JP2000172675A - リストベクトル処理装置 - Google Patents
リストベクトル処理装置Info
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- JP2000172675A JP2000172675A JP10345569A JP34556998A JP2000172675A JP 2000172675 A JP2000172675 A JP 2000172675A JP 10345569 A JP10345569 A JP 10345569A JP 34556998 A JP34556998 A JP 34556998A JP 2000172675 A JP2000172675 A JP 2000172675A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速でリストベクトルアドレスの処理をする
ことができるリストベクトル処理装置を提供する。 【解決手段】 ページ一致チェック部50は可変速に送
られてくるリストアドレスに対してアドレス変換が同時
にできるか先行的に判別する。アドレス情報保持部52
は、ページ一致チェック部50からの通知およびリスト
アドレスの一時的な保持を行なう。同時要素先行通知部
51は、ページ一致チェック部50の通知に基づいてア
ドレス変換索引部6に対して同時にアドレス変換が可能
なリストアドレスの同時出力要素をサイクルごとに先行
して出力する。同時通知保持部62は、アドレス変換が
行なえる状態になった時にすぐにアドレス変換実行に使
用できるように先行通知された前記同時出力要素を同時
出力要素バッファに保持する。
ことができるリストベクトル処理装置を提供する。 【解決手段】 ページ一致チェック部50は可変速に送
られてくるリストアドレスに対してアドレス変換が同時
にできるか先行的に判別する。アドレス情報保持部52
は、ページ一致チェック部50からの通知およびリスト
アドレスの一時的な保持を行なう。同時要素先行通知部
51は、ページ一致チェック部50の通知に基づいてア
ドレス変換索引部6に対して同時にアドレス変換が可能
なリストアドレスの同時出力要素をサイクルごとに先行
して出力する。同時通知保持部62は、アドレス変換が
行なえる状態になった時にすぐにアドレス変換実行に使
用できるように先行通知された前記同時出力要素を同時
出力要素バッファに保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リストベクトルの
アドレス変換の処理を行うリストベクトル処理装置に関
する。
アドレス変換の処理を行うリストベクトル処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、気象予測や原子力技術の分野にお
けるシミュレーション技術や資源探査分野における画像
処理等で、超高速の計算機の必要性が増大してきてい
る。この種の計算機においては、規則的なメモリアクセ
スの他にリスト状のメモリアクセスが頻繁に行われる。
けるシミュレーション技術や資源探査分野における画像
処理等で、超高速の計算機の必要性が増大してきてい
る。この種の計算機においては、規則的なメモリアクセ
スの他にリスト状のメモリアクセスが頻繁に行われる。
【0003】従来より、リストベクトル処理装置として
図7に示すものが知られている。このリストベクトル処
理装置は、リスト動作決定部101とアドレス変換索引
部102とを有している。リスト動作決定部101は、
アドレス情報保持部103とページ一致チェック部10
4と同時出力要素出力制御部105とを有している。ア
ドレス情報保持部103は、複数のベクトル処理部から
のリストベクトルアドレスを受けて一時的に保持する。
ページ一致チェック部104は、アドレス情報保持部1
03からのリストベクトルアドレスの複数の要素のメモ
リにおけるページが一致するかをチェックしページ一致
情報を出力する。同時出力要素出力制御部105は、ペ
ージ一致情報に基づいて同時に出力する複数の出力要素
を決定して同時出力要素とし、これらの同時出力要素を
アドレス変換索引部102に出力する。アドレス変換索
引部102は、完全にアドレス変換索引の処理が完了し
てから読み出し指示信号をリスト動作決定部101に送
る。リスト動作決定部101においては、アドレス変換
索引部102からの読み出し指示信号を受けた時にペー
ジ一致チェック部104がアドレス情報保持部103の
リストベクトルアドレスを読み出して上記チェックを開
始し、ページ一致チェック部104のチェックが終了し
てから、同時出力要素出力制御部105が動作を開始し
て同時出力要素をアドレス変換索引部102に出力す
る。
図7に示すものが知られている。このリストベクトル処
理装置は、リスト動作決定部101とアドレス変換索引
部102とを有している。リスト動作決定部101は、
アドレス情報保持部103とページ一致チェック部10
4と同時出力要素出力制御部105とを有している。ア
ドレス情報保持部103は、複数のベクトル処理部から
のリストベクトルアドレスを受けて一時的に保持する。
ページ一致チェック部104は、アドレス情報保持部1
03からのリストベクトルアドレスの複数の要素のメモ
リにおけるページが一致するかをチェックしページ一致
情報を出力する。同時出力要素出力制御部105は、ペ
ージ一致情報に基づいて同時に出力する複数の出力要素
を決定して同時出力要素とし、これらの同時出力要素を
アドレス変換索引部102に出力する。アドレス変換索
引部102は、完全にアドレス変換索引の処理が完了し
てから読み出し指示信号をリスト動作決定部101に送
る。リスト動作決定部101においては、アドレス変換
索引部102からの読み出し指示信号を受けた時にペー
ジ一致チェック部104がアドレス情報保持部103の
リストベクトルアドレスを読み出して上記チェックを開
始し、ページ一致チェック部104のチェックが終了し
てから、同時出力要素出力制御部105が動作を開始し
て同時出力要素をアドレス変換索引部102に出力す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リストベクトル処理装置においては、リストベクトルア
ドレスが可変速で通知され、アドレス変換索引部102
が完全にアドレス変換索引の処理が完了してから読み出
し指示信号をリスト動作決定部101に送り、かつ、リ
スト動作決定部101がアドレス変換索引部102から
の読み出し指示信号を受けた時に動作を開始するから、
アドレス変換索引部102で他のアドレス変換命令が使
用される中で的確な読み出しタイミングを計算すること
は困難であるので、固定的に長めの読み出し時間を設定
し、その時間が経過してからアドレス変換を開始してい
るため、リストベクトルアドレスの処理に一律に時間が
かかっている。
リストベクトル処理装置においては、リストベクトルア
ドレスが可変速で通知され、アドレス変換索引部102
が完全にアドレス変換索引の処理が完了してから読み出
し指示信号をリスト動作決定部101に送り、かつ、リ
スト動作決定部101がアドレス変換索引部102から
の読み出し指示信号を受けた時に動作を開始するから、
アドレス変換索引部102で他のアドレス変換命令が使
用される中で的確な読み出しタイミングを計算すること
は困難であるので、固定的に長めの読み出し時間を設定
し、その時間が経過してからアドレス変換を開始してい
るため、リストベクトルアドレスの処理に一律に時間が
かかっている。
【0005】本発明の目的は、リストベクトルアドレス
を高速に処理することができるリストベクトル処理装置
を提供することにある。
を高速に処理することができるリストベクトル処理装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ベクトル命令を処理する複
数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス可能な論
理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビットと下位N
ビットで指定されるページに等分割し、上記ページに対
する変換アドレスを格納するアドレス変換バッファをも
ち複数のリストベクトルアドレスの内の1つの要素の論
理アドレスをM+Nビットの内容でアドレス変換バッフ
ァにアクセスし変換させるアドレス変換索引部とを有
