JPH0594123A - 電子写真装置およびこれに用いる感光ドラム - Google Patents
電子写真装置およびこれに用いる感光ドラムInfo
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- JPH0594123A JPH0594123A JP3256657A JP25665791A JPH0594123A JP H0594123 A JPH0594123 A JP H0594123A JP 3256657 A JP3256657 A JP 3256657A JP 25665791 A JP25665791 A JP 25665791A JP H0594123 A JPH0594123 A JP H0594123A
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- photosensitive drum
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子写真方式の接触現像による画像形成が、
一成分現像剤による簡易な構成によって、充分な薄層化
と高帯電のもとに、高解像度な画像およびカラー画像を
安価に形成できるようにする。 【構成】 少なくとも表面が弾性体よりなる感光ドラム
4、51〜53に、非弾性体よりなる現像ローラ11を
圧接させて、現像ローラ11の表面に担持し搬送してい
る現像材を感光ドラム4、51〜53側に供給して現像
を行うようにしたことを特徴とするものである。
一成分現像剤による簡易な構成によって、充分な薄層化
と高帯電のもとに、高解像度な画像およびカラー画像を
安価に形成できるようにする。 【構成】 少なくとも表面が弾性体よりなる感光ドラム
4、51〜53に、非弾性体よりなる現像ローラ11を
圧接させて、現像ローラ11の表面に担持し搬送してい
る現像材を感光ドラム4、51〜53側に供給して現像
を行うようにしたことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機やファクシミリ、
レーザー・ビーム・プリンタ等に利用される電子写真装
置に関し、詳しくは感光ドラム上に電子写真方式により
形成される静電潜像を、感光ドラムに接触する現像剤担
持体によって現像するようにした、いわゆる接触現像を
行う電子写真装置およびこれに用いる感光ドラムに関す
るものである。
レーザー・ビーム・プリンタ等に利用される電子写真装
置に関し、詳しくは感光ドラム上に電子写真方式により
形成される静電潜像を、感光ドラムに接触する現像剤担
持体によって現像するようにした、いわゆる接触現像を
行う電子写真装置およびこれに用いる感光ドラムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電子写真装置は従来から種々提
案されている。それには、一成分の現像剤を使用し、非
弾性体の感光ドラムに、弾性体よりなる現像剤担持体と
しての現像ローラを接触させて現像を行うものや、無端
ベルト状の感光体に、非弾性体の現像ローラを接触させ
て現像を行うものが知られている。
案されている。それには、一成分の現像剤を使用し、非
弾性体の感光ドラムに、弾性体よりなる現像剤担持体と
しての現像ローラを接触させて現像を行うものや、無端
ベルト状の感光体に、非弾性体の現像ローラを接触させ
て現像を行うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記弾性体の現
像ローラを用いる場合、現像ローラ上でこれに担持し搬
送している一成分の現像剤を所定の薄層に形成する際、
弾性体よりなる現像ローラの表面が、層規制ブレードの
圧接から逃げることにより現像剤に充分な帯電性や薄層
化が得られないので、層規制部材による押圧力を大きく
したり、磁性現像剤を採用して対処することが行われて
いる。
像ローラを用いる場合、現像ローラ上でこれに担持し搬
送している一成分の現像剤を所定の薄層に形成する際、
弾性体よりなる現像ローラの表面が、層規制ブレードの
圧接から逃げることにより現像剤に充分な帯電性や薄層
化が得られないので、層規制部材による押圧力を大きく
したり、磁性現像剤を採用して対処することが行われて
いる。
【0004】しかし層規制部材による押圧力を大きくす
ると、その分だけ現像ローラの駆動トルクが勢い増大す
