JPH10152055A - 階段昇降機 - Google Patents

階段昇降機

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JPH10152055A
JPH10152055A JP31436196A JP31436196A JPH10152055A JP H10152055 A JPH10152055 A JP H10152055A JP 31436196 A JP31436196 A JP 31436196A JP 31436196 A JP31436196 A JP 31436196A JP H10152055 A JPH10152055 A JP H10152055A
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JP
Japan
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stair
stairs
endless track
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external force
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Withdrawn
Application number
JP31436196A
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English (en)
Inventor
Shigeki Fujiwara
茂喜 藤原
Hideki Yamashita
秀樹 山下
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無限軌道で作動するものにおいて小型且つ軽
量で機動性に富むものとする。 【解決手段】 荷物の搭載部を備えた本体1と、本体側
面に配された無限軌道36と、該無限軌道36の駆動用
であって本体1の階段昇降用動力を発生する駆動部31
と、該駆動部31に動作指示を与えるための指示部とを
備えた階段昇降機である。無限軌道36は220mmか
ら310mm前後の階段1ステップ分の昇降用の長さと
されている。無限軌道36を用いるために、足元の不安
定な階段を重い荷物を載せた状態でも軽く昇り降りする
ことができる。また1ステップ分の長さしか有していな
い無限軌道36を用いるために、小型軽量のものを得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は階段の昇降を行う階
段昇降機、殊に買い物カートや荷車等に好適に用いるこ
とができる階段昇降機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷物を載せた本体にモータ駆動の無限軌
道(クローラ)を設けて、階段走行を行うことができる
ようにした運搬車が特開平5−170104号公報に示
されている。このような運搬車であれば、重い荷物を載
せている時も階段の昇降を楽に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のものは、
複数段のステップを跨ぐ無限軌道を備えたものであり、
安定した姿勢で昇降させることができるとはいえ、かな
り大型のものとなってしまっており、買い物カート等に
適用することができない。本発明はこのような点に鑑み
為されたものであり、その目的とするところは小型且つ
軽量で機動性に富む階段昇降機を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、荷物
の搭載部を備えた本体と、本体側面に配された無限軌道
と、該無限軌道の駆動用であって本体の階段昇降用動力
を発生する駆動部と、該駆動部に動作指示を与えるため
の指示部とを備えた階段昇降機であって、上記無限軌道
は220mmから310mm前後の階段1ステップ分の
昇降用の長さとされていることに特徴を有している。
【0005】無限軌道を用いるために、足元の不安定な
階段を重い荷物を載せた状態でも軽く昇り降りすること
ができるものであり、しかも1ステップ分の長さしか有
していない無限軌道を用いるために、小型軽量のものを
得ることができる。この時、非階段部の走行用であって
駆動部にて駆動される走行用車輪を備えていてもよい。
階段だけでなく、坂道でも使用することができるものと
なる。
【0006】指示部としては、本体に加えられる階段昇
降のための外力を検出する外力検出器と、上記外力検出
器で検出された力に基づいて上記駆動部を作動させる制
御手段とからなるものを好適に用いることができるが、
指示部は手動でオンオフされるスイッチであってもよ
い。上記制御手段には、昇降方向切換スイッチの状態に
応じて検出された外力に対する駆動部の作動を切り換え
るものを用いてもよい。
【0007】階段を検出する階段検出器を備えて、該階
段検出器の出力に応じて駆動部を作動させるものとして
もよい。2つの平行に配された無限軌道を有するものに
おいては、これら無限軌道と駆動部との間にデファレン
