JPH0598214A - プラスチツク成形品用塗料組成物 - Google Patents

プラスチツク成形品用塗料組成物

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JPH0598214A
JPH0598214A JP3262133A JP26213391A JPH0598214A JP H0598214 A JPH0598214 A JP H0598214A JP 3262133 A JP3262133 A JP 3262133A JP 26213391 A JP26213391 A JP 26213391A JP H0598214 A JPH0598214 A JP H0598214A
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colloidal silica
parts
group
modified
coating composition
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JP3262133A
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Inventor
Hirohisa Kato
裕久 加藤
Yukio Murai
幸雄 村井
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Itoh Optical Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗膜の諸物性に優れるとともに、耐擦傷性及
び耐熱水性に優れたのプラスチック成形品用塗料組成物
を提供すること。 【構成】 下記(A)、(B)、(C)及び(D)を
必須成分とすることを特徴とするプラスチック成形品用
塗料組成物。 (A)一般式 R12 aSi (OR33-a (但し、
1 :エポキシ基を有する有機基、R2 :水素または炭
素数1〜4の炭化水素基、R3 :炭素数1〜4のアルキ
ル基またはアルコキシアルキル基、a:0または1)で
示されるエポキシ基含有ケイ素化合物の加水分解物…1
00重量部、 (B)平均粒子径がそれぞれ1〜200nmである非変
性コロイダルシリカ及び変性コロイダルシリカを、非変
性/変性=90/10〜0/100の重量比で組み合わ
せたもの…30〜500重量部、 (C)不飽和又は飽和の多価カルボン酸またはその無水
物のうち少なくとも一種…1〜50重量部、 (D)アミン系化合物及び有機金属化合物の内から選択
される一種または二種以上の硬化剤…0.5〜25重量

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形品用
塗料組成物に関する。特に、光学部品用のプラスチック
成形品に好適なものである。ここで、プラスチック成形
品としては、眼鏡レンズ、カメラ用レンズ等の光学部品
の他に、家庭用食器、玩具等のプラスチック成形品を挙
げることができる。
【0002】なお、以下の説明で、配合単位及び組成比
は、特に断らない限り、重量単位である。
【0003】
【従来の技術】光学部品等のプラスチック成形品は、そ
の軽量性、優れた加工性・耐衝撃性などの特性故に、あ
らゆる分野における利用が期待されている。しかし、耐
擦傷性、耐候性、耐熱性等に劣るため、その利用分野に
は一定の限度がある。一般に、硬度、耐擦傷性、耐光性
は、プラスチック成形品の屈折率が高い程、低下する傾
向にある。
【0004】これらの問題点を解決するために、シリコ
ーン系塗料からなる塗膜、いわゆるハードコートをプラ
スチック成形品に施すことが一般的に行われている。
【0005】そして、上記プラスチック成形品用の塗料
組成物として、本発明者らは、先に、エポキシ機含有シ
ラン化合物、カルボン酸、及び、硬化剤からなる可染性
の塗料組成物を提案し、一部実用化している(実公昭5
7−4266号公報)。
【0006】また、特公昭61−33868号公報に
は、シリコーン系塗料にコロイダルシリカ(シリカ微粒
子)を配合して、耐擦傷性、染色性等を改善した塗料組
成物が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の塗料組
成物は、塗膜の染色性及び帯電防止性は優れている
が、、耐擦傷性が十分でないことが分った(表2の比較
例1〜6参照)。
【0008】また、後者のコーティグ組成物は、耐擦傷
性及び染色性に改善は見られるもののまだ十分ではな
く、帯電防止性も十分でない(表面抵抗値が高い。)こ
とが分った(表2の比較例7・8参照)。
【0009】本発明は、上記にかんがみて、前者塗料組
成物の染色性及び帯電防止性を維持したまま、耐擦傷性
を向上させたプラスチック成形品用塗料組成物を提供す
ることを目的とする。
【0010】即ち、塗膜の表面硬度・耐摩耗性・透明性
・帯電防止性・染色性・耐熱水性等に優れ、しかも、こ
の塗膜上に無機反射防止膜を施した場合の密着性・耐擦
傷性等に優れた塗料組成物を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を下
記構成により、解決するものである。
【0012】下記(A)、(B)、(C)及び(D)を
