JPH0844197A - 幅調節可能な現像ニップを有する現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式ドナー部材と幅調節可能な現像ニッ
プを有するスキャベンジレス現像装置を提供する。 【解決手段】 面に記録される潜像がトナーで現像され
てその可視画像を形成するタイプの印刷機であって、少
なくとも潜像を現像するためのトナーを中に格納するチ
ャンバ１０２を区画するハウジング１００と、前記ハウ
ジング１００内に取り付けられ且つ面から離間されてお
り、前記ハウジングのチャンバ１０２から面に隣接する
現像部にトナーを搬送するための可動たわみドナーベル
ト１１２と一体化され、それと共に移動するように構成
された電極部材１２２、とを具備する前記印刷機。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は概括的には静電写真複写
装置に関し、特にベルト式ドナー部材と幅調節可能な現
像ニップを有するスキャベンジレス現像装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】特に連続的なイメージ・オン・イメージ
現像で遭遇する重大な問題は、後続の現像が、前現像工
程でフォトレセプタに引き付けられたトナー粒子を妨害
する、すなわち、”除去（ｓｃａｖｅｎｇｅ）”するこ
とである。従って、そのような妨害を生じない現像装置
および技術、すなわち、「スキャベンジレス」と言える
装置および技術が必要であった。

【０００３】ハイブリッド仕様の、そのようなスキャベ
ンジレス現像装置では、摩擦電気的にそれに付着する帯
電トナー粒子を有する磁性キャリアビーズをサンプから
ドナーロールへ搬送するために、磁気ブラシ現像ローラ
（磁気ローラ）を採用する。帯電されたトナー粒子は、
磁気ローラ上のキャリアビーズからドナーロールに引き
つけられる。次いで、現像部では、電気的にバイアスさ
れた電極線が、ドナーロールから帯電トナー粒子を剥
し、それにより、前述の通り、潜像を現像する現像部に
おいてトナーのパウダークラウドを形成する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ローラ式の、スキャベ
ンジレス現像装置で遭遇する不利益は、前述のように、
現像ニップの幅が、画像支持面に対するローラのフット
プリントに限定されることである。現像部から現像装置
の材料サンプまでの距離もロール直径によって限定さ
れ、例えば現像部内の電界妨害を排除するために、変倚
機構は積層され複雑である。

【０００５】多色機で遭遇する他の重大な不利益は、例
えば、各々が異なる現像性質を有する、例えば、シア
ン、マゼンタ、イエロー、およびブラックのトナー粒子
といった異なるカラートナー粒子を利用した多色連続現
像工程を実施する場合の、現像ムラである。イエロート
ナーの異性質の結果の一つは、人間の目がイエロートナ
ーに対して感度が鈍いことである。そのように、イエロ
ートナーを使用した高品質現像では、通常、現像面積あ
たり必要なイエロートナー質量は、他のカラートナーよ
りも少ない。また、トナー粒子サイズならびに各色のト
ナー粒子の電荷−質量比も著しく異なる。補正されなけ
れば、そのような相違は、ムラのある画像現像を生じる
可能性がある。従って、電極現像で前述のように「除
去」という不利益に取り組むことに加え、色調の違いと
トナー現像性質に係わる現像ムラに取り組む必要もあ
る。

【０００６】多色トナー現像工程を実施する現像装置に
係わる他の不利益は、複写機の現像部における多色現像
装置等の静電写真処理構成要素の位置決めに関する、画
像支持部材上の空間が限定される、または範囲が限定さ
れる、という不利益である。それ故、そのような実範囲
空間を保つために、各現像剤要素の現像ニップの幅を、
必要に応じただけ、安価に大きくまたは小さくする明白
な必要性がある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、表面に記録された潜像がトナーで現像され、その可
視画像を形成するタイプの印刷機が提供される。印刷機
は、その中に少なくとも供給トナーを格納するチャンバ
を区画するハウジングと、ハウジングのチャンバから表
面に隣接する現像部へトナーを搬送する、ハウジング内
に取り付けられ、表面から隔離されている可動たわみド
ナーベルト、とを具備する。印刷機は、たわみドナーベ
ルトと一体化され、それと一緒に動くように構成された
電極部材も具備する。電極部材は電気的にバイアスさ
れ、トナーをたわみドナーベルトから剥して現像部にて
トナークラウドを形成し、潜像画像を現像する。