るし、現像ローラの寿命が短くなる。したがってランニ
ングコストが高くなる。
ると、その分だけ現像ローラの駆動トルクが勢い増大す
るし、現像ローラの寿命が短くなる。したがってランニ
ングコストが高くなる。
【0005】また現像ローラが表面に担持する現像剤の
層厚が大きいと、現像の際に現像剤が脱落したり過剰供
給の原因になったりし、画像の解像度を低下させると云
った問題があるので、現像剤の層厚はできるだけ薄くす
る必要がある。しかし前記のような現像ローラの駆動ト
ルクや寿命の問題によって充分な薄層は実現できず、画
質の向上にも限界がある。
層厚が大きいと、現像の際に現像剤が脱落したり過剰供
給の原因になったりし、画像の解像度を低下させると云
った問題があるので、現像剤の層厚はできるだけ薄くす
る必要がある。しかし前記のような現像ローラの駆動ト
ルクや寿命の問題によって充分な薄層は実現できず、画
質の向上にも限界がある。
【0006】さらに磁性現像剤を使用して厚層現像剤の
安定化を図り、いわゆるイエロー、シアン、マゼンタ等
のカラー現像剤を使用してこれを充分に供給しながらカ
ラー画像を形成するようにすると、構成および現像剤の
面でコスト高となる。
安定化を図り、いわゆるイエロー、シアン、マゼンタ等
のカラー現像剤を使用してこれを充分に供給しながらカ
ラー画像を形成するようにすると、構成および現像剤の
面でコスト高となる。
【0007】さらに上記無端ベルト状の感光体を用いる
ものでは、感光体の駆動が安定し難く、感光体の副走査
移動にムラが生じるし、感光体が駆動中に蛇行しやすい
ので、静電潜像の形成、静電潜像の現像、および現像後
の顕像の転写にムラや画像の振れが生じ、高画質な画像
を形成することは困難である。
ものでは、感光体の駆動が安定し難く、感光体の副走査
移動にムラが生じるし、感光体が駆動中に蛇行しやすい
ので、静電潜像の形成、静電潜像の現像、および現像後
の顕像の転写にムラや画像の振れが生じ、高画質な画像
を形成することは困難である。
【0008】そこで本発明は、接触現像のために、感光
体側を弾性ドラム、現像ローラ側を非弾性体とすること
により、前記のような従来の問題を解消することができ
る静電写真装置およびこれに用いる感光ドラムを提供す
ることを課題とするものである。
体側を弾性ドラム、現像ローラ側を非弾性体とすること
により、前記のような従来の問題を解消することができ
る静電写真装置およびこれに用いる感光ドラムを提供す
ることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を達成
するために本発明は、少なくとも表面が弾性体よりなる
感光ドラムに、非弾性体よりなる現像ローラを圧接させ
て、現像ローラの表面に担持し搬送している現像剤を感
光ドラム側に供給して現像を行うようにしたことを特徴
とするものである。
するために本発明は、少なくとも表面が弾性体よりなる
感光ドラムに、非弾性体よりなる現像ローラを圧接させ
て、現像ローラの表面に担持し搬送している現像剤を感
光ドラム側に供給して現像を行うようにしたことを特徴
とするものである。
【0010】また感光ドラムとしては、弾性ゴムロール
からなり、表面に感光層が形成されたものを採用するこ
とができるし、無端ベルト状感光体の内周に、この内周
の周長よりも大きな周長を持った弾性ロールを圧入して
形成されたものを用いることもできる。
からなり、表面に感光層が形成されたものを採用するこ
とができるし、無端ベルト状感光体の内周に、この内周
の周長よりも大きな周長を持った弾性ロールを圧入して
形成されたものを用いることもできる。
【0011】
【作用】本発明の上記構成によれば、現像ローラが非弾
性体よりなるので、層規制ブレードを圧接させても現像
ロラの表面が変形することはなく、前記圧接力を一成分
現像剤の薄層化と帯電のために充分有効に働かせて、小
さな圧接力によって充分な薄層化と高帯電性を達成する
ことができる。
性体よりなるので、層規制ブレードを圧接させても現像
ロラの表面が変形することはなく、前記圧接力を一成分
現像剤の薄層化と帯電のために充分有効に働かせて、小
さな圧接力によって充分な薄層化と高帯電性を達成する
ことができる。
【0012】そして感光ドラムは少なくとも表面が弾性
体よりなるので、非弾性体よりなる現像ローラと圧接す
るとき、感光ドラムの表面の側が現像ローラの表面に沿