必須成分とすることを特徴とするプラスチック成形品用
塗料組成物。
【0013】(A)一般式 R12 aSi (OR3
3-a (但し、R1 :エポキシ基を有する有機基、R2 :水素
または炭素数1〜4の炭化水素基、R3 :炭素数1〜4
のアルキル基またはアルコキシアルキル基、a:0また
は1)で示されるエポキシ基含有ケイ素化合物の加水分
解物…100重量部、 (B)平均粒子径がそれぞれ1〜200nmである非変
性コロイダルシリカ及び変性コロイダルシリカを、非変
性/変性=90/10〜0/100の重量比で組み合わ
せたもの…30〜500重量部、(但し、変性コロイダ
ルシリカは、表面がアルコキシル化されたコロイダルシ
リカに、グリシドキシアルキルトリアルコキシシランま
たはその誘導体を反応させて調製するもの。) (C)不飽和又は飽和の多価カルボン酸またはその無水
物のうち少なくとも一種…1〜50重量部、 (D)アミン系化合物及び有機金属化合物の内から選択
される一種または二種以上の硬化剤…0.5〜25重量
【0014】
【手段の詳細な説明】以下、上記構成の各手段について
説明をする。
【0015】(A)成分: 一般式 R12 aSi (OR33-a (但し、R1 :エポキシ基を有する有機基、R2 :水素
または炭素数1〜4の炭化水素基、R3 :炭素数1〜4
のアルキル基またはアルコキシアルキル基、a:0また
は1)で示されるエポキシ基含有ケイ素化合物の加水分
解物をマトリックス(母材)の主剤とする。
【0016】上記エポキシ基含有シラン化合物の具体例
を下記する。
【0017】「γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリプロポキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリブトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルメチルジプロポキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルメチルジブトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリブトキシシラン。」 (B)成分:平均粒径がそれぞれ1〜200nm(好ま
しくは5〜100nm)である非変性コロイダルシリカ
及び変性コロイダルシリカを、非変性/変性=90/1
0〜0/100(好ましくは、80/20〜0/10
0)の重量比で組み合わせて、上記(A)成分100部
に対して、30〜500部(好ましくは50〜300
部)の割り合いで配合する。
【0018】各コロイダルシリカの平均粒径が1nm未
満であると、コロイド分散性が低下して、塗料安定性に
欠け、200nmを超えると塗膜の透明性の低下を招き
易い。
【0019】また、上記非変性コロイダルシリカと変性
コロイダルシリカの割合は、使用目的に応じ、上記範囲
内で任意に変えることができ、塗膜染色性のコントロー
ルを容易に調整することができ、変性コロイダルシリカ
の割合が10部未満では、塗膜の染色性が向上せず、か
つ、塗膜染色性のコントロールが容易でない。
【0020】上記(B)成分が30部未満であると添加
の効果が小さく耐擦傷性に劣り、500部を超えると、
樹脂成分の加熱硬化時にクラックを生じたり、耐熱水性
に劣ったりする。
【0021】(i) 非変性コロイダルシリカとは、無水ケ
イ素の高分子量体を水またはアルコール等の分散溶媒に
分散せしめたコロイド溶液であり、周知の方法で製造さ
れ(ケイ酸塩に稀塩酸を作用させてから透析して得られ
る。)、市販されているものである。
【0022】(ii)変性コロイダルシリカとは、表面がア
ルコキシル化されたコロイダルシリカに、グリシドキシ
アルキルトリアルコキシシランまたはその誘導体を反応
させて得られるものを言う。
【0023】これら非変性コロイダルシリカ及び変性コ
ロイダルシリカは、それぞれ平均粒径、1〜200nm
(好ましくは5〜100nm)のものを使用する。
【0024】(C)成分:不飽和又は飽和の多価カルボ
ン酸またはその無水物のうち少なくとも一種を、(A)
成分100部に対して1〜50部(好ましくは2〜25
部)を配合する。
【0025】上記(C)成分が1部未満であると、塗膜
の耐擦傷性・耐水性に欠け、50部を超えると塗膜の白
化等の外観上の欠陥を生じ易い。
【0026】上記(C)成分の具体例としては、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、無水コハク酸、アジピン酸、
クエン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラ
コン酸、テトラヒドロフタル酸、ヘット酸、O−フタル
酸、トリメリト酸、無水トリメリト酸、ピロメリト酸、
無水ピロメリト酸が挙げられる。これらのカルボン酸類
の内で、マロン酸、クエン酸、イタコン酸、トリメリト
酸、無水トリメリト酸が使用にあたって特に好ましい。
【0027】(D)成分:アミン系化合物及び有機金属
化合物の内から選択される一種または二種以上の硬化剤
を、(A)成分100部に対して0.5〜25部(好ま
しくは2〜12部)配合する。
【0028】上記(D)成分が、0.5部未満であると
