JPH0597Y2 - - Google Patents

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JPH0597Y2
JPH0597Y2 JP19620387U JP19620387U JPH0597Y2 JP H0597 Y2 JPH0597 Y2 JP H0597Y2 JP 19620387 U JP19620387 U JP 19620387U JP 19620387 U JP19620387 U JP 19620387U JP H0597 Y2 JPH0597 Y2 JP H0597Y2
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  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はジユースケースにコツク機構を有する
ジユーサに関する。
(従来の技術) 従来のジユーサには例えば実公昭56−50815号
公報に示されているものがある。この種のジユー
サは、投入口を形成する本体に、電動機とこの電
動機に連動されたカツターを有し、このカツター
の外周には、バスケツトが取付けられるととも
に、できたジユースを収納するジユースケースが
設けられている。そして投入口から投入された材
料はカツターにより切削され、この切削された材
料は、遠心力によりバスケツトに衝突してバスケ
ツトとともに回転しながらジユースと粕に分離さ
れ、ジユースはジユースケース内に収納される。
ジユースケースには流出口が設けられ、この流出
口を開閉するコツク機構が設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のような従来のジユーサにおいては、ジユ
ースを作成したとき、材料の比重の大小等によつ
てジユースケース内に層ができ、コツプ等に混ざ
り合つたジユースが注がれないことがあつた。特
に野菜、果実等でミツクスジユースを作ると、材
料投入の順序、材料の比重等によつて、ジユース
ケース内に各々の材料の層ができ、コツプ等に注
ぐときに混ざりあつたジユースが注がれないとい
う問題点があつた。
またジユースケースが着脱自在のものにおいて
は、混ざつたジユースを得るために、コツプ等に
ジユースを注ぐ前にジユースケース内でジユース
をかきまぜたりしているが、面倒であるばかりで
なく、かきまぜる時にジユースがジユースケース
外にこぼれる等の恐れもある。
本考案は、上記問題点を解決し、簡単な構成で
混ざり合つたジユースがコツプ等に注がれるジユ
ーサを得ることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案におけるジユーサは上記問題点を解決す
るために、本体に設けたジユースケースの下部
に、このジユースケースと連通する流出口を有す
る流出筒と、この流出筒に装着され前記流出口を
開閉するキヤツプと、前記ジユースケース内に前
記流出口を囲うとともに少なくともジユースケー
スの最大容量水位の高さよりも高く形成される壁
とをそれぞれ設け、この壁の上下方向に穴部を形
成したことを特徴とする。
(作用) ジユースが収納されるジユースケースに設けら
れた流出口のコツク機構を開状態にすると流出口
からジユースが流出する。ミツクスジユースを作
り、ジユースケース内に各々の材料毎の層ができ
ていたとしても、ジユースが流出口を囲う壁に上
下方向に設けられた穴部を通過するので、各層か
ら流出しジユースは混ざりあつた状態となる。
(実施例) 本考案の第1の実施例を第1図から第5図に基
づいて説明する。第1図中1は本体であり、下ケ
ース2、ジユースケース3、蓋体4とから構成さ
れる。下ケース2内には電動機5が収納されてお
り、この電動機5より回転軸6が上部に突出して
いる。7は回転軸6に嵌合されたフイルター取付
台であり、このフイルター取付台7には周壁に多
数の細孔が設けられ上方に向かつて広がるフイル
ターとしての遠心分離籠8が取付けられている。
この遠心分離籠8の内底面にはカツター9を上面
に有するカツター台10が配置されている。フイ
ルター取付台7は回転軸6に着脱自在に取付けら
れ、このフイルター取付台7を取外すと、遠心分
離籠8、カツター台10もフイルター取付台7と
共に取外されるものである。
下ケース2の上部には遠心分離籠8によつて分
離されたジユース液を溜めるジユースケース3が
設けられ、このジユースケース3の下面一端部に
はジユースを注ぐための流出口11が形成されて
おり、この流出口11はコツク機構12によつて
開閉される。コツク機構12は、ジユースケース