し、要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内容と
他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でページの
一致をチェックすることにより、アドレス変換が同時に
できメモリへの同時アクセスが可能となる複数の要素を
選別しアドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、ベクトル処理部から可変速に送られてくるリストベ
クトルアドレスに対してアドレス変換が同時にできるか
先行的に判別するページ一致チェック手段と、該ページ
一致チェック手段からの通知およびリストベクトルアド
レスの一時的な保持を行ない読み出し指示がある時にこ
れら情報の出力を行なうアドレス情報保持手段と、ペー
ジ一致チェック手段の通知に基づいてアドレス変換索引
部に対して同時にアドレス変換が可能なリストベクトル
アドレスの同時出力要素をサイクルごとに先行して出力
する同時要素先行通知手段と、アドレス変換索引部の内
部でアドレス変換が行なえる状態になった時にすぐにア
ドレス変換実行に使用できるように先行通知された同時
出力要素を同時出力要素バッファに保持しこの同時出力
要素バッファの格納の最大量を超えて同時出力要素が出
力されないように同時要素先行通知手段との間で同時出
力要素の出力量を管理する同時通知保持手段とを有する
ことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、ベクトル命令を処理する複
数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス可能な論
理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビットと下位N
ビットで指定されるページに等分割し、上記ページに対
する変換アドレスを格納するアドレス変換バッファをも
ち複数のリストベクトルアドレスの内の1つの要素の論
理アドレスをM+Nビットの内容でアドレス変換バッフ
ァにアクセスし変換させるアドレス変換索引部とを有
し、要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内容と
他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でページの
一致をチェックすることにより、アドレス変換が同時に
できメモリへの同時アクセスが可能となる複数の要素を
選別しアドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、ベクトル処理部から可変速に送られてくるリストベ
クトルアドレスに対してアドレス変換が同時にできるか
先行的に判別するページ一致チェック手段と、該ページ
一致チェック手段からの通知およびリストベクトルアド
レスの一時的な保持を行ない読み出し指示がある時にこ
れら情報の出力を行なうアドレス情報保持手段と、ペー
ジ一致チェック手段の通知に基づいてアドレス変換索引
部に対して同時にアドレス変換が可能なリストベクトル
アドレスの同時出力要素をサイクルごとに先行して出力
する同時要素先行通知手段と、アドレス変換索引部の内
部でアドレス変換が行なえる状態になった時にすぐにア
ドレス変換実行に使用できるように先行通知された同時
出力要素を同時出力要素バッファに保持しこの同時出力
要素バッファの格納の最大量を超えて同時出力要素が出
力されないように同時要素先行通知手段との間で同時出
力要素の出力量を管理する同時通知保持手段とを有する
ことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、同時通知保持手段は、アドレス変換索引部
の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを検出
するアドレス変換可能検出手段と、該アドレス変換可能
検出手段によりアドレス変換索引部の内部でアドレス変
換が行なえる状態であることを検出している時であって
同時出力要素バッファに同時出力要素が格納されていな
い時において同時要素先行通知手段から同時出力要素を
受けた時にこれらの同時出力要素をアドレス変換実行に
使用する手段とを有することを特徴とする。
明において、同時通知保持手段は、アドレス変換索引部
の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを検出
するアドレス変換可能検出手段と、該アドレス変換可能
検出手段によりアドレス変換索引部の内部でアドレス変
換が行なえる状態であることを検出している時であって
同時出力要素バッファに同時出力要素が格納されていな
い時において同時要素先行通知手段から同時出力要素を
受けた時にこれらの同時出力要素をアドレス変換実行に
使用する手段とを有することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、ベクトル命令を処
理する複数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス
可能な論理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビット
と下位Nビットで指定されるページに等分割し、上記ペ
ージに対する変換アドレスを格納するアドレス変換バッ
ファをもち複数リストベクトルアドレスの内の1つの要
素の論理アドレスをM+Nビットの内容でアドレス変換
バッファにアクセスし変換させるアドレス変換索引部と
を有し、要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内
容と他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でペー
ジの一致をチェックすることにより、アドレス変換が同
時にできメモリへの同時アクセスが可能となる要素群を
選別しアドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、ベクトル処理部から可変速に送られてくるベクトル
アドレスに対してアドレス変換が同時にできるか先行的
に判別するページ一致チェック手段と、該ページ一致チ
ェック手段からの通知やベクトルアドレスの一時的な保
持を行ない読み出し指示がある時にこれら情報の出力を
行なうアドレス情報保持手段と、ページ一致チェック手
段の通知に基づいてアドレス変換索引部に対して同時に
アドレス変換が可能なリストベクトルアドレスの同時出
力要素をサイクルごとに先行して出力し、出力停止信号
を受けている時に同時出力要素の出力を停止する同時要
素先行通知手段と、アドレス変換索引部の内部でアドレ
ス変換が行なえる状態になった時にすぐにアドレス変換
実行に使用できるように先行通知された同時出力要素を
同時出力要素バッファに保持しこの同時出力要素バッフ
ァの格納の最大量を超えて同時出力要素が出力されない
ように出力停止信号を同時要素先行通知手段に通知する
同時通知保持手段とを有することを特徴とする。
理する複数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス
可能な論理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビット
と下位Nビットで指定されるページに等分割し、上記ペ
ージに対する変換アドレスを格納するアドレス変換バッ
ファをもち複数リストベクトルアドレスの内の1つの要
素の論理アドレスをM+Nビットの内容でアドレス変換
バッファにアクセスし変換させるアドレス変換索引部と
を有し、要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内
容と他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でペー
ジの一致をチェックすることにより、アドレス変換が同
時にできメモリへの同時アクセスが可能となる要素群を
選別しアドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、ベクトル処理部から可変速に送られてくるベクトル
アドレスに対してアドレス変換が同時にできるか先行的
に判別するページ一致チェック手段と、該ページ一致チ
ェック手段からの通知やベクトルアドレスの一時的な保
