JPH06100276A - 小形エレベーター装置 - Google Patents
小形エレベーター装置Info
- Publication number
- JPH06100276A JPH06100276A JP4276800A JP27680092A JPH06100276A JP H06100276 A JPH06100276 A JP H06100276A JP 4276800 A JP4276800 A JP 4276800A JP 27680092 A JP27680092 A JP 27680092A JP H06100276 A JPH06100276 A JP H06100276A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- hoistway
- control box
- ceiling
- elevator device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Elevator Control (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 かご上の保守作業が容易にできる小形エレベ
ーター装置を得る。 【構成】 昇降路(1)にかご(6)を設け、また、かご(6)
外側の上部に制御箱(10)を装着してかご(6)の縁部から
昇降路(1)の壁側寄りに突設する。これによって、制御
箱(10)をかご(6)上部の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに
配置して、かご(1)天井上面の保守作業用スペースの狭
隘化を解消する。 【効果】 保守作業を容易化する。
ーター装置を得る。 【構成】 昇降路(1)にかご(6)を設け、また、かご(6)
外側の上部に制御箱(10)を装着してかご(6)の縁部から
昇降路(1)の壁側寄りに突設する。これによって、制御
箱(10)をかご(6)上部の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに
配置して、かご(1)天井上面の保守作業用スペースの狭
隘化を解消する。 【効果】 保守作業を容易化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、主として個人住宅に
設置される小形エレベーター装置に関する。
設置される小形エレベーター装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６及び図７は、例えば実開平１−１１
５６７２号公報に示された従来の小形エレベーター装置
を示す図で、図６は小形エレベーター装置の縦断面図、
図７は図６の要部横断平面図である。図において、(1)
は昇降路、(2)は昇降路(1)に設けられた乗場、(3)は昇
降路(1)の乗場(2)寄りに立設された案内レール、(4)は
昇降路(1)下部に設けられた巻胴式の巻上機、(5)は昇降
路(1)上部に枢着された滑車、(6)は案内レール(3)に案
内されて昇降するかごで、かご(6)の出入口を開閉する
ドア装置(7)及びドア装置(7)を駆動する駆動機(8)が設
けられている。
５６７２号公報に示された従来の小形エレベーター装置
を示す図で、図６は小形エレベーター装置の縦断面図、
図７は図６の要部横断平面図である。図において、(1)
は昇降路、(2)は昇降路(1)に設けられた乗場、(3)は昇
降路(1)の乗場(2)寄りに立設された案内レール、(4)は
昇降路(1)下部に設けられた巻胴式の巻上機、(5)は昇降
路(1)上部に枢着された滑車、(6)は案内レール(3)に案
内されて昇降するかごで、かご(6)の出入口を開閉する
ドア装置(7)及びドア装置(7)を駆動する駆動機(8)が設
けられている。
【０００３】(9)は一端が巻上機(4)に巻掛けられて上昇
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)の天井上面に設けられて駆
動機(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱、(11)は
一端が昇降路(1)の壁に支持され、他端は支持具(12)を
介してかご(6)に支持されて制御箱(10)の制御装置に接
続された移動ケーブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部
に設けられた保安用の手摺である。
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)の天井上面に設けられて駆
動機(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱、(11)は
