JPH0594817U - 光ファイバのライン切換装置 - Google Patents

光ファイバのライン切換装置

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JPH0594817U
JPH0594817U JP041191U JP4119192U JPH0594817U JP H0594817 U JPH0594817 U JP H0594817U JP 041191 U JP041191 U JP 041191U JP 4119192 U JP4119192 U JP 4119192U JP H0594817 U JPH0594817 U JP H0594817U
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JP
Japan
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optical fiber
switching device
case
line switching
fixed
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JP041191U
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English (en)
Inventor
豊 小島
Original Assignee
株式会社テスコン
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、光通信における光信号の切換装置
に関し、光路を単に遮断するだけでなく他方の光路へ切
換・選択できるもので、かつ、装置全体がコンパクトで
周囲に対する可動部分のない高密度実装に好適なライン
切換装置を提供することを目的とする。 【構成】 ライン切換装置19のケース20と、該ケー
スの外周に設けた電磁石21と、前記ケースの一端側か
ら内部へ片側端面が臨むとともに片側端部が弾性屈曲部
24を有した磁性体23で囲繞された可動光ファイバ2
2と、該可動光ファイバの前記片側端面に対向するよう
にその片側端面が前記ケースの他端側から内部に配設さ
れた複数の固定光ファイバ25,26からなり、この複
数の固定ファイバ25,26のうち少なくとも一つの固
定ファイバの片側端部が磁性体27で囲繞されているこ
とに存する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光通信における光信号の切換装置に係り、更に詳しくは光ファイバ ケーブルの伝達光路の切換・選択を、光ファイバの直接的な切り換えで行うライ ン切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光通信においてその光信号のライン切換えを行うには、光信号を一旦受 光部にて電気信号に変換した後にリレーで切換えていた。この場合には、光ファ イバーを多数使用すると伝達光路の切換にも多数のリレーが必要となって設備的 に余分なスペースがいる。そこで、光ファイバを直接切り換えるようにしたスイ ッチやリレーとして、図5及び図6に示すものが知られている。
【0003】 即ち、図5に示す光スイッチ1は、ケース2の中空内部に端面3a,4aが臨 む光ファイバ3,4と、前記ケーズ2の中空内部で前記端面3a,4aに対向し た位置にその端面5aが変位できる光ファイバ5と、前記光ファイバ5の端面5 aを前記端面3a,4aに対向した位置に変位させるための操作手段6と、弾性 復帰用の板バネ7が設けられてなるものである。前記操作手段6を人力で押し下 げることで光路を変更するものである。
【0004】 また、図6に示す光スイッチ8は、ガラス等の容器9の内部に端面を突き合わ された光ファイバ10,11に、補強用の非磁性体12と磁性金属板13が接着 等により固着され、磁石14が備えられてなるものである。そして、前記磁石1 4の容器9への接近,離反に伴って、図示のように光路を遮断させるものである 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の光スイッチにおいては、図5に示すものの場合には、光 ファイバ5を機械的に動作させるので、光軸を一致させるに精度上難点があり、 また操作手段の一部がケース外に突出しているので、当該操作手段の誤動作防止 のために余分なスペースを確保しなければならず、また、遠隔操作にも不適であ る。 図6に示すものの場合には、可動する磁石を装備するので、該磁石を可動にさ せる機械的手段が必要となり、この光スイッチの装置全体が大きくなってコンパ クトなものにならない。よって高密度に電子部品等を機器内部若しくは基板上に 配設する電子機器等に使用するには不向きであった。また、光路を単に遮断する のみで他の光路に変換するものでもない。
【0006】 本考案は、上記の課題に鑑みてなされたもので、光路を単に遮断するだけでな く他方の光路へ切換・選択できるもので、かつ、装置全体がコンパクトで周囲に 対する可動部分のない高密度実装に好適なライン切換装置を提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記課題を解決し上記目的を達成するための要旨は、ライン切換装置 の本体を形成する長円形状のケースと、該ケースの外周に巻回されたコイルから なる電磁石と、前記ケースの一端側から内部へ片側端面が臨むとともに片側端部 が弾性屈曲部を有した磁性体で囲繞された可動光ファイバと、該可動光ファイバ の前記片側端面に対向するようにその片側端面が前記ケースの他端側から内部に 配設された複数の固定光ファイバからなり、この複数の固定光ファイバのうち少 なくとも一つの固定光ファイバの片側端部が磁性体で囲繞されていることに存す る。