【０００８】本発明の別の態様によれば、画像支持面に
記録された潜像を現像するための現像装置が提供され
る。現像装置は、磁気的に引き付けられる供給現像剤材
料を格納するハウジングを具備する。可動たわみドナー
ベルトはハウジング内に取り付けられており、画像支持
面から隔離され、画像支持面に隣接する現像部にトナー
粒子を搬送する。ハウジング内に取り付けられた磁気部
材は現像剤材料を引き付けて、ハウジングのサンプから
ドナーベルトに現像剤材料を搬送する。ドナーベルトに
埋め込まれた選択的に作動可能な複数の電極は、現像部
で作動されるとトナー粒子のパウダークラウドをつく
る。現像部内部では、たわみドナーベルトは、現像ニッ
プの幅を定義する一対の離間された支持ローラの上を移
動する。共通現像ユニットから種々の幅調節が可能な現
像ニップを有する現像ユニットが安価につくられるよう
に、支持ローラ間の離間距離は調節可能である。

【０００９】本発明の更に別の態様によれば、画像支持
部材と、画像支持部材上に第一ならびに少なくとも第二
潜像を静電的に形成する手段とを具備するカラー電子写
真複写機が提供される。複写機は、更に、潜像を現像す
る、各々異なるタイプのトナー粒子を収容する複数の現
像ユニットを具備する。複数の現像ユニットは、少なく
とも第一および第二現像ユニットを具備する。第一現像
ユニットは、第一タイプのトナー粒子を収容し、且つ、
第一ニップ幅を有する第一現像ニップを形成するベルト
ドナー部材を具備する。第二現像ユニットは、第二タイ
プのトナー粒子を収容し、且つ、第一ニップの幅よりも
広い第二ニップを有する第二現像ニップを形成するベル
トドナー部材を具備する。

【００１０】本発明の他の特徴は、以下の説明が先行し
図面を参照することにより明らかになるであろう。

【００１１】

【実施例】図１は、本発明の現像ユニットを示す概略正
面図（部分的に断面図）である。図２Ａは、図１の現像
ユニットの現像ニップ領域の整流子ブラシを示す電極付
きドナーベルトの一部分の軌道断面図である。図２Ｂ
は、図２Ａの部分の軌道の断面図である。図３は、カラ
ー電子写真複写機の現像システムの一部分の概略正面図
であって、調節が施された別個の等しくない二通りの現
像ニップ幅を有する、本発明による二個の現像ユニット
を示す。

【００１２】［発明の詳細な説明］ここで図１を参照す
ると、本発明による、ユニット５２のような、改善され
たスキャベンジレス非干渉式現像ユニットが記載されて
いる。図示のように、現像ユニット５２は、磁化可能な
供給用二成分現像剤材料を混合して帯電するための混合
チャンバ１０２を区画するハウジング１００を具備す
る。現像剤材料は、通常は、少なくとも第一鉄または磁
化可能なキャリアビーズと着色重合体トナー粒子から成
る二成分現像剤材料である。現像剤材料は、混合チャン
バ内に取り付けられた現像剤材料手段によって混合チャ
ンバ１０２内で移動および混合される。現像剤材料移動
手段は、例えば、オーガーのような混合装置１０４、１
０６を含む。このような現像剤材料の移動および混合
は、キャリアビーズとトナー粒子を、各々、反対極性に
摩擦帯電する。このような帯電の結果、反対極性に帯電
されたトナー粒子は、帯電された磁化可能キャリアビー
ズに摩擦電気式に付着する。