持を行ない読み出し指示がある時にこれら情報の出力を
行なうアドレス情報保持手段と、ページ一致チェック手
段の通知に基づいてアドレス変換索引部に対して同時に
アドレス変換が可能なリストベクトルアドレスの同時出
力要素をサイクルごとに先行して出力し、出力停止信号
を受けている時に同時出力要素の出力を停止する同時要
素先行通知手段と、アドレス変換索引部の内部でアドレ
ス変換が行なえる状態になった時にすぐにアドレス変換
実行に使用できるように先行通知された同時出力要素を
同時出力要素バッファに保持しこの同時出力要素バッフ
ァの格納の最大量を超えて同時出力要素が出力されない
ように出力停止信号を同時要素先行通知手段に通知する
同時通知保持手段とを有することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、同時通知保持手段は、アドレス変換索引部
の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを検出
するアドレス変換可能検出手段と、該アドレス変換可能
検出手段によりアドレス変換索引部の内部でアドレス変
換が行なえる状態であることを検出している時であって
同時出力要素バッファに同時出力要素が格納されていな
い時において同時要素先行通知手段から同時出力要素を
受けた時にこれらの同時出力要素をアドレス変換実行に
使用する手段とを有することを特徴とする。
明において、同時通知保持手段は、アドレス変換索引部
の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを検出
するアドレス変換可能検出手段と、該アドレス変換可能
検出手段によりアドレス変換索引部の内部でアドレス変
換が行なえる状態であることを検出している時であって
同時出力要素バッファに同時出力要素が格納されていな
い時において同時要素先行通知手段から同時出力要素を
受けた時にこれらの同時出力要素をアドレス変換実行に
使用する手段とを有することを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、ベクトル命令を処
理する複数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス
可能な論理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビット
と下位Nビットで指定されるページに等分割し、上記ペ
ージに対する変換アドレスを格納するアドレス変換バッ
ファをもち複数リストベクトルアドレスの内の1つの要
素の論理アドレスをM+Nビットの内容でアドレス変換
バッファにアクセスし変換させるアドレス変換索引部と
を有し、要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内
容と他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でペー
ジの一致をチェックすることにより、アドレス変換が同
時にできメモリへの同時アクセスが可能となる要素群を
選別しアドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、ベクトル処理部から可変速に送られてくるベクトル
アドレスに対してアドレス変換が同時にできるか先行的
に判別するページ一致チェック手段と、該ページ一致チ
ェック手段からの通知やベクトルアドレスの一時的な保
持を行ない読み出し指示がある時にこれら情報の出力を
行なうアドレス情報保持手段と、ページ一致チェック手
段の通知に基づいてアドレス変換索引部に対して同時に
アドレス変換が可能なリストベクトルアドレスの同時出
力要素をサイクルごとに先行して出力する同時要素先行
通知手段と、アドレス変換索引部の内部でアドレス変換
が行なえる状態になった時にすぐにアドレス変換実行に
使用できるように先行通知された同時出力要素を同時出
力要素バッファに保持する同時通知保持手段とを有し、
同時要素先行通知手段は、同時通知保持手段の同時出力
要素バッファの同時出力要素の格納量を検出する同時出
力要素格納量検出手段と、該同時出力要素格納量検出手
段により同時通知保持手段の同時出力要素バッファの同
時出力要素の格納量が最大量に達したことが判断されて
いる時に同時出力要素の出力と停止させる出力停止手段
とを有することを特徴とする。
理する複数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス
可能な論理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビット
と下位Nビットで指定されるページに等分割し、上記ペ
ージに対する変換アドレスを格納するアドレス変換バッ
ファをもち複数リストベクトルアドレスの内の1つの要
素の論理アドレスをM+Nビットの内容でアドレス変換
バッファにアクセスし変換させるアドレス変換索引部と
を有し、要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内
容と他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でペー
ジの一致をチェックすることにより、アドレス変換が同
時にできメモリへの同時アクセスが可能となる要素群を
選別しアドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、ベクトル処理部から可変速に送られてくるベクトル
アドレスに対してアドレス変換が同時にできるか先行的
に判別するページ一致チェック手段と、該ページ一致チ
ェック手段からの通知やベクトルアドレスの一時的な保
持を行ない読み出し指示がある時にこれら情報の出力を
行なうアドレス情報保持手段と、ページ一致チェック手
段の通知に基づいてアドレス変換索引部に対して同時に
アドレス変換が可能なリストベクトルアドレスの同時出
力要素をサイクルごとに先行して出力する同時要素先行
通知手段と、アドレス変換索引部の内部でアドレス変換
が行なえる状態になった時にすぐにアドレス変換実行に
使用できるように先行通知された同時出力要素を同時出
力要素バッファに保持する同時通知保持手段とを有し、
同時要素先行通知手段は、同時通知保持手段の同時出力
要素バッファの同時出力要素の格納量を検出する同時出
力要素格納量検出手段と、該同時出力要素格納量検出手
段により同時通知保持手段の同時出力要素バッファの同
時出力要素の格納量が最大量に達したことが判断されて
いる時に同時出力要素の出力と停止させる出力停止手段
とを有することを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、同時通知保持手段は、アドレス変換索引部
の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを検出
するアドレス変換可能検出手段と、該アドレス変換可能
検出手段によりアドレス変換索引部の内部でアドレス変
換が行なえる状態であることを検出している時であって
同時出力要素バッファに同時出力要素が格納されていな
い時において同時要素先行通知手段から同時出力要素を
受けた時にこれらの同時出力要素をアドレス変換実行に
使用する手段とを有することを特徴とする。
明において、同時通知保持手段は、アドレス変換索引部
の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを検出
するアドレス変換可能検出手段と、該アドレス変換可能
検出手段によりアドレス変換索引部の内部でアドレス変
換が行なえる状態であることを検出している時であって
同時出力要素バッファに同時出力要素が格納されていな
い時において同時要素先行通知手段から同時出力要素を
受けた時にこれらの同時出力要素をアドレス変換実行に
使用する手段とを有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本発明
の1つの実施の形態としてのリストベクトル処理装置
は、複数のベクトル処理部1、2、3、4とリスト動作
決定部5とアドレス変換索引部6とメモリ部7で構成さ
れる。リスト動作決定部5は、ベクトル処理部1、2、
3、4に接続されている。アドレス変換索引部6は、リ
スト動作決定部5に接続されている。メモリ部7は、ア
ドレス変換索引部6に接続されている。
