JPS62259909A - 回転棚に対する入出庫方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水平の循環経路に沿って回動する回転棚単体
を複数段積層して構成される回転棚に対して、物品の入
庫または出庫を能率良く迅速に行うことのできる、回転
棚に対する入出庫方法に関する。

〔概要〕

本発明は、水平の循環経路に沿って回動する回転棚単体
を複数段積層して構成される回転棚に対する入出庫方法
において、 少なくとも一つの上記回転棚単体が出庫中に、すでに所
定の出庫を完了した上記回転棚単体または出庫要求のな
い上記回転棚単体に入庫し、人出庫を同時に行うことを
含むことにより、物品の入出庫を能率良く迅速に行える
ようにしたものである。

〔従来の技術〕

保管棚に対し物品の入庫または出庫を行う入出庫方法に
関する従来技術としては、その入出庫装置と関連して、
特開昭５９−４８３０９号公報、特開昭５９−１８２１
０４号公報、特開昭５９−２１２３０４号公報、特開昭
６０−２６２７０３号公報、実開昭５９−３７２０６号
公報、実開昭５９−１４０２０３号公報、実開昭６０−
６４９１２号公報、実開昭６０−１１４１０５号公報に
記載のもの等が知られている。

上記公報の記載について略述すると、特開昭５９−４８
３０９号公報には、水平の回転棚の循環径路の反転径路
部に対向させて入出庫装置を配設し、この入出庫装置を
、前後出退可能なフォークを有する左右移動可能な可動
台を具備させた昇降枠等で構成し、物品の昇降は上下に
往復動する昇降枠等によってなすことが記載されている
。

また、特開昭５９−２１２３０４号公報には、水平の回
転棚の循環径路の直進径路部に対向させて出庫装置を配
設し、この出庫装置を、支柱に沿って昇降移動する可動
ローラコンベヤを具備させて構成し、物品の昇降は上下
に往復移動する可動ローラコンベヤによってなすことが
記載されている。

また、特開昭６０−２６２７０３号公報には、水平回転
棚の循環径路の反転経路部に対向させて入出庫装置を配
設し、この入出庫装置を、垂直方向へ回動自在に張設し
た紐状物に所要の間隔で複数の荷受台が取付けられた物
品入出庫用の柵で構成し、物品の昇降は垂直方向に回動
する荷受台によってなすことが記載されている。

また、実開昭５９−３７２０６号公報には、水平の回転
棚の循環経路の直進経路部に対向させて入出庫装置を配
設し、この入出庫装置に昇降可能な荷受渡し具を具備さ
せて、この荷受渡し具には俯仰コンベヤの揺動遊端を連
結し、物品を俯仰コンベヤを経由して昇降させることが
記載されている。

また、実開昭５９−１４０２０３号公報るこは、水平回
転棚の循環経路の外側適所に回転テーブルを設け、この
回転テーブル上に複数でかつ各別に昇降可能な入出庫装
置を設け、１つの入出庫装置を回転棚に対向させたとき
に、別の入出庫装置をコンベヤに対向し得るようになす
ことが記載されている。

また、実開昭６０−６４９１２号公報には、水平の回転
棚の循環経路の直進経路部に対向させて入出庫装置を配
設し、この入出庫装置を、垂直方向への回動自在に張設
した移送チェノの外周部に、所要の間隔に複数のハーフ
シェルフを固着して構成し、物品の昇降は垂直方向に回
動するハーフシェルフによってなすことが記載されてい
る。

また、実開昭６０−１１４１０５号公報には、水平の回
転棚の循環経路の直進径路部に対向させて入出庫装置を
配設し、かつこの入出庫装置に、支柱に沿って昇降移動
するベルトコンベヤを具備させると共に、回転棚単体の
入出庫口に対向させて荷移載台を設け、入出庫される物
品を荷移載台で仮置した後入出庫することが記載されて
いる。

