JPH0594368A - アドレスアレイ索引方式 - Google Patents

アドレスアレイ索引方式

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Publication number
JPH0594368A
JPH0594368A JP3278325A JP27832591A JPH0594368A JP H0594368 A JPH0594368 A JP H0594368A JP 3278325 A JP3278325 A JP 3278325A JP 27832591 A JP27832591 A JP 27832591A JP H0594368 A JPH0594368 A JP H0594368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
register
logical
real
array
Prior art date
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Pending
Application number
JP3278325A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Fujiwara
一之 藤原
Osamu Fujimaki
修 藤巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Computertechno Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Computertechno Ltd filed Critical NEC Corp
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 索引アドレスをキャッシュメモリのアドレス
アレイに速やかに伝達してアドレスアレイ索引ステージ
のマシンサイクルを短縮可能にする。 【構成】 論理アドレスアクセス時、レジスタ111,101
にはTLB12によるアドレス変換対象の論理アドレスが
格納され、その内の論理ページ内アドレスが索引アドレ
スとしてアドレスアレイ11に直接加えられる。ページン
グ処理時や例外処理後のパイプライン処理の再開時の実
アドレスアクセス時には、レジスタ101 の内容がレジス
タ102 に退避され、レジスタ112,101 に実アドレスが格
納され、レジスタ101 に格納された実ページ内アドレス
が索引アドレスとしてアドレスアレイ11に直接加えられ
る。そして、実アドレスアクセス終了時、レジスタ102
に退避されていた論理ページ内アドレスがレジスタ101
に、またはセレクタ105 を介してレジスタ103 に、移送
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置におけるキ
ャッシュメモリのアドレスアレイの索引方式に関し、特
にアドレスアレイの索引アドレスを保持するレジスタ部
分の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置の一種に、論理ページ番号
と論理ページ内アドレスとで構成された論理アドレスか
ら実ページ番号と実ページ内アドレスとで構成された実
アドレスを得るTLBを使用したアドレス変換機構を持
ち、TLBを使用したアドレス変換と並行してキャッシ
ュメモリのアドレスアレイの索引と比較とを行うという
論理アドレスアクセスが行え、且つ、ページング処理
(TLBを使用したアドレス変換に失敗した論理アドレ
スを主記憶にあるアドレス変換テーブルを使用してアド
レス変換する処理)時または例外処理(キャッシュ例外
にかかる処理)後のパイプライン処理の再開時に実アド
レスにてアドレスアレイの索引と比較とを行うという実
アドレスアクセスが行える情報処理装置がある。
【0003】図4はそのような従来の情報処理装置にお
ける記憶装置の要部ブロック図であり、21はアドレス
アレイ、22はTLB、23は比較器、201は論理ア
ドレスを保持するレジスタ、202は実アドレスを保持
するレジスタ、203は論理アドレスを保持する別のレ
ジスタ、204は比較器23の比較結果を保持するレジ
スタ、205はセレクタである。
【0004】図4の構成においては、図示しない演算処
理装置からパイプライン処理で出力される論理アドレス
を、レジスタ201とレジスタ203とにより、2つま
で保持することができる。これは、
【0005】(A)パイプライン処理で論理アドレスア
クセスを連続して受け付ける場合、最初の論理アドレス
がTLB22を使用したアドレス変換に失敗したとき、
主記憶にあるアドレス変換テーブルを使用したアドレス
変換処理(ページング処理)を行うが、後続の論理アド
レスを1つ受け付けてしまうため、未処理の論理アドレ
スとして2つまで保持する必要があること。
【0006】(B)演算処理装置からの論理アドレスア
クセスでアドレス変換に成功し、実アドレスでアドレス
