JP3006787B2 - 内外壁パネル材の接合構造及び内外壁パネル材 - Google Patents

内外壁パネル材の接合構造及び内外壁パネル材

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JP3006787B2 JP10055050A JP5505098A JP3006787B2 JP 3006787 B2 JP3006787 B2 JP 3006787B2 JP 10055050 A JP10055050 A JP 10055050A JP 5505098 A JP5505098 A JP 5505098A JP 3006787 B2 JP3006787 B2 JP 3006787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糧物の屋根や内外
壁面に使用するのに好適な内外壁パネル材の接合構造及
び内外壁パネル材の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ウレタンフォームなどからな
る平板状の断熱材表面に薄い金属製(またはプラスチッ
ク製)外板材を接着し、金属板で断熱材を挟み込んだ構
造のパネル材が用いられている。この種のパネル材は、
プレハブ式の工場や、ユニットハウスさらには貨物を運
搬するコンテナなどに広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のパネル材を屋
根部分(例えばプレハブ式工場)に用いるときは、複数
のパネル材を準備して屋根の大きさに対応するように隣
接するパネル材を接合して用いる。各パネル材は、表面
を外板材で被覆してあるため、それ自体水を通すことが
ないが、図12(A)に示すように、芯材101の表面
に外板材として断面波形の金属板102を接着した構造
のパネル材103、104を接合すると次のような問題
を生じる。
【0004】このパネル材103、104は、金属板1
02の端部分を他方の金属板102に重ね合わせ、その
上からビス止め105、106すると接合することがで
き、こうすると、芯材101同士の接合端面107は、
2枚の金属板102により被覆されるため、屋外に露出
させても直接雨水に触れることがない。
【0005】ところが、2枚の金属板102は、重なっ
てはいるがまったくの隙間がないほど緊密に接している
わけではなく、その間にはごく狭い微小な隙間が形成さ
れている。このため、金属板102の端部102aから
この隙間を辿って雨水が浸入(いわゆる毛細管現象)し
てしまい、パネル接合端面107からその内側に浸入し
てしまうおそれがあった。
【0006】また、パネル材108、109の接合方法
には同図(B)に示す方法もある。この方法は、接合部
分の隙間にコーキング110を施した上で腐食防止用の
保護部材111を被着させ、さらにその上からビス止め
により保護部材111を固着して接合するものである。
ところが、この方法によると、接合作業に大変手間がか
かり、コーキングやビス止め等、熟練者による作業を要
する関係で施工コストが割高になるという欠点があっ
た。
【0007】そこで、本発明者は、かかる問題点を解決
することを目的として検討を進めたところ、パネル材同
士の接合に関与する部分の構造に改良を加えることによ
り課題を解決し得ることを着想し、本発明の完成に至っ
たものである。すなわち本発明は、パネル材の接合部分
からの水の浸入がなく、なおかつ容易に離脱しない丈夫
な接合状態が得られ、その上、構造が簡素であるため施
工も簡便になる内外壁パネル材、パネル材の接合キャッ
プ、パネル材の接合構造を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、平板状芯材の少なくとも片側表面に略同形状
の外板材を固着した構成を有する内外壁パネル材であっ
て、上記外板材は、幅方向両側から略均等幅を確保して
交差方向に沿う凹状または凸状の係合リブを形成してあ
る内外壁パネル材に特徴がある。
【0009】このパネル材は、外板材に対して係合リブ
を含む所定幅の部分を直交状に折り曲げて立上片を形成
し、隣接するパネル材の立上片を内側に納めるように接
