JP2747402B2 - 送電線監視センサ - Google Patents

送電線監視センサ

Info

Publication number
JP2747402B2
JP2747402B2 JP4292973A JP29297392A JP2747402B2 JP 2747402 B2 JP2747402 B2 JP 2747402B2 JP 4292973 A JP4292973 A JP 4292973A JP 29297392 A JP29297392 A JP 29297392A JP 2747402 B2 JP2747402 B2 JP 2747402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
monitoring sensor
transformer
transmission line
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4292973A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06153423A (ja
Inventor
新三 小倉
正一 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4292973A priority Critical patent/JP2747402B2/ja
Publication of JPH06153423A publication Critical patent/JPH06153423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2747402B2 publication Critical patent/JP2747402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば変電所の事故
区間標定等を目的として高電圧送電線に設けられる送電
線監視センサに関し、特に信頼性を向上させると共に、
小形化及びコストダウンを実現した送電線監視センサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力送電系統や変電所の配電系
統等においては、高電圧送電線の各母線に電路状態検出
用の送電線監視センサを設け、各母線の電流や温度等の
動作パラメータを地上局に送信している。この種の送電
線監視センサには、データ処理機能及び送信機能を備え
た演算処理部となるCPU、ソレノイドコイル等の変成
器からなる動作パラメータ検出部、及び、電流変成器か
らなる電源部等が内蔵されている。
【0003】図5は、例えば特開昭63-198879号公報に記
載された従来の送電線監視センサを送電線と共に示す断
面図であり、ここでは、複数の送電線のうちの単線分の
みを示す。図において、1は高電圧が印加されて電流I
が流れている送電線の母線、2は母線1に設けられて動
作パラメータ例えば電流Iを検出するための監視センサ
ユニットである。監視センサユニット2は、以下の要素
3〜7から構成されている。
【0004】3は監視センサユニット2の全体を覆う電
界シールドである。4は母線1を一次コイルとして電力
を取り出す電源用変成部即ち電流変成器であり、母線1
と電磁的に結合する鉄心41及び鉄心41に巻かれたコイル
42から構成されている。5は電流変成器3から得られる
交流電流を直流電圧に変換する電源処理部であり、電流
変成器3と共に電源装置を構成する。
【0005】6は母線1と電磁的に結合して母線1に流
れる電流Iを測定する検出用変成部即ちソレノイドコイ
ルであり、一般にロゴウスキーコイルと呼ばれる。7は
ソレノイドコイル6を介して測定された電流Iを取り込
む演算処理部即ちCPUであり、電流Iをデータとして
処理するデータ処理機能と、データ処理された電流Iを
地上局(図示せず)に送信する送信機能と、地上局からの
指令を受信する受信機能とを含んでいる。
【0006】監視センサユニット2は、組立前は2分割
されており、母線1に取り付けられた後に図示したよう
に一体化されている。図5と同様の監視センサユニット
は、各母線毎に設けられており、例えば各相に対応した
3相分構成される。
【0007】次に、図5に示した従来の送電線監視セン
サの動作について説明する。母線1に電流Iが流れる
と、電流Iは監視センサユニット2内のソレノイドコイ
ル6を介して電圧Vとして測定される。電流Iに相当す
る電圧Vは、CPU7に送られてデータ処理された後、
アンテナ(図5せず)を介して地上局に送信される。
【0008】このとき、ソレノイドコイル6の出力電圧
Vは、ソレノイドコイル巻数をm、比例係数をKとすれ
ば、以下のように表わされる。
【0009】V=K・m(dI/dt) …(1)
【0010】(1)式より、電圧Vは電流Iの微分に比例
