JPH0593741A - 光ct用センサヘツド - Google Patents

光ct用センサヘツド

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Publication number
JPH0593741A
JPH0593741A JP3280867A JP28086791A JPH0593741A JP H0593741 A JPH0593741 A JP H0593741A JP 3280867 A JP3280867 A JP 3280867A JP 28086791 A JP28086791 A JP 28086791A JP H0593741 A JPH0593741 A JP H0593741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
magnetic field
sensor head
field sensor
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3280867A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tanaka
直樹 田中
Yoshio Tamura
良雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP3280867A priority Critical patent/JPH0593741A/ja
Publication of JPH0593741A publication Critical patent/JPH0593741A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度よく電流検出を行うコンパクトな光CT
用センサヘッドとする。 【構成】 ソレノイドコイル27を筒状のボビン25に
捲着し、かつ光磁界センサ9をボビン25内に収納して
いるため、光磁界センサ9のためのケース7内に大きな
く収容スペースを必要とすることなくコンパクトなセン
サヘッド4とすることができる。また、緩衝材31によ
り光ファイバ10a,10bを囲んでいるため、ケース
7に振動が加わっても光ファイバ10a,10bの振動
を防ぐことができ、精度良く電流を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は送配電線路の故障電流
を発見するための光CT用センサヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】変電所内や配電線などで地絡や短絡など
の事故が生じた場合に、故障箇所を素早く見い出して、
故障箇所の切離しや修理を迅速にするため、線路に光C
Tを付設した技術は特開平1ー148018号公報など
により開示されている。
【0003】この光CTは線路に流れる一次電流をコイ
ル鉄心により二次電流として取り出し、この取り出され
た二次電流による発生磁界を光磁界センサにより光変調
信号として測定部に伝送するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光CT
では、気密ケースとシールドを必要とするケースが分離
され全体寸法が大型で重量も重いという問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、センサヘ
ッドは光磁界センサを筒状のシールドケース内に収納
し、光コネクタを介して外部に光ファイバを導出し、光
磁界センサ周囲には検出部に接続されたソレノイドコイ
ルを捲着し、光磁界センサと光コネクタとの間を光ファ
イバにより接続し、該光ファイバを緩衝材により囲んで
配置している。
【0006】そして、この発明は、コンパクトな光CT
用センサヘッドを提供することを目的としている。
【0007】
【作用】線路に流れる一次電流を検出部により二次電流
として検出し、この二次電流を光磁界センサにより光信
号に変換する。この光信号は光ファイバにより測定部に
伝送され、測定される。
【0008】検出部からの二次電流はセンサヘッドに内
蔵されたソレノイドコイルに流れて磁界を誘起し、この
誘起された磁界に基づいてセンサヘッドから光変調信号
が発せられる。
【0009】ソレノイドコイルが筒状のボビンに捲着さ
れ、かつ光磁界センサがボビン内に収納されているた
め、光磁界センサのための大きな収容スペースを必要と
しない。
【0010】また、光磁界センサと光コネクタとの間は
光ファイバにより接続され、光磁界センサにより発せら
れた光信号が光コネクタから測定部に伝送される。この
光ファイバは緩衝材により囲まれているため光磁界セン
サに振動が加わっても、この緩衝材により振動が吸収さ
れ、光ファイバの伝送特性が変動することがない。
【0011】
【実施例】以下、この発明を変電所内の二導体母線L,
Lに直接取付けた光CT1に適用した一実施例について