シャルギアを配しておくのが好ましい。さらに無限軌道
の下端位置と本体の下端位置との上下位置関係を切換自
在としていてもよく、この場合、本体の下端に配した自
由回転車輪の上下位置を切換自在としても、無限軌道の
上下位置を切換自在としてもよい。
【0008】無限軌道の駆動輪と同軸にあって駆動部に
よって駆動される走行用車輪を備えたものでは、該走行
用車輪の外周面に階段のステップ先端部と噛み合う凹溝
を設けておくとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図中1は荷物9を載せるための搭
載部10を備えている本体であり、上端にハンドル2が
設けられている本体1は、そのハンドル2が設けられた
側で且つ搭載部10と逆となる側面に階段昇降のための
昇降ユニット3を備えている。該昇降ユニット3は、駆
動源であるモータ31と、該モータ31の回転を減速し
て駆動軸33に伝達する減速部32と、駆動軸33両端
に設けられた駆動輪34,34と、一対の従動輪35,
35と、駆動輪34と従動輪35との間に架け渡された
左右一対の無限軌道(クローラ)36,36と、これら
が装着されたベース30とからなるもので、電源として
の電池40と、制御駆動回路が実装された制御基板41
も上記ベース30に装着されており、さらにベース30
側面には電源スイッチ42と昇降切換スイッチ43とが
配されている。内周側にバックアッププレート37が配
された上記無限軌道36は、上記モータ31によって回
転駆動されるのであるが、その外周面にほぼ等間隔で突
起部38が設けられている。なお、駆動輪34が下方側
に、従動輪35が上方側に配されている。また、無限軌
道36の下端は本体1の足の下端よりも少し上方に配さ
れており、ハンドル2を持って本体1を傾ければ、無限
軌道36が接地するとともに本体1の足が浮くようにさ
れている。
【0010】本体1の上端に配されたハンドル2にはプ
ッシュスイッチ4が配されている。ハンドル4を握る手
の指で押し込むことができるようにされたプッシュスイ
ッチ4は、図4に示すようにメインスイッチ42に直列
に接続されており、メインスイッチ42を投入した状態
でプッシュスイッチ4を押し込めば、モータ駆動用の電
流ドライバー45を介して昇降切換スイッチ43で選択
された方向にモータ31を回転させる。この時、モータ
31は図5に示すようにプッシュスイッチ4のオン(時
刻t1)によって立ち上がり、所定速度V0に達すれば
該速度に保ち、プッシュスイッチ4のオフ(時刻t2)
によって停止する。
【0011】階段のステップを昇るにあたっては、電源
スイッチ42を投入するとともに昇降切換スイッチ43
を昇る方向に切り換え、ハンドル2を持って本体1を少
し傾けることで無限軌道36を接地させて本体1の足を
浮かせるとともにプッシュスイッチ4をオンとすればよ
い。この時、無限軌道36は図6に矢印イで示す方向に
動くために、階段のステップ側へと本体1を接近させ、
外周面のいずれかの突起部38をステップ先端に引っ掛
けた時点から本体1を上昇させる。ステップを昇りきれ
ば階段の踏面を前進し、次のステップを昇るということ
を繰り返す。
【0012】階段を降りる場合は、昇降切換スイッチ4
3を降りる方向に切り換えて、プッシュスイッチ4を押
せばよい。この時の無限軌道36は、上記昇りの場合の
逆方向の低速回転によって下降速度を制限することにな
るために、重い荷物9を積んでいる場合でも、軽い力で
支持するだけでゆっくりと階段を降りることができる。
【0013】ここにおいて、図からも明らかなように、
上記無限軌道36は通常の階段の1つのステップに引っ
掛かるだけの長さLしか有していないものとなってい
る。具体的には建築基準法によって階段の蹴上げ寸法H
が220mm以下、踏面の長さDが210mm以上に規
制されていることに鑑み、上記長さL(ここでは駆動輪
34と従動輪35との間の軸間距離)は220mm〜3
10mm前後としている。このために昇降ユニット3の
高さもほぼこの長さですむものとなっている。
【0014】もっとも、このような長さLの無限軌道3
6で階段昇降を行う場合、無限軌道36が階段のステッ
プに引っ掛かって本体1を持ち上げている時点での本体
1の姿勢を、ハンドル2を持つ使用者が定めてやらねば
ならないが、本体1を持ち上げる仕事はモータ31が担
う上に、姿勢を保つのに必要な力は非常に小さくてすむ
ものであり、しかもハンドル2を持って階段を昇り降り
するにあたっての使用者の姿勢は、平地を歩く時とさほ
ど変わらぬ姿勢でよく、このために、使用者にかかる負
担は搭載した荷物の重さにもよるものの、実際上、きわ
めて小さくてすむものである。
【0015】図7〜図9に示すものは、階段昇降時以外
の本体1の移動をスムーズにするための走行用の一対の
自由回転車輪15,15を本体1に設けたものを、図1
0は一対の自由回転車輪15,15を備えたものにおい
て、無限軌道36を1つだけとした例を示している。平
地や階段における踏面での移動は自由回転車輪15を接
地させることでスムーズなものとなる。すなわち、図9
に示す階段を上る場合の動作状態から明らかなように、
階段に達するまでや階段の踏面を移動する場合は自由回