するので、電圧Vを積分することにより電流Iが求めら
れる。
【0011】従って、CPU7は、ソレノイドコイル6
により得られた電圧Vを積分して電流Iを表わす信号と
し、増幅、AD変換、符号化した後、アンテナから地局
に送信する。このとき、電流I以外の他の電気量の検出
値との混信を防止するため、予め割当てられた周波数で
FM変調等を行う。
【0012】地上局は、各監視センサユニット2からの
送信信号を受信し、復号化した後、事故の有無の判定に
必要な種々のデジタル演算処理及び総合的な判定を行
う。このように、監視センサユニット2で検出された電
気量は、定常時及び事故発生時を問わず、時々刻々変化
するデータとして常に地上局に多重伝送される。
【0013】一方、各監視センサユニット2において
は、電流変成器4により交流電流を取り出し、電源処理
部5により直流電圧に変換して電源としている。しか
し、例えば、1つの相に対して二導体を電気的に並列接
続している高電圧の電力送電線に対しては、各導体即ち
母線にそれぞれ監視センサユニット2を設置す必要があ
る。又、1つの相に関する電流Iを測定するためには、
一対の母線データを加算する必要がある。
【0014】このため、地上局側のCPUに加算手段を
設け、各監視センサユニット2により測定された電流値
を加算して、最終的な母線データ即ち電流Iとしてい
る。又、一対の母線に流れる電流は、分流されているた
め不平衡となり易く、分流の少ない側の母線に設置され
た電流変成器4は、電源としての所要電圧を発生するた
めに大形化することになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の送電線監視セン
サは以上のように、同一構成の監視センサユニット2を
用いているので、複導体の送電線に適用した場合、各母
線で検出された動作パラメータを加算する手段を地上局
に設ける必要があり、又、電流変成器4が大形化するた
めコストダウンを実現することができないという問題点
があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、複導体の送電線に適用したとき
に、動作パラメータの加算手段を不要として構成を簡略
化すると共に、分流による影響を抑制してコストダウン
を実現した送電線監視センサを得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る送電線監視センサは、第1の母線と電磁的に結合して
第1の動作パラメータを検出する第1の検出用変成部、
及び、第1の母線と電磁的に結合して電源として作用す
る第1の電源用変成部を含む第1の監視センサユニット
と、第2の母線と電磁的に結合して第2の動作パラメー
タを検出する第2の検出用変成部、第2の母線と電磁的
に結合して電源として作用すると共に第1の電源用変成
部と直列接続された第2の電源用変成部、並びに、第1
及び第2の動作パラメータを総合データとして処理する
と共に地上局に送信する演算処理部を含む第2の監視セ
ンサユニットとを備えたものである。
【0018】又、この発明の請求項2に係る送電線監視
センサは、第1の母線と電磁的に結合して第1の動作パ
ラメータを検出する第1の検出用変成部、及び、第1の
母線と電磁的に結合して電源として作用する電源用変成
部を含む第1の監視センサユニットと、第2の母線と電
磁的に結合して第2の動作パラメータを検出する第2の
検出用変成部、及び、第1及び第2の動作パラメータを
総合データとして処理すると共に地上局に送信する演算
処理部を含む第2の監視センサユニットとを備えたもの
である。
【0019】又、この発明の請求項3に係る送電線監視
センサは、請求項2の構成に加え、第2の母線の一部に
高透磁性の磁性材料からなるコア部材を周回させ、第2
の母線の磁気抵抗値を第1の母線の磁気抵抗値よりも大
きく設定したものである。
【0020】
【作用】この発明の請求項1においては、各母線毎に設
置された監視センサユニット内の電流変成器を直列接続
して直流電圧を取得し、各監視センサユニットから得ら
れる動作パラメータを、一方の監視センサユニット内の
演算処理部により総合的にデータ処理して地上局に送信
する。
【0021】又、この発明の請求項2においては、一方
の母線に設置された監視センサユニット内の電流変成器
により電源を確保し、各監視センサユニットから得られ
る動作パラメータを、他方の母線に設置された監視セン
サユニット内の演算処理部により総合的に処理して地上
局に送信する。
【0022】又、この発明の請求項3においては、電流
変成器が設置されていない第2の母線の磁気抵抗を高く
して、電流変成器が設置されている第1の母線の電流を
確保する。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1(請求項1に対応)
を図について説明する。図1はこの発明の実施例1を二
