟み付ける押え型として既存の平板状サンドイ
ッチパネル用と同様のものを使用できる。しかも注入発
泡後の折り曲げ操作は、境界P部分が面板11のみからな
るため、格別なプレス装置等を必要とせず、施工現場で
も極めて簡単かつ容易に行える。従って折り曲げ加工前
の嵩ばらない平板形態で運搬や保管を行うことが可能で
ある。
上記のコーナーサンドイッチパネル10aをバスルームユ
ニット等のコーナーパネルとして取付けるには、第3図
で示すように、相手方の平板状サンドイッチパネルとし
て端部にそれぞれコーナーサンドイッチパネルのものと
同一構造の結合用縁板14と15のいずれか一方を取付けた
パネル23a,23bを使用し、パネル23aとコーナーサン
ドイッチパネル10aの両結合用縁板15,15の連結部材係
合溝19,19にそれぞれ、断面略U字状の連結部材24をそ
の両側係止片24a,24aで係合して長手方向に摺動自在
に取付け、両連結部材24,24の断面略菱形の頭部24b,
24bをそれぞれコーナーサンドイッチパネル10aと平板
状サンドイッチパネル23bの各結合用縁板14,14の嵌合
用溝16にスライド方式で嵌合させればよい。25は各結合
用縁板14のパッキン受け溝17に嵌着したゴム製等の帯板
状パッキン、26はコーナーサンドイッチパネル10aと平
板状サンドイッチパネル23a,23bとの連結部内面側に
設けたコーキング材である。
尚、上記のコーナーサンドイッチパネル10aではテーパ
型縁板13,13の面板12側に形成される溝部27に断面コ字
状の嵌合部材28を嵌合し、その両側片28a,28a間で縁
板13,13の重合した鉤片13d,13dを挟み付けることに
より、曲折部分を強固に固定している。
このような曲折部分の固定手段としては、上述の如き嵌
合部材28を用いる方法の他に、例えば第4図の如くアン
グル材29を介して両テーパ型縁板13,13の側壁部13c,
13cをビス止め30する方法、第5図の如く両テーパ型縁
板13,13に相互に係合する鉤形等の係止部13e,13fを
設けて両者を圧嵌する方法、第6図の如く両テーパ型縁
板13,13を相互間に係止溝31a,31aを有する挿入枠部
31が構成される断面形状とし、一隅を切欠した方形筒状
の挿嵌部材32をスライド方式で嵌挿する方法、第7図で
示すように両テーパ型縁板13,13の傾斜壁部13a,13a
に凹所13g,13gを形成してその内側に接着剤またはシ
ール材33を充填して接着固定する方法等、種々の方法を
採用でき、両テーパ型縁材13,13は採用する方法に応じ
た断面構造とすればよい。
また、折り曲げ加工を施す前の平板形態における両テー
パ型縁板13,13の開き角度θは、上述の如く90°以外に
用途に応じて種々変更可能である。例えば第8図Aのよ
うに開き角度θを90°より小さくすることにより、第8
図Bの如き曲折角度が広角であるコーナーサンドイッチ
パネル10bを製作でき、逆に開き角度を90°より大きく
とれば、曲折角度が狭角のものが得られる。
更にこの発明においては、第9図Aの如くそれぞれ所要
の開き角度θを有する境界Pで仕切られた3以上のパネ
ル部22,22…を構成し、各境界部で折り曲げることによ
り、第9図Bの如く複数の曲折部を有するサンドイッチ
パネル10cを製作することが可能であり、また多角形の
環状体とすることも可能である。
尚、コーナーサンドイッチパネルと平板状サンドイッチ
パネル等の他の部材との結合構造は第3図で示す以外に
種々変更可能であることは言うまでもない。
(発明特有の効果) この発明方法によれば、対向する面板間の合成樹脂発泡
体層を形成する注入発泡工程においてパネル全体が平板
状であることから、両側より挟み付ける押え型として既
存の平板状サンドイッチパネル用と同様のものを使用で
き、設備コストが低減され、しかも折り曲げ操作は一方
の面板のみが存在する境界位置で行うことから、格別な
プレス装置等を必要とせず、施工現場でも極めて簡単か
つ容易に行え、従って運搬や保管に際しては折り曲げ加
工前の嵩ばらない平板形態で扱うことが可能である。
更にこの発明方法にて得られるコーナーサンドイッチパ
ネルは、一方の面板の折り曲げ部分が一対のテーパー型
縁板に裏当されているために、その折り曲げ部分がシャ
ープになり、収縮じわを生じる惧れがなく外観的、かつ
強度的に優れているという特徴がある。
加えてこの発明によれば、対をなすテーパ型縁板の開き
角度を変えることにより、種々の折曲角度のサンドイッ
チパネルや複数の折曲部を有するサンドイッチパネルを
容易に製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図はこの発明の実施例を示すものであっ
て、第1図および第2図は曲折サンドイッチパネルの製
造方法を工程順に示す断面図、第3図は上記パネルの取
付状態の断面図、第4図〜第7図は同パネルの折曲部の
固定構造例を示す要部の断面図、第8図A,Bおよび第
9図A,Bは上記パネルの他の構成例を示す概略側面図
であり、第10図はバスルームユニットの設置状態の縦断
面図、第11図は同横断面図である。 10a,10b,10c…コーナーサンドイッチパネル、11,
12…面板、13…テーパ型縁板、14,15…結合用縁板、20
…中空パネル部、21…合成樹脂発泡体層、P…境界位
置、θ…開き角度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚の板材からなる一方の面板と、これよ
    り幅の狭い複数枚の板材からなる他方の面板とを対向配
    置すると共に、上記一方の面板と他方の各面板全周との
    間に縁板を配して複数の中空パネル部を形成し、かつ隣
    接する中空パネル部の境界位置において対向する両側の
    縁板を、上記一方の面板側から他方の面板側へかけて両
    縁板間で所要の開き角度(挟角)をなすテーパ型縁板に
    て構成し、各中空パネル部に発泡性合成樹脂液を注入発
    泡させて一体のサンドイッチパネルとした後、上記境界
    位置で上記一方の面板を折り曲げて両側のテーパ型縁板
    を互に重合することを特徴とするコーナーパネルの製造
    方法。
JP21185585A 1985-09-24 1985-09-24 コ−ナ−パネルの製造方法 Expired - Lifetime JPH061003B2 (ja)

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JPH0619695Y2 (ja) * 1988-01-08 1994-05-25 松下電工株式会社 パネル
JPH07107318B2 (ja) * 1990-06-26 1995-11-15 三菱化学株式会社 複合板の折曲げ加工方法
DE102016218596B3 (de) * 2016-09-27 2018-01-11 Thyssenkrupp Ag Halbzeug mit Funktionselementen für Bauteile, Bauteil aus diesem Halbzeug sowie Verfahren für die Bauteilherstellung

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