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本発明
の1つの実施の形態としてのリストベクトル処理装置
は、複数のベクトル処理部1、2、3、4とリスト動作
決定部5とアドレス変換索引部6とメモリ部7で構成さ
れる。リスト動作決定部5は、ベクトル処理部1、2、
3、4に接続されている。アドレス変換索引部6は、リ
スト動作決定部5に接続されている。メモリ部7は、ア
ドレス変換索引部6に接続されている。
【0013】リスト動作決定部5は、ページ一致チェッ
ク部50と同時要素先行通知部51とアドレス情報保持
部52とを有している。アドレス変換索引部6は、アド
レス変換バッファ60とアドレス変換命令制御部61と
同時通知保持部62とで構成されている。アドレス変換
バッファ60は、プログラムでアクセス可能な論理アド
レス空間を、論理アドレスの上位Mビットと下位Nビッ
トで指定されるページに等分割し、上記ページに対する
変換アドレスを格納している。アドレス変換命令制御部
61は、複数のリストベクトルアドレス(以下「リスト
アドレス」という)のうちの1つの要素の論理アドレス
をM+Nビットの内容でアドレス変換バッファ60にア
クセスして変換させる。ページ一致チェック部50は、
リストアドレスの要素の論理ページアドレスM+Nビッ
トの内容と他のリストアドレスのM+Nビットの内容と
でページの一致をチェックする。
ク部50と同時要素先行通知部51とアドレス情報保持
部52とを有している。アドレス変換索引部6は、アド
レス変換バッファ60とアドレス変換命令制御部61と
同時通知保持部62とで構成されている。アドレス変換
バッファ60は、プログラムでアクセス可能な論理アド
レス空間を、論理アドレスの上位Mビットと下位Nビッ
トで指定されるページに等分割し、上記ページに対する
変換アドレスを格納している。アドレス変換命令制御部
61は、複数のリストベクトルアドレス(以下「リスト
アドレス」という)のうちの1つの要素の論理アドレス
をM+Nビットの内容でアドレス変換バッファ60にア
クセスして変換させる。ページ一致チェック部50は、
リストアドレスの要素の論理ページアドレスM+Nビッ
トの内容と他のリストアドレスのM+Nビットの内容と
でページの一致をチェックする。
【0014】ベクトル処理部1〜4は同期して、ベクト
ル命令を処理してリストアドレスを可変速にリスト動作
決定部5に送り込む。リスト動作決定部5は、ベクトル
処理部1〜4から送り込まれた各々のリストアドレスを
同じページとしてアドレス変換できるかページ一致チェ
ック部50にて一致チェックを行なう。これにより得ら
れた一致チェック情報とリストアドレス情報はアドレス
情報保持部52を通過し、同時要素先行通知部51にて
判別され、同時にアドレス変換が可能なリストアドレス
の複数の要素が同時出力要素としてサイクルごとに先行
してアドレス変換索引部6に出力される。
ル命令を処理してリストアドレスを可変速にリスト動作
決定部5に送り込む。リスト動作決定部5は、ベクトル
処理部1〜4から送り込まれた各々のリストアドレスを
同じページとしてアドレス変換できるかページ一致チェ
ック部50にて一致チェックを行なう。これにより得ら
れた一致チェック情報とリストアドレス情報はアドレス
情報保持部52を通過し、同時要素先行通知部51にて
判別され、同時にアドレス変換が可能なリストアドレス
の複数の要素が同時出力要素としてサイクルごとに先行
してアドレス変換索引部6に出力される。
【0015】アドレス変換索引部6では、アドレス変換
を必要とする他の命令が実行中によりアドレス変換バッ
ファ60の検索が実行できないと、同時通知保持部62
にてアドレス変換が行なえる状態になるまで一時的に先
行通知された同時出力要素をバッファ保持する。アドレ
ス変換命令制御部61でリストアドレスのの変換が行な
えると判断されると同時通知保持部62からリストアド
レスの同時出力要素が読み出されアドレス変換バッファ
60によりアドレスを変換し、メモリ部7に対して通知
を行ないメモリアクセスを行なう。アドレス変換命令制
御部61は同時出力要素の到着した時点ですでに実行可
能であれば、同時通知保持部62に同時出力要素が保持
されること無くアドレス変換が開始される。
を必要とする他の命令が実行中によりアドレス変換バッ
ファ60の検索が実行できないと、同時通知保持部62
にてアドレス変換が行なえる状態になるまで一時的に先
行通知された同時出力要素をバッファ保持する。アドレ
ス変換命令制御部61でリストアドレスのの変換が行な
えると判断されると同時通知保持部62からリストアド
レスの同時出力要素が読み出されアドレス変換バッファ
60によりアドレスを変換し、メモリ部7に対して通知
を行ないメモリアクセスを行なう。アドレス変換命令制
御部61は同時出力要素の到着した時点ですでに実行可
能であれば、同時通知保持部62に同時出力要素が保持
されること無くアドレス変換が開始される。
【0016】逆に、アドレス変換命令制御部61で先行
しているアドレス変換使用命令が終了しない場合に同時
通知保持部62内に保持される同時出力要素は通知サイ
クルごとに保持され増加する。バッファの最大格納量を
超えて通知される前に同時通知保持部62は同時要素先
行通知部51に出力停止信号を通知して出力停止を要請
する。同時要素先行通知部51の出力が停止するとペー
ジ一致チェック部50からの通知およびリストアドレス
はアドレス情報保持部52で一時的に保持され、出力停
止信号が解除された際にはアドレス情報保持部52に保
持しているアドレス情報保持部52から同時要素先行通
知部51にページ一致情報が送られ、同時要素先行通知
部51でのアドレス変換索引部6への出力が再開する。
しているアドレス変換使用命令が終了しない場合に同時
通知保持部62内に保持される同時出力要素は通知サイ
クルごとに保持され増加する。バッファの最大格納量を
超えて通知される前に同時通知保持部62は同時要素先
行通知部51に出力停止信号を通知して出力停止を要請
する。同時要素先行通知部51の出力が停止するとペー
ジ一致チェック部50からの通知およびリストアドレス
はアドレス情報保持部52で一時的に保持され、出力停
止信号が解除された際にはアドレス情報保持部52に保
持しているアドレス情報保持部52から同時要素先行通
知部51にページ一致情報が送られ、同時要素先行通知
部51でのアドレス変換索引部6への出力が再開する。
【0017】図2に示すように、ページ一致チェック部
50では、入力されるリストアドレスを各々一致比較す
るコンペア回路501〜506の出力を、アドレス情報
保持部52に通知する。アドレス情報保持部52では同
期して入力されたアドレス情報とそのページ一致情報を
サイクルごとににバッファ520に格納すると共に1サ
イクル分の情報を読み出してレジスタ521に格納す
る。
50では、入力されるリストアドレスを各々一致比較す
るコンペア回路501〜506の出力を、アドレス情報
保持部52に通知する。アドレス情報保持部52では同
期して入力されたアドレス情報とそのページ一致情報を
サイクルごとににバッファ520に格納すると共に1サ
イクル分の情報を読み出してレジスタ521に格納す
る。
【0018】同時要素先行通知部51は、レジスタ52
1と、該レジスタ521の情報を読み取りページが一致
する複数の要素を小さい要素番号順に出力するセレクタ
510と、未だ出力してない要素を保持するレジスタ5
11とを有している。レジスタ511の中で次出力サイ
クルに残った要素のうちで最も小さな要素番号とそのペ
ージ一致する複数の要素を出力していき、これを繰り返
し同期して入力された要素が全て出力した時に、次の要
素群がレジスタ521に格納されるようにアドレス情報
保持部52に制御論理信号512が指示を与える。
1と、該レジスタ521の情報を読み取りページが一致
する複数の要素を小さい要素番号順に出力するセレクタ
510と、未だ出力してない要素を保持するレジスタ5
11とを有している。レジスタ511の中で次出力サイ
クルに残った要素のうちで最も小さな要素番号とそのペ
ージ一致する複数の要素を出力していき、これを繰り返
し同期して入力された要素が全て出力した時に、次の要
素群がレジスタ521に格納されるようにアドレス情報
保持部52に制御論理信号512が指示を与える。
【0019】アドレス変換索引部6の同時通知保持部6
2では、セレクタ510の出力を受け取りバッファ62
0に保持し、かつ最初の同時出力要素を出力レジスタ6
21に格納しつつアドレス変換命令制御部61の指示を