また、特開昭和５９−１８２１０４号公報には、複数列
複数段の間口を有する傾斜コンベヤからなる保管棚の間
口方向に沿って移動可能な入出庫装置を設け、この人出
ｆｆ１ｆ装置を垂直循環コンベアで構成することが記載
されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の従来の入出庫装置には、リフト装置が物品を１個
ずつしか搬送できない（特開昭５９−４８３０９号公弗
、特開昭５９−２１２３０４号公報、実開昭５９−１４
０２０３号公報、実開昭６０−１１１４１０５号公報）
とか、入庫時には所望の回転棚単体の所望のトレーの呼
出しが完了するまで荷搬送装置に待時間を生じる（特開
昭６０−２６２７０３号公報、実開昭６０−６４９１２
号公報）とか、入出庫単位がロフト単位でないと高能率
が期待できない（実開昭５９−３７２０６号公報）とか
、回転棚に垂直循環コンベヤを用いて入出庫することの
示唆がない（特開昭５９−１８２１０４号公報）とかな
どにより、物品の入出庫を能率良く迅速に行ううえで問
題があった。さらに、物品の入出庫方法につりでは、単
に入庫または出庫のやり方を説明しているのみで、例え
ば、入庫と出庫を同時に行うことにより、入出庫の能率
を上げるなどの入出庫方法は開示されていない。

ところで、同一出願人による昭和６１年３月２０日出願
の実用新案登録比ｒ９Ｍｒ回転棚に対する入出庫装置」
　（実願昭６１−４０９９８　）において、上記の従来
の入出庫装置の問題点に対処して、水平の循環経路に沿
って回動する回転棚単体を複数段積層して構成される回
転棚の外側適所に、上下方向に回動する荷搬送装置を設
けると共に、上記回転棚単体の入出庫口または出庫口に
対向させて、この入庫口または出庫口と上記荷搬送装置
とを連繋する荷移載台を設け、入庫または出庫される物
品を上記荷移載台に仮置した後、入庫または出庫するこ
とを特徴とする回転棚に対する入出庫装置が提案されて
いる。この提案によると、荷移載台に物品を仮置して入
出庫できるため、出庫を行いながら入庫を行うことが可
能で、しかも上下方向に往復移動するリフトではなく上
下に循環回動する荷搬送装置を備えているため、物品の
入庫または出庫を能率よく迅速に行うことができる。こ
の提案においては上記のように、物品の入出庫を同時に
行うことの可能性を示唆しているが、その詳細について
は開示されていない。

本発明はの目的は、上記の問題点を解消することにより
、物品の出庫と入庫とを同時に行うことが可能で、能率
良く迅速に入出庫を行うことのできる回転棚に対する入
出庫方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、水平の循環経路に沿って回動する回転棚単体
を複数段積層して構成される回転棚に対する入出庫方法
において、少なくとも一つの上記回転棚単体が出庫中に
、すでに所定の出庫を完了した上記回転棚単体または出
庫要求のない上記回転棚単体に入庫を行うことを特徴と
する。

また、本発明は、出庫は出庫オーダに基づきロフト単位
に分割して行うことが好ましい。

また本発明は、回転棚がこの回転棚の外側適所に設けら
れ、上下方向に循環回動する荷搬送装置と、物品を入出
庫口または出庫口に仮置きする荷移載台とを備えたこと
が好ましい。

また本発明は、回転棚がプロセッサにより制御される在
庫管理装置および回転棚制御装置を含むことが好ましい
。

〔作用〕 本発明は、入庫に対して出庫を優先させる。

本発明は、少なくとも一つの回転棚単体が出庫中に、す
でに所定の出庫を完了した回転棚単体または出庫要求の
ない回転棚車体に入庫を行う。

すなわち、入庫を行う回転棚単体は、すでに所定の出庫
を完了したかまたはもともと出庫要求のないものであり
、一方出庫が他の回転棚単体で行われているので、入庫
中に回転されて出庫に廻り入庫ができな（なることはな
い。

しかもこの場合出庫を、出庫オーダに基づきロフトごと
に分割して行うことにより、同一オーダ内で、回転棚単
体内の物品の保管されていない空の物品収納部の存在す
る機会が増すために、上記の条件を満たす機会が増え、
より容易に入出庫を同時に行うことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図（ａ）および（ｂ）は本発明の一実施例を示す流
れ図。第２図はこの実施例が適用される回転棚に対する
入出庫装置に含まれる物品の入出庫を制御するための制
御システムを示すブロック構成図である。