アレイ21の索引と比較を実行後、キャッシュ例外が発
生すると、論理アドレスアクセスの受け付けを中断し、
例外処理後、実アドレスアクセスからパイプライン処理
を再開するが、この場合も例外検出時に論理アドレスを
2つまで受け付けてしまうため、未処理の論理アドレス
を2つまで保持する必要があること。を考慮したもので
ある。
【0007】さて、この種の情報処理装置では、論理ペ
ージ番号がTLB22により実ページ番号に変換され、
またアドレスアレイ21の索引は、論理アドレスアクセ
ス時には論理ページ内アドレスで、実アドレスアクセス
時には実ページ内アドレスで行われ、比較器23での比
較は双方とも実ページ番号で行われる。このため、図4
に示す従来の情報処理装置では、TLB22が出力する
実ページ番号およびレジスタ201に保持された論理ア
ドレスの論理ページ内アドレスとレジスタ202に保持
された実アドレスとを入力とし、論理アドレスアクセス
時にはTLB22が出力する実ページ番号およびレジス
タ201に保持された論理ページ内アドレスを選択して
実アドレス出力とすると共にその内の論理ページ内アド
レスはアドレスアレイ21を構成するメモリのアドレス
端子に、実ページ番号は比較器23にそれぞれ出力し、
物理アドレスアクセス時にはレジスタ202に保持され
た実アドレスを選択してその内の実ページ内アドレスは
アドレスアレイ21を構成するメモリのアドレス端子
に、実ページ番号は比較器23にそれぞれ出力するとい
う動作を行うセレクタ205を備えている。
【0008】以下、図4に示した従来の情報処理装置の
動作を、ページング処理時の動作とキャッシュ例外処理
後に実アドレスアクセスからパイプライン処理を再開す
る再開処理時における動作とを例にあげて説明する。
【0009】(ページング処理時)レジスタ201に保
持された論理アドレス(VA1とする)のTLB22に
よるアドレス変換時、セレクタ205は論理アドレスV
A1の論理ページ内アドレスとTLB22から出力され
る実ページ番号とを選択している。
【0010】TLB22によるアドレス変換が失敗する
と、アドレス変換に失敗した論理アドレスVA1はレジ
スタ203に、後続の未処理の論理アドレス(VA2と
する)はレジスタ201に保持される。
【0011】その後、TLB22の登録準備のため、論
理アドレスVA1はレジスタ201に、論理アドレスV
A2はレジスタ203に移し換えられる。この状態で、
主記憶のアドレス変換テーブル索引のためアドレスアレ
イ21の実アドレスアクセスを実行する。このときセレ
クタ205はレジスタ202にセットされた実アドレス
を選択するよう切り替わり、その実ページ内アドレスで
アドレスアレイ21が索引され、その実ページ番号が比
較器23に与えられる。その後TLB登録が済むと、セ
レクタ205の切り換えが行われ、レジスタ201に保
持されている論理アドレスVA1によるキャッシュメモ
リのリード動作が実行される。
【0012】(再開処理時)レジスタ201に保持され
た論理アドレス(VB1とする)のTLB22によるア
ドレス変換は成功したが、セレクタ205で選択されて
いるTLB22から出力された実ページ番号とレジスタ
201に保持された論理アドレスVB1の論理ページ内
アドレスとによるアドレスアレイ21の索引と比較にお
いてキャッシュ例外が発生した場合、例外処理後、次に
アドレス変換を実行する論理アドレスVB1はレジスタ
203に、その次にアドレス変換を実行する論理アドレ
ス(VB2とする)はレジスタ201に保持される。
【0013】この状態で、パイプライン処理再開のため
実アドレスをレジスタ202にセットして実アドレスア
クセスを実行する。このときセレクタ205はレジスタ
202にセットされた実アドレスを選択する。この実ア
ドレスアクセスの実行後、次にレジスタ201とレジス
タ203の論理アドレスVB2とVB1とが入れ換えら
れ、レジスタ201に保持された論理アドレスVB1に
よる論理アドレスアクセスを実行する。このときセレク
タ205はレジスタ201側を選択する。次にレジスタ
203の論理アドレスVB2をレジスタ201にセット
して論理アドレスVB2による論理アドレスアクセスを
実行する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来は
実アドレスアクセス中も論理アドレスを保持しておく為
に、論理アドレスを保持するレジスタ201と実アドレ
スを保持するレジスタ202とを別々に設け、それらの
出力をセレクタ205で切り替えてアドレスアレイ21
を索引する構成を採用している。
【0015】従って、索引アドレスがアドレスアレイ2
1に到達するまでにセレクタ205の論理に必要なゲー
トの遅延時間が余分に必要となり、アドレスアレイ索引
ステージのマシンサイクルの短縮が困難になるという問
題点があった。
【0016】本発明はこのような従来の問題点を解決し
たものであり、その目的は、索引アドレスをアドレスア
レイに速やかに伝達できるようにして、アドレスアレイ
