JPH0596943A - 車載用空気清浄器 - Google Patents

車載用空気清浄器

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JPH0596943A
JPH0596943A JP25750191A JP25750191A JPH0596943A JP H0596943 A JPH0596943 A JP H0596943A JP 25750191 A JP25750191 A JP 25750191A JP 25750191 A JP25750191 A JP 25750191A JP H0596943 A JPH0596943 A JP H0596943A
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gas
gas sensor
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fan motor
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JP25750191A
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Tadashi Matsushiro
忠 松代
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスセンサにより空気中のガスを検出して吸
い込み力を調整する車載用空気清浄器において、ガスの
発生状況やガス量に適したファンモータの回転数および
運転時間をきめ細かく決定し、適切な運転を決定する。 【構成】 煙草の煙・排気ガスなどを検出するガスセン
サ2を空気清浄器本体1に設け、このガスセンサ2の出
力をファジィ推論器5に入力する。ファジィ推論器5
は、清浄空気中のガスセンサ2の出力値を基準値とし基
準値からの変化量とガスセンサ2の絶対値により塵埃、
煙吸い込みのためのファンモータ6の回転数を決定する
ようにし、ガスの発生状況に応じて、きめ細かくファン
モータ回転数を決定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスセンサにより空気中
のガスを検出して自動的に吸い込み力を調整する車載用
空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車載用空気清浄器は、ガ
ス量の変化量により吸い込み力を多段階に設定されるも
のであった。図4は、自動車内で煙草を吸われたときの
ガスセンサの変化を示す図である。空気清浄器の運転に
ともないガスセンサの出力は次第に下降してくるが、空
気清浄器の性能では臭いや汚れ粒子は除去されるがガス
成分は除去できないため、一酸化炭素、炭酸ガスなどが
蓄積して一定以下に降下しないようになる。つまり、粒
子はなくなり見た目にはきれいであるが、ガスセンサは
汚れていると判断する。このような状態でどんなに運転
してもそれ以上清浄にはならないので運転は無駄であ
り、運転を停止させるが、停止させるときのガスセンサ
値を新基準値とし、以降新基準値からの変化量で運転を
行なうようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の車載
用空気清浄器では、基準値が変われば同じような汚れで
も変化量が異なり、吸い込み力が異なってくるため、最
適な吸い込み力を設定できないという問題を有してい
た。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ガスセンサの絶対値と変化量よりファジィ推論を用
いて、ガスの発生状況やガス量に適したファンモータの
回転数および運転時間をきめ細かく決定し、適切な運転
を決定する車載用空気清浄器を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、塵埃、煙吸い込みのためのファンモータ
と、空気清浄器本体に設け煙草の煙・排気ガスなどを検
出するガスセンサと、前記ガスセンサの出力を入力し前
記ファンモータの回転数を決定するファジィ推論器とを
備え、前記ファジィ推論器は、清浄空気中の前記ガスセ
ンサの出力値を基準値とし基準値からの変化量とガスセ
ンサの絶対値により前記ファンモータの回転数を決定す
るようにしたことを第1の課題解決手段としている。
【0006】また、上記第1の課題解決手段のファジィ
推論器は、清浄空気中のガスセンサの出力値を基準値と
し基準値からの変化量とガスセンサの絶対値によりファ
ンモータの運転時間を決定するようにしたことを第2の
課題解決手段としている。
【0007】
【作用】本発明は上記した各課題解決手段により、ガス
量を検出するガスセンサの絶対値と変化量からファジィ
推論によりファンモータの回転数および運転時間を設定
して、きめ細かく吸い込み力を決定でき、ガスの発生状
況にあった適切な運転を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3を参
照しながら説明する。
【0009】図に示すように、空気清浄器本体1は、ガ
スセンサ2を設けており、このガスセンサ2は、ガス量
を検出しガス量の大小を電気信号に変換するものであ
る。ガス量の変化量検出手段3は、ガスセンサ2で検出
されるガス量の変化量を検出する。ガス量の絶対値検出
手段4は、ガスセンサ2で検出されるガス量の絶対値を
検出する。ファジィ推論器5は、ガス量の変化量検出手
段3の出力とガス量の絶対値検出手段4の出力からファ
ンモータ6の回転数と運転時間を推論する。制御手段7
は、推論された回転数からモータ駆動電圧量を算出しフ
ァンモータ6を駆動する。
【0010】ファジィ推論器5は図2に示すように構成
しており、ガス量の変化量適合度演算手段8は、ガス量
の変化量検出手段3からの入力とガス量の変化量メンバ
ーシップ関数記憶手段9に記憶されているメンバーシッ
プ関数に対する適合度を両者のMAXをとることにより
求める。ガス量の絶対値適合度演算手段10は、ガス量
の絶対値検出手段4からの入力とガス量の絶対値メンバ
ーシップ関数記憶手段11に記憶されているメンバーシ
ップ関数に関して同様に適合度を求める。前件部ミニマ
