JPH06100120A - ピッキングシステムの運用方法及び装置 - Google Patents

ピッキングシステムの運用方法及び装置

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JPH06100120A
JPH06100120A JP25015492A JP25015492A JPH06100120A JP H06100120 A JPH06100120 A JP H06100120A JP 25015492 A JP25015492 A JP 25015492A JP 25015492 A JP25015492 A JP 25015492A JP H06100120 A JPH06100120 A JP H06100120A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業効率を大幅に改善することができる。ピ
ッキングシステムの運用方法及び装置を提供する。 【構成】 物品搬出装置1で運ばれる物品搬出ケース6
の通路に沿って一列状に物品保管棚2を配置すると共に
物品保管棚2にそれぞれ対応してピッキングロボット3
を配置する。各ピッキングロボットで対応する物品保管
棚の物品を到来する物品搬出ケースに移載するピッキン
グ作業をコンピュータ等に含む制御系により制御する。
このような制御の際に、複数のピッキングオーダについ
て各オーダ毎に必要とする物品の個数を示す情報を記憶
し、その記憶情報に基づいて複数のピッキングオーダの
処理時間を減らすように処理順序や物品搬出ケースの供
給態様を設定し、その設定内容に従ってピッキング作業
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はピッキングシステムの運
用方法及び装置に係り、特に比較的多品種の物品を多頻
度かつ大量に取り扱うに好適なピッキングシステムの運
用方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物品のピッキングを自動的に行うピッキ
ングシステムとしては、物品搬出装置(コンテナ搬送コ
ンベア)に沿って一列状に複数の物品保管棚(ケースフ
ローラック)を配置すると共に各物品保管棚に対応して
ピッキングロボット(ピッカー)を配置し、各ピッキン
グロボットで対応する物品保管棚の物品を物品搬出装置
上の物品搬出ケース(コンテナ)に移載するようにした
ものが知られている。(例えば、「機械設計」第34
巻、第2号、P68−73〔1990−2〕参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のピッキ
ングシステムにあっては、物品搬出ケースはピッキング
ロボットから物品を受取ながら物品保管棚及びピッキン
グロボットの前を移動する。このとき移動速度は複数の
ピッキングロボットのうち物品保管棚からの物品取り出
し時間の最も長いものによって規制される。このため、
ピッキングロボット間の作業量にバラツキが生じ、例え
ば1台のピッキングロボットの作業量のみにピークが生
じた場合には、他のピッキングロボットは作業を中断し
て待機することになり作業効率が大幅に悪化するという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、ピッキングロボットの待
機時間を減らし作業効率を大幅に改善し得るピッキング
システムの運用方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、物品搬出装置
で運ばれる物品搬出ケースの通路に沿って一列状に複数
の物品保管棚を配置すると共にこれらの物品保管棚にそ
れぞれ対応して複数のピッキングロボットを配置し、各
ピッキングロボットで対応する物品保管棚の物品を到来
する物品搬出ケースに移載するピッキング作業を制御系
により制御するようにしたピッキングシステムにおい
て、前記制御系では、複数のピッキングオーダについて
各オーダ毎に必要とする物品の個数を示す情報を記憶
し、その記憶情報に基づいて前記複数のピッキングオー
ダの処理時間を減らすように処理順序や物品搬出ケース
の供給態様を設定し、その設定内容に従ってピッキング
作業を制御することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明のピッキングシステム運用方法及び装
置によれば、処理時間を減らすように設定された処理順
序やケース供給態様に従ってピッキング作業が制御され
る。処理時間は、ピッキングロボットの待機時間、物品
搬出ケースの移送時間等に依存するので、これらの時間
