JP2001051507A - 現像装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びカラー画像形成装置

Info

Publication number
JP2001051507A
JP2001051507A JP11228088A JP22808899A JP2001051507A JP 2001051507 A JP2001051507 A JP 2001051507A JP 11228088 A JP11228088 A JP 11228088A JP 22808899 A JP22808899 A JP 22808899A JP 2001051507 A JP2001051507 A JP 2001051507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
carrier
image
supply member
toner supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11228088A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Gyotoku
栄二 行徳
Akihiro Kawasaki
明博 河崎
Shuichi Nakagawa
秀一 中川
Yoichi Fujieda
洋一 藤枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP11228088A priority Critical patent/JP2001051507A/ja
Publication of JP2001051507A publication Critical patent/JP2001051507A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体と対向する現像領域でトナー担持体
が下方から上方に移動する現像装置によって十分な画像
濃度の画像が得られるようにする。 【解決手段】 トナー担持体21を像担持体10と対向する
現像領域で下方から上方に移動させ、トナー送り部材22
の羽根部材22a によりトナーtをトナー供給部材に供給
する現像装置で、トナー供給部材の接線L1と水平線との
角度αとトナーの安息角とが一致する位置でのトナー供
給部材と上壁面20b との間隔を3mm以上にし、上記の接
線と上壁面とトナー供給部材とトナー担持体とで区画さ
れる最大画像領域幅の空間部E1の体積B1(cm3) 、像担持
体の周速度X(cm/min) 、最大画像領域幅のベタ画像のト
ナー消費量a(g/cm) 、トナー送り部材の回転速度h(rp
m)、羽根部材の数n(枚)、1枚の羽根部材によって供
給されるトナーの量H(g)、トナー比重ρがa・X <B1・ρ・
h・n及びa・X <h・n・H を満たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置に使用される現像装置及びこのよ
うな現像装置にそれぞれ色彩の異なったトナーを収容さ
せてカラー画像を形成するカラー画像形成装置に係り、
特に、現像剤にトナーのみを使用し、このトナーをロー
ラ状になったトナー担持体により像担持体と対向する現
像領域に導いて現像を行うにあたり、像担持体と対向す
る現像領域において、下方から上方に移動するようにト
ナー担持体を回転させると共に、このトナー担持体の下
部に規制部材を設け、トナー担持体によって現像領域に
搬送されるトナーの量をこの規制部材により規制するよ
うにした現像装置及びこのような現像装置を使用したカ
ラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置において使用される現像装置としては、現像剤
にトナーとキャリアとを使用した2成分現像方式のもの
の他に、キャリアを使用せずにトナーのみを使用した1
成分現像方式のものが知られている。
【0003】ここで、現像剤にトナーのみを使用した1
成分現像方式の現像装置としては、例えば、図1に示す
ように、装置本体1の収容部1a内に収容されたトナー
tをトナー送り部材2によりローラ状になったトナー供
給部材3に送り、このトナー供給部材3を回転させてト
ナーtをローラ状になったトナー担持体4に供給し、こ
のように供給されたトナーtをこのトナー担持体4の回
転によって搬送させると共に、このトナー担持体4の表
面に規制部材5を圧接させ、この規制部材5によりトナ
ー担持体4によって搬送されるトナーtの量を規制する
と共にこのトナーtを摩擦帯電させ、このように規制さ
れて帯電されたトナーtをトナー担持体4により像担持
体6と対向する現像領域に導いて現像を行うようにした
ものが用いられていた。
【0004】ここで、従来の現像装置においては、同図
に示すように、トナー担持体4と像担持体6とが対向す
る現像領域において、トナー担持体4と像担持体6とが
それぞれ上方から下方に移動するように回転していた。
【0005】しかし、画像形成装置の種類によっては上
記の像担持体を現像領域において下方から上方に移動さ
せることが必要になることがあり、特に、複数の現像装
置にそれぞれ異なった色彩のトナーを収容させてカラー
画像を形成するにあたり、像担持体に形成されたトナー
像を重ねて転写させる中間転写体を設けたカラー画像形
成装置においては、その装置をコンパクト化させるため
に、像担持体を現像領域において下方から上方に移動さ
せることが必要になることがあった。
【0006】ここで、このように現像領域において像担
持体を下方から上方に移動させる場合において、上記の
ようにトナー担持体が現像領域において上方から下方に
移動するように回転させると、トナー担持体と像担持体
とを接触させて現像させる場合には、トナー担持体が像
担持体と接触する上流部分にトナーが溜って、このトナ
ーが外部にこぼれたり、形成される画像にカブリが生じ
るという問題があり、またトナー担持体と像担持体とを
接触させないで現像させる場合には、トナー担持体と像
担持体との間でリークが発生しやすくなるという問題が
あった。
【0007】そして、近年においては、特開平9−24
4406号公報、特開平10−171226号公報等に
示されるように、トナー担持体と像担持体とが対向する
現像領域において像担持体が下方から上方に移動する場
合に、トナー担持体が現像領域において下方から上方に
移動するようにトナー担持体が回転させ、このトナー担
持体にローラ状になったトナー供給部材から供給した
後、このトナー供給部材によりトナー担持体の回転方向
下流側におけるトナー担持体の下部側においてトナー担
持体に供給されたトナーを規制部材によって規制するよ
うにした現像装置が提案されている。
【0008】ここで、これらの公報に示される現像装置
においては、装置本体内に設けたトナー送り部材を回転
させてトナーをトナー供給部材に送り、このトナー供給
部材からトナー担持体にトナーを供給するようにしてい
た。
【0009】しかし、このようにトナー送り部材を回転
させて、トナーをトナー供給部材に送るだけでは、十分
な量のトナーをトナー供給部材からトナー担持体に供給
することができず、特に、装置本体内におけるトナーの
量が少なくなった場合には、トナー供給部材に導かれる
トナーの量が少なくなって、トナー担持体に十分な量の
トナーが供給されなくなり、トナー担持体によって現像
領域に導かれるトナーの量が減少して、形成される画像
の濃度が低下し、特に、ベタ画像を形成する場合に濃度
低下やカスレが発生するという問題があった。
【0010】このため、上記のトナー送り部材の回転速
度を速くして、トナー供給部材に送るトナーの量を増加
させることが考えられるが、このようにトナー送り部材
の回転速度を速くすると、装置本体内におけるトナーの
残量を光学式センサーによって検知することが困難にな
るという問題があり、またトナー送り部材の回転速度を
速くするために、動力の大きな駆動装置が必要になった
り、回転速度を速くするための機構が必要になる等の問
題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、回転する
トナー担持体によりトナーを像担持体と対向する現像領
域に導いて現像を行うにあたり、像担持体と対向する現
像領域において、下方から上方に移動するようにトナー