【００１３】現像ユニット５２は、（後で詳しく説明さ
れる）本発明のベルトドナー部材１１２を含むトナー搬
送アセンブリ１１０から、使用済みのトナー粒子を取り
除くための、使用済みトナー粒子除去またはクリーニン
グロール１０８を具備する。クリーニングロール１０８
は、例えば、回転アルミニウムシェル１１６の内側に固
定多極磁心を具備する磁気ロールであり、クリーニング
ロール１０８は、ベルトドナー部材１１２とクリーニン
グニップを形成するようにチャンバ１０２内に取り付け
られている。図示のように、導電シェル１１６用のクリ
ーニングロール１０８は、ＤＣ電源１１８によって接地
またはバイアスされている。クリーニングニップ１１４
では、整流子装置１２２を介して電源１２０により、電
源ベルトドナー部材１１２の一部分が適切にバイアスさ
れる。バイアス電源１２０は、ＡＣバイアス１２０Ａと
ＤＣバイアス１２０Ｄを具備しており、シェル１１６の
バイアス電源１１８について、ベルトドナー部材１１２
上のトナー粒子がシェル１１６に引き付けられ、それに
よってベルトドナー部材の一部分をクリーニングするよ
うになっている。

【００１４】現像ユニット５２は、更に、混合チャンバ
１０の内部に配設された、チャンバからベルトドナー部
材１１２へ所定量の現像剤材料を送るための現像剤材料
供給装置すなわち磁気ロール１２４も具備する。磁気ロ
ール１２４は、例えば、回転アルミニウムシェル１２６
の内側に固定多極磁心を具備する。シェル１２６も、Ｄ
Ｃ電源１１８によってバイアスされる。図示のように、
供給装置の磁気ロール１２４は、ベルトドナー部材１１
２に極めて接近して取り付けられ、それと一緒にトナー
転写すなわちローディングニップ１３０では、ベルトド
ナー部材１１２の一部分が、整流子装置１３４を介して
電源１３２によってバイアスされる。バイアス電源１３
２は、ＤＣバイアス１６０とＡＣバイアス１６２を具備
し、シェル１２６のバイアス電源１２８について、シェ
ル１２６上のトナー粒子はベルトドナー部材１１２の表
面に引き付けられ、それによってドナー部材の一部分は
このような帯電トナー粒子で装荷される。やはり図示さ
れている通り、例えば磁気ロール１２４の長さに沿って
均一に現像剤材料を移動および分散する水平オーガー１
０４、１０６のような混合装置が混合チャンバ１０２内
に設けられている。いずれの場合も、各々のシェル１１
５、１２６が回転すると、現像剤材料がオーガ１０４、
１０６から、かかるシェルの外面に磁気的に引き付けら
れる。引き付けられた現像剤材料は、好ましくは（図示
されていない）トリムバーによって指定の厚さに調節さ
れ、シェル上に支持され、シェルを取り巻いた状態で各
々、トナー転写ニップ１１４、１３０のベルトドナー部
材１１２の一部分と接触するように搬送される。

【００１５】ここで図１と２Ｂを参照すると、重要なの
は、トナー搬送アセンブリ１１０が本発明のベルトドナ
ー部材１１２を具備することである。記載されているよ
うに、ベルトドナー部材１１２は、好都合なことに、画
像支持部材１２と一緒に、幅調節可能な現像ニップ１３
６を形成し、矢印１３８方向に移動可能で、トナー粒子
を現像ニップ１３６へ送り込む。ベルトドナー部材１１
２（図２Ａと２Ｂ）は、非導電性の裏当て１４０と、バ
イアス可能な導電性セグメントの埋込み層すなわちスト
リップ１４２を具備する。ベルトドナー部材１１２は、
埋込み導電セグメントすなわちストリップ１４２を覆っ
て形成される誘電面層１４４も具備する。図示の通り、
埋め込まれた通りの導電性ストリップ１４２は、各々、
ベルトトナー部材１１２の端から端まで横方向に延びて
おり、更に、ドナー部材の閉ループ長に沿って離間され
電気的に絶縁されている。整流子装置１４６がバイアス
可能ストリップ１４２に接触できるようにするために、
誘電層１４４の通路の一部分のみがベルトドナー部材１
１２の縁の一方に対して延びている。非導電性の裏当て
１４０は、ローラ１４８、１５０のような複数の裏当て
支持部材に接して移動できる。更に、非導電性の裏当て
１４０は、マイラーでできており、好都合なことに、実
質上、全ての現像バイアス電界線を、バイアスされた導
電性ストリップ１４２から現像ニップ１３６へ向けるよ
うに機能し、それにより、現像の速度と品質を増す。