合キャップを被着させると、接合キャップが係合リブに
係合し、これにより接合することができる。
【0010】本発明の内外壁パネル材は、前記外板材
は、幅方向両側から略均等の折返幅を確保して交差方向
に沿う凹状の折返リブを前記係合リブよりも内側に形成
してある内外壁パネル材が好ましい。これにより、立上
片の形成が容易になる。
【0011】また、平板状芯材の片側表面に略同形状の
外板材を固着し、その前記一方の折返リブと幅方向端面
との間における折返幅相当部分を除く上記芯材の裏面
に、外板材を固着してある内外壁パネル材とするのがな
お好ましい。
【0012】さらに、前記折返リブの一方に沿って前記
芯材に切り込みが形成されるとともに、他方の折返リブ
と芯材の幅方向端面との間における折返幅相当部分の外
板材が芯材に固着されない内外壁パネル材とするのがな
お一層好ましい。これなら、立上片の形成が一層容易に
なる。
【0013】また、本発明は、少なくとも平板状芯材の
片側表面に当該芯材と略同形状の外板材を固着した構成
を有する内外壁パネル材であって、上記外板材は、幅方
向端部から略均等幅を確保して交差方向に沿い凹状また
は凸状に形成された係合リブを有し、所定の折返幅相当
の高さを有して上記芯材表面から直交する方向に起立す
る立上片が形成され、上記芯材の一方の幅方向端面を上
記立上片と段差のない平坦面状にしてある内外壁パネル
材にも特徴がある。
【0014】このような内外壁パネル材であれば、現場
施工で立上片を形成することなく直ちに接合することが
できる。
【0015】また、前記立上片のいずれか一方を、前記
芯材と同じ厚さの芯材を固着した接合折返部としてある
内外壁パネル材とすることができる。
【0016】この内外壁パネル材としてあれば、接合の
際に立上片の間に芯材を別途嵌め込む手間が省かれる。
【0017】また、平板状芯材の両面に当該芯材と略同
形状の外板材を固着した構成を有する内外壁パネル材で
あって、上記外板材は、幅方向両側から略均等幅を確保
して交差方向に沿う凹状または凸状の係合リブを形成し
てあり、この芯材の幅方向片側端面から係合リブを含む
折返幅を有する部分について、上記一方の外板材及び芯
材を切断及び折曲して接合折返部とし、他方の幅方向端
面からの折返幅相当部分について、その外板材を直交状
に折曲して立上片としてある内外壁パネル材とすること
もできる。
【0018】このような内外壁パネル材であれば、現場
施工で立上片を形成することなく直ちに接合することが
できる。しかも、隣接するパネル材の立上片の間に接合
折返部を介在するようにして接合することができるか
ら、別途芯材を介在させることを要さない。また、パネ
ル材の裏面にも外板材が固着されているため、裏面の損
傷のおそれがない。
【0019】なお、いずれの内外壁パネル材について
も、前記芯材に断熱材、吸音材または防音材のいずれか
を用いてある内外壁パネル材とするのが好ましい。
【0020】また本発明は、平板状芯材の幅方向両側か
ら略均等幅を確保して交差方向に沿って形成された凹状
または凸状の係合リブを有して上記芯材表面から直交す
る方向に起立して折返幅を有する立上片を上記芯材の幅
方向両側に有する内外壁パネル材の接合キャップであっ
て、上記芯材の交差方向に沿う長尺状の天面と、その幅
方向両側に設けた長尺状の側壁面とを有する断面略コの
字状であり、この両側壁面の内面に上記内外壁パネル材
の係合リブに対応する凸状または凹状の係合部を有し、
内外壁パネル材の接合部分に装着したときに当該係合部
が係合リブと凹凸係合し、かつ各側壁面と各立上片との
間に芯材の交差方向に沿う長尺状で係合部または係合リ
ブの突出高に相当する高さの空隙を形成し得るように構
成してある内外壁パネル材の接合キャップにも特徴があ
る。
【0021】このような接合キャップであれば、隣接す
るパネル材の立上片を内側に納めるようにして被着させ
ることができる。このとき、係合部と係合リブとの係合
により容易に離脱しない確実な装着状態が得られ、かつ
その内側に空隙を形成できるため、当該接合部分におけ
る雨水の浸入を効果的に排除することができる。
【0022】上記内外壁パネル材の接合キャップは、前
記両側壁面の先端に互いに対向する係止突起を形成し、
