JP2003329722A - 故障点標定装置 - Google Patents

故障点標定装置

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JP2003329722A
JP2003329722A JP2002139513A JP2002139513A JP2003329722A JP 2003329722 A JP2003329722 A JP 2003329722A JP 2002139513 A JP2002139513 A JP 2002139513A JP 2002139513 A JP2002139513 A JP 2002139513A JP 2003329722 A JP2003329722 A JP 2003329722A
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JP2002139513A
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Keita Ito
啓太 伊東
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障点標定装置の標定区間の両側の変流器を
光変流器と鉄心形変流器との組合せとして故障点が正確
に標定できる電流差動方式の故障点標定装置を提供す
る。 【解決手段】 電気回路の故障点を標定する標定区間の
両側に変流器を配置し、それぞれの変流器が検出した電
流差により故障点を標定する電流差動方式の故障点標定
装置の変流器の一方は空心形変流器とし、他方は鉄心形
変流器31とし、この鉄心形変流器31の二次側に補助
空心形変流器32を接続した構成とした。このように構
成したことにより、鉄心形変流器31の磁気飽和現象を
回避し、故障点が正確に標定できる故障点標定装置が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変電所等の電気
回路の故障点を標定する故障点標定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】変電所等における電気回路に短絡・地絡
等の故障が発生した際に、故障点を速やかに標定する故
障点標定装置は、主母線の電圧と故障電流から電流の向
きを特定し、母線保護リレーの動作条件を取り込むこと
によって故障点を標定する電流方向比較方式と、標定区
間の両端に変流器を配置し、その変流器の検出電流の差
から故障点を標定する電流差動方式がある。
【0003】故障点標定装置に空心形変流器を使用し、
検出した電流値を光信号に変換し、光ファイバによって
伝送し、受信点において光信号を電気信号に変換する光
信号伝送方式としたいわゆる光変流器を使用すると、電
流検出部と標定装置盤との間の信号が電気的に絶縁され
た光ファイバにより伝送されるので、絶縁設計が容易と
なるメリットがある。光変流器を使用した電流方向比較
方式の故障点標定装置の例として、平成13年電気学会
電力エネルギ部門大会で発表された発表番号No.32
7に示されている。
【0004】空心形変流器を使用した電流方向比較方式
の故障点標定装置で、主母線から変圧器等の負荷に分岐
する負荷側ユニットにおける故障点標定装置の光変流器
を使用した故障点標定装置の具体例として図6に示す。
図において、1は第一の主母線、2は第二の主母線、
3、4は母線側断路器、5は第一の主母線1と母線側断
路器3の間に配置された空心形変流器、6は第二の主母
線2と母線側断路器4の間に配置された空心形変流器、
7は第一の主母線1の電圧を検出する電圧変成器、8は
第二の主母線2の電圧を検出する電圧変成器、9は遮断
器、10は遮断器9の負荷側に配置された空心形変流器
である。この回路において母線側断路器4が開路してい
る場合の負荷側は第一の主母線1に接続され、また、母
線側断路器3が開路している場合の負荷側は第二の主母
線2に接続されている。
【0005】空心形変流器5、6は、電流検出部に、二
次側に回路電流に比例した電圧を発生し、この電圧を印
加電圧に比例して光が強度変調される光電圧センサに入
力して光信号に変換し、光信号は光ファイバにより標定
装置盤に伝送し、標定装置盤において光信号を電気信号
に変換した後、積分してディジタルリレーにより故障点
の判別を行うものである。判別の原理は、主母線電圧変
成器7または8により主母線の電圧を検出し、この電圧
と空心形変流器5または6からの故障電流の位相差を算
出し、故障電流の方向が主母線の方向か負荷の方向かを