第２図において、１００は物品の在庫管理を統括する在
庫管理ＣＰＵ　（在庫管理中央処理装置）で、回転棚の
在庫管理に必要なデータ処理を行うと共に、物品の格納
された物品収納部を記憶し、与えられたデータと指令（
出庫オーダ）に基づいて回転棚本体３００を操作するた
めの信号の送受を行う。

２００はこの信号に応じて回転棚本体３００の動作を直
接に制御する回転棚制御装置でマイクロプロセッサを含
んでいる。

そして、在庫管理ＣＰＵ１００の制？ｆｆ１分担は一例
として次のようになっている。

ｆａｌ　　物品収納部在庫管理−・−回転棚の各回転棚
単体および各物品収納部ごとに在庫情報を記憶し、出庫
および入庫のたびに（各回転棚単体の動作完了信号を受
信するたびに）、物品収納部在庫情報を更新する。ここ
で、物品収納部在庫情報は、物品収納部番地、空物品収
納部か在庫物品収納部か、在庫品種および入庫順などを
含み、また在庫方式は、１物品収納部１ケースで各物品
収納部にはどの品種を入れてもよいフリーロケーション
方式がとられる。

（ｂ）　　物品収納部引当・−一一一一一出庫物品収納
部、入庫回転棚単体、入庫物品収納部の決定。

ｆｃ）　　動作命令−・−回転棚制御装置２００に対し
て出庫物品収納部指令、入庫回転棚単体指令、入庫物品
収納部指令を出力する。ここで、出庫物品収納部指令お
よび入庫物品収納部指令には該当回転棚単体番号と該当
物品収納部番号が含まれ、入庫回転棚単体指令には該当
回転棚単体番号が含まれる。

また、回転棚制御装置２００の制御分担は一例として次
のようになっている。

（ａｌ　　出庫制御−・−・在庫管理ＣＰ　Ｕｌｏｏが
らの上記出庫指令を受信し、該当回転棚単体の該当物品
収納部を出庫口まで、回転距離が短くなるように回転方
向を決めて回転させる出庫番地制御と、次に各種プレッ
シャーおよび荷搬送装置を次々と動作させて、物品を出
庫搬送コンベヤまで搬送する（出庫）Ｉｌｌｌｌ外を含
む。

（ｂｌ　　入庫回転棚単体制御−・−・・・・在庫管理
ＣＰＵ１００から上記入庫回転棚単体指令を受けて、（
入庫）搬送コンベア先端に到着した物品を該当回転棚単
体の荷移載台まで運ぶ。

（Ｃ）　　入庫制御・−・−在庫管理ＣＰＵ１００から
上記入庫指令を受けて、該当回転棚単体の該当物品収容
部を入庫口まで、回転距離が短くなるように回転方向を
決めて回転させ、仮置した物品を荷移載台から、該当物
品収納部に移載する。

なお、在庫管理ＣＰＵ１００による入出庫優先の決定は
、次の条件により定められる。

（１）基本的には出庫優先である。

（２）該当回転棚単体のｌオーダ分の出庫作業が終了し
、他の回転棚単体がまだそのオーダの出庫作業が終って
いない場合入庫作業を行う。

（３）出庫作業の際、たまたま入庫口に空物品収納部が
位置していた場合に、入出庫同時作業を行う。

また、それぞれの制御指令の出力タイミングは次のよう
になされる。

ｆｉｌ　　入庫回転棚単体指令−−−−−・・物品が（
入庫）搬送コンベア先端に到着したとき、入庫回転棚単
体の決定を行い、入庫回転棚単体指令を出力する（第１
図（ａ））。

（２）入庫物品収納部指令−〜−一−・・物品が入庫ス
テーション（荷載台４）に到着していて、該当回転棚単
体の出庫オーダの出庫動作が完了したとき、入庫物品収
納部番号を決定し、入庫物品収納部指令を出力する（第
１図（ｂ）） （３）入庫物品収納部指令−・・−前回の１オ一ダ分の
出庫作業が完了したとき、次のｌオーダ分の在庫物品収
納部番号をハツチで決定し、１出庫作業が終わるたびに
、１件ずつ出庫物品収納部指令を出力する。