内外壁パネル材の接合部分に装着したときに当該係止突
起と前記係合部との間に芯材の奥行方向に沿う長尺状で
係合部または係合リブの突出高に相当する高さの空隙を
形成し得るように構成してある内外壁パネル材の接合キ
ャップが好ましい。この接合キャップであれば当該接合
部分における雨水の浸入をより効果的に排除でき、しか
も、容易に離脱しないより確実な装着状態が得られる。
【0023】さらに、本発明は、平板状芯材の幅方向両
側から略均等幅を確保して交差方向に沿って形成された
凹状または凸状の係合リブを有して上記芯材表面から直
交する方向に起立し折返幅を有する立上片を上記芯材の
幅方向両側に有し、この一方の立上片と当該芯材の幅方
向端面を段差のない平坦面状にしてある内外壁パネル材
の接合構造であって、各立上片同士の間に所定幅の間隙
を確保し得るように隣接パネル材の幅方向端面を接面さ
せ、この接面部分において対向する立上片を内側に納め
るように、上記芯材の奥行方向に沿う長尺状の天面とそ
の幅方向両側に設けた側壁面とを有する断面コの字状の
接合キャップを装着し、この接合キャップの両側壁面の
内面に形成された係合部が上記立上片の係合リブと凹凸
係合し、かつ接合キャップの各側壁面と各立上片との間
に当該係合部または係合リブの突出高程度の空隙が形成
されている内外壁パネル材の接合構造にも特徴がある。
【0024】このような接合構造であれば、雨水の浸入
がまったくなく、かつ隣接するパネル材の接合状態が容
易に離脱しない構造となる。
【0025】上記の接合構造は、平板状芯材の両面に外
板材が固着され、この外板材の一方が、幅方向両側から
略均等幅を確保して奥行方向に沿って形成された凹状ま
たは凸状の係合リブを有して上記芯材表面から直交する
方向に折返幅で起立する立上片を上記芯材の幅方向両側
に有して構成され、かつこの立上片の一方を上記芯材と
同じ厚さの芯材が固着された接合折返部としてある内外
壁パネル材の接合構造であって、隣接する各パネル材に
ついて、一方の接合折返部と他方の立上片とが接面する
ように隣接パネル材の幅方向端面を接面させ、この接面
部分における接合折返部と立上片とを内側に納めるよう
に、上記芯材の交差方向に沿う長尺状の天面とその幅方
向両側に設けた側壁面とを有する断面コの字状の接合キ
ャップを装着し、この接合キャップの両側壁面の内面に
形成された係合部が上記接合折返部ないし立上片の係合
リブと凹凸係合し、かつ接合キャップの各側面と各立上
片との間に当該係合部または係合リブの突出高程度の空
隙が形成されるように構成してある内外壁パネル材の接
合構造とすることができる。
【0026】このような接合構造とする場合には、設置
面時の裏面にも外板材が配置されることになるため、裏
面の損傷を懸念することなく設置場所を問わない接合構
造とすることができる。
【0027】また、前記内外壁パネル材は、係合リブを
外側凸状に形成するとともに芯材の幅方向端面に奥行方
向に沿う溝を形成し、接合キャップは、芯材の交差方向
に沿う長尺状の天面とその幅方向両側に設けた側壁面と
を有する断面コの字状でかつ当該天面内側面に鉤状突起
を有する係合突起を設けて形成し、この接合キャップを
隣接する上記内外壁パネル材の幅方向端面の接面部分に
装着したときに、当該係合突起が前記接合折返部に対応
する溝に係合し、かつ接合キャップの側壁面内側に上記
凸状の係合リブが当接して接合キャップの各側面と各立
上片との間に当該係合リブの突出高程度の空隙が形成さ
れるように構成してある内外壁パネル材の接合構造とす
ることもできる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例として好適な
実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0029】図1は、本発明にかかる内外壁パネル材1
の断面図を図示したものである。内外壁パネル材1は、
厚肉平板状芯材2の厚さ方向両面に芯材2よりは薄い厚
さで略同形状の外板材3、3aを固着してなるものであ
る。
【0030】芯材2は、幅1m〜1.5m程度、奥行数
m程度であって、その幅方向両端面1a,1aにおいて
厚さ方向略中央部分に幅方向に交差する方向(以下「交
差方向」という(紙面に直交する方向))に沿う適宜深