転車輪15,15を利用した移動とすることができ、無
限軌道36によって進む場合よりも走行がスムーズとな
る上に、階段昇降時以外は無限軌道36を駆動しなくて
もよいために、電池40の消費量を抑えることができ
る。
【0016】また、このように自由回転車輪15を設け
る場合は、無限軌道36のためのモータ31のオンオフ
を上述のプッシュスイッチ4のようなスイッチによらず
に、ハンドル2に加えられた外力を測定する外力検出器
5と、該外力検出器5で検出された外力に応じてモータ
31を制御する制御手段とによって行うのが好ましい。
図11にこの場合のブロック回路図を示す。前記制御基
板41に実装された制御回路44とモータ駆動用の電流
ドライバー45とからなる制御駆動回路が、図12に示
すように、外力検出器5で検出された力Fの値と方向と
アシストゲインとに応じて、駆動源であるモータ31の
回転方向制御を含む電流制御を行うように、つまり力検
出値Fが大きいほど、より大きい出力トルクとなるよう
にモータ31を制御するのである。
【0017】このものでは、電源スイッチ42を投入し
ても外力検出器5で力Fが測定されていない状態ではモ
ータ31は回転しないが、階段を上るためにハンドル2
を引き上げる方向の力Fを与えたならば、この力Fの値
とアシストゲインとに応じた出力トルクがモータ31で
発生して無限軌道36が駆動され、階段を昇るにあたっ
て本体1は上記力Fにモータ31の動力によるパワーア
シストを受けた状態で上昇する。上記アシストゲインが
たとえば3の時には、ハンドル2に加えた力Fの3倍の
力がモータ31によって加えられるために、本体1を持
ち上げるのに必要な力の1/4の力をハンドル2に加え
るだけで、階段を上ることができるものである。
【0018】そして、階段に至ってハンドル2に引き上
げようとする力が加えられたならば、この力を外力検出
器5が検出して該検出値に応じてモータ31の出力が増
加し、出力トルクが十分増加すれば突起38を階段のス
テップに引っ掛けた無限軌道36の回転で本体1は持ち
上げられ、ステップを上り終えれば無限軌道36から自
由回転車輪15に乗り換えられるとともに慣性によって
自由回転車輪15はステップの角部を通過し、踏面上に
載る。
【0019】階段を降りる場合は、無限軌道36の突起
38が階段のステップに引っ掛かるまで自由回転車輪1
5による移動となり、無限軌道36が階段に引っ掛かっ
た後は、ハンドル2を押す力に応じた無限軌道36の回
転駆動(外力の方向が逆であるために回転方向も逆とな
る)によって自由回転車輪15が接地するまで下降し、
自重で降りる場合は軽く引き上げながら下降させる。こ
のために重い荷物9を積んでいる場合でも、軽い力で支
持するだけでゆっくりと階段を降りることができる。
【0020】また平地走行のように自由回転車輪15に
よって走行している場合は、外力検出器5が本体1を引
き上げるあるいは押し下げようとする力を検出しないた
めに、モータ31が作動することはない。従って、階段
の昇り降りのためにプッシュスイッチ4のようなスイッ
チを操作する必要がなくなり、平地走行から階段昇降へ
の移行をきわめてスムーズに行えるものである。なお、
上記パワーアシストは、自由回転車輪15を有していな
い図1〜図3に示す構成の階段昇降機においても採用す
ることができる。
【0021】ところで外力Fに基づいてモータ31の制
御を行うにあたり、上記の説明では外力検出器5で検出
された力Fに対して、モータ31の出力トルクにほぼ比
例することになる電流の制御を行うようにしたものを示
したが、図13に示すようにモータ31の回転速度制御
もしくは回転加速度制御でパワーアシストを行ってもよ
い。
【0022】いずれの制御を行う場合にも、ハンドル2
に加えられる力を外力検出器5で精度良く検出すること
ができるようにしておく場合、ハンドル2を握ってはい
るものの、本体1を動かそうという意志がないにもかか
わらず、外力が検出されたとしてモータ31を駆動して
しまう事態が生じることがある。このために図14に示
すように外力の値が微小であるところ(F0〜−F0)
に不感帯を設定し、検出された外力が微小である時には
パワーアシストが作用しないようにしておくとよい。
【0023】また、上記の例では外力検出器5で検出さ
れる力の方向に応じて、モータ31の回転方向が逆とな
るようにしているために、昇降切換スイッチ43が不要
となっているが、図15に示すように昇降切換スイッチ
43も設けるとともに、昇降切換スイッチ43が昇りに
セットされた時には図16(a)に示す制御を、下りにセ
ットされた時には図16(b)に示す制御を行ってもよ
い。つまり、セットされた方向と逆方向の力が加えられ
た時にはモータ31に流れる電流をゼロとするのであ
る。この場合、昇りに際して間違って下り側にセットし
てしまったとしても、人がハンドル2を引けば検出され
る力は昇り方向(引き方向)となっているためにモータ
31に流れる電流はゼロであり、従って意に反した方向
に動き出すことがなくて安全なものとなる。なお、昇降
切換スイッチ43には中立のオフ点を有するものを用い
るのが好ましい。
【0024】図17はパワーアシストが階段の上りに対