担持体を回転させると共に、このトナー担持体の下部に
規制部材を設け、この規制部材によりトナー担持体によ
り現像領域に搬送されるトナーの量を規制するようにし
た現像装置における上記のような問題を解決することを
課題とするものである。
【0012】すなわち、この発明は、上記のような現像
装置において、装置本体内に設けたトナー送り部材を回
転させて、トナーをトナー供給部材に送り、このトナー
供給部材からトナー担持体にトナーを供給するにあた
り、十分な量のトナーが安定してトナー供給部材からト
ナー担持体に供給されるようにし、トナー担持体によっ
て十分な量のトナーが現像領域に導かれ、ベタ画像を形
成する場合においても濃度低下やカスレが発生するとい
うことがなく、十分な画像濃度を有する良好な画像が得
られるようにすることを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
ける現像装置においては、上記のような課題を解決する
ため、ローラ状になったトナー担持体を像担持体と対向
する現像領域で下方から上方に移動するように回転させ
ると共に、装置本体内におけるトナーを回転するトナー
送り部材の羽根部材によってローラ状になったトナー供
給部材に供給し、このトナー供給部材を上記のトナー担
持体と接触させて回転させ、トナーをこのトナー供給部
材からトナー担持体に供給し、このトナー供給部材より
もトナー担持体の回転方向下流側の位置において規制部
材によりトナー担持体によって搬送されるトナーの量を
規制し、このトナーをトナー担持体により現像領域に導
いて現像を行う現像装置において、上記のトナー担持体
と反対側でトナー供給部材の接線と水平線とがなす角度
がトナーの安息角と一致する位置でのトナー供給部材の
法線方向におけるトナー供給部材とその上方に位置する
上壁面との間隔を3mm以上にすると共に、トナーの安
息角と一致する上記の接線と,上記の上壁面と,トナー
供給部材と,トナー担持体とによって区画される最大画
像領域幅の空間部の体積をB1(cm3 )、上記の像担
持体の周速度をX(cm/min)、最大画像領域幅の
ベタ画像を形成した場合における通紙方向の単位長さあ
たりのトナー消費量をa(g/cm)、上記のトナー送
り部材の回転速度をh(rpm)、トナー送り部材にお
ける羽根部材の数をn(枚)、1枚の羽根部材によって
上記の最大画像領域幅の空間部に供給されるトナーの量
をH(g)、トナーの比重をρとした場合に、a・X<
B1・ρ・h・n及びa・X<h・n・Hの条件を満た
すようにしたのである。
【0014】また、この発明の請求項2における現像装
置においては、上記のような課題を解決するため、ロー
ラ状になったトナー担持体を像担持体と対向する現像領
域で下方から上方に移動するように回転させると共に、
装置本体内におけるトナーを回転するトナー送り部材の
羽根部材によってローラ状になったトナー供給部材に供
給し、このトナー供給部材を上記のトナー担持体と接触
させて回転させ、トナーをこのトナー供給部材からトナ
ー担持体に供給し、このトナー供給部材よりもトナー担
持体の回転方向下流側の位置において規制部材によりト
ナー担持体によって搬送されるトナーの量を規制し、こ
のトナーをトナー担持体により現像領域に導いて現像を
行う現像装置において、上記のトナー供給部材の下に受
け部材を設けてトナー担持体に供給するトナーを滞留さ
せるトナー滞留部を形成し、上記のトナー担持体と反対
側でトナー供給部材の接線と水平線とがなす角度がトナ
ーの安息角と一致する位置でのトナー供給部材の法線方
向におけるトナー供給部材とその上方に位置する上壁面
との間隔を3mm以上にすると共に、トナー供給部材に
おけるトナー送り部材側の端部の鉛直線と,トナーの安
息角と一致する上記の接線又はこの接線と平行で上記の
受け部材の上端と接する第2接線との何れか上方に位置
する接線と,上記の上壁面と,トナー供給部材と,トナ
ー担持体とによって区画される最大画像領域幅の空間部
の体積をB2(cm3 )、上記の像担持体の周速度をX
(cm/min)、最大画像領域幅のベタ画像を形成し
た場合における通紙方向の単位長さあたりのトナー消費
量をa(g/cm)、上記のトナー送り部材の回転速度
をh(rpm)、トナー送り部材における羽根部材の数
をn(枚)、1枚の羽根部材によって上記の最大画像領
域幅の空間部に供給されるトナーの量をH(g)、トナ
ーの比重をρとした場合に、a・X<B2・ρ・h・n
及びa・X<h・n・Hの条件を満たすようにしたので
ある。
【0015】ここで、上記の請求項1及び請求項2にお
ける現像装置のように、トナー担持体と反対側でトナー
供給部材の接線と水平線とがなす角度がトナーの安息角
と一致する位置でのトナー供給部材の法線方向における
トナー供給部材とその上方に位置する上壁面との間隔を
3mm以上にすると、装置本体内のトナーが上記のトナ
ー送り部材の羽根部材により上記の最大画像領域幅の空
間部に十分に供給されるようになり、また上記の最大画
像領域幅の空間部の体積や、羽根部材によって最大画像
領域幅の空間部に供給するトナーの量を上記の条件を満
たすように調整すると、トナー供給部材の上における上
記の最大画像領域幅の空間部に常に十分な量のトナーが
保持されるようになる。
【0016】そして、このようにトナー供給部材の上に
おける最大画像領域幅の空間部に保持されたトナーがト
ナー供給部材によってトナー担持体に供給されると共
に、この最大画像領域幅の空間部にトナー送り部材によ
って常に十分な量のトナーが供給され、トナー供給部材
によって十分な量のトナーがトナー担持体に安定して供
給されるようになり、特に、装置本体内におけるトナー
の量が少なくなった場合においても、トナー担持体によ
って十分な量のトナーが安定して現像領域に導かれて現
像に使用され、ベタ画像を形成する場合にも濃度低下や
カスレが発生するのが抑制されて、十分な画像濃度を有
する画像が得られるようになる。
【0017】また、上記の請求項2における現像装置に
おいて、請求項3に示すように、トナー担持体と反対側
でトナーの安息角と一致するトナー供給部材の接線より
も、この接線と平行で上記の受け部材の上端と接する第
2接線が上方に位置するように設定すると、上記の最大
画像領域幅の空間部の体積が大きくなり、トナー供給部
材の上に保持されるトナーの量が多くなり、十分な量の
トナーがトナー供給部材によってトナー担持体に安定し
て供給されるようになる。
【0018】また、上記の請求項2における現像装置に
おいて、請求項4に示すように、上記のトナー送り部材
側で上記の受け部材と上記の上壁面とが最も近接した部
分における間隔を4mm以上にすると、装置本体内のト
ナーが上記のトナー送り部材の羽根部材によって上記の
最大画像領域幅の空間部に十分に供給されるようにな
る。
【0019】また、上記の請求項2における現像装置に
おいて、上記のトナー供給部材と受け部材との最短間隔
を0mm以上にすると、トナー供給部材によってトナー
担持体に導かれるトナーが受け部材と接触して掻き取ら
れるのが抑制され、トナー供給部材から十分な量のトナ
ーがトナー担持体に供給されるようになる。
【0020】また、この発明におけるカラー画像形成装
置においては、異なった色彩のトナーを収容させた複数
の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
えたカラー画像形成装置において、この発明における上
記のような現像装置を用いるようにしたのである。
【0021】そして、このようにカラー画像形成装置に
おける各現像装置に、像担持体と対向する現像領域にお
いてトナー担持体が下方から上方に移動するように回転
するようになったこの発明の現像装置を使用すると、像
担持体を現像領域において下方から上方に移動させるよ
うにして十分な画像濃度を有する画像を形成することが
できると共に、カラー画像形成装置の構成に対応して、
装置をコンパクト化させることもできるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0023】(実施形態1)この実施形態1における現
像装置においては、像担持体10と僅かな間隔を介して
対向するようにトナー担持体21を設け、このトナー担
持体21と像担持体10とを逆方向に回転させて、トナ
ー担持体21と像担持体10とが対向する現像領域にお
