JPH0593862A - リヤーフオーカス式のズームレンズ - Google Patents
リヤーフオーカス式のズームレンズInfo
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- JPH0593862A JPH0593862A JP3278795A JP27879591A JPH0593862A JP H0593862 A JPH0593862 A JP H0593862A JP 3278795 A JP3278795 A JP 3278795A JP 27879591 A JP27879591 A JP 27879591A JP H0593862 A JPH0593862 A JP H0593862A
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- JP
- Japan
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- lens
- group
- positive
- rear focus
- refractive power
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/144—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only
- G02B15/1441—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive
- G02B15/144113—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive arranged +-++
Abstract
(57)【要約】
【目的】 全体として４つのレンズ群を有し、変倍系よ
りも後方のレンズ群でフォーカスを行い、レンズ系全体
を小型にし、変倍比８、Ｆナンバー１．８程度のリヤー
フォーカス式のズームレンズを得ること。 【構成】 物体側より順に正，負，正，そして正の屈折
力の第１，第２，第３，第４群の４つのレンズ群を有
し、該第２群を像面側へ移動させて広角端から望遠端へ
の変倍を行い、変倍に伴う像面変動の補正とフォーカス
を第４群を移動させて行い、該第１群は１枚の負レンズ
と１枚の正レンズとを接合した貼合わせレンズより成
り、該第１群の焦点距離をｆ１、望遠端における全系の
焦点距離をｆＴ、全系の開放ＦナンバーをＦＮＯとした
とき 【数１】 なる条件を満足すること。
りも後方のレンズ群でフォーカスを行い、レンズ系全体
を小型にし、変倍比８、Ｆナンバー１．８程度のリヤー
フォーカス式のズームレンズを得ること。 【構成】 物体側より順に正，負，正，そして正の屈折
力の第１，第２，第３，第４群の４つのレンズ群を有
し、該第２群を像面側へ移動させて広角端から望遠端へ
の変倍を行い、変倍に伴う像面変動の補正とフォーカス
を第４群を移動させて行い、該第１群は１枚の負レンズ
と１枚の正レンズとを接合した貼合わせレンズより成
り、該第１群の焦点距離をｆ１、望遠端における全系の
焦点距離をｆＴ、全系の開放ＦナンバーをＦＮＯとした
とき 【数１】 なる条件を満足すること。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はリヤーフォーカス式のズ
ームレンズに関し、特に写真用カメラやビデオカメラ、
そして放送用カメラ等に用いられる変倍比８、Ｆナンバ
ー１．８程度の大口径比で高変倍比でしかも小型のズー
ムレンズに好適なリヤーフォーカス式のズームレンズに
関するものである。
ームレンズに関し、特に写真用カメラやビデオカメラ、
そして放送用カメラ等に用いられる変倍比８、Ｆナンバ
ー１．８程度の大口径比で高変倍比でしかも小型のズー
ムレンズに好適なリヤーフォーカス式のズームレンズに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より写真用カメラやビデオカメラ等
のズームレンズにおいては物体側の第１群以外のレンズ
群を移動させてフォーカスを行う、所謂リヤーフォーカ
ス式を採用したものが種々と提案されている。
のズームレンズにおいては物体側の第１群以外のレンズ
群を移動させてフォーカスを行う、所謂リヤーフォーカ
ス式を採用したものが種々と提案されている。
【０００３】一般にリヤーフォーカス式のズームレンズ
は第１群を移動させてフォーカスを行うズームレンズに
比べて第１群の有効径が小さくなり、レンズ系全体の小
型化が容易になり、又近接撮影、特に極近接撮影が容易
となり、更に比較的小型軽量のレンズ群を移動させて行
っているので、レンズ群の駆動力が小さくてすみ迅速な
焦点合わせが出来る等の特長がある。
は第１群を移動させてフォーカスを行うズームレンズに