って変形するので、両者の接触面範囲を充分確保し、現
像ローラ上に担持している前記充分に薄層化された現像
剤を、感光ドラム表面に形成されている静電潜像の現像
に充分な時間に亙って供給することができる。
体よりなるので、非弾性体よりなる現像ローラと圧接す
るとき、感光ドラムの表面の側が現像ローラの表面に沿
って変形するので、両者の接触面範囲を充分確保し、現
像ローラ上に担持している前記充分に薄層化された現像
剤を、感光ドラム表面に形成されている静電潜像の現像
に充分な時間に亙って供給することができる。
【0013】感光ドラムとして、弾性ロールからなり、
表面に感光層が形成されたものを採用しても、また無端
ベルト状の感光体の内周に、この内周の周長よりも大き
な外周を持った弾性体を圧入したものを採用しても、前
記感光ドラムの条件を満足することができる。
表面に感光層が形成されたものを採用しても、また無端
ベルト状の感光体の内周に、この内周の周長よりも大き
な外周を持った弾性体を圧入したものを採用しても、前
記感光ドラムの条件を満足することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明が適用された第1の実施例として
の電子写真装置について説明する。
の電子写真装置について説明する。
【0015】本実施例はレーザー・ビーム・プリンタの
場合を示し、図3はこのレーザ・ビーム・プリンタの概
略構成を示している。
場合を示し、図3はこのレーザ・ビーム・プリンタの概
略構成を示している。
【0016】このレーザ・ビーム・プリンタは、一成分
現像剤を使用するものであり、現像器ケーシング2と廃
トナーケーシング3とが感光ドラム4の両側に配され、
これらがプリンタ本体に対して同体的に着脱される1つ
の作像カートリッジ21をなし、感光ドラム4等の寿命
に応じて交換使用されるようにしている。
現像剤を使用するものであり、現像器ケーシング2と廃
トナーケーシング3とが感光ドラム4の両側に配され、
これらがプリンタ本体に対して同体的に着脱される1つ
の作像カートリッジ21をなし、感光ドラム4等の寿命
に応じて交換使用されるようにしている。
【0017】感光ドラム4は上部にある帯電チャージャ
52によって表面を一様に帯電され、矢印23で示すよ
うに画像露光を受けることによって静電潜像を形成す
る。この静電潜像は現像器ケーシング2から供給される
現像剤によって現像され、顕像となる。
52によって表面を一様に帯電され、矢印23で示すよ
うに画像露光を受けることによって静電潜像を形成す
る。この静電潜像は現像器ケーシング2から供給される
現像剤によって現像され、顕像となる。
【0018】この顕像は感光ドラム4の下部に位置する
転写チャージャ36によって転写シート37に転写され
た後、図示しない定着器による定着を受けて画像形成が
終了する。
転写チャージャ36によって転写シート37に転写され
た後、図示しない定着器による定着を受けて画像形成が
終了する。
【0019】現像器ケーシング2の感光ドラム4と対向
するトナー供給口2aには、感光ドラム4上に形成され
ている静電潜像を現像する現像ローラ11が設けられ、
現像器ケーシング2の側壁に軸支されている。
するトナー供給口2aには、感光ドラム4上に形成され
ている静電潜像を現像する現像ローラ11が設けられ、
現像器ケーシング2の側壁に軸支されている。
【0020】現像ローラ11と感光ドラム4とは一成分
非磁性現像剤による接触現像のために互いに圧接されて
いる。
非磁性現像剤による接触現像のために互いに圧接されて
いる。
【0021】現像ローラ11はアルミニュウム等の金属
製ローラとし、現像剤を担持し搬送する現像領域の表面
はサンドブラスト等により微細な凹凸を形成したいわゆ
る梨地とし、現像剤の担持および搬送に有利なようにし
てある。
製ローラとし、現像剤を担持し搬送する現像領域の表面
はサンドブラスト等により微細な凹凸を形成したいわゆ
る梨地とし、現像剤の担持および搬送に有利なようにし
てある。
【0022】これに対し感光ドラム4は、前記現像ロー
ラ11との圧接により接触現像のために充分な接触領域
X(図1)を得るように弾性体ロール53によって形成
している。弾性体ロール53は現像ローラ11の表面に
沿ってよく変形できかつ復元性に優れたものがよく、例
えばウレタンゴムやシリコーンゴム等の弾性ゴムが好適
である。
ラ11との圧接により接触現像のために充分な接触領域