次に回転棚本体３００が３個の回転棚単体１１−１．１
１−２およびｌｌ−３から構成され、下表に示すように
物品Ａ−Ｍがそれぞれ物品収納部に収容されており、出
庫が■、■、■のオーダ順に行われる場合に、同時に入
庫を行う手順について、第１図を参照して説明する。

表 この手順は、始めに回転棚単体を定め、次いでその回転
棚単体中のどの物品収納部に入庫させるかを定める順序
で行われる。

始めに当該回転棚単体に入庫ステーション（荷載台４）
在庫および予約がないかどうかをチｘ　ツクする（ステ
ップＳｌ）。次に当該回転棚単体が故障してしないかど
うかをチェックする（ステップ３２）。次に当該回転棚
単体に空物品収納部があるかをチェックする（ステップ
Ｓ３）。以上のステップＳ１からステップＳ３まではど
の順序で行われてもよい。回転棚単体１１−１．１１−
２および１１−３のいずれもがこれらの条件に適合して
いる場合には、到着した物品は順次これら回転棚単体１
１−１．１１−２および１１−３に対応する荷移載台４
−１．４−２および４−３へ供給される。この場合にお
ける供給順序は、例えば空物品収納部を多く持った回転
棚単体に対応する荷移載台を優先する等、適宜決定でき
る（ステップＳ４）。

次にステップＳ５では、これら回転棚単体１１−１．１
１−２および１１−３に対応する荷移載台４−１．４−
２および４−３の在庫をチェックする。

次にこれら回転棚単体１１−１．１１〜２．１１−３の
中で所定の出庫が完了した（または出庫要求がない）回
転棚単体をチェックする（ステップ３６）。上記表のデ
ータにおいて、まず回転棚単体１１−３の出庫が完了し
たとすると、回転棚単体１１−３が入庫すべき回転棚単
体として決定される（ステップＳ７）。

次に入庫すべき物品収納部として、該当回転棚単体の中
の空物品収納部のうちで入庫口に一番近い物品収納部を
選定する（ステップＳ８）。次に他の回転棚単体が出庫
中であるかどうかをチェックする（ステップ３９）。上
記表のデータにおいて回転棚単体１１−３はこの条件を
満足しており、その中の入庫口に一番近い物品収納部に
物品を入庫する入庫物品収納部指令が出力される（ステ
ップ５１０）。

なお、上記のステップＳ１〜Ｓ３、Ｓ５、Ｓ６およびＳ
９のそれぞれにおいて、チェック結果がノウ（Ｎｏ）の
場合はイエス（ＹＥＳ　）とでるまで原則として繰り返
えされる。

ところで、第１図（ａ）および（ｂ）の流れ図に示した
手順による入庫物品収納部指令の決定および出力は、す
べて在庫管理ＣＰＵ１００を用いて行われるが、そのう
ち入庫物品収納部決定（ステップ８６〜Ｓ　１０）につ
いての制御は、次のようにして、回転棚制御装置２００
により行うこともてきる。

（１）　　入出庫作業を開始するときに、各回転棚単体
の全空物品収納部番号を、在庫管理ＣＰＵ１００から回
転棚単体制御装置２００に送る。

（２）入庫物品収納物品番号を回転棚単体制御装置２０
０が決定し、入庫した実績棚番号を回転棚単体制御装置
２００から在庫管理ＣＰＵに送り返す（入庫の品種順は
あらかじめ定まっている。）（３）人出庫先制御は回転
棚単体装置で行う。

なお、この場合には、回転棚単体制御装置２００では、
１オーダの切れ目を検出する必要があるため、出庫作業
指令は在庫管理ＣＰＵ１００から回転棚単体制御装置２
００に、１オ一ダ分まとめてバッチで送るか、あるいは
、出庫物品収納部指令にオーダ番号を付加し複数の出庫
物品収納部指令をバッチで送る必要がある。

