JP3371858B2 - 現像装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びカラー画像形成装置

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JP3371858B2
JP3371858B2 JP21458499A JP21458499A JP3371858B2 JP 3371858 B2 JP3371858 B2 JP 3371858B2 JP 21458499 A JP21458499 A JP 21458499A JP 21458499 A JP21458499 A JP 21458499A JP 3371858 B2 JP3371858 B2 JP 3371858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置に使用される現像装置及びこのよ
うな現像装置にそれぞれ色彩の異なったトナーを収容さ
せてカラー画像を形成するカラー画像形成装置に係り、
特に、現像剤にトナーのみを使用し、このトナーをロー
ラ状になったトナー担持体により像担持体と対向する現
像領域に導いて現像を行うにあたり、像担持体と対向す
る現像領域において、下方から上方に移動するようにト
ナー担持体を回転させると共に、このトナー担持体の下
部に規制部材を設け、トナー担持体によって現像領域に
搬送されるトナーの量をこの規制部材により規制するよ
うにした現像装置及びこのような現像装置を使用したカ
ラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置において使用される現像装置としては、現像剤
にトナーとキャリアとを使用した2成分現像方式のもの
の他に、キャリアを使用せずにトナーのみを使用した1
成分現像方式のものが知られている。
【0003】ここで、現像剤にトナーのみを使用した1
成分現像方式の現像装置としては、例えば、図1に示す
ように、装置本体1の収容部1a内に収容されたトナー
tをトナー送り部材2によりローラ状になったトナー供
給部材3に送り、このトナー供給部材3を回転させてト
ナーtをローラ状になったトナー担持体4に供給し、こ
のように供給されたトナーtをこのトナー担持体4の回
転によって搬送させると共に、このトナー担持体4の表
面に規制部材5を圧接させ、この規制部材5によりトナ
ー担持体4によって搬送されるトナーtの量を規制する
と共にこのトナーtを摩擦帯電させ、このように規制さ
れて帯電されたトナーtをトナー担持体4により像担持
体6と対向する現像領域に導いて現像を行うようにした
ものが用いられていた。
【0004】ここで、従来の現像装置においては、同図
に示すように、トナー担持体4と像担持体6とが対向す
る現像領域において、トナー担持体4と像担持体6とが
それぞれ上方から下方に移動するように回転していた。
【0005】しかし、画像形成装置の種類によっては上
記の像担持体を現像領域において下方から上方に移動さ
せることが必要になることがあり、特に、複数の現像装
置にそれぞれ異なった色彩のトナーを収容させてカラー
画像を形成するにあたり、像担持体に形成されたトナー
像を重ねて転写させる中間転写体を設けたカラー画像形
成装置においては、その装置をコンパクト化させるため
に、像担持体を現像領域において下方から上方に移動さ
せることが必要になることがあった。
【0006】ここで、このように現像領域において像担
持体を下方から上方に移動させる場合において、上記の
ようにトナー担持体が現像領域において上方から下方に
移動するように回転させると、トナー担持体と像担持体
とを接触させて現像させる場合には、トナー担持体が像
担持体と接触する上流部分にトナーが溜って、このトナ
ーが外部にこぼれたり、形成される画像にカブリが生じ
るという問題があり、またトナー担持体と像担持体とを
接触させないで現像させる場合には、トナー担持体と像
担持体との間でリークが発生しやすくなるという問題が
あった。
【0007】そして、近年においては、特開平8−29
7411号公報、特開平9−244406号公報、特開
平10−171226号公報等に示されるように、トナ
ー担持体と像担持体とが対向する現像領域において像担
持体が下方から上方に移動する場合に、この現像領域に
おいて、トナー担持体も下方から上方に移動するように
して回転するようにした現像装置が提案されている。
【0008】ここで、トナー担持体が現像領域において
下方から上方に移動するように回転させた場合、トナー
担持体に供給されたトナーを規制する規制部材をトナー
担持体の下部側に設けることが必要になった。
【0009】しかし、このように規制部材をトナー担持
体の下部側に設けた場合、トナー担持体に供給されたト
ナーが規制部材に導かれる前に、ある程度のトナーが自
重によりトナー担持体から離れて落下し、十分な量のト
ナーが現像領域に導かれなくなり、形成される画像の濃
度が低下するという問題があった。
【0010】このため、特開平10−171226号公
報に示されるように、トナー担持体におけるトナーの量
を規制する規制部材よりもトナー担持体の回転方向上流
側において、トナー担持体の表面に接触するようにシー
ル部材を設けたものも提案されている。
【0011】しかし、このように規制部材よりもトナー
担持体の回転方向上流側において、シール部材をトナー