いて、トナー担持体21と像担持体10とがそれぞれ下
方から上方に移動するようにしている。
【0024】また、この現像装置においては、その装置
本体20の収容部20a内にトナーtを収容させると共
に、羽根部材22aが設けられたトナー送り部材22を
回転可能に設け、また上記のトナー担持体21に圧接さ
せるようにして外周部に発泡された弾性層25aを有す
るローラ状のトナー供給部材25を回転可能に設けてい
る。
【0025】そして、上記のトナー送り部材22を回転
させ、このトナー送り部材22における羽根部材22a
によって収容部20a内に収容されたトナーtを上記の
トナー供給部材25に供給するようにしている。
【0026】ここで、この実施形態1の現像装置におい
ては、図3に示すように、トナー担持体21と反対側で
トナー供給部材25の接線L1と水平線とがなす角度α
がトナーtの安息角と一致する位置bにおけるトナー供
給部材25の法線方向において、トナー供給部材25と
その上方に位置する上壁面20bとの間隔S1が3mm
以上になるようにすると共に、トナーtの安息角と一致
する上記の接線L1と,上記の上壁面20bと,トナー
供給部材25と,トナー担持体21とによって区画され
る最大画像領域幅の空間部E1の体積をB1(c
3 )、像担持体10の周速度をX(cm/min)、
最大画像領域幅のベタ画像を形成した場合における通紙
方向の単位長さあたりのトナー消費量をa(g/c
m)、トナー送り部材22の回転速度をh(rpm)、
トナー送り部材22における羽根部材22aの数をn
(枚)、1枚の羽根部材22aによって上記の最大画像
領域幅の空間部E1に供給されるトナーの量をH
(g)、トナーtの比重をρとした場合において、a・
X<B1・ρ・h・n及びa・X<h・n・Hの条件を
満たすようにしている。
【0027】ここで、このようにトナー供給部材25の
接線と水平線とがなす角度αがトナーtの安息角と一致
する位置bにおいて、トナー供給部材25の法線方向に
おけるトナー供給部材25と上壁面20bとの間隔S1
が3mm以上になるようにすると、装置本体20a内の
トナーtがトナー送り部材22の羽根部材22aによっ
て上記の最大画像領域幅の空間部E1に十分に供給され
るようになり、また上記のa・X<B1・ρ・h・n及
びa・X<h・n・H条件を満たすようにすると、トナ
ー供給部材25の上における上記の最大画像領域幅の空
間部E1に十分な量のトナーtが常に保持されるように
なる。
【0028】そして、上記のようにトナー供給部材25
をトナー担持体21に圧接させた状態で、このトナー供
給部材25をトナー担持体21と同方向に回転させ、ト
ナー供給部材25とトナー担持体21とが接触する部分
においてこれらを逆方向に移動させるようにし、このト
ナー供給部材25から上記の空間部E1におけるトナー
tをトナー担持体21に供給するようにしている。
【0029】また、このトナー供給部材25よりもトナ
ー担持体21の回転方向下流側において、板状になった
規制部材27の端部をトナー担持体21に接触させ、こ
の規制部材27によりトナー担持体21から余分なトナ
ーtを離脱させて、現像領域に搬送されるトナーtの量
を規制すると共にこのトナーtを帯電させるようにして
いる。なお、この規制部材27によってトナー担持体2
1から離脱された余分なトナーtは、その下方に設けら
れた戻しローラ28によって上記の収容部20aに戻す
ようにしている。
【0030】次いで、上記のように規制部材27により
規制されると共に帯電されたトナーtをトナー担持体2
1によって像担持体10と対向する現像領域に搬送し、
この現像領域において、上記のようにトナー担持体21
と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させる
と共に、トナー担持体21に現像バイアス電源29から
直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアス電圧を印
加させて、トナー担持体21と像担持体10との間に振
動電界を作用させ、像担持体10に形成された静電潜像
部分にトナー担持体21からトナーtを供給して現像を
行うようにしている。なお、この実施形態においては、
上記のようにトナー担持体21と像担持体10とを現像
領域において僅かな間隔を介して対向させて現像を行う
ようにしたが、トナー担持体21と像担持体10とを現
像領域において接触させて現像を行うようにすることも
可能である。
【0031】また、上記のようにして像担持体10に形
成された静電潜像を現像した後は、このトナー担持体2
1に残ったトナーtを装置本体20に戻すようにし、ト
ナー担持体21に残ったトナーtを装置本体20に戻す
位置において、クッション材31によりシール材32を
トナー担持体21に押し付けると共に、このシール材3
2に除電用電源33からトナーtを除電させる電圧を印
加させて、トナー担持体21に残ったトナーtを除電さ
せるようにしている。
【0032】そして、このようにトナー担持体21に残
ったトナーtを除電させた後、このトナー担持体21に
残ったトナーtを、前記のようにトナー担持体21と接
触する部分において逆方向に移動するトナー供給部材2
5によりトナー担持体21から離脱させ、このように離
脱されたトナーtを前記の空間部E1におけるトナーt
と混合させると共に、前記のようにこのトナー供給部材
25からトナー担持体21に新たなトナーtを供給させ
るようにする。
【0033】ここで、この実施形態1の現像装置におい
ては、前記のようにトナー担持体21と接触する部分に
おいて、トナー供給部材25をトナー担持体21と逆方
向に移動させるようにしたため、トナー供給部材25を
トナー担持体21と同方向に移動させる場合のように、
トナー担持体21から粒径の大きなトナーtだけが離脱
されて、粒径の小さなトナーtが残るということがな
く、トナー担持体21における粒径の小さなトナーtも
このトナー供給部材25によってトナー担持体21から
確実に離脱されるようになる。このため、先に粒径の小
さなトナーtが多く現像に使用され、収容部20aにお
ける粒径の大きなトナーtの割合が次第に増加して、形
成される画像の画質が変化するということもなくなる。
【0034】(実施例1−1〜1−3及び比較例1−1
〜1−6)実施例1−1〜1−3及び比較例1−1〜1
−6においては、上記の図2及び図3に示す現像装置に
おいて、上記の像担持体10として、直径が30mmの
感光体ドラムを用いる一方、トナー担持体21としては
直径が16mmになったものを使用し、このトナー担持
体21と像担持体10とが200μmの間隔を介して対
向するように設け、このトナー担持体21と像担持体1
0とを逆方向に回転させて、トナー担持体21と像担持
体10とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とがそれぞれ下方から上方に移動する
ようにし、像担持体10の周速度v1を160mm/s
に設定すると共に、この像担持体10の周速度v1に対
するトナー担持体21の周速度v2の比θ(=v2/v
1)を1.5に設定した。
【0035】また、上記のトナー供給部材25として
は、外周部に標準セル直径が300μm,アスカーF硬
度が60°になった厚み2.5mmの発泡ウレタンから
なる弾性層25aが形成されたものを用い、このトナー
供給部材25を凹み量が0.6mmになるように上記の
トナー担持体21に押し付け、この状態で、このトナー
供給部材25を周速度300mm/sでトナー担持体2
1と同方向に回転させ、このトナー供給部材25とトナ
ー担持体21とが接触する部分においてこれらが逆方向
に移動するようにし、このトナー供給部材25から前記
の空間部E1におけるトナーtをトナー担持体21に供
給すると共に、トナー担持体21によって装置本体10
に戻されてきた現像後のトナーtをトナー担持体21か
ら離脱させるようにした。なお、上記のアスカーF硬度
は、市販のアスカーゴム硬度計F型(高分子計器社製)
により測定した値である。
【0036】また、上記の規制部材27としては、板厚
が0.3mmになったSUS製の板材で構成されたもの
を用い、またトナーtとしては、比重ρが1.1、重量
平均粒径が8.0μm、安息角が30°になった負帯電
性トナーを使用するようにした。