X(図1)を得るように弾性体ロール53によって形成
している。弾性体ロール53は現像ローラ11の表面に
沿ってよく変形できかつ復元性に優れたものがよく、例
えばウレタンゴムやシリコーンゴム等の弾性ゴムが好適
である。
【0023】そしてこのような弾性体ロール53の表面
に、既に知られている導電層51と、有機光導電層52
とを図1、図2に示すように順次形成して前記感光ドラ
ム4としている。
に、既に知られている導電層51と、有機光導電層52
とを図1、図2に示すように順次形成して前記感光ドラ
ム4としている。
【0024】このような導電層51と有機光導電層52
とは、例えば蒸着や塗着によって形成することができ
る。
とは、例えば蒸着や塗着によって形成することができ
る。
【0025】有機光導電層52は弾性に富むので、前記
弾性体ロール53とともに充分に弾性変形することがで
き、図1に示すように現像ローラ11との間に接触現像
に必要な接触領域Xを満足することができる。
弾性体ロール53とともに充分に弾性変形することがで
き、図1に示すように現像ローラ11との間に接触現像
に必要な接触領域Xを満足することができる。
【0026】有機光導電層52は弾性体ロール53との
弾性変形に有利ではあるが、これに限られるものではな
く、場合によってはセレン層等の無機光導電層を採用す
ることもできる。
弾性変形に有利ではあるが、これに限られるものではな
く、場合によってはセレン層等の無機光導電層を採用す
ることもできる。
【0027】現像器ケーシング2内には現像器ケーシン
グ2内の現像剤をファーブラシ13に供給しながら撹拌
する現像剤供給パドル15が設けられ、これにはトナーの
ブロック化を防止する撹拌翼17が取付けられている。
グ2内の現像剤をファーブラシ13に供給しながら撹拌
する現像剤供給パドル15が設けられ、これにはトナーの
ブロック化を防止する撹拌翼17が取付けられている。
【0028】現像器ケーシング2のトナー供給口2aの
上部口縁には現像ローラ11の周面にまで延びてそれに
圧接する層規制ブレード41が設けられている。
上部口縁には現像ローラ11の周面にまで延びてそれに
圧接する層規制ブレード41が設けられている。
【0029】層規制ブレード41は現像ローラ11上に
ファーブラシ13によって供給された現像剤を所定厚の
薄層にするものであり、ウレタンゴム、シリコーンゴム
等のゴムブレードが好適である。本実施例はゴム製のも
のとしてあるが、場合によってはばね用りん青銅、ばね
鋼等の金属ブレードも有用である。
ファーブラシ13によって供給された現像剤を所定厚の
薄層にするものであり、ウレタンゴム、シリコーンゴム
等のゴムブレードが好適である。本実施例はゴム製のも
のとしてあるが、場合によってはばね用りん青銅、ばね
鋼等の金属ブレードも有用である。
【0030】前記層規制ブレード41は現像器ケーシン
グ2の側壁間に架け渡された金属製の支持部材42に後
端が接着等によって取付けられ、先端が現像ローラ11
の表面に圧接されている。
グ2の側壁間に架け渡された金属製の支持部材42に後
端が接着等によって取付けられ、先端が現像ローラ11
の表面に圧接されている。
【0031】層規制ブレード41は前記取付け構造上、
先端部を現像ローラ11の表面に圧接されて全体が図3
に示すように反り返り、このときの弾性復元力によって
前記先端部が現像ローラ11の表面に所定の圧接力にて
圧接されるようにしている。
先端部を現像ローラ11の表面に圧接されて全体が図3
に示すように反り返り、このときの弾性復元力によって
前記先端部が現像ローラ11の表面に所定の圧接力にて
圧接されるようにしている。
【0032】層規制ブレード41は金属製の現像ローラ
11上に担持されている現像剤を前記圧接によって薄層
化しながら帯電させるもので、現像ローラ11は層規制
ブレード41の圧接によっても変形せず、層規制ブレー
ド41の圧接力を自身に担持している現像剤に有効に働
かせることができる。
11上に担持されている現像剤を前記圧接によって薄層
化しながら帯電させるもので、現像ローラ11は層規制
ブレード41の圧接によっても変形せず、層規制ブレー
ド41の圧接力を自身に担持している現像剤に有効に働
かせることができる。
【0033】これによって、現像ローラ11に駆動トル
クの異常な上昇や寿命の低下を見ずに、現像ローラ11
上の現像剤を極く薄く規制し、また充分な高帯電性を満