してのみ作動し、昇降切換スイッチ43を切り替えて下
りにセットした時には、モータ31が抵抗Rに接続され
るようにしたものである。この場合、下りにセットした
ならば、階段のステップに接して本体1の下りで回転す
る無限軌道36がモータ31を回転させる時、モータ3
1は抵抗Rの存在によって回転数が大きいほど抵抗力が
大きくなるために粘性抵抗のように働くことから、小さ
な力をハンドル2に加えておくだけで階段をゆっくりと
降りることができる。
【0025】また階段を降りる時には、上りの場合に比
べて必要な力は小さくなることから、下りにセットした
状態において、検出される外力Fがあまりに大きい場合
は操作者の転倒のような異常事態が考えられる。このた
めに、図18に示すように、下りの場合で検出された外
力Fが所定値F0を越える場合は制動指令を出力するこ
とも好ましい。操作者の転倒等の危険回避を行うことが
できる。
【0026】モータ31の作動を階段の昇降時のみに限
定するには、図19に示すように、階段の検出を行う階
段検出器7を設けて、メインスイッチ42に直列に接続
した階段検出器7が階段を検出してオンとなればパワー
アシストを開始させ、階段を検出していない時にはオフ
となってパワーアシスト機能をオフとすればよい。メイ
ンスイッチ42のオンオフの手間も実際上省いてくれる
存在となる上に、外力検出器5が階段昇降の方向の力を
検出しても、階段を検出しないことにはモータ31が作
動しないために、電池40の消耗をより確実に防ぐもの
となる。
【0027】このような階段検出器7としては各種のも
のを用いることができるが、一例を図20及び図21に
示す。一対の無限軌道36,36間に上下方向に長い検
出棒70を配して、該検出棒70が階段に当たって押し
込まれたならばオンとなるスイッチで階段検出器7を構
成している。階段接触時にのみ電源が入って無限軌道3
6の駆動がなされるために、無限軌道36に無駄な動き
がなく、また図9(b)に示したような階段への接触時点
から無限軌道36が動き出すために、ステップの角部に
無限軌道36が噛みやすく、スムーズな昇降を得ること
ができる。
【0028】自由回転車輪15と無限軌道36とを有し
ているものにおいて、自由回転車輪15と無限軌道36
との上下方向における位置関係を切り換えて、図22及
び図23に示すように、無限軌道36の下端の方が自由
回転車輪15よりも下方に位置させることができるよう
にしてもよい。この場合、階段の踏面の移動を自由回転
車輪15ではなく無限軌道36で行わせることで歩調と
の同期を取り易くすることができ、同時に平地での走行
は自由回転車輪15によるスムーズなものとすることが
できる。
【0029】この場合の自由回転車輪15と無限軌道3
6との上下方向における位置関係の切り換えは、図24
〜図26に示すように、自由回転車輪15を上下させる
ことで行っても、図27〜図30に示すように昇降ユニ
ット3を上下させることで行ってもよい。図24〜図2
6に示す自由回転車輪15の上下機構は、本体1のフレ
ームに枢着されたアーム80の先端に軸81で自由回転
車輪15を取り付けるとともに、軸81に可動バー82
の先端を枢着し、さらに本体1のフレームに可動バー8
2と係合するストッパーピン85を設けている。先端に
抜け止め部を有するとともに頭部が軸部より太くなって
いる該ストッパーピン85は、可動バー82の長手方向
に沿って形成された溝83内を軸部が移動自在で且つ溝
83の両端の大径部84に頭部が嵌合自在となってお
り、図24に示すように、溝83の一端の大径部84に
ストッパーピン85の頭部が嵌合して、自由回転車輪1
5が無限軌道36よりも下方に位置している状態から、
可動バー82をばね86に抗して押し込んでストッパー
ピン85の頭部を大径部84より外部に突出させ、この
状態で可動バー82を図25に矢印で示す方向に引け
ば、ストッパーピン85の軸部が溝83内を移動すると
ともに自由回転車輪15が上昇し、図26に示すように
溝83の他端の大径部84にストッパーピン85が嵌合
してこの状態がばね86で固定されれば、無限軌道36
よりも高い位置に自由回転車輪15が保持される。逆の
動作を行うことで、図24に示す状態に戻すことができ
る。
【0030】図27〜図30に示す昇降ユニット3の上
下機構は、一対のリンクバー87,87で本体1に対し
て昇降ユニット3を取り付けるとともに、一方のリンク
バー87から操作レバー88を延出し、さらに一方のリ
ンクバー87と係合してリンクバー87の回転を止める
係合体89を本体1に設けたもので、図28及び図29
(a)に示すように、係合体89との係合でリンクバー8
7の回転が止められて自由回転車輪15が無限軌道36
よりも下方に位置している状態から、係合体89を図2
9(b)に示すようにばね90に抗して押し込むことで、
リンクバー87を回転止めを解除し、操作レバー88の
操作でリンクバー87を回転させることで本体1に対し
て昇降ユニット3を下降させれば、無限軌道36が自由
回転車輪15よりも下方に位置する状態となる。なお、
この状態も係合体89とリンクバー87との係合によっ
て保たれる。
【0031】図31及び図32に示すように、無限軌道
