JP3038374U - ラベルシール用アルバム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラベルシールを収集保管するに際して便利と
したラベルシール用アルバムを提供する。 【構成】 上から順次フロントカバーシート２と表示シ
ート３とユティリティシート４を積層すると共に、該シ
ート群から成る積層体を一側縁において綴り込んで成
り、前記表示シート３にラベルシートの貼着欄１２を複
数個所設け、前記フロントカバーシート２に前記貼着欄
１２のうち選択された特定の貼着欄１２ａ、１２ｂ、１
２ｃに合致する視認窓９ａ、９ｂ、９ｃを設けると共
に、選択されない貼着欄１２を視認不能に被う不透明部
１０を設け、表示シート３にフロントカバーシート２を
重合した状態で前記視認窓９ａ、９ｂ、９ｃを介して前
記特定の貼着欄１２ａ、１２ｂ、１２ｃを視認自在とな
るようにした構成である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、少年少女等がラベルシールを収集保管するに際して便利としたラべ ルシール用アルバムに関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、感圧性接着剤を有するラベルシールが少年少女の間において好評であり 、例えば、種々のキャラクターを印刷したラベルシールの他、写真のネガフィル ム等から写真をプリントしたラベルシールまで、多種多様のラベルシールが汎用 されている。

【０００３】 このようなラベルシールは、表面離型処理された台紙に感圧性接着剤を備えた 接着シートを重合接着せしめ、該接着シートに切手程度の寸法で一枚宛のラベル シールを構成するように切溝が形成されている。従って、キャラクターを印刷し たり写真をプリントした各一枚宛のラベルシールは、切溝を介して台紙から剥離 した後、適宜の物体の表面に貼着可能である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ラベルシールが普及した初期の段階において、少年少女は該ラベルシールを好 きな物、例えば、文房具等に貼着して楽しむのが一般的であったが、前述のよう な写真プリントが出現するに至り、ラベルシールを写真アルバムと同様に収集保 管することが望まれるようになった。

【０００５】 ところが、このようなニーズの存在にもかかわらず、ラベルシールの収集保管 に便利としたアルバムが今のところ提供されていないのが現状である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記要望に応えたラベルシール用アルバムを提供するものであり、 その手段として構成したところは、上から順にフロントカバーシートと表示シー トとユティリティシートを積層すると共に、該シート群から成る積層体を一側縁 において綴り込んで成り、前記表示シートにラベルシールの貼着欄を複数個所設 け、前記フロントカバーシートに前記貼着欄のうち選択された特定の貼着欄に合 致する視認窓を設けると共に、選択されない貼着欄を視認不能に被う不透明部を 設け、表示シートにフロントカバーシートを重合した状態で前記視認窓を介して 前記特定の貼着欄を視認自在となるように構成して成る点にある。

【０００７】 本考案において、前記ユティリティシートは、シート物を挿脱自在に収納する 袋シート及び／又はラベルシールを着脱自在に貼着可能とするように表面離型処 理された被貼着シートを含むことが好ましい。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づいて本考案の実施形態を詳述する。

【０００９】 ラベルシール用アルバム１は、全体として概ね写真プリントのサービス版と同 様の寸法であり、上から順に、フロントカバーシート２と、表示シート３と、ユ ティリティシート４と、バックカバーシート５を積層すると共に、該シート群か ら成る積層体を一側縁において綴り込むことにより形成されている。図１は、フ ロントカバーシート２を閉じた状態、図２は、フロントカバーシート２を捲り展 開して表示シート３を露呈した状態、図３は、表示シート３を捲り展開してユテ ィリティシート４のうち袋シート６を露呈した状態、図４は、袋シート６を捲り 展開してユティリティシート４のうち被貼着シート７を露呈した状態をそれぞれ 示している。