索引ステージのマシンサイクルの短縮を可能にすること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、論理アドレスから実アドレスを得るTL
Bを使用したアドレス変換機構を持ち、前記TLBを使
用したアドレス変換と並行してキャッシュメモリのアド
レスアレイの索引と比較とを行うという論理アドレスア
クセスが行え、且つ、ページング処理時または例外処理
後のパイプライン処理の再開時に実アドレスにて前記ア
ドレスアレイの索引と比較とを行うという実アドレスア
クセスが行える情報処理装置において、前記論理アドレ
スアクセスおよび前記実アドレスアクセスで共用され
る、前記アドレスアレイの索引アドレスを保持する第1
のレジスタと、前記実アドレスアクセス時、前記第1の
レジスタに保持されている前記論理アドレスアクセスに
よる前記アドレスアレイの索引アドレスを退避する第2
のレジスタとを備え、前記実アドレスアクセス終了後、
前記第2のレジスタに保持されている前記論理アドレス
アクセスによる前記アドレスアレイの索引アドレスを、
前記第1のレジスタまたは前記第1のレジスタ以外の論
理アドレスを保持する第3のレジスタに復帰させるよう
にしている。
【0018】
【作用】本発明のアドレスアレイ索引方式においては、
第1のレジスタが、論理アドレスアクセス時にはそれに
かかる索引アドレスを保持しており、この保持された索
引アドレスがセレクタ等を介することなく直接にアドレ
スアレイに加えられる。そして、実アドレスアクセス時
には、第1のレジスタに保持されている前記論理アドレ
スアクセスによる索引アドレスが第2のレジスタに退避
され、代わりに第1のレジスタには実アドレスアクセス
にかかる索引アドレスが保持され、この索引アドレスも
セレクタ等を介することなく直接にアドレスアレイに加
えられる。また、実アドレスアクセスの終了後には、第
2のレジスタに保持されている前記論理アドレスアクセ
スによる索引アドレスが、第1のレジスタまたは第3の
レジスタに復帰せしめられる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0020】図1は本発明のアドレスアレイ索引方式の
一実施例を適用した情報処理装置の記憶装置の要部ブロ
ック図であり、11はキャッシュメモリのアドレスアレ
イ、12はTLB、13は比較器、101,102,1
03,111,112,113,114はレジスタ、1
04はフラグ、105,115,116,117はセレ
クタである。
【0021】レジスタ101は、論理アドレスアクセス
および実アドレスアクセスで共用される第1のレジスタ
であり、論理アドレスアクセス時には論理アドレスの論
理ページ内アドレスを保持し、実アドレスアクセス時に
は実アドレスの実ページ内アドレスを保持する。このレ
ジスタ101の出力は索引アドレスとして信号線を通じ
てアドレスアレイ11のアドレス入力端子に直接に加え
られると共にレジスタ102およびセレクタ105にも
加えられている。
【0022】なお、論理アドレスアクセス時、レジスタ
101に保持される論理ページ内アドレスと対になる論
理ページ番号はレジスタ111に保持され、このレジス
タ111の出力がTLB12に入力される。また、実ア
ドレスアクセス時、レジスタ101に保持される実ペー
ジ内アドレスと対になる実ページ番号はレジスタ112
に保持される。
【0023】レジスタ102は、実アドレスアクセス
時、レジスタ101に保持されている論理アドレスアク
セスにかかる論理ページ内アドレスを退避する第2のレ
ジスタであり、その出力はセレクタ105およびセレク
タ116に加えられている。
【0024】レジスタ103はレジスタ113と共に、
第3のレジスタを構成する。レジスタ113は論理アド
レスの論理ページ番号を保持し、レジスタ103はその
論理ページ内アドレスを保持する。レジスタ113の入
力はレジスタ111の出力であり、レジスタ103の入
力はセレクタ105の出力であり、レジスタ113,1
03の出力はセレクタ117の入力となる。
【0025】フラグ104は、レジスタ101に実ペー
ジ内アドレスがセットされているときに限り“1”にセ
ットされるフラグであり、その出力はセレクタ105,
115の選択制御信号となる。
【0026】セレクタ105は、フラグ104の出力が
“1”のときにレジスタ102の出力を選択し、フラグ
104の出力が“0”のときにレジスタ101の出力を
選択し、それぞれレジスタ103の入力とする。
【0027】他方、セレクタ115は、フラグ104の
出力が“1”のときにレジスタ112の出力を選択し、
フラグ104の出力が“0”のときTLB12の出力を
選択し、それぞれ比較器13の一方の入力に加える。な
お、比較器13の他方の入力にはアドレスアレイ11の
出力が加えられている。
【0028】セレクタ116はレジスタ102の出力と
実アドレス入力との何れか一方を選択してレジスタ10
1に出力するセレクタであり、セレクタ117はレジス
タ113およびレジスタ103の出力と論理アドレス入