【００１６】更に図１を参照すると、搬送アセンブリ１
１０のベルトドナー部材１１２は、ベルトドナー部材を
クリーニングするクリーニングニップを通って矢印１３
８で示される方向に移動できる。その後、ベルトドナー
部材１１２は、そこに送られた、帯電されたトナー粒子
をトナー転写ニップ１３０の内部で受け取り、次いでこ
のようなトナー粒子を現像ニップ１３６を通して搬送す
る。トナー搬送アセンブリ１１０は、図示の通り、現像
ニップ１３６内で画像支持部材１２からベルトドナー部
材１１２の一部分を離間するために輪郭取りされたバッ
クプレート１５２のような、複数の裏当て支持部材を具
備する。トナー搬送アセンブリ１１０は、現像ニップ１
３６を横切るベルトドナー部材１１２の一部分を整え
る、第一および第二支援ローラ１４８、１５０も具備す
る。本発明の有利な一態様により、現像ニップ１３６の
幅Ｗｉを変更または調節するために、第二支援ローラ１
５０は、第一支援ローラ１４８に対して調節できる。

【００１７】そのように、ベルトドナー部材１１２によ
って形成される現像ニップ１３６の幅Ｗｉは、ホスト機
の要求に応じて、最適性能になるように調整できる。例
えば、光伝導性のあるベルト式の画像支持部材を有する
機械では、現像ニップ領域内でベルトドナー部材１１２
が光伝導ベルトに実質的に平行に保持され、従って、現
像ニップ１３６は更に広く更に均一になる。このよう
な、希望通りに拡張されるニップは、短い現像ニップよ
りも良い現像画像を生成する。画像支持部材１２から離
れたベルトドナー部材は、バッカーバーまたは裏当て支
持プレート１５２によって定義され、ドナーの回転に伴
って発生するドナー部材の外れは問題にならない。

【００１８】更に、本発明による現像ニップ１３６の幅
Ｗｉの調節機能は、知覚品質の現像に必要なだけの広さ
に幅Ｗｉを設定することにより、現像ニップ領域の画像
支持部材またはフォトレセプタの実状況を維持するの
で、価値がある。現像ユニットによっては、所望レベル
の知覚品質画像現像を達成するために、例えば、使用さ
れる現像材料のトナー粒子の色や粒子サイズの応じて、
もっと幅の広い、または、狭いニップを要することがあ
る。本発明によれば、ニップ幅調整の能力を有する共通
構造の現像ユニットがあれば、第一および第二裏当て支
持ローラ１４８、１５０間の距離を増すことにより、こ
のような共通構造タイプのユニットから、更に幅広の現
像ニップを要する現像ユニットを提供できる。一方、こ
のようなローラ１４８、１５０間の距離すなわち自由空
間を狭くすることによって、共通構造タイプのユニット
から広い現像ニップを要しない現像ユニットも提供され
る。

