JPH06100386B2 - 圧縮機の制御方法 - Google Patents
圧縮機の制御方法Info
- Publication number
- JPH06100386B2 JPH06100386B2 JP59180286A JP18028684A JPH06100386B2 JP H06100386 B2 JPH06100386 B2 JP H06100386B2 JP 59180286 A JP59180286 A JP 59180286A JP 18028684 A JP18028684 A JP 18028684A JP H06100386 B2 JPH06100386 B2 JP H06100386B2
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- JP
- Japan
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- compressor
- rotation speed
- frequency
- time
- output
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は冷凍サイクルに使用され、回転数を可変とした
圧縮機の制御方法に関する。
圧縮機の制御方法に関する。
従来、冷凍サイクルの能力を可変とするため、圧縮機へ
の供給周波数を変化させ、回転数を変化させるものがあ
る。このような圧縮機の回転数は例えば空気調和機にお
いては室温と設定温度の差に基づいて決定されるため、
室温と設定温度との差が大なる時は高回転数運転が長時
間継続される。しかし、圧縮機を高回転数で連続運転さ
せると、圧縮機摺動部の摩擦量が多くさらには電動機巻
線の温度上昇が加わり圧縮機内が異常高温になり易く、
これにより圧縮機中の潤滑油も温度上昇するため、潤滑
油の粘度の低下が進み最後には焼き付けを生じる結果と
なる。
の供給周波数を変化させ、回転数を変化させるものがあ
る。このような圧縮機の回転数は例えば空気調和機にお
いては室温と設定温度の差に基づいて決定されるため、
室温と設定温度との差が大なる時は高回転数運転が長時
間継続される。しかし、圧縮機を高回転数で連続運転さ
せると、圧縮機摺動部の摩擦量が多くさらには電動機巻
線の温度上昇が加わり圧縮機内が異常高温になり易く、
これにより圧縮機中の潤滑油も温度上昇するため、潤滑
油の粘度の低下が進み最後には焼き付けを生じる結果と
なる。
本発明は以上の欠点を解消するもので、圧縮機を高回転
数で所定時間運転した場合、間欠的に低回転数へと強制
的に回転数を低下させ、摺動部が異常高温になるのを抑
え、圧縮機中の潤滑油の粘度低下を防止することを目的
とする。
数で所定時間運転した場合、間欠的に低回転数へと強制
的に回転数を低下させ、摺動部が異常高温になるのを抑
え、圧縮機中の潤滑油の粘度低下を防止することを目的
とする。
本発明は圧縮機が所定値以上の高回転数で第1の所定時
間以上継続して運転すると、前記所定値より低い回転数
に第2の所定時間だけ回転数を変化させて圧縮機の運転
を行なう圧縮機の制御方法である。
間以上継続して運転すると、前記所定値より低い回転数
に第2の所定時間だけ回転数を変化させて圧縮機の運転
を行なう圧縮機の制御方法である。
本発明の一実施例を第1図、第2図を参照して説明す
る。
る。
本実施例は圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、減圧
装置4、室外熱交換器5が順次連通されたヒートポンプ
式冷凍サイクルを有する空気調和機に適用した例であ
る。
装置4、室外熱交換器5が順次連通されたヒートポンプ
式冷凍サイクルを有する空気調和機に適用した例であ
る。
圧縮機1はインバータ装置6により回転数が制御され
る。このインバータ装置6は交流電源7を入力とし可変
周波数三相交流を出力するインバータ主回路8と、この
インバータ主回路8を構成するトランジスタのON-OFFを
制御するドライブ回路9から構成されている。
る。このインバータ装置6は交流電源7を入力とし可変
周波数三相交流を出力するインバータ主回路8と、この
インバータ主回路8を構成するトランジスタのON-OFFを
制御するドライブ回路9から構成されている。
また、インバータ装置6の出力周波数Hzは室温センサ
10、室温設定器11を入力とする周波数指令手段12によつ
て決定される。周波数指令手段12の出力は減算器15を介
してドライブ回路9に送られると共に、周波数レベル時
間検出手段13に送られる。周波数レベル・時間検出手段
13はあらかじめ設定されている周波数レベルFHzと周波
数指令手段12の出力周波数Hzを比較し、>Fの場合
のみ、時間計測を開始し、第1の所定時間Δtaだけ>
Fの状態が継続すると、出力を間欠周波数レベル時間決