足することができた。本発明者等の実験によると現像剤
粒子が一層分だけ密に並ぶ高精度な層規制が充分な帯電
を伴って達成された。
クの異常な上昇や寿命の低下を見ずに、現像ローラ11
上の現像剤を極く薄く規制し、また充分な高帯電性を満
足することができた。本発明者等の実験によると現像剤
粒子が一層分だけ密に並ぶ高精度な層規制が充分な帯電
を伴って達成された。
【0034】したがって現像ローラ11上に担持された
現像剤は不用意に脱落することがなく、感光ドラム4と
の間の充分な前記接触領域Xにおいて、感光ドラム4上
に形成されている静電潜像と対向する部分にだけ静電的
に的確に供給される。
現像剤は不用意に脱落することがなく、感光ドラム4と
の間の充分な前記接触領域Xにおいて、感光ドラム4上
に形成されている静電潜像と対向する部分にだけ静電的
に的確に供給される。
【0035】しかもこのような的確な現像剤の供給にお
ける現像剤の供給量は、現像ローラ11の感光ドラム4
に対する周速比によって自由に設定することができ、本
発明者等の実験によれば感光ドラム4の周速V0pに対
し、現像ローラ11の周速VD を1.5〜3倍程度に設
定して充分であった。
ける現像剤の供給量は、現像ローラ11の感光ドラム4
に対する周速比によって自由に設定することができ、本
発明者等の実験によれば感光ドラム4の周速V0pに対
し、現像ローラ11の周速VD を1.5〜3倍程度に設
定して充分であった。
【0036】そして前記のような接触現像では、現像ロ
ーラ11上に担持されている現像剤を感光ドラム4上に
静電的にジャンプさせて移行させる必要はないので、こ
のジャンプのための電位分だけ感光ドラム4上の静電潜
像部分と非静電潜像部分との電位差を小さく設定するこ
とができる。
ーラ11上に担持されている現像剤を感光ドラム4上に
静電的にジャンプさせて移行させる必要はないので、こ
のジャンプのための電位分だけ感光ドラム4上の静電潜
像部分と非静電潜像部分との電位差を小さく設定するこ
とができる。
【0037】このため前記接触領域Xにおいて、周速の
速い現像ローラ11上の現像剤が、周速の遅い感光ドラ
ム4上に形成されている静電潜像の充分に現像された部
分に、現像剤が重ねて供給されるようなことがあって
も、静電潜像は余分な現像剤を吸着する程の電位を持た
ないようにしておくことができ、現像ローラ11上に担
持されている現像剤が一層だけで、不用意な脱落がない
ことと相俟って、静電潜像が過剰に現像されたり、非静
電潜像部分が現像されるようなことが回避される。
速い現像ローラ11上の現像剤が、周速の遅い感光ドラ
ム4上に形成されている静電潜像の充分に現像された部
分に、現像剤が重ねて供給されるようなことがあって
も、静電潜像は余分な現像剤を吸着する程の電位を持た
ないようにしておくことができ、現像ローラ11上に担
持されている現像剤が一層だけで、不用意な脱落がない
ことと相俟って、静電潜像が過剰に現像されたり、非静
電潜像部分が現像されるようなことが回避される。
【0038】さらに感光ドラム4および現像ローラ11
の双方は共にロール体であって、ベルト状感光体のよう
に走行ムラや蛇行がなく、安定した回転駆動が可能であ
り、前記感光ドラム4上への画像露光による静電潜像の
形成、感光ドラム4の静電潜像の現像ローラ11からの
現像剤供給による現像、および感光ドラム4上で現像さ
れた顕像の転写シート上への転写のそれぞれが、ムラや
振れ等なしに達成される。
の双方は共にロール体であって、ベルト状感光体のよう
に走行ムラや蛇行がなく、安定した回転駆動が可能であ
り、前記感光ドラム4上への画像露光による静電潜像の
形成、感光ドラム4の静電潜像の現像ローラ11からの
現像剤供給による現像、および感光ドラム4上で現像さ
れた顕像の転写シート上への転写のそれぞれが、ムラや
振れ等なしに達成される。
【0039】したがって本実施例の静電写真装置では、
一成分非磁性現像剤を利用した簡易な構成のものによっ
て、高画質の画像、あるいはイエロー、マゼンタ、シア
ンと云ったカラー現像剤を充分に供給しながら現像を行
ってカラー化した画像を形成することができる。
一成分非磁性現像剤を利用した簡易な構成のものによっ
て、高画質の画像、あるいはイエロー、マゼンタ、シア
ンと云ったカラー現像剤を充分に供給しながら現像を行
ってカラー化した画像を形成することができる。