【0037】ここで、実施例1−1〜1−3及び比較例
1−1〜1−6においては、トナー担持体21と反対側
でトナー供給部材25の接線L1と水平線とがなす角度
αがトナーtの安息角と一致する位置bにおけるトナー
供給部材25の法線方向において、トナー供給部材25
とその上方に位置する上壁面20bとの間隔S1が5m
mになるようにすると共に、上記の最大画像領域幅の空
間部E1の体積B1(cm3 )、像担持体10の周速度
X(cm/min)、最大画像領域幅のベタ画像を形成
した場合における通紙方向の単位長さあたりのトナー消
費量a(g/cm)、トナー送り部材22の回転速度h
(rpm)、トナー送り部材22における羽根部材22
aの数n(枚)、1枚の羽根部材22aによって空間部
E1に供給されるトナーの量H(g)を下記の表1に示
すように設定した。
【0038】そして、下記の表1に示す条件の下で、そ
れぞれの空間部E1におけるトナーtをトナー供給部材
25からトナー担持体21に供給し、このトナーtをト
ナー担持体21によって規制部材27の位置に導き、こ
の規制部材27により現像領域に導くトナーtの量を規
制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させ、このトナー
tをトナー担持体21によって像担持体10と対向する
現像領域に導くようにした。
【0039】また、上記の像担持体10に表面電位が−
50Vになったベタの静電潜像を形成する一方、上記の
現像バイアス電源29からトナー担持体21に対して、
−400Vの直流電圧にピーク・ピーク値Vppが16
00Vで周波数が2kHzになった交流電圧を重畳させ
た現像バイアス電圧Vbを印加させ、像担持体10に形
成された上記の静電潜像部分にトナー担持体21からト
ナーtを供給してそれぞれベタ画像を連続して形成する
ようにした。
【0040】そして、各条件の下で形成された5枚目の
ベタ画像について評価を行い、画像濃度が一定したベタ
画像が得られた場合を○、画像濃度が少し低下したが実
用上問題がない場合を△、画像濃度が大きく低下した場
合を×で、下記の表1に示した。
【0041】
【表1】
【0042】この結果から明らかなように、トナー担持
体21と反対側でトナー供給部材25の接線L1と水平
線とがなす角度αがトナーtの安息角と一致する位置b
におけるトナー供給部材25の法線方向において、トナ
ー供給部材25とその上方に位置する上壁面20bとの
間隔S1を5mmにした場合において、この発明の請求
項1に示したa・X<B1・ρ・h・n及びa・X<h
・n・Hの条件を満たす実施例1−1〜1−3の各現像
装置においては、5枚目のベタ画像においても画像濃度
が一定したベタ画像が得られ、十分な画像濃度を有する
画像が安定して得られるようになった。これに対して、
a・X<B1・ρ・h・n及びa・X<h・n・Hの条
件を満たしていない比較例1−1〜1−6の各現像装置
においては、5枚目のベタ画像において、ベタ画像の画
像濃度が大きく低下した。
【0043】(実施例1−4〜1−6及び比較例1−
7,1−8)実施例1−4〜1−6及び比較例1−7,
1−8においては、トナー担持体21と反対側でトナー
供給部材25の接線L1と水平線とがなす角度αがトナ
ーtの安息角と一致する位置bにおけるトナー供給部材
25の法線方向において、トナー供給部材25とその上
方に位置する上壁面20bとの間隔S1を、下記の表2
に示すように、2.0mm〜4.0mmの範囲で変更さ
せ、それ以外は、上記の実施例1−1の場合と同様にし
て、それぞれベタ画像を連続して形成し、各条件の下で
形成された5枚目のベタ画像についてそれぞれ評価を行
い、画像濃度が一定したベタ画像が得られた場合を○、
画像濃度が少し低下したが実用上問題がない場合を△、
画像濃度が大きく低下した場合を×で、上記の実施例1
−1の結果と合わせて下記の表2に示した。
【0044】
【表2】
【0045】この結果から明らかなように、この発明の
請求項1に示したa・X<B1・ρ・h・n及びa・X
<h・n・Hの条件を満たすと共に、トナー担持体21
と反対側でトナー供給部材25の接線L1と水平線とが
なす角度αがトナーtの安息角と一致する位置bにおけ
るトナー供給部材25の法線方向において、トナー供給
部材25とその上方に位置する上壁面20bとの間隔S
1が3mm以上になった実施例1−1,1−4〜1−6
の各現像装置においては、5枚目のベタ画像において、
ベタ画像の画像濃度が大きく低下するということがな
く、特に、上記の間隔S1が3.5mm以上になった実
施例1−1,1−5,1−6の各現像装置においては、
5枚目のベタ画像においても、画像濃度が一定したベタ
画像が得られ、十分な画像濃度を有する画像が安定して
得られるようになった。これに対して、上記の間隔S1
が3mm未満になった比較例1−8,1−9の各現像装
置においては、5枚目のベタ画像においてベタ画像の画
像濃度が大きく低下した。
【0046】(実施形態2)この実施形態に係る現像装
置においても、図4に示すように、図2に示した実施形
態1の現像装置と同様に、像担持体10と僅かな間隔を
介して対向するようにトナー担持体21を設け、このト
ナー担持体21と像担持体10とを逆方向に回転させ、
トナー担持体21と像担持体10とが対向する現像領域
において、トナー担持体21と像担持体10とがそれぞ
れ下方から上方に移動するようにし、またその装置本体
20の収容部20a内にトナーtを収容させると共に、
羽根部材22aが設けられたトナー送り部材22を回転
可能に設け、また上記のトナー担持体21に圧接させる
ようにして外周部に発泡された弾性層25aを有するロ
ーラ状のトナー供給部材25を回転可能に設けている。
【0047】そして、この実施形態に係る現像装置にお
いては、上記のトナー供給部材25の下に受け部材23
を設けてトナー滞留部24を形成し、上記のトナー送り
部材22を回転させ、このトナー送り部材22における
羽根部材22aによって収容部20a内に収容されたト
ナーtをトナー供給部材25と受け部材23が設けられ
たトナー滞留部24とに供給するようにしている。
【0048】ここで、この実施形態に係る現像装置にお
いては、図5に示すように、トナー担持体21と反対側
でトナー供給部材25の接線L1と水平線とがなす角度
αがトナーtの安息角と一致する位置bにおけるトナー
供給部材25の法線方向において、トナー供給部材25
とその上方に位置する上壁面20bとの間隔S1が3m
m以上になるようにすると共に、トナー供給部材25に
おけるトナー送り部材22側の端部の鉛直線Yと,トナ
ーtの安息角と一致する上記の接線L1又はこの接線L
1と平行で上記の受け部材23の上端と接する第2接線
L2との何れか上方に位置する接線L1又はL2と,上
記の上壁面20bと,トナー供給部材25と,トナー担
持体21とによって区画される最大画像領域幅の空間部
E2の体積をB2(cm3 )、像担持体10の周速度を
X(cm/min)、最大画像領域幅のベタ画像を形成
した場合における通紙方向の単位長さあたりのトナー消
費量をa(g/cm)、トナー送り部材22の回転速度
をh(rpm)、トナー送り部材22における羽根部材
22aの数をn(枚)、1枚の羽根部材22aによって
上記の最大画像領域幅の空間部E1に供給されるトナー
の量をH(g)、トナーtの比重をρとした場合に、a
・X<B2・ρ・h・n及びa・X<h・n・Hの条件
を満たすようにしている。
【0049】ここで、このようにトナー供給部材25の
接線と水平線とがなす角度αがトナーtの安息角と一致
する位置bにおいて、トナー供給部材25の法線方向に
おけるトナー供給部材25と上壁面20bとの間隔S1
が3mm以上になるようにすると、装置本体20a内の
トナーtがトナー送り部材22における羽根部材22a
によって上記の最大画像領域幅の空間部E2に十分に供
給されるようになり、また上記のa・X<B2・ρ・h
・n及びa・X<h・n・Hの条件を満たすようにする
と、トナー供給部材25の上における上記の最大画像領
域幅の空間部E2に十分な量のトナーtが常に保持され
るようになる。
【0050】そして、上記のようにトナー供給部材25
をトナー担持体21に圧接させた状態で、このトナー供
給部材25をトナー担持体21と同方向に回転させ、ト
ナー供給部材25とトナー担持体21とが接触する部分
