JP2525322Y2 - 折畳み切取り可能なシ−ルセツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、小学校入学、幼稚園入園の際等において、
児童の新しい持ち物に貼り付ける名前入りシールに関す
る。

（従来の技術） 従来、入学、入園の際必要な持ち物に名前を記入する
ため、持ち物に筆墨にて直接名前を書き込んだり、適当
な布切れに名前を書いてこれを縫い付けていた。そのた
め約350〜400点もある持ち物に名前を記入するための手
間と時間がかかり作業性が悪い欠点があつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は、学童、幼稚園児等が入学、進学、入園等を
行う際、新たに必要な持ち物に、簡単に名前を入れるこ
とができる名前入りシールと、封書、はがき等の差出人
用住所と氏名を着色地に印刷したシールと受取人用住所
と氏名を白色地にそれぞれ印刷したシールを提供するこ
とを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記の問題点は本考案によれば、「全体を、帯状に形
成すると共に、その巾方向同一位置に折畳線及び点裂穴
を形成して折り畳んだり切り取ったりすることが可能な
短冊形に区分した短冊形台紙と、 一方の面に各種文字によって表記した氏名を印刷し、
他方の面に不乾性接着剤を付着し、上記短冊計台紙面上
に上記接着剤を介して保持した第一のシールと、 一方の面に不乾性接着剤を付着し、この接着剤を介し
て上記短冊形台紙面上に上記第一のシールと所定の位置
関係にあるように保持した四角形台紙と、 上記四角形台紙に、その面に各種文字によって表記し
た氏名を印刷した上記第一のシールよりも小さな表示領
域を有する第二のシール及び各種文字によって表記した
氏名を印刷した上記第二のシールよりも更に小さな表示
領域を有する第三のシールを形成すると共に、上記第二
及び第三シールは他方の面に付着した上記接着剤に達す
る深さの切込線によって画定した第二及び第三シール群
と、よりなり、 上記短冊形台紙面上に、上記第一のシール及び上記四
角形台紙に形成した第二、第三シール群からなる単位シ
ール複数を保持する折畳み切取り可能なシールセッ
ト。」とすることで解決することができる。

（作用） 本考案は、ノート等に貼り付けるための表面に平仮名
等の文字で表わした氏名を印刷した大型の第一のシール
と中型の第二のシールと、外周面と内周面とを同じ向き
の円弧状に切截した小型の第三のシールと、外周面と内
周面とを同じ向きで同心円状の円弧とこれらの円弧の両
端を内側向きの小円弧で接続した第四のシールとをそれ
ぞれ裏面に不乾性接着剤を塗布し剥ぎ取りできるように
短冊形台紙に並べて接着し、封書、はがき、小包等の差
出人用住所と氏名を着色地に印刷したものと、受取人用
住所と氏名を白色地に印刷したものとを短冊形台紙に並
べて接着し差出人と受取人とを異色に色分けしたシール
にてつくって、誤貼付のないようにしたから、必要な大
きさと枚数のシールを短冊形台紙より剥ぎ取り使用でき
ると共に、短冊形台紙の両端部に点裂穴を設けて複数の
短冊形台紙を連続し短冊形台紙を点裂穴を中心として折
り畳み収容袋に入れて整理格納し又は贈答品として使用
し又は使用の際点裂穴より短冊形台紙を一枚づつ破り外
し個々の短冊形台紙よりシールをはぎ取り教材等に移し
貼り付けるものである。

（実施例） 図面において、１はノート、鉛筆、定規、時計などに
貼り付けるために裏面に不乾性接着剤ａを塗布し表面に
平仮名、片仮名、漢字、ローマ字等の文字で表わした氏
名1aを印刷した大型の数枚の第一のシール、２はさいこ
ろ、かぞえ棒等に貼り付けるために裏面に不乾性接着剤
ａを塗布し表面に平仮名、片仮名、漢字、ローマ字等の
文字で表わした氏名2aを印刷した中型の数枚の第二のシ
ール、３はおはじき、算数セツト等に貼り付けるために
裏面に不乾性接着剤ａを塗布し表面に平仮名、片仮名、
漢字、ローマ字等の文字で表わした氏名3aを印刷し外周
面と内周面とを同じ向きの円弧状切截面3bを形成した小
型の数枚の第三のシール、４は教材の算数セツトのお金
に貼り付けるために裏面に不乾性接着剤ａを塗布し表面
に平仮名、片仮名、漢字、ローマ字等の文字で表わした
氏名4aを印刷し外周面と内周面を同じ向きの同心円状の
円弧4bとこれらの円弧の両端を小円弧4cにて接続して切
截した小型の数枚の第四のシール、５は第二のシール２
と第三のシール３、及び第二のシール２と第四のシール
４をそれぞれ並べて切抜線６にて囲み裏面に不乾性接着
剤ａを塗布した四角形の台紙、７は第一のシール１、第
二のシール２、第三のシール３、第四のシール４を並べ
て剥ぎ取りできるように接着した短冊形台紙、９は複数
枚の短冊形台紙７を折畳線８より折り畳みかつ相隣れる
短冊形台紙７を切り離しできるように折畳線８上に施こ
した点裂穴、10は一連の折畳んだ短冊形台紙を収容した
贈答、整理用袋を示す。