【0040】なお作像カートリッジ21の交換の目安と
なる感光ドラム4の寿命は、通常JIS規格A4サイズ
の用紙に対して10000枚程度とされるので、感光ド
ラム4に用いる弾性体ロール53はこれに見合う寿命を
満足すればよく、前記構成で問題はない。
なる感光ドラム4の寿命は、通常JIS規格A4サイズ
の用紙に対して10000枚程度とされるので、感光ド
ラム4に用いる弾性体ロール53はこれに見合う寿命を
満足すればよく、前記構成で問題はない。
【0041】図4は本発明の第2の実施例を示してい
る。本実施例は感光ドラム4の構成が第1の実施例の場
合と異なる。
る。本実施例は感光ドラム4の構成が第1の実施例の場
合と異なる。
【0042】感光ドラム4は図4に示すように、無端ベ
ルト状の感光体61と、この無端ベルト状の感光体6の
内周に圧入した弾性体ロール62とによって構成してい
る。
ルト状の感光体61と、この無端ベルト状の感光体6の
内周に圧入した弾性体ロール62とによって構成してい
る。
【0043】感光体61は、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)等の弾性フィルムからなるベースベルト6
3の上面に、前記導電層51と有機光導電層52を順次
形成したものである。
ト(PET)等の弾性フィルムからなるベースベルト6
3の上面に、前記導電層51と有機光導電層52を順次
形成したものである。
【0044】弾性体ロール62は第1の実施例における
感光ドラム4と同様なウレタンゴムやシリコーンゴム等
の弾性体ゴム等からなり、前記感光体61の内周の周長
よりも大きな周長の外周を持っている。
感光ドラム4と同様なウレタンゴムやシリコーンゴム等
の弾性体ゴム等からなり、前記感光体61の内周の周長
よりも大きな周長の外周を持っている。
【0045】これによって弾性体ロール62が感光体6
1の内周に圧入されると、弾性体ロール62は感光体6
1を内方より外方に向け押圧し、感光体61を真円体に
保形するが、現像ローラ11表面に沿って弾性変形する
ことを可能にする。
1の内周に圧入されると、弾性体ロール62は感光体6
1を内方より外方に向け押圧し、感光体61を真円体に
保形するが、現像ローラ11表面に沿って弾性変形する
ことを可能にする。
【0046】したがって本実施例の感光ドラム4も第1
の実施例の場合と同様な作用効果を発揮することができ
る。
の実施例の場合と同様な作用効果を発揮することができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、現像ローラが非弾性体
より、層規制ブレードを圧接させても現像ローラの表面
が変形することはなく、前記圧接力を一成分現像剤の薄
層化と帯電のために充分有効に働かせて、小さな圧接力
によって充分な薄層化と高帯電性を達成することができ
るし、感光ドラムの少なくとも表面が弾性体よりなり、
前記非弾性体よりなる現像ローラと圧接するとき、感光
ドラムの表面の側が現像ローラの表面に沿って変形する
ことにより両者の接触領域を充分確保して、現像ローラ
上に担持している前記充分に薄層化され、帯電された現
像剤を、感光ドラム上に形成されている静電潜像の接触
現像に充分な時間に亙って供給することができるので、
接触現像を充分に薄層化され、帯電された一成分現像剤
と接触現像とによって解像度の良好な高画質の画像を、
簡単な構成と安価な現像剤によって形成することがで
き、また非磁性現像剤でも前記と同様にこれを充分に供
給することによってカラー画像を安価な現像剤にて形成
することができる。
より、層規制ブレードを圧接させても現像ローラの表面
が変形することはなく、前記圧接力を一成分現像剤の薄
層化と帯電のために充分有効に働かせて、小さな圧接力
によって充分な薄層化と高帯電性を達成することができ
るし、感光ドラムの少なくとも表面が弾性体よりなり、
前記非弾性体よりなる現像ローラと圧接するとき、感光
ドラムの表面の側が現像ローラの表面に沿って変形する
ことにより両者の接触領域を充分確保して、現像ローラ
上に担持している前記充分に薄層化され、帯電された現
像剤を、感光ドラム上に形成されている静電潜像の接触
現像に充分な時間に亙って供給することができるので、
接触現像を充分に薄層化され、帯電された一成分現像剤
と接触現像とによって解像度の良好な高画質の画像を、
簡単な構成と安価な現像剤によって形成することがで
