JPH0596227A - 動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印刷方法 - Google Patents
動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印刷方法Info
- Publication number
- JPH0596227A JPH0596227A JP28228391A JP28228391A JPH0596227A JP H0596227 A JPH0596227 A JP H0596227A JP 28228391 A JP28228391 A JP 28228391A JP 28228391 A JP28228391 A JP 28228391A JP H0596227 A JPH0596227 A JP H0596227A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- core material
- coating agent
- printing roller
- dynamic pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溝の長手方向の如何なる部位においても、溝
の縦断面の形状および面積が一定した高精度な溝を形成
することができる動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤
の印刷を可能とする。 【構成】 版ローラ22と加圧ユニット20の一対の押
圧ロール25間に配置された軸心材21は、版ローラ2
2に対して複数のバネ26の弾発力により常時所定の押
圧力で押圧される。したがって、版ローラ22を反時計
方向(矢印方向)に強制回転させると軸心材21が時計
方向に回転し、一対の押圧ロール25が反時計方向に回
転しつつ軸心材21を版ローラ22に対し弾力的に押圧
することになる。この結果、版ローラ22が軸振れした
としても、一対の押圧ロール25が常に一定の押圧力で
軸心材21を版ローラ22に押圧する。
の縦断面の形状および面積が一定した高精度な溝を形成
することができる動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤
の印刷を可能とする。 【構成】 版ローラ22と加圧ユニット20の一対の押
圧ロール25間に配置された軸心材21は、版ローラ2
2に対して複数のバネ26の弾発力により常時所定の押
圧力で押圧される。したがって、版ローラ22を反時計
方向(矢印方向)に強制回転させると軸心材21が時計
方向に回転し、一対の押圧ロール25が反時計方向に回
転しつつ軸心材21を版ローラ22に対し弾力的に押圧
することになる。この結果、版ローラ22が軸振れした
としても、一対の押圧ロール25が常に一定の押圧力で
軸心材21を版ローラ22に押圧する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービームプリン
タ等の偏光走査装置等に使用される動圧流体軸受の溝加
工のための塗布剤の印刷方法に関するものである。
タ等の偏光走査装置等に使用される動圧流体軸受の溝加
工のための塗布剤の印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の偏光走査装置は、高精度
な偏光走査装置を得るために、非接触で回転する動圧流
体軸受が使用されている。
な偏光走査装置を得るために、非接触で回転する動圧流
体軸受が使用されている。
【0003】前記動圧流体軸受の軸には、微細な動圧発
生用の溝が設けられているが、この動圧発生用の溝の加
工精度が動圧流体軸受の回転信頼性を左右する重要な要
素である。そこで、従来から、前記動圧発生用の溝の形
成方法として以下に説明するものが提案されている。
生用の溝が設けられているが、この動圧発生用の溝の加
工精度が動圧流体軸受の回転信頼性を左右する重要な要
素である。そこで、従来から、前記動圧発生用の溝の形
成方法として以下に説明するものが提案されている。
【0004】その一は、軸の外周面上の溝となる部位以
外の部分にレジストを塗布し、レジストを塗布していな
い部位をエッチングして、動圧発生用の溝を形成するも
のがある。図5はエッチングによって形成された動圧発
生用の溝の縦断面図であって、軸31の周面に形成され
た動圧発生用の溝32の開口部近傍の内壁にはアンダー
カット32aが発生している。
外の部分にレジストを塗布し、レジストを塗布していな
い部位をエッチングして、動圧発生用の溝を形成するも
のがある。図5はエッチングによって形成された動圧発
生用の溝の縦断面図であって、軸31の周面に形成され
た動圧発生用の溝32の開口部近傍の内壁にはアンダー
カット32aが発生している。
【0005】その二は、転造によるものであるが、この
転造によるものは図6に示すように、軸41の周面に形
成された動圧発生用の溝42の開口部にだれと呼ばれる
段差42aが発生している。
転造によるものは図6に示すように、軸41の周面に形
成された動圧発生用の溝42の開口部にだれと呼ばれる
段差42aが発生している。