導体の送電線と共に示す断面図であり、1A及び1Bは母線
1に対応し、2A及び2Bは監視センサユニット2に対応
し、3a及び3bは電界シールド3に対応し、4a及び4bは電
流変成器4に対応し、5Aは電源処理部5に対応し、6a及
び6bはソレノイドコイル6に対応し、7BはCPU7に対
応している。
【0024】1A及び1Bは二導体即ち第1及び第2の母線
(以下、それぞれ単に母線という)、2A及び2Bは各母線1A
及び1Bに個別に設置された第1及び第2の監視センサユ
ニット(以下、それぞれ単に監視センサユニットという)
である。
【0025】母線1A側の監視センサユニット2Aは、母線
1Aの電流Iaを検出する第1の検出用変成部即ちソレノ
イドコイル6aと、母線1Aと電磁結合された第1の電源用
変成部即ち電流変成器4aと、電流変成器4a及び第2の電
流変成器(後述する)と共働する電源処理部5Aとを含んで
いる。
【0026】母線1B側の監視センサユニット2Bは、母線
1Bの電流Ibを検出する第2の検出用変成部即ちソレノ
イドコイル6bと、母線1Bと電磁結合された第2の電源用
変成部即ち電流変成器4bと、第1及び第2の動作パラメ
ータ即ち電流Ia及びIbを総合データとして処理する
と共に地上局に送信するCPU7Bとを含んでいる。第2
の電流変成器4bは、第1の電流変成器4aと直列接続され
て電源処理部5Aに導入される。
【0027】10は各監視センサユニット2A及び2B内の回
路要素同士を結線するリード線であり、各ソレノイドコ
イル6a及び6bを直列接続することにより、検出された各
電流Ia及びIbを加算してCPU7aに導入すると共
に、各電流変成器4a及び4bを直列接続することにより、
各電流変成器4a及び4bから得られた交流電流を電源処理
部5Aに導入する。
【0028】図2は図1内のA−A線による電流変成器
4bの周辺の示す断面図である。監視センサユニット2B内
の電界シールド3b及び電流変成器4bは、母線1Bの周囲に
同心的に配設されており、母線1Bに取り付け易いよう
に、2分割されて組み合わされた構造となっている。
又、電界シールド3bにはパッキン(図示せず)が設けられ
ており、防水構造となっている。図2の構造は、母線1A
側の監視センサユニット1Aにおいても同様である。
【0029】次に、図1及び図2に示したこの発明の実
施例1の動作について説明する。母線1A及び1Bに流れる
電流Ia及びIbは、各ソレノイドコイル6a及び6bを介
して検出される。検出された各電流Ia及びIbは、リ
ード線10を介して直列接続されたソレノイドコイル6a及
び6bからCPU7Bに導入され、総合データとして地上局
に送信される。従って、地上局側で受信データを加算処
理する必要がなく、小形化及びコストダウンを実現する
ことができる。
【0030】又、電流変成器4a及び4bはリード線10を介
して直列接続されており、各電流変成器4a及び4bから得
られた交流電流は、総合的に電源処理部5Aに導入されて
直流電圧に変換される。このとき生成される直流電圧E
oは、以下のように表わされる。
【0031】 Eo=N・ω・μo・S・(Ia+Ib)/(2・Lg) …(2)
【0032】但し、(2)式において、Nは電流変成器4a
及び4bのコイル42a及び42bの巻数、ωは各交流電流の周
波数、μoは真空の透磁率、Sは鉄心41a及び41bの断面
積、Lgは各鉄心41a及び41bの分割部の空隙距離であ
る。
【0033】(2)式のように、各電流Ia及びIbの和
に基づいて直流電圧Eoを算出することにより、2つの
母線1Aび1Bに流れる電流Ia及びIbの分流比が変化し
ても直流電圧Eoは変化せず、所要の電圧を確保するこ
とができる。又、直列の電流変成器4a及び4bから所要の
直流電圧Eoが得られるので、各電流変成器4a及び4bを
小型化することができる。
【0034】又、電源処理部5Aを一方の母線1A側に設
け、CPU7Bを他方の母線1B側に設けることにより、各
電界シールド3a及び3bを同形のまま小形化することがで
き、更にコストダウンを実現することができる。
【0035】実施例2.尚、上記実施例1では、各母線
1A及び1Bに電流変成器4a及び4bを設けたが、一方の母線
の電流が確保できれば、その母線(例えば、1A)のみに電
流変成器を設けてもよい。図3はこの発明の実施例2
(請求項2に対応)を示す断面図であり、1A及び1B、3a及
び3b、6a及び6b、7B並びに10は前述と同様のものであ
る。
【0036】2A′及び2B′は監視センサユニット2A及び
2Bに対応し、4Aは電流変成器4aに対応し、5Bは電源処理
部5Aに対応している。この場合、電流変成器4Aは一方の
監視センサユニット2A′のみに設けられ、電源処理部5B
は他方の監視センサユニット2B′のみに設けられてい
る。従って、電流変成器の簡略化により、更に小形化及
びコストダウンが実現する。