36の駆動のための駆動軸33に同軸で連結されて無限
軌道36とともに駆動される走行用車輪16,16を設
けてもよい。この場合、平地では昇降ユニット3を自由
回転車輪15に対して相対的に上動させることができる
ようにしておくことで、図33(a)に示すように、自由
回転車輪15による移動を行うことができ、スロープに
おいては図33(b)に示すように走行用車輪16を接地
させてモータ31を回転させることで走行用車輪16の
パワーアシスト駆動でスロープの昇り降りを楽に行うこ
とができ、更に階段昇降時においては無限軌道36のパ
ワーアシスト駆動でステップの角を通過する時、図33
(c)に示すように走行用車輪16が角に接することで角
の通過をよりスムーズに行うことができる。
【0032】該駆動車輪16として、図34に示すよう
に、外周面に凹溝17を備えたものを用いるとともに、
無限軌道36の内周面の歯数の約数が駆動軸33両端の
駆動輪34の歯数となるように、また無限軌道36の突
起38を駆動輪34の歯数の約数Nおきに形成して、駆
動輪34と一体に回転する駆動車輪16の凹溝17と無
限軌道36の突起38とが図に示す関係となるようにし
てもよい。
【0033】この場合、図35に示すように、無限軌道
36の突起38のみが階段のステップの先端に引っ掛か
っている状態から駆動車輪16がステップ先端面に当た
ると、駆動車輪16の凹溝17がステップ先端に噛み込
むと、この状態での駆動車輪16の回転で踏面上に上が
りきる。ステップへの乗り上がりがよりスムーズで滑り
にくくて安心感があるものとなるほか、踏面上の移動は
駆動車輪16でなされるために、突起38によるごつご
つ感が大幅に緩和されるものとなる。
【0034】駆動軸33と走行用車輪16との間にクラ
ッチ、好ましくは電磁クラッチを介在させてもよい。ク
ラッチの切り離しによって走行用車輪16が上記自由回
転車輪15を兼ねるものとすることができるために、二
種の車輪15,16を設ける必要がなくなる上に、自由
回転車輪を接地させるか走行用車輪16を接地させるか
において、上述のような昇降ユニット3の上下動操作が
不要となる。
【0035】図36に示すものは、モータ31から左右
の駆動輪33,33への動力伝達をデファレンシャルギ
ア39を介して行うようにしたものを示しており、左右
の無限軌道36,36の差動が許されているために、螺
旋状の階段や踊り場等の左右の無限軌道36,36で移
動距離が異なる場合においても、スムーズに階段昇降を
行うことができる。
【0036】次に、前記外力検出器5の具体例について
説明する。図37及び図38に示すものでは、ハンドル
2と本体1とをばね鋼のような弾性体50で連結すると
ともに、該弾性体50に歪みゲージ51を装着し、加え
られた外力は歪みゲージ51で検出される歪み量と、弾
性体50のヤング率及び断面積の積で求めるようにした
ものである。
【0037】図39は、板ばねからなる弾性体50を介
して本体1にハンドル2を取り付けるとともに、ハンド
ル2に力を加えた時の弾性体50の変位量をポテンショ
メータ52で測定するようにしたものを示しており、弾
性体50のばね定数をKsとすれば、ポテンショメータ
52で測定される変位量とばね定数Ksとの積で加えら
れた外力を求めることができる。
【0038】図40に示すものは、板ばねからなる弾性
体50の変位を非接触式変位センサー53で測定するよ
うにしたもので、このような非接触式変位センサー53
の利用は、接触式のセンサーでの問題点であるヒステリ
シスを小さくすることができる上に、変位の伝達機構が
不要であるために構造を簡単にすることができる点で有
効である。
【0039】外力検出器5は、ハンドル2の部分にでは
なく、図41〜図43に示すように、本体1と昇降ユニ
ット3との間に設けてもよい。なお図41は弾性体50
と歪みゲージ51とからなるものを、図42は弾性体5
0とポテンショメータ52とからなるものを、図43は
弾性体50と非接触式変位センサー53とからなるもの
を示している。ただし、本体1と昇降ユニット3とをつ
ないでいる弾性体50は、ハンドル2に加えられた外力
だけでなく、荷物9の重さに応じても撓みや歪みを生じ
ることから、メインスイッチ42を投入した時点での外
力検出値をゼロ点としてパワーアシストを行うことで、
荷物9の重さの影響を排除する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明においては、荷物の
搭載部を備えた本体と、本体側面に配された無限軌道
と、該無限軌道の駆動用であって本体の階段昇降用動力
を発生する駆動部と、該駆動部に動作指示を与えるため
の指示部とを備えているために、足元の不安定な階段を
重い荷物を載せた状態でも軽く昇り降りすることができ
るものであり、しかも上記無限軌道を220mmから3
10mm前後の階段1ステップ分の昇降用の長さとして
いるために、つまりは階段の1ステップ分の長さしか有
していない無限軌道を用いるために、小型軽量で且つ安
価なものを得ることができる。
【0041】そして非階段部の走行用であって駆動部に
て駆動される走行用車輪を備えたものにおいては、階段