以上説明したように本実施例においては、回転棚単体１
１−１または１１−２が出庫中に、所定の出庫を完了し
た回転棚単体に対して入庫を行うので、物品の入出庫を
能率良く迅速に行うことができる。

次に、本発明の回転棚に対する入出庫方法を適用するの
に好適な回転棚に対すに入出庫装置の一実施例について
説明する。

第３図はその回転棚に対する入出庫装置の概略的な平面
図、第４図および第５図はそれぞれその入庫位置近傍の
拡大平面図および拡大正面図で、これらの図面において
、１は水平の循環径路に沿って回動する回転棚単体１１
を適宜間隔で複数段積層してなる回転棚、２は入庫装置
、５は出庫装置、８は出庫装置５により出庫された物品
を必要に応じて入庫装置２に搬送して入庫装置２により
回転棚Ｉに物品を再入庫し得るようになした搬送コンヘ
アで、上記入庫装置２は、回転棚１の外側適所に設けた
上下方向に循環回動する入庫用の荷搬送装置３と、回転
棚単体１１の入庫口と荷搬送装置３とを連繋するように
この入庫口に対向させて設けた荷移載台４とを主体とし
て構成する一方、上記出庫装置５は、回転棚１の外側適
所に設けた上下方向に循環回動する出庫用の荷搬送装置
６と、回転棚単体１１の出庫口と荷搬送装置６とを連繋
するようにこの出庫口に対向させて設けた荷移載台７と
を主体として構成してあり、回転棚１に対する入出庫は
、入庫または出庫される物品を上記荷移載台４または７
に仮置して行うようにしである。

実施例における各部について詳述すると、上記回転棚１
におけるそれぞれの回転棚単体１１は、第６図および第
７図に詳細を示すように、その上面に水平循環径路を形
成すべく敷設した長円状の走行レール１３上に多数の物
品収納部１２を走行可能に指示するとともに、走行レー
ル１３に沿って駆動歯車１４と遊転歯車１５との間に駆
動チェーン１６を掛張してこの駆動チェーン１６に物品
収納部１２を等間隔で固定し、駆動歯車１４をモータ１
７により伝導チェーン１８を介して駆動することにより
、他の段の回転棚単体１１とは無関係に、所望の物品収
納部１２を入庫位置または出庫位置に回動位置させ得る
ようにしである。なお、第６図および第７図において、
１９は駆動チェーン１６を案内するガイドレールである
。また、本実施例においては、回転棚単体１１は１１−
１〜１１−９の合計９段積層しである。また、以下の説
明においては、説明を簡略化するために、各段の回転棚
単体１１に対応する部材、装置については、それが回転
棚１に関するものであっても、回転棚１以外に関するも
のであっても、必要に応じ、それを示す符号の後にハイ
フォンを付し、対応する段の回転棚単体１１のハイフォ
ンの後の符号と同一の符号を付すものとする。

また、入庫装置２は、回転棚１の従動側反転経路部に略
対向させて配設してあり、その荷搬送装置３は、各四隅
を同一半径の円弧状に曲げて略長方形状に立設したガイ
ドフレーム３１に沿って、上下方向に循環回動する２つ
の荷搬送具３２（トレー）を備えている。荷搬送具３２
は、それぞれ、櫛状（フォーク状）の形状にしてあり、
その後部に一体的に結合したアーム３３の後端のガイド
ローラー３４を介してガイドフレーム３１に走行可能に
支持させると共に、アーム３３の先端（荷搬送具３２の
後端）を、ガイドフレーム３１の前方かつ下方に少しず
らしてガイドフレーム３１に沿って張架した無端チェー
ン３９に結着してあり、無端チェーン３９をモータ３５
によって駆動することにより、略水平の姿勢を保持しな
がら上下方向に循環回動するようにしである。なお、２
つの荷搬送具３２は無端チェーン３９に等間隔で結着し
である。また、３６は搬送コンベヤ８により搬入された
物品を搬入コンベヤ３７に押し込む搬入プッシャー、３
８は搬入コンベヤ３７により搬入された物品を荷搬送具
３２に荷渡しする荷渡部（ローディングステーション）
で、荷渡部３８は、荷搬送具３２の垂直循環径路に交叉
させて櫛状に配設した複数本の片持駆動ローラにより構
成してあり、櫛状に配設された片持駆動ローラ間を櫛状
の荷搬送具３２が下方から上方に通過する際に、荷渡部
３８上の物品を荷搬送具３２により掬い上げさせて荷搬
送具３２に荷渡しするようにしである。