【0037】実施例3.次に、図3を参照しながら、上
記実施例2よりも更に小形化及びコストダウンを実現し
たこの発明の実施例3(請求項3に対応)について説明す
る。図3において、8は電流変成器4Aが設けられていな
い母線1Bに巻かれた防水テープ、9は防水テープ8を介
して母線1Bの一部に周回されたコア部材である。
【0038】コア部材9は、パーマロイ等の高透磁性
(低磁気抵抗)の磁性材料からなり、テープ状に形成され
て母線1Bに巻かれている。この場合、コア部材9には空
隙が形成されないため、コア部材9の磁気抵抗値は非常
に低くなる。これにより、母線1Bの磁気抵抗値が母線1A
の磁気抵抗値よりも大きく設定され、送電線電流のほと
んどは電流変成器4Aが設置された母線1A側に分流され
る。
【0039】従って、電流変成器4Aのみによる交流電流
に基づいて、所要の直流電圧Eo′が確保され、このと
き発生する直流電圧Eo′は、以下のように表わされ
る。
【0040】 Eo′=N′・ω・μo・Sa・Ia′/(2・Lg) …(3)
【0041】但し、(3)式において、N′は電流変成器
4Aのコイル42Aの巻数、Saは鉄心41Aの断面積、I
a′は母線1Aの電流である。
【0042】(3)式のように電流変成器4Aで得られる直
流電圧Eo′を、(2)式(実施例1)のように電流変成器
4a及び4bで得られる直流電圧Eoと同一にするには、各
母線の電流Ia′及びIb′が同一であれば、鉄心41A
の断面積Saを実施例1の鉄心2個分の断面積(2S)に
設定すればよい。
【0043】一般に、実施例1のように分割された鉄心
41a及び41bは磁気抵抗が高いので、所要の直流電圧Eo
を発生させるためには鉄心41a及び41bの重量が大きくな
り、ガイシ等の送電線支持部として大きい強度のものが
要求され、全体に大形化してしまう。特に、送電線電流
の変動により各母線の電流Ia及びIbが少なくなった
場合を想定すると、所要の直流電圧Eoを確保するため
には鉄心41a及び41bを更に大形化する必要がある。
【0044】しかし、図3のように、送電線電流の分流
比を不平衡にして、母線1Aに流れる電流Ia′を母線1B
側の電流Ib′よりも多くした場合には、鉄心41Aの断
面積Saは2個分の断面積(2S)よりも小さくすること
ができる。又、送電線全体の電流が少ない場合でも、不
平衡分流により所要の直流電圧Eo′を得ることができ
る。
【0045】このとき、母線1B側に設けられたコア部材
9は、高透磁率であって空隙がないため、少ない重量で
母線1Bの磁気抵抗を大きくすることができ、全体の重量
を増大させることはない。又、各母線の電流Ia′及び
Ib′が少ない場合でも、不平衡分流により、それほど
大きくない鉄心41Aの電流変成器4Aを用いて所要の直流
電圧Eo′が得られるので、更に小形化及びコストダウ
ンを実現することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、第1の母線と電磁的に結合して第1の動作パラメー
タを検出する第1の検出用変成部、及び、第1の母線と
電磁的に結合して電源として作用する第1の電源用変成
部を含む第1の監視センサユニットと、第2の母線と電
磁的に結合して第2の動作パラメータを検出する第2の
検出用変成部、第2の母線と電磁的に結合して電源とし
て作用すると共に第1の電源用変成部と直列接続された
第2の電源用変成部、並びに、第1及び第2の動作パラ
メータを総合データとして処理すると共に地上局に送信
する演算処理部を含む第2の監視センサユニットとを備
え、各母線毎に設置された監視センサユニット内の電流
変成器を直列接続して直流電圧を取得し、各監視センサ
ユニットから得られる動作パラメータを、一方の監視セ
ンサユニット内の演算処理部により総合的にデータ処理
して地上局に送信するようにしたので、複導体送電線に
適用した場合に、動作パラメータの加算手段を不要とし
て構成を簡略化すると共に、分流による影響を抑制して
コストダウンを実現した送電線監視センサが得られる効
果がある。
【0047】又、この発明の請求項2によれば、第1の
母線と電磁的に結合して第1の動作パラメータを検出す
る第1の検出用変成部、及び、第1の母線と電磁的に結
合して電源として作用する電源用変成部を含む第1の監
視センサユニットと、第2の母線と電磁的に結合して第
2の動作パラメータを検出する第2の検出用変成部、及
び、第1及び第2の動作パラメータを総合データとして
処理すると共に地上局に送信する演算処理部を含む第2
の監視センサユニットとを備え、一方の母線に設置され
た監視センサユニット内の電流変成器により電源を確保
し、各監視センサユニットから得られる動作パラメータ
を、他方の母線に設置された監視センサユニット内の演
算処理部により総合的に処理して地上局に送信するよう
にしたので、複導体送電線に適用した場合に、動作パラ