【００１９】複写機において種々のサイズのニップ幅を
有する現像ユニットを具備する理由の一つは、例えば、
ＤＭＡすなわち現像質量／面積要求事項に関わるもので
ある。例えば、カラー処理複写機では、イエロートナー
粒子等、トナー粒子によっては、他の色のトナー粒子に
よるそれと比較して均一な知覚品質現像を得るために、
同じＤＭＡ要求事項を有しない場合がある。これは、イ
エロートナーの場合、人間の目は黄色に対する感度が鈍
いので、単位面積に当たりに使用するイエロートナーを
少ない質量にできるからである。従って、イエロートナ
ー現像ユニットの幅狭現像ニップによるＤＭＡの変化は
知覚されないであろう。複写機に種々の大きさのニップ
幅を有する現像ユニットを具備することの別の理由は、
トナーの粒子サイズに関わるものである。多色処理機で
は、カラートナーごとに粒子サイズが異なることが多
い。典型的なトナーの粒子サイズは、５〜１５μｍにわ
たる。小さいトナー粒子ほど製造に費用がかかるので、
このような差は設計によるものかもしれない。このよう
な機械では、トナーの現像遂行能力は、粒子の大きさの
関数であるので、単位現像面積あたり満足な質量のトナ
ーを供給するために、粒子サイズの大きなトナーは、粒
子サイズの小さなトナーほどは広い現像ニップを要しな
い。従って、本発明により、イエロートナーすなわち粒
子の大きなトナーを有する現像ユニットは、幅狭に調節
された現像ニップで供給できる。

【００２０】複写機に種々の大きさのニップ幅を有する
現像ユニットを具備することの最後の理由は、現像剤材
料の現像能力の固有差に関わるものである。設計によ
り、現像剤材料は、電荷制御、フロー制御、顔料の色、
等の理由により種々の添加剤を含有することがある。そ
の違いにより、各現像剤材料は、少しずつ他と異なった
挙動をし、従って、均一品質現像という希望に合わせる
ために、しばしば現像ユニットの種々特性が必要であ
る。本発明により、このような現像ユニット特性には、
現像ニップの幅が含まれる。好都合なことに、本発明に
より現像ニップを調節することによってフォトレセプタ
の実状況が保存されることにより、小型の更にコンパク
トな機械、または、所望構成要素をもっと多く具備した
機械が得られ、望ましい。

【００２１】更に図１を参照すると、トナー搬送アセン
ブリ１１０の、少なくとも第３支援ローラ１５４、なら
びに第４支援ローラは、混合チャンバ１０２に隣接して
取り付けられており、ベルトドナー部材１１２を、現像
剤材料移動ロール１０８、１２４とトナー搬送関係に調
節する。本発明の共通構造現像ユニットでは、ベルトド
ナー部材１１２の長さを標準化することによってコスト
を削減するために、少なくとも第３および第４支援ロー
ラ１５４、１５６は、各々、その第一および第二支援ロ
ーラ１４８、１５０をつなぐ（図示されていない）線か
ら調節可能に離間して、その中に取り付けられている。

【００２２】更に図１を参照すると、ベルトドナー部材
１１２は、ドナー部材１１２が磁気ロール１２４の帯電
トナー粒子を引き付けられるようにするＤＣ電源を具備
する電源１３２によって、トナー転写ニップ１３０内で
指定電圧にバイアスされる。バイアス電源１３２は、磁
気ロール１２４上の帯電トナー粒子を、その上の帯電磁
気キャリアビーズへの付着および摩擦電気結合状態か
ら、一時的に解放するように作用するＡＣ電圧電源１６
２も具備する。このように解放されれば、トナー粒子
は、トナー部材１１２に更に容易に引き付けられる。Ａ
Ｃ電圧電源１６２は、図示のようにＤＣ電源１６０と直
列にベルトドナー部材１１２に印加される、または、磁
気ロール１２４に印加される。

【００２３】現像ニップ１３６内では、炭素または金属
繊維のブラシのような整流子装置１３４が、ベルトドナ
ー部材の導電ストリップ１４２に選択的に接触してバイ
アスし、その後、現像ニップ１３６を通って移動する。
整流子ブラシ１３４は、ＡＣ電源１６４を具備する電源
１６３によって適当にバイアスされる。ＡＣ電源１６４
は、帯電トナー粒子をベルトドナー部材１１２の表面か
ら解放し、ならびに、現像ニップ１３６内にそのような
解放トナー粒子のクラウドを形成するのを助ける。バイ
アス電源１６３は、ベルトドナー部材１１２から面１４
上の帯電潜像への帯電トナー粉の指向性転写を可能にす
るためのＤＣバイアス１５８も具備している。