判別して故障区間が標定される。
【0006】図7は空心形変流器5、6の信号処理部の
構成を示すブロック図である。21は光電圧センサ、2
2は光信号を伝送する光ファイバ、23は光信号を電気
信号に変換するフォトダイオード、24は交流成分を増
幅する交流成分増幅器、25は直流成分を増幅する直流
成分増幅器、26は割算器、27はノイズカットフィル
タ、28は23〜27で構成された信号処理回路であ
る。20は信号処理部であり、21、22、28で構成
されている。
【0007】空心形変流器5、6の信号処理部20は、
検出された電流に比例した電圧を光電圧センサ21に印
加して、強度変調された光信号に変換し、光ファイバ2
2により伝送された光信号をフォトダイオード23にお
いて光/電気変換して電気信号に変換し、変換した電気
信号は交流成分と直流成分が重畳した波形であり、それ
ぞれ交流成分増幅器24および直流成分増幅器25で増
幅した交流電圧および直流電圧を割算器26で割算処理
し、その後にノイズカットフィルタ27によりノイズを
カットして出力信号として出力する。
【0008】故障点は、主母線側の電圧と故障電流から
電流の向きを特定し、母線保護リレーの動作条件により
故障点を標定する電流方向比較方式で標定する。
【0009】故障点標定方法もう一つの方法は、標定区
間の両側に変流器を配置し、その変流器の検出電流の差
から故障点を標定する電流差動方式がある。この方式の
主母線から負荷側に供給する負荷ユニットに適用した例
の回路図を図8に示す。図8において、第一の主母線
1、第二の主母線2、母線側断路器3、4および遮断器
9は図6と同一である。15、16は主母線側に配置さ
れた鉄心形変流器、31は負荷側に配置された鉄心形変
流器である。この方式は、鉄心形変流器15または16
が検出した電流値と鉄心形変流器31が検出した電流値
に差がある場合には標定区間内に故障点があり、鉄心形
変流器15または16と鉄心形変流器31が検出した電
流値が同一の場合は負荷側に故障点があり、故障電流を
検出していない場合には母線側(電源側)に故障点があ
ると判別する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電流差動方式の故障点
標定装置は、標定区間の両側の変流器の故障電流検出特
性が同一であることが必要であり、検出特性が異なると
故障点の標定を誤ることがある。したがって、変電所等
の電気設備の故障点標定装置の標定区間の一方を空心形
変流器で光信号伝送方式のいわゆる光変流器とする場
合、第一の主母線1、第二の主母線2の部分に合わせて
負荷側または送電線路に接続されるユニットでは負荷側
または線路側の変流器も空心形変流器とする必要があ
る。しかし、電気設備の設備更新などで新たに空心形変
流器を設置するスペースがない場合や、あるいは経済性
等の理由により、既設の鉄心形変流器を使用せざるを得
ない場合がある。このような場合には空心形変流器と鉄
心形変流器とを組み合わせて故障点標定装置を構成する
必要がある。空心形変流器は一次電流に比例した電圧が
得られるが、光信号に変換して伝送する光変流器とした
場合には、その出力部分にノイズカットするノイズカッ
トフィルタ27が必要であり、鉄心形変流器は大電流が
流れると磁気飽和により非直線特性となる問題点があ
り、さらに光変流器のノイズカットするフィルタ27を
通過した出力とは過渡応答特性が異なるために、例えば
標定区間内に故障が発生していないのに、電流比較結果
に差動出力が生じて標定区間内に故障点があると判別し
てしまう問題点があった。
【0011】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたものであり、故障点標定装置の両側の変流器を光
変流器と鉄心形変流器の組合せとしても、正確な故障点
が標定できる電流差動方式の故障点標定装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る故障点標定装置は、電気回路の故障点を標定する標定
区間の両側に配置する変流器の一方は空心形変流器と
し、他方は鉄心形変流器とし、この鉄心形変流器の二次
側には補助空心形変流器を接続した構成としたものであ
る。
【0013】この発明の請求項2に係る故障点標定装置
は、請求項1の構成の空心形変流器および補助空心形変
流器の二次側は、検出した一次電流に比例した電圧を光
信号に変換して伝送し、受信点において光信号を電気信
号に変換する光信号伝送方式としたものである。