詳細に説明する。
【0012】図3に示すように母線L,Lが平行状に架
空配置され、この母線L,Lに光CT1が左右の挟持部
2,2により橋絡して取付けられている。
【0013】この光CT1には母線L,Lを環状にそれ
ぞれ取り囲むコイル鉄心(検出部)3,3が配置され、
母線L,Lを流れる一次電流を二次電流に変流するよう
にされている。また光CT1の中央には電流信号を光信
号に変換するセンサヘッド4が収納され、左右のコイル
鉄心3,3から引き出されたリード線5,5により接続
されている。また、センサヘッド4からは光ファイバよ
りなる伝送線6,6が引き出され、光ファイバ内蔵碍子
等により接地側に設けた図示しない測定部に接続され
て、母線L,Lに流れる電流を測定可能とされている。
【0014】センサヘッド4は図1に示すように、ケー
ス7内にリード線5,5により接続されたソレノイドコ
イル8と、このソレノイドコイル8により誘起された磁
界を検出して光変調信号に変換する光磁界センサ9と、
この光磁界センサ9からの光信号を伝送線6,6に接続
する光ファイバ10a,10bが収納されている。
【0015】ケース7は外界の磁界をシールドするスチ
ールまたはフェライトなどからなり、両端開放の円筒形
のケース本体11と、この両開放端に設けられた左右の
フランジ12,13に左右カバー14,15がねじ16
によりそれぞれ固定されて密閉容器とされている。カバ
ー14の中央には両コイル鉄心3,3から引き出された
各2本のリード線5,5(図1には2本のみを表示)を
接続する気密端子17が取付けられている。また、フラ
ンジ12には凹溝18内にOリング19が設けられてケ
ース本体11とカバー14との間を気密としている。
【0016】また、カバー15の中央には測定部に光信
号を伝送する伝送線6,6を気密に接続する光気密コネ
クタ20が取付けられている。またカバー15にはケー
ス本体11内に嵌まる円筒部21が設けられ、その外面
の凹溝22内にOリング23が嵌着されて気密とされて
いる。
【0017】気密構造とされたケース7の内部には、左
右両カバー14,15間に図1において左側からOリン
グ状の弾性を有するゴムクッション24が配置され、こ
のゴムクッション24上にボビン25とこのボビン25
の鍔25aに接着されたスペーサ26が配置されてい
る。また、スペーサ26の右面ではカバー15とも接着
され、ケース本体11からカバー15を引き抜いた際に
はボビン25も一緒に取り外すようにされている。
【0018】ボビン25の外周には二つのコイル鉄心
3,3からの各リード線5,5を束ね、光磁界センサ9
がソレノイドコイル8の磁界を検出するのに必要な巻き
数だけ捲着されて、母線L,Lに流れる合成電流を検出
できるようにされている。またボビン25の内側内空に
は箱形の光磁界センサ9が収納され、シリコン樹脂等に
よるモールド27が施されて固定されている。なお、光
磁界センサ9はモールド27が施される前に位置調整ね
じ28により取付位置の調整がなされている。
【0019】光磁界センサ9にはBSO,YIG等のフ
ァラディ素子と内部光学部品を内蔵していて、入力光を
磁界により変調して出力するファラディ素子の性質を利
用して誘起された磁界に応じた出力光として検出され
る。また光磁界センサ9は外界の磁界をシールドするケ
ース7内に収納されているため、ソレノイドコイル8に
より生じる磁界のみを正確に検出することができる。そ
して入力用の光ファイバ10aと出力用の光ファイバ1
0bが光気密コネクタ20にそれぞれ直線的に接続され
ている。
【0020】スペーサ26は環状の支持板29a,29
bの間を間隔を開けて支持する二本の脚30により構成
され、支持板29aは鍔25aと接着されている。この
支持板29a,29bの中央にはポーラスなゴム,ウレ
タンなどの柔らかい固体の緩衝材31が配置されてい
る。この緩衝材31は図2に示されるように二分割され
た円柱形状とされ、二本の光ファイバ10a,10bを
挟持してこれらが振動することを防止している。緩衝材
31は円筒状の押え筒32により外側から支持されてい
る。そして押さえ筒32の外方には粒状の乾燥剤33が
配置されている。この乾燥材33は通気性を有する可撓
性の収納袋34,34に収納され、支持板29a,29
bの間に配置されている。そして、乾燥材33によりケ
ース7内は常に乾燥状態に保たれ、光磁界センサ9,光
ファイバ10a,10b等を湿気から保護している。そ
して支持板29bはカバー15の内側に接着固定されて
いる。
【0021】光気密コネクタ20から引き出された伝送
線6は図示しない光ファイバ内蔵碍子等を介して図示し
ない測定部に接続され、測定部内に設けられたO/E変
換器により光信号が電気信号に変換され測定される。
【0022】次に、この実施例の光CT1の作用につい
て説明する。
【0023】この実施例では、平行に架空配置された二
導体の母線L,L間に橋絡して配置され、光CT1を設
置するために特別のスペースを必要としないので、既設