定手段14へ送る。
10、室温設定器11を入力とする周波数指令手段12によつ
て決定される。周波数指令手段12の出力は減算器15を介
してドライブ回路9に送られると共に、周波数レベル時
間検出手段13に送られる。周波数レベル・時間検出手段
13はあらかじめ設定されている周波数レベルFHzと周波
数指令手段12の出力周波数Hzを比較し、>Fの場合
のみ、時間計測を開始し、第1の所定時間Δtaだけ>
Fの状態が継続すると、出力を間欠周波数レベル時間決
定手段14へ送る。
間欠周波数レベル時間決定手段14は周波数レベル・時間
検出手段12の出力を受け、第2の所定時間Δtbだけ減算
器15へと′Hzの周波数信号を送るなおこの間欠周波数
レベル時間決定手段14は周波数レベル・時間検出手段12
が出力を行なつていない時はOHzの周波数信号を送つて
いる。
検出手段12の出力を受け、第2の所定時間Δtbだけ減算
器15へと′Hzの周波数信号を送るなおこの間欠周波数
レベル時間決定手段14は周波数レベル・時間検出手段12
が出力を行なつていない時はOHzの周波数信号を送つて
いる。
そして、減算器15は、周波数指令手段12の指令周波数
Hzから間欠周波数レベル時間決定手段14の出力周波数
′HzまたはOHzを減算し、ドライブ回路9へと出力を
行なう。
Hzから間欠周波数レベル時間決定手段14の出力周波数
′HzまたはOHzを減算し、ドライブ回路9へと出力を
行なう。
以下、本実施例の動作を説明する。運転開始時等の室温
と設定温度の差が大なる時は、周波数指令手段12の出力
周波数が大となり、圧縮機1は高回転数で運転され
る。(第3図Ta) そして周波数レベル・時間検出手段13に設定されている
周波数Fよりも大なる周波数で運転された時間がΔta継
続されたTa+Δta時間で周波数レベル・時間検出手段13
が出力を行ない、間欠周波数レベル時間決定手段14はこ
の出力を受けて、減算器15への出力が0から′へと変
化する。
と設定温度の差が大なる時は、周波数指令手段12の出力
周波数が大となり、圧縮機1は高回転数で運転され
る。(第3図Ta) そして周波数レベル・時間検出手段13に設定されている
周波数Fよりも大なる周波数で運転された時間がΔta継
続されたTa+Δta時間で周波数レベル・時間検出手段13
が出力を行ない、間欠周波数レベル時間決定手段14はこ
の出力を受けて、減算器15への出力が0から′へと変
化する。
この結果インバータ装置6の出力周波数は−′(H
z)となり圧縮機の回転数は低回転に変化する。そして
この状態がTa+Δta時間からTa+Δta+Δtb時間まで継
続される。
z)となり圧縮機の回転数は低回転に変化する。そして
この状態がTa+Δta時間からTa+Δta+Δtb時間まで継
続される。
そしてTa+Δta+Δtb時間からは再び間欠周波数レベル
時間決定手段14の出力はOHzとなり、インバータ装置6
の出力は周波数指令手段12の要求周波数に戻る。ま
た、同時に間欠周波数レベル時間欠定手段14は周波数レ
ベル・時間検出手段13へとリセツト信号を送り、周波数
レベル・時間検出手段13は再び周波数レベル比較及び時
間検出動作を開始する。
時間決定手段14の出力はOHzとなり、インバータ装置6
の出力は周波数指令手段12の要求周波数に戻る。ま
た、同時に間欠周波数レベル時間欠定手段14は周波数レ
ベル・時間検出手段13へとリセツト信号を送り、周波数
レベル・時間検出手段13は再び周波数レベル比較及び時
間検出動作を開始する。
以上のように本実施例によれば、所定値F以上の高周波
数運転、すなわち圧縮機の高回転数運転がΔta時間以上
接続されるとΔtb時間だけ圧縮機の回転数を低下させる
ため、高回転数の連続運転による圧縮機摺動部の発熱、
摩耗、潤滑油の粘度低下を間欠的に低回転運転を行うこ
とにより減少でき最高回転数の上限を上げることが可能
となる。
数運転、すなわち圧縮機の高回転数運転がΔta時間以上
接続されるとΔtb時間だけ圧縮機の回転数を低下させる
ため、高回転数の連続運転による圧縮機摺動部の発熱、
摩耗、潤滑油の粘度低下を間欠的に低回転運転を行うこ
とにより減少でき最高回転数の上限を上げることが可能
となる。
なお本実施例では、圧縮機の高回転数運転を所定値F以
上の周波数運転として検出したが、最高周波数のみを高
回転数運転として検出し、本制御方法を適用してもよ
い。
上の周波数運転として検出したが、最高周波数のみを高
回転数運転として検出し、本制御方法を適用してもよ
い。
本発明によれば、圧縮機が所定値以上の高回転数で所定
時間以上継続運転すると、上記所定値より低い回転数に
圧縮機の回転数を間欠的に変化させるため、高回転数運
転の継続による圧縮機中の潤滑油の粘度低下が防止でき
るとともに、高回転数運転での発熱、摩耗を少なくする
ことができ、最高回転数を上げて設定することが可能と
なる。