ム演算手段12は、これら2つの適合度のMINを取り
前件部の適合度とする。後件部ミニマム演算手段13
は、回転数、運転時間推論ルール記憶手段14に記憶さ
れているルールに従い、前件部適合度と回転数、運転時
間メンバーシップ関数記憶手段15に記憶されている後
件部の回転数、運転時間メンバーシップ関数のMINを
とってそのルールの結論とする。重心演算手段16は、
すべてのルールについてそれぞれの結論を求めたのち全
結論のMAXをとり、その重心を計算することにより、
最終的に回転数および運転時間を求める。このファジィ
推論器5はマイクロコンピュータにより容易に実現でき
る。なお、制御手段7では決定された回転数および運転
時間に基づき、ファンモータ6のモーター駆動電圧量を
算出し制御を行う。
【0011】つぎに、上記構成において動作を説明する
と、ガスセンサ2により検出されるガス量は、絶対量が
大きく、変化量も大きい場合は非常に汚れている。絶対
量が小さく変化量も小さい場合は汚れが少ない。よっ
て、ガスセンサ2の出力より絶対値と変化量とで空気中
の汚れを判別ができる。また、空気清浄を行う場合の最
適なファンモータ6の回転数は、ガス量などによって決
まるものであり、これはファジィ推論器5で推論する。
【0012】つぎに、ファンモータ回転数、運転時間の
推論の過程について説明する。本実施例のファジィ推論
ルールは「ガス量の変化量が多めで、かつ絶対値が大き
ければファンモータ回転数を高くし、運転時間を長くす
る」また「ガス量の変化量が少なめで、かつ絶対値が小
さければファンモータ回転数を低くし、運転時間を短く
する」といった一般的な判断を基に行われる。ガス量の
変化量が「多め」とか、ガス量の絶対値が「大きい」と
か、ファンモータ回転数を「高く」といった定性的な概
念は図3(a),(b),(c),(d) に示すようなメンバーシップ
関数により定量的に表現される。ファジィ推論器5は、
ガス量の変化量適合度演算手段8では、ガス量の変化量
検出手段3からの入力とガス量の変化量メンバーシップ
関数記憶手段9に記憶されているメンバーシップ関数に
対する適合度を両者のMAXをとることにより求める。
ガス量の絶対値適合度演算手段10では、ガス量の絶対
値検出手段4からの入力とガス量の絶対値メンバーシッ
プ関数記憶手段11に記憶されているメンバーシップ関
数に関して同様に適合度を求める。前件部ミニマム演算
手段12では、これら2つの適合度のMINをとり前件
部の適合度とする。後件部ミニマム演算手段13では、
回転数、運転時間推論ルール記憶手段14に記憶されて
いるルールに従い、前件部適合度と回転数、運転時間メ
ンバーシップ関数記憶手段15に記憶されている後件部
の回転数、運転時間メンバーシップ関数のMINをとっ
てそのルールの結論とする。すべてのルールについて、
それぞれの結論を求めたのち、重心演算手段16では全
結論のMAXをとり、その重心を計算することにより、
最終的にファンモータ回転数および運転時間が求まる。
制御手段7では決定されたファンモータ回転数、運転時
間に基づき、ファンモータ6の制御量を算出し制御を行
う。
【0013】なお、上記実施例では推論方法の中にMA
X−MIN合成法、重心法を用いているがその他の方法
でも可能であり、また後件部である吸い込み力をメンバ
ーシップ関数で表現したが、実数値や線形式でも表現す
ることができることはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、塵埃、煙吸い込みのためのファンモータと、
空気清浄器本体に設け煙草の煙・排気ガスなどを検出す
るガスセンサと、前記ガスセンサの出力を入力し前記フ
ァンモータの回転数を決定するファジィ推論器とを備
え、前記ファジィ推論器は、清浄空気中の前記ガスセン
サの出力値を基準値とし基準値からの変化量とガスセン
サの絶対値により前記ファンモータの回転数を決定する
ようにしたから、ガスの発生状況に応じて、ガス量の変
化量と絶対値とによりファジィ推論によってきめ細かく
ファンモータ回転数を決定することができ、実感に応じ
た運転ができ、効率よくガス、塵埃をとることができ
る。
【0015】また、ファジィ推論器は、清浄空気中のガ
スセンサの出力値を基準値とし基準値からの変化量とガ
スセンサの絶対値によりファンモータの運転時間を決定
するようにしたから、ガスの発生状況に応じて、ガス量
の変化量と絶対値とによりファジィ推論によってきめ細
かくファンモータの運転時間を決定することができ、実
感に応じた運転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車載用空気清浄器のブロッ
ク図
【図2】同車載用空気清浄器のファジィ推論器のブロッ
ク図
【図3】(a) 〜(d) 同ファジィ推論器のメンバーシップ
関数を示す図
【図4】従来の車載用空気清浄器のガスセンサの車内で
煙草を吸ったときの出力変化図
【符号の説明】
1 空気清浄器本体 2 ガスセンサ 5 ファジィ推論器 6 ファンモータ 7 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵埃、煙吸い込みのためのファンモータ
    と、空気清浄器本体に設け煙草の煙・排気ガスなどを検
    出するガスセンサと、前記ガスセンサの出力を入力し前
    記ファンモータの回転数を決定するファジィ推論器とを
    備え、前記ファジィ推論器は、清浄空気中の前記ガスセ
    ンサの出力値を基準値とし基準値からの変化量とガスセ
    ンサの絶対値により前記ファンモータの回転数を決定す
    るようにした車載用空気清浄器。
  2. 【請求項2】 ファジィ推論器は、清浄空気中の前記ガ
    スセンサの出力値を基準値とし基準値からの変化量とガ
    スセンサの絶対値により前記ファンモータの運転時間を
    決定するようにした請求項1記載の車載用空気清浄器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100653955B1 (ko) * 2005-07-01 2006-12-05 주식회사 일광 차량의 리어셀프에 설치되는 내장형 공기청정기
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