一端が昇降路(1)の壁に支持され、他端は支持具(12)を
介してかご(6)に支持されて制御箱(10)の制御装置に接
続された移動ケーブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部
に設けられた保安用の手摺である。
【０００４】従来の小形エレベーター装置は上記のよう
に構成され、巻上機(4)が付勢されて主索(9)を介してか
ご(6)が駆動され、かご(6)は案内レール(3)に案内され
て昇降する。そして、移動ケーブル(11)を介して制御箱
(10)の制御装置が付勢されて駆動機(8)が制御されドア
装置(7)によりかご(6)の出入口が開閉される。また、か
ご(6)の天井の上で小形エレベーター装置の保守作業が
行われるが、このときの作業員の転落防止のために手摺
(13)が設けられている。
に構成され、巻上機(4)が付勢されて主索(9)を介してか
ご(6)が駆動され、かご(6)は案内レール(3)に案内され
て昇降する。そして、移動ケーブル(11)を介して制御箱
(10)の制御装置が付勢されて駆動機(8)が制御されドア
装置(7)によりかご(6)の出入口が開閉される。また、か
ご(6)の天井の上で小形エレベーター装置の保守作業が
行われるが、このときの作業員の転落防止のために手摺
(13)が設けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の小
形エレベーター装置では、かご(6)の天井の上に作業員
が乗って小形エレベーター装置の保守作業を行う際に、
かご(6)の天井の上に制御箱(10)が設けられているため
作業スペースが狭く困難で危険な作業となる。特にかご
(6)面積が小さい場合には制御箱(10)、駆動機(8)その他
のエレベーター装置の機器によって、かご(6)上の保守
作業スペースが狭隘化しかご(6)上の保守作業が困難に
なるという問題点があった。
形エレベーター装置では、かご(6)の天井の上に作業員
が乗って小形エレベーター装置の保守作業を行う際に、
かご(6)の天井の上に制御箱(10)が設けられているため
作業スペースが狭く困難で危険な作業となる。特にかご
(6)面積が小さい場合には制御箱(10)、駆動機(8)その他
のエレベーター装置の機器によって、かご(6)上の保守
作業スペースが狭隘化しかご(6)上の保守作業が困難に
なるという問題点があった。
【０００６】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、かご上の保守作業スペースが狭
隘化しない小形エレベーター装置を得ることを目的とす
る。
になされたものであり、かご上の保守作業スペースが狭
隘化しない小形エレベーター装置を得ることを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１記載
の発明に係る小形エレベーター装置においては、昇降路
を昇降するかごと、かご外側の上部に装着されかごの縁
部から昇降路の壁側寄りに突設された制御箱が設けられ
る。
の発明に係る小形エレベーター装置においては、昇降路
を昇降するかごと、かご外側の上部に装着されかごの縁
部から昇降路の壁側寄りに突設された制御箱が設けられ
る。
【０００８】また、この発明の請求項２記載の発明に係
る小形エレベーター装置においては、昇降路を昇降する
かごと、かご外側の上部に装着されかごの縁部から昇降
路の壁側寄りに突設され、下面がかごの天井面よりも下
方に配置された制御箱とが設けられる。
る小形エレベーター装置においては、昇降路を昇降する
かごと、かご外側の上部に装着されかごの縁部から昇降
路の壁側寄りに突設され、下面がかごの天井面よりも下
方に配置された制御箱とが設けられる。
【０００９】また、この発明の請求項３記載の発明に係
る小形エレベーター装置においては、昇降路を昇降する
かごと、かご外側の上部に装着されかごの縁部から昇降
路の壁側寄りに突設された制御箱と、この制御箱に一端
が吊持された移動ケーブルとが設けられる。
る小形エレベーター装置においては、昇降路を昇降する
かごと、かご外側の上部に装着されかごの縁部から昇降
路の壁側寄りに突設された制御箱と、この制御箱に一端
が吊持された移動ケーブルとが設けられる。
【００１０】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項１記
載の発明は、制御箱が昇降路の壁側寄りに突設されてか
ご天井上面の保守作業用スペースが広くなる。
載の発明は、制御箱が昇降路の壁側寄りに突設されてか
ご天井上面の保守作業用スペースが広くなる。
【００１１】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項２記載の発明は、制御箱が昇降路の壁側寄りに突