また、入庫装置２の荷移載台４は、荷搬送具３２の垂直
循環経路に側方から臨ませかつ各段の回転棚単体１１の
高さに対応させて設けてあり、荷搬送具３２の垂直循環
経路を挟んでそれぞれの荷移載台４に対向させて配設し
た、荷卸しプッシャー４２により押込まれた荷搬送具３
２上の物品を仮置できるようにしである。そして、それ
ぞれの荷移載台４には、荷移載台４上に物品がないこと
を検出する検出器４７、および荷移載台４上の物品を回
転棚単体１１の物品収納物部１２に押込む入庫用のプッ
シャー４４を設けである。

また、出庫装置５は、入庫装置２と搬送方向は異なるが
略同様に構成してあり、出庫用の荷搬送装置６と、出庫
用の荷移載台７とを主体とし、回転棚１の各段の物品収
納部１２から物品を荷移載台７上に押出す出庫用プッシ
ャー７１、および荷移載台７上に仮置された物品を荷搬
送装置６に移載させる移載用プッシャー７２を具備させ
て構成しである。出庫用のプッシャー７１は、各段の回
転棚単体１１ごとに配設されており、本実施例において
は、回転棚１の略駆動側反転経路部において外へ向かっ
て物品を出庫するようにしである。また、荷移載台７は
、各段の回転棚単体１１の高さに対応させ出庫用プッシ
ャー７１に対向させて配設しである。

また、出庫用の荷搬送装置６は、入庫用の前記荷搬送装
置３と同様に構成してあり、移載用プソシャー７２は、
荷搬送装置６における上下方向に循環回動する荷搬送具
６２に、荷移載台７上のそれぞれの物品を押込むように
各段の回転棚単体１１の高さに対応させて設けである。

また、荷搬送装置６には、入庫用の荷搬送装置３におけ
る荷渡部３８と同様な荷卸部６８を付設してあり、この
荷卸部６８は、そこを荷搬送具６２が上方から下方に通
過する際に、荷搬送具６２から物品を受取って、搬送コ
ンベヤ８に搬出できるようにしである。

また、搬送コンベヤ８には、そこから物品を取出すピッ
キング装置（図示せず）およびそこへ物品を補充する補
充装置（図示せず）を付設しである。なお、搬送コンベ
ヤ８は、物品をストレージした上、１個ずつ物品を搬出
できる切出しコンベヤで構成することができる。

さらに、本実施例は、第２図に示したように、在庫管理
ＣＰＵ１００および回転棚制御装置２００から構成され
る制御システムを備えている。

次に、上述の入出庫装置による一人出庫態様について説
明する。なお、この入出庫態様は、出庫作業をしながら
、同時に入庫作業を行う場合の態様である。

出庫作業の実施に際しては、まず、回転棚単体１１が指
定された出庫順序に従って呼出されてその物品収納部１
２が回動し、それぞれの段で出庫すべき指定された物品
（例えば、小型商品を格納したプラスチックコンテナ、
段ボールに包装された商品等）を収納した物品収納部１
２が荷移載台７と対向する位置で停止される。次いで、
このように順次停止した回転棚単体１１の段について、
出庫用のプッシャー７１が順次作動し、各段の回転棚単
体１１から物品が荷移載台７に順次取出され、取出され
た物品の荷移載台７に仮置される。そして、物品の取出
された段の回転棚単体１１は再び回動し、次の出庫また
は入庫に備える。そしてその間に、出庫用の荷搬送装置
６が上下方向に循環回動じて空の荷搬送具６２を指定さ
れた段の荷移載台７に対向位置させており、指定された
段の荷移載台７について、移載プッシャー７２が作動し
、仮置された物品がこの荷搬送具６２に移載される。物
品が移載されると、荷搬送装置６が上下方向に循環回動
じ、もう一方の空の荷搬送具６２が次に出庫すべき物品
の仮置された荷移載台７に対向して停止し、この荷搬送
６２についても上記のような操作が行われ、次の物品が
出庫される。そして、物品を載せた荷搬送具６２は荷卸
部６８を上方から下方に通過する際に、荷搬送具６２か
ら物品が荷卸部６８に荷卸しされ、荷卸しされた物品は
搬送コンベヤ８に搬出される。