だけでなく、坂道でも駆動部の動力を利用した昇り降り
を行うことができるほか、階段のステップの通過をより
スムーズに行うことができるものとすることができる。
指示部としては、本体に加えられる階段昇降のための外
力を検出する外力検出器と、上記外力検出器で検出され
た力に基づいて上記駆動部を作動させる制御手段とから
なるものを用いると、加えた力に対する動力による昇降
動作が階段を昇降する操作者に合わせたものとなるため
に、足元の不安定な階段の昇降を安心して行うことがで
きるものとなる。また上記制御手段には、昇降方向切換
スイッチの状態に応じて検出された外力に対する駆動部
の作動を切り換えるものを用いると、操作者の意に反し
た動きを無くすことができる。
【0042】指示部は手動でオンオフされるスイッチで
あってもよい。この場合、指示部に要するコストが低い
ために、さらに安価に提供することができる。階段を検
出する階段検出器を設けて、該階段検出器の出力に応じ
て駆動部を作動させるものとした時には、階段の昇降時
にのみ駆動部を作動させることができて、無駄な動力を
使うことがないものとなり、電池を電源とするものにお
いて特に有効である。
【0043】2つの平行に配された無限軌道を有するも
のにおいては、これら無限軌道と駆動部との間にデファ
レンシャルギアを配しておくと、螺旋階段の昇降あるい
は踊り場での方向転換が容易となる。さらに無限軌道の
下端位置と本体の下端位置との上下位置関係を切換自在
としておけば、階段昇降時と非昇降時とで夫々適した状
態に設定することができ、この時の上下位置関係の切り
換えは、本体の下端に配した自由回転車輪の上下位置を
切換自在としても、無限軌道の上下位置を切換自在とし
てもよい。
【0044】無限軌道の駆動輪と同軸にあって駆動部に
よって駆動される走行用車輪を備えたものでは、該走行
用車輪の外周面に階段のステップ先端部と噛み合う凹溝
を設けておくと、階段の1ステップ分を昇りきる時の動
きをよりスムーズで安定したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上のブロック回路図である。
【図5】同上のモータの動作説明図である。
【図6】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図7】他例の正面図である。
【図8】同上の側面図である。
【図9】(a)〜(e)は同上の動作説明図である。
【図10】更に他例の斜視図である。
【図11】他例のブロック回路図である。
【図12】同上の駆動部の制御の説明図である。
【図13】同上の駆動部の制御の他例の説明図である。
【図14】同上の駆動部の制御の別の例の説明図であ
る。
【図15】別の例のブロック回路図である。
【図16】(a)(b)は同上の駆動部の制御の説明図であ
る。
【図17】さらに別の例のブロック回路図である。
【図18】他の例の動作のフローチャートである。
【図19】さらに他の例のブロック回路図である。
【図20】同上の正面図である。
【図21】同上の側面図である。
【図22】別の例の正面図である。
【図23】同上の側面図である。
【図24】同上の機構の一例を示すもので、(a)は側面
図、(b)はA−A断面図である。
【図25】同上の機構の作動途中を示すもので、(a)は
側面図、(b)はB−B断面図である。
【図26】同上の機構の切換完了時を示すもので、(a)
は側面図、(b)はC−C断面図である。
【図27】同上の機構の他例を示す正面図である。
【図28】同上の側面図である。
【図29】(a)(b)は同上の係合体の動作を示す断面図で
ある。
【図30】同上の機構の切換完了時を示す側面図であ
る。
【図31】異なる例の正面図である。
【図32】同上の側面図である。
【図33】(a)(b)(c)は同上の動作説明図である。
【図34】さらに異なる例の部分側面図である。
【図35】(a)〜(d)は同上の動作説明図である。
【図36】他例の概略正面図である。
【図37】外力検出器の一例の斜視図である。
【図38】同上の正面図である。
【図39】同上の他例を示すもので、(a)は正面図、(b)
は断面図である。
【図40】同上の更に他例の正面図である。
【図41】外力検出器を本体と昇降ユニットとの間に配
した場合の一例を示すものであり、(a)は側面図、(b)は
拡大側面図である。
【図42】同上の他例を示す拡大側面図である。
【図43】同上の更に他例を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1 本体 3 昇降ユニット 31 モータ 36 無限軌道
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本体1の上端に配されたハンドル2にはプ
ッシュスイッチ4が配されている。ハンドルを握る手
の指で押し込むことができるようにされたプッシュスイ
ッチ4は、図4に示すようにメインスイッチ42に直列
に接続されており、メインスイッチ42を投入した状態
でプッシュスイッチ4を押し込めば、モータ駆動用の電
流ドライバー45を介して昇降切換スイッチ43で選択
された方向にモータ31を回転させる。この時、モータ