を減らすように処理順序やケース供給態様を設定すれば
よい。
【0007】
【実施例】図1〜図10を参照して本発明の1実施例を
説明する。図1はピッキングシステムの概要を示す配置
図、図2、4、6、8は図1のシステムに対するピッキ
ングオーダを模式的に示した図表、図3、5、7、9は
ピッキングオーダの並べ替えによるピッキング時間の変
化を説明するための図表、図10はピッキングシステム
の制御系の概要を示すブロック図である。
【0008】図1において、物品搬出装置1に沿って1
列に配置された4台(2A〜2D)の物品保管棚2の前
方にはピッキングロボット3が4台(3A〜3D)、後
方には物品供給設備4が1台配置されている。ピッキン
グロボット3は物品搬出装置1に沿って敷設されたピッ
キングロボット軌道5の上で走行と停止を繰り返しなが
ら物品保管棚2の物品をピッキングし、物品搬出装置1
の上に並べられた物品搬出ケース6へ移載する。物品搬
出装置1は間欠的に動作して物品搬出ケース6を物品保
管棚2に向かって左側(矢印a方向)から搬入し、ピッ
キングロボット3から物品を受け取った後に右側(矢印
b方向)へ搬出する。また、物品供給設備4は物品保管
棚2の後方に敷設された供給設備軌道7の上を走行し、
フリーフローラック8に保管された物品を物品保管棚2
に供給する。
【0009】物品保管棚2とピッキングロボット3は1
台ずつがペアになっており、ゾーンAのピッキングロボ
ット3Aはピッキングオーダのうち物品保管棚2Aに保
管されている物品を取り出して指定の物品搬出ケース6
へ投入する。ゾーンBのピッキングロボット3B〜3D
も同様に物品保管棚2B〜2Dに保管されている物品を
取り出し、4台のピッキングロボット3A〜3Dがそれ
ぞれのピッキング作業を終了後、物品搬出装置1が動作
して物品搬出ケース6は次の物品保管棚2の前へ移る。
このため、ピッキングケース6の移動速度すなわちピッ
キング速度は4台のピッキングロボット3のうち物品保
管棚2からの物品取り出し時間の最も長いものによって
規制され、ピッキングロボット3の作業量にバラツキが
生じ、例えば1台のピッキングロボット3Aの作業量の
みにピークが生じた場合には、他のピッキングロボット
3B〜3Dは作業を中断して待機することになり作業効
率が大幅に悪化する。このような事態を避けるため、物
品保管棚2への物品の割当ては過去のピッキング実績等
を参考にピッキングロボット3A〜3Dの動作時間がほ
ぼ等しくなるよう配慮されているが、さらに以下に示す
ような工夫がなされている。
【0010】ピッキングロボット3の待機時間を減らし
ピッキング作業の効率を向上させるピッキングシステム
の運用方法の内容を図2のピッキングオーダを用いて説
明する。図2は比較的多品種の物品を多頻度かつ大量に
取り扱う配送センタの受け付け順に並べたピッキングオ
ーダから96件を取り出し模式的に示したものである。
オーダNo.2〜8ピッキング回数1のオーダは小規模店
舗向け、オーダNo.1、17、33などピッキング回数
5以上のオーダは中大規模店舗向けのピッキングを模擬
している。また、オーダNo.9、25、41など1箇所
に集中した多数のオーダは人気商品のピッキングを模擬
している。物品保管棚2への物品の割当ては過去のピッ
キング実績等を参考にピッキングロボット3A〜3Dの
動作時間がほぼ等しくなるよう配慮されているのでピッ
キングロボット3A〜3Dのピッキング回数合計値は等
しく168とした。
【0011】この場合にゾーンAに物品搬出ケース6を
1ケース供給しオーダNo.1の5個の物品をピッキング
した物品搬出ケース6をゾーンBへ移送するとともにゾ
ーンAに新たに物品搬出ケース6を1ケース供給してゾ
ーンAと、ゾーンBとでオーダNo.2の1個の物品とオ
ーダNo.1の5個の物品とをそれぞれピッキングすると
いう具合いに各ゾーンに物品搬出ケース6を1ケースず
つ供給して受け付け順にピッキングを行ってゆくとピッ
キング時間の合計値T1は〔数1〕で表わされる。
【0012】
【数1】 〔数1〕に於て、各記号の意味するところは次の通りで
ありA、B、C、Dは括弧内の引数が(1〜N)以外は
0とする。 N :ピッキングオーダ数 A(i) :オーダNo.iのゾーンAのピッキング回数 B(i-1):オーダNo.(iー1)のゾーンBのピッキン
グ回数 C(i-2):オーダNo.(iー2)のゾーンCのピッキン
グ回数 D(i-3):オーダNo.(iー3)のゾーンDのピッキン
グ回数 Tp :物品1個の平均ピッキング時間 Tt :物品搬出ケースの1回当たりの平均移送時間
【0013】図3は〔数1〕のMax(A(i),B(i-1),C
(i-2),D(i-3))=Max(P(i))即ちA(i),B(i-1),C