担持体に接触させるように設けた場合においても、トナ
ーがトナー担持体に十分に保持されず、規制部材の位置
に導かれる前にトナーがトナー担持体から離れて落下
し、依然として形成される画像の濃度が低下するという
問題があり、特に、ベタ画像を形成した場合には濃度低
下やカスレ等が発生するという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、トナーを
回転するトナー担持体により像担持体と対向する現像領
域に導いて現像を行うにあたり、像担持体と対向する現
像領域において、下方から上方に移動するようにトナー
担持体を回転させると共に、このトナー担持体の下部に
規制部材を設け、この規制部材によりトナー担持体によ
り現像領域に搬送されるトナーの量を規制するようにし
た現像装置における上記のような問題を解決することを
課題とするものである。
【0013】すなわち、この発明は、上記のような現像
装置において、トナー担持体に供給されたトナーが規制
部材に導かれる前にトナー担持体から離れて落下するの
を抑制して、十分な量のトナーが現像領域に導かれるよ
うにし、ベタ画像を形成する場合においても濃度低下や
カスレが発生するということがなく、十分な画像濃度を
有する良好な画像が得られるようにすることを課題とす
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明における現像装
置においては、上記のような課題を解決するため、ロー
ラ状になったトナー担持体によりトナーを像担持体と対
向する現像領域に導いて現像を行う現像装置において、
上記のトナー担持体を像担持体と対向する現像領域で下
方から上方に移動するように回転させ、このトナー担持
体にトナーを供給するトナー供給部材よりもトナー担持
体の回転方向下流側の位置においてプレ帯電部材をトナ
ー担持体と接触するように設けると共に、このプレ帯電
部材よりもトナー担持体の回転方向下流側におけるトナ
ー担持体の下部に接触するようにしてトナー担持体によ
って現像領域に搬送されるトナーの量を規制する規制部
材を設け、上記のプレ帯電部材において少なくともトナ
ー担持体と接触する部分に導電性を付与すると共に、こ
の導電性の部分にトナーを所定の極性に帯電させるバイ
アス電圧を印加させるようにしたのである。
【0015】ここで、この発明における現像装置のよう
に、トナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材よ
りもトナー担持体の回転方向下流側の位置において、プ
レ帯電部材をトナー担持体と接触するように設け、この
プレ帯電部材において少なくともトナー担持体と接触す
る部分に導電性を付与すると共に、この導電性の部分に
トナーを所定の極性に帯電させるバイアス電圧を印加さ
せると、トナー担持体に供給されたトナーがこのプレ帯
電部材との接触によって所定の極性に適切に予備帯電さ
れるようになる。そして、このように予備帯電されたト
ナーがトナー担持体に静電気力により保持されるように
なり、トナー担持体によってトナーを規制部材の位置に
導く前に、トナーがトナー担持体から離れて落下するの
が防止されるようになる。
【0016】このため、トナー担持体によって規制部材
の位置に十分な量のトナーが導かれ、このトナーが規制
部材によって適切に規制されるようになり、適切な量の
トナーが現像領域に導かれて現像に使用され、十分な画
像濃度を有する画像が得られるようになる。
【0017】また、この発明における現像装置におい
て、請求項2及び請求項3に示すように、上記のプレ帯
電部材の少なくともトナー担持体と接触する部分を、ト
ナーを所定の極性に帯電させる摩擦帯電系列に位置する
材料で構成したり、負帯電性のトナーを使用する場合
に、上記のプレ帯電部材の少なくともトナー担持体と接
触する部分を、トナーの仕事関数以下の材料で構成する
と、トナー担持体に供給されたトナーがこのプレ帯電部
材との接触によってさらに所定の極性に適切に予備帯電
されるようになり、トナー担持体によって十分な量のト
ナーが規制部材の位置に導かれて適切に規制されるよう
になり、適切な量のトナーが現像領域に導かれて十分な
画像濃度を有する画像が得られると共に、筋状のノイズ
等の少ない良好な画像が得られるようになる。
【0018】また、プレ帯電部材の先端部をトナー担持
体に接触させるにあたり、トナー担持体と接触する先端
部におけるプレ帯電部材の表面粗さが小さくなりすぎる
と、プレ帯電部材の表面でトナーが滑ってトナーが適切
に予備帯電されなくなり、トナーがトナー担持体に十分
に保持されなくなって、規制部材の位置に導かれる前に
トナー担持体から離れて落下し、現像領域に導かれるト
ナーの量が少なくなって、形成される画像の濃度が低下
する。一方、トナー担持体と接触する先端部におけるプ
レ帯電部材の表面の粗さが粗くなりすぎると、プレ帯電
部材の接触によりトナー担持体に保持されて搬送される
トナーの量にムラが生じ、形成される画像に濃度ムラ等
が発生する。このため、請求項4に示すように、プレ帯
電部材がトナー担持体と接触する面の十点平均粗さRz
が0.1μm≦Rz≦2.0μmになるようにすること
が好ましい。
【0019】また、上記のようにプレ帯電部材の先端部
をトナー担持体に接触させるにあたり、トナー担持体に
接触させるプレ帯電部材の圧接力が弱くなると、トナー
がこのプレ帯電部材によって十分に予備帯電されなくな