待つ。もしアドレス変換命令制御部61から変換指示が
あれば、出力レジスタ621の同時出力要素をアドレス
変換バッファ60に渡し検索させ、メモリアクセスを行
なうように指示する。このようにして前述したような処
理が実行される。ベクトル処理部1〜4とメモリ部7と
アドレス変換索引部6でのメモリアクセスに関しては、
当業者によってよく知られており、今回の発明には関係
ないためその詳細な構成については省略する。
2では、セレクタ510の出力を受け取りバッファ62
0に保持し、かつ最初の同時出力要素を出力レジスタ6
21に格納しつつアドレス変換命令制御部61の指示を
待つ。もしアドレス変換命令制御部61から変換指示が
あれば、出力レジスタ621の同時出力要素をアドレス
変換バッファ60に渡し検索させ、メモリアクセスを行
なうように指示する。このようにして前述したような処
理が実行される。ベクトル処理部1〜4とメモリ部7と
アドレス変換索引部6でのメモリアクセスに関しては、
当業者によってよく知られており、今回の発明には関係
ないためその詳細な構成については省略する。
【0020】次に、本発明のリストベクトル処理装置の
動作を詳細に説明する。リスト処理決定部5の動作を図
1、図2および図3を参照して説明する。まず、ベクト
ル処理部1〜4からの入力が時刻1に行われる。これら
の入力をページ一致比較部50のコンペア回路501〜
506で一致チェックし、その結果を時刻2に出力す
る。図3で示したアドレスは例えば要素0、3が同ペー
ジアドレス、同様に要素1、2が各別ページアドレスの
ために、ページ一致比較部50での出力は図4のような
表となるとする。
動作を詳細に説明する。リスト処理決定部5の動作を図
1、図2および図3を参照して説明する。まず、ベクト
ル処理部1〜4からの入力が時刻1に行われる。これら
の入力をページ一致比較部50のコンペア回路501〜
506で一致チェックし、その結果を時刻2に出力す
る。図3で示したアドレスは例えば要素0、3が同ペー
ジアドレス、同様に要素1、2が各別ページアドレスの
ために、ページ一致比較部50での出力は図4のような
表となるとする。
【0021】時刻2にコンペア結果が得られると、一致
チェック情報としてリストアドレスと共にアドレス情報
保持部52に送られる。アドレス情報保持部52では、
バッファ520にこの情報を格納すると共に、レジスタ
521に情報がまだ格納されてないため、時刻10にこ
の情報をレジスタ521に格納する。レジスタ521に
情報が格納されると同時要素先行通知部51は、ページ
一致結果を読み取り、セレクタ510で有効な4要素の
うち要素0が未出力であることから、時刻11にセレク
タ510で0が選択されパタン1001が得られる。時
刻12にこのパタン1001と要素0のリストアドレス
ページ情報(アドレスのM+Nビット)とその他の同時
出力情報をアドレス変換索引部6に送り込む。
チェック情報としてリストアドレスと共にアドレス情報
保持部52に送られる。アドレス情報保持部52では、
バッファ520にこの情報を格納すると共に、レジスタ
521に情報がまだ格納されてないため、時刻10にこ
の情報をレジスタ521に格納する。レジスタ521に
情報が格納されると同時要素先行通知部51は、ページ
一致結果を読み取り、セレクタ510で有効な4要素の
うち要素0が未出力であることから、時刻11にセレク
タ510で0が選択されパタン1001が得られる。時
刻12にこのパタン1001と要素0のリストアドレス
ページ情報(アドレスのM+Nビット)とその他の同時
出力情報をアドレス変換索引部6に送り込む。
【0022】上記同時出力情報をアドレス変換索引部6
内の同時通知保持部62で時刻22に受け取り、時刻2
5にバッファ620に格納保持すると共に、かつ出力レ
ジスタ621に時刻30に格納する。アドレス変換制御
部61はアドレス変換命令の実行が終わっていないた
め、これが終了する時刻100になって出力レジスタ6
21の内容をアドレス変換バッファ60に渡し検索させ
る。時刻100まで出力レジスタ621の出力は保持さ
れる。一方、同時要素先行通知部51では、時刻11に
セレクタ510でパタン1001を選択した後、未だ出
力してない要素1、2を時刻20にレジスタ511にパ
タン0110という形で格納する(1111から100
1を反転させたものとのAND(論理積)で生成され
る)。このレジスタ511のパタン0110を入力とし
てセレクタ510は未だ出力していない最小要素番号1
を時刻21に選択し図4の表のようにパタン0100を
得る。
内の同時通知保持部62で時刻22に受け取り、時刻2
5にバッファ620に格納保持すると共に、かつ出力レ
ジスタ621に時刻30に格納する。アドレス変換制御
部61はアドレス変換命令の実行が終わっていないた
め、これが終了する時刻100になって出力レジスタ6
21の内容をアドレス変換バッファ60に渡し検索させ
る。時刻100まで出力レジスタ621の出力は保持さ
れる。一方、同時要素先行通知部51では、時刻11に
セレクタ510でパタン1001を選択した後、未だ出
力してない要素1、2を時刻20にレジスタ511にパ
タン0110という形で格納する(1111から100
1を反転させたものとのAND(論理積)で生成され
る)。このレジスタ511のパタン0110を入力とし
てセレクタ510は未だ出力していない最小要素番号1
を時刻21に選択し図4の表のようにパタン0100を
得る。
【0023】このパタン0100を時刻22に同時通知
保持部62に通知し、同様に時刻32にパタン0010
を通知する。パタン0010を出力するとレジスタ51
1への入力はa110になるため制御論理信号512
は、これを持ってアドレス情報保持部52への読み出し
指示を行なう。時刻40にレジスタ521に新たな要素
4〜7が格納される。同様にしてセレクタ510で時刻
42、52、62とパタン1100、0010、000
1など出力されようとするが、実際には時刻62に出力
は行われない。同時通知保持部62内のバッファ620
の容量が4であるため、時刻53でバッファ620への
書込みが行われ、バッファ620内が最初の1001を
除く0100、0010、1100、0010の4アド
レス分格納されたこととなるため、あらかじめこれを想
定し時刻36に同時要素先行通知部51に出力停止を要
求する出力停止信号を送る。出力停止信号を受けた同時
要素先行通知部51はセレクタ510およびレジスタ5
11をそのまま保持し、同時通知保持部62への出力を
停止する。時刻100にパタン0100が出力レジスタ
621に読み出され、時刻101にバッファ620に空
きができ時刻102に出力停止信号による出力停止要求
が解除されると同時要素先行通知部51は出力を時刻1
30に再開する。
保持部62に通知し、同様に時刻32にパタン0010
を通知する。パタン0010を出力するとレジスタ51
1への入力はa110になるため制御論理信号512
は、これを持ってアドレス情報保持部52への読み出し
指示を行なう。時刻40にレジスタ521に新たな要素
4〜7が格納される。同様にしてセレクタ510で時刻
42、52、62とパタン1100、0010、000
1など出力されようとするが、実際には時刻62に出力
は行われない。同時通知保持部62内のバッファ620
の容量が4であるため、時刻53でバッファ620への
書込みが行われ、バッファ620内が最初の1001を
除く0100、0010、1100、0010の4アド
レス分格納されたこととなるため、あらかじめこれを想
定し時刻36に同時要素先行通知部51に出力停止を要
求する出力停止信号を送る。出力停止信号を受けた同時
要素先行通知部51はセレクタ510およびレジスタ5
11をそのまま保持し、同時通知保持部62への出力を
停止する。時刻100にパタン0100が出力レジスタ
621に読み出され、時刻101にバッファ620に空
きができ時刻102に出力停止信号による出力停止要求
が解除されると同時要素先行通知部51は出力を時刻1
30に再開する。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。本発明の第1の実施形態では同時出力要素の格納量
が最大量(上限)を超えることを、同時通知保持部62
でのみ管理し、出力停止要求と再開要求で管理してい
る。本発明の第2の実施形態においては、同時要素先行
通知部51でアドレス変換索引部6の同時通知保持部6
2内のバッファ容量を管理させ、上限がきたら自らの判