【0008】 更に、可動光ファイバと、該可動光ファイバが屈曲していない時に対向配置に なされている固定光ファイバとの各々片側端部に嵌着された磁性体に、互いに重 なり合う段部を形成したことに存する。
【0009】
【作用】 本考案のライン切換装置によれば、電磁石を電気的にON・OFFさせること で、可動光ファイバの片側端部を移動させて光伝達ラインを変更することができ る。しかも固定光ファイバの片側端部にも磁性体が囲繞せしめられているので、 前記電磁石がONの時に、可動光ファイバの片側端部及び固定光ファイバの片側 端部の磁性体の端面が互いに異種極に磁性化されて引き合うようになり、光軸を 一致させる上で信頼性が高いものとなる。 また、このライン切換装置はその全体形状がコンパクトなものになり、他の実 装部品とともに電子機器等に実装する際にはスペースを取らずに設計上も自由度 が増すことなる。 更に、可動光ファイバと固定光ファイバの各々の片側端部に嵌着された磁性体 に段部を形成すれば、電磁石がONとなった際に、前記両磁性体の段部が重畳す るとともに磁性化により吸引し、可動光ファイバと固定光ファイバとが弾性屈曲 部の反力に抗して一直線状になって光伝達ラインとなる。光軸を一致させるため の位置決めに好適なものとなる。
【0010】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。 図1は、本考案に係るライン切換装置の内部を一部破断して示す説明図(イ) と通常状態を示す説明図(ロ)であり、図2,図3は磁性体の斜視図である。図 において、符号19はライン切換装置、20はケース、21は電磁石、22は可 動光ファイバ、23が磁性体、24は弾性屈曲部、25,26は固定光ファイバ 、27は磁性体、28は黄銅パイプ、29は固定部材を各々示して示している。
【0011】 本考案に係るライン切換装置19の構造は、本体を形成する長円形状のケース 20と、該ケース20の外周に巻回されたコイルからなる電磁石21と、前記ケ ース20の一端側から内部へ片側端面が臨むとともに、その片側端部が弾性屈曲 部24を有した磁性体23で囲繞された可動光ファイバ22と、該可動光ファイ バ22の前記片側端面に対向するようにその片側端面が前記ケース20の他端側 から内部に配設された固定光ファイバ25,26からなり、この固定ファイバ2 5,26のうち一つの固定ファイバ25の片側端部が磁性体27で囲繞されてい るものである。
【0012】 前記電磁石21は巻回したコイルの両端からリード線が出ており(図示せず) 、このライン切換装置19から離間したところにある電源部に電気的に接続され ている。そして、この電磁石21のON/OFFはリレーによって遠隔的に操作 されるものである。
【0013】 前記可動光ファイバ22は、光信号の伝達ラインを切り換えるために、その片 側端部が前記電磁石21によって図1(イ)に示すように変位するものである。 この可動光ファイバ22の片側端部を変位させるために、図2に示す磁性体2 3が前記片側端部に嵌着されている。
【0014】 前記磁性体23は、高透磁率ケイ素鋼帯製であり、可動光ファイバ22の片側 端部が変位しやすく、かつ、該変位を復帰させるために弾性屈曲部24が形成さ れている。 この磁性体23は、両側に円筒状のパイプ23a,23bがあり、その内径が 前記可動光ファイバ22の外径と略同径であり、かつ、緩みなく可動光ファイバ 22を嵌挿するようになされている。そして両パイプ23a,23bを前記弾性 屈曲部24で一体に接続した構造である。
【0015】 前記固定光ファイバ25,26は、ケース20の他端側から内部へ挿入固着さ れており、前記可動光ファイバ22の片側端面に対して微小な間隙を有して対向 するように配設される。そして、固定光ファイバ26の片側端部には黄銅製のパ イプ28が嵌着され、固定光ファイバ25の片側端部にはケイ素鋼帯製パイプで ある磁性体27が嵌着されている。
【0016】 前記固定部材29は、前記磁性体23の一方のパイプ23aをケース20固着 させるためにある。従って、磁性体23の他方のパイプ23bが前記パイプ23 aを支点にして揺動することになる。
【0017】 上述のようにして本考案のライン切換装置19が形成され、これを光通信にお いて、光通信ラインの切換用のリレーとして使用すると、図1(ロ)に示す前記 電磁石21が通電されていない状態では、可動光ファイバ22と固定光ファイバ 26とが導通状態となり、いずれの方向からも光通信が可能なノーマルクロスラ インの使用となる。
【0018】 そして、前記可動光ファイバ22と固定光ファイバ26との光通信を遮断し、 若しくは可動光ファイバ22と固定光ファイバ25との光通信を行う場合には、 電磁石21用のリレーを作動させてこの電磁石21に通電させる。 すると、この電磁石21の磁力作用により前記磁性体23の一方のパイプ23 bが図1(ロ)において弾性屈曲部24の弾性力に抗して下方向に引き寄せされ る。そして、可動光ファイバ22の片側端部も同時に下方向に変位せしめられる 。これが図1(イ)に示す状態である。
【0019】 そして、図1(イ)に示す状態の時に、固定光ファイバ25の片側端部に嵌着 された磁性体27も電磁石21で磁気を帯びて磁性化し、変位して当該磁性体2 7と対向配置になった前記磁性体23の一方のパイプ23bと互いに引き合うよ うになる。 即ち、図1(イ)において、例えば、パイプ23bの右端部がN極とすると、 前記磁性体27の左端部がS極となり、互いに異種極となって引力が働くもので ある。