第５図イ及びロは本考案の他の実施例を示すものであ
り、封書、はがき等の差出人用住所と氏名12を着色地に
印刷し裏面に不乾性接着剤ａを塗布した差出人シール10
と受取人用住所と氏名を白色地に印刷し裏面に不乾性接
着剤ａを塗布した受取人シール11を１セツト13とし、こ
れを数セツト並べて短冊形台紙７に剥ぎ取りできるよに
接着してなるものである。

（効果） 以上のように本考案によれば、折畳み、切取り可能な
ように構成した短冊形台紙に、使用目的に応じた大小様
々の形状のシール群の組合わせを単位化し、この単位シ
ールを複数保持して各種学用品に貼付けする為のシール
セットとして使用できるように構成したものであるか
ら、構造（形状）、材料、大きさの如何を問わずあらゆ
る学用品に対して適用可能で、然かも、容易、確実に貼
付けを行なうことができる幼児や児童の氏名を印刷した
シールセットを提供することができる。

又、第一のシールよりも小さい第二、三のシール群を
比較的大きな四角形台紙に形成したことにより、短冊形
台紙への保持を容易に行なうことができる。又、大小様
々のシール群、或は対のシール群を夫々別々に単位化し
て短冊形台紙に保持したことにより、貼付け時に貼付け
忘れのシールを容易に発見することができ、貼付け作業
を確実に行なうことができる。

更に、本考案によれば、上記シール郡ある単位数毎に
折畳線を介して折畳可能な短冊形台紙に保持したから、
短冊形台紙毎にジャバラ状に折畳むことができ、コンパ
クトにして、持ち運び、或は保管などに極めて便利であ
る。

又、折り畳まれている状態の１番手前の短冊形台紙に
保持されているシールが全て使用された場合には、この
使用後の短冊形台紙を点裂穴から切り取って捨てること
ができる。

又、複数人で貼付け作業を行なう場合に、使用前の短
冊形台紙を作業者の人数分だけ点裂穴より切り取って、
各自が持ちながら貼付け作業を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図イは１の実施例の一部を切欠した展開図、第１図
ロは同上拡大斜視図、第２図は短冊形台紙単体の拡大正
面図、第３図は第２図III-III線の拡大断面図、第４図
は贈答・整理袋に収容し一部を切欠した斜視図、第５図
イは他の実施例の一部を切欠した斜視図、第５図ロは同
上縦断拡大側面図である。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】全体を、帯状に形成すると共に、その巾方
   向同一位置に折畳線及び点裂穴を形成して折り畳んだり
   切り取ったりすることが可能な短冊形に区分した短冊形
   台紙と、 一方の面に各種文字によって表記した氏名を印刷し、他
   方の面に不乾性接着剤を付着し、上記短冊形台紙面上に
   上記接着剤を介して保持した第一のシールと、 一方の面に不乾性接着剤を付着し、この接着剤を介して
   上記短冊形台紙面上に上記第一のシールと所定の位置関
   係にあるように保持した四角形台紙と、 上記四角形台紙に、その面に各種文字によって表記した
   氏名を印刷した上記第一のシールよりも小さな表示領域
   を有する第二のシール及び各種文字によって表記した氏
   名を印刷した上記第二のシールよりも更に小さな表示領
   域を有する第三のシールを形成すると共に、上記第二及
   び第三シールは他方の面に付着した上記接着剤に達する
   深さの切込線によって画定した第二及び第三シール群
   と、 上記短冊形台紙面上に、上記第一のシール及び上記四角
   形台紙に形成した第二、第三シール群からなる単位シー
   ル複数を保持するようにしたことを特徴とする折畳み切
   取り可能なシールセット。