比べて第１群の有効径が小さくなり、レンズ系全体の小
型化が容易になり、又近接撮影、特に極近接撮影が容易
となり、更に比較的小型軽量のレンズ群を移動させて行
っているので、レンズ群の駆動力が小さくてすみ迅速な
焦点合わせが出来る等の特長がある。
【０００４】このようなリヤーフォーカス式のズームレ
ンズとして例えば特開昭６２−２４２１３号公報、特開
昭６３−２９７１８号公報、特開平２−４８６２１号公
報等では物体側より順に正の屈折力の第１群、変倍用の
負の屈折力の第２群、正の屈折力の第３群、そして正の
屈折力の第４群の４つのレンズ群を有し、該第１群と第
３群を固定とし、該第２群を移動させて変倍を行い、該
第４群を変倍に伴う像面変動を補正する為に移動させる
と共に該第４群を移動させてフォーカスを行っている。
ンズとして例えば特開昭６２−２４２１３号公報、特開
昭６３−２９７１８号公報、特開平２−４８６２１号公
報等では物体側より順に正の屈折力の第１群、変倍用の
負の屈折力の第２群、正の屈折力の第３群、そして正の
屈折力の第４群の４つのレンズ群を有し、該第１群と第
３群を固定とし、該第２群を移動させて変倍を行い、該
第４群を変倍に伴う像面変動を補正する為に移動させる
と共に該第４群を移動させてフォーカスを行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般にズームレンズに
おいてリヤーフォーカス方式を採用すると前述の如くレ
ンズ系全体が小型化され又迅速なるフォーカスが可能と
なり、更に近接撮影が容易となる等の特長が得られる。
おいてリヤーフォーカス方式を採用すると前述の如くレ
ンズ系全体が小型化され又迅速なるフォーカスが可能と
なり、更に近接撮影が容易となる等の特長が得られる。
【０００６】しかしながら反面、フォーカスの際の収差
変動が大きくなり、無限遠物体から近距離物体に至る物
体距離全般にわたりレンズ系全体の小型化を図りつつ高
い光学性能を得るのが大変難しくなってくるという問題
点が生じてくる。
変動が大きくなり、無限遠物体から近距離物体に至る物
体距離全般にわたりレンズ系全体の小型化を図りつつ高
い光学性能を得るのが大変難しくなってくるという問題
点が生じてくる。
【０００７】特に大口径比で高変倍のズームレンズでは
レンズ全長の短縮化を図りつつ全変倍範囲にわたり、又
物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変難し
くなってくるという問題点が生じてくる。
レンズ全長の短縮化を図りつつ全変倍範囲にわたり、又
物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変難し
くなってくるという問題点が生じてくる。
【０００８】本発明はリヤーフォーカス方式を採用しつ
つ、大口径比化及び高変倍化を図る際、レンズ系全体の
小型化を図りつつ、広角端から望遠端に至る全変倍範囲
にわたり、又無限遠物体から近距離物体に至る物体距離
全般にわたり、良好なる光学性能を有したリヤーフォー
カス式のズームレンズの提供を目的とする。
つ、大口径比化及び高変倍化を図る際、レンズ系全体の
小型化を図りつつ、広角端から望遠端に至る全変倍範囲
にわたり、又無限遠物体から近距離物体に至る物体距離
全般にわたり、良好なる光学性能を有したリヤーフォー
カス式のズームレンズの提供を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のリヤーフォーカ
ス式のズームレンズは、物体側より順に正の屈折力の第
１群、負の屈折力の第２群、正の屈折力の第３群、そし
て正の屈折力の第４群の４つのレンズ群を有し、該第２
群を像面側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行
い、変倍に伴う像面変動を該第４群を移動させて補正す
ると共に該第４群を移動させてフォーカスを行い、該第
１群は１枚の負レンズと１枚の正レンズとを接合した貼
合わせレンズより成り、該第１群の焦点距離をｆ１、望
遠端における全系の焦点距離をｆＴ、全系の開放Ｆナン
バーをＦＮＯとしたとき
ス式のズームレンズは、物体側より順に正の屈折力の第
１群、負の屈折力の第２群、正の屈折力の第３群、そし
て正の屈折力の第４群の４つのレンズ群を有し、該第２
群を像面側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行
い、変倍に伴う像面変動を該第４群を移動させて補正す
ると共に該第４群を移動させてフォーカスを行い、該第
１群は１枚の負レンズと１枚の正レンズとを接合した貼
合わせレンズより成り、該第１群の焦点距離をｆ１、望
遠端における全系の焦点距離をｆＴ、全系の開放Ｆナン
バーをＦＮＯとしたとき
【００１０】