定で出力停止させる。同時通知保持部62から出力レジ
スタ621に情報を読み出した時に情報取り出し通知を
行ない、格納容量が1ワード分減ったことを同時要素先
行通知部51が認知することで可能になる。
る。本発明の第1の実施形態では同時出力要素の格納量
が最大量(上限)を超えることを、同時通知保持部62
でのみ管理し、出力停止要求と再開要求で管理してい
る。本発明の第2の実施形態においては、同時要素先行
通知部51でアドレス変換索引部6の同時通知保持部6
2内のバッファ容量を管理させ、上限がきたら自らの判
定で出力停止させる。同時通知保持部62から出力レジ
スタ621に情報を読み出した時に情報取り出し通知を
行ない、格納容量が1ワード分減ったことを同時要素先
行通知部51が認知することで可能になる。
【0025】図4に示すように、同時要素先行通知部5
1は、さらに出力した同時出力要素の出力の個数をカウ
ントするカウンタ513を持つ。また、アドレス変換索
引部6の同時通知保持部62では、バッファ620に格
納された後に出力レジスタ621に情報出力された時に
情報取り出し通知をカウンタ513に通知する。この情
報取り出し通知を1回通知されるとカウンタ513の値
から1を減算する。カウンタ513の値がバッファ62
0の最大容量になったら同時出力要素の出力を停止し、
減算されたら実行再開する。
1は、さらに出力した同時出力要素の出力の個数をカウ
ントするカウンタ513を持つ。また、アドレス変換索
引部6の同時通知保持部62では、バッファ620に格
納された後に出力レジスタ621に情報出力された時に
情報取り出し通知をカウンタ513に通知する。この情
報取り出し通知を1回通知されるとカウンタ513の値
から1を減算する。カウンタ513の値がバッファ62
0の最大容量になったら同時出力要素の出力を停止し、
減算されたら実行再開する。
【0026】次に、本発明の第2の実施形態としてのリ
ストベクトル処理装置の動作を図5および図6を参照し
て説明する。同時要素先行通知部51では、時刻11に
セレクタ510でパタン1001を選択し、カウンタ5
13は1となる。その後に未だ出力してない要素1、2
を時刻20にレジスタ511にパタン0110という形
で格納する(1111から1001を反転させたものと
のANDで生成される)。レジスタ511のパタンを入
力としてセレクタ510は未だ出力していない最小要素
番号1を時刻21に選択し図4の表に示すようにパタン
0100を得る。これを時刻22に同時通知保持部62
に通知し、カウンタ513は+1にしようとするが同時
に情報取り出し通知があるから1のままとなる。同様に
時刻32にパタン0010を通知する。パタン0010
を出力するとレジスタ511への入力はa110になる
ため制御論理信号512は、これを持ってアドレス情報
保持部52への読み出し指示を行なう。時刻40にレジ
スタ521に新たな要素4〜7が格納される。同様にし
て、セレクタ510で時刻42、52、62とパタン1
100、0010、0001など出力されようとする
が、時刻32、42、52でバッファ620からの情報
取り出し通知が無いためカウンタは+1とされつづけ時
刻50に4となる。このため実際には時刻62に出力は
行われない。時刻54に同時要素先行通知部51は出力
停止を自ら行ない、セレクタ510およびレジスタ51
1をそのまま保持する。時刻101にパタン1100が
出力レジスタ621に読み出され、時刻100にバッフ
ァ620に空きができ時刻102に情報取り出し通知が
送られると同時要素先行通知部51は時刻130に通知
を受け取り、カウンタ513の値が減算され出力が再開
できる。
ストベクトル処理装置の動作を図5および図6を参照し
て説明する。同時要素先行通知部51では、時刻11に
セレクタ510でパタン1001を選択し、カウンタ5
13は1となる。その後に未だ出力してない要素1、2
を時刻20にレジスタ511にパタン0110という形
で格納する(1111から1001を反転させたものと
のANDで生成される)。レジスタ511のパタンを入
力としてセレクタ510は未だ出力していない最小要素
番号1を時刻21に選択し図4の表に示すようにパタン
0100を得る。これを時刻22に同時通知保持部62
に通知し、カウンタ513は+1にしようとするが同時
に情報取り出し通知があるから1のままとなる。同様に
時刻32にパタン0010を通知する。パタン0010
を出力するとレジスタ511への入力はa110になる
ため制御論理信号512は、これを持ってアドレス情報
保持部52への読み出し指示を行なう。時刻40にレジ
スタ521に新たな要素4〜7が格納される。同様にし
て、セレクタ510で時刻42、52、62とパタン1
100、0010、0001など出力されようとする
が、時刻32、42、52でバッファ620からの情報
取り出し通知が無いためカウンタは+1とされつづけ時
刻50に4となる。このため実際には時刻62に出力は
行われない。時刻54に同時要素先行通知部51は出力
停止を自ら行ない、セレクタ510およびレジスタ51
1をそのまま保持する。時刻101にパタン1100が
出力レジスタ621に読み出され、時刻100にバッフ
ァ620に空きができ時刻102に情報取り出し通知が
送られると同時要素先行通知部51は時刻130に通知
を受け取り、カウンタ513の値が減算され出力が再開
できる。
【0027】なお、本発明の実施形態においては、4つ
のベクトル処理部1〜4を有するものとして説明した
が、ベクトル処理部の数に制限はない。また、リスト動
作決定部5はメモリ部7に対して1つあるとして説明し
たが、リスト動作決定部5の数に制限はない。また、リ
スト動作決定部5の1つに対してアドレス変換索引部6
が1つであるとして説明したが、リスト動作決定部5が
複数のアドレス変換索引部6に振り分けて動作しても問
題ない。また、アドレス変換が可能であるのがアドレス
変換索引部6内で1つのページとして説明したが、これ
らの数に制限はない。また、本発明の実施形態における
動作の説明では、各処理部間や内のレイテンシに固定値
を用いて説明したが、これらの値に制限はない。また、
本発明の実施形態で説明したアドレス情報保持部のバッ
ファの容量に制限はない。また、本発明の実施形態で説
明した同時通知保持部62のバッファの容量に制限はな
い。また、本発明の実施形態では、出力がかならず要素
0から出力するようにしたが、リスト命令では各要素を
無効化させるマスク付きリスト演算も知られている。こ
のようなケースではマスク情報とANDしてその要素が
有効なもののみを選定した後に上記の例を実行すること
により、有効な最小要素番号である要素Lからの出力が
可能となる。
のベクトル処理部1〜4を有するものとして説明した
が、ベクトル処理部の数に制限はない。また、リスト動
作決定部5はメモリ部7に対して1つあるとして説明し
たが、リスト動作決定部5の数に制限はない。また、リ
スト動作決定部5の1つに対してアドレス変換索引部6
が1つであるとして説明したが、リスト動作決定部5が
複数のアドレス変換索引部6に振り分けて動作しても問
題ない。また、アドレス変換が可能であるのがアドレス
変換索引部6内で1つのページとして説明したが、これ
らの数に制限はない。また、本発明の実施形態における
動作の説明では、各処理部間や内のレイテンシに固定値
を用いて説明したが、これらの値に制限はない。また、
本発明の実施形態で説明したアドレス情報保持部のバッ
ファの容量に制限はない。また、本発明の実施形態で説
明した同時通知保持部62のバッファの容量に制限はな
い。また、本発明の実施形態では、出力がかならず要素
0から出力するようにしたが、リスト命令では各要素を
無効化させるマスク付きリスト演算も知られている。こ
のようなケースではマスク情報とANDしてその要素が
有効なもののみを選定した後に上記の例を実行すること
により、有効な最小要素番号である要素Lからの出力が
可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、アドレス変換索引部で
先行して実行されているアドレス変換命令が終了した後
にすぐにリストベクトルのアドレス変換が行なえるか
ら、高速でリストベクトルアドレスの処理をすることが
できる。
先行して実行されているアドレス変換命令が終了した後
にすぐにリストベクトルのアドレス変換が行なえるか
ら、高速でリストベクトルアドレスの処理をすることが
できる。