【0020】 こうして、可動光ファイバ22の片側端部と固定光ファイバ25の片側端部と がしっかりと対向配置で位置固定されるので、ノーマルオープンラインであった 固定光ファイバ25と可動光ファイバ22との光通信が可能となるものである。
【0021】 次に、前記電磁石21の通電をやめると、磁性体23の弾性屈曲部24の弾性 復帰力により、再び図1(ロ)に示す状態へと可動光ファイバ22の片側端部の 変位が復帰して、ノーマルクロスラインの使用状態となる。
【0022】 このようにして本考案のライン切換装置19が使用されるものであるが、前記 磁性体23は、図1に示すものに限らず、例えば、図3に示すように、弾性屈曲 部24を一本にし、両パイプ23d,23eにその長手方向に開口部を設けて可 動光ファイバ22にかしめるようにするのも製造上好ましいものである。
【0023】 また、本考案の他の実施例として、図4(イ)、(ロ)に示すようなものが提 案できる。即ち、可動光ファイバ22aと、該可動ファイバ22aが屈曲してい ない時に対向配置になされている固定光ファイバ25aとの各々片側端部におい て、磁性体23の一方のパイプ23fと、固定光ファイバ25aの片側端部に嵌 着されたケイ素鋼帯製パイプ27aに互いに重なり合う段部31,32を形成す る。
【0024】 このように形成することで、可動光ファイバ22aの片側端部が電磁石21に よる磁性化の引力によって前記パイプ23fと共に下方向に変位せしめられ、前 記段部31,32が互いに当接した時に光軸が一致して光通信が可能となり、前 記段部31,32が位置決めの役目を果たすことになる。更に、前記パイプ23 fの重量も軽くなり変位の挙動応答速度も早くなるものである。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の光ファイバーのライン切換装置は、ライン切換 装置のケースと、電磁石と、前記ケースの一端側から内部へ片側端面が臨むとと もに片側端部が弾性屈曲部を有した磁性体で囲繞された可動光ファイバと、該可 動光ファイバの前記片側端面に対向するようにその片側端面が前記ケースの他端 側から内部に配設された複数の固定光ファイバからなり、この複数の固定ファイ バのうち少なくとも一つの固定ファイバの片側端部が磁性体で囲繞されているも のなので、装置全体が余分な突出物もなくコンパクトであり実装設計上の制約が 低減される。また、電磁石でラインを切り換えたときも対向配置の磁性体同士が 磁気化して互いに引き合うので、光軸を一致させるという点で信頼性の高いもの になる。
【0026】 請求項2に記載のようにすれば、電磁石がONとなった際に、磁性体の一方の パイプと固定光ファイバの片側端部に嵌着されたケイ素鋼帯製パイプの段部が重 畳し、光軸を一致させるための位置決めが高精度でかつ容易に達成できるものと なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るライン切換装置の内部を一部破断
して示す説明図(イ)と通常状態を示す説明図(ロ)で
ある。
【図2】磁性体の斜視図である。
【図3】同じく他の実施例に係る磁性体の斜視図であ
る。
【図4】他の実施例に係るライン切換装置の内部を一部
破断して示す説明図(イ)と切換え状態を示す説明図
(ロ)である。
【図5】従来例に係るライン切換装置の断面図である。
【図6】同じく従来例に係る他のライン切換装置の断面
図(イ)、切換え状態の断面図(ロ)である。
【符号の説明】
19 ライン切換装置、20 ケース、21 電磁石、
22 可動光ファイバ、23 磁性体、24 弾性屈曲
部、25,26 固定光ファイバ、27 磁性体、28
黄銅パイプ、29 固定部材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン切換装置の本体を形成する長円形
    状のケースと、該ケースの外周に巻回されたコイルから
    なる電磁石と、前記ケースの一端側から内部へ片側端面
    が臨むとともに片側端部が弾性屈曲部を有した磁性体で
    囲繞された可動光ファイバと、該可動光ファイバの前記
    片側端面に対向するようにその片側端面が前記ケースの
    他端側から内部に配設された複数の固定光ファイバから
    なり、この複数の固定光ファイバのうち少なくとも一つ
    の固定光ファイバの片側端部が磁性体で囲繞されている
    ことを特徴としてなる光ファイバのライン切換装置。
  2. 【請求項2】 可動光ファイバと、該可動光ファイバが
    屈曲していない時に対向配置になされている固定光ファ
    イバとの各々片側端部に嵌着された磁性体に、互いに重
    なり合う段部を形成したことを特徴としてなる請求項1
    に記載の光ファイバのライン切換装置。
JP041191U 1992-05-25 1992-05-25 光ファイバのライン切換装置 Expired - Lifetime JPH0594817U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049518B2 (ja) * 1976-12-17 1985-11-02 シ−ビ−エス・インコ−ポレイテッド おもちや車両軌条

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049518B2 (ja) * 1976-12-17 1985-11-02 シ−ビ−エス・インコ−ポレイテッド おもちや車両軌条

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