31は図5に示すようにプッシュスイッチ4のオン(時
刻t1)によって立ち上がり、所定速度V0に達すれば
該速度に保ち、プッシュスイッチ4のオフ(時刻t2)
によって停止する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ここにおいて、図からも明らかなように、
上記無限軌道36は通常の階段の1つのステップ先端部
に引っ掛かるだけの長さLしか有していないものとなっ
ている。具体的には建築基準法によって階段の蹴上げ寸
法Hが220mm以下、踏面の長さDが210mm以上
に規制されていることに鑑み、上記長さL(ここでは駆
動輪34と従動輪35との間の軸間距離)は220mm
〜310mm前後としている。このために昇降ユニット
3の高さもほぼこの長さですむものとなっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】もっとも、このような長さLの無限軌道3
6で階段昇降を行う場合、無限軌道36が階段のステッ
先端部に引っ掛かって本体1を持ち上げている時点で
の本体1の姿勢を、ハンドル2を持つ使用者が定めてや
らねばならないが、本体1を持ち上げる仕事はモータ3
1が担う上に、姿勢を保つのに必要な力は非常に小さく
てすむものであり、しかもハンドル2を持って階段を昇
り降りするにあたっての使用者の姿勢は、平地を歩く時
とさほど変わらぬ姿勢でよく、このために、使用者にか
かる負担は搭載した荷物の重さにもよるものの、実際
上、きわめて小さくてすむものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】そして、階段に至ってハンドル2に引き上
げようとする力が加えられたならば、この力を外力検出
器5が検出して該検出値に応じてモータ31の出力が増
加し、出力トルクが十分増加すれば突起38を階段のス
テップ先端部に引っ掛けた無限軌道36の回転で本体1
は持ち上げられ、ステップを上り終えれば無限軌道36
から自由回転車輪15に乗り換えられるとともに慣性に
よって自由回転車輪15はステップ先端部の角を通過
し、踏面上に載る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】階段を降りる場合は、無限軌道36の突起
38が階段のステップ先端部に引っ掛かるまで自由回転
車輪15による移動となり、無限軌道36が階段に引っ
掛かった後は、ハンドル2を押す力に応じた無限軌道3
6の回転駆動(外力の方向が逆であるために回転方向も
逆となる)によって自由回転車輪15が接地するまで下
降し、自重で降りる場合は軽く引き上げながら下降させ
る。このために重い荷物9を積んでいる場合でも、軽い
力で支持するだけでゆっくりと階段を降りることができ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図17はパワーアシストが階段の上りに対
してのみ作動し、昇降切換スイッチ43を切り替えて下
りにセットした時には、モータ31が抵抗Rに接続され
るようにしたものである。この場合、下りにセットした
ならば、階段のステップ先端部に接して本体1の下りで
回転する無限軌道36がモータ31を回転させる時、モ
ータ31は抵抗Rの存在によって回転数が大きいほど抵
抗力が大きくなるために粘性抵抗のように働くことか
ら、小さな力をハンドル2に加えておくだけで階段をゆ
っくりと降りることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】また階段を降りる時には、上りの場合に比
べて必要な力は小さくなることから、下りにセットした
状態において、検出される外力Fがあまりに大きい場合
は操作者の転倒のような異常事態が考えられる。このた
めに、図18に示すように、下りの場合で検出された外
力Fが所定値FAを越える場合は制動指令を出力するこ
とも好ましい。操作者の転倒等の危険回避を行うことが
できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】このような階段検出器7としては各種のも
のを用いることができるが、一例を図20及び図21に
示す。一対の無限軌道36,36間に上下方向に長い検
出棒70を配して、該検出棒70が階段に当たって押し
込まれたならばオンとなるスイッチで階段検出器7を構
成している。階段接触時にのみ電源が入って無限軌道3
6の駆動がなされるために、無限軌道36に無駄な動き
がなく、また図9(b)に示したような階段への接触時点
から無限軌道36が動き出すために、ステップ先端部
無限軌道36が噛みやすく、スムーズな昇降を得ること
ができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図31及び図32に示すように、無限軌道
36の駆動のための駆動軸33に同軸で連結されて無限
軌道36とともに駆動される走行用車輪16,16を設
けてもよい。この場合、平地では昇降ユニット3を自由
回転車輪15に対して相対的に上動させることができる
ようにしておくことで、図33(a)に示すように、自由