【数３】 なる条件を満足することを特徴としている。
【００１１】
【実施例】図１は本発明のリヤーフォーカス式のズーム
レンズの近軸屈折力配置を示す一実施例の概略図であ
る。
レンズの近軸屈折力配置を示す一実施例の概略図であ
る。
【００１２】図２〜図４は本発明の後述する数値実施例
１〜３のレンズ断面図、図５〜図１３は本発明の後述す
る数値実施例１〜３の諸収差図である。収差図において
図５，図８，図１１は広角端、図６，図９，図１２は中
間、図７，図１０，図１３は望遠端を示す。
１〜３のレンズ断面図、図５〜図１３は本発明の後述す
る数値実施例１〜３の諸収差図である。収差図において
図５，図８，図１１は広角端、図６，図９，図１２は中
間、図７，図１０，図１３は望遠端を示す。
【００１３】図中１は正の屈折力の第１群、２は負の屈
折力の第２群、３は正の屈折力の第３群、４は正の屈折
力の第４群である。ＳＰは開口絞りであり、第３群３の
前方に配置している。
折力の第２群、３は正の屈折力の第３群、４は正の屈折
力の第４群である。ＳＰは開口絞りであり、第３群３の
前方に配置している。
【００１４】本実施例では広角端から望遠端への変倍に
際して矢印のように第２群を像面側へ移動させると共
に、変倍に伴う像面変動を第４群を移動させて補正して
いる。
際して矢印のように第２群を像面側へ移動させると共
に、変倍に伴う像面変動を第４群を移動させて補正して
いる。
【００１５】又、第４群を光軸上移動させてフォーカス
を行うリヤーフォーカス式を採用している。同図に示す
第４群の実線の曲線４ａと点線の曲線４ｂは各々無限遠
物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端か
ら望遠端への変倍に伴う際の像面変動を補正する為の移
動軌跡を示している。尚、第１群と第３群は変倍及びフ
ォーカスの際固定である。
を行うリヤーフォーカス式を採用している。同図に示す
第４群の実線の曲線４ａと点線の曲線４ｂは各々無限遠
物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端か
ら望遠端への変倍に伴う際の像面変動を補正する為の移
動軌跡を示している。尚、第１群と第３群は変倍及びフ
ォーカスの際固定である。
【００１６】本実施例においては第４群を移動させて変
倍に伴う像面変動の補正を行うと共に第４群を移動させ
てフォーカスを行うようにしている。特に同図の曲線４
ａ、４ｂに示すように広角端から望遠端への変倍に際し
て物体側へ凸状の軌跡を有するように移動させている。
これにより第３群と第４群との空間の有効利用を図りレ
ンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
倍に伴う像面変動の補正を行うと共に第４群を移動させ
てフォーカスを行うようにしている。特に同図の曲線４
ａ、４ｂに示すように広角端から望遠端への変倍に際し
て物体側へ凸状の軌跡を有するように移動させている。
これにより第３群と第４群との空間の有効利用を図りレ
ンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
【００１７】本実施例において、例えば望遠端において
無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合は同
図の直線４ｃに示すように第４群を前方へ繰り出すこと
により行っている。
無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合は同
図の直線４ｃに示すように第４群を前方へ繰り出すこと
により行っている。
【００１８】本実施例におけるズームレンズは第１群と
第２群の合成系で形成した虚像を第３群と第４群で感光
面上に結像するズーム方式をとっている。
第２群の合成系で形成した虚像を第３群と第４群で感光
面上に結像するズーム方式をとっている。
【００１９】本実施例では従来の所謂４群ズームレンズ
において第１群を繰り出してフォーカスを行う場合に比
べて前述のようなリヤーフォーカス方式を採ることによ
り第１群の偏心誤差による性能劣化を防止しつつ第１群
のレンズ有効径の増大化を効果的に防止している。
において第１群を繰り出してフォーカスを行う場合に比
べて前述のようなリヤーフォーカス方式を採ることによ
り第１群の偏心誤差による性能劣化を防止しつつ第１群
のレンズ有効径の増大化を効果的に防止している。
【００２０】そして開口絞りを第３群の直前に配置する
ことにより可動レンズ群による収差変動を少なくし、開
口絞りより前方のレンズ群の間隔を短くすることにより
前玉レンズ径の縮少化を容易に達成している。
ことにより可動レンズ群による収差変動を少なくし、開
口絞りより前方のレンズ群の間隔を短くすることにより
前玉レンズ径の縮少化を容易に達成している。
