JP2696615B2 - 電気機器の零相電流検出装置 - Google Patents

電気機器の零相電流検出装置

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JP2696615B2
JP2696615B2 JP3124746A JP12474691A JP2696615B2 JP 2696615 B2 JP2696615 B2 JP 2696615B2 JP 3124746 A JP3124746 A JP 3124746A JP 12474691 A JP12474691 A JP 12474691A JP 2696615 B2 JP2696615 B2 JP 2696615B2
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bushing
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正美 松浦
憲治 柘植
幹夫 清水
義明 亀嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は三相配電線路に配設さ
れる電気機器の零相電流検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電力需要の多様化にともない、安定
した電力供給が必要となり、故障区間の自動切離しなど
のために配電線路に流れる電流や電圧の正確な情報を得
ることが望まれている。このため、地絡事故を検出する
ための情報を安全かつ高精度に得ることが望まれ、従来
の電気機器、例えば開閉器においても、零相電流検出装
置が内蔵されたものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特に装柱のス
ペースが制約されている市街地での配電線路に装柱され
た従来の開閉器等では、線路機材の配置が交錯するなど
で電界や磁界の誘導による影響を受け易く、誤作動の原
因ともなりかねないという問題点があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とすることは、外部的誘導を受けることのない電気機器
の零相電流検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明においては、三相の引込みブッシングを一括
して包囲する環状の零相変流器と、零相変流器に捲き付
けられている巻線に接続されるとともに、零相変流器
内域に零相電流を光信号として検出する電流検出手段を
取付けている。
【0006】
【作用】この発明では、環状の零相変流器が三相の引込
みブッシングを一括して包囲して零相電流を検出可能と
されている。検出された信号は電流検出手段により光信
号に変換される。この際電流検出手段は零相変流器によ
り囲まれた内域に配置されているので外部誘導をほとん
ど受けることがない。
【0007】
【実施例】以下、この発明を配電線路の電気機器として
ガス封入の開閉器に具体化した一実施例を詳細に説明す
る。
【0008】図1に示すようにケース1の左右には三個
の引込み口2,3がそれぞれ横方向に設けられ(図1に
は一個のみを表示する。)、各相の電線に接続されてい
る引込みブッシング4,5が各引込み口2,3に挿通固
定されて気密容器とされている。この開閉器の内部には
六弗化硫黄ガスが封入され絶縁が確保されている。ま
た、引込みブッシング4,5の先端には棒状の端子6,
7が突出固定され、その先端部が対向配置されている。
左側の端子7には円筒状の可動ブロック8が移動可能に
嵌め込まれ、ケース1の外側に設けた操作レバー9を操
作することにより駆動軸10が回動し、これに伴い駆動
レバー11が回動して可動ブロック8を右側の端子6側
に移動可能とされている。そして、この可動ブロック8
内には右側の端子6と接触嵌着可能とされた接触子12
が設けられ、操作レバー9を回動することにより、可動
ブロック8が両端子6,7間を移動して両端子6,7間
を接続あるいは離間して配電線路を開閉可能とされてい
る。また、このケース1の背面には電柱に取付けるため
の吊下取付板13が取付られて電柱の支持アームに吊下
げて固定可能とされている。なお、ケース1には放圧蓋
14により密閉されている放圧口14aが設けられてい
て、短絡電流により放電アークが生じた場合に開口して
ケース1内のアークガスを放出するようにしている。
【0009】図1において右側の引込み口2を形成した
ケース1の内側には路線の電流と電圧を測定する各相検
出の検電装置15が取付けられている。また、左側の引
込み口3を形成したケース1の内側には零相検出の電流
検出装置16が取付けられている。ケース1の両引込み
口2,3の周囲には図2に示すように厚板の座板17が
溶接により積層接合され、この座板17の周縁には複数
のネジ孔18が形成されて引込みブッシング5を取着可
能とされている。
【0010】引込みブッシング5は周縁にひだを設けた
略円筒状の磁器からなり、先端部がケース1内に挿入可
能に小径とされるとともに、中間部がガスケット19を
押圧して座板17に気密に当接している。そして引込み
ブッシング5の周縁を挟持している取付金具20が取付
ねじ21により座板17に固定されている。なお、取付
金具20が引込みブッシング5の磁器と接触する部位に
はクッション材22が介装されている。また、引込みブ
ッシング5の軸中心には一端を電線に接続する端子(図
示せず。)とし、他端を端子7とする中心導体23が挿
通固定されている。