って、トナー担持体に十分に保持されなくなり、規制部
材の位置に導かれる前にトナー担持体からトナーが離れ
て落下し、現像領域に導かれるトナーの量が少なくな
り、形成される画像の濃度が低下する。一方、トナー担
持体に接触させるプレ帯電部材の圧接力が強くなりすぎ
ると、粒径の大きなトナーがこのプレ帯電部材を通過せ
ずに、粒径の小さなトナーだけがトナー担持体によって
搬送されるようになり、粒径の大きなトナーが残って、
次第に形成される画像の画質が変化する。このため、プ
レ帯電部材の先端部をトナー担持体に接触させるにあた
っては、トナー担持体に対するプレ帯電部材の線圧を
0.1〜4.0gf/mmの範囲にすることが好まし
い。
【0020】また、この発明におけるカラー画像形成装
置においては、異なった色彩のトナーを収容させた複数
の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
えたカラー画像形成装置において、この発明における上
記のような現像装置を用いるようにしたのである。
【0021】そして、このようにカラー画像形成装置に
おける各現像装置に、像担持体と対向する現像領域にお
いてトナー担持体が下方から上方に移動するように回転
するようになったこの発明の現像装置を使用すると、像
担持体を現像領域において下方から上方に移動させるよ
うにして十分な画像濃度を有する画像を形成することが
できると共に、カラー画像形成装置の構成に対応して、
装置をコンパクト化させることもできるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0023】この実施形態に係る現像装置においては、
像担持体10と僅かな間隔を介して対向するようにトナ
ー担持体21を設け、このトナー担持体21と像担持体
10とを逆方向に回転させて、トナー担持体21と像担
持体10とが対向する現像領域において、トナー担持体
21と像担持体10とがそれぞれ下方から上方に移動す
るようにしている。
【0024】また、この現像装置においては、その装置
本体20の収容部20a内にトナーtを収容させると共
に、羽根部材22aが設けられたトナー送り部材22を
回転可能に設けている。
【0025】そして、このトナー送り部材22を回転さ
せ、このトナー送り部材22における羽根部材22aに
よって収容部20a内に収容されたトナーtを受け部材
23が設けられたトナー滞留部24に供給するようにし
ている。
【0026】また、このトナー滞留部24にローラ状に
なったトナー供給部材25を上記のトナー担持体21と
接触するように設け、このトナー供給部材25をトナー
担持体21と同方向に回転させて、このトナー供給部材
25とトナー担持体21とが接触する部分において逆方
向に移動するようにし、このトナー供給部材25からト
ナー担持体21にトナーtを供給するようにしている。
【0027】また、上記の受け部材23に導電性材料で
板状に形成されたプレ帯電部材26の一端を取り付ける
と共に、このプレ帯電部材26をトナー供給部材25の
下方においてトナー担持体21の回転方向下流側に向け
て延出させ、トナー供給部材25よりもトナー担持体2
1の回転方向下流側の位置において、このプレ帯電部材
26の先端部をトナー担持体21の軸方向に沿って適当
な線圧で接触させ、またこのプレ帯電部材26に対して
バイアス電源26aからトナーtを所定の極性に帯電さ
せるバイアス電圧を印加させるようにしている。なお、
この実施形態の現像装置においては、上記のプレ帯電部
材26の両端と装置本体20の両側壁との間に1mm以
上の隙間を設け、過剰なトナーtがこの隙間から装置本
体20の収容部20a内に戻されるようにしている。
【0028】ここで、上記のようにプレ帯電部材26に
対してバイアス電源26aからトナーtを所定の極性に
帯電させるバイアス電圧を印加させると、このプレ帯電
部材26との接触によってトナー担持体21に供給され
たトナーtが所定の極性に適切に予備帯電され、このよ
うに予備帯電されたトナーtがトナー担持体21に静電
気力により保持されるようになる。
【0029】また、上記のプレ帯電部材26の先端部よ
りもトナー担持体21の回転方向下流側におけるトナー
担持体21の下部において、トナー担持体21の回転方
向上流側に向けて延出された板状になった規制部材27
の端部を、プレ帯電部材26の先端部と適当な隙間を有
するようにしてトナー担持体21に接触させ、上記のよ
うにトナー担持体21に静電気力により保持されたトナ
ーtをこの規制部材27に導くようにしている。この場
合、上記のようにトナーtがトナー担持体21に静電気
力によって保持されているため、規制部材27に導かれ
る前にトナーtがトナー担持体21から離れて落下する
のが抑制され、十分な量のトナーtがトナー担持体21
によって規制部材27の位置に導かれるようになると共
に、このトナーtが所定の極性に適切に予備帯電されて
いるため、このトナーtが規制部材27に付着するのも
防止される。
【0030】そして、この規制部材27によりトナー担
持体21から余分なトナーtを離脱させて、現像領域に
搬送されるトナーtの量を規制すると共にこのトナーt
を帯電させるようにしている。なお、この規制部材27
によってトナー担持体21から離脱された余分なトナー
tは上記の隙間を通して下方に導かれ、その下方に設け
られた戻しローラ28によって上記の収容部20aに戻
される。