【００２１】そして前述の如く第１群の光学的諸定数を
特定することにより特に第１群の屈折力やレンズ構成等
を特定することにより、レンズ全長の短縮化を図りつつ
全変倍範囲にわたり更に物体距離全般にわたり良好なる
光学性能を有した高変倍比のズームレンズを得ている。
特定することにより特に第１群の屈折力やレンズ構成等
を特定することにより、レンズ全長の短縮化を図りつつ
全変倍範囲にわたり更に物体距離全般にわたり良好なる
光学性能を有した高変倍比のズームレンズを得ている。
【００２２】次に前述の条件式の技術的意味について説
明する。
明する。
【００２３】条件式（１）は第１群の屈折力を適切に設
定することによりレンズ系全体の小型化を図りつつ諸収
差を良好に補正する為のものである。
定することによりレンズ系全体の小型化を図りつつ諸収
差を良好に補正する為のものである。
【００２４】本実施例において望遠端での焦点距離と開
放Ｆナンバーとを所定の値に保った場合、条件式（１）
の上限値を越えて第１群の屈折力が弱くなりすぎると、
諸収差の発生量は少なくなるが第１群と開口絞りとの間
隔が長くなりレンズ全長が増大し、又軸外光束を確保す
る為の第１群のレンズ外径が増大してくるので良くな
い。又条件式（１）の下限値を越えて第１群の屈折力が
強くなりすぎるとレンズ全長は短くなるが、球面収差、
色収差等が全変倍範囲にわたり多く発生してくるので良
くない。
放Ｆナンバーとを所定の値に保った場合、条件式（１）
の上限値を越えて第１群の屈折力が弱くなりすぎると、
諸収差の発生量は少なくなるが第１群と開口絞りとの間
隔が長くなりレンズ全長が増大し、又軸外光束を確保す
る為の第１群のレンズ外径が増大してくるので良くな
い。又条件式（１）の下限値を越えて第１群の屈折力が
強くなりすぎるとレンズ全長は短くなるが、球面収差、
色収差等が全変倍範囲にわたり多く発生してくるので良
くない。
【００２５】本発明の目的とするリヤーフォーカス式の
ズームレンズは以上の諸条件を満足させることにより達
成されるが更にレンズ系全体の小型化を図りつつ、全変
倍範囲にわたり及び全物体距離にわたり良好なる光学性
能を得るには次の諸条件を満足させるのが良い。
ズームレンズは以上の諸条件を満足させることにより達
成されるが更にレンズ系全体の小型化を図りつつ、全変
倍範囲にわたり及び全物体距離にわたり良好なる光学性
能を得るには次の諸条件を満足させるのが良い。
【００２６】前記第３群は１枚の正レンズより成り、前
記第４群は１枚の負レンズと１枚の正レンズの２つのレ
ンズより成り、該第３群と第４群の焦点距離を各々ｆ
３，ｆ４、広角端における全系の焦点距離をｆｗとした
とき
記第４群は１枚の負レンズと１枚の正レンズの２つのレ
ンズより成り、該第３群と第４群の焦点距離を各々ｆ
３，ｆ４、広角端における全系の焦点距離をｆｗとした
とき
【００２７】
【数４】 なる条件を満足することである。
【００２８】条件式（２）は第２群の屈折力を広角端の
焦点距離と望遠端の焦点距離との積に対して適切に設定
し、所定の変倍比を効果的に確保しつつ、変倍に伴う収
差変動を良好に補正する為のものである。
焦点距離と望遠端の焦点距離との積に対して適切に設定
し、所定の変倍比を効果的に確保しつつ、変倍に伴う収
差変動を良好に補正する為のものである。
【００２９】条件式（２）の下限値を越えて第２群の屈
折力が強くなりすぎるとレンズ系全体は小型になるがペ
ッツバール和が負の方向に増大し、像面湾曲が大きくな
ると共に変倍に伴う収差変動が大きくなってくる。又条
件式（２）の上限値を越えて第２群の屈折力が弱くなり
すぎると変倍に伴う収差変動は少なくなるが所定の変倍
比を得る為の第２群の移動量が増大し、レンズ全長が長
くなってくるので良くない。
折力が強くなりすぎるとレンズ系全体は小型になるがペ
ッツバール和が負の方向に増大し、像面湾曲が大きくな
ると共に変倍に伴う収差変動が大きくなってくる。又条
件式（２）の上限値を越えて第２群の屈折力が弱くなり
すぎると変倍に伴う収差変動は少なくなるが所定の変倍
比を得る為の第２群の移動量が増大し、レンズ全長が長
くなってくるので良くない。
【００３０】条件式（３）は第３群を１つのレンズで構
成したときの第３群の屈折力を広角端の焦点距離と望遠
端の焦点距離との積に対して適切に設定し、主にレンズ
全長の短縮化を図る為のものである。
成したときの第３群の屈折力を広角端の焦点距離と望遠
端の焦点距離との積に対して適切に設定し、主にレンズ
全長の短縮化を図る為のものである。
【００３１】条件式（３）の下限値を越えて第３群の屈
折力が強くなりすぎると第４群で変倍又はフォーカスす
る際の第４群の移動量が増大すると共に収差変動も多く
なってくる。又条件式（３）の上限値を越えて第３群の
正の屈折力が弱くなりすぎると第４群への光束の入射角
