JPH0596240A - 管内面の塗装方法 - Google Patents

管内面の塗装方法

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Publication number
JPH0596240A
JPH0596240A JP29054391A JP29054391A JPH0596240A JP H0596240 A JPH0596240 A JP H0596240A JP 29054391 A JP29054391 A JP 29054391A JP 29054391 A JP29054391 A JP 29054391A JP H0596240 A JPH0596240 A JP H0596240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
paint
sheath
nozzle
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29054391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Isobe
剛 磯部
Yuji Nishikawa
勇二 西川
Kazuhiko Hamahata
和彦 浜畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH0596240A publication Critical patent/JPH0596240A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器用等の管の内面を塗装する際、管端
部の内面に所望の長さの無塗装部を簡単かつ確実に設け
ることができる管内面の塗装方法を提供する。 【構成】 管内に挿入した塗料を噴射するノズルを一方
の管端から他方の管端まで移動させることにより管内面
を塗装する管内面の塗装方法において管端部管内に管の
内径よりわずかに小さい外径を有するさや管を所定の長
さだけ挿入し、管全長を塗装した後、該さや管を取り出
すことにより、管端部管内に所定の長さの無塗装部を設
けることを特徴とする管内面の塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換器用等の管の内面
に塗装を施す方法に関するものであり、更に詳しくは、
管端部に無塗装部を設ける場合の管内面の塗装方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、火力・原子力発電
所、化学工場、船舶等の復水器その他の熱交換器には、
伝熱管として銅および銅合金等が広く用いられ、管内に
は通常海水、河川水等の冷却水が通水される。近年で
は、耐食性の向上を目的とし、これらの銅および銅合金
管の内面に合成樹脂塗料を塗装した伝熱管が、特公昭5
6−45079号公報、特公昭59−50269号公
報、特開昭62−77600号公報等により提案されて
いる。
【0003】このような内面塗装管は、実開昭57−1
45187等によると、電気防食を施した熱交換器にお
いて使用する場合には、電気防食が有効に作用する管端
部の管内は無塗装の状態でも耐食性の上で特に問題な
く、むしろ無塗装部を設ける方が電気防食に起因する塗
膜のふくれあるいは剥離が発生しにくいとの提案があ
る。電気防食が有効に作用する部分は、防食電位にもよ
るが、通常は管端より管内径の5〜10倍程度までの範
囲といわれている。また管端部の管内に無塗装部を設け
ることは、伝熱管を管板の管孔にエキスパンダー(チュ
ーブローラー)によって拡管装着する際に、塗膜がはが
れてエキスパンダーのチューブローラー部分を詰まらせ
ることもなく、装着の作業性を向上させる利点もある。
従来、所定の長さの管端部分のみを無塗装にする方法と
しては、あらかじめ所定の部分を容易に剥離させること
ができる樹脂シートあるいは粘着剤付テープでマスキン
グして、塗装後にはぎ取る方法や全面を塗装した後に機
械的あるいは化学的に所定の部分の塗膜を除去あるいは
溶解する方法が一般的であった。しかし管端部の管内に
おいては、作業性がよくないため、これらの方法では手
間がかかり、生産性の上で大きな問題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状況に鑑
み鋭意検討の結果、管端部に無塗装部を設ける簡便な管
内面の塗装方法を開発したもので、管内に挿入した塗料
を噴射するノズルを一方の管端から他方の管端まで移動
させることにより、管内面を塗装する管内面の塗装方法
において、管端部管内に管の内径よりわずかに小さい外
径を有するさや管を所定の長さだけ挿入し、管全長を塗
装した後該さや管を取り出すことにより、管端部管内に
所定の長さの無塗装部を設けることを特徴とする管内面
の塗装方法である。ここにおいて、さや管の外面にスト
ッパーを設けたり、さや管の内面にテーパーを設けると
更に、簡便、確実な管端部に無塗装部を設ける管内面の
塗装方法とすることができる。
【0005】
【作用】本発明において、あらかじめさや管を所定の長
さだけ管端部に挿入しておき、塗装後にこのさや管を抜
き取ることにより、簡単に管内に所望の無塗装部を設け
ることができる。そして、さや管を所定の長さだけ確実
に挿入するためにさや管の外面に凸部、あるいはつばの
ようなストッパーを設け、さや管が必要以上に管内に入
りこまないようにすることが有効である。また塗装を行
う際は、さや管内もノズルが移動するためさや管と塗装
すべき管との段差が大きいと、その部分にノズルがひっ
かかり塗装が均一に行えなくなることがある。この防止
には、さや管の外径と塗装する管の内径のクリアランス
をできる限り小さくし、かつさや管の先端内部にテーパ
ーを設けることが有効である。前記のさや管の材質とし
ては金属、プラスチック、ゴム、セラミック、紙等のい
ずれでもなんら問題はない。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す説明図であり、図1
において1はさや管、2は管、3はノズル、4は塗料ホ
ース、5はストッパー、aはさや管の挿入長である。ノ
ズル3は塗料を噴射しながら管端から他の管端まで移動
し、管内面全長を塗装する。塗装後さや管3を取り出す
と、管端部管内のさや管が挿入されていた部分のみが無
塗装部となる。図2と図3はさや管外面にストッパー5
を設けた実施例を示すもので、ストッパー5によりさや
管1は所定の長さaだけしか管内に入らない。図4はさ
や管内面端部にテーパーを設けた実施例であり、テーパ
ーを設けることによりノズルが引っかからないようにし
たものである。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば熱交換
器用等の管の内面を塗装する際所望の無塗装部を簡便に
設けることができるもので工業上顕著な効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】さや管の一実施例を示す断面図。
【図3】さや管の他の一実施例を示す断面図。
【図4】さや管の他の一実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 さや管 2 管 3 ノズル 4 塗料ホース 5 ストッパー a さや管の挿入長

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内に挿入した塗料を噴射するノズルを
    一方の管端から他方の管端まで移動させることにより、
    管内面を塗装する管内面の塗装方法において、管端部管
    内に管の内径よりわずかに小さい外径を有するさや管を
    所定の長さだけ挿入し、管全長を塗装した後該さや管を
    取り出すことにより、管端部管内に所定の長さの無塗装
    部を設けることを特徴とする管内面の塗装方法。
  2. 【請求項2】 さや管の外面にストッパーを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の管内面の塗装方法。
  3. 【請求項3】 さや管の内面にテーパーを設けたことを
    特徴とする請求項1および請求項2記載の管内面の塗装
    方法。
JP29054391A 1991-10-09 1991-10-09 管内面の塗装方法 Pending JPH0596240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29054391A JPH0596240A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 管内面の塗装方法

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JP29054391A JPH0596240A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 管内面の塗装方法

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JPH0596240A true JPH0596240A (ja) 1993-04-20

Family

ID=17757390

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JP29054391A Pending JPH0596240A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 管内面の塗装方法

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JP (1) JPH0596240A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374561B1 (en) 1998-11-18 2002-04-23 Nichiha Co., Ltd. External wall panel construction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374561B1 (en) 1998-11-18 2002-04-23 Nichiha Co., Ltd. External wall panel construction

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