設されてかご天井上面の保守作業用スペースが広くな
り、また、制御箱の下面がかごの天井面よりも下方に配
置されてかごの総背丈が低くなる。
請求項２記載の発明は、制御箱が昇降路の壁側寄りに突
設されてかご天井上面の保守作業用スペースが広くな
り、また、制御箱の下面がかごの天井面よりも下方に配
置されてかごの総背丈が低くなる。
【００１２】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項１記載の発明は、制御箱が昇降路の壁側寄りに突
設されてかご天井上面の保守作業用スペースが広くな
り、また、移動ケーブルが制御箱に吊持されてかご側の
移動ケーブル支持具が不要になる。
請求項１記載の発明は、制御箱が昇降路の壁側寄りに突
設されてかご天井上面の保守作業用スペースが広くな
り、また、移動ケーブルが制御箱に吊持されてかご側の
移動ケーブル支持具が不要になる。
【００１３】
実施例１．図１は、この発明の一実施例を示す小形エレ
ベーター装置の要部横断平面図である。図において、
(1)は昇降路、(2)は昇降路(1)に設けられた乗場、(3)は
昇降路(1)の乗場(2)寄りに立設された案内レール、(4)
は昇降路(1)下部に設けられた巻胴式の巻上機、(5)は昇
降路(1)上部に枢着された滑車、(6)は案内レール(3)に
案内されて昇降するかごで、かご(6)の出入口を開閉す
るドア装置(7)及びドア装置(7)を駆動する駆動機(8)が
設けられている。
ベーター装置の要部横断平面図である。図において、
(1)は昇降路、(2)は昇降路(1)に設けられた乗場、(3)は
昇降路(1)の乗場(2)寄りに立設された案内レール、(4)
は昇降路(1)下部に設けられた巻胴式の巻上機、(5)は昇
降路(1)上部に枢着された滑車、(6)は案内レール(3)に
案内されて昇降するかごで、かご(6)の出入口を開閉す
るドア装置(7)及びドア装置(7)を駆動する駆動機(8)が
設けられている。
【００１４】(9)は一端が巻上機(4)に巻掛けられて上昇
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)外側の上部に装着されかご
(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突設され、駆動機
(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱、(11)は一端
が昇降路(1)の壁に支持され、他端は支持具(12)を介し
てかご(6)に支持されて制御箱(10)の制御装置に接続さ
れた移動ケーブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部に設
けられた保安用の手摺である。また、(71)はドア装置
(7)の引き戸、(72)はドア装置(7)の戸袋である。
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)外側の上部に装着されかご
(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突設され、駆動機
(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱、(11)は一端
が昇降路(1)の壁に支持され、他端は支持具(12)を介し
てかご(6)に支持されて制御箱(10)の制御装置に接続さ
れた移動ケーブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部に設
けられた保安用の手摺である。また、(71)はドア装置
(7)の引き戸、(72)はドア装置(7)の戸袋である。
【００１５】上記のように構成された小形エレベーター
装置においては巻上機(4)が付勢されて主索(9)を介して
かご(6)が駆動され、かご(6)は案内レール(3)に案内さ
れて昇降する。そして、移動ケーブル(11)を介して制御
箱(10)の制御装置が付勢されて駆動機(8)が制御されド
ア装置(7)によりかご(6)の出入口が開閉される。また、
手摺(13)によりかご(6)の天井の上で行われる保守作業
員の転落事故が防止される。
装置においては巻上機(4)が付勢されて主索(9)を介して
かご(6)が駆動され、かご(6)は案内レール(3)に案内さ
れて昇降する。そして、移動ケーブル(11)を介して制御
箱(10)の制御装置が付勢されて駆動機(8)が制御されド
ア装置(7)によりかご(6)の出入口が開閉される。また、
手摺(13)によりかご(6)の天井の上で行われる保守作業
員の転落事故が防止される。
【００１６】また、制御箱(10)はかご(6)外側の上部に