においてこれらを逆方向に移動させて、このトナー供給
部材25からトナーtをトナー担持体21に供給するよ
うにしている。
【0051】また、上記の受け部材23に板状に形成さ
れたプレ帯電部材26の一端を取り付けると共に、この
プレ帯電部材26をトナー供給部材25の下方において
トナー担持体21の回転方向下流側に向けて延出させ、
トナー供給部材25よりもトナー担持体21の回転方向
下流側の位置において、このプレ帯電部材26の先端部
をトナー担持体21の軸方向に沿って適当な線圧で接触
させている。
【0052】そして、このプレ帯電部材26との接触に
よってトナー担持体21に供給されたトナーtを予備帯
電させ、このように予備帯電されたトナーtをトナー担
持体21に静電気力により保持させるようにしている。
【0053】また、上記のプレ帯電部材26の先端部よ
りもトナー担持体21の回転方向下流側におけるトナー
担持体21の下部において、トナー担持体21の回転方
向上流側に向けて延出された板状になった規制部材27
の端部を、プレ帯電部材26の先端部と適当な隙間を有
するようにしてトナー担持体21に接触させ、上記のよ
うにトナー担持体21に静電気力により保持されたトナ
ーtをこの規制部材27に導くようにしている。この場
合、上記のようにトナーtがトナー担持体21に静電気
力によって保持されているため、規制部材27に導かれ
る前にトナーtがトナー担持体21から離れて落下する
のが抑制され、十分な量のトナーtがトナー担持体21
によって規制部材27の位置に導かれるようになる。
【0054】その後は、上記の実施形態1の現像装置と
同様に、トナー担持体21に保持されたトナーtをこの
規制部材27により規制すると共にこのトナーtを帯電
させ、このトナーtをトナー担持体21によって像担持
体10と対向する現像領域に搬送して像担持体10に形
成された静電潜像を現像し、また現像後にトナー担持体
21に残ったトナーtを装置本体20に戻し、このトナ
ーtを上記のトナー供給部材25によりトナー担持体2
1から離脱させるようにしている。なお、この実施形態
2における現像装置においても、上記のようにトナー担
持体21と像担持体10とを現像領域において僅かな間
隔を介して対向させて現像を行うようにしたが、トナー
担持体21と像担持体10とを現像領域において接触さ
せて現像を行うことも可能である。
【0055】(実施例2−1〜2−5及び比較例2−1
〜2−6)実施例2−1〜2−5及び比較例2−1〜2
−6においては、上記の図4及び図5に示す現像装置に
おいて、トナー担持体21と反対側でトナー供給部材2
5の接線L1と水平線とがなす角度αがトナーtの安息
角と一致する位置bにおけるトナー供給部材25の法線
方向において、トナー供給部材25とその上方に位置す
る上壁面20bとの間隔S1を5mm、トナー送り部材
22側における上記の受け部材23の上端部と上記の上
壁面20bとが最も近接した部分における間隔S2を5
mm、受け部材23とトナー供給部材25との間隔d2
を1mmに設定した。
【0056】また、これらの実施例2−1〜2−5及び
比較例2−1〜2−6の各現像装置においては、トナー
供給部材25の接線と水平線とがなす角度αがトナーt
の安息角と一致する位置bにおける上記の接線L1と、
この接線L1と平行で上記の受け部材23の上端と接す
る第2接線L2との位置関係を変更させて、接線L1と
第2接線L2との間隔d1を下記の表2に示すように設
定すると共に、上記の空間部E2の体積B2(c
3 )、像担持体10の周速度X(cm/min)、最
大画像領域幅のベタ画像を形成した場合における通紙方
向の単位長さあたりのトナー消費量a(g/cm)、ト
ナー送り部材22の回転速度h(rpm)、トナー送り
部材22における羽根部材22aの数n(枚)、1枚の
羽根部材22aによって空間部E1に供給されるトナー
の量H(g)を下記の表3に示すように設定した。な
お、接線L1と第2接線L2との間隔d1については、
第2接線L2が接線L1の上に位置する場合を+、下に
位置する場合を−で示した。
【0057】そして、上記のような条件に設定する以外
は、これらの実施例2−1〜2−5及び比較例2−1〜
2−6の各現像装置においても、上記の実施例1−1〜
1−3及び比較例1−1〜1−6の場合と同様にして、
それぞれベタ画像を連続して形成し、各条件の下で形成
された5枚目のベタ画像についてそれぞれ評価を行い、
画像濃度が一定したベタ画像が得られた場合を○、画像
濃度が少し低下したが実用上問題がない場合を△、画像
濃度が大きく低下した場合を×で、下記の表3に示し
た。
【0058】
【表3】
【0059】この結果から明らかなように、トナー担持
体21と反対側でトナー供給部材25の接線L1と水平
線とがなす角度αがトナーtの安息角と一致する位置b
におけるトナー供給部材25の法線方向において、トナ
ー供給部材25とその上方に位置する上壁面20bとの
間隔S1を5mmにした場合において、この発明の請求
項2に示したa・X<B2・ρ・h・n及びa・X<h
・n・Hの条件を満たす実施例2−1〜2−5の各現像
装置においては、5枚目のベタ画像においても画像濃度
が一定したベタ画像が得られ、十分な画像濃度を有する
画像が安定して得られるようになった。これに対して、
a・X<B2・ρ・h・n及びa・X<h・n・Hの条
件を満たしていない比較例2−1〜2−6の各現像装置
においては、5枚目のベタ画像において、ベタ画像の画
像濃度が大きく低下した。
【0060】(実施例2−6〜2−8及び比較例2−
7,2−8)実施例2−6〜2−8及び比較例2−7,
2−8においては、トナー担持体21と反対側でトナー
供給部材25の接線L1と水平線とがなす角度αがトナ
ーtの安息角と一致する位置bにおけるトナー供給部材
25の法線方向において、トナー供給部材25とその上
方に位置する上壁面20bとの間隔S1を、下記の表4
に示すように2.0mm〜4.0mmの範囲で変更さ
せ、それ以外は、上記の実施例2−1の場合と同様にし
て、それぞれベタ画像を連続して形成し、各条件の下で
形成された5枚目のベタ画像について評価を行い、画像
濃度が一定したベタ画像が得られた場合を○、画像濃度
が少し低下したが実用上問題がない場合を△、画像濃度
が大きく低下した場合を×で、上記の実施例2−1の結
果と合わせて下記の表4に示した。
【0061】
【表4】
【0062】この結果から明らかなように、この発明の
請求項2に示したa・X<B2・ρ・h・n及びa・X
<h・n・Hの条件を満たすと共に、トナー担持体21
と反対側でトナー供給部材25の接線L1と水平線とが
なす角度αがトナーtの安息角と一致する位置bにおけ
るトナー供給部材25の法線方向において、トナー供給
部材25とその上方に位置する上壁面20bとの間隔S
1が3mm以上になった実施例2−1,2−6〜2−8
の各現像装置においては、5枚目のベタ画像において、
ベタ画像の画像濃度が大きく低下するということがな
く、特に、上記の間隔S1が3.5mm以上になった実
施例2−1,2−7,2−8の各現像装置においては、
5枚目のベタ画像においても、画像濃度が一定したベタ
画像が得られ、十分な画像濃度を有する画像が安定して
得られるようになった。これに対して、上記の間隔S1
が3mm未満になった比較例2−7,2−8の各現像装
置においては、5枚目のベタ画像においてベタ画像の画
像濃度が大きく低下した。
【0063】(実験1)この実験においては、上記の図
4及び図5に示す現像装置において、トナー送り部材2
2側における上記の受け部材23の上端部と上記の上壁
面20bとが最も近接した部分における間隔S2を、下
記の表5に示すように3mm〜7mmの範囲で変更させ
るようにし、それ以外は、上記の実施例2−1の場合と
同様にして、それぞれベタ画像を連続して形成し、各条
件の下で形成された5枚目と10枚目とにおけるベタ画
像について評価を行い、画像濃度が一定したベタ画像が
得られた場合を○、画像濃度が少し低下したが実用上問
題がない場合を△、画像濃度が大きく低下した場合を×
で、下記の表5に示した。
【0064】
【表5】
【0065】この結果から明らかなように、トナー送り
部材22側における受け部材23の上端部と上壁面20
bとが最も近接した部分における間隔S2が3mmの場
合においては、10枚目のベタ画像において画像濃度が