が大きくなり、第４群での収差補正が難しくなってくる
ので良くない。
折力が強くなりすぎると第４群で変倍又はフォーカスす
る際の第４群の移動量が増大すると共に収差変動も多く
なってくる。又条件式（３）の上限値を越えて第３群の
正の屈折力が弱くなりすぎると第４群への光束の入射角
が大きくなり、第４群での収差補正が難しくなってくる
ので良くない。
【００３２】この他本発明においてレンズ全長の短縮化
を図りつつ、高変倍化を図ったときに全変倍範囲にわた
り高い光学性能を確保するには （イ）前記第１群の貼合わせレンズはレンズ周辺部にい
くに従い正の屈折力が緩くなる形状の非球面を有してい
ること。
を図りつつ、高変倍化を図ったときに全変倍範囲にわた
り高い光学性能を確保するには （イ）前記第１群の貼合わせレンズはレンズ周辺部にい
くに従い正の屈折力が緩くなる形状の非球面を有してい
ること。
【００３３】（ロ）前記第３群はレンズ周辺部にいくに
従い正の屈折力が緩くなる形状の少なくとも１つの非球
面を有しており、前記第４群はレンズ周辺部にいに従い
正の屈折力がきつくなる形状の少なくとも１つの非球面
を有していること。
従い正の屈折力が緩くなる形状の少なくとも１つの非球
面を有しており、前記第４群はレンズ周辺部にいに従い
正の屈折力がきつくなる形状の少なくとも１つの非球面
を有していること。
【００３４】（ハ）第１群の貼合わせレンズは全体とし
て両凸形状とすること。
て両凸形状とすること。
【００３５】（ニ）第４群は物体側に凸面を向けたメニ
スカス状の負レンズと両レンズ面が凸面の正レンズより
構成すること。 等が好ましい。
スカス状の負レンズと両レンズ面が凸面の正レンズより
構成すること。 等が好ましい。
【００３６】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてＲｉは物体側より順に第ｉ番目のレンズ面の
曲率半径、Ｄｉは物体側より第ｉ番目のレンズ厚及び空
気間隔、Ｎｉとνｉは各々物体側より順に第ｉ番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
例においてＲｉは物体側より順に第ｉ番目のレンズ面の
曲率半径、Ｄｉは物体側より第ｉ番目のレンズ厚及び空
気間隔、Ｎｉとνｉは各々物体側より順に第ｉ番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
【００３７】尚、数値実施例１，２におけるＲ１６，Ｒ
１７と数値実施例３におけるＲ１７，Ｒ１８はフェース
プレート、フィルター等の平行平面板を示している。
１７と数値実施例３におけるＲ１７，Ｒ１８はフェース
プレート、フィルター等の平行平面板を示している。
【００３８】非球面形状は光軸方向にＸ軸、光軸と垂直
方向にＨ軸、光の進行方向を正としＲを近軸曲率半径、
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅを各々非球面係数としたとき
方向にＨ軸、光の進行方向を正としＲを近軸曲率半径、
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅを各々非球面係数としたとき
【００３９】
【数５】 なる式で表わしている。
【００４０】又、表−１に各数値実施例における各条件
式との関係を示す。 数値実施例１ F=1〜7.603 FNo=1:1.85〜2.62 2ω=50.8°〜6.6° R 1= 2.500 D 1=0.1511 N 1=1.84666 ν 1=23.8 R 2= 1.806 D 2=1.0301 N 2=1.58313 ν 2=59.4 R 3= -12.275 D 3= 可変 R 4= 4.091 D 4=0.0755 N 3=1.88300 ν 3=40.8 R 5= 0.916 D 5=0.4257 R 6= -1.079 D 6=0.0755 N 4=1.51633 ν 4=64.1 R 7= 1.383 D 7=0.2659 N 5=1.84666 ν 5=23.8 R 8= 12.209 D 8=可変 R 9= (絞り) D 9=0.1813 R10= 1.472 D10=0.4764 N 6=1.58313 ν 6=59.4 R11= -90.147 D11=可変 R12= 2.012 D12=0.0755 N 7=1.84666 ν 7=23.8 R13= 0.954 D13=0.0602 R14= 1.207 D14=0.5939 N 8=1.58313 ν 8=59.4 R15= -2.308 D15=0.7100 R16= ∞ D16=0.8006 N 9=1.51633 ν 9=64.1 R17= ∞