装着されてかご(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突
設され、ドア装置(7)の戸袋(72)側に設けられている。
このため、かご(6)天井上面に広い保守作業用スペース
が得られ、保守作業を安全化、容易化することができ
る。
装着されてかご(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突
設され、ドア装置(7)の戸袋(72)側に設けられている。
このため、かご(6)天井上面に広い保守作業用スペース
が得られ、保守作業を安全化、容易化することができ
る。
【００１７】なお、かご(6)と昇降路(1)壁の間には空隙
が形成されているため、特に昇降路(1)の平面を広げる
ことなく、制御箱(10)をかご(6)の水平投影面積外、す
なわち、制御箱(10)をかご(6)外側のかご(6)の縁部から
昇降路(1)の壁側寄りに突設することが可能である。ま
た、ドア装置(7)の戸袋(72)側においてかご(6)と昇降路
(1)壁の間に広い空隙が形成されているため、制御箱(1
0)をかご(6)外部の昇降路(1)の壁側寄りに容易に突設す
ることができる。
が形成されているため、特に昇降路(1)の平面を広げる
ことなく、制御箱(10)をかご(6)の水平投影面積外、す
なわち、制御箱(10)をかご(6)外側のかご(6)の縁部から
昇降路(1)の壁側寄りに突設することが可能である。ま
た、ドア装置(7)の戸袋(72)側においてかご(6)と昇降路
(1)壁の間に広い空隙が形成されているため、制御箱(1
0)をかご(6)外部の昇降路(1)の壁側寄りに容易に突設す
ることができる。
【００１８】実施例２．図２は、この発明の他の実施例
を示す小形エレベーター装置の縦断面図である。図にお
いて、(1)は昇降路、(2)は昇降路(1)に設けられた乗
場、(3)は昇降路(1)の乗場(2)寄りに立設された案内レ
ール、(4)は昇降路(1)下部に設けられた巻胴式の巻上
機、(5)は昇降路(1)上部に枢着された滑車、(6)は案内
レール(3)に案内されて昇降するかごで、かご(6)の出入
口を開閉するドア装置(7)及びドア装置(7)を駆動する駆
動機(8)が設けられている。
を示す小形エレベーター装置の縦断面図である。図にお
いて、(1)は昇降路、(2)は昇降路(1)に設けられた乗
場、(3)は昇降路(1)の乗場(2)寄りに立設された案内レ
ール、(4)は昇降路(1)下部に設けられた巻胴式の巻上
機、(5)は昇降路(1)上部に枢着された滑車、(6)は案内
レール(3)に案内されて昇降するかごで、かご(6)の出入
口を開閉するドア装置(7)及びドア装置(7)を駆動する駆
動機(8)が設けられている。
【００１９】(9)は一端が巻上機(4)に巻掛けられて上昇
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)外側の上部に装着されかご
(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突設されると共
に、下面がかご(6)の天井面よりも下方に配置されて駆
動機(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱、(11)は
一端が昇降路(1)の壁に支持され、他端は支持具(12)を
介してかご(6)に支持されて制御箱(10)の制御装置に接
続された移動ケーブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部
に設けられた保安用の手摺である。
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)外側の上部に装着されかご
(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突設されると共
に、下面がかご(6)の天井面よりも下方に配置されて駆
動機(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱、(11)は
一端が昇降路(1)の壁に支持され、他端は支持具(12)を
介してかご(6)に支持されて制御箱(10)の制御装置に接
続された移動ケーブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部
に設けられた保安用の手摺である。
【００２０】上記のように構成された小形エレベーター
装置においては巻上機(4)が付勢されて主索(9)を介して
かご(6)が駆動され、かご(6)は案内レール(3)に案内さ
れて昇降する。そして、移動ケーブル(11)を介して制御
箱(10)の制御装置が付勢されて駆動機(8)が制御されド