力との何れか一方を選択してレジスタ111およびレジ
スタ101に出力するセレクタである。
【0029】以下、上述のように構成された本実施例の
動作を、ページング処理時の動作とキャッシュ例外処理
後に実アドレスアクセスからパイプライン処理を再開す
る再開処理時における動作とを例にあげて説明する。
【0030】(ページング処理時)図2はページング処
理時のタイミング図である。
【0031】論理アドレス入力によって与えられる論理
アドレスVA1の論理ページ番号がセレクタ117を介
してレジスタ111にセットされ、その論理ページ内ア
ドレスが同じくセレクタ117を介してレジスタ101
にセットされると、レジスタ111中の論理ページ番号
によるTLB12の索引が行われると同時に、レジスタ
101中の論理ページ内アドレスによるアドレスアレイ
11の索引が行われる。なお、このときフラグ104は
“0”にリセットされている。
【0032】ここで、論理アドレスVA1によるTLB
12を使用したアドレス変換が失敗すると、レジスタ1
11に保持されている論理アドレスVA1の論理ページ
番号がレジスタ113に移され、レジスタ101に保持
されている論理アドレスVA1の論理ページ内アドレス
がセレクタ105を介してレジスタ103に移される。
そして、後続の未処理の論理アドレスVA2の論理ペー
ジ番号がセレクタ117を介してレジスタ111に格納
され、その論理ページ内アドレスがレジスタ101に格
納される。
【0033】次に、TLB登録を行うため、論理アドレ
スVA1と論理アドレスVA2の入れ換えが行われる。
即ち、レジスタ111,101の内容をレジスタ11
3,103に移すと同時にレジスタ113,103の内
容をレジスタ111,101に移す。
【0034】そして、この状態でページング処理による
実アドレスアクセスを実行する。このとき、レジスタ1
01に保持されている論理アドレスVA1の論理ページ
内アドレスがレジスタ102に退避され、実アドレス入
力による実アドレスPAの実ページ内アドレスがセレク
タ116を介してレジスタ101にセットされ、その実
ページ番号がレジスタ112にセットされる。またフラ
グ104は、レジスタ101に実ページ内アドレスがセ
ットされたことを示す“1”となる。
【0035】これにより、レジスタ101にセットされ
た実アドレスPAの実ページ内アドレスによるアドレス
アレイ11の索引が行われ、またセレクタ115はレジ
スタ112にセットされた実アドレスPAの実ページ番
号を選択出力して比較器13に加える。
【0036】なお、連続して実アドレスアクセスを実行
する場合は、フラグ104により、レジスタ101から
レジスタ102へのアドレスセットを禁止する。
【0037】さて、ページング処理が終了すると、レジ
スタ102に退避されていた論理アドレスVA1の論理
ページ内アドレスがセレクタ116を介してレジスタ1
01に戻され、フラグ104は“0”にリセットされ
る。
【0038】この後、レジスタ111,101に保持さ
れた論理アドレスVA1によるTLB索引とアドレスア
レイ索引および比較とが実行され、キャッシュメモリの
リード動作が再開される。
【0039】(再開処理時)図3は再開処理時のタイミ
ング図である。
【0040】レジスタ111とレジスタ101に保持さ
れた論理アドレスVB1のTLB12によるアドレス変
換は成功したが、セレクタ115で選択されているTL
B12から出力された実ページ番号とレジスタ101に
保持された論理アドレスVB1の論理ページ内アドレス
とによるアドレスアレイ21の索引と比較においてキャ
ッシュ例外が発生した場合、次にアドレス変換を実行す
る論理アドレスVB1はレジスタ113とレジスタ10
3に、その次にアドレス変換を実行する論理アドレスV
B2はレジスタ111とレジスタ101に保持される。
【0041】この状態で、例外処理終了後、実アドレス
アクセスからキャッシュメモリのリード動作を再開す
る。このとき、レジスタ101に保持されている論理ア
ドレスVB2の論理ページ内アドレスがレジスタ102
に退避され、実アドレス入力による実アドレスPBの実
ページ内アドレスがセレクタ116を介してレジスタ1
01にセットされ、その実ページ番号がレジスタ112
にセットされる。またフラグ104は、レジスタ101
に実ページ内アドレスがセットされたことを示す“1”
となる。
【0042】これにより、レジスタ101にセットされ
た実アドレスPBの実ページ内アドレスによるアドレス
アレイ11の索引が行われ、またセレクタ115はレジ
スタ112にセットされた実アドレスPAの実ページ番
号を選択出力して比較器13に加える。
【0043】次に論理アドレスVB1による論理アドレ
スアクセスを実行する。この時、論理アドレスVB1の
論理ページ番号はレジスタ113に、論理ページ内アド
レスはレジスタ103に、論理アドレスVB2の論理ペ
ージ番号はレジスタ111に、論理ページ内アドレスは
レジスタ102に保持されており、かつ、フラグ104
は“1”なのでセレクタ105はレジスタ102の内容