塗膜硬度が不充分なりやすく、25部を超えるとポット
ライフの低下が激しい。
【0029】上記(D)成分の硬化剤としては、イミダ
ゾール誘導体、ジシアンジアミド、及びアルミニウムの
アルコラートまたはキレート化合物を挙げることができ
る。
【0030】イミダゾール誘導体は一般式
【0031】
【化1】
【0032】(但し、R1 はHまたは炭素数が1〜3の
シアノアルキル基、R2 :水素、フェニル基または炭素
数が1〜3のアルキル基、R3 :水素または炭素数が1
〜3のアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアル
キル基及びヒドロキシメチル、R4 :水素またはヒドロ
キシメチル基及び炭素数が1〜3のアルコキシアルキル
基である。)で示されるものである。
【0033】具体的には、下記のものを例示できる。
【0034】「1−シアノエチル−2−プロピルイミダ
ゾール、1−シアノエチル−2,4−ジメチルイミダゾ
ール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、
1−シアノエチル−2−フェニル−4,5−ジシアノメ
チルイミダゾール、」 (E)その他の成分:本発明の塗料組成物は、、さら
に、染色性向上の為にエポキシ化合物を添加することも
可能である。例えば、多価フェノール類、あるいはグリ
コール類やポリオール類にエピクロルヒドリンを反応さ
せて得られるポリグリシジルエーテル型化合物、多塩基
酸とエピクロルヒドリンから得られるポリグリシジルエ
ステル型化合物が、使用にあたって好ましい。
【0035】また、塗膜の平滑性と帯電防止性を向上さ
せる目的でシリコーン界面活性剤、フッ素系界面活性剤
を使用することも可能である。
【0036】(F)塗膜の形成:上記塗料組成物を、被
塗料物に塗布して、加熱処理をすることにより塗膜を形
成する。
【0037】(i) 上記被塗料物としては、ポリカーボネ
ート樹脂、アクリル樹脂、CR−39(ジエチレングリ
コールビスアリルカーボネート樹脂)が主たるものであ
るが、そのほかにも広く利用可能である。
【0038】(ii)塗布方法としては、刷毛塗り、ロール
塗り、スプレイ法、スピニング法、及び浸漬法等、通常
用いられている方法を、適宜、選択可能である。
【0039】(iii) 加熱硬化条件は、好ましくは60〜
150℃、特に好ましくは80〜120℃にて1〜4h
とする。
【0040】
【発明の作用・効果】本発明のプラスチック成形品用塗
料組成物は、上記のような構成により、下記のような作
用・効果を奏する。
【0041】非変性コロイダルシリカと変性コロイダル
シリカを併用することにより、表面変性コロイダルシリ
カの染色性を向上作用を利用して、染色性のコントロー
ルが容易にできる。
【0042】さらには、硬化剤として、アミン系化合物
を選択することにより、塗膜染色性を向上させることが
でき、染色性のコントロールがさらに容易となる(特に
実施例7〜9参照)。
【0043】また、耐擦傷性向上のために従来より使用
されている非変性コロイダルシリカでは、得たれた塗膜
の帯電防止性は、未使用のものに比して低下するが、変
性コロイダルシリカを使用することにより、その低下幅
を小さくすることができる。
【0044】
【実施例・比較例】本発明の効果を確認するために比較
例とともに行った実施例について、説明をする。
【0045】なお、各実施例の非変性コロイダルシリカ
は、触媒化成株式会社製の「OSCAL−1132」を
使用し、変性コロイダルシリカは下記の様にして調製し
たものを使用した。
【0046】Al203 を0.4 wt%前後を含む粒径12nmの
コロイダルシリカに対して、イオン交換処理を行う。こ
のイオン交換処理物をメタノールで SiO2 濃度が1wt%
となる様に希釈した。当該希釈液に、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランを SiO2 に対して17wt%
となる様に添加し、63℃にて18時間、加熱反応させ
た。その後、メタノールを添加しつつ濃縮し、水分0.1
wt%、 SiO2 濃度30%のメタノール分散の変性コロイ
ダルシリカを調製した。
【0047】<実施例1〜9>γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン100部に0.01Nの塩酸23部を
加え、室温にて1時間攪拌した。この加水分解液にメチ
ルアルコール100部、アセチルアセトン100部を添
加し、さらに1時間攪拌後、室温にて24時間放置し
た。この液をα液とする。
【0048】当該α液300部に、非変性/変性が表示
比のコロイダルシリカ、表示の各カルボン酸、硬化剤
を、それぞれ表示量、添加し、さらに、フッ素系界面活
性剤「フロラードFC−430」(住友スリーエム株式
会社製) 0 5部を添加し、4時間攪拌して塗料組成物を
調製した。
【0049】<実施例10・11>γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン100部に 0 01 N塩酸
20部を加え、室温にて1時間攪拌した。この加水分解
液にメチルアルコール100部、アセチルアセトン10
0部を添加し、1時間攪拌後、24時間放置した。