ア装置(7)によりかご(6)の出入口が開閉される。また、
手摺(13)によりかご(6)の天井の上で行われる保守作業
員の転落事故が防止される。
装置においては巻上機(4)が付勢されて主索(9)を介して
かご(6)が駆動され、かご(6)は案内レール(3)に案内さ
れて昇降する。そして、移動ケーブル(11)を介して制御
箱(10)の制御装置が付勢されて駆動機(8)が制御されド
ア装置(7)によりかご(6)の出入口が開閉される。また、
手摺(13)によりかご(6)の天井の上で行われる保守作業
員の転落事故が防止される。
【００２１】また、制御箱(10)はかご(6)外側の上部に
装着されてかご(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突
設されている。このため、かご(6)天井上面に広い保守
作業用スペースが得られ、保守作業を安全化、容易化す
ることができる。なお、かご(6)と昇降路(1)壁の間には
空隙が形成されているため、特に昇降路(1)平面を広げ
ることなく、制御箱(10)をかご(6)の水平投影面積外、
すなわち、制御箱(10)をかご(6)外側の昇降路(1)の壁側
寄りに突設することが可能である。
装着されてかご(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突
設されている。このため、かご(6)天井上面に広い保守
作業用スペースが得られ、保守作業を安全化、容易化す
ることができる。なお、かご(6)と昇降路(1)壁の間には
空隙が形成されているため、特に昇降路(1)平面を広げ
ることなく、制御箱(10)をかご(6)の水平投影面積外、
すなわち、制御箱(10)をかご(6)外側の昇降路(1)の壁側
寄りに突設することが可能である。
【００２２】また、一般に最上の乗場(2)にかご(6)が停
止した状態で図２に示すかご(6)上の機器と昇降路(1)頂
面との隙間Ｌは、所定の規定値以上とする必要がある。
この規定値は小形エレベーター装置の故障によりかご
(6)が最上の乗場(2)を行き過ぎた場合に、昇降路(1)頂
面に衝突することを避けるために設定されている。これ
に対して、従来は図６に示すように制御箱(10)がかご
(6)上の最高の機器であるため、昇降路(1)頂面は制御箱
(10)の上面から図２に示す規定された隙間Ｌを確保する
必要がある。したがって、図２に示す最上の乗場(2)と
昇降路(1)頂面との距離Ｈが増大するため昇降路(1)の構
築費が嵩むことになる。
止した状態で図２に示すかご(6)上の機器と昇降路(1)頂
面との隙間Ｌは、所定の規定値以上とする必要がある。
この規定値は小形エレベーター装置の故障によりかご
(6)が最上の乗場(2)を行き過ぎた場合に、昇降路(1)頂
面に衝突することを避けるために設定されている。これ
に対して、従来は図６に示すように制御箱(10)がかご
(6)上の最高の機器であるため、昇降路(1)頂面は制御箱
(10)の上面から図２に示す規定された隙間Ｌを確保する
必要がある。したがって、図２に示す最上の乗場(2)と
昇降路(1)頂面との距離Ｈが増大するため昇降路(1)の構
築費が嵩むことになる。
【００２３】しかし、図２の実施例では制御箱(10)の下
面がかご(6)の天井面よりも下方に配置され、制御箱(1
0)の上面が手摺(13)の上端に一致した位置に配置され
る。このため、制御箱(10)の上面から図２に示す規定さ
れた隙間Ｌを確保した位置に昇降路(1)頂面を配置した
状態において、図２に示す最上の乗場(2)と昇降路(1)頂
面との距離Ｈが減少して昇降路(1)の構築費が節減する
ことができる。また、最上の乗場(2)と昇降路(1)頂面と
の距離が制約される建物にも容易に設置可能な小形エレ
ベーター装置を得ることができる。
面がかご(6)の天井面よりも下方に配置され、制御箱(1
0)の上面が手摺(13)の上端に一致した位置に配置され
る。このため、制御箱(10)の上面から図２に示す規定さ
れた隙間Ｌを確保した位置に昇降路(1)頂面を配置した
状態において、図２に示す最上の乗場(2)と昇降路(1)頂
面との距離Ｈが減少して昇降路(1)の構築費が節減する
ことができる。また、最上の乗場(2)と昇降路(1)頂面と
の距離が制約される建物にも容易に設置可能な小形エレ
ベーター装置を得ることができる。
【００２４】実施例３．図３〜図５も、この発明の他の
実施例を示す図で、図３は小形エレベーター装置の縦断
面図、図４は図３の制御箱の斜視図、図５は図４の右側
面図である。図において、(1)は昇降路、(2)は昇降路
(1)に設けられた乗場、(3)は昇降路(1)の乗場(2)寄りに
立設された案内レール、(4)は昇降路(1)下部に設けられ
た巻胴式の巻上機、(5)は昇降路(1)上部に枢着された滑