【００１０】 フロントカバーシート２とバックカバーシート５は、比較的厚手の一枚のプラ スチックシートから成ると共に、前記綴り込み部分において門形に折曲形成し、 両カバーシート２、５の間に前記表示シート３並びに袋シート６及び被貼着シー ト７を介装せしめた状態で、門形折曲部の近傍をバインダー部材８により挟着し ている。即ち、バインダー部材８は、可撓性プラスチックにより断面溝形に成形 されたレールを成し、弾力によりカバーシート２、５の門形折曲部の近傍を挟着 保持する。

【００１１】 フロントカバーシート２は、図１に示すように、後述する表示シート３の選択 された特定の貼着欄に合致する視認窓９を設けると共に、該視認窓９以外の部分 を不透明部１０により構成している。例えば、図例の場合、フロントカバーシー ト２を構成する透明のプラスチックシートに適宜の印刷を施すことにより不透明 部１０を形成する一方、印刷を施さない透明部を残存せしめることにより視認窓 ９を形成している。尚、視認窓９は、フロントカバーシート２を切り抜くことに より形成しても良い。

【００１２】 表示シート３は、図２に示すように、ラベルシール１１のための貼着欄１２を 複数個所設けている。好ましくは、表示シート３は、ラベルシール１１を着脱自 在に貼着可能とするように表面離型処理された紙シートから成るか、或いは、プ ラスチックシートから成る。図例の場合、前記貼着欄１２は、表示シート３の表 面に印刷された位置指定表示から成り、縦横に多数が設けられているが、このよ うな表示に限定されない。

【００１３】 前記多数の貼着欄１２のうち、特定の貼着欄が選択されており、この選択され た特定の貼着欄が前記フロントカバーシート２の視認窓９に合致せしめられる。 図例の場合、特定の３個所の貼着欄１２ａ、１２ｂ、１２ｃが選択されており、 これに合致するようにフロントカバーシート２の３個所に視認窓９ａ、９ｂ、９ ｃが形成されている。

【００１４】 そこで、アルバム１を使用する者は、前記貼着欄１２ａ、１２ｂ、１２ｃにそ れぞれ特定のラベルシール１１ａ、１１ｂ、１１ｃを貼着すれば、表示シート３ にフロントカバーシート２を覆い被せた図１の状態において、視認窓９ａ、９ｂ 、９ｃを介して前記ラベルシール１１ａ、１１ｂ、１１ｃを視認可能である。

【００１５】 従って、暫くの間、視認しながら楽しみたいラベルシール１１ａ、１１ｂ、１ １ｃを前記特定の貼着欄１２ａ、１２ｂ、１２ｃに貼着することにより、アルバ ム１を閉じた状態でこれらのラベルシールを外部から視認できるので、知人や友 人に提示して楽しむことができる。尚、必要に応じ、特定の貼着欄１２ａ、１２ ｂ、１２ｃとその余の貼着欄１２との間において、ラベルシール１１を貼替える ことが可能である。

【００１６】 ユティリティシート４のうちの袋シート６は、図３に示すように、薄い透明又 は半透明のプラスチックフィルムを素材とする表フィルム１３と裏フィルム１４ とから成る一側開口状の袋を構成する。従って、袋シート６には、サービス版寸 法の写真プリントや、台紙に貼着されたままのラベルシールのシート体を収納保 管することができる。尚、袋シート６は、複数枚が積層されアルバム１に綴り込 まれている。

【００１７】 ユティリティシート４のうちの被貼着シート７は、図４に示すように、ラベル シール１１を着脱自在に貼着可能とするように表面離型処理された紙シートから 成り、適宜、ラベルシール１１を貼着される。従って、アルバム１を使用する者 は、該被貼着シート７に剥離自在に貼着したラベルシール１１と、上述のように 表示シート３の貼着欄１２に貼着したラベルシール１１を、相互に貼替えること が可能である。尚、被貼着シート７は、複数枚が積層されアルバム１に綴り込ま れている。