(i-2),D(i-3)の最大値を示したもので、Tp、Ttを
共に5秒と仮定するとピッキング時間の合計値T1は T1=548×5+100×5=3240秒=54分 となる。
【0014】図4はピッキングオーダをピッキング回数
合計値の大きい順番に並び替えたもので、このときのM
ax(A(i),B(i-1),C(i-2),D(i-3))を図5に示す。
Tp、Ttを5秒とするとT1は T1=398×5+100×5=2490秒=41.5
分 となる。
【0015】また、図6は各ゾーンでピッキング回数が
最大のものを図4のピッキングオーダの最初に集め複数
ゾーンで同時にピッキングするようにしたもので、この
ときのMax(A(i),B(i-1),C(i-2),D(i-3))を図7
に示す。Tp、Ttを5秒とするとT1は T1=268×5+100×5=1840秒=30.7
分 となる。
【0016】図8はピッキングオーダをさらに並べ替え
ると共に各ゾーンに複数の物品搬出ケース6を供給して
複数オーダ分纏めてピッキングすることが可能なように
し、ピッキングロボット3の待機時間のみならず物品搬
出ケース6の移送時間をも減らしてピッキング時間の合
計値T1をさらに小さくしたものである。このときのM
ax(A(i),B(i-1),C(i-2),D(i-3))を図9に示す。
Tp、Ttを5秒とするとT1は T1=213×5+34×5=1235秒=20.6分 となり、ピッキングシステムの運用方法でピッキング時
間を大幅に短縮できることが分かる。
【0017】上記運用方法を実現するための制御系の概
要を図10に示す。ピッキングシステムの制御系はピッ
キングシステム制御用コンピュータ9、機械系制御用機
器10及び情報管理用機器11に区分され、これら相互
及び上位情報管理システム12との間はLAN(Loc
al Area Network)13で結ばれてい
る。ピッキングロボットコントローラ15及び物品供給
設備コントローラ16より成り、情報管理用機器11は
物品情報管理用機器17、物品搬出ケース管理用機器1
8等より成り、それぞれピッキングシステム制御用コン
ピュータ9あるいは上位情報管理システム12と協調し
て、ピッキングシステムの運用を支援する。
【0018】すなわち、ピッキグシステム制御用コンピ
ュータ9は過去の一定期間のピッキングデータを記憶し
ピッキングロボット3A〜3Dの動作時間がほぼ等しく
なるよう物品保管棚2A〜2Dへの物品の割当てを定め
る。又、上位情報管理システム12より受けたピッキン
グオーダを一定量ごとに区分し、区分毎に順序を並べ替
えて合計ピッキング時間が小さくなる順序、好ましくは
最小になる順序を選ぶと共に物品搬出ケース6の移送操
作毎に物品搬出装置1の上に供給する物品搬出ケース6
の個数を定める。
【0019】機械系制御用機器10を構成する各コント
ローラはピッキングシステム制御用コンピュータ9の指
令を物品搬出装置1、ピッキングロボット3及び物品供
給設備に伝え、物品搬出ケース6の供給とピッキング作
業にマッチングした移送、物品保管棚2から物品搬出ケ
ース6への物品のピッキング、フリーフローラック8か
ら物品保管棚2への物品の供給を制御する。情報管理用
機器11は物品保管棚2及びフリーフローラック8に保
管した物品、フリーフローラック8から物品保管棚2へ
供給される物品、物品保管棚2からピッキングされ搬出
される物品に関する情報更に物品搬出ケース6に関する
情報を管理し、フリーフローラック8への物品の補給、
物品保管棚2への物品搬出ケース6の供給とピッキング
された物品の搬出を支援する。
【0020】本発明の他の実施例を図11〜図17を用
いて説明する。図11はピッキング時間を最小にするピ
ッキングオーダの並べ替え等の最適化操作を各ピッキン
グユニット如に行うピッキングシステムの概要を示す配
置図である。図12、図14及び図16は図11のシス
テムに対するピッキングオーダを模式的に示した図表、
図13、図15及び図17はピッキングオーダの並べ替
えによるピッキング時間の変化を説明するための図表で
ある。
【0021】図11のピッキングシステムは、第1及び
第2のピッキングユニット19(1)及び19(2)を
備えている。第1のピッキングユニット19(1)は、
第1の物品搬出装置1(1)で矢印a方向から搬入され
る物品搬出ケース6の通路に沿って一列状に2台(2
A、2B)の物品保管棚2を配置すると共に物品保管棚
2A、2Bにそれぞれ対応して2台(3A、3B)のピ
ッキングロボット3を配置した構成になっている。物品
保管棚2A、2Bには、第1の供給設備軌道7(1)上
を移動する第1の物品供給設備4(1)により第1のフ