以下、このような操作で、物品が順次搬送コンベヤ８に
搬出される。搬送コンベヤ８に搬出された物品は、適宜
の処理（例えば、プラスチックコンテナに格納された小
型商品の必要な数量だけのピッキングまたは補充）が加
えられた後入庫装置２に至る。なお、各回転棚単体１１
の物品収納部１２の回動の制′４ｎ態様としては、荷移
載台７への物品の搬出後等において、完了押ｉ口（図示
せず）を押すことにより、あるいは在庫管理ｃｐｕｔｏ
ｏからの信号指示等により、回転棚単体１１の物品収納
部１２が次の出庫に備えて回動を開始するような態様を
採用することができる。

入庫作業は、第１図の流れ図でもって説明した手順に従
って、複数段の回転棚単体１１のうち出庫作業がなされ
ていない段の回転棚単体１１に対して行うのを原則とし
、この回転棚単体１１で空となっている物品収納部１２
を入庫位置に回動位置させ、入庫位置に呼出された物品
収納部１２に対して行う。

すなわち、上記の表に示すように、■、■、■のオーダ
順に出庫をする場合、まず■のオーダに関しては、回転
棚単体１１−１については、Ａ、Ｂ、Ｃを収納したいず
れかの物品収納部１２−１を出庫位置に回動位置させ、
回転棚単体１１−２については、Ｆ、Ｇを収納した物品
収納部１２−２のいずれかを、回転棚単体１１−３につ
いては、Ｋを収納した物品収納部１２−３をそれぞれ回
動位置させ、出庫位置に停止した物品収納部１２から物
品を出庫し、次に同様にしてオーダ■、オーダ■の順に
出庫を行う。

そして、上記のようにして入庫すべき回転棚単体と物品
収納部１２とが決定され入庫指令が発出され、上記のよ
うに入庫位置に呼出された空の物品収納部１２に対して
は、荷移載台４に仮置された吻品を搬送し、入庫用のプ
ッシャー４４により行うことができる。なお、この入庫
は、出庫作業の際、たまたま入庫用の荷移載台４に対向
して空の物品収納部１２が位置している場合に実施する
ことも可能である。

また、荷移載台４上に仮置された物品が入庫された場合
、荷移載台４に次に入庫すべき物品を仮置きするには、
搬送コンベヤ８からの物品を、搬入プッシャー３６によ
り搬入コンベヤ３７に押込み、搬入コンベヤ３７を経て
荷渡部３８に搬送し、荷渡部３８において、そこを下方
から上方に通過する荷搬送具３２により掬い上げさせて
荷搬送具３２に荷渡し、この荷搬送具３２を上下方向に
循環回動させて所定の段の荷移載台４の側方に停止させ
（第５図においては荷移載台４−３の側方に停止してい
る）、荷卸しプッシャ−４２により荷移載台４上に押込
むことにより行うことができる。このような荷移載台４
への物品が供給はいずれかの荷移載台４に物品が仮置さ
れていない場合（検出器４７等により検出）に行われる
。また、荷搬送具３２が上記のように所定の段の荷移載
台４に対向して停止している場合、もう一方の荷搬送具
３２はいずれの段の荷移載台４にも対向しておらず、次
の物品の掬い上げまたはその準備段階にあるため、物品
の仮置作業は次々に効率的に行われる。また、荷搬送具
３２の停止光は、在庫管理ＣＰＵ１００により指定でき
る。