車、(6)は案内レール(3)に案内されて昇降するかごで、
かご(6)の出入口を開閉するドア装置(7)及びドア装置
(7)を駆動する駆動機(8)が設けられている。
実施例を示す図で、図３は小形エレベーター装置の縦断
面図、図４は図３の制御箱の斜視図、図５は図４の右側
面図である。図において、(1)は昇降路、(2)は昇降路
(1)に設けられた乗場、(3)は昇降路(1)の乗場(2)寄りに
立設された案内レール、(4)は昇降路(1)下部に設けられ
た巻胴式の巻上機、(5)は昇降路(1)上部に枢着された滑
車、(6)は案内レール(3)に案内されて昇降するかごで、
かご(6)の出入口を開閉するドア装置(7)及びドア装置
(7)を駆動する駆動機(8)が設けられている。
【００２５】(9)は一端が巻上機(4)に巻掛けられて上昇
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)外側の上部に装着されかご
(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突設されると共
に、下面がかご(6)の天井面よりも下方に配置されて駆
動機(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱で、下面
に溝穴(101)、上面に互いに平行な溝穴(102)及び溝穴(1
03)が設けられている。(11)は一端が昇降路(1)の壁に支
持され、他端はかご(6)に設けられた制御箱(10)に直接
支持されて制御箱(10)の制御装置に接続された移動ケー
ブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部に設けられた保安
用の手摺である。
し滑車(5)に巻掛けられて下降して他端はかご(6)に連結
された主索、(10)はかご(6)外側の上部に装着されかご
(6)の縁部から昇降路(1)の壁側寄りに突設されると共
に、下面がかご(6)の天井面よりも下方に配置されて駆
動機(8)を制御する制御装置を内蔵した制御箱で、下面
に溝穴(101)、上面に互いに平行な溝穴(102)及び溝穴(1
03)が設けられている。(11)は一端が昇降路(1)の壁に支
持され、他端はかご(6)に設けられた制御箱(10)に直接
支持されて制御箱(10)の制御装置に接続された移動ケー
ブル、(13)はかご(6)の天井上面縁部に設けられた保安
用の手摺である。
【００２６】この実施例においても、制御箱(10)がかご
(6)外側の上部に装着されてかご(6)の縁部から昇降路
(1)の壁側寄りに突設され、また、制御箱(10)の下面が
かご(6)の天井面よりも下方に配置され、制御箱(10)の
上面が手摺(13)の上端に一致した位置に配置される。し
たがって、詳細な説明を省略するが図３〜図５の実施例
においても図２の実施例と同様な作用が得られることは
明白である。
(6)外側の上部に装着されてかご(6)の縁部から昇降路
(1)の壁側寄りに突設され、また、制御箱(10)の下面が
かご(6)の天井面よりも下方に配置され、制御箱(10)の
上面が手摺(13)の上端に一致した位置に配置される。し
たがって、詳細な説明を省略するが図３〜図５の実施例
においても図２の実施例と同様な作用が得られることは
明白である。
【００２７】また、移動ケーブル(11)が制御箱(10)の下
面に溝穴(101)に下方から挿通されて、上面の溝穴(102)
を貫通して上面の溝穴(103)から制御箱(10)内に引き込
まれることによって、制御箱(10)により直接的に支持さ
れる。これによって、図６における支持具(12)が不要に
なり、支持具(12)の製作費、据付費を省き安価な小形エ
レベーター装置を得ることができる。
面に溝穴(101)に下方から挿通されて、上面の溝穴(102)
を貫通して上面の溝穴(103)から制御箱(10)内に引き込
まれることによって、制御箱(10)により直接的に支持さ
れる。これによって、図６における支持具(12)が不要に
なり、支持具(12)の製作費、据付費を省き安価な小形エ
レベーター装置を得ることができる。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の請求項１
記載の発明は、昇降路を昇降するかごと、かご外側の上
部に装着されかごの縁部から昇降路の壁側寄りに突設さ
れた制御箱を設けたものである。これによって、制御箱
がかごの縁部から昇降路の壁側寄りに配置されかご天井
上面に広い保守作業用スペースが得られ、保守作業を容
易化する効果がある。
記載の発明は、昇降路を昇降するかごと、かご外側の上
部に装着されかごの縁部から昇降路の壁側寄りに突設さ
れた制御箱を設けたものである。これによって、制御箱