【0014】この発明の請求項3に係る故障点標定装置
は、請求項1または請求項2の構成の空心形変流器の二
次側、および鉄心形変流器に接続された補助空心形変流
器の二次側は、同一の回路定数を備えた信号処理部によ
り処理する構成としたものである。
【0015】この発明の請求項4に係る故障点標定装置
は、電気回路の故障点を標定する標定区間の両側に配置
する変流器の一方は空心形変流器とし、他方は鉄心形変
流器とし、この鉄心形変流器の二次側には二次電流を流
すことにより一次電流に比例した電圧が検出される入力
変換器を接続した構成としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
主母線部分の変流器を空心形変流器とし、検出電流を光
信号で伝送するいわゆる光変流器とし、負荷側は既設の
鉄心形変流器とした故障点標定装置である。図1に実施
の形態1の故障点標定装置の単線図を示す。図におい
て、第一の主母線1、第二の主母線2、母線側断路器
3、4、空心形変流器5、6および遮断器9は従来の構
成の図6と同一である。31は負荷側に配置した鉄心形
変流器である。
【0017】図2は空心形変流器5、6の信号処理部の
ブロック図である。図において、21は空心変流器5ま
たは6により検出された電流に比例した電圧を光信号に
変換する光電圧センサ、22は光ファイバ、23は光信
号を電気信号に変換するフォトダイオード、24は交流
成分増幅器、25は直流成分増幅器、26は割算器、3
3は積分器、27はノイズカットフィルタである。34
は23〜27、33で構成された信号処理回路である。
30は光電圧センサ21と光ファイバ22および信号処
理回路34で構成された信号処理部である。
【0018】図3は負荷側に配置された鉄心形変流器3
1の検出電流の信号処理部のブロック図である。図にお
いて、21〜27、33、34は図2と同一である。3
1は図1の鉄心形変流器である。32は鉄心形変流器3
1に接続された補助空心形変流器である。
【0019】空心形変流器5、6で検出された電流に比
例した電圧は、図2に示す光電圧センサ21に印加され
て強度変調された光信号に変換され、光ファイバ22に
より伝送され、フォトダイオード23において光/電気
変換され、変換された電気信号は交流成分と直流成分が
重畳した波形であり、それぞれ交流成分増幅器24およ
び直流成分増幅器25で増幅し、割算器26で割算処理
する。空心形変流器5または6の二次側には一次電流の
微分値に比例し、位相が90°進んだ電圧として検出さ
れるので、積分器33により積分して一次電流と同じ位
相に変換し、その後にノイズカットフィルタ27により
ノイズカットして出力信号として出力される。
【0020】負荷側に配置された鉄心形変流器31は、
その二次側に補助空心形変流器32を接続することによ
り、鉄心形変流器31の二次回路には二次電流が流れる
閉回路が形成され、故障電流が流れても鉄心の磁気飽和
現象が生じなくなり、二次側電流は補助空心形変流器3
2により、位相が90°進んだ二次電流に比例した電圧
に変換され、主母線側の変流器5または6の二次側に検
出された電流に比例する電圧と同位相になる。補助空心
形変流器32の二次側は上記主母線側の空心形変流器と
同様に、光電圧センサ21を配置して、光ファイバ22
により伝送され、上記空心形変流器5または6の場合と
同じ信号処理回路34で同じ位相に変換され、ノイズを
カットして出力信号として出力される。
【0021】次に故障時の故障点標定方法について説明
する。図1の回路は通常は母線側断路器の3または4の
いずれかが閉路状態になっている。断路器3が閉路状態
となり第一の主母線1から負荷に供給されている場合に
ついて説明する。故障時は空心変流器5により故障電流
に比例した電圧が検出され、負荷側の電流は鉄心形変流
器31により検出され、図示しない故障点標定装置盤に
おいて、双方の電流の差を求め、その電流差がない場合
は、故障点が標定区間外の負荷側にあると判別し、電流
差がある場合は標定区間内に故障点があると判別し、電
流値が検出されないか負荷電流よりも小さい場合は、故
障点が主母線側(電源側)にあると判定される。
【0022】このように構成すると、主母線側には空心
形変流器5または6を配置し、負荷側(故障点の標定区
間が送電線路に接続される線路ユニットの場合は線路
側)に既設の鉄心形変流器31を使用した場合において
も、鉄心形変流器31の磁気飽和現象が生じることがな
く、主母線側と負荷側(または線路側)は同一条件の電
流に比例した電圧が検出される構成となり、故障点が正