このような指定は、例えば、特定の種類の物品を回転棚
単体１１それぞれに収納させたり、特定の回転棚単体１
１に収納する場合に有効である。

以上説明したように本実施例の回転棚に対する入出庫装
置は、上下方向に循環回動する荷搬送装置と、物品を仮
置して入出庫を行うことのできる荷移載台を備えている
ので、物品の入出庫を同時に行うように制御することが
容易で、本発明の回転棚に対する入出庫方法を適用し効
果をあげるのに好適である。

なお、上記説明においては、物品の出庫オーダを原則と
してロフトに分割した場合について説明した。これは物
品をロフト単位に分割した場合に、同時入出庫を一番や
りやす（なるからであるが、本発明によれば、バッチ単
位の場合でもその大きさにより、上記条件に従って同時
入出庫を行うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、少なくとも一つの回転
棚単体が出庫中に、すでに所定の出庫を完了した回転棚
単体または出庫要求のない上記回転棚単体に入庫し、入
出庫を同時に行うことにより、物品の入出庫を能率良く
迅速に行える効果がある。

なお、出庫オーダをロフトに分割し、入出庫装置として
、回転棚がこの回転棚の外側適所に設けられ上下方向に
回動する荷１般送装置と、物品を入出庫口に仮置する荷
移載台を備えた回転棚に対する入出庫装置に適用するこ
とにより、その効果を十分に発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）および（ｂ）は本発明の一実施例を示す流
れ図。 第２図は本発明が適用される回転棚に対する入出庫装置
の一実施例の制御システムを示すブロック構成図。 第３図は本発明が適用される回転棚に対する入出庫装置
の一実施例を示す概略的な平面図。 第４図はその入庫位置近傍の拡大平面図。 第５図はその入庫位置近傍の拡大正面図。 第６図はその回転棚単体の物品収納部近傍の拡大平面図
。 第７図はその回転棚単体の物品収納部近傍の拡大正面図
。 １・・・回転棚、２・・・入庫装置、３．６・・・荷搬
送装置、４．７・・・荷移載台、５−・・・出庫装置、
８・・・搬送コンベヤ、１１・・・回転棚単体、１２・
・・物品収納部、１３・・・走行レール、１４・・・駆
動歯車、１５・・・遊転歯車、１６・・・駆動チェーン
、１７．３５・・・モータ、１８・・・伝導チェーン、
１９・・・ガイドレール、３１・・・ガイドフレーム、
３２・・・荷搬送具、３３・・・アーム、３４・・・ガ
イドローラ、３６・・・搬入プレッシャー、３７・・・
搬入コンベヤ、３８・・・荷渡部、３９・・・無端チェ
ーン、４２・・・荷卸プレソシャ−１４４・・・入庫用
プレッシャー、４７・・・検出器、６２・・・荷搬送具
、６８・・・荷卸部、７１・・・出庫用プッシャー、７
２・・・移載用プッシャー、１００・・・在庫管理ＣＰ
Ｕ。 ２００・・・回転棚制御装置、３００・・・回転棚本体
、８１〜ＳＩＯ・・・ステップ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平の循環経路に沿って回動する回転棚単体を複
   数段積層して構成される回転棚に対する入出庫方法にお
   いて、 少なくとも一つの上記回転棚単体が出庫中に、すでに所
   定の出庫を完了した上記回転棚単体または出庫要求のな
   い上記回転棚単体に入庫を行うことを含む ことを特徴とする回転棚に対する入出庫方法。
2. （２）出庫は出庫オーダに基づきロット単位に分割して
   行う特許請求の範囲第（１）項に記載の回転棚に対する
   入出庫方法。
3. （３）回転棚がこの回転棚の外側適所に設けられ上下方
   向に循環回動する荷搬送装置と、物品を入庫口または出
   庫口に仮置する荷移載台とを備えた特許請求の範囲第（
   １）項または（２）項に記載の回転棚に対する入出庫方
   法。
4. （４）回転棚がプロセッサにより制御される在庫管理装
   置および回転棚制御装置を含む特許請求の範囲第（３）
   項に記載の回転棚に対する入出庫方法。