JPH059750Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、ポスター等の掲示物を、押しピンで
壁面に掲示する時に、この掲示物の押しピン使用
箇所を保護又は補強するための、掲示物の補強片
に関するものである。

(ロ) 従来の技術 従来、ポスター等の掲示物を壁面に張る場合、
押しピンを使うと、押しピンの部分からこの掲示
物が破れるという欠点があつた。

(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案は、掲示物の押しピン使用箇所に貼るこ
とによつて、掲示物の補強が出来る、掲示物の補
強片を提供するものである。

(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、シートに折目若しくはミシン目を設
け、このシートの片面全体もしくは折目を境とす
る片側に粘着剤を設け、掲示物にこのシートを挟
んで粘着剤で固定し、この上から押しピンを刺す
ことで、掲示物の破損を防ぐ掲示物の補強片であ
る。

(ホ) 作用 本考案は、ポスター等の掲示物の、押しピンを
使用する箇所に、この掲示物を挟むようにして貼
ることで、押しピンによる破れを防止できる。

(ヘ) 実施例 本考案の実施例を図面に従つて説明する。

第１図は、本考案の一実施例の斜視図で、第２
図はその展開図、第３図は側面図を示す。１は本
考案の掲示物の補強片を示し、２は折目で、これ
によつて容易に二つ折りに出来る。３は本考案を
二つ折りにした場合の内側で、折目２を境とする
片側に設けた粘着剤である。この粘着剤３は、第
４図に示すように、内側の全面に設けることも出
来る。この実施例の使用例の側面図を第５図に示
す。掲示物４の押しピン５を刺す部分に、本考案
の掲示物の補強片１を挟むようにして粘着剤３に
て貼り付け、この上から押しピン５を刺して壁６
に貼り付けている。このように、掲示物４の任意
の箇所に、本考案を貼り付けた後押しピン５を刺
すと、掲示物４の破れを防止出来る。第６図はさ
らに他の実施例の側面図を示す。７は外側の、折
目２を境とする片側に設けた粘着剤である。この
粘着剤７によつて、掲示物４を壁面に貼り付ける
補助とする。第７図及び第８図は、本考案の使用
状態を示す一部正面図である。第７図に示す例で
は、本考案の全体で挟むようにして貼り付けて、
その上から押しピン５を刺している。第８図に示
す例は、本考案の一部で掲示物４を挟み、押しピ
ン５は、掲示物４に掛からないように刺してい
る。この使い勝手は、掲示物４の絵や文字を損わ
ない。第９図ないし第１２図は、本考案の他の形
状を示す正面図であ。８はミシン目である。図に
示すように、本考案は、角形を始め、三角形、楕
円形、ハート形等の自由な形にすることが出来
る。なお、本考案の材質は、紙、ポリ塩化ビニー
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン等、任意に選
べるものである。

(ト) 考案の効果 以上に述べたように、本考案は、押しピンによ
る掲示物の破損を、容易に防ぐことの出来る補強
片を提供出来たものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は
その展開図、第３図はその側面図、第４図は他の
実施例の展開図、第５図はその使用例の側面図、
第６図はさらに他の実施例を示す側面図、第７図
及び第８図は本考案の使用状態を示す一部正面
図、第９図ないし第１２図は本考案の他の形状を
示す正面図である。 １……掲示物の補強片、２……折目、３，７…
…粘着剤、４……掲示物、５……押しピン、６…
…壁、８……ミシン目。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中央近傍に折目若しくはミシン目が設けられた
   シートの片面で、前記折目若しくはミシン目を境
   とする片側もしくは片面全体に、粘着剤が設けら
   れたことを特徴とする掲示物の補強片。