【0031】次いで、上記のように規制部材27により
規制されると共に帯電されたトナーtをトナー担持体2
1によって像担持体10と対向する現像領域に搬送し、
この現像領域において、上記のようにトナー担持体21
と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させる
と共に、トナー担持体21に現像バイアス電源29から
直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアス電圧を印
加させて、トナー担持体21と像担持体10との間に振
動電界を作用させ、像担持体10に形成された静電潜像
部分にトナー担持体21からトナーtを供給して現像を
行うようにしている。なお、この実施形態においては、
上記のようにトナー担持体21と像担持体10とを現像
領域において僅かな間隔を介して対向させて現像を行う
ようにしたが、トナー担持体21と像担持体10とを現
像領域において接触させて現像を行うようにすることも
可能である。
【0032】また、上記のようにして像担持体10に形
成された静電潜像を現像した後は、このトナー担持体2
1に残ったトナーtを装置本体20に戻すようにし、ト
ナー担持体21に残ったトナーtを装置本体20に戻す
位置において、クッション材31によりシール材32を
トナー担持体21に押し付けると共に、このシール材3
2に除電用電源33からトナーtを除電させる電圧を印
加させて、トナー担持体21に残ったトナーtを除電さ
せるようにしている。
【0033】そして、このようにトナー担持体21に残
ったトナーtを除電させた後、このトナー担持体21に
残ったトナーtを、前記のようにトナー担持体21とが
接触する部分において逆方向に移動するトナー供給部材
25によりトナー担持体21から離脱させて、トナー滞
留部24におけるトナーtと混合させると共に、前記の
ようにこのトナー供給部材25からトナー担持体21に
新たなトナーtを供給させるようにする。
【0034】ここで、上記のようにトナー担持体21と
が接触する部分において、トナー供給部材25をトナー
担持体21と逆方向に移動させると、トナー供給部材2
5をトナー担持体21と同方向に移動させる場合のよう
に、トナー担持体21から粒径の大きなトナーtだけが
離脱されて、粒径の小さなトナーtが残るということが
なく、トナー担持体21における粒径の小さなトナーt
もこのトナー供給部材25によってトナー担持体21か
ら確実に離脱されるようになる。このため、先に粒径の
小さなトナーtが多く現像に使用され、収容部20aに
おける粒径の大きなトナーtの割合が次第に増加して、
形成される画像の画質が変化するということもなくな
る。
【0035】次に、上記の図2に示す現像装置におい
て、上記のようにプレ帯電部材26の先端部をトナー担
持体21に接触させてトナーtを予備帯電させるにあた
り、このプレ帯電部材26にバイアス電源26aから印
加させるバイアス電圧を変化させた実験を行い、この発
明実施例における現像装置が優れている点を比較例を挙
げて明らかにする。
【0036】(実験1)この実験においては、上記の像
担持体10として、直径が30mmの感光体ドラムを用
いる一方、トナー担持体21としては直径が16mmに
なったものを使用し、このトナー担持体21と像担持体
10とが200μmの間隔を介して対向するように設
け、このトナー担持体21と像担持体10とを逆方向に
回転させて、トナー担持体21と像担持体10とが対向
する現像領域において、トナー担持体21と像担持体1
0とがそれぞれ下方から上方に移動するようにし、像担
持体10の周速度v1を160mm/sにすると共に、
この像担持体10の周速度v1に対するトナー担持体2
1の周速度v2の比θ(v2/v1)を1.5に設定し
た。
【0037】また、上記のプレ帯電部材26として、S
US製の板材でトナー担持体21と接触する面の十点平
均粗さRzが0.5μmになったものを用いるように
し、また規制部材27としては板厚が0.3mmになっ
たSUS製の板材を用い、トナーtとしては、重量平均
粒径が8.0μmになった負帯電性トナーを使用するよ
うにした。
【0038】そして、上記のプレ帯電部材26の先端部
をトナー担持体21に接触させて、トナー担持体21に
供給されたトナーtを予備帯電させるにあたって、上記
のバイアス電源26aからこのプレ帯電部材26に対し
てバイアス電圧Vaを印加させるにあたり、下記の表1
に示すように、実施例1においては、上記の現像バイア
ス電源29からトナー担持体21に印加させる現像バイ
アス電圧Vbと同じバイアス電圧Va(Va=Vb)
を、実施例2においては、上記の現像バイアス電源29
からトナー担持体21に印加させる現像バイアス電圧V
bよりもトナーtの帯電極性である−側に100Vシフ
トしたバイアス電圧Va(Va=Vb−100V)を印
加させる一方、比較例1においてはプレ帯電部材26に
対してバイアス電圧Vaを印加させないようにした。
【0039】次いで、このようにトナー担持体21に供
給されたトナーtを予備帯電させた後、トナー担持体2
1によって搬送されてきたトナーtを規制部材27によ
って規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させて、像
担持体10と対向する現像領域に導くようにした。
【0040】そして、この像担持体10に表面電位が−