メータの加算手段を不要として構成を簡略化すると共
に、更に小形化及びコストダウンを実現した送電線監視
センサが得られる効果がある。
【0048】又、この発明の請求項3によれば、請求項
2の構成に加え、第2の母線の一部に高透磁性の磁性材
料からなるコア部材を周回させて、第2の母線の磁気抵
抗値を第1の母線の磁気抵抗値よりも大きく設定し、電
流変成器が設置されている第1の母線の電流を確保する
ようにしたので、複導体送電線に適用した場合の動作パ
ラメータの加算手段を不要として構成を簡略化すると共
に、更に小形化及びコストダウンを実現した送電線監視
センサが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】図1内のA−A線による断面図である。
【図3】この発明の実施例2及び実施例3を示す断面図
である。
【図4】図3内のB−B線による断面図である。
【図5】従来の監視センサを送電線と共に示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1A、1B 母線 2A、2B、2A′、2B′ 監視センサユニット 4a、4b、4A 電流変成器(電源用変成部) 6a、6b ソレノイド(検出用変成部) 7B CPU(演算処理部) 9 コア部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 13/00 301 G01R 15/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象となる送電線の各母線に設けら
    れて前記送電線の動作パラメータを検出するための監視
    センサであって、 第1の母線と電磁的に結合して第1の動作パラメータを
    検出する第1の検出用変成部、及び、前記第1の母線と
    電磁的に結合して電源として作用する第1の電源用変成
    部を含む第1の監視センサユニットと、 第2の母線と電磁的に結合して第2の動作パラメータを
    検出する第2の検出用変成部、前記第2の母線と電磁的
    に結合して電源として作用すると共に前記第1の電源用
    変成部と直列接続された第2の電源用変成部、並びに、
    前記第1及び第2の動作パラメータを総合データとして
    処理すると共に地上局に送信する演算処理部を含む第2
    の監視センサユニットとを備えた送電線監視センサ。
  2. 【請求項2】 監視対象となる送電線の各母線に設けら
    れて前記送電線の動作パラメータを検出するための監視
    センサであって、 第1の母線と電磁的に結合して第1の動作パラメータを
    検出する第1の検出用変成部、及び、前記第1の母線と
    電磁的に結合して電源として作用する電源用変成部を含
    む第1の監視センサユニットと、 第2の母線と電磁的に結合して第2の動作パラメータを
    検出する第2の検出用変成部、及び、前記第1及び第2
    の動作パラメータを総合データとして処理すると共に地
    上局に送信する演算処理部を含む第2の監視センサユニ
    ットとを備えた送電線監視センサ。
  3. 【請求項3】 前記第2の母線の一部に高透磁性の磁性
    材料からなるコア部材を周回させ、前記第2の母線の磁
    気抵抗値を前記第1の母線の磁気抵抗値よりも大きく設
    定したことを特徴とする請求項2の送電線監視センサ。
JP4292973A 1992-10-30 1992-10-30 送電線監視センサ Expired - Lifetime JP2747402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4292973A JP2747402B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 送電線監視センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4292973A JP2747402B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 送電線監視センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06153423A JPH06153423A (ja) 1994-05-31