リーフローラック8(1)から物品が供給される。
【0022】第2のピッキングユニット19(2)は、
第2の物品搬出装置1(2)で矢印b方向に搬出される
物品搬出ケース6の通路に沿って一列状に2台(2C、
2D)の物品保管棚2を配置すると共に物品保管棚2
C、2Dにそれぞれ対応して2台(3C、3D)のピッ
キングロボット3を配置した構成になっている。物品保
管棚2C、2Dには、第2の供給設備軌道7(2)上を
走行する第2の物品供給設備4(2)により第2のフリ
ーフローラック8(2)から物品が供給される。尚、ピ
ッキングユニット19(1)、19(2)において、ピ
ッキングロボット3は図1で述べたと同様にしてピッキ
ングロボット軌道5上を移動可能なものである。
【0023】第1の物品搬出装置1(1)の搬出側と第
2の物品搬出装置1(2)の搬入側とを結ぶように物品
搬出ケース移送装置20が設けられており、その近傍に
は物品搬出ケース取扱装置21が設けられている。物品
搬出装置1(1)の搬出側にはケース引渡しポート23
が設けられると共に物品搬出装置1(2)の搬入側には
ケース受取ポート25が設けられており、ポート23及
び25の間にはケース保管棚24が配置去れている。ケ
ース取扱装置21は、ケース取扱装置軌道22の上を走
行するもので、第1のピッキングユニット19(1)で
作業を終えた物品搬出ケース6を一時保管したり、順序
を変えて第2のピッキングユニット19(2)に供給し
たりする必要がある場合に、ポート23から物品搬出ケ
ース6を受け取ってケース保管棚24に保管したり、ケ
ース保管棚24に一時保管された物品搬出ケース6を取
り出してポート25に渡したりする。
【0024】図11のピッキングシステムの制御系は、
図10で述べたと同様の構成であるが、各ピッキングユ
ニット毎に前述のようにピッキング作業を制御する機能
を有する他、ケース移送装置20のケース移送を制御す
る機能と、各ピッキングユニット毎に物品搬出ケースの
並べ替えを考慮して複数のピッキングオーダの処理順序
を設定する機能と、ケース取扱装置21を介して物品搬
出ケースの並べ替えを制御する機能とを有する。
【0025】第1及び第2のピッキングユニットを図1
のシステムと同様な方法で使用すると、ユニット間の物
品搬出ケース6の移送及び保管時間を除いたピッキング
時間の合計値T2は次の〔数2〕で表わされる。
【数2】 〔数2〕に於て、各記号の意味するところは次の通りで
ありA、B、C、Dは括弧内の引数が(1〜N)以外は
0とする。 N :ピッキングオーダ数 A(i) :オーダNo.iのゾーンAのピッキング回数 B(i-1):オーダNo.(iー1)のゾーンBのピッキン
グ回数 C(i) :オーダNo.iのゾーンCのピッキング回数 D(i-1):オーダNo.(iー1)のゾーンDのピッキン
グ回数 Tp :物品1個の平均ピッキング時間 Tt :物品搬出ケースの1回当たりの平均移送時間
【0026】ピッキングオーダの並べ替え等の最適操作
を各ピッキングユニット毎に行うことによるピッキング
時間の合計値T2の短縮効果を、図12に示す受付順に
並べた模式的なピッキングオーダを用いて説明する。こ
の時のMax(A(i)、B(i-1))、Max(C(i)、D(i-
1))は図13のようになるので、Tp、Ttを共に5秒
と仮定するとピッキング時間の合計値T2は T2=213×5+66×5+214×5+66×5=
2795秒=46.6分 となる。
【0027】図14は図12のピッキングオーダについ
て、各ゾーンでピッキング回数の多いものから選んでゆ
きこれらを集めて複数ゾーンで同時にピッキングさせる
オーダの並べ替え操作を第1のピッキングユニット及び
第2のピッキングユニット共通で、即ち(A〜D)ゾー
ン共通で行ったものである。この場合には、第1のピッ
キングユニットで各オーダに対応した物品を受け取った
物品搬出ケースを同じ順序で第2のピッキングユニット
に移送してピッキングを続けることが出来る。この時の
Max(A(i)、B(i-1))、Max(C(i)、D(i-1))は図
15のようになるので、Tp、Ttを共に5秒と仮定と
するとピッキング時間の合計値T2は T2=175×5+66×5+154×5+66×5=
2305秒=38.4分 となる。
【0028】図16は図12のピッキングオーダについ
て、各ゾーンでピッキング回数の多いものから選んでゆ
きこれらを集めて複数ゾーンで同時にピッキングさせる
オーダの並べ替え操作を第1のピッキングユニットと第
2のピッキングユニットとで別々に、即ち、A、Bゾー
ンとC、Dゾーンに分けて行ったものである。この時の
Max(A(i)、B(i-1))、Max(C(i)、D(i-1))は図