の変電所内にも容易に設置することができる。
【0024】また、コイル鉄心3,3を母線L,Lにそ
れぞれ設けて合成電流を測定しているため、少ない数の
光CTを設けるだけで変電所内での地絡事故や短絡事故
を早期に特定でき復旧作業を迅速に行うことができる。
【0025】また、この実施例ではケース7はシールド
管とされているので、被測定磁界以外の誘導磁界が遮蔽
され、外界の誘導磁界の影響を受けることなく正確に母
線L,Lの電流を検出することができる。
【0026】また、光ファイバ10a,10bは、ポー
ラスなゴムからなる柔らかい緩衝材31により保護され
ているため、ケース7が振動しても光ファイバ10a,
10bが振動することを十分に防止することができる。
また、乾燥材33を同時に内装しているため、湿気に弱
い光磁界センサ9や光ファイバ10a,10bを保護す
るとともに、光CT1を非常にコンパクトなものとする
ことができる。
【0027】また、緩衝材31は二分割された円柱形状
とされているため、組立時に光ファイバ10a,10b
を挟着すればよく組付けが容易なものとなる。
【0028】また、ソレノイドコイル27、光磁界セン
サ9を一体化したボビン25と、緩衝材31及び乾燥材
を収納したスペーサ26がカバー15と一体的に連結さ
れているため、ケース本体11の外でほとんど全ての内
部部品を組み付けることができ、その組立作業を簡単に
行うことができる。
【0029】なお、この実施例では検出部を二導体の母
線L,Lに橋絡した例を示したが、一導体母線に取付け
てもよく、また断路器の端子板に取り付けるなど広く適
用できる。
【0030】
【発明の効果】この発明は、センサヘッドは光磁界セン
サを筒状のシールドケース内に収納し、光コネクタを介
して外部に光ファイバを導出し、光磁界センサ周囲には
検出部に接続されたソレノイドコイルを捲着し、光磁界
センサと光コネクタとの間を光ファイバにより接続し、
光ファイバを緩衝材により囲んで配置することにより、
コンパクトな光CT用センサヘッドとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図である。
【図2】図1A−A線断面図である。
【図3】母線への取付状態を示す一部切欠平面図であ
る。
【符号の説明】
3…コイル鉄心(検出部) 4…センサヘッド 5…リード線 7…ケース 8…ソレノイドコイル 9…光磁界センサ 10a,10b…光ファイバ 17…リード線端子 20…光コネクタ 25…ボビン 31…緩衝材 33…乾燥材 L…母線(線路)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路に流れる電流を検出する検出部と、
    この検出部により検出された二次電流による磁界を光変
    調信号に変換するセンサヘッドと、センサヘッドからの
    光信号を測定する測定部とからなる光CTにおいて、 前記センサヘッドは光磁界センサを筒状のシールドケー
    ス内に収納し、光コネクタを介して外部に光ファイバを
    導出し、該光磁界センサ周囲には検出部に接続されたソ
    レノイドコイルを捲着し、該光磁界センサと光コネクタ
    との間を光ファイバにより接続し、該光ファイバを緩衝
    材により囲んで配置したことを特徴とする光CT用セン
    サヘッド。
JP3280867A 1991-09-30 1991-09-30 光ct用センサヘツド Pending JPH0593741A (ja)

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JP3280867A JPH0593741A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 光ct用センサヘツド

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07128197A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Furukawa Electric Co Ltd:The パンタグラフ集電状態監視装置
JP2008161152A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 生芋の貯蔵装置
US7697266B2 (en) 2007-05-31 2010-04-13 E.I. Du Pont De Nemours And Company Conductive paste for solid electrolytic capacitor electrode and process for producing solid electrolytic capacitor electrode using the same

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000222