確に標定できる故障点標定装置が得られる。
【0023】実施の形態2.上記実施の形態1では、電
流検出部分は高電圧が印加された部分を想定し、主母線
側の空心形変流器5または6と光電圧センサ21、負荷
側の鉄心形変流器31と補助空心形変流器32と光電圧
センサ21を高電圧部分に配置して、高電圧に対して絶
縁性のある光ファイバにより伝送する構成としたが、こ
の実施の形態2では、例えばガス絶縁開閉装置のよう
に、接地された部分に変流器が配置できる場合を想定し
て、光信号に変換しない構成としたものである。
【0024】図4は、実施の形態2の主母線側の空心形
変流器部分および負荷側の鉄心形変流器部分のそれぞれ
の信号処理部を示すものであり、図4(a)が主母線側
の空心変流器部分の信号処理部、図4(b)が負荷側の
鉄心形変流器部分の信号処理部である。図において、空
心形変流器5または6、鉄心形変流器31、補助空心形
変流器32、積分器33、ノイズカットフィルタ27は
実施の形態1の図2および図3と同一である。42は変
流器二次回路の制御線、44は信号処理回路である。
【0025】この構成では空心形変流器5または6およ
び補助空心形変流器32の二次側は制御線42によって
信号処理回路44に直接入力される。積分器33により
一次電流と同一位相に変換し、空心形変流器5または6
および補助空心形変流器32はともに同じノイズカット
フィルタ27を通過させることにより、同じ過渡応答性
の出力が得られる。
【0026】この実施の形態2では、信号処理回路4が
実施の形態1の場合の図2、図3の構成と比較して、光
電圧センサ21、フォトダイオード23、交流成分増幅
器24、直流成分増幅器25および割算器26が不要と
なり、主母線側の空心形変流器5または6の出力回路お
よび補助空心形変流器32の信号処理回路44の出力部
にノイズカットフィルタ27を商用周波数の近傍を周波
数のバンドパスフィルタとすることにより、主母線側お
よび負荷側を同一の過渡応答性に構成することができ、
故障点が正確に標定できる故障点標定装置を構成するこ
とができる。
【0027】主母線側の空心形変流器5または6が気中
絶縁構造であり、負荷側がガス絶縁開閉装置の場合ある
いはその反対の構成の場合は、ガス絶縁開閉装置側のみ
を、信号処理回路を図4の構成とし、気中絶縁構造側を
実施の形態1の光信号に変換して伝送するように構成す
ることもできる。
【0028】実施の形態3.実施の形態1および実施の
形態2では、負荷側の変流器を鉄心形変流器として補助
空心形変流器を接続した構成としたが、通常、鉄心形変
流器は接地部分に装着する場合が多く、この場合は高電
圧絶縁を施す必要がない。したがって、鉄心形変流器の
二次側に補助空心形変流器を設けて光信号に変換して伝
送する必要はないので、実施の形態3では鉄心形変流器
の二次側には補助空心形変流器を設けないで入力するよ
うに構成としたものである。
【0029】図5は鉄心形変流器の信号処理回路のブロ
ック図である。図において、鉄心形変流器31は図1、
図3と同一である。27は図2、図3と同一である。5
2は制御線、53は例えば無誘導巻した抵抗体で構成さ
れた入力変換器、54は信号処理回路である。主母線側
の変流器の構成は、実施の形態1の図2と同様に構成す
る。
【0030】この構成では、入力変換器53の抵抗値を
鉄心形変流器31の二次回路に磁気飽和現象が生じない
大きさの電流が流せる抵抗値とし、その端子間より一次
電流に比例した電圧を検出できるようにしたものであ
る。
【0031】このように構成すると、補助空心形変流器
を設けないで、一次電流に比例した電圧が検出できる構
成となり、出力側にノイズカットフィルタ27を接続す
れば、主母線側の空心形変流器の出力と同等の出力が得
られる構成となり、鉄心形変流器側の信号処理回路を安
価に構成することができる。
【0032】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る故障点標定装
置は、電気回路の故障点を標定する標定区間の両側に配
置する変流器の一方は空心形変流器とし、他方は鉄心形
変流器とし、この鉄心形変流器の二次側には補助空心形
変流器を接続した構成としたことにより、鉄心形変流器
の磁気飽和現象が回避され、故障点が正確に標定できる
故障点標定装置が構成できる。
【0033】この発明の請求項2に係る故障点標定装置
は、請求項1の構成の空心形変流器および補助空心形変
流器の二次側は、検出電流値を光信号に変換して伝送
し、受信点において光信号を電気信号に変換する光信号