式との関係を示す。 数値実施例１ F=1〜7.603 FNo=1:1.85〜2.62 2ω=50.8°〜6.6° R 1= 2.500 D 1=0.1511 N 1=1.84666 ν 1=23.8 R 2= 1.806 D 2=1.0301 N 2=1.58313 ν 2=59.4 R 3= -12.275 D 3= 可変 R 4= 4.091 D 4=0.0755 N 3=1.88300 ν 3=40.8 R 5= 0.916 D 5=0.4257 R 6= -1.079 D 6=0.0755 N 4=1.51633 ν 4=64.1 R 7= 1.383 D 7=0.2659 N 5=1.84666 ν 5=23.8 R 8= 12.209 D 8=可変 R 9= (絞り) D 9=0.1813 R10= 1.472 D10=0.4764 N 6=1.58313 ν 6=59.4 R11= -90.147 D11=可変 R12= 2.012 D12=0.0755 N 7=1.84666 ν 7=23.8 R13= 0.954 D13=0.0602 R14= 1.207 D14=0.5939 N 8=1.58313 ν 8=59.4 R15= -2.308 D15=0.7100 R16= ∞ D16=0.8006 N 9=1.51633 ν 9=64.1 R17= ∞
【００４１】
【表１】
【００４２】
【表２】 数値実施例２ F= 〜 1〜7.603 FNo=1:1.85〜2.63 2ω=50.8°〜6.6° R 1= 2.905 D 1=1.0412 N 1=1.58913 ν 1=61.3 R 2= -3.487 D 2=0.1511 N 2=1.84666 ν 2=23.8 R 3= -7.381 D 3= 可変 R 4= 2.285 D 4=0.0755 N 3=1.88300 ν 3=40.8 R 5= 0.824 D 5=0.4892 R 6= -1.027 D 6=0.0755 N 4=1.51633 ν 4=64.1 R 7= 1.292 D 7=0.2690 N 5=1.84666 ν 5=23.8 R 8= 7.722 D 8=可変 R 9= (絞り) D 9=0.1813 R10= 1.690 D10=0.4825 N 6=1.58313 ν 6=59.4 R11= -7.810 D11=可変 R12= 2.524 D12=0.0755 N 7=1.84666 ν 7=23.8 R13= 1.048 D13=0.0396 R14= 1.219 D14=0.5715 N 8=1.58313 ν 8=59.4 R15= -2.335 D15=0.7100 R16= ∞ D16=0.8006 N 9=1.51633 ν 9=64.1 R17= ∞
【００４３】
【表３】
【００４４】
【表４】 数値実施例３ F= 1〜7.603 FNo=1:1.85〜2.53 2ω=50.8°〜6.6° R 1= 2.394 D 1=0.1511 N 1=1.84666 ν 1=23.8 R 2= 1.770 D 2=1.0932 N 2=1.58313 ν 2=59.4 R 3= -17.295 D 3= 可変 R 4= 3.432 D 4=0.0755 N 3=1.88300 ν 3=40.8 R 5= 0.856 D 5=0.3851 R 6= -1.185 D 6=0.1057 N 4=1.51633 ν 4=64.1 R 7= 1.586 D 7=0.0830 R 8= 1.733 D 8=0.2403 N 5=1.84666 ν 5=23.8 R 9= 12.209 D 9= 可変 R10= (絞り) D10=0.1813 R11= 1.657 D11=0.5052 N 6=1.58313 ν 6=59.4 R12= -7.435 D12= 可変 R13= 2.105 D13=0.0755 N 7=1.84666 ν 7=23.8 R14= 0.955 D14=0.0713 R15= 1.263 D15=0.5760 N 8=1.58313 ν 8=59.4 R16= -2.398 D16=0.7100 R17= ∞ D17=0.8006 N 9=1.51633 ν 9=64.1 R18= ∞
【００４５】
【表５】
【００４６】
【表６】
【００４７】
【表７】
【００４８】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く４つのレンズ
群の屈折力及び変倍における第２群と第４群の移動条件
を設定すると共にフォーカスの際に第４群を移動させる
レンズ構成を採ることにより、レンズ系全体の小型化を
図りつつ変倍比８程と全変倍範囲にわたり良好なる収差
補正を達成しつつ、かつフォーカスの際の収差変動の少
ない高い光学性能を有したＦナンバー１．８と大口径比
のリヤーフォーカス式のズームレンズを達成することが
できる。
群の屈折力及び変倍における第２群と第４群の移動条件
を設定すると共にフォーカスの際に第４群を移動させる