【0050】この加水分解液300部をα液の代わりに
使用するとともに、非変性/変性が表示比のコロイダル
シリカ、表示の各カルボン酸、硬化剤を、それぞれ表示
量添加する以外は、実施例1〜9と同様にして塗料組成
物を調製した。
【0051】<実施例12・13>α液300部に非変
性/変性が表示比であるコロイダルシリカ、表示のの各
カルボン酸、硬化剤をそれぞれ表示量、添加し、さら
に、実施例12の場合は、グリシジルエーテル型化合物
(「テナコールEX−314」ナガセ化成工業株式会社
製)5部、実施例13の場合は、グリシジルエステル型
化合物(「テナコールEX−701」ナガセ化成工業株
式会社製)10部をそれぞれ添加し、さらに、フッ素系
界面活性剤「フロラードFC−430」(住友スリーエ
ム株式会社製)0.5 部を添加して、4時間攪拌後塗料組
成物とした。
【0052】<比較例1〜6>コロイダルシリカを添加
せずに、表示の各カルボン酸、硬化剤を、それぞれ表示
量添加する以外は、実施例1〜9と同様にして塗料組成
物を調製した。
【0053】<比較例7・8>α液300部に非変性の
コロイダルシリカ、表示の各カルボン酸、及び、硬化剤
をそれぞれ表示量添加し、さらに、上記フッ素系界面活
性剤0.5部を添加し、4時間攪拌後塗料組成物とし
た。
【0054】(i) 試験片の調製:各実施例及び比較例の
塗料組成物を、アルカリ処理またはプラズマ処理等の前
処理をしたCR−39レンズに浸漬法(引き上げ速度7
5mm/min )により塗布し、110℃にて2時間加熱硬
化させハードコート膜を得た。実施例1〜6について
は、さらに、ハードコート膜の上に真空蒸着法により基
材側より中屈折率物質である SiO2 をλ/2、低屈折率
物質である SiO2 をλ/4コートし、無機反射防止膜を
形成した。
【0055】(ii)試験方法: (a) 耐摩耗性試験;#0000のスチールウールにより
塗膜表面を加重800gにて50回こすり次の様に判定
した。
【0056】A.殆ど傷がつかない。
【0057】B.少しの傷がつく。
【0058】C.多くの傷がつく。
【0059】(b) 外観;肉眼観察により透明度、着色、
表面状態を調べた。
【0060】(c) 耐熱水性試験;100℃の沸騰水に1
時間浸漬し、外観及び被膜の密着性により判定。
【0061】(d) 染色性;92℃の温水1000部に染
料(Nikon lite Brown,助剤含む)7部を添加したもの
に、ハードコート膜を有するレンズを5分間浸漬し、視
感透過率を観測した。
【0062】(e) 密着性;1mm平方の升目100個を作
り、セロハン粘着テープによる剥離試験3回行ない、残
った升目の数で調べた。
【0063】(f) 帯電防止性;CR−39製の板(10
0mm角)を用いた以外は、上記(i) と同様にして試験片
を調製し、「エレクトロメータ R8340」を用いて
表面抵抗を測定した。なお、試験温度及び湿度は、それ
ぞれ20℃及び65%RHであった。
【0064】なお、(a),(e) についてはハードコート膜
のみを有するレンズと、ハードコート膜及び反射防止膜
とを有するレンズの両方について行なった。 (iv)試験結果:表1及び表2に上記各試験の結果を示
す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】*各表における略号は、下記の通りであ
る。
【0069】TMA…無水トリメリト酸、2MZ…2−
メチルイミダゾール、DCD…ジシアンジアミド、AL
AA…アセチルアセトンアルミニウム、なお、コロイダ
ルシリカ、カルボン酸、硬化剤の各欄の括弧内数字は、
添加量(部)を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)、(B)、(C)及び(D)を
    必須成分とすることを特徴とするプラスチック成形品用
    塗料組成物。 (A)一般式 R12 aSi (OR33-a (但し、R1 :エポキシ基を有する有機基、R2 :水素
    または炭素数1〜4の炭化水素基、R3 :炭素数1〜4
    のアルキル基またはアルコキシアルキル基、a:0また
    は1)で示されるエポキシ基含有ケイ素化合物の加水分
    解物…100重量部、 (B)平均粒子径がそれぞれ1〜200nmである非変
    性コロイダルシリカ及び変性コロイダルシリカを、非変
    性/変性=90/10〜0/100の重量比で組み合わ
    せたもの…30〜500重量部、 (但し、変性コロイダルシリカは、表面がアルコキシル
    化されたコロイダルシリカに、グリシドキシアルキルト
    リアルコキシシランまたはその誘導体を反応させて調製
    するもの。) (C)不飽和又は飽和の多価カルボン酸またはその無水
    物のうち少なくとも一種…1〜50重量部、 (D)アミン系化合物及び有機金属化合物の内から選択
    される一種または二種以上の硬化剤…0.5〜25重量
  2. 【請求項2】請求項1記載のプラスチック成形品用塗料
    組成物において、前記硬化剤として、アミン系化合物を
    選択することを特徴とするプラスチック成形品用塗料組
    成物。
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