50Vになったベタの静電潜像を形成する一方、上記の
現像バイアス電源29からトナー担持体21に対して、
−400Vの直流電圧にピーク・ピーク値Vppが16
00Vで周波数が2kHzになった交流電圧が重畳され
た現像バイアス電圧Vbを印加させ、像担持体10に形
成された上記の静電潜像部分にトナー担持体21からト
ナーtを供給してそれぞれベタ画像を形成した。
【0041】そして、このように形成した各ベタ画像に
ついてそれぞれ評価を行い、画像濃度が一定したベタ画
像が得られた場合を○、後端における画像濃度が大きく
低下した場合を×で、下記の表1に示した。
【0042】
【表1】
【0043】この結果から明らかなように、プレ帯電部
材26の先端部をトナー担持体21に接触させてトナー
tを予備帯電させるにあたり、プレ帯電部材26に対し
てバイアス電源26aからトナー担持体21におけるト
ナーtを負極性に帯電させるようなバイアス電圧Vaを
印加させた実施例1,2の現像装置においては、濃度低
下のない良好なベタ画像が得られたのに対して、プレ帯
電部材26にバイアス電圧Vaを印加させなかった比較
例1の現像装置においては、トナー担持体21における
トナーtが適切に予備帯電されず、規制部材27に導か
れる前にトナー担持体21におけるトナーtが離れて落
下し、現像領域に導かれるトナー量が少なくなって、ベ
タ画像の後端における画像濃度が大きく低下した。
【0044】(実験2)この実験においては、上記の実
験1において用いたプレ帯電部材26においてトナー担
持体21と接触する表面の材質を変更し、トナー担持体
21と接触する表面の仕事関数Wfが、下記の表2に示
すように4.2eV、4.6eV、5.0eV、5.2
eVになったプレ帯電部材26を用いるようにした。
【0045】ここで、プレ帯電部材26においてトナー
担持体21と接触する表面の仕事関数Wfを求めるにあ
たっては、接触電位差計(川口電機社製:SSVII−1
0)を用い、仕事関数Wfが4.9eVのAuを基準に
し、このAuとの接触電位差を測定して各表面の仕事関
数Wfを求めた。なお、上記の負帯電性トナーの仕事関
数Wfは5.0eVであった。
【0046】そして、表面の仕事関数Wfが上記のよう
になった各プレ帯電部材26をトナー担持体21に接触
させ、トナー担持体21に供給されたトナーtを予備帯
電させるにあたっては、上記の実施例2の場合と同様
に、バイアス電源26aから各プレ帯電部材26に対し
て、上記の現像バイアス電源29からトナー担持体21
に印加させる現像バイアス電圧Vbよりもトナーtの帯
電極性である−側に100Vシフトさせたバイアス電圧
Va(=Vb−100V)を印加させて、トナー担持体
21に保持されたトナーtをプレ帯電部材26によって
予備帯電させた後、規制部材27によりトナー担持体2
1によって搬送されるトナーtの量を規制するようにし
た。
【0047】そして、このようにトナー担持体21によ
って搬送されるトナーtの量を規制した規制部材27に
おけるトナーtの固着状態を調べ、トナーが規制部材に
固着しなかった場合を○、トナーが規制部材に固着した
場合を×で、下記の表2に示した。
【0048】
【表2】
【0049】この結果から明らかなように、負帯電性ト
ナーを使用した場合において、プレ帯電部材26がトナ
ー担持体21と接触する部分を、トナーtの仕事関数以
下の材料で構成すると、このプレ帯電部材26との接触
によってトナーtが負に帯電されるようになり、トナー
tが規制部材27に固着しなかった。
【0050】これに対して、プレ帯電部材26がトナー
担持体21と接触する部分を、トナーtの仕事関数より
も高い材料で構成した場合には、このプレ帯電部材26
との接触によって逆極性に帯電されるトナーtが生じ、
このように逆極性に帯電されたトナーtが規制部材27
に固着して、トナー担持体21によって搬送されるトナ
ーtに筋状のムラが生じ、形成される画像に筋状のノイ
ズが発生した。
【0051】(実験3)この実験においては、プレ帯電
部材26として、上記の実験1の場合と同様にSUS製
の板材で構成されたものを用いる一方、プレ帯電部材2
6がトナー担持体21と接触する面の十点平均粗さRz
を、下記の表3に示すように0.05〜2.5μmの範
囲で変更させるようにした。
【0052】そして、各プレ帯電部材26をトナー担持
体21に接触させて、トナー担持体21に供給されたト
ナーtを予備帯電させるにあたっては、上記の実施例2
の場合と同様に、バイアス電源26aから各プレ帯電部
材26に対して、上記の現像バイアス電源29からトナ
ー担持体21に印加させる現像バイアス電圧Vbよりも
トナーtの帯電極性である−側に100Vシフトさせた
バイアス電圧Va(=Vb−100V)を印加させて、
トナー担持体21に保持されたトナーtを各プレ帯電部
材26によって予備帯電させるようにした。
【0053】次いで、上記のようにトナー担持体21に
供給されたトナーtを予備帯電させた後、トナー担持体
21によって搬送されてきたトナーtを規制部材27に
よって規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させて、
像担持体10と対向する現像領域に導き、このように像
担持体10と対向する現像領域に導かれたトナー担持体
21上におけるトナーtの搬送ムラを目視により観察
し、搬送ムラがない場合を○、搬送ムラがある場合を×
で、下記の表3に示した。