さの溝2a,2aを形成してある。この芯材2は、発泡
ウレタンフォーム、発泡ポリスチレンフォームなどの材
質を用いて断熱効果をもたせるのが好ましいが、ベニヤ
板でもよく材質はこれらに限定されない。また、吸音性
の高い材質や防音性の高い材質を用いるが好ましく、そ
うすればパネル材1を断熱材はもとより吸音材や防音材
として用いることもできる。
【0031】外板材3は、図示のように、幅方向適宜間
隔を設けて4a〜4gで示される内側凹み状のリブを形
成し、ステンレス、アルミニウムなどの金属材または硬
質の合成樹脂材などから形成してある。この4aは後述
するパネル材の接合キャップ8の装着用に形成した係合
リブ、その内側の4bは外板材3の折返用に形成した折
返リブ、4c,4d,4eは外板材3の補強用に形成し
た補強リブ、4fは外板材3の折返用に形成した折返リ
ブ、4gは接合キャップ8の装着用の係合リブである。
なおこの外板材3は、係合リブ4aの外側縁辺部分の幅
を係合幅w1、折返リブ4bの外側縁辺部分の幅を折返
幅w2としてあり、芯材2に固着するときの間隔(つま
り内外壁パネル材1の厚さ)をw3としてある。
【0032】この内外壁パネル材1は、次のようにして
図2に示す内外壁パネル材5とすることができる。ま
ず、パネル材1の一方の折返リブ4bから、もう一方の
折返リブ4bにいたるまで(外板材3側の折返リブ4b
は除く)に折返リブ4bに沿う厚さ方向の切込1bを形
成し、係合リブ4a及び溝2aを含む切込1bの外側部
分を切断して切込1bの開放方向に折り曲げ、これによ
って交差方向に細長い長尺状の立上片6aを有する接合
折返部6を設ける。次いで、切断していない外板材3を
芯材2からリブ4fにいたるまでの折返幅相当部分を剥
離し、折返リブ4fを折目にして略直交方向に折り曲げ
て立上片7を設ける。こうして図2に示すような内外壁
パネル材5を得ることができる。この内外壁パネル材5
は、次のようにして2枚接合する。
【0033】先ず、図3に示すように、内外壁パネル材
5とこれと同じ内外壁パネル材5'を準備して、内外壁
パネル材5側の立上片7と、内外壁パネル材5' 側の接
合折返部6' とを略平行となるように向かい合わせる
(A)。そして、立上片7が接合折返部6' の外板材3
a' に接面するようにして接合折返部6' を内外壁パネ
ル材5側の芯材2上に載置する(B)。すると、図に示
すように芯材2、2' が端面1a,1a' において接合
し、立上片7が接合折返部6' の切断された外板材3
a' に接面する恰好になる。その上で、図4に示すパネ
ル材の接合キャップ8を装着すると、図5に示すような
内外壁パネル材5、5' の接合一体化状態が得られる。
【0034】このパネル接合キャップ8は、内外壁パネ
ル材5の交差方向に沿う長さを有する長尺状の天面9の
幅方向両側に同じく長尺状の側壁面10,10を形成し
て断面略コの字状としたもので、外板材3同様の金属ま
たは合成樹脂材から形成してある。この天面9は、内外
壁パネル材1の厚さw3と同等ないし若干幅広の幅w5
を有し、そのコの字内側面には鉤状突起11aを有する
係合突起11を形成してある。側壁面10,10は、コ
の字内側面の高さ方向略中央部に立上片7,6a' の係
合リブ4aに凹凸係合するように形成された係合隆起部
12、12を形成し、先端部分に係止突起13、13を
形成してある。そして、係合隆起部12から天面9にい
たる部分と、係止突起13にいたる部分とは、なだらか
に傾斜する湾曲面14となっている。なお、係合隆起部
12から天面9までの高さは略w1に対応し、係止突起
13からの高さは折返幅w2よりは若干低いw4として
ある。パネル接合キャップ8は、図4(B)に示すよう
に側壁面10,10を若干拡開すると、側壁面10,1
0の間隔を狭める方向aに弾性復元力を発揮させること
ができる。
【0035】なお、同図(C)には、パネル接合キャッ
プ8の変形例につき、その一部を省略した断面図を示し
てある。これに示すように、湾曲面14を形成せずに側
壁面10の内面を平坦面14cにしつつ、これと天面9
との接続部分に係止突起14dを形成しても良い。
【0036】このような構成を有する接合キャップ8
は、次のようにして上記の内外壁パネル材5、5' の接