【0006】その三は、軸本体周面にレーザー光線を吸
収し易い材料からなる膜を形成しておき、この膜をレー
ザー光線により除去して動圧発生用の溝を形成するもの
(特開昭62−1886号公報参照)がある。
収し易い材料からなる膜を形成しておき、この膜をレー
ザー光線により除去して動圧発生用の溝を形成するもの
(特開昭62−1886号公報参照)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には次
のような問題点があった。
のような問題点があった。
【0008】エッチングによるものではアンダーカット
が発生しているため、また、転造によるものでは段差部
が発生しているため、動圧発生用の溝の縦断面形状が複
雑な形状となるとともに、その面積も前記溝の長さ方向
において一定していない。このため、回転時における動
圧にむらが発生して、回転むらや軸振れが生じる。ま
た、レーザー光線によるものは、装置が複雑でコスト高
となる。
が発生しているため、また、転造によるものでは段差部
が発生しているため、動圧発生用の溝の縦断面形状が複
雑な形状となるとともに、その面積も前記溝の長さ方向
において一定していない。このため、回転時における動
圧にむらが発生して、回転むらや軸振れが生じる。ま
た、レーザー光線によるものは、装置が複雑でコスト高
となる。
【0009】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、溝の長手方向の如何な
る部位においても、溝の縦断面の形状および面積が一定
した高精度な溝を形成することができる動圧流体軸受の
溝加工のための塗布剤の印刷方法を実現することを目的
とするものである。
に鑑みてなされたものであって、溝の長手方向の如何な
る部位においても、溝の縦断面の形状および面積が一定
した高精度な溝を形成することができる動圧流体軸受の
溝加工のための塗布剤の印刷方法を実現することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印
刷方法は、軸心材の周面に溝形成のための塗布剤を印刷
する際に、所定の溝形状の凹版部を有する版ローラに対
し、前記軸心材を所定の押圧力で押圧しつつ転写させる
ことを特徴とするものである。
め、本発明の動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印
刷方法は、軸心材の周面に溝形成のための塗布剤を印刷
する際に、所定の溝形状の凹版部を有する版ローラに対
し、前記軸心材を所定の押圧力で押圧しつつ転写させる
ことを特徴とするものである。
【0011】所定の溝形状の凹版部は、版ローラが所定
の押圧力によって押圧されたときの変形による誤差を修
正した形状に形成するとよい。
の押圧力によって押圧されたときの変形による誤差を修
正した形状に形成するとよい。
【0012】
【作用】所定の押圧力のもとに、塗布剤が印刷されるの
で、均一な所定の膜厚に印刷することができるととも
に、印刷の原版の形を変更して任意の溝深さおよび溝形
状とすることができる。
で、均一な所定の膜厚に印刷することができるととも
に、印刷の原版の形を変更して任意の溝深さおよび溝形
状とすることができる。
【0013】
【実施例】先ず、本発明の塗布剤の印刷方法を適用した
動圧流体軸受の溝加工方法について説明する。
動圧流体軸受の溝加工方法について説明する。
【0014】図1は、第1実施例の動圧発生用の溝を有
する軸の模式部分平面図である。
する軸の模式部分平面図である。
【0015】図1に示すように、予め、軸1の半径より
塗布剤である耐摩耗性を有する表面コーティング剤2の
膜厚を差し引いた半径の軸心材1aを製造しておく。該
軸心材1aの周面に、動圧発生用の溝3となる部位以外
の部分に、耐摩耗性を有する表面コーティング材2を印
刷したのち、該表面コーティング剤2を硬化することに
より前記各溝3を形成して動圧発生用の軸1を製造す
る。
塗布剤である耐摩耗性を有する表面コーティング剤2の
膜厚を差し引いた半径の軸心材1aを製造しておく。該
軸心材1aの周面に、動圧発生用の溝3となる部位以外
の部分に、耐摩耗性を有する表面コーティング材2を印
刷したのち、該表面コーティング剤2を硬化することに
より前記各溝3を形成して動圧発生用の軸1を製造す
る。
【0016】また、第2実施例については、図2および
図3に示すように、予め、軸11の外径より、各動圧発
生用の溝13および溝13の溝深さを差し引いた外径の
軸心材11aを製造しておき、該軸心材11aの各溝1
3を形成すべき部位に、それらの溝深さに相当する膜厚
以上のメッキが付着するのを防止するためのレジスト1
2、すなわち塗布剤を印刷する。
図3に示すように、予め、軸11の外径より、各動圧発
生用の溝13および溝13の溝深さを差し引いた外径の
軸心材11aを製造しておき、該軸心材11aの各溝1
3を形成すべき部位に、それらの溝深さに相当する膜厚
以上のメッキが付着するのを防止するためのレジスト1
2、すなわち塗布剤を印刷する。
【0017】ついで、レジスト12をベーキングして固
化させたのち、メッキして、図3に示すようにメッキ層
14を形成する。このメッキ層14を溝深さに相当する