【0054】また、上記の実験1の場合と同様に、像担
持体10に表面電位が−50Vになったベタの静電潜像
を形成する一方、上記の現像バイアス電源29からトナ
ー担持体21に対して、−400Vの直流電圧にピーク
・ピーク値Vppが1600Vで周波数が2kHzにな
った交流電圧が重畳された現像バイアス電圧Vbを印加
させ、像担持体10に形成された上記の静電潜像部分に
トナー担持体21からトナーtを供給してそれぞれベタ
画像を形成した。
【0055】そして、このように形成した各ベタ画像に
ついてそれぞれ評価を行い、画像濃度が一定したベタ画
像が得られた場合を○、後端における画像濃度が大きく
低下した場合を×で、下記の表3に示した。
【0056】
【表3】
【0057】この結果から明らかなように、トナー担持
体21に接触させる先端部の十点平均粗さRzが0.1
〜2.0μmの範囲になったプレ帯電部材26を用いた
場合には、トナー担持体21によって現像領域に搬送さ
れるトナーtの量にムラが生じるということがなく、濃
度ムラのない良好な画像が得られると共に、濃度低下の
ない良好なベタ画像が得られた。
【0058】これに対して、トナー担持体21に接触さ
せる先端部の十点平均粗さRzが0.1μm未満になっ
たプレ帯電部材26を用いた場合には、トナー担持体2
1におけるトナーtが適切に予備帯電されなくなって、
トナー担持体21にトナーtが十分に保持されなくな
り、このトナーtが規制部材27に導かれる前にトナー
担持体21から離れて落下し、現像領域に導かれるトナ
ーtの量が少なくなって、ベタ画像の濃度が低下した。
一方、トナー担持体21に接触させる先端部の十点平均
粗さRzが2.0μmを越えるプレ帯電部材26を用い
た場合、このプレ帯電部材26の接触によりトナー担持
体21に保持されて搬送されるトナーtの量にムラが生
じた。
【0059】次に、前記の実施形態に示した現像装置を
用いたこの発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の
添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0060】ここで、第1の実施形態におけるカラー画
像形成装置においては、図3に示すように、上記の実施
形態における現像装置A1〜A4を4つ使用し、この4
つの現像装置A1〜A4に黄色,マゼンダ色,シアン
色,黒色の異なった色彩のトナーを収容させ、この4つ
の現像装置A1〜A4を回転するホルダー40に保持さ
せ、このホルダー40により各現像装置A1〜A4の位
置を変更させて、各現像装置A1〜A4におけるトナー
担持体21を像担持体10と対向する位置に順々に導
き、トナー担持体21と像担持体10とが対向する現像
領域において、トナー担持体21と像担持体10とがそ
れぞれ下方から上方に移動するようにしている。
【0061】そして、この第1の実施形態におけるカラ
ー画像形成装置によってカラー画像を形成するにあたっ
ては、例えば、先ず黄色のトナーが収容された第1の現
像装置A1におけるトナー担持体21を像担持体10と
対向するように位置させ、像担持体10を回転させて、
像担持体10の表面を帯電装置41によって一様に帯電
させ、このように帯電された像担持体10に対して露光
装置42により画像信号に従った露光を行って、この像
担持体10の表面に静電潜像を形成する。
【0062】次いで、このように静電潜像が形成された
像担持体10と第1の現像装置A1におけるトナー担持
体21とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させ
て、このトナー担持体21から黄色のトナーを像担持体
10に形成された静電潜像部分に供給して、像担持体1
0に静電潜像に対応した黄色のトナー像を形成する。
【0063】そして、このように像担持体10に形成さ
れた黄色のトナー像を、像担持体10の上方において架
け渡された無端ベルト状になった中間転写体43に転写
させる一方、転写後における像担持体10に残留してい
る黄色のトナーをクリーニング装置44によって像担持
体10から除去させるようにする。
【0064】その後は、上記のホルダー40を回転させ
て、次にマゼンダ色のトナーが収容された第2の現像装
置A2におけるトナー担持体21を像担持体10と対向
するように位置させ、上記の第1の現像装置A1の場合
と同様にして、像担持体10の表面にマゼンダ色のトナ
ー像を形成し、このマゼンダ色のトナー像を黄色のトナ
ー像が転写された上記の中間転写体43に転写させる一
方、転写後における像担持体10に残留しているマゼン
ダ色のトナーをクリーニング装置44によって像担持体
10から除去させる。
【0065】そして、同様の操作を行って、シアン色の
トナーが収容された第3の現像装置A3により像担持体
10の表面にシアン色のトナー像を形成し、このシアン
色のトナー像を上記の中間転写体43に転写させ、黒色
のトナーが収容された第4の現像装置A4により像担持
体10の表面に黒色のトナー像を形成し、このシアン色
のトナー像を上記の中間転写体43に転写させ、このよ
うに中間転写体43上に黄色,マゼンダ色,シアン色,
黒色の各トナー像を転写させてフルカラーのトナー像を
形成する。
【0066】そして、このカラー画像形成装置の下部に
設けられた用紙カセット45から記録シート46を、送
りローラ47によって中間転写体43と転写ローラ48