3と連通する流出口11を有した流出筒13と、
流出口11を開閉自在に覆うキヤツプ14とを備
えてなるものである。第2図、第4図に示すよう
に流出筒13の先端にはキヤツプ14がネジ嵌合
している。また第2図、第3図に示すようにキヤ
ツプ14の下面部には流出口11より外側に開口
部15を設けている。この開口部15の開口面積
は後述する穴部17の開口面積よりも大きく形成
されている。そしてキヤツプ14を回してネジ込
みをゆるめることにより、ジユースは流出口11
とキヤツプ14の間に生ずる隙間を通り開口部1
5から流出する。なお、コツク機構12はこの構
造に限られるものでなく例えば第6図に示すよう
に、水平軸を中心に回動して、その回動角に応じ
て流出面積の大きさを可変するものでもよい。
第1図中Aは最大容量水位高さで、ジユースケ
ース3にこのジユーサの最大容量のジユースを入
れたときの水位を示している。16はジユースケ
ース3内に流出口11を囲んで設けられた壁で、
これはジユースケース3の底面から最大容量水位
高さAよりも上部までの高さで形成されている。
そして、第4図、第5図に詳しく示すように壁1
6には、その上下方向すなわちジユースが溜まる
方向に例えば複数の穴部17が形成されている。
また第1図に示すようにジユースケース3の上
端部には係止部18が形成され、これには蓋体4
に設けられた係止爪19に着脱自在に係止され
る。蓋体4には、その上面に材料を投入する投入
口20が形成されるとともに、係止爪19の近傍
から上方にいくにしたがつて蓋体4の側壁から離
れ遠心分離籠8のまわりを囲んで粕受部21が設
けられている。22は投入口20から入れた材料
をカツター9に押圧する押込棒である。
上記構成に基づいて使用時の作用を説明する。
電動機5の電源を入れ遠心分離籠8を回転させた
状態で、投入口20より野菜、果実等の材料を投
入し押込棒22で回転するカツター9に向けて押
込むと、材料はカツター9で切削され回転の遠心
力で遠心分離籠8の内面に衝突する。そして遠心
分離籠8の回転により、ジユース液だけが遠心分
離籠8に設けられた細孔を通つてジユースケース
3に入り、粕分は遠心分離籠8の上面に移動して
飛び出し、粕受部21に収納される。
このようにしてジユースケース3に溜まつたジ
ユースをコツプ等に注ぐときは、キヤツプ14の
ネジをゆるめ流出口11よりジユースを流出させ
る。
次に、複数種の材料(便宜的にa,b,cで表
わす。)を用いてミツクスジユースを作る際は、
まず材料aを投入口20に投入して、この材料a
のジユース液をジユースケース3内に溜め、この
後材料b,cについても同様の操作を順次行な
う。こうしてジユースケース3に溜まつたジユー
スは、材料a,b,cの比重の相違や材料の投入
順序等が原因となり、材料a,b,cごとの層が
できることがある。この場合ジユースの量が最も
多くてもAの高さである。
そして、このジユースをコツプ等に注ぐとき
は、キヤツプ14のネジ込みをゆるめればよい。
このときジユースケース3内に収納されたジユー
スは、壁16に形成された複数の穴部17を通過
して流出口11に向かう。複数の穴部17は上述
のように上下方向に分散して形成されているの
で、ジユースケース3内に材料a,b,c毎の層
ができていても、各々の層のジユースが各穴部1
7を通過して流出口11から流出されるので、コ
ツプ等に混ざり合つたジユースを注ぐことができ
る。
なお、本実施例では穴部17は第4図、第5図
に示すように上下方向に複数設けているがこれに
代えて第7図に示すように上下方向にスリツト状
の穴部17を形成してもよい。
次に本考案の第2の実施例を第8図に基づいて
説明するに、第1の実施例と同様の部分には同一
符号を付し説明も省略する。壁16に形成される
複数の穴部17は第8図に示すように下方の穴部
17から上方の穴部17に行くにしたがつて順次
開口面積が大きくなつている。
ところで、コツク機構12を開状態にするとジ
ユースは穴部17を通過するが、このとき上方に
比べ下方に加わる圧力は大きい。したがつて上方
に形成された穴17を通過するジユースより下方
に形成された穴17を通過するジユースの方が多
量になることが考えられるが、本実施例において
は上方に形成された穴部17程その開口面積を下
方に形成された穴部17の開口面積より大きくし
ているので、下方に形成された穴17を通過する
ジユースが多量になることを防止できる。このた
め、ジユースケース3に形成されたジユースの各
層から流出するジユースの量の均一化を図れるも
のである。
なお、この場合も穴部17は小孔を複数設けて
形成するのではなく、第9図に示すように上方の