き、また非磁性現像剤でも前記と同様にこれを充分に供
給することによってカラー画像を安価な現像剤にて形成
することができる。
【0048】感光ドラムは、弾性ロールからなり、表面
に感光層が形成されたものと、また無端ベルト状の感光
体の内周に、この内周の周長よりも大きな外周を持った
弾性体を圧入したものとして、容易かつ安価に提供する
ことができる。
に感光層が形成されたものと、また無端ベルト状の感光
体の内周に、この内周の周長よりも大きな外周を持った
弾性体を圧入したものとして、容易かつ安価に提供する
ことができる。
【図1】本発明が適用された第1の実施例としての電子
写真装置の要部を示す側面図である。
写真装置の要部を示す側面図である。
【図2】図1の装置の感光ドラムの一部を拡大して見た
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例としての電子写真装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す感光ドラムの一部
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
4 感光ドラム 11 現像ローラ 51 導電層 52 有機光導電層 53、62 弾性体ロール 61 感光体
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも表面が弾性体よりなる感光ド
ラムに、非弾性体よりなる現像ローラを圧接させて、現
像ローラの表面に担持し搬送している現像剤を感光ドラ
ム側に供給して現像を行うようにしたことを特徴とする
電子写真装置。 - 【請求項2】 弾性ゴムロールからなり、表面に感光層
が形成されている感光ドラム。 - 【請求項3】 無端ベルト状感光体の内周に、この内周
の周長よりも大きな周長を持った弾性ロールを圧入した
ものである感光ドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256657A JPH0594123A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 電子写真装置およびこれに用いる感光ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256657A JPH0594123A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 電子写真装置およびこれに用いる感光ドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594123A true JPH0594123A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17295660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3256657A Pending JPH0594123A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 電子写真装置およびこれに用いる感光ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594123A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6131006A (en) * | 1998-05-20 | 2000-10-10 | Nec Corporation | Photosensitive drum for electrophotography |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP3256657A patent/JPH0594123A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6131006A (en) * | 1998-05-20 | 2000-10-10 | Nec Corporation | Photosensitive drum for electrophotography |
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