【００２４】ここで図３を参照すると、イメージ・オン
・イメージ式カラー処理複写機の断面図が示されてお
り、各々、画像支持部材１２のような、フォトレセプタ
と共に、現像ニップ１３６Ａ、１３６Ｂを各々が形成す
るように取り付けられた二個の現像ユニット５２Ａ、５
４Ｂを具備している。図示の通り、第一現像ユニット５
２Ａは、または画像支持部材１２上の原カラー画像の第
一色成分の第一潜像を現像するための第一タイプまたは
色のトナー粒子を収容する第一ハウジング１００Ａを有
する。上に説明した理由により、例えば、第一タイプま
たは色のトナー粒子は、（第二現像ユニット５４Ｂのそ
れらと比較して）粒子サイズの大きいトナー、すなわち
イエロートナーにすることができる。本発明により、第
一現像ユニット５２Ａは、好都合なことに、そのハウジ
ング内に取り付けられるベルトドナー部材１１２を具備
し、且つ、ニップ１３６Ａがそれに対して第一幅Ｗ１を
有するように、画像支持部材１２と共に第一現像ニップ
１３６Ａを形成する。同様に、第二現像ユニット５２Ｂ
は、フォトレセプタ１２上の原カラー画像の第二色成分
の第二潜像を現像するための第二タイプまたは色のトナ
ー粒子を収容する第二ハウジング１００Ｂを有する。第
二現像ユニット５４Ｂは、そのハウジング内に取り付け
られるベルトドナー部材１１２を具備し、且つ、ニップ
１３６Ｂが第二幅Ｗ２を有するように、画像支持部材１
２と共に第二現像ニップ１３６Ｂを形成する。本発明に
よれば、好都合なことに、第一および第二現像ユニット
５２Ａ、５４Ｂの異なるトナーから満足な知覚均一品質
の現像を実現するために、第二現像ニップ１３６Ｂの第
二幅Ｗ２は、第一現像ニップ１３６Ａの第一幅Ｗ１より
も大きくできる。

【００２５】このようなイメージ・オン・イメージカラ
ー処理複写機では、１８０Ａ、１８０Ｂで示される電荷
コロトロンすなわち露出ＲＯＳは、各々、現像ユニット
５２Ａと５４Ｂの上流に適宜に取り付けることができ
る。前述の通り、本発明による現像ユニット５２Ａと５
４Ｂの各々は、その現像ニップの幅を調節するための要
素を具備している。これらの要素は、例えば、互いに調
節可能に離間される第一および第二案内または支援ロー
ラ１４８、１５０を具備し、各ユニットごとに、種々サ
イズのバッカーバーまたはプレート１５２を取り付ける
ための空間を区画する。各ユニットの混合チャンバ１０
２内のベルトドナー部材を整えるための付加的な支援ロ
ーラ１５４、１５６は、第一および第二支援ローラをつ
なぐ線（図示せず）に対して垂直にも調整でき、従っ
て、共通長のベルトドナー部材１１２を利用できる。

【００２６】本発明は種々の実施例に基づいて説明され
ているが、当業者には多数の変更、修正、変形が明らか
であることは明白である。従って、添付請求項の精神と
広い適用範囲内にあるような変更、修正、変形はすべて
包含するものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の現像ユニットを示す概略正面図（部
分的に断面図）である。

【図２】 図２Ａは図１の現像ユニットの現像ニップ領
域の整流子ブラシを示す電極付きドナーベルトの一部分
の軌道断面図であり、図２Ｂは図２Ａの部分の軌道の断
面図である。