厚さに形成したのち、レジスト12を除去してメッキ層
14を残すことにより軸11を製造する。
化させたのち、メッキして、図3に示すようにメッキ層
14を形成する。このメッキ層14を溝深さに相当する
厚さに形成したのち、レジスト12を除去してメッキ層
14を残すことにより軸11を製造する。
【0018】次に、本発明の塗布剤の印刷方法について
説明する。
説明する。
【0019】図4は、本発明に用いられるグラビア印刷
機の説明図である。
機の説明図である。
【0020】図4に示すように、塗布剤供給ユニット2
4に塗布剤が満たされており、その上方には所定の溝形
状の凹版部22aを有する版ローラ22が配設されてい
る。版ローラ22を矢印方向に回転させると、塗布剤供
給ユニット24より塗布剤が版ローラ22に供給されて
ドクタブレード23によって凹版部22aに均一になら
されたのち、次に説明する加圧ユニット20により所定
の押圧力で押圧された軸心材21周面に転写される。
4に塗布剤が満たされており、その上方には所定の溝形
状の凹版部22aを有する版ローラ22が配設されてい
る。版ローラ22を矢印方向に回転させると、塗布剤供
給ユニット24より塗布剤が版ローラ22に供給されて
ドクタブレード23によって凹版部22aに均一になら
されたのち、次に説明する加圧ユニット20により所定
の押圧力で押圧された軸心材21周面に転写される。
【0021】ここで、加圧ユニット20について説明す
る。
る。
【0022】ヨーク29には複数の案内棒27が突設さ
れており、各案内棒27の自由端側はワーク支持部材2
8の図示しない案内孔に遊嵌され、その先端には公知の
抜け止め手段が設けられている。ワーク支持部材28に
は一対の押圧ロール25が回転自在に軸支されており、
ワーク支持部材28とヨーク29間に介在された複数の
ばね26がワーク支持部材28を版ローラ22に向けて
常時付勢している。版ローラ22と加圧ユニット20の
一対の押圧ロール25間に配置された軸心材21は版ロ
ーラ22に対して複数のばね26の弾発力により常時所
定の押圧力で押圧されることになる。この押圧力は、複
数のばね26のばね圧を変更することで、所定の押圧力
に設定する。
れており、各案内棒27の自由端側はワーク支持部材2
8の図示しない案内孔に遊嵌され、その先端には公知の
抜け止め手段が設けられている。ワーク支持部材28に
は一対の押圧ロール25が回転自在に軸支されており、
ワーク支持部材28とヨーク29間に介在された複数の
ばね26がワーク支持部材28を版ローラ22に向けて
常時付勢している。版ローラ22と加圧ユニット20の
一対の押圧ロール25間に配置された軸心材21は版ロ
ーラ22に対して複数のばね26の弾発力により常時所
定の押圧力で押圧されることになる。この押圧力は、複
数のばね26のばね圧を変更することで、所定の押圧力
に設定する。
【0023】したがって、版ローラ22を反時計方向
(矢印方向)に強制回転させると、軸心材21が時計方
向に回転し、一対の押圧ロール25が反時計方向に回転
しつつ軸心材21を版ローラ22に対し、弾力的に押圧
することになる。このため、版ローラ22が軸振れした
としても、ワーク支持部材28とともに一対の押圧ロー
ル25が前記ばね26の弾発力に抗し、版ローラ22の
前記軸振れに対応して伸縮するので、常に一定の押圧力
で軸心材21を版ローラ22に押圧する。その結果、凹
版部22aに受容された塗布剤は均一な膜厚で軸心材2
1の周面に転写される。
(矢印方向)に強制回転させると、軸心材21が時計方
向に回転し、一対の押圧ロール25が反時計方向に回転
しつつ軸心材21を版ローラ22に対し、弾力的に押圧
することになる。このため、版ローラ22が軸振れした
としても、ワーク支持部材28とともに一対の押圧ロー
ル25が前記ばね26の弾発力に抗し、版ローラ22の
前記軸振れに対応して伸縮するので、常に一定の押圧力
で軸心材21を版ローラ22に押圧する。その結果、凹
版部22aに受容された塗布剤は均一な膜厚で軸心材2
1の周面に転写される。
【0024】また、版ローラ22をシリコンゴム等の比
較的変形し易い材料から構成した場合、前述の如き所定
の押圧力によって押圧されて変形し、凹版部22aの溝
形状に誤差が生じる。この場合には、予め凹版部22a
の溝形状を、版ローラ22が所定の押圧力によって押圧
されたときの変形による誤差を修正した形状に形成して
おくと、軸心材21に転写された溝形状を所定の精度と
することができる。
較的変形し易い材料から構成した場合、前述の如き所定
の押圧力によって押圧されて変形し、凹版部22aの溝
形状に誤差が生じる。この場合には、予め凹版部22a
の溝形状を、版ローラ22が所定の押圧力によって押圧
されたときの変形による誤差を修正した形状に形成して
おくと、軸心材21に転写された溝形状を所定の精度と
することができる。
【0025】具体例1 軸心材 ステンレス鋼製の棒材を機械加工により外径3.99m
mに仕上げて、これを軸心材とした。
mに仕上げて、これを軸心材とした。
【0026】表面コーティング剤 上記軸心材をアルカリ脱脂したのち塩酸で表面活性化を
行ったのち、その周面に、動圧発生用の溝となる部位以
外の部分に、厚さ5μm(±0.5μm)の膜厚で、金
