JPH059505A - 金属粉乾燥方法 - Google Patents

金属粉乾燥方法

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Publication number
JPH059505A
JPH059505A JP3189332A JP18933291A JPH059505A JP H059505 A JPH059505 A JP H059505A JP 3189332 A JP3189332 A JP 3189332A JP 18933291 A JP18933291 A JP 18933291A JP H059505 A JPH059505 A JP H059505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
metal powder
metallic powder
drying
chemically reduced
Prior art date
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Pending
Application number
JP3189332A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimasa Nomura
幸正 野村
Isao Watanabe
勲 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication of JPH059505A publication Critical patent/JPH059505A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化学還元された金属粉を濾過、洗浄、脱水処
理したのち乾燥する方法において、化学還元された金属
粉を乾燥焼結して適度の大きさの粒状にして取り扱いが
容易でしかも、金属粉を原料として用いる場合でも、酸
やアルカリに溶解するのにも容易である形状の粒状とす
る方法を提供することにある。 【構成】 化学還元された金属粉を濾過、洗浄、脱水処
理したのちの乾燥焼結する方法において、該金属粉を傾
斜して回転させた金属筒中で、加熱し乾燥焼結して粒状
に造粒することにより目的を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の精製工程で化学
還元された金属粉を濾過、洗浄、脱水処理したのちの乾
燥焼結する方法に関する物である。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、化学還元された金属
粉を濾過、洗浄、脱水処理したのち乾燥する方法として
は、蚕棚状の空気乾燥機内にホウロウ製のバットに該金
属粉を入れ、熱風乾燥する方法がとられていた。該方法
では乾燥後の金属粉の粒径が細かく、袋や缶に移し替え
る際に飛散するため収率や作業上で問題となり、また上
記脱水処理したのち乾燥する金属粉を耐火物製のルツボ
等に入れ焼結すると、該耐火物製のルツボ等の容器の形
状で収縮した金属粉の焼結体となり、そのエッジ等が取
り扱い時の安全性に欠ける点と、該金属粉を原料として
酸やアルカリに溶解するような場合には溶解させるのに
長時間かかる欠点があった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上記従来法の欠点を解決する
ためになされたもので、化学還元された金属粉を乾燥焼
結して適度の大きさの粒子状にして取り扱いが容易でし
かも、金属粉を原料として用いる場合でも、酸やアルカ
リに溶解するのにも容易である形状の粒子状とする方法
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、化学還元され
た金属粉を濾過、洗浄、脱水処理したのちの乾燥焼結す
る方法において、該金属粉を傾斜して回転させた金属筒
中で、加熱焼結して粒子状に造粒することを特徴とする
金属粉の乾燥焼結方法である。
【0005】以下、本発明の詳細について説明する。ま
ず、該金属筒の材質は水分や金粉中に含まれる酸等に腐
食されにくいステンレス鋼やチタンが良く、更に金属粉
の汚れを生じさせないためには貴金属を被覆するのが好
ましい。該金属筒の直径は50〜200mm、長さ200
0〜5000mm、傾斜確度は0.5〜3度で良い。金属
粉を乾燥焼結して任意の径の粒子に造粒するには、金属
筒を回転させる速度と該金属筒を加熱する温度の調節で
可能となる。金属筒を傾斜させてあるのは化学還元され
た金属粉を濾過、洗浄、脱水処理したのちの金属粉(以
下「脱水後の金属粉」とよぶ。)は、一般的な脱水処理
方法では水分を2〜50%含んでおり、加熱により蒸発
する水蒸気を放出しやすく、また、傾斜に沿って乾燥焼
結した金属粉が移動して取り出せりるためである。ま
た、金属筒の直径が小さいと乾燥焼結処理能力が不十分
であるのと、脱水後の金属粉が乾燥中につまる欠点があ
り、直径が大きいと加熱のための熱効率が低くなる点と
設備が大型化して経済性に欠けるためである。
【0006】本発明の方法で脱水後の金属粉が粒子状と
なる理由は、該脱水後の金属粉の表面は針状となってい