大きく低下したのに対し、上記の間隔S2を4mm以上
にした場合においては、10枚目のベタ画像において画
像濃度が大きく低下するということがなく、特に、上記
の間隔S2を5mm以上にした場合には、10枚目のベ
タ画像においても画像濃度が一定したベタ画像が得ら
れ、十分な画像濃度を有する画像が安定して得られるよ
うになった。
【0066】(実験2)この実験においては、上記の図
4及び図5に示す現像装置において、上記の受け部材2
3とトナー供給部材25との間隔d2を、下記の表6に
示すように−0.5mm〜1.5mmの範囲で変更させ
るようにし、それ以外は、上記の実施例2−1の場合と
同様にして、それぞれベタ画像を連続して形成し、各条
件の下で形成された5枚目のベタ画像について評価を行
い、画像濃度が一定したベタ画像が得られた場合を○、
画像濃度が少し低下したが実用上問題がない場合を△、
画像濃度が大きく低下した場合を×で、下記の表6に合
わせて示した。なお、上記の間隔d2が−の場合は、ト
ナー供給部材25が受け部材23に押し付けられて凹ん
だ量を示した。
【0067】
【表6】
【0068】この結果から明らかなように、受け部材2
3とトナー供給部材25との間隔d2が−0.5mm
で、トナー供給部材25が受け部材23に押し付けられ
て凹んだ場合においては、トナー供給部材25によって
トナー担持体21に導かれるトナーtが受け部材23と
の接触により掻き取られ、5枚目のベタ画像において画
像濃度が大きく低下したのに対し、受け部材23とトナ
ー供給部材25との間隔d2が0mm以上の場合には、
5枚目のベタ画像において画像濃度が大きく低下すると
いうことがなく、特に、上記の間隔d2を0.5mm以
上にした場合には、5枚目のベタ画像においても画像濃
度が一定したベタ画像が得られ、十分な画像濃度を有す
る画像が安定して得られるようになった。
【0069】次に、前記の実施形態1,2に示した現像
装置を用いたこの発明の実施形態に係るカラー画像形成
装置の添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0070】ここで、第1の実施形態におけるカラー画
像形成装置においては、図6に示すように、上記の実施
形態における現像装置A1〜A4を4つ使用し、この4
つの現像装置A1〜A4に黄色,マゼンダ色,シアン
色,黒色の異なった色彩のトナーを収容させ、この4つ
の現像装置A1〜A4を回転するホルダー40に保持さ
せ、このホルダー40により各現像装置A1〜A4の位
置を変更させて、各現像装置A1〜A4におけるトナー
担持体21を像担持体10と対向する位置に順々に導
き、トナー担持体21と像担持体10とが対向する現像
領域において、トナー担持体21と像担持体10とがそ
れぞれ下方から上方に移動するようにしている。
【0071】そして、この第1の実施形態におけるカラ
ー画像形成装置によってカラー画像を形成するにあたっ
ては、例えば、先ず黄色のトナーが収容された第1の現
像装置A1におけるトナー担持体21を像担持体10と
対向するように位置させ、像担持体10を回転させて、
像担持体10の表面を帯電装置41によって一様に帯電
させ、このように帯電された像担持体10に対して露光
装置42により画像信号に従った露光を行って、この像
担持体10の表面に静電潜像を形成する。
【0072】次いで、このように静電潜像が形成された
像担持体10と第1の現像装置A1におけるトナー担持
体21とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させ
て、このトナー担持体21から黄色のトナーを像担持体
10に形成された静電潜像部分に供給して、像担持体1
0に静電潜像に対応した黄色のトナー像を形成する。
【0073】そして、このように像担持体10に形成さ
れた黄色のトナー像を、像担持体10の上方において架
け渡された無端ベルト状になった中間転写体43に転写
させる一方、転写後における像担持体10に残留してい
る黄色のトナーをクリーニング装置44によって像担持
体10から除去させるようにする。
【0074】その後は、上記のホルダー40を回転させ
て、次にマゼンダ色のトナーが収容された第2の現像装
置A2におけるトナー担持体21を像担持体10と対向
するように位置させ、上記の第1の現像装置A1の場合
と同様にして、像担持体10の表面にマゼンダ色のトナ
ー像を形成し、このマゼンダ色のトナー像を黄色のトナ
ー像が転写された上記の中間転写体43に転写させる一
方、転写後における像担持体10に残留しているマゼン
ダ色のトナーをクリーニング装置44によって像担持体
10から除去させる。
【0075】そして、同様の操作を行って、シアン色の
トナーが収容された第3の現像装置A3により像担持体
10の表面にシアン色のトナー像を形成し、このシアン
色のトナー像を上記の中間転写体43に転写させ、黒色
のトナーが収容された第4の現像装置A4により像担持
体10の表面に黒色のトナー像を形成し、このシアン色
のトナー像を上記の中間転写体43に転写させ、このよ
うに中間転写体43上に黄色,マゼンダ色,シアン色,
黒色の各トナー像を転写させてフルカラーのトナー像を
形成する。
【0076】そして、このカラー画像形成装置の下部に
設けられた用紙カセット45から記録シート46を、送
りローラ47によって中間転写体43と転写ローラ48
とが対向する部分に導き、中間転写体43に形成された
フルカラーのトナー像をこの記録シート46に転写さ
せ、このように記録シート46上に転写されたフルカラ
ーのトナー像を定着装置49により記録シート46に定
着させて排紙させる一方、転写されずに中間転写体43
に残ったトナーをクリーニング装置50によって中間転
写体43から除去するようにしている。
【0077】また、第2の実施形態におけるカラー画像
形成装置においては、図7に示すように、上記の実施形
態における現像装置A1〜A4を4つ使用し、この4つ
の現像装置A1〜A4に黄色,マゼンダ色,シアン色,
黒色の異なった色彩のトナーを収容させて、この4つの
現像装置A1〜A4をカラー画像形成装置内に上から順
番に配置させると共に、各現像装置A1〜A4における
トナー担持体21と対向するようにしてそれぞれ像担持
体10を設け、これらの各トナー担持体21と各現像担
持体10とが対向する現像領域において、トナー担持体
21と像担持体10とがそれぞれ下方から上方に移動す
るようにしている。
【0078】また、上記の各現像装置A1〜A4と像担
持体10を介して反対側の位置に上下方向に架け渡され
た無端ベルト状になった中間転写体43を設け、この中
間転写体43を各現像担持体10と接触する側において
上方から下方に移動するようにしている。
【0079】ここで、この第2の実施形態におけるカラ
ー画像形成装置によってカラー画像を形成するにあたっ
ては、黄色のトナーが収容された第1の現像装置A1の
トナー担持体21と対向する像担持体10を回転させ
て、この像担持体10の表面を帯電装置41によって一
様に帯電させ、このように帯電された像担持体10に対
して露光装置42で画像信号に従った露光を行い、この
像担持体10の表面に静電潜像を形成する。
【0080】そして、このように静電潜像が形成された
像担持体10と第1の現像装置A1におけるトナー担持
体21とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させ
て、このトナー担持体21から黄色のトナーを像担持体
10に形成された静電潜像部分に供給して、像担持体1
0に静電潜像に対応した黄色のトナー像を形成する。
【0081】次いで、このように像担持体10に形成さ
れた黄色のトナー像を、上記の中間転写体43に転写さ
せる一方、転写後における像担持体10に残留している
黄色のトナーをクリーニング装置44によって像担持体
10から除去させるようにする。
【0082】そして、上記の第1の現像装置A1と同様
にして、第2〜第4の現像装置A2〜A4における各ト
ナー担持体21と対向する各像担持体10に順々にマゼ
ンダ色,シアン色,黒色のトナー像を形成し、このよう
に各像担持体10に形成されたマゼンダ色,シアン色,
黒色のトナー像を、上記のように黄色のトナー像が転写
された中間転写体43に順々に転写させて、この中間転
写体43上にフルカラーのトナー像を形成する。
【0083】その後は、上記の第1のカラー画像形成装