とが対向する部分に導き、中間転写体43に形成された
フルカラーのトナー像をこの記録シート46に転写さ
せ、このように記録シート46上に転写されたフルカラ
ーのトナー像を定着装置49により記録シート46に定
着させて排紙させる一方、転写されずに中間転写体43
に残ったトナーをクリーニング装置50によって中間転
写体43から除去するようにしている。
【0067】また、第2の実施形態におけるカラー画像
形成装置においては、図4に示すように、上記の実施形
態における現像装置A1〜A4を4つ使用し、この4つ
の現像装置A1〜A4に黄色,マゼンダ色,シアン色,
黒色の異なった色彩のトナーを収容させて、この4つの
現像装置A1〜A4をカラー画像形成装置内に上から順
番に配置させると共に、各現像装置A1〜A4における
トナー担持体21と対向するようにしてそれぞれ像担持
体10を設け、これらの各トナー担持体21と各像担持
体10とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とがそれぞれ下方から上方に移動する
ようにしている。
【0068】また、上記の各現像装置A1〜A4と像担
持体10を介して反対側の位置に上下方向に架け渡され
た無端ベルト状になった中間転写体43を設け、この中
間転写体43を各像担持体10と接触する側において上
方から下方に移動するようにしている。
【0069】ここで、この第2の実施形態におけるカラ
ー画像形成装置によってカラー画像を形成するにあたっ
ては、黄色のトナーが収容された第1の現像装置A1の
トナー担持体21と対向する像担持体10を回転させ
て、この像担持体10の表面を帯電装置41によって一
様に帯電させ、このように帯電された像担持体10に対
して露光装置42で画像信号に従った露光を行い、この
像担持体10の表面に静電潜像を形成する。
【0070】そして、このように静電潜像が形成された
像担持体10と第1の現像装置A1におけるトナー担持
体21とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させ
て、このトナー担持体21から黄色のトナーを像担持体
10に形成された静電潜像部分に供給して、像担持体1
0に静電潜像に対応した黄色のトナー像を形成する。
【0071】次いで、このように像担持体10に形成さ
れた黄色のトナー像を、上記の中間転写体43に転写さ
せる一方、転写後における像担持体10に残留している
黄色のトナーをクリーニング装置44によって像担持体
10から除去させるようにする。
【0072】そして、上記の第1の現像装置A1と同様
にして、第2〜第4の現像装置A2〜A4における各ト
ナー担持体21と対向する各像担持体10に順々にマゼ
ンダ色,シアン色,黒色のトナー像を形成し、このよう
に各像担持体10に形成されたマゼンダ色,シアン色,
黒色のトナー像を、上記のように黄色のトナー像が転写
された中間転写体43に順々に転写させて、この中間転
写体43上にフルカラーのトナー像を形成する。
【0073】その後は、上記の第1のカラー画像形成装
置と同様に、このカラー画像形成装置の下部に設けられ
た用紙カセット45から記録シート46を、送りローラ
47によって中間転写体43と転写ローラ48とが対向
する部分に導き、中間転写体43に形成されたフルカラ
ーのトナー像をこの記録シート46に転写させ、このよ
うに記録シート46上に転写されたフルカラーのトナー
像を定着装置49により記録シート46に定着させて排
紙させる一方、転写されずに中間転写体43に残ったト
ナーをクリーニング装置50によって中間転写体43か
ら除去するようにしている。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、トナー担持体を像担持体と対向す
る現像領域で下方から上方に移動するように回転させ、
このトナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材よ
りもトナー担持体の回転方向下流側の位置において、プ
レ帯電部材をトナー担持体と接触するように設け、この
プレ帯電部材において少なくともトナー担持体と接触す
る部分に導電性を付与すると共に、この導電性の部分に
トナーを所定の極性に帯電させるバイアス電圧を印加さ
せるようにしたため、トナー担持体に供給されたトナー
がこのプレ帯電部材との接触によって所定の極性に適切
に予備帯電されるようになった。
【0075】この結果、この発明における現像装置にお
いては、このように予備帯電されたトナーがトナー担持
体に静電気力により保持され、このトナー担持体によっ
て十分な量のトナーが規制部材の位置に導かれて適切に
規制されるようになり、トナー担持体によって適切な量
のトナーが現像領域に導かれて現像に使用され、十分な
画像濃度を有する画像が得られるようになった。
【0076】また、この発明における現像装置におい
て、請求項2及び請求項3に示すように、上記のプレ帯
電部材の少なくともトナー担持体と接触する部分を、ト
ナーを所定の極性に帯電させる摩擦帯電系列に位置する
材料で構成したり、負帯電性のトナーを使用する場合
に、上記のプレ帯電部材の少なくともトナー担持体と接
触する部分を、トナーの仕事関数以下の材料で構成する
と、トナー担持体に供給されたトナーがこのプレ帯電部
材との接触によってさらに所定の極性に適切に予備帯電
されるようになり、トナー担持体によって十分な量のト