レンズ構成を採ることにより、レンズ系全体の小型化を
図りつつ変倍比８程と全変倍範囲にわたり良好なる収差
補正を達成しつつ、かつフォーカスの際の収差変動の少
ない高い光学性能を有したＦナンバー１．８と大口径比
のリヤーフォーカス式のズームレンズを達成することが
できる。
【図１】 本発明の近軸屈折力配置を示す一実施例の
概略図
概略図
【図２】 本発明の数値実施例１のレンズ断面図
【図３】 本発明の数値実施例２のレンズ断面図
【図４】 本発明の数値実施例３のレンズ断面図
【図５】 本発明の数値実施例１の広角端の収差図
【図６】 本発明の数値実施例１の中間の収差図
【図７】 本発明の数値実施例１の望遠端の収差図
【図８】 本発明の数値実施例２の広角端の収差図
【図９】 本発明の数値実施例２の中間の収差図
【図１０】 本発明の数値実施例２の望遠端の収差図
【図１１】 本発明の数値実施例３の広角端の収差図
【図１２】 本発明の数値実施例３の中間の収差図
【図１３】 本発明の数値実施例３の望遠端の諸収差図
１ 第１群 ２ 第２群 ３ 第３群 ４ 第４群 ＳＰ 絞り ｄ ｄ線 ｇ ｇ線 Ｓ サジタル像面 Ｍ メリディオナル像面
Claims (4)
- 【請求項１】 物体側より順に正の屈折力の第１群、負
の屈折力の第２群、正の屈折力の第３群、そして正の屈
折力の第４群の４つのレンズ群を有し、該第２群を像面
側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行い、変倍
に伴う像面変動を該第４群を移動させて補正すると共に
該第４群を移動させてフォーカスを行い、該第１群は１
枚の負レンズと１枚の正レンズとを接合した貼合わせレ
ンズより成り、該第１群の焦点距離をｆ１、望遠端にお
ける全系の焦点距離をｆＴ、全系の開放ＦナンバーをＦ
ＮＯとしたとき 【数１】 なる条件を満足することを特徴とするリヤーフォーカス
式のズームレンズ。 - 【請求項２】 前記第３群は１枚の正レンズより成り、
前記第４群は１枚の負レンズと１枚の正レンズの２つの
レンズより成り、該第３群と第４群の焦点距離を各々ｆ
３，ｆ４、広角端における全系の焦点距離をｆｗとした
とき 【数２】 なる条件を満足することを特徴とする請求項１のリヤー
フォーカス式のズームレンズ。 - 【請求項３】 前記第１群の貼合わせレンズはレンズ周
辺部にいくに従い正の屈折力が緩くなる形状の非球面を
有していることを特徴とする請求項１のリヤーフォーカ
ス式のズームレンズ。 - 【請求項４】 前記第３群はレンズ周辺部にいくに従い
正の屈折力が緩くなる形状の少なくとも１つの非球面を
有しており、前記第４群はレンズ周辺部にいくに従い正
の屈折力がきつくなる形状の少なくとも１つの非球面を
有していることを特徴とする請求項２のリヤーフォーカ
ス式のズームレンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3278795A JP3039044B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | リヤーフォーカス式のズームレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3278795A JP3039044B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | リヤーフォーカス式のズームレンズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0593862A true JPH0593862A (ja) | 1993-04-16 |
| JP3039044B2 JP3039044B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=17602286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3278795A Expired - Fee Related JP3039044B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | リヤーフォーカス式のズームレンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3039044B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07151977A (ja) * | 1993-09-17 | 1995-06-16 | Gold Star Co Ltd | 光学式ビューファインダーを一体化したリアフォーカス方式ズームレンズ |
| JP2000131610A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-12 | Sony Corp | ズームレンズ |