【図1】本発明の第1の実施形態としてのリストベクト
ル処理装置を示すブロック図である。
ル処理装置を示すブロック図である。
【図2】図1のリストベクトル処理装置の要部を詳細に
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】図1のリストベクトル処理装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図4】図1のリストベクトル処理装置の動作を説明す
るための他の図である。
るための他の図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態としてのリストベク
トル処理装置を示すブロック図である。
トル処理装置を示すブロック図である。
【図6】図5のリストベクトル処理装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図7】従来のリストベクトル処理装置を示すブロック
図である。
図である。
1〜4 ベクトル処理部 5 リスト動作決定部 6 アドレス変換索引部 7 メモリ部 50 ページ一致チェック部 51 同時要素先行通知部 52 アドレス情報保持部 60 アドレス変換バッファ 61 アドレス変換命令制御部 62 同時通知保持部 501〜506 コンペア回路 510 セレクタ 511 レジスタ 513 カウンタ 520 バッファ 521 レジスタ 620 バッファ 621 出力レジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月27日(1999.12.
27)
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ベクトル命令を処理する複
数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス可能な論
理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビットと下位N
ビットに分け分けた上位Mビットと下位Nビットで指定
されるページに等分割し、上記ページに対する変換アド
レスを格納するアドレス変換バッファをもち複数のリス
トベクトルアドレスの内の1つの要素の論理アドレスを
M+Nビットの内容でアドレス変換バッファにアクセス
し変換させるアドレス変換索引部とを有し、要素の論理
ページアドレスのM+Nビットの内容と他のリストベク
トルアドレスのM+Nの内容でページの一致をチェック
することにより、アドレス変換が同時にできメモリへの
同時アクセスが可能となる複数のアドレスアクセスを行
う各々のアドレスを選別し、アドレス変換索引部でアド
レス変換を行ってメモリに同時アクセスするリストベク
トル処理装置において、ベクトル処理部から可変速に送
られてくるリストベクトルアドレスに対してアドレス変
換が同時にできるか先行的に判別するページ一致チェッ
ク手段と、該ページ一致チェック手段からの通知および
リストベクトルアドレスの一時的な保持を行ない読み出
し指示がある時にこれら情報の出力を行なうアドレス情
報保持手段と、ページ一致チェック手段の通知に基づい
てアドレス変換索引部に対して同時にアドレス変換が可
能なリストベクトルアドレスの同時出力要素をサイクル
ごとに先行して出力する同時要素先行通知手段と、アド
レス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえる状態に
なった時にすぐにアドレス変換実行に使用できるように
先行通知された同時出力要素を同時出力要素バッファに
保持し、この同時出力要素バッファの格納の最大量を超
えて同時出力要素が出力されないように同時要素先行通
知手段との間で同時出力要素の出力量を管理する同時通
知保持手段とを有することを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、ベクトル命令を処理する複
数のベクトル処理部と、プログラムでアクセス可能な論
理アドレス空間を論理アドレスの上位Mビットと下位N
ビットに分け分けた上位Mビットと下位Nビットで指定
されるページに等分割し、上記ページに対する変換アド
レスを格納するアドレス変換バッファをもち複数のリス
トベクトルアドレスの内の1つの要素の論理アドレスを
M+Nビットの内容でアドレス変換バッファにアクセス
し変換させるアドレス変換索引部とを有し、要素の論理
ページアドレスのM+Nビットの内容と他のリストベク
トルアドレスのM+Nの内容でページの一致をチェック
することにより、アドレス変換が同時にできメモリへの
同時アクセスが可能となる複数のアドレスアクセスを行
う各々のアドレスを選別し、アドレス変換索引部でアド
レス変換を行ってメモリに同時アクセスするリストベク
トル処理装置において、ベクトル処理部から可変速に送
られてくるリストベクトルアドレスに対してアドレス変
換が同時にできるか先行的に判別するページ一致チェッ
ク手段と、該ページ一致チェック手段からの通知および
リストベクトルアドレスの一時的な保持を行ない読み出
し指示がある時にこれら情報の出力を行なうアドレス情
報保持手段と、ページ一致チェック手段の通知に基づい
てアドレス変換索引部に対して同時にアドレス変換が可
能なリストベクトルアドレスの同時出力要素をサイクル
ごとに先行して出力する同時要素先行通知手段と、アド
レス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえる状態に
なった時にすぐにアドレス変換実行に使用できるように
先行通知された同時出力要素を同時出力要素バッファに
保持し、この同時出力要素バッファの格納の最大量を超
えて同時出力要素が出力されないように同時要素先行通
知手段との間で同時出力要素の出力量を管理する同時通
知保持手段とを有することを特徴とする。
Claims (6)
- 【請求項1】 ベクトル命令を処理する複数のベクトル
処理部と、 プログラムでアクセス可能な論理アドレス空間を論理ア
ドレスの上位Mビットと下位Nビットで指定されるペー
ジに等分割し前記ページに対する変換アドレスを格納す
るアドレス変換バッファをもち複数のリストベクトルア
ドレスの内の1つの要素の論理アドレスを前記M+Nビ
ットの内容で前記アドレス変換バッファにアクセスし変
換させるアドレス変換索引部とを有し、 前記要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内容と
他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でページの
一致をチェックすることにより、アドレス変換が同時に
できメモリへの同時アクセスが可能となる複数の要素を
選別し前記アドレス変換索引部でアドレス変換を行って
メモリに同時アクセスするリストベクトル処理装置にお
いて、 前記ベクトル処理部から可変速に送られてくるリストベ
クトルアドレスに対してアドレス変換が同時にできるか
先行的に判別するページ一致チェック手段と、 該ページ一致チェック手段からの通知および前記リスト
ベクトルアドレスの一時的な保持を行ない読み出し指示
がある時にこれら情報の出力を行なうアドレス情報保持
手段と、 前記ページ一致チェック手段の通知に基いて前記アドレ
ス変換索引部に対して同時にアドレス変換が可能なリス
トベクトルアドレスの同時出力要素をサイクルごとに先
行して出力する同時要素先行通知手段と、 前記アドレス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえ
る状態になった時にすぐにアドレス変換実行に使用でき
るように先行通知された前記同時出力要素を同時出力要
素バッファに保持しこの同時出力要素バッファの格納の
最大量を超えて前記同時出力要素が出力されないように
前記同時要素先行通知手段との間で前記同時出力要素の
出力量を管理する同時通知保持手段とを有することを特
徴とするリストベクトル処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のリストベクトル処理装置
において、 前記同時通知保持手段は、 前記アドレス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえ
る状態であることを検出するアドレス変換可能検出手段
と、 該アドレス変換可能検出手段により前記アドレス変換索