ナーが規制部材の位置に導かれて適切に規制されると共
に、トナーが規制部材に付着するのも抑制され、適切な
量のトナーが現像領域に導かれて現像に使用され、十分
な画像濃度を有する画像が得られるように共に、筋状の
ノイズ等の発生がない良好な画像が得られるようになっ
た。
【0077】さらに、上記のようにプレ帯電部材をトナ
ー担持体に接触させるにあたり、プレ帯電部材がトナー
担持体と接触する面の十点平均粗さRzが0.1μm≦
Rz≦2.0μmになるようにすると、トナーがこのプ
レ帯電部材によって適切に予備帯電されると共に、トナ
ー担持体によって搬送されるトナーにムラが生じるとい
うこともなく、十分な画像濃度を有すると共に濃度ムラ
のない良好な画像が得られるようになった。
【0078】また、この発明におけるカラー画像形成装
置においては、異なった色彩のトナーを収容させた複数
の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
えたカラー画像形成装置において、この発明における上
記のような現像装置を用いるようにしたため、像担持体
を現像領域において下方から上方に移動させるようにし
て十分な画像濃度を有する画像を形成することができる
ようになると共に、カラー画像形成装置の構成に対応し
て、装置をコンパクト化できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置の概略説明図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る現像装置の概略説
明図である。
【図3】この発明の第1の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略説明図である。
【図4】この発明の第2の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略説明図である。
【符号の説明】
10 像担持体 21 トナー担持体 25 トナー供給部材 26 プレ帯電部材 26a バイアス電源 43 中間転写体 A1〜A4 現像装置 t トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−149032(JP,A) 特開 平7−77868(JP,A) 特開 平9−62102(JP,A) 特開 平10−228173(JP,A) 特開 平6−27807(JP,A) 特開 平7−72732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 15/06 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ状になったトナー担持体によりト
    ナーを像担持体と対向する現像領域に導いて現像を行う
    現像装置において、上記のトナー担持体を像担持体と対
    向する現像領域で下方から上方に移動するように回転さ
    せ、このトナー担持体にトナーを供給するトナー供給部
    材よりもトナー担持体の回転方向下流側の位置において
    プレ帯電部材をトナー担持体と接触するように設けると
    共に、このプレ帯電部材よりもトナー担持体の回転方向
    下流側におけるトナー担持体の下部に接触するようにし
    てトナー担持体によって現像領域に搬送されるトナーの
    量を規制する規制部材を設け、上記のプレ帯電部材にお
    いて少なくともトナー担持体と接触する部分に導電性を
    付与すると共に、この導電性の部分にトナーを所定の極
    性に帯電させるバイアス電圧を印加させるようにしたこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した現像装置において、
    上記のプレ帯電部材の少なくともトナー担持体と接触す
    る部分を、トナーを所定の極性に帯電させる摩擦帯電系
    列に位置する材料で構成したことを特徴とする現像装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した現像装置にお
    いて、上記のトナーに負帯電性のトナーを使用すると共
    に、上記のプレ帯電部材の少なくともトナー担持体と接
    触する部分を、トナーの仕事関数以下の材料で構成した
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載した現
    像装置において、上記のプレ帯電部材がトナー担持体と
    接触する面の十点平均粗さRzが0.1μm≦Rz≦
    2.0μmであることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 異なった色彩のトナーを収容させた複数
    の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
    成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
    えたカラー画像形成装置において、上記の現像装置とし
    て、請求項1〜4の何れか1項に記載した現像装置を用
    いたことを特徴とするカラー画像形成装置。
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