【００１８】

【考案の効果】

請求項１に記載の本考案によれば、ラベルシール用アルバム１は、上から順に フロントカバーシート２と表示シート３とユティリティシート４を積層すると共 に、該シート群から成る積層体を一側縁において綴り込んだ構成であり、前記表 示シート３にラベルシールの貼着欄１２を複数個所設け、前記フロントカバーシ ート２に前記貼着欄１２のうち選択された特定の貼着欄１２ａ、１２ｂ、１２ｃ に合致する視認窓９ａ、９ｂ、９ｃを設けると共に、選択されない貼着欄１２を 視認不能に被う不透明部１０を設けた構成であるから、前記選択した貼着欄１２ ａ、１２ｂ、１２ｃに特定のラベルシール１１ａ、１１ｂ、１１ｃを貼着するこ とにより、アルバム１を閉じた状態でこれらのラベルシール１１ａ、１１ｂ、１ １ｃを外部から視認窓９ａ、９ｂ、９ｃを介して視認することができ、知人や友 人に提示して楽しむことができる。

【００１９】 そして、必要であれは、特定の貼着欄１２ａ、１２ｂ、１２ｃとその余の貼着 欄１２との間において、ラベルシール１１を貼替えることが可能であり、趣味的 要求を満足することができる。

【００２０】 また、請求項２に記載の本考案によれば、ユティリティシート４がシート物を 挿脱自在に収納する袋シート６を含む構成であるから、例えば、袋シート６によ り、サービス版寸法の写真プリントや、台紙に貼着されたままのラベルシールの シート体を収納保管することができ便利である。

【００２１】 更に、請求項３に記載の本考案によれば、ユティリティシート４がラベルシー ル１１を着脱自在に貼着可能とするように表面離型処理された被貼着シート７を 含む構成であるから、該被貼着シート７により多数枚のラベルシール１１を保管 することがきる。そして、例えば、該被貼着シート７に剥離自在に貼着したラべ ルシール１１と、前述のように表示シート３の貼着欄１２に貼着したラベルシー ル１１を、相互に貼替えることが可能であり便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態を示しており、フロントカバ
ーシートを閉じた状態を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施形態を示しており、フロントカバ
ーシートを捲り展開し表示シートを露呈した状態を示す
斜視図である。

【図３】本考案の実施形態を示しており、表示シートを
捲り展開し袋シートを露呈した状態を示す斜視図であ
る。

【図４】本考案の実施形態を示しており、袋シートを捲
り展開し被貼着シートを露呈した状態を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ アルバム ２ フロントカバーシート ３ 表示シート ４ ユティリティシート ５ バックカバーシート ６ 袋シート ７ 被貼着シート ８ バインダー部材 ９ａ、９ｂ、９ｃ 視認窓 １０ 不透明部 １１ ラベルシール １２ 貼着欄 １２ａ、１２ｂ、１２ｃ 選択された特定の貼着欄

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上から順にフロントカバーシートと表示
   シートとユティリティシートを積層すると共に、該シー
   ト群から成る積層体を一側縁において綴り込んで成り、
   前記表示シートにラベルシールの貼着欄を複数個所設
   け、前記フロントカバーシートに前記貼着欄のうち選択
   された特定の貼着欄に合致する視認窓を設けると共に、
   選択されない貼着欄を視認不能に被う不透明部を設け、
   表示シートにフロントカバーシートを重合した状態で前
   記視認窓を介して前記特定の貼着欄を視認自在となるよ
   うに構成して成ることを特徴とするラベルシール用アル
   バム。
2. 【請求項２】 ユティリティシートがシート物を挿脱自
   在に収納する袋シートを含んで成ることを特徴とする請
   求項１に記載のラベルシール用アルバム。
3. 【請求項３】 ユティリティシートがラベルシールを着
   脱自在に貼着可能とするように表面離型処理された被貼
   着シートを含んで成ることを特徴とする請求項１又は請
   求項２に記載のラベルシール用アルバム。