引部の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを
検出している時であって前記同時出力要素バッファに前
記同時出力要素が格納されていない時において前記同時
要素先行通知手段から同時出力要素を受けた時にこれら
の同時出力要素をアドレス変換実行に使用する手段とを
有することを特徴とするリストベクトル処理装置。 - 【請求項3】 ベクトル命令を処理する複数のベクトル
処理部と、 プログラムでアクセス可能な論理アドレス空間を論理ア
ドレスの上位Mビットと下位Nビットで指定されるペー
ジに等分割し前記ページに対する変換アドレスを格納す
るアドレス変換バッファをもち複数リストベクトルアド
レスの内の1つの要素の論理アドレスを前記M+Nビッ
トの内容で前記アドレス変換バッファにアクセスし変換
させるアドレス変換索引部とを有し、 前記要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内容と
他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でページの
一致をチェックすることにより、アドレス変換が同時に
できメモリへの同時アクセスが可能となる要素群を選別
し前記アドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、 前記ベクトル処理部から可変速に送られてくるベクトル
アドレスに対してアドレス変換が同時にできるか先行的
に判別するページ一致チェック手段と、 該ページ一致チェック手段からの通知やベクトルアドレ
スの一時的な保持を行ない読み出し指示がある時にこれ
ら情報の出力を行なうアドレス情報保持手段と、 前記ページ一致チェック手段の通知に基づいて前記アド
レス変換索引部に対して同時にアドレス変換が可能なリ
ストベクトルアドレスの同時出力要素をサイクルごとに
先行して出力し、出力停止信号を受けている時に前記同
時出力要素の出力を停止する同時要素先行通知手段と、 前記アドレス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえ
る状態になった時にすぐにアドレス変換実行に使用でき
るように先行通知された前記同時出力要素を同時出力要
素バッファに保持しこの同時出力要素バッファの格納の
最大量を超えて前記同時出力要素が出力されないように
前記出力停止信号を前記同時要素先行通知手段に通知す
る同時通知保持手段とを有することを特徴とするリスト
ベクトル処理装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のリストベクトル処理装置
において、 前記同時通知保持手段は、 前記アドレス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえ
る状態であることを検出するアドレス変換可能検出手段
と、 該アドレス変換可能検出手段により前記アドレス変換索
引部の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを
検出している時であって前記同時出力要素バッファに前
記同時出力要素が格納されていない時において前記同時
要素先行通知手段から同時出力要素を受けた時にこれら
の同時出力要素をアドレス変換実行に使用する手段とを
有することを特徴とするリストベクトル処理装置。 - 【請求項5】 ベクトル命令を処理する複数のベクトル
処理部と、 プログラムでアクセス可能な論理アドレス空間を論理ア
ドレスの上位Mビットと下位Nビットで指定されるペー
ジに等分割し前記ページに対する変換アドレスを格納す
るアドレス変換バッファをもち複数リストベクトルアド
レスの内の1つの要素の論理アドレスを前記M+Nビッ
トの内容で前記アドレス変換バッファにアクセスし変換
させるアドレス変換索引部とを有し、 前記要素の論理ページアドレスのM+Nビットの内容と
他のリストベクトルアドレスのM+Nの内容でページの
一致をチェックすることにより、アドレス変換が同時に
できメモリへの同時アクセスが可能となる要素群を選別
し前記アドレス変換索引部でアドレス変換を行ってメモ
リに同時アクセスするリストベクトル処理装置におい
て、 前記ベクトル処理部から可変速に送られてくるベクトル
アドレスに対してアドレス変換が同時にできるか先行的
に判別するページ一致チェック手段と、 該ページ一致チェック手段からの通知やベクトルアドレ
スの一時的な保持を行ない読み出し指示がある時にこれ
ら情報の出力を行なうアドレス情報保持手段と、 前記ページ一致チェック手段の通知に基づいて前記アド
レス変換索引部に対して同時にアドレス変換が可能なリ
ストベクトルアドレスの同時出力要素をサイクルごとに
先行して出力する同時要素先行通知手段と、 前記アドレス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえ
る状態になった時にすぐにアドレス変換実行に使用でき
るように先行通知された前記同時出力要素を同時出力要
素バッファに保持する同時通知保持手段とを有し、 前記同時要素先行通知手段は、前記同時通知保持手段の
前記同時出力要素バッファの前記同時出力要素の格納量
を検出する同時出力要素格納量検出手段と、 該同時出力要素格納量検出手段により前記同時通知保持
手段の前記同時出力要素バッファの前記同時出力要素の
格納量が最大量に達したことが判断されている時に前記
同時出力要素の出力と停止させる出力停止手段とを有す
ることを特徴とするリストベクトル処理装置。 - 【請求項6】 請求項5記載のリストベクトル処理装置
において、 前記同時通知保持手段は、 前記アドレス変換索引部の内部でアドレス変換が行なえ
る状態であることを検出するアドレス変換可能検出手段
と、 該アドレス変換可能検出手段により前記アドレス変換索
引部の内部でアドレス変換が行なえる状態であることを
検出している時であって前記同時出力要素バッファに前
記同時出力要素が格納されていない時において前記同時
要素先行通知手段から同時出力要素を受けた時にこれら
の同時出力要素をアドレス変換実行に使用する手段とを
有することを特徴とするリストベクトル処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345569A JP2000172675A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | リストベクトル処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345569A JP2000172675A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | リストベクトル処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000172675A true JP2000172675A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18377486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10345569A Pending JP2000172675A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | リストベクトル処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000172675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008165685A (ja) * | 2007-01-04 | 2008-07-17 | Nec Corp | リストベクトル処理装置及び方法 |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP10345569A patent/JP2000172675A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008165685A (ja) * | 2007-01-04 | 2008-07-17 | Nec Corp | リストベクトル処理装置及び方法 |
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