合部分に装着することができる。内外壁パネル材5、
5' の接合部分の幅は、幅w3に立上片7の厚みを加え
た大きさであるが、接合キャップ8の幅w5をw3と同
等ないしこれよりは若干大きく形成してあるため、当該
接合部分において、その上側から側壁面10,10を開
放方向に若干拡開しつつその側壁面10,10の間に当
該接合部分を納めてそのまま押し込めることができる。
このとき、係合突起11が芯材2の溝2aに嵌まり込む
が、天面9から係合隆起部12までの高さが略w1に対
応するため、係合隆起部12、12が立上片7と立上片
6a' のそれぞれ係合リブ4a、4a' に嵌まり込みこ
れと同時に係止突起13、13が立上片7と立上片6
a' に当接する恰好の接合構造15が得られる。
【0037】この接合構造15を図示したのが図5であ
り、要部を拡大して示したのが図6である。この図5に
示すように、接合キャップ8は、内外壁パネル材5の立
上片7と内外壁パネル材5' の立上片6a' に接面し、
その両者を内側に納める恰好で被着されることになる。
しかも、係合突起11が芯材2の溝2aに嵌まり込みな
おかつ立上片7、6a' のそれぞれ係合リブ4a、4
a' に嵌まり込んで凹凸係合するから、接合キャップ8
が隣接するパネル材5、5' の接合部分に被着されて容
易に離脱することのない安定かつ丈夫な接合状態が得ら
れる。しかも、側壁面10、10の間隔が狭まる方向の
弾性復元力が作用しているため、接合キャップ8の装着
状態はより一層安定的である。
【0038】また図6に示すように、この接合構造15
について、接合キャップ8の側壁面10,10の内側面
と、立上片7、6a' ないしとの関係をみると、接合キ
ャップ8は、係止突起13、13と係合隆起部12、1
2部分で接するだけであり、そのほかの部分、すなわち
係止突起13と係合隆起部12の間及び係合隆起部12
と天面9の間の部分の湾曲面14には、係合隆起部12
の突出高ないしは係合リブ4aの凹み幅に相当する幅
(高さ)の空隙14a,14bが形成される(接合キャ
ップの構造が図4(C)の場合も同様である)。なお、
図面には、対面する溝2a,2a' に薄板状で奥行方向
に長い段差解消材( スプラインb)が介在させてある。
これを介在させることにより、より接合状態が安定する
ほか、双方のパネル材5、5' の段差をなくすことがで
きる。
【0039】以上のようにして隣接する内外壁パネル材
5、5' の接合部分において接合構造15を順次形成す
ることにより、内外壁パネル材5、5' をその幅方向に
広げる方向に次々と接合することができる。従って、設
置しようとする場所の大きさや用途に応じた枚数の内外
壁パネル材5、5' を上記同様にして接合すれば、設置
場所の大きさを問わずにパネル材5を設置することがで
きる。
【0040】今仮に内外壁パネル材5を所望の枚数接合
し、各接合構造15を表側になるようにしてプレハブ式
工場の屋根部分に設置したとする。すると、その表側の
接合構造15を除く部分においては、金属または合成樹
脂製の外板材3が位置することになるから、雨水が外板
材3を通過して芯材2の内部に浸入することはない。ま
た接合構造15は、接合折返部6' はもとよりその両側
の立上片6a',3a'及び立上片7についても接合キャ
ップ8の内側に納めたものとなっているから、これらの
各々の間に隙間があっても接合キャップ8の内側に納ま
っている限り、その隙間に雨水が浸入することはない。
しかも、図6に示すように、接合キャップ8は、係止突
起13が側壁面10の弾性作用を受けつつ確実に立上片
7、6a' に当接しているため、この当接部分を越えて
雨水が浸入することもない。仮にこの当接部分を越えて
雨水が浸入しても、その内側には、係合隆起部12の突
出高ないしは係合リブ4aの凹み幅に相当する幅(高
さ)の断面湾曲状の空隙14bが形成されているため、
湾曲面14及び立上片7の表面を伝わる毛細管現象が生
じることもなく、従ってこの空隙14bを越えて雨水が
浸入することもない。さらに、係合隆起部12と立上片
7の凹凸係合部分によっても雨水は遮断され、またさら
に空隙14b同様の空隙14aが形成されているため、
いわば雨水を排除するための障壁が4重に形成されたも