がかごの縁部から昇降路の壁側寄りに配置されかご天井
上面に広い保守作業用スペースが得られ、保守作業を容
易化する効果がある。
【００２９】また、以上説明したようにこの発明の請求
項２記載の発明は、昇降路を昇降するかごと、かご外側
の上部に装着されかごの縁部から昇降路の壁側寄りに突
設され、下面がかごの天井面よりも下方に配置された制
御箱を設けたものである。これによって、制御箱がかご
の縁部から昇降路の壁側寄りに配置されてかご天井上面
に広い保守作業用スペースが得られ、保守作業を容易化
する効果がある。また、制御箱の下面がかごの天井面よ
りも下方に配置されてかごの総背丈が低くなり、最上の
乗場と昇降路頂面との距離が減少して昇降路の構築費を
節減することができ、また、最上の乗場と昇降路頂面と
の距離が制約される建物にも容易に設置可能な小形エレ
ベーター装置を得る効果がある。
項２記載の発明は、昇降路を昇降するかごと、かご外側
の上部に装着されかごの縁部から昇降路の壁側寄りに突
設され、下面がかごの天井面よりも下方に配置された制
御箱を設けたものである。これによって、制御箱がかご
の縁部から昇降路の壁側寄りに配置されてかご天井上面
に広い保守作業用スペースが得られ、保守作業を容易化
する効果がある。また、制御箱の下面がかごの天井面よ
りも下方に配置されてかごの総背丈が低くなり、最上の
乗場と昇降路頂面との距離が減少して昇降路の構築費を
節減することができ、また、最上の乗場と昇降路頂面と
の距離が制約される建物にも容易に設置可能な小形エレ
ベーター装置を得る効果がある。
【００３０】また、以上説明したようにこの発明の請求
項３記載の発明は、昇降路を昇降するかごと、かご外側
の上部に装着されかごの縁部から昇降路の壁側寄りに突
設された制御箱と、この制御箱に一端が吊持された移動
ケーブルとを設けたものである。これによって、制御箱
がかごの縁部から昇降路の壁側寄りに配置されてかご天
井上面に広い保守作業用スペースが得られ、保守作業を
容易化する効果がある。また、移動ケーブルが制御箱に
吊持されてかご側の移動ケーブル支持具が不要になり、
支持具の費用を省き安価な小形エレベーター装置を得る
効果がある。
項３記載の発明は、昇降路を昇降するかごと、かご外側
の上部に装着されかごの縁部から昇降路の壁側寄りに突
設された制御箱と、この制御箱に一端が吊持された移動
ケーブルとを設けたものである。これによって、制御箱
がかごの縁部から昇降路の壁側寄りに配置されてかご天
井上面に広い保守作業用スペースが得られ、保守作業を
容易化する効果がある。また、移動ケーブルが制御箱に
吊持されてかご側の移動ケーブル支持具が不要になり、
支持具の費用を省き安価な小形エレベーター装置を得る
効果がある。
【図１】この発明の実施例１を示す要部横断平面図。
【図２】この発明の実施例２を示す縦断面図。
【図３】この発明の実施例３を示す縦断面図。
【図４】図３の制御箱の拡大斜視図。
【図５】図３の実施例の移動ケーブルの吊持状況を示す
図４の右側面図。
図４の右側面図。
【図６】従来の小形エレベーター装置を示す縦断面図。
【図７】図６の要部横断平面図。
１ 昇降路 ６ かご １０ 制御箱 １１ 制御ケーブル
Claims (3)
- 【請求項１】 昇降路を昇降するかごと、このかごの外
側の上部に装着され上記かごの縁部から上記昇降路の壁
側寄りに突設された制御箱とを備えた小形エレベーター
装置。 - 【請求項２】 昇降路を昇降するかごと、上記かごの外
側の上部に装着され上記かごの縁部から上記昇降路の壁
側寄りに突設され、下面が上記かごの天井面よりも下方
に配置された制御箱とを備えた小形エレベーター装置。 - 【請求項３】 昇降路を昇降するかごと、上記かごの外
側の上部に装着され上記かごの縁部から上記昇降路の壁
側寄りに突設された制御箱と、この制御箱に一端が吊持
された移動ケーブルとを備えた小形エレベーター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4276800A JP2727890B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 小形エレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4276800A JP2727890B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 小形エレベーター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100276A true JPH06100276A (ja) | 1994-04-12 |