開口面積を下方の開口面積より広くするようなス
リツト状の穴部17で形成してもよい。
また本考案において第10図、第11図に示す
ように、コツク機構12を閉状態としたときにジ
ユースケース3の底面25と略同一高さまでに位
置する突部26をキヤツプ14の底面から形成す
ると、例えばミツクスジユースを作成したとき、
最も下の層となるジユースが、この突部26が収
まる空間に殆んど入り込まないので、コツプ等に
注がれる各層のジユースの割合を均一に近い状態
にすることができる。
次に本考案の第3の実施例を第12図および第
13図に基づいて説明する。なお、本実施例にお
いても第1の実施例と同様の部分には同一符号を
付し説明も省略する。符号27はキヤツプ14の
底面から上方に向けて設けられたシール壁であ
る。このシール壁27は、横方向は穴部17より
幅広く上下方向は最も上の穴部17より高く形成
され、コツク機構12が閉状態のときに穴部17
を覆うものである。
材料を投入してジユースを作成すると、できた
ジユースはジユースケース3に溜められる。この
とき、上述のようにシール壁27が穴部17を覆
つているので、このシール壁27がシールして壁
16の流出口11側すなわち壁16の内部にはジ
ユースは入らない。そしてキヤツプ14を回転さ
せネジ込みをゆるめてコツク機構12を開状態に
すると、シール壁27も回転し穴部17を覆わな
くなるから、初めて壁16の内部にジユースが入
り流出口11より流出する。このようにキヤツプ
14を開くまで、壁16の内部にジユースが溜ま
らないので、よりいつそうジユースを均一に混じ
らせてコツプ等に注ぎ得るという効果を有するも
のである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案におけるジユース
は、ジユースケース内の下部に流出口を囲うとと
もに少なくとも最大容量水位高さより高く形成さ
れる壁を設けるとともに、この壁の上下方向に穴
部を形成したので、流出口からジユースを流出さ
せるだけで、混ざり合つたジユースをコツプ等に
注ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の第1の実施例を示
し、第1図はジユーサを示す縦断面図、第2図は
コツク機構を示す縦断面図、第3図はキヤツプを
示す斜視図、第4図は要部の拡大断面図、第5図
は同要部の斜視図である。第6図はコツク機構の
変形例を示す縦断面図、第7図は要部の変形例を
示す斜視図である。第8図は本考案の第2の実施
例の要部を示す斜視図、第9図は同要部の変形例
を示す斜視図である。第10図は本考案のコツク
機構の変形例を示す縦断面図、第11図は第10
図に示したキヤツプの斜視図、第12図および第
13図は本考案の第3の実施例を示し、第12図
は要部の縦断面図、第13図はキヤツプの斜視図
である。 1……本体、3……ジユースケース、5……電
動機、8……フイルター(遠心分離籠)、9……
カツター、11……流出口、12……コツク機
構、16……壁、17……穴部、20……投入
口、27……シール壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 投入口を形成する本体内に電動機と、この電
    動機に連通されるとともに前記投入口より投入
    された材料を切削するカツターと、切削された
    材料をジユースと粕に分離するフイルターと、
    分離されたジユースを収納するジユースケース
    とを有するジユーサにおいて、 前記ジユースケースの下部に、このジユース
    ケースと連通する流出口を有する流出筒と、こ
    の流出筒に装着され前記流出口を開閉するキヤ
    ツプと、前記ジユースケース内に前記流出口を
    囲うとともに少なくともジユースの最大容量水
    位高さよりも高く形成される壁とをそれぞれ設
    け、この壁の上下方向に穴部を形成したことを
    特徴とするジユーサ。 (2) 前記壁の上方にいくにしたがつて前記穴部の
    開口面積を大きくしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載のジユーサ。 (3) 前記流出口が閉状態のときに前記穴部に合致
    するシール壁を前記キヤツプに形成したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項又は
    第(2)項記載のジユーサ。
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