【0011】零相検出の電流検出装置16には、図3に
示されるように内部に三相交流の各配電線に接続された
3本の引込みブッシング5を一括して包囲する楕円形状
からなる環状の零相変流器24が設けられている。この
零相変流器24は断面が方形とされた鉄心に図示しない
巻線を捲き、全体を絶縁性テープにより被覆されてい
る。この巻線の両端部は並列に抵抗25を設けて電圧セ
ンサヘッド26に接続されている。この電圧センサヘッ
ド26は三相交流の配電線の零相電流を並列接続された
抵抗25の作用により電圧信号として取り出し、この電
圧信号を内蔵されている光学素子により光信号に変換す
る構成とされている。
【0012】楕円状の零相変流器24の上部側と下部側
との間には図3,4に示されるように取付金具27,2
8が三相の引込みブッシング5,5間に位置して二個架
設されている。この取付金具27,28には図4に示さ
れるように零相変流器24の上部と下部とをそれぞれ押
さえる押え部29,30が設けられている。この押え部
29,30との間では電圧センサヘッド26を零相変流
器24の内域から突出することなく取付け可能に曲げ凹
設された取付部31とされている。この取付部31に電
圧センサヘッド26が固定片32により取付られてい
る。これにより電圧センサヘッド26が零相変流器24
の内域に納められて突出することなく取付けられる。そ
して取付金具27はケース1に植設したボルト33によ
り零相変流器24をケース1の内側に取付け固定してい
る。なお、この実施例では一方の取付金具28に電圧セ
ンサヘッド26は取付られることなく零相変流器24が
ボルト33によりケース1に取付けられている。
【0013】また、電圧センサヘッド26により変換さ
れた光信号は光ファイバ34によりケース1の底部に取
り付けられたコネクタ35を介して図示しない測定部に
連結されている。
【0014】次に、上述したガス開閉器の零相電流検出
装置16の作用について説明する。
【0015】このガス開閉器に引込みブッシング5を組
付けるには、引込み口3の外方より引込みブッシング5
の端子7側を挿入し、次に引込みブッシング5を取付金
具20により挟持して座板17のネジ孔18にボルト2
1を螺着する。これにより引込みブッシング5は所定の
部位に正確且つ気密に連結される。次に放圧蓋14を開
放してここからケース1内に電流検出装置16を挿入
し、取付金具27,28により零相変流器24を押さえ
てボルト33によりケース1に取付固定する。これによ
り、電流検出装置16は引込みブッシング5間にセット
される。
【0016】また、取付金具27の取付部31は電圧セ
ンサヘッド26の厚さとほぼ同じだけ凹設されているた
め、電圧センサヘッド26が楕円形の零相変流器24の
内域から突出することなく取付され、電圧センサヘッド
26のための特別の収容スペースを必要とすることなく
取付けることができる。
【0017】また、電圧センサヘッド26等の電流検出
手段を環状の零相変流器24の内域に取付られているた
めほとんど外部的誘導を受けることが無い正確な零相電
流を検出できる。さらに電圧センサヘッド26により光
信号に変換され、零相変流器24の内域から測定部まで
光ファイバ34により光信号として伝達されるため、伝
達経路においても外部的誘導を受けることがない。この
結果測定部でノイズの少ない零相電流の検出が精度よく
検出できる。
【0018】なお、この実施例では零相の電流検出装置
16が2個の取付金具27,28とにより取付けられて
いるが、取付金具の数は限定されない。また、取付金具
27に電圧センサヘッド26等を取着した例を示した
が、必要ならば取付金具27,28の双方にそれぞれ取
着してもよい。さらにこの実施例では零相変流器24の
取付金具27を利用して電圧センサヘッド26を取付け
た例を示したが必ずしも取付金具27に取付ける必要は
なく、別個に設けた取付手段によってもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明では、三相の引込みブッシング
を一括して包囲する環状の零相変流器の内域に零相電流
を光信号として検出する電流検出手段を取付けているた
め、外部的誘導を受けることがない精度のよい零相電流
を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉器の断面図である。
【図2】零相電流検出装置の取付状態を示す断面図であ
る。
【図3】変流器の側面図である。
【図4】零相変流器の一部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ケース 5…引込みブッシング 24…零相変流器 26…電圧センサヘッド(電流検出手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に引込みブッシングの先端部が
    配置されている電気機器の零相電流検出装置において、 三相の引込みブッシングを一括して包囲する環状の零相
    変流器と、該零相変流器に捲き付けられている巻線に接
    続されるとともに、該零相変流器の内域に零相電流を光
    信号として検出する電流検出手段を取付けたことを特徴
    とする電気機器の零相電流検出装置。
JP3124746A 1991-04-26 1991-04-26 電気機器の零相電流検出装置 Expired - Fee Related JP2696615B2 (ja)

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