| JP2727890B2 JP2727890B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=17574561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4276800A Expired - Fee Related JP2727890B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 小形エレベーター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2727890B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5439869U (ja) * | 1977-08-24 | 1979-03-16 | ||
| JPS5720231A (en) * | 1980-07-09 | 1982-02-02 | Minematsu Denki Seisakusho Yuu | Cooker with smoke discharge apparatus |
| JPH022379U (ja) * | 1988-06-15 | 1990-01-09 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4276800A patent/JP2727890B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5439869U (ja) * | 1977-08-24 | 1979-03-16 | ||
| JPS5720231A (en) * | 1980-07-09 | 1982-02-02 | Minematsu Denki Seisakusho Yuu | Cooker with smoke discharge apparatus |
| JPH022379U (ja) * | 1988-06-15 | 1990-01-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2727890B2 (ja) | 1998-03-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4191331B2 (ja) | エレベーター装置 | |
| US6230845B1 (en) | Moveable control panel for elevators | |
| CN109476458B (zh) | 用以打开电梯轿厢的轿厢顶的电梯装置 | |
| WO2018011459A1 (en) | Elevator arrangement for safe maintenance work | |
| EP1195346B1 (en) | Elevator device | |
| EP1057769B1 (en) | Elevator | |
| JP3603606B2 (ja) | エレベータ装置 | |
| KR20040071325A (ko) | 엘리베이터 장치 | |
| JP2002096979A (ja) | エレベーター装置 | |
| WO2002024565A1 (fr) | Élévateur et méthode d'inspection de celui-ci | |
| JPH06100276A (ja) | 小形エレベーター装置 | |
| JPH10245170A (ja) | エレベーターピット用梯子 | |
| JP2001097649A (ja) | エレベーター装置 | |
| CN114599598B (zh) | 电梯装置以及电梯装置的门位置检测装置 | |
| JP2000318948A (ja) | エレベーター装置 | |
| JP4091218B2 (ja) | エレベータ | |
| KR100633950B1 (ko) | 엘리베이터 장치 | |
| JPH0336184A (ja) | ホームエレベータ | |
| JPH0530065Y2 (ja) | ||
| JP2859811B2 (ja) | 設備機器運搬方法及び運搬用カゴ付エレベータ | |
| JPH10324475A (ja) | エレベータ装置 | |
| JP2001080834A (ja) | エレベータ装置及びそのエレベータ制御装置の保守点検方法 | |
| JPH05330770A (ja) | エレベーターのかごの戸ロック装置 | |
| JP6440862B2 (ja) | エレベータ装置 | |
| JPH082853A (ja) | エレベータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |