JPH0595881U - 包装材 - Google Patents

包装材

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JPH0595881U
JPH0595881U JP3938192U JP3938192U JPH0595881U JP H0595881 U JPH0595881 U JP H0595881U JP 3938192 U JP3938192 U JP 3938192U JP 3938192 U JP3938192 U JP 3938192U JP H0595881 U JPH0595881 U JP H0595881U
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packaging material
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transparent film
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広田治郎
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Howa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パン類の自動包装に好適な包装材を提供する
ことを目的とする。 【構成】 紙類を樹脂で処理した方形状の加工紙2、3
の樹脂面間をプラスチック製の方形状の透明フィルム4
で接合して一体に形成したシートの両側部を折曲げて、
両側端部の加工紙2、3の樹脂面を合掌させて熱接着
し、一方の開口端部を熱接着部9で熱接着して閉塞して
形成される包装材1であって、他方の開口端部に方形状
の切欠部10を設けてリブ11を形成した包装材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は包装材に関し、特に、パン等の食品を自動包装するのに好適な包装 材に関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】
一般に、食パン等のパン類の包装に用いられる包装材は図9、図10に示すよ うに、必要に応じて印刷を施すことができるプラスチック製の透明フィルムであ る基板フィルム52を用いたものが知られている。
【0003】 すなわち、この包装材51は、一枚の方形状の基板フィルム52をその端面を ずらして折曲げてリブ61となる部分を形成し、前記折曲げ部分を内方に折込ん で折込み部53を形成し、両側端部を溶断シール部54a、54bで溶断シール して形成される。
【0004】 また、前記リブ61には、自動充填機のピンが挿入される穴62が設けられ、 この穴62から端面にミシン目63が施されている。
【0005】 このように構成された包装材51を用いて食パン55を自動包装するには、ま ず、図示しないシューターを有する自動充填機のピンに、前記リブ61に形成し た穴62を挿入させて包装材51をセットする。
【0006】 そして、空気を送り込んで包装材51を膨らませた後、シューターを使用して 食パン55を包装材51に投入して、開口部をクイックロック56で密封し、図 11に示すように、チューリップ型に包装し、この状態で市販するようになって いる。
【0007】 しかしながら、このように構成される包装材51は透明フィルムである基板フ ィルム52から形成されるため、包装された食パン55には直接光が照射される ため、この光によって食パン55が変質する恐れがあり、光を透過しない包装材 の開発が望まれていた。
【0008】 一方、従来から紙類を使用した包装材が考案されているが、紙類は耐久性が悪 く、光を透過しない代わりに内部を観察することができない問題点が有り、紙類 と透明フィルムとを組み合わせた包装材を製造するには、従来のように接合に溶 断シールを使用することができないため、製造が容易でないという問題点を有し ていた。
【0009】 この考案は、上記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、 容易に製造することができるとともに、自動充填に適した紙類とプラスチックフ ィルムとを組合せた包装材を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、紙類を樹脂で処理した方形状の加工紙の樹脂面 間をプラスチック製の方形状の透明フィルムで接合して一体に形成したシートの 両側部を折曲げて、両側端部の加工紙の樹脂面を合掌させて熱接着し、一方の開 口端部を熱接着で閉塞して形成される包装材であって、他方の開口端部に方形状 の切欠部を設けてリブを形成したという手段を採用したものである。 また、紙類を樹脂で処理した方形状の加工紙の樹脂面間をプラスチック製の方 形状の透明フィルムで接合して一体に形成したシートの両側部を折曲げて、両側 端部の加工紙の樹脂面を合掌させて熱接着し、両折曲げ部分を内方に折込んで折 込み部を形成し、一方の開口端部を熱接着で閉塞して形成される包装材であって 、他方の開口端部に方形状の切欠部を設けてリブを形成したという手段を採用し たものである。 また、前記リブに自動充填機のピンが挿入する穴が設けられ、この穴からミシ ン目が端部に施されているという手段を採用したものである。
【0011】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、加工紙とプラスチック製の透明 フィルムとが一体に形成された原反シートから容易に製造することができる。 また、この包装材は一部にプラスチックフィルムが使用されているため、加工 紙が光を透過しないとともに、透明フィルムの部分から内部を観察することがで きる。
【0012】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1〜図6にはこの考案による包装材の実施例が示されていて、図1〜図3に 示す包装材1は、紙類をポリエチレン樹脂でラミネート加工した加工紙2、3と 、プラスチック製の透明フィルム4とから一体に形成した略方形状のシート7か ら形成される。
【0013】 このシート7は図4、図5に示すように、方形状の加工紙2、3をその樹脂面 2a、3aを上にして平行に位置させ、この樹脂面2a、3a間に方形状の透明 フィルム4を渡して加工紙2、3の内方に位置する側辺と透明フィルム4とを熱 接着部5a、5bで熱接着し、透明フィルム4の両側辺と加工紙2、3とを熱接 着部6a、6bで熱接着して一体に形成されたもので、一端部に方形状の切欠部 10が形成され、この切欠部10の両端部に穴12およびミシン目13が形成さ れている。
【0014】 そして、図5、図6に示すように、前記シート7の両側部を矢印A、B方向に 折曲げて、両側端部の加工紙2、3の樹脂面2a、3aを合掌させて熱接着部8 で熱接着し、一方の開口端部を熱接着部9で閉塞し、他方の開口端部にリブ11 を形成したものである。
【0015】 また、前記リブ11には自動充填機のピンが挿入するための穴12が二箇所形 成され、この穴12の周面から包装材1の端部にかけてミシン目13が施されて いる。
【0016】 つぎに、この包装材1の製造方法について説明する。 まず、図7に示すように、紙類をポリエチレン樹脂でラミネート加工した二枚 の原反加工紙22、23をポリエチレンの樹脂面22a、23aを上にして所定 の間隔を開けて平行に位置し、この原反加工紙22、23間にプラスチック製の 原反透明フィルム24を重ね合わせ、前記原反加工紙22、23の内方に位置す る側辺と原反透明フィルム24とを熱接着部5a、5bで熱接着し、原反透明フ ィルム24の両側辺と原反加工紙22、23とを熱接着部6a、6bで熱接着し て原反シート27を形成する。
【0017】 そして、この原反シート27の中央部に所定の間隔で方形状に切欠した切欠部 10を形成し、この切欠部10の外方に自動充填機のピンが挿入するための穴1 2を形成し、この穴12からミシン目13を施す。
【0018】 つぎに、前記原反シート27を切欠部10の上辺または下辺が位置する箇所の 切断線28で切断して、図4、図5に示すようなシート7を形成し、前述した手 順で包装材1を形成する。
【0019】 このようにして構成された包装材1を使用してフランスパン等のパン類を自動 包装するには、従来の包装材と同様に、まず、シューターを有する自動充填機の ピンにリブ11に形成した穴12を挿入して包装材1をセットする。
【0020】 つぎに、この包装材1に空気を送り込んでこれを膨らませ、フランスパン等の パン類を投入した後、クイックロックで密封して、チューリップ型の包装とする 。
【0021】 このように、ポリエチレン樹脂の樹脂面2a、3aと透明フィルムとの熱接着 およびポリエチレン樹脂の樹脂面2a、3a同士の熱接着によって容易に包装材 1を製造することができ、自動包装に好適である。
【0022】 また、この包装材1は紙類で覆われるとともに、一部が透明フィルム4によっ て形成されているため、光の透過によって包装されるパン等が変質しにくくなる とともに、内部を観察することができる。
【0023】 なお、この実施例においては、中央部で合掌させる包装材1としたが、図8に 示すように、前記シート7の両側部を折曲げて、両側端部を合掌させて接合する 際に、両折曲げ部分を内方に折込んで、側部に折込み部33a、33bを形成し た包装材31としても良いものである。
【0024】 また、実施例では加工紙2、3として、紙類をポリエチレン樹脂でラミネート したものを用いたが、これに限定されることなく、紙類を樹脂で処理すれば良く 、樹脂はポリエチレン樹脂に限定されず、また、その処理の方法はラミネート加 工の他にコーティング加工等が考えられ、また、紙類には紙の他に所謂合成紙を 含むものとする。
【0025】
【考案の効果】
この考案は前記のように、紙類を樹脂で処理した加工紙とプラスチック製の透 明フィルムとからなるシートから包装材が形成されるため、熱接着等によって容 易に製造することができ、自動包装に好適である。 また、製造される包装材は紙類とプラスチック製の透明フィルムとから形成さ れるため、光を遮断するとともに、内部を観察することができるという効果を有 するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による包装材の実施例を示す概略正面
図である。
【図2】この考案による包装材の実施例を示す概略背面
図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】シートを示す概略図である。
【図5】図4のY−Y断面図である。
【図6】包装材を示す斜視図である。
【図7】原反シートを示す概略図である。
【図8】包装材の別の実施例を示す概略図である。
【図9】従来の包装材を示す概略平面図である。
【図10】図9のZ−Z断面図である。
【図11】従来の包装材で食パンを包装した状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1、31、51……包装材 2、3……加工紙 4……透明フィルム 2a、3a、22a、23a……樹脂面 5a、5b、6a、6b、8、9……熱接着部 7……シート 10……切欠部 11、61……リブ 12、62……穴 13、63……ミシン目 22、23……原反加工紙 24……原反透明フィルム 27……原反シート 28……切断線 33a、33b、53……折込み部 52……基板フィルム 54a、54b……溶断シール部 55……食パン 56……クイックロック