置と同様に、このカラー画像形成装置の下部に設けられ
た用紙カセット45から記録シート46を、送りローラ
47によって中間転写体43と転写ローラ48とが対向
する部分に導き、中間転写体43に形成されたフルカラ
ーのトナー像をこの記録シート46に転写させ、このよ
うに記録シート46上に転写されたフルカラーのトナー
像を定着装置49により記録シート46に定着させて排
紙させる一方、転写されずに中間転写体43に残ったト
ナーをクリーニング装置50によって中間転写体43か
ら除去するようにしている。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、トナー担持体を像担持体と対向す
る現像領域で下方から上方に移動するように回転させ、
装置本体内のトナーをトナー送り部材の羽根部材によっ
てトナー供給部材に供給し、規制部材よりトナー担持体
の回転方向上流側の位置において、トナー供給部材から
トナー担持体にトナーを供給するにあたり、トナー担持
体と反対側でトナー供給部材の接線と水平線とがなす角
度がトナーの安息角と一致する位置でのトナー供給部材
の法線方向におけるトナー供給部材とその上方に位置す
る上壁面との間隔を3mm以上にすると共に、トナー供
給部材の上方における最大画像領域幅の空間部の体積
や、羽根部材によって最大画像領域幅の空間部に供給す
るトナーの量等が上記の請求項1,2に示す条件を満た
すようにすると、装置本体内のトナーがトナー送り部材
の羽根部材によってトナー供給部材の上方における最大
画像領域幅の空間部に十分に供給されると共に、この最
大画像領域幅の空間部に十分な量のトナーが安定して保
持されるようになった。
【0085】この結果、この発明における現像装置にお
いては、トナー供給部材の上における最大画像領域幅の
空間部に保持されたトナーがトナー供給部材によってト
ナー担持体に供給されると共に、この最大画像領域幅の
空間部に常に十分な量のトナーが供給され、十分な量の
トナーがトナー供給部材によってトナー担持体に安定し
て供給され、特に、装置本体内におけるトナーの量が少
なくなった場合においても、トナー担持体によって十分
な量のトナーが安定して現像領域に導かれて現像に使用
され、ベタ画像を形成する場合にも濃度低下やカスレが
発生するのが抑制されて、十分な画像濃度を有する画像
が安定して得られるようになった。
【0086】また、この発明におけるカラー画像形成装
置においては、異なった色彩のトナーを収容させた複数
の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
えたカラー画像形成装置において、この発明における上
記のような現像装置を用いるようにしたため、像担持体
を現像領域において下方から上方に移動させるようにし
て十分な画像濃度を有する画像を形成することができる
ようになると共に、カラー画像形成装置の構成に対応し
て、装置をコンパクト化できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置の概略説明図である。
【図2】この発明の実施形態1に係る現像装置の概略説
明図である。
【図3】上記の実施形態1における現像装置において、
トナーの安息角と一致するトナー供給部材の接線と、上
壁面と、トナー供給部材と、トナー担持体とによって区
画される空間部を示した部分説明図である。
【図4】この発明の実施形態2に係る現像装置の概略説
明図である。
【図5】上記の実施形態2における現像装置において、
トナー供給部材におけるトナー送り部材側の端部の鉛直
線と、トナーの安息角と一致するトナー供給部材の接線
又はこの接線と平行で受け部材の上端と接する第2接線
との何れか上方に位置する接線と、上壁面と、トナー供
給部材と、トナー担持体とによって区画される空間部を
示した部分説明図である。
【図6】この発明の第1の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略説明図である。
【図7】この発明の第2の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略説明図である。
【符号の説明】
10 像担持体 20 現像装置の装置本体 20a 上壁面 21 トナー担持体 22 トナー送り部材 22a 羽根部材 23 受け部材 24 トナー滞留部 25 トナー供給部材 27 規制部材 43 中間転写体 A1〜A4 現像装置 t トナー α トナー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水
平線とがなす角度 b トナー担持体と反対側で装置本体内におけるトナー
供給部材の接線と水平線とがなす角度がトナーの安息角
と一致する位置 d2 トナー供給部材と受け部材との間隔 E1,E2 空間部 L1 位置bにおけるトナー供給部材の接線 L2 接線L1と平行で受け部材の上端と接する第2接
線 S1 位置bでのトナー供給部材の法線方向におけるト
ナー供給部材と上壁面との間隔 S2 トナー送り部材側で受け部材と上壁面とが最も近
接した部分の間隔 Y トナー供給部材におけるトナー送り部材側の端部の
鉛直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 秀一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 藤枝 洋一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA01 AA05 AD01 BB04 BB23 BB24 BB33 BB38 BB42 2H077 AB03 AC04 AD02 AD06 AD13 AD31 AD36 AE03 EA15 EA16 FA22 GA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ状になったトナー担持体を像担持
    体と対向する現像領域で下方から上方に移動するように
    回転させると共に、装置本体内におけるトナーを回転す
    るトナー送り部材の羽根部材によってローラ状になった
    トナー供給部材に供給し、このトナー供給部材を上記の
    トナー担持体と接触させて回転させ、トナーをこのトナ
    ー供給部材からトナー担持体に供給し、このトナー供給
    部材よりもトナー担持体の回転方向下流側の位置におい
    て規制部材によりトナー担持体によって搬送されるトナ
    ーの量を規制し、このトナーをトナー担持体により現像
    領域に導いて現像を行う現像装置において、上記のトナ
    ー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水平線とが
    なす角度がトナーの安息角と一致する位置でのトナー供
    給部材の法線方向におけるトナー供給部材とその上方に
    位置する上壁面との間隔を3mm以上にすると共に、ト
    ナーの安息角と一致する上記の接線と,上記の上壁面
    と,トナー供給部材と,トナー担持体とによって区画さ
    れる最大画像領域幅の空間部の体積をB1(cm3 )、
    上記の像担持体の周速度をX(cm/min)、最大画
    像領域幅のベタ画像を形成した場合における通紙方向の
    単位長さあたりのトナー消費量をa(g/cm)、上記
    のトナー送り部材の回転速度をh(rpm)、トナー送
    り部材における羽根部材の数をn(枚)、1枚の羽根部
    材によって上記の最大画像領域幅の空間部に供給される
    トナーの量をH(g)、トナーの比重をρとした場合
    に、a・X<B1・ρ・h・n及びa・X<h・n・H
    の条件を満たすようにしたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 ローラ状になったトナー担持体を像担持
    体と対向する現像領域で下方から上方に移動するように
    回転させると共に、装置本体内におけるトナーを回転す
    るトナー送り部材の羽根部材によってローラ状になった
    トナー供給部材に供給し、このトナー供給部材を上記の
    トナー担持体と接触させて回転させ、トナーをこのトナ
    ー供給部材からトナー担持体に供給し、このトナー供給