のとなっているから、接合構造15の内側に雨水が浸入
することは皆無であるということができる。それだけ、
この接合構造15は防水性が優れているということがで
きる。
【0041】また、このような雨水を排除するための4
重障壁(係止突起13、係合隆起部12、空隙14a、
14b)のうち、係止突起13、係合隆起部12の係合
構造さらには、係合突起11の係合構造の3つの構造は
立上片7、6a' との関係では接合状態を維持する係合
構造でもある。この構造が3重になされているから、接
合キャップ8により、内外壁パネル材5、5' の容易に
離脱しない丈夫な接合状態を得ることもできる。
【0042】さらにまた、この接合構造を得るための施
工手順は、折曲による接合折返部6a及び立上片7の形
成と、接合キャップ8の装着によるものであるから、特
に専門的な知識や熟練した技術を要さない。よって、か
かる施工手順は、誰でも簡便にマスターすることがで
き、施工コストを削減することも可能となる。
【0043】上記の実施例では、補強リブ4c,4d,
4eは、隣接パネルの接合に関与するものではなく、パ
ネル材の補強用に形成したものであるから、パネル材1
は、これらを形成しないものでも良い。補強するためで
あれば、外板材3の肉厚を若干大きくしたり、できるだ
け硬質な材料を用いることで対処することもできる。ま
た、折曲リブ4bは、内外壁パネル材1から内外壁パネ
ル材5を形成する場合に外板材3の折曲を容易にするた
めに形成したものであり、これを形成しないものでも本
発明には含まれる。特に、内外壁パネル材5は、内外壁
パネル材1を用い、パネル材1の折曲リブ4bの外側部
分の切断及び折曲げによる長尺状の接合折返部6の形成
と、外板材3の一部剥離及び折曲による長尺状の立上片
7の形成という現場施工を経て得ていたが予め押出成形
による工場加工によって形成するようにしても良く、そ
うすれば、折曲リブ4bを形成しない内外壁パネル材5
とすることができる。
【0044】上述の通り、内外壁パネル材5は、予め押
出成形による工場加工によって形成するようにしても良
いが、そうすると、略平坦な外板材3に対して長尺状の
接合折返部6と、立上片7とが突出する恰好になるた
め、その分かさばり、保管するのに場所をとるという点
に不便さがある。この点を考慮するなら、内外壁パネル
材5は内外壁パネル材1を用いて現場施工で形成するの
が好ましい。なお、現場施工の便宜を考えて内外壁パネ
ル材1に対して、予め一方の折返リブ4aに沿って厚さ
方向の切り込みを形成し、他方の折返リブ4aと芯材2
の幅方向端面との間における折返幅相当部分の外板材3
が芯材に固着されないようにしても良い。そうすると、
施工が一層簡便になる。
【0045】ところが、内外壁パネル材5を現場施工と
する場合、内外壁パネル材1から接合折返部6の形成と
いう工程を経なければならない。これは、外板材3とと
もに芯材2を奥行方向に沿って折曲げるものであるが、
芯材2を折り曲げる場合は折曲方向から元に戻ろうとす
る抵抗を生じてしまうため、これを奥行方向に沿って一
律に行うのがいたって煩わしいものとなる。しかも、発
泡材のように弾力性の高い材質を用いる場合は、さらに
接合折返部6の形成が難儀なものにならざるを得ない。
そこで、このような不具合さを是正するためには、図7
に示す内外壁パネル材21にするとともに、これを現場
施工で或いは工場加工で図8に示す内外壁パネル材22
とするのが好ましい。
【0046】この内外壁パネル材21は、内外壁パネル
材1と比較して芯材2の片側表面にだけ外板材3を固着
してあるほかは、同様の構成である。また、内外壁パネ
ル材22は、内外壁パネル材5と比較して芯材2の外板
材3aに相当する外板材が固着されず、また接合折返部
6に相当する部分の芯材2が除去され、立上片23だけ
からなるようにし、立上片23と芯材2の幅方向端面と
が段差のない略平坦面状にしてあるほかは同様の構成で
ある。
【0047】この内外壁パネル材22を内外壁パネル材
21から現場施工で形成する場合、先ず、折曲リブ4b
の外側の折返幅相当部分を切断するとともに、当該外側
部分に相当する芯材2を除去して外板材3だけを略直交
状に起立して立上片23を形成し、そのほかは、内外壁