| US6320701B1 (en) * | 1999-03-18 | 2001-11-20 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Rear-focus-type zoom lens |
| US7106521B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-09-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Zoom lens and camera with the zoom lens |
| JP2008122879A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Olympus Imaging Corp | ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置 |
| CN113866967A (zh) * | 2021-09-07 | 2021-12-31 | 昆明物理研究所 | 低成本轻小型中波红外连续变焦光学系统 |
| US11644651B2 (en) | 2020-07-31 | 2023-05-09 | Largan Precision Co., Ltd. | Image capturing lens system, image capturing unit and electronic device including eight lenses of +−+−++−+, +−+−+−+ or +−−+−−+− refractive powers |
| US11971609B2 (en) | 2019-11-27 | 2024-04-30 | Largan Precision Co., Ltd. | Photographing optical system |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3278795A patent/JP3039044B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07151977A (ja) * | 1993-09-17 | 1995-06-16 | Gold Star Co Ltd | 光学式ビューファインダーを一体化したリアフォーカス方式ズームレンズ |
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| US7106521B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-09-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Zoom lens and camera with the zoom lens |
| JP2008122879A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Olympus Imaging Corp | ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置 |
| US11971609B2 (en) | 2019-11-27 | 2024-04-30 | Largan Precision Co., Ltd. | Photographing optical system |
| US11644651B2 (en) | 2020-07-31 | 2023-05-09 | Largan Precision Co., Ltd. | Image capturing lens system, image capturing unit and electronic device including eight lenses of +−+−++−+, +−+−+−+ or +−−+−−+− refractive powers |
| CN113866967A (zh) * | 2021-09-07 | 2021-12-31 | 昆明物理研究所 | 低成本轻小型中波红外连续变焦光学系统 |
| CN113866967B (zh) * | 2021-09-07 | 2023-09-01 | 昆明物理研究所 | 低成本轻小型中波红外连续变焦光学系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3039044B2 (ja) | 2000-05-08 |
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