【図３】 カラー電子写真複写機の現像システムの一部
分の概略正面図であって、調節が施された別個の等しく
ない二通りの現像ニップ幅を有する、本発明による二個
の現像ユニットを示す。

【符号の説明】

１２ 画像支持部材、５２ 現像ユニット、１００ ハ
ウジング、１０２ 混合チャンバ、１０４、１０６ 混
合装置、１０８ クリーニングロール、１１０トナー搬
送アセンブリ、１１２ ベルトドナー部材、１１４ ク
リーニングロール間隙、１１６ 回転アルミニウム、１
１８ ＤＣ電源、１２０ 電源、１２２整流子装置、１
２４ 磁気ロール、１２６ 回転アルミニウムシェル、
１３０トナー転写ニップ、１３２ 電源、１３４ 整流
子装置、１３６ 現像ニップ、１４０ 非導電性裏当
て、１４２ 導電性ストリップ、１４４ 誘電面層、１
４６ 整流子装置、１４８ 第一支援ローラ、１５０
第二支援ローラ、１５２バックプレート、１５４ 第３
支援ローラ、１５６ 第４支援ローラ、１６０ＤＣバイ
アス電源、１６２ ＡＣバイアス電源

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 面に記録される潜像がトナーで現像され
   てその可視画像を形成するタイプの印刷機であって、 少なくとも潜像を現像するためのトナーを中に格納する
   チャンバを区画するハウジングと、 前記ハウジング内に取り付けられ且つ面から離間されて
   おり、前記ハウジングのチャンバから面に隣接する現像
   部にトナーを搬送するための可動たわみドナーベルトと
   一体化され、それと共に移動するように構成された電極
   部材、とを具備する前記印刷機。
2. 【請求項２】 画像支持部材上に記録された潜像を現像
   するための現像ユニットであって、 （ａ） トナー粒子を含有する磁化可能な供給用の二成
   分現像剤材料を格納するハウジングと、 （ｂ） 前記ハウジング内に取り付けられ、現像剤材料
   をその周囲に移動するための手段と、 （ｃ） （ｉ） 画像支持部材と共に現像ニップを形成
   し、且つ、潜像現像のために前記現像ニップにトナー粒
   子を送り込む可動ベルトドナー部材と、（ｉｉ） 画像
   支持部材から前記ベルトドナー部材を離間するために前
   記現像ニップを横切って設けられた輪郭取りされた裏側
   支持プレートと、（ｉｉｉ） 前記現像ニップの幅を横
   切る前記ベルトドナー部材の一部分を整えるために取り
   付けられる第一および第二支援ローラ、前記第二支援ロ
   ーラは前記第一支援ローラに対して移動して前記現像ニ
   ップの前記幅を移動できる、とを具備するトナー搬送ア
   センブリと、 から成る上記現像ユニット。
3. 【請求項３】 カラー複写機であって、 （ａ） 画像支持部材と、 （ｂ） 前記画像支持部材上に第一および少なくとも第
   二潜像を静電記録するための手段と、 （ｃ） 各々画像支持部材上の前記潜像を現像する各タ
   イプのトナーを含有する現像剤材料を各々格納する複数
   の現像ユニットで、（ｉ） 前記第一潜像を現像するた
   めの第一タイプのトナーを収容する第一現像ユニット、
   前記第一現像ユニットは、画像支持部材ならびに前記第
   一現像ニップの第一幅を定義する第一支援ローラセット
   とで第一現像ニップを形成する第一可動ベルトドナー部
   材を有する、と、（ｉｉ） 前記少なくとも第二潜像を
   現像するための第二すなわち別のタイプのトナーを収容
   する第二現像ユニット、前記第二現像ユニットは、画像
   支持部材ならびに前記第二現像ニップの第二幅を定義す
   る第二支援ローラセットとで第二現像ニップを形成する
   第二可動ベルトドナー部材を有し、前記第二現像ニップ
   の前記第二幅は前記第一現像ニップの前記第一幅と等し
   くない、 を具備する現像ユニット、とを具備する前記カラー複写
   機。