伝送方式としたので、気中絶縁方式の構成においても簡
単な構成の変流器が使用できる。
【0034】この発明の請求項3に係る故障点標定装置
は、請求項1または請求項2の構成の空心形変流器の二
次側および鉄心形変流器に接続された補助空心形変流器
の二次側は、同一の回路定数を備えた信号処理部により
処理する構成としたので、空心形変流器と鉄心形変流器
の組合せにおいても主母線側および負荷側を同一の過渡
応答性に構成することができ、故障点が正確に標定でき
る故障点標定装置を構成することができる。
【0035】この発明の請求項4に係る故障点標定装置
は、電気回路の故障点を標定する標定区間の両側に配置
する変流器の一方は空心形変流器とし、他方は鉄心形変
流器とし、この鉄心形変流器の二次側には、二次電流を
流すことにより一次電流に比例した電圧が検出される入
力変換器を接続した構成としたので、鉄心形変流器側の
信号処理回路を安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の故障点標定装置の単線図であ
る。
【図2】 実施の形態1の空心形変流器の信号処理部の
ブロック図である。
【図3】 実施の形態1の鉄心形変流器の信号処理部の
ブロック図である。
【図4】 実施の形態2の空心形変流器および鉄心形変
流器の信号処理部のブロック図である。
【図5】 実施の形態3の鉄心形変流器の信号処理部の
ブロック図である。
【図6】 従来の故障点標定装置の電流方向比較方式の
単線図である。
【図7】 従来の故障点標定装置の変流器を光伝送方式
で構成した場合の信号処理部のブロック図である。
【図8】 従来の故障点標定装置の電流差動方式の単線
図である。
【符号の説明】
1 第一の主母線、2 第二の主母線、3,4 母線側
断路器、5,6 空心形変流器、9 遮断器、10 鉄
心形変流器、20 信号処理部、21 光電圧センサ、
22 光ファイバー、23 フォトダイオード、24
交流成分増幅器、25 直流成分増幅器、26 割算
器、27 ノイズカットフィルタ、30 信号処理部、
31 鉄心形変流器、32 補助空心形変流器、33
積分器、34 信号処理回路、42 制御線、44 信
号処理回路、52 制御線、53 入力変換器、54
信号処理回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路の故障点を標定する標定区間の
    両側に変流器を配置し、それぞれの変流器が検出した電
    流差により故障点を標定する電流差動方式の故障点標定
    装置において、上記変流器の一方は空心形変流器とし、
    他方は鉄心形変流器とし、この鉄心形変流器の二次側に
    は補助空心形変流器を接続したことを特徴とする故障点
    標定装置。
  2. 【請求項2】 上記空心形変流器および補助空心形変流
    器のそれぞれの二次側は、検出した電流値を光信号に変
    換して伝送し、受信点において光信号を電気信号に変換
    する光信号伝送方式としたことを特徴とする請求項1記
    載の故障点標定装置。
  3. 【請求項3】 上記空心形変流器の二次側、および鉄心
    形変流器に接続された補助空心形変流器の二次側は、同
    一の回路定数を備えた信号処理部により処理されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の故障区間標定装置。
  4. 【請求項4】 電気回路の故障点を標定する標定区間の
    両側に変流器を配置し、それぞれの変流器が検出した電
    流差により故障点を標定する電流差動方式の故障点標定
    装置において、上記変流器の一方は空心形変流器とし、
    他方は鉄心形変流器とし、この鉄心形変流器の二次側に
    は、二次電流を流すことにより一次電流に比例した電圧
    が検出される入力変換器が接続されていることを特徴と
    する故障点標定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100978434B1 (ko) 2010-04-02 2010-08-26 대동전자(주) 전류의 측정 범위에 따라 자동 절체되는 2영역측정 ct 장치
CN105137220A (zh) * 2015-07-20 2015-12-09 贵州电网有限责任公司电力调度控制中心 一种基于波形面积占比法的电流互感器饱和检测方法

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