JPH0594080U - 電動カートの階段走行装置 - Google Patents

電動カートの階段走行装置

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JPH0594080U
JPH0594080U JP4148492U JP4148492U JPH0594080U JP H0594080 U JPH0594080 U JP H0594080U JP 4148492 U JP4148492 U JP 4148492U JP 4148492 U JP4148492 U JP 4148492U JP H0594080 U JPH0594080 U JP H0594080U
Authority
JP
Japan
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stock
pulley
cart
electric cart
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP4148492U
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English (en)
Inventor
志朗 白井
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Kitashiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Kitashiba Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kitashiba Electric Co Ltd filed Critical Kitashiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平地走行では車輪で駆動し、階段走行の時に
は前進用に用いていた車輪の動力を縦方向に変換して電
動カートを上方に持上げて階段を昇り、走行性を損なう
ことなく、安価で軽量且つ小型の電動カートを提供する
ものである。 【構成】電動カートの動力軸1に接続され外径が動輪2
よりも小さいプーリー3と、この進行方向の外周に摺接
して上下方向に配置され、上端側を細く形成したストッ
ク4と、これを上方に引上げるスプリング6と、一端に
階段接触ローラー10を他端に前記ストック4に摺接する
ストック押圧ローラー11を設けたレバー8とからなり、
動輪2の前方に突出した階段接触ローラー10が階段15の
立上り面16に接触した時に、レバー8が回動してストッ
ク押圧ローラー10とプーリー3との間にストック4を挟
持して、プーリー3の回転力によりストック4が押し下
げられてカート本体を持上げるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平地走行と階段走行の両用の電動カートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平地走行と階段走行の両用の電動カートは、車輪を駆動輪とし階段を走 行するときにはクローラーを用いた構造となっている。このため車体が重くなる ので平地走行の時は速度が遅く、また回転しにくく操縦性が悪くなる問題があっ た。特に主婦や老人が使用するショッピングカートのように殆どが平地を走行し 、店内や駅の階段を昇る時だけ携帯するような小型の電動カートにクローラー機 構を取付けることは、重量増加や大型化の問題から不可能であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、平地走行では合理的な車輪で駆動 し、階段走行の時には前進用に用いていた車輪の動力を縦方向に変換して、電動 カートを上方に押し上げて階段を昇り、走行性を損なうことなく、安価で軽量且 つ小型の電動カートの階段走行装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電動カートの動力軸に接続され、外径が動輪よりも小さいプーリー と、このプーリーの進行方向の外周に摺接して上下方向に配置され、上端側を細 く形成したストックと、このストックを上方に引上げるスプリング又はプランジ ャーと、一端に階段接触ローラーを他端に前記ストックに摺接するストック押圧 ローラーを設けて中間を回動支点としたレバーと、このレバーが回動して前記階 段接触ローラーを動輪の前方に突出させるスプリングとからなり、前記階段接触 ローラーが階段の立上り面に接触した時にレバーが回動してストック押圧ローラ ーとプーリーとの間にストックをクサビ状に挟持して、プーリーの回転力により ストックが押し下げられてカート本体を持上げるようにしたことを特徴とするも のである。
【0005】
【作用】
本考案の電動カートで平地を走行するときは、モーターを駆動させて動力軸に 接続された動輪が回転して電動カートが走行する。この平地を走行する時には、 レバーがスプリングにより引上げられているので階段接触ローラーは動輪より前 方に突出しており、階段に近付くと階段接触ローラーが階段の立上り面に当る。 このため階段接触ローラーを取付けたレバーが回動して、他端側に設けたストッ ク押圧ローラーが下方に回動し、これとプーリーとの間にストックがクサビ状に 挟持される。ストック押圧ローラーには回転摩擦力が働いているので、プーリー の回転力は、これに摺接するストックに伝達されてストックが押し下げられる。 ストックが下がって平地に接触した後、更にストックが押し下げられるとカート 本体が持上げられる。
【0006】 ストックが更に押し下げられてカート本体が階段の水平面の上部まで上昇する と、ストック上端の細くなった解除部が下がって、ストック押圧ローラーとプー リーとの間の挟持力が解除されてレバーが復帰するとともに、ストックはこれを 吊下げていたスプリングにより急激に引上げられて復帰し、以下同様の動作を繰 り返して階段を走行していくことができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。1は電動カートの動 力軸で、図示しないモーターに接続されて回転するようになっている。この動力 輪1の両端には動輪2、2が取付けられ、この内側に動輪2より外径が小さいプ ーリー3が同軸に固定されている。4は棒状のストックでその上端側を細くして 解除部5が形成されている。更にストック4の上端はスプリング6を介してカー ト本体の底板7に吊下げられて上方に引上げられていると共に、ストック4の進 行方向と反対側の側面は、プーリー3の進行方向の外周に摺接して上下方向に配 置されている。
【0008】 8はレバーでその中間を回動支点9とし、レバー8の先端に階段接触ローラー 10を、他端に前記ストック4の進行方向側の側面と摺接するストック押圧ローラ ー11が取付けられている。更にこのレバー8のストック押圧ローラー11側はスプ リング12に連結され、この引張力によりレバー8が回動して前記階段接触ローラ ー10を動輪2の前方に突出させるようになっている。またストック押圧ローラー 11の上面にはブレーキ13が摺接して取付けられ、ストック押圧ローラー11に回転 摩擦力を発生させるようになっている。
【0009】 上記構成の電動カートで、図1に示すように平地14を走行するときはモーター を駆動させて動力軸1に接続された動輪2が回転して電動カートが走行する。こ の時、動力軸1に取付けたプーリー3が回転し、スプリング6で吊下げられたス トック4はプーリー3の外周に摺接しているが、レバー8がスプリング12により 引上げられているのでストック押圧ローラー11はストック4に摺接せず、モータ ーの動力は動輪2だけに伝達される。