回転車輪15による移動を行うことができ、スロープに
おいては図33(b)に示すように走行用車輪16を接地
させてモータ31を回転させることで走行用車輪16の
パワーアシスト駆動でスロープの昇り降りを楽に行うこ
とができ、更に階段昇降時においては無限軌道36のパ
ワーアシスト駆動でステップ先端部の角を通過する時、
図33(c)に示すように走行用車輪16が角に接するこ
とで角の通過をよりスムーズに行うことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】該走行用車輪16として、図34に示すよ
うに、外周面に凹溝17を備えたものを用いるととも
に、無限軌道36の内周面の歯数の約数が駆動軸33両
端の駆動輪34の歯数となるように、また無限軌道36
の突起38を駆動輪34の歯数の約数Nおきに形成し
て、駆動輪34と一体に回転する走行用車輪16の凹溝
17と無限軌道36の突起38とが図に示す関係となる
ようにしてもよい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】この場合、図35に示すように、無限軌道
36の突起38のみが階段のステップの先端部に引っ掛
かっている状態から走行用車輪16がステップ先端面に
当たって走行用車輪16の凹溝17がステップ先端部
噛み込むと、この状態での走行用車輪16の回転で踏面
上に上がりきる。ステップへの乗り上がりがよりスムー
ズで滑りにくくて安心感があるものとなるほか、踏面上
の移動は走行用車輪16でなされるために、突起38に
よるごつごつ感が大幅に緩和されるものとなる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物の搭載部を備えた本体と、本体側面
    に配された無限軌道と、該無限軌道の駆動用であって本
    体の階段昇降用動力を発生する駆動部と、該駆動部に動
    作指示を与えるための指示部とを備えた階段昇降機であ
    って、上記無限軌道は220mmから310mm前後の
    階段1ステップ分の昇降用の長さとされていることを特
    徴とする階段昇降機。
  2. 【請求項2】 非階段部の走行用であって駆動部にて駆
    動される走行用車輪を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の階段昇降機。
  3. 【請求項3】 指示部は、本体に加えられる階段昇降の
    ための外力を検出する外力検出器と、上記外力検出器で
    検出された力に基づいて上記駆動部を作動させる制御手
    段とからなることを特徴とする請求項1または2記載の
    階段昇降機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、昇降方向切換スイッチの状
    態に応じて検出された外力に対する駆動部の作動を切り
    換えるものであることを特徴とする請求項1または2記
    載の階段昇降機。
  5. 【請求項5】 指示部は手動でオンオフされるスイッチ
    であることを特徴とする請求項1または2記載の階段昇
    降機。
  6. 【請求項6】 階段を検出する階段検出器を備えて、該
    階段検出器の出力に応じて駆動部を作動させるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の階段昇降機。
  7. 【請求項7】 2つの平行に配された無限軌道と駆動部
    との間にデファレンシャルギアを配していることを特徴
    とする請求項1記載の階段昇降機。
  8. 【請求項8】 無限軌道の下端位置と本体の下端位置と
    の上下位置関係を切換自在としていることを特徴とする
    請求項1記載の階段昇降機。
  9. 【請求項9】 本体はその下端に自由回転車輪を備えて
    いるとともに、該自由回転車輪の上下位置が切換自在と
    なっていることを特徴とする請求項8記載の階段昇降
    機。
  10. 【請求項10】 無限軌道の上下位置が切換自在となっ
    ていることを特徴とする請求項8記載の階段昇降機。
  11. 【請求項11】 無限軌道の駆動輪と同軸にあって駆動
    部によって駆動される走行用車輪を備えるとともに、該
    走行用車輪はその外周面に階段のステップ先端部と噛み
    合う凹溝を備えていることを特徴とする請求項1または
    2記載の階段昇降機。
JP31436196A 1996-11-26 1996-11-26 階段昇降機 Withdrawn JPH10152055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063620A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Kongo Co Ltd 移動棚
KR101508901B1 (ko) * 2013-10-22 2015-04-07 한국방송통신전파진흥원 점검장비 운반장치

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