17のようになるので、Tp、Ttを共に5秒と仮定す
るとピッキング時間の合計値T2は T2=177×5+66×5+142×5+66×5=
2255秒=37.6分 となる。
【0029】この場合には、第1のピッキングユニット
で各オーダに対応した物品を受け取った物品搬出ケース
の順序を変えて第2のピッキングユニットに移送する必
要があるが、オーダの並べ替え操作をピッキングシステ
ム全体で行う場合に比べて更にピッキング時間を短縮す
ることが出来る。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のピ
ッキングオーダの処理時間を減らすようにしたので、作
業効率を大幅に改善することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の運用方法を説明するための
ピッキングシステムの概要を示す配置図である。
【図2】本発明の1実施例の運用方法を説明するための
受け付け順に並べた模式的なピッキングオーダを示す図
表である。
【図3】図2のピッキングオーダに対するMax(A(i),
B(i-1),C(i-2),D(i-3))即ち(A〜D)ゾーンで同
時に行うピッキングの回数の最大値を示す図表である。
【図4】本発明の1実施例の運用方法を説明するための
ピッキング回数合計値の大きい順に並び替えた模式的な
ピッキングオーダを示す図表である。
【図5】図4のピッキングオーダに対するMax(A(i),
B(i-1),C(i-2),D(i-3))を示す図表である。
【図6】図4のピッキングオーダに対して、変更を加え
た模式的なピッキングオーダを示す図表である。
【図7】図6のピッキングオーダに対するMax(A(i),
B(i-1),C(i-2),D(i-3))を示す図表である。
【図8】図6のピッキングオーダに対して変更を加えた
模式的なピッキングオーダを示す図表である。
【図9】図8のピッキングオーダに対するMax(A(i),
B(i-1),C(i-2),D(i-3))を示す図表である。
【図10】本発明の1実施例の運用方法を説明するため
のピッキングシステムの制御系の概要を示すブロック図
である。
【図11】本発明の他の実施例の運用方法を説明するた
めのピッキングシステムの概要を示す配置図である。
【図12】本発明の他の実施例の運用方法を説明するた
めの受付順に並べた模式的なピッキングオーダを示す図
表である。
【図13】図12のピッキングオーダに対するMax(A
(i),B(i-1),C(i)),Max(D(i-1))即ちA、Bゾー
ン、C、Dゾーンでそれぞれ同時に行うピッキングの回
数の最大値を示す図表である。
【図14】図12のピッキングオーダに対して変更を加
えた模式的なピッキングオーダを示す図表である。
【図15】図14のピッキングオーダに対するMax(A
(i),B(i-1)),Max(C(i),D(i-1))を示す図表であ
る。
【図16】図12のピッキングオーダに対して変更を加
えた模式的なピッキングオーダを示す図表である。
【図17】図16のピッキングオーダに対するMax(A
(i),B(i-1)),Max(C(i),D(i-1))を示す図表であ
る。
【符号の説明】
1、1(1)、1(2) 物品搬出装置 2 物品保管棚 3 ピッキングロボット 4、4(1)、4(2) 物品供給設備 6 物品搬出ケース 8、8(1)、8(2) フリーフローラック 9 ピッキングシステム制御用コンピュータ 10 機械系制御用機器 11 情報管理用機器 12 上位情報管理システム 13 LAN(Local Area Networ
k) 14 物品搬出装置コントローラ 15 ピッキングロボットコントローラ 16 物品供給設備コントローラ 17 物品情報管理用機器 18 物品搬出ケース管理用機器 19(1)、19(2) ピッキングユニット 20 物品搬出ケース移送装置 21 物品搬出ケース取扱装置 23 ケース引渡しポート 24 ケース保管棚 25 ケース受取ポート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品搬出装置で運ばれる物品搬出ケース
    の通路に沿って一列状に複数の物品保管棚を配置すると
    共にこれらの物品保管棚にそれぞれ対応して複数のピッ
    キングロボットを配置し、各ピッキングロボットで対応
    する物品保管棚の物品を到来する物品搬出ケースに移載
    するピッキング作業を、制御系により制御するようにし
    たピッキングシステムに於て、前記制御系では、複数の
    ピッキングオーダについて各オーダ毎に必要とする物品
    の個数を示す情報を記憶し、その記憶情報に基づいて前
    記複数のピッキングオーダの処理時間を減らすように処
    理順序を設定し、該処理順序に従ってピッキング作業を
    制御することを特徴とする運用方法。
  2. 【請求項2】 前記制御系では、前記記憶情報に基づい
    て前記複数のピッキングオーダの処理時間を減らすよう
    に物品搬出ケースの供給態様を設定し、該供給態様に従
    って作業を制御することを特徴とする請求項1記載の運
    用方法。
  3. 【請求項3】 物品搬出装置で運ばれる物品搬出ケース
    の通路に沿って一列状に複数の物品保管棚を配置すると
    共にこれらの物品保管棚にそれぞれ対応して複数のピッ
    キングロボットを配置して成るピッキングユニットを複
    数設け、これらのピッキングユニットの物品搬出装置の
    うち一方のものから他方のものに前記物品搬出ケースを
    移送する移送装置を設け、各ピッキングユニット毎に各
    ピッキングロボットで対応する物品保管棚の物品を到来
    する物品搬出ケースに移載するピッキング作業を制御系
    により制御するようにしたピッキングシステムにおい
    て、前記制御系では、複数のピッキングオーダについて
    各オーダ毎に必要とする物品の個数を示す情報を記憶
    し、その記憶情報に基づいて前記複数のピッキングオー
    ダの処理時間を減らすように処理順序を設定し、該処理
    順序に従ってピッキング作業を制御することを特徴とす
    る運用方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のピッキングユニット間には一
    方のピッキングユニットから送られてくる物品搬出ケー
    スを並べ替えて他方のピッキングユニットに供給する並
    べ替え構成を設け、前記制御系では、各ピッキングユニ
    ット毎に前記物品搬出ケースの並べ替えを考慮して前記
    複数のピッキングオーダの処理順序を設定すると共に前
    記並べ替え機構を介して前記物品搬出ケースの並べ替え
    を制御することを特徴とする請求項3記載の運用方法。
  5. 【請求項5】 物品搬出装置で運ばれる物品搬出ケース
    の通路に沿って一列状に複数の物品保管棚を配置すると
    共にこれらの物品保管棚にそれぞれ対応して複数のピッ
    キングロボットを配置し、各ピッキングロボットで対応
    する物品保管棚の物品を到来する搬出物品ケースに移載
    するピッキング作業を、制御するピッキングシステムに
    於て、複数のピッキングオーダについて各オーダ毎に必
    要とする物品の個数を示す情報を記憶する手段と、その
    記憶情報に基づいて前記複数のピッキングオーダの処理
    時間を減らすように処理順序を設定する手段と、該処理
    順序に従ってロボットによるピッキング作業を制御する
    手段と、より成るピッキングシステムの運用装置。
  6. 【請求項6】 物品搬出装置で運ばれる物品搬出ケース
    の通路に沿って一列状に複数の物品保管棚を配置すると
    共にこれらの物品保管棚にそれぞれ対応して複数のピッ
    キングロボットを配置して成るピッキングユニットを複
    数設け、これらのピッキングユニットの物品搬出装置の
    うち一方のものから他方のものに前記物品搬出ケースを
    移送する移送装置を設け、各ピッキングユニット毎に各
    ピッキングロボットで対応する物品保管棚の物品を到来
    する物品搬出ケースに移載するピッキング作業を制御す
    るようにしたピッキングシステムにおいて、複数のピッ
    キングオーダについて各オーダ毎に必要とする物品の個
    数を示す情報を記憶する手段と、その記憶情報に基づい
    て前記複数のピッキングオーダの処理時間を減らすよう
    に処理順序を設定する手段と、該処理順序に従ってピッ
    キング作業を制御する手段と、より成るピッキングシス
    テムの運用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002362733A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Murata Mach Ltd 切り出しシステム
WO2017110509A1 (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 株式会社イシダ ピッキングシステム

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