【0010】 階段15に近付くと、レバー8がスプリング12により引上げられて階段接触ロー ラー10は動輪2より前方に突出しているので、図2に示すように先ず階段15の立 上り面16に当る。このため階段接触ローラー10は立上り面6に沿って上昇し、こ れに伴ってレバー8はスプリング12の引張力に打ち勝って回動し、他端側に設け たストック押圧ローラー11が下方に回動する。この結果、ストック押圧ローラー 11とプーリー3との間にストック4がクサビ状に挟持され、ストック押圧ローラ ー11はブレーキ13により回転摩擦力が働いているので、プーリー3の回転力はこ れに摺接するストック4に伝達されてストック4が押し下げられる。ストック4 が平地14に接触すると、更にストック4が押し下げられるのでカート本体が次第 に持上げられて行く。
【0011】 ストック4が更に押し下げられてカート本体が上昇し、動輪2の下部側が階段 15の水平面18の上部まで達すると図3に示すように動輪2が水平面18の端部に接 触して、動輪2の回転力により前進する。この時、ストック4の上端の細くなっ た解除部5が下がって、ストック押圧ローラー11とプーリー3との間の挟持力が 解除されて、レバー8がスプリング12により復帰するとともに、ストック4は急 激にスプリング6によって引上げられる。この後、動輪2により水平面18を走行 し、次の階段15の立上り面16に階段接触ローラー10が当って、以下同様の動作を 繰り返して階段15を走行していく。
【0012】 このストック4によりカート本体17を持ち上げる作用を図2で説明すると、ブ レーキ13の摩擦力をf、回動支点9をP1 ストック4とストック押圧ローラー11 との接点をP2 、プーリー3の回転中心をP3 とし∠P213 =θ、プーリ ー3の半径をr1 、プーリー3のトルクT、プーリー3とストック4の摩擦係数 をμとすると、ストック4を押し下げる力Fは近似的に数1で表される。
【0013】
【数1】
【0014】 従ってストック押圧ローラー11の食い込み力が不足しないようにf、θを設計 することにより、回転トルクTをプーリー3の半径に反比例した値で、カート本 体を押上げる力に変換することができる。また動輪2の半径とプーリー3の半径 の比を、人の平地走行速度と階段走行速度の比に合わせると、カートは人の階段 走行速度に追従することになる。一般にその比は3:1〜5:1程度であるので 、平地走行時の3〜5倍の力でカートを押上げることができる。
【0015】 なお、上記実施例ではストック4をスプリング6で引上げる構造について示し たが、プランジャーを用いて引上げる構造でも良い。また上記実施例では2輪の 電動カートの場合について示したが、4輪の電動カートにも適用することができ る。
【0016】
【考案の効果】
以上説明した如く本考案に係る電動カートの階段走行装置によれば、平地走行 では合理的な車輪で駆動し、階段走行の時には平地走行時の車輪の動力を縦方向 に変換して電動カートを上方に持上げ、平地での走行性を損なうことなく、安価 に形成できると共に、電動カートの小型、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による電動カートの階段走行
装置を一部破断して示す側面図である。
【図2】図1に示す電動カートの階段接触ローラーが階
段の立上り面に接触してカートが持ち上げられている状
態を一部破断して示す側面図である。
【図3】図2に示す電動カートが上昇して階段走行装置
が解除された状態を一部破断して示す側面図である。
【符合の説明】
1 動力軸 2 動輪 3 プーリー 4 ストック 5 解除部 6 スプリング 8 レバー 9 回動支点 10 階段接触ローラー 11 ストック押圧ローラー 12 スプリング 13 ブレーキ 14 平地 15 階段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動カートの動力軸に接続され、外径が
    動輪よりも小さいプーリーと、このプーリーの進行方向
    の外周に摺接して上下方向に配置され、上端側を細く形
    成したストックと、このストックを上方に引上げるスプ
    リング又はプランジャーと、一端に階段接触ローラーを
    他端に前記ストックに摺接するストック押圧ローラーを
    設けて中間を回動支点としたレバーと、このレバーが回
    動して前記階段接触ローラーを動輪の前方に突出させる
    スプリングとからなり、前記階段接触ローラーが階段の
    立上り面に接触した時にレバーが回動してストック押圧
    ローラーとプーリーとの間にストックをクサビ状に挟持
    して、プーリーの回転力によりストックが押し下げられ
    てカート本体を持上げるようにしたことを特徴とする電
    動カートの階段走行装置。
JP4148492U 1992-05-25 1992-05-25 電動カートの階段走行装置 Pending JPH0594080U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4148492U JPH0594080U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 電動カートの階段走行装置

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JP4148492U JPH0594080U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 電動カートの階段走行装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594080U true JPH0594080U (ja) 1993-12-21

Family

ID=12609627

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4148492U Pending JPH0594080U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 電動カートの階段走行装置

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JP (1) JPH0594080U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094185A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Shimadzu Mectem, Inc. Chariot monte-escaliers
EP3033266A1 (en) * 2013-08-14 2016-06-22 ALSTOM Technology Ltd Carriage cart with obstacle overcoming

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094185A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Shimadzu Mectem, Inc. Chariot monte-escaliers
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