属アルコキシド系の無機コーティング剤を上記の塗布液
印刷方法により印刷した。
行ったのち、その周面に、動圧発生用の溝となる部位以
外の部分に、厚さ5μm(±0.5μm)の膜厚で、金
属アルコキシド系の無機コーティング剤を上記の塗布液
印刷方法により印刷した。
【0027】該無機コーティング剤として、例えば、セ
ラミックスインキ((株)日板研究所製商品名「プリン
トンPIシリーズ」または、セラミックスコーティング
剤((株)日板研究所製商品名「セラミカ」)を使用し
た。
ラミックスインキ((株)日板研究所製商品名「プリン
トンPIシリーズ」または、セラミックスコーティング
剤((株)日板研究所製商品名「セラミカ」)を使用し
た。
【0028】表面コーティング剤の硬化 上記無機コーティング剤を印刷した軸心材を電気炉に入
れて、温度約150℃で20分間加熱することにより、
上記無機コーティング剤を加熱硬化させて軸を製造し
た。
れて、温度約150℃で20分間加熱することにより、
上記無機コーティング剤を加熱硬化させて軸を製造し
た。
【0029】上記無機コーティング剤の加熱温度および
加熱時間は、上記無機コーティング剤の種類によって異
なるが、60〜150℃で10分〜24時間の範囲内と
するとよい。
加熱時間は、上記無機コーティング剤の種類によって異
なるが、60〜150℃で10分〜24時間の範囲内と
するとよい。
【0030】また、上述のセラミックスインキまたはセ
ラミックスコーティング剤は、耐摩耗性、耐熱性、耐薬
品性に優れた軸を製造することができる。
ラミックスコーティング剤は、耐摩耗性、耐熱性、耐薬
品性に優れた軸を製造することができる。
【0031】さらに、上記電気加熱炉のほか、遠赤外線
炉、電子線炉等表面コーティング剤に合わせて適宜選択
するとよい。
炉、電子線炉等表面コーティング剤に合わせて適宜選択
するとよい。
【0032】具体例2 外径3.99mmのステンレス製の軸心材を製造し、軸
心材をアルカリ溶液により脱脂したのち、該軸心材周面
の各溝となる部位にレジストを5μm以上の膜厚で印刷
した。
心材をアルカリ溶液により脱脂したのち、該軸心材周面
の各溝となる部位にレジストを5μm以上の膜厚で印刷
した。
【0033】前記レジストとしては、印刷性、耐酸、耐
アルカリ性、軸心材に対する密着性およびメッキ後の除
去の容易性を考慮した結果、エポキシ系インキ、また
は、セラミックインキ((株)日板研究所製商品名「プ
リントンPIシリーズ」)が好適であることが判明し
た。
アルカリ性、軸心材に対する密着性およびメッキ後の除
去の容易性を考慮した結果、エポキシ系インキ、また
は、セラミックインキ((株)日板研究所製商品名「プ
リントンPIシリーズ」)が好適であることが判明し
た。
【0034】ついで、印刷されたレジストをベーキング
(150℃で20分間)固化し、これを順次アルカリで
洗浄、塩酸で表面活性化処理し、ニッケルストライクを
行ったのち、コバルトーリン合金(pH9.2、90
℃)の耐摩耗性硬質無電解メッキを50分間行って厚さ
5μm(±0.5μm)のメッキ層を形成した。
(150℃で20分間)固化し、これを順次アルカリで
洗浄、塩酸で表面活性化処理し、ニッケルストライクを
行ったのち、コバルトーリン合金(pH9.2、90
℃)の耐摩耗性硬質無電解メッキを50分間行って厚さ
5μm(±0.5μm)のメッキ層を形成した。
【0035】本具体例は、軸心材をステンレス製とした
ためニッケルストライクを行ったが、炭素鋼等の他の素
材を用いた場合はその必要はない。
ためニッケルストライクを行ったが、炭素鋼等の他の素
材を用いた場合はその必要はない。
【0036】また、耐摩耗性硬質無電解メッキとして
は、上記具体例2のほか、ニッケルータングステンーボ
ロン合金(pH6.5、65℃、60分)かニッケルー
ボロン合金(pH6.5、65℃、45分)等がよい。
さらに、ニッケル−リン合金(pH4.5、90℃、1
5分)、ニツケル−リン−4フッ化エチレン含有合金
(pH5.1、90℃、30分)でもよい。
は、上記具体例2のほか、ニッケルータングステンーボ
ロン合金(pH6.5、65℃、60分)かニッケルー
ボロン合金(pH6.5、65℃、45分)等がよい。
さらに、ニッケル−リン合金(pH4.5、90℃、1
5分)、ニツケル−リン−4フッ化エチレン含有合金
(pH5.1、90℃、30分)でもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、つぎに記載するような効果を奏する。
で、つぎに記載するような効果を奏する。
【0038】動圧発生用の溝の形状を任意の形状とする
ことができるとともに、前記溝の長手方向の如何なる部
位においても、溝の縦断面の形状および面積が一定の高
精度な溝を形成することを可能とする溝形状に、軸心材
周面に対して塗布剤を印刷することが可能となる。
ことができるとともに、前記溝の長手方向の如何なる部
位においても、溝の縦断面の形状および面積が一定の高
精度な溝を形成することを可能とする溝形状に、軸心材
周面に対して塗布剤を印刷することが可能となる。
【0039】また、請求項2記載の発明は、版ローラを
変形し易い材料によって構成したとしても、上記の効果