を選択している。従って、論理アドレスVB1による論
理アドレスアクセスに際しては、セレクタ117をレジ
スタ113,103の出力を選択する状態にして、レジ
スタ111,101,113,103のストローブを行
うことにより、レジスタ113,103に格納されてい
る論理アドレスVB1の論理ページ番号,論理ページ内
アドレスをレジスタ111,レジスタ101に移送する
と同時に、レジスタ111,102に格納されていた論
理アドレスVB2の論理ページ番号,論理ページ内アド
レスをレジスタ113,103に移送する。また、この
時点でフラグ104を“0”にリセットする。
【0044】こうして論理アドレスVB1による論理ア
ドレスアクセスを実行し、そのキャッシュのリード動作
を行うと、次に論理アドレスVB2によるキャッシュの
リード動作を実行する。この場合も論理アドレスVB1
とVB2の入れ換えが行われるが、フラグ104は
“0”にリセットされているので、レジスタ103には
レジスタ101の論理ページ内アドレスがセットされ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアドレス
アレイ索引方式によれば、論理アドレスアクセス時には
それにかかる索引アドレスを第1のレジスタに保持して
直接にアドレスアレイに加え、実アドレスアクセス時に
は第1のレジスタに保持されている論理アドレスアクセ
スにかかる索引アドレスを第2のレジスタに退避して代
わりに第1のレジスタに実アドレスアクセスにかかる索
引アドレスを保持して直接にアドレスアレイに加え、更
に実アドレスアクセス終了時には第2のレジスタに退避
されていた論理アドレスアクセスにかかる索引アドレス
を第1のレジスタまたは第3のレジスタに復帰させるこ
とができるので、ハードウェア量をそれほど増大させる
ことなく、また、実アドレスアクセス中も論理アドレス
を保持することを可能にしつつ、索引アドレスをアドレ
スアレイに速やかに伝達することができる。よって、ア
ドレスアレイ索引ステージのマシンサイクルを短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアドレスアレイ索引方式の一実施例を
適用した情報処理装置の記憶装置の要部ブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例におけるページング処理時のタ
イミング図である。
【図3】本発明の実施例におけるキャッシュ例外処理後
のパイプライン処理の再開時のタイミング図である。
【図4】従来技術のブロック図である。
【符号の説明】
11…キャッシュメモリのアドレスアレイ 12…TLB 13…比較器 101〜103,111〜114…レジスタ 104…フラグ 105,115〜117…セレクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理アドレスから実アドレスを得るTL
    Bを使用したアドレス変換機構を持ち、前記TLBを使
    用したアドレス変換と並行してキャッシュメモリのアド
    レスアレイの索引と比較とを行うという論理アドレスア
    クセスが行え、且つ、ページング処理時または例外処理
    後のパイプライン処理の再開時に実アドレスにて前記ア
    ドレスアレイの索引と比較とを行うという実アドレスア
    クセスが行える情報処理装置において、 前記論理アドレスアクセスおよび前記実アドレスアクセ
    スで共用される、前記アドレスアレイの索引アドレスを
    保持する第1のレジスタと、 前記実アドレスアクセス時、前記第1のレジスタに保持
    されている前記論理アドレスアクセスによる前記アドレ
    スアレイの索引アドレスを退避する第2のレジスタとを
    備え、 前記実アドレスアクセス終了後、前記第2のレジスタに
    保持されている前記論理アドレスアクセスによる前記ア
    ドレスアレイの索引アドレスを、前記第1のレジスタま
    たは前記第1のレジスタ以外の論理アドレスを保持する
    第3のレジスタに復帰させることを特徴とするアドレス
    アレイ索引方式。
  2. 【請求項2】 前記第1のレジスタの出力が前記アドレ
    スアレイに直接に入力される構成を有する請求項1記載
    のアドレスアレイ索引方式。
  3. 【請求項3】 前記第1のレジスタに前記実アドレスア
    クセスによる前記アドレスアレイの索引アドレスがセッ
    トされたときセットされるフラグと、 該フラグの出力を選択制御信号とし、前記第1のレジス
    タの出力と前記第2のレジスタの出力とを入力とし、そ
    の出力を前記第3のレジスタに加えるセレクタとを含む
    請求項2記載のアドレスアレイ索引方式。
JP3278325A 1991-09-30 1991-09-30 アドレスアレイ索引方式 Pending JPH0594368A (ja)

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