るのと水分を含んでいるため回転している金属筒中で球
状にされ、回転しながら水分が蒸発して乾燥したのちさ
らに加熱されて焼結して粒子状となり安定した状態を保
つものと思われる。粒子状の金属粉の径を小さくするに
は加熱温度を低くして回転速度を速くすればよく、大き
くするには加熱温度を高くして回転速度を遅くすればよ
い。以下、本発明の実施例を記載するが該実施例は本発
明を限定するものではない。
【0007】
【実施例1】水分7.0%を含む10〜20μの金粉を
図1に示す乾燥焼結装置1の投入口2に2000g/分
の量で送り込み、ステンレス鋼製金属筒3の傾斜を3度
にして回転速度を30回/分、加熱温度を250℃で乾
燥焼結させたところ、直径4〜6mmの球状の金粒4が取
出口5から得られた。この球状の金粒をステンレス鋼製
容器に移し替えたが飛散することがなく、また、そのう
ち1kgを王水で溶解したところ従来法の乾燥金粉と比べ
ほぼ同じ時間で溶解することができた。
【0008】
【実施例2】水分30%を含む10〜20μの金粉を図
1に示す乾燥焼結装置1の投入口2に2000g/分の
量で送り込み、ステンレス鋼製金属筒3の傾斜を2度に
して回転速度を10回/分、加熱温度を400℃で簡素
焼結させたところ、直径17〜23mmの球状に金粒4が
取出口5から得られた。この球状の金粒をステンレス鋼
製容器に移し替えたが飛散することがなく、また、その
うち1kgを王水で溶解したところ従来法の乾燥金粉と比
べほぼ同じ時間で溶解することができた。
【0009】
【従来例】水分30%を含む10〜20μの金粉をホー
ロー製の600×400mm、高さ40mmのバット6に厚
さ20mmで図2に示す空気乾燥装置7で250℃、16
時間乾燥したところ、容器に接する一部分で固まりが生
じ、他の部分は乾燥前の粒径より10〜20%小さくな
りステンレス鋼製の容器にスコップで移し替える際飛散
してしまい、特に静電気を持ち衣服に付着して取り除く
のに労力を要した。
【0010】
【発明の効果】本発明は、従来法では化学還元された金
属粉を乾燥すると、細かいままであったり固まりになっ
てしまう等乾燥後の取り扱いが極めて面倒であったが、
これらの問題を解決することができ極めて取り扱いの容
易な粒子状の金属粉とすることができ、さらに該粒子金
属粉を原料として酸やアルカリに溶解するに際しても従
来法で得た金属粉と同等もしくはやや速く溶解すること
ができ、また、粒子を任意の大きさに調節することがで
きるため該金属粉の用途が広がる効果もある。なお、乾
燥時間も短くすることができたのはさらに大きな効果で
あった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】従来の空気乾燥方法を示す図。
【符号の説明】
1 乾燥焼結装置 2 投入口 3 ステンレス鋼製金属筒 4 球状の金粒 5 取出口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 化学還元された金属粉を濾過、洗浄、脱
    水処理したのちの乾燥焼結する方法において、該金属粉
    を傾斜して回転させた金属筒中で、加熱し乾燥焼結して
    粒子状に造粒することを特徴とする金属粉の乾燥焼結方
    法。
JP3189332A 1991-07-03 1991-07-03 金属粉乾燥方法 Pending JPH059505A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3189332A JPH059505A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 金属粉乾燥方法

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JP3189332A JPH059505A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 金属粉乾燥方法

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JPH059505A true JPH059505A (ja) 1993-01-19

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ID=16239578

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JP3189332A Pending JPH059505A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 金属粉乾燥方法

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JP (1) JPH059505A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022190575A1 (ja) 2021-03-12 2022-09-15 信越化学工業株式会社 生体電極、生体電極の製造方法、及び生体信号の測定方法

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