JP2747402B2 true JP2747402B2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=17788825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4292973A Expired - Lifetime JP2747402B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 送電線監視センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2747402B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995022849A1 (fr) * 1994-02-21 1995-08-24 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Ligne d'alimentation electrique a action directe sans contact
JP5329929B2 (ja) * 2008-12-02 2013-10-30 昭和飛行機工業株式会社 非接触給電装置
JP2017220983A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 株式会社巧電社 電力線の線路監視装置
NO342173B1 (en) * 2016-12-15 2018-04-09 Wirescan As Method for measuring an impedance of an electric cable, a coupler arrangement and uses thereof
US11215268B2 (en) 2018-11-06 2022-01-04 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Continuously variable transmissions, synchronous shifting, twin countershafts and methods for control of same
US11174922B2 (en) 2019-02-26 2021-11-16 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Reversible variable drives and systems and methods for control in forward and reverse directions

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06153423A (ja) 1994-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5933012A (en) Device for sensing of electric discharges in a test object
US4689546A (en) Internal armature current monitoring in large three-phase generator
US7567074B2 (en) Measuring device for measuring differential current, trip module comprising one such measuring device and switchgear unit having one such module
JP2003130894A (ja) 変流器
KR920019040A (ko) 아크 검출 감지장(場)
JP2747402B2 (ja) 送電線監視センサ
JP2021081240A (ja) 電気信号検出装置
JP4125568B2 (ja) 可搬型地絡検出センサ及び事故点探査システム
JP4176529B2 (ja) 差動保護リレーシステム
JP2866172B2 (ja) 送電線故障方向標定方法
JP2004271256A (ja) 原子力発電設備用中性子測定装置
US20230028926A1 (en) Health monitoring in electric motor control systems
JP2001050991A (ja) 電流変成装置
JP3528544B2 (ja) 電力ケーブル線路の絶縁破壊位置標定方法
JP2004241530A (ja) 零相変流器
JPH0424455Y2 (ja)
JP2568346Y2 (ja) ケーブルの誘電正接測定装置
JP2003329722A (ja) 故障点標定装置
JPH03285514A (ja) 地絡検出用光ct
JPH0526946A (ja) 配電系統の地絡事故検出装置
JPH10170590A (ja) 架空−地中線路監視装置
SU1744752A1 (ru) Устройство дл защиты трехфазной нагрузки от аварийных режимов
JPH09113541A (ja) 電圧検出装置
JPH01304363A (ja) 光零相変流器
JPH06201757A (ja) 部分放電測定方法