を奏する。
変形し易い材料によって構成したとしても、上記の効果
を奏する。
【図1】本発明の塗布剤の印刷方法を適用した第1実施
例の動圧発生用の溝を有する軸の模式部分断面図であ
る。
例の動圧発生用の溝を有する軸の模式部分断面図であ
る。
【図2】本発明の塗布剤の印刷方法を適用した第2実施
例の一工程を示し、軸心材にレジストを印刷した状態を
示す模式部分平面図である。
例の一工程を示し、軸心材にレジストを印刷した状態を
示す模式部分平面図である。
【図3】第2実施例の一工程を示し、軸心材にメッキ層
が形成された状態を示す模式断面図である。
が形成された状態を示す模式断面図である。
【図4】本発明の実施に使用する印刷機の説明図であ
る。
る。
【図5】エッチングによって形成された溝を示す模式断
面図である。
面図である。
【図6】転造によって形成された溝を示すの模式断面図
である。
である。
1,11 軸 1a,11a,21 軸心材 2 表面コーティング剤 3,13 溝 12 レジスト 20 加圧ユニット 22 版ローラ 22a 凹版部 23 ドクタブレード 24 塗布剤供給ユニット 25 押圧ロール 26 ばね 27 案内棒 28 ワーク支持部材 29 ヨーク
Claims (2)
- 【請求項1】 軸心材の周面に溝形成のための塗布剤を
印刷する際に、所定の溝形状の凹版部を有する版ローラ
に対し、前記軸心材を所定の押圧力で押圧しつつ転写さ
せることを特徴とする動圧流体軸受の溝加工のための塗
布剤の印刷方法。 - 【請求項2】 所定の溝形状の凹版部は、版ローラが所
定の押圧力によって押圧されたときの変形による誤差を
修正した形状に形成されていることを特徴とする請求項
1記載の動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印刷方
法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28228391A JPH0596227A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印刷方法 |
DE69205762T DE69205762T2 (de) | 1991-08-08 | 1992-08-07 | Verfahren zur Herstellung von Rillen auf einer Achse. |
EP92113492A EP0527450B1 (en) | 1991-08-08 | 1992-08-07 | Method of forming grooves on a shaft |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28228391A JPH0596227A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596227A true JPH0596227A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17650415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28228391A Pending JPH0596227A (ja) | 1991-08-08 | 1991-10-02 | 動圧流体軸受の溝加工のための塗布剤の印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6601768B2 (en) | 2001-03-08 | 2003-08-05 | Welch Allyn Data Collection, Inc. | Imaging module for optical reader comprising refractive diffuser |
US6832725B2 (en) | 1999-10-04 | 2004-12-21 | Hand Held Products, Inc. | Optical reader comprising multiple color illumination |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP28228391A patent/JPH0596227A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6832725B2 (en) | 1999-10-04 | 2004-12-21 | Hand Held Products, Inc. | Optical reader comprising multiple color illumination |
US6601768B2 (en) | 2001-03-08 | 2003-08-05 | Welch Allyn Data Collection, Inc. | Imaging module for optical reader comprising refractive diffuser |
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