    部材よりもトナー担持体の回転方向下流側の位置におい
    て規制部材によりトナー担持体によって搬送されるトナ
    ーの量を規制し、このトナーをトナー担持体により現像
    領域に導いて現像を行う現像装置において、上記のトナ
    ー供給部材の下に受け部材を設けてトナー担持体に供給
    するトナーを滞留させるトナー滞留部を形成し、上記の
    トナー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水平線
    とがなす角度がトナーの安息角と一致する位置でのトナ
    ー供給部材の法線方向におけるトナー供給部材とその上
    方に位置する上壁面との間隔を3mm以上にすると共
    に、トナー供給部材におけるトナー送り部材側の端部の
    鉛直線と,トナーの安息角と一致する上記の接線又はこ
    の接線と平行で上記の受け部材の上端と接する第2接線
    との何れか上方に位置する接線と,上記の上壁面と,ト
    ナー供給部材と,トナー担持体とによって区画される最
    大画像領域幅の空間部の体積をB2(cm3 )、上記の
    像担持体の周速度をX(cm/min)、最大画像領域
    幅のベタ画像を形成した場合における通紙方向の単位長
    さあたりのトナー消費量をa(g/cm)、上記のトナ
    ー送り部材の回転速度をh(rpm)、トナー送り部材
    における羽根部材の数をn(枚)、1枚の羽根部材によ
    って上記の最大画像領域幅の空間部に供給されるトナー
    の量をH(g)、トナーの比重をρとした場合に、a・
    X<B2・ρ・h・n及びa・X<h・n・Hの条件を
    満たすようにしたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した現像装置において、
    トナー担持体と反対側でトナーの安息角と一致するトナ
    ー供給部材の接線よりも、この接線と平行で上記の受け
    部材の上端と接する第2接線が上方に位置するようにし
    たことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載した現像装置にお
    いて、上記のトナー送り部材側で上記の受け部材と上記
    の上壁面とが最も近接した部分における間隔を4mm以
    上にしたことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4の何れか1項に記載した現
    像装置において、上記のトナー供給部材と受け部材との
    最短間隔を0mm以上にしたことを特徴とする現像装
    置。
  6. 【請求項6】 異なった色彩のトナーを収容させた複数
    の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
    成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
    えたカラー画像形成装置において、上記の現像装置とし
    て、請求項1〜5の何れか1項に記載した現像装置を用
    いたことを特徴とするカラー画像形成装置。
JP11228088A 1999-08-12 1999-08-12 現像装置及びカラー画像形成装置 Pending JP2001051507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228088A JP2001051507A (ja) 1999-08-12 1999-08-12 現像装置及びカラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228088A JP2001051507A (ja) 1999-08-12 1999-08-12 現像装置及びカラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001051507A true JP2001051507A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16871009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11228088A Pending JP2001051507A (ja) 1999-08-12 1999-08-12 現像装置及びカラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001051507A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197498A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2013025026A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197498A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2013025026A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6775506B2 (en) Method and apparatus for image developing capable of effectively forming an even development agent layer
US20050163539A1 (en) Image forming apparatus having an annular member
JP2001228668A (ja) 画像形成装置及び該画像形成装置に設けられる潤滑剤塗布装置
JP2009145488A (ja) 現像剤担持体リフレッシュ方法、画像形成装置、画像形成方法、プロセスカートリッジ及び現像装置
US8041251B2 (en) Developing device and image forming device
US20130108330A1 (en) Developing device and image forming apparatus using the same
JP2001051507A (ja) 現像装置及びカラー画像形成装置
JP2001194860A (ja) カラー画像形成装置
JP5734028B2 (ja) 画像形成装置
JP2001051496A (ja) 現像装置及び画像形成装置
US5140373A (en) Electrostatic latent image developing apparatus with bristle height adjusting member
US9958806B2 (en) Developing device and image forming apparatus incorporating same
JP3371858B2 (ja) 現像装置及びカラー画像形成装置
JP3780761B2 (ja) 現像装置及びカラー画像形成装置
JPH0619296A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5530964B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US11868076B2 (en) Lubricant coating with reduced lubricant remnant
JP2001051497A (ja) 現像装置及びカラー画像形成装置
JP2001051494A (ja) 現像装置及びカラー画像形成装置
JP2007334218A (ja) 画像形成装置
JPH1063080A (ja) 現像装置
JP6137778B2 (ja) 画像形成装置
JPH10239977A (ja) 一成分現像装置
JP2007079322A (ja) 現像装置、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH11102112A (ja) カラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050614