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙類を樹脂で処理した方形状の加工紙
    (2、3)の樹脂面(2a、3a)間をプラスチック製
    の方形状の透明フィルム(4)で接合して一体に形成し
    たシート(7)の両側部を折曲げて、両側端部の加工紙
    (2、3)の樹脂面(2a、3a)を合掌させて熱接着
    し、一方の開口端部を熱接着で閉塞して形成される包装
    材(1)であって、他方の開口端部に方形状の切欠部
    (10)を設けてリブ(11)を形成したことを特徴と
    する包装材。
  2. 【請求項2】 紙類を樹脂で処理した方形状の加工紙
    (2、3)の樹脂面(2a、3a)間をプラスチック製
    の方形状の透明フィルム(4)で接合して一体に形成し
    たシート(7)の両側部を折曲げて、両側端部の加工紙
    (2、3)の樹脂面(2a、3a)を合掌させて熱接着
    し、両折曲げ部分を内方に折込んで折込み部(33a、
    33b)を形成し、一方の開口端部を熱接着で閉塞して
    形成される包装材(31)であって、他方の開口端部に
    方形状の切欠部(10)を設けてリブ(11)を形成し
    たことを特徴とする包装材。
  3. 【請求項3】 前記リブ(11)に自動充填機のピンが
    挿入する穴(12)が設けられ、該穴(12)からミシ
    ン目(13)が端部に施されている請求項1および請求
    項2記載の包装材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023084420A (ja) * 2021-12-07 2023-06-19 株式会社ミューパック・オザキ 窓付き包装袋

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5259102U (ja) * 1975-10-24 1977-04-28
JP3120486U (ja) * 2006-01-16 2006-04-06 張嘉祥 遠赤外線温熱器

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