時間以上継続運転すると、上記所定値より低い回転数に
圧縮機の回転数を間欠的に変化させるため、高回転数運
転の継続による圧縮機中の潤滑油の粘度低下が防止でき
るとともに、高回転数運転での発熱、摩耗を少なくする
ことができ、最高回転数を上げて設定することが可能と
なる。
第1図は本発明の一実施例である空気調和機のブロツク
図、第2図は同空気調和機の圧縮機に供給される電源周
波数変化を示すグラフである。 1……圧縮機、2……四方弁 3……室内熱交換器、4……減圧装置 5……室外熱交換器、6……インバータ装置 12……周波数指令手段、13……周波数レベル・時間検出
手段 14……間欠周波数レベル時間決定手段 15……減算器
図、第2図は同空気調和機の圧縮機に供給される電源周
波数変化を示すグラフである。 1……圧縮機、2……四方弁 3……室内熱交換器、4……減圧装置 5……室外熱交換器、6……インバータ装置 12……周波数指令手段、13……周波数レベル・時間検出
手段 14……間欠周波数レベル時間決定手段 15……減算器
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次
接続した冷凍サイクルを備え、圧縮機回転数制御部によ
り前記圧縮機の回転数を制御する圧縮機の制御方法にお
いて、前記圧縮機が所定値以上の高回転数で第1の所定
時間以上継続して運転すると、前記所定値より低い回転
数に第2の所定時間だけ回転数を変化させて運転を行う
ことを特徴とする圧縮機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59180286A JPH06100386B2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 圧縮機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59180286A JPH06100386B2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 圧縮機の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6159158A JPS6159158A (ja) | 1986-03-26 |
JPH06100386B2 true JPH06100386B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=16080553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59180286A Expired - Lifetime JPH06100386B2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 圧縮機の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100386B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6262158A (ja) * | 1985-09-11 | 1987-03-18 | 三洋電機株式会社 | 冷凍機の制御装置 |
JP5842970B2 (ja) * | 2013-10-29 | 2016-01-13 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
JP6945139B2 (ja) * | 2017-05-26 | 2021-10-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷凍サイクルシステム、室外ユニット、制御ユニット |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5971967A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-23 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
JPS60133251A (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機の圧縮機運転制御方法 |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP59180286A patent/JPH06100386B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6159158A (ja) | 1986-03-26 |
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