パネル材5と同様にすれば良い。このように、内外壁パ
ネル材22とする場合は、折曲しにくい折曲リブ4bの
外側部分の芯材2を除去し、外板材3だけの起立によっ
て、内外壁パネル材22を得ることができるため、内外
壁パネル材5のように、現場施工とする場合にも難儀な
ものになることはなく簡便に形成することができる。も
ちろん現場施工ではなく、押出成形による工場加工によ
って形成して良いことはいうまでもない。
【0048】この内外壁パネル材22を2枚接合する場
合の手順を内外壁パネル材5の場合との相違点を中心に
説明すると以下のようになる。
【0049】図9(A)に示すように、内外壁パネル材
22とこれと同じ構造の内外壁パネル材22' を準備し
て互いに平行にならべた上で、端面1a、1a' を接面
させる。すると、立上片7と立上片23' との間にw3
相当の断面コの字型溝状の間隙24を形成することがで
きる。この間隙24と断面略同形状で長尺状の間隙用芯
材25を予め準備するか、或いは内外壁パネル材22の
形成時に除去することになる除去用芯材26(同図
(A)参照)を用いてこれを間隙24に嵌め込む(同図
(B))。こうして得た接合部分に上記同様の要領で接
合用キャップ8を装着すると、図10に示すような接合
構造27が得られる。この接合構造27は、接合構造1
5と比較して、接合用キャップ8の内側に納まる間隙用
芯材25(除去用芯材26)の両側とも外板材3が一枚
である他は、同じ構造となっている。したがって、接合
構造15と同様にこの接合構造27も防水性に優れるほ
か、容易に離脱しない丈夫な接合状態を維持することが
できるものとなる。
【0050】以上の内外壁パネル材21は、内外壁パネ
ル材22を形成する際に芯材2の折曲が不要となる点で
好ましいものである。また、工場加工の段階で立上片2
3に芯材2と同じ厚さの芯材を固着して接合折返部とす
ることもでき、こうすれば、間隙24に別途芯材を嵌め
込む操作が不要になる。
【0051】内外壁パネル材21は、設置しようとする
部分の大きさに対応して適宜な枚数を接合すれば内外壁
パネル材1と同様にして内外壁のパネル材として設置す
ることができる。ところが接合して設置する場合、外板
材3がその表側を向くように設置し、裏側には芯材2を
露出した状態で設置せざるを得ない。そうすると、設置
場所によっては、ねずみや虫などによる食いちぎりによ
る損傷が発生し、内外壁パネル材を傷めるおそれがあ
る。そこで、このような不都合を回避するには、図11
に示すように、折返リブ4bとその幅方向端面1aとの
間における折返幅相当部分(立上片23と立上片7の形
成部分)を除いて芯材2の表裏両面に外板材3を固着し
た内外壁パネル材31とするのが好適である。こうすれ
ば、ねずみや虫などによる食いちぎりによる損傷が懸念
される場所に設置する場合にも、かかる影響のない状態
で設置できる。
【0052】上記の実施例においては、各内外壁パネル
材は、外板材に芯材を固着したものを接合キャップ8に
よって接合する接合構造を例にとって説明したが、この
接合構造に関していえば、次のようにすることもでき
る。幅方向両側から折返幅を確保して係合リブ付の立上
片を形成してなる外板材を2枚準備し、この外板材を立
上片の間隔が折返幅になるように配置して、この対向す
る立上片による溝状間隙に芯材を嵌め込みその上側から
接合キャップ8を装着して接合する接合構造32とする
こともできる。この場合は、芯材2がない分、構造が簡
素化されかつ重量も軽量化することができる。
【0053】さらに、いずれの実施例も立上片と接合キ
ャップとの凹凸係合は、前者の係合リブを凹み状、後者
の係合部を凸状に形成したが、両者が逆でもよく、前者
の係合リブを凸状、後者の係合部を凹み状となるように
形成したものでも良い。
【0054】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、いずれの
タイプの内外壁パネル材でも、隣接パネル材は、基本的
にパネル材接合キャップの装着操作によって接合できる
ので、従来のように熟練者によらずに誰でも簡便に行え
るものである。また、接合キャップによって得られる接
合構造は、係止突起、係合隆起部などの作用によって、
排水用の障壁を4重に形成するものとなるため、雨水の
浸入が皆無となる。さらにかかる係止突起、係合隆起部
などの作用とともに、係合突起による作用効果も加わる
ため、容易に離脱しない接合状態が得られる。以上のよ
うな効果を伴う内外壁パネル材及び接合キャップによる
パネル接合構造は、屋外または屋内を問わず設置するこ
とが可能であり、特に水の浸入が皆無であることからみ
れば、屋外(例えば、屋根)に設置するのが好適であ
る。また、屋内に用いる場合には、水を使用する作業場
(例えば調理場)と水を使用しない作業場との仕切板と
して使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる内外壁パネル材の一例を示す断
面図である。
【図2】図1に示す内外壁パネル材から形成した内外壁
パネル材の一例を示す断面図である。
【図3】図2に示す内外壁パネル材の接合方法の一例を
示す説明図で、(A)は隣接するパネル材を平行に並べ
た状態、(B)はその端面同士を接合した状態を示して
いる。
【図4】本発明にかかるパネル材接合キャップの一例を
示し、(A)は要部斜視図、(B)はその縦断面図であ
り、(C)は変形例を示す要部斜視図である。
【図5】図2に示す内外壁パネル材の接合構造の一例を
示す断面図である。
【図6】図5の要部を拡大して示した断面図である。
【図7】内外壁パネル材の別の実施例を示す断面図であ
る。
【図8】図7に示す内外壁パネル材から形成した内外壁
パネル材の一例を示す断面図である。
【図9】図8に示す内外壁パネル材の接合方法の一例を
示す説明図で、(A)は隣接するパネル材を平行に並べ
た状態、(B)はその端面同士を接合した状態を示して
いる。
【図10】図8に示す内外壁パネル材の接合構造の一例を
示す断面図である。
【図11】内外壁パネル材のさらに別の実施例を示す断面
図である。
【図12】従来のパネル材の接合方法の一例を示す説明図
で、(A)は波形形状の外板材をもつものの接合方法、
(B)はさらに別の方法を示すものである。
【符号の説明】
1,5 内外壁パネル材 2 芯材 3 外板材 4a,4g 係合リブ 6 折曲部 7,6a 立上片 8 パネル接合キャップ 9 天面 10 側壁面 11 係合突起 12 係合隆起部 13 係止突起 14 湾曲面 15 接合構造

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の片面乃至両面に薄い外板材を固着
    してなる平板状芯材の外板材に、幅方向両側から略均等
    幅を保ってパネル材幅方向と交差する方向に凹状または
    凸状の係合リブを形成し、幅方向両側から上記係合リブ
    を含む一定幅を保ち、この一定幅の外板材部分を芯材面
    に対して直交状に折り曲げて立上片となし得るように、
    上記係合リブと平行した係合リブを形成して内外壁パネ
    ル材を構成し、 少なくとも片面の外板材端部を折り曲げて立上片として
    なる複数の内外壁パネル材同士の端面を突き合わせ、突
    き合わせ部に対面した両立上片の内側に芯材を介在さ
    せ、両立上片に沿う長尺状の天面と両側側壁面と側壁面
    下部内側に形成した係合部とを有する断面コの字状の接
    合キャップを、両立上片を内側に納めるように装着し、
    接合キャップの係合部と上記立上片の係合リブとを凹凸
    係合させ、かつ接合キャップの側壁面と立上片との間に
    若干の空隙が形成された構成を有する内外壁パネル材の
    接合構造。
  2. 【請求項2】 芯材の片面乃至両面に薄い外板材を固着
    してなる平板状芯材の外板材に、幅方向両側から略均等
    幅を保ってパネル材幅方向と交差する方向に凹状または
    凸状の係合リブを形成し、幅方向両側から上記係合リブ
    を含む一定幅を保ち、この一定幅の外板材部分を芯材面
    に対して直交状に折り曲げて立上片となし得るように上
    記係合リブと平行した係合リブを形成し、この平行に設
    けた係合リブを折り曲げ部として外板材端部を折り